JP3933311B2 - 非接触通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、質問器(又はリーダ/ライタ)から送信された高周波信号を応答器(ICカード等)が受信して該高周波信号から電力を生成するとともに、受信した変調信号から情報を復調し、その情報に対する返答情報を質問器(又はリーダ/ライタ)に送り返す非接触型通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アンテナから送信されてくる電波から電力を得て、内部に記憶している情報を送信する高周波タグ(RF・TAG)が使用されており、スキー場のリフトや鉄道の改札、荷物の仕分け等に利用されている。この高周波タグは内部に不揮発性のメモリを有し、また送受信機構を有しているが、バッテリ等の電源は有していない非接触型カードとして形成される。そして、電力は受信した電波(高周波信号)から得る。このため、バッテリを内蔵する必要がなく、長期間にわたって情報の交換が行なえる。また、情報のやり取りは電波によって行なうため、非接触で情報のやり取りができるというメリットがある。
【0003】
この場合、電力用の電波と信号(情報)用の電波を別個にして送信する方式と、信号送信用の電波から電力を得る信号重畳方式がある。信号重畳方式の非接触型カード100は図1に示すように、アンテナとして機能するコイルと、それに接続されたコンデンサとから成る同調回路2を有するとともに、IC90内に整流回路4,スイッチ13,復調回路17,レギュレータ回路7等を有している。
【0004】
質問器1からT1の期間に周波数f0のキャリアの変調信号が送られてくる。T2の期間は周波数f0のキャリアの無変調波が送られてくる。このT2の期間は非接触型カード100側から情報Aを電波を介して質問器1側へ送る。情報信号Aはパルス列化されており、このパルス列によりスイッチ13がON,OFFされる。そして、そのON,OFFによって同調回路2のインピーダンスが変化する。
【0005】
このように、電波を介して質問器1の負荷となっている同調回路2のインピーダンスが変化すると、期間T2において無変調で送られている筈のキャリアが図示の如く情報Aによって変調された形となる。この変調信号は質問器1側で復調され、情報Aが抽出される。尚、図1において、T1とT2は時間的に同一位置に描かれているが、実際は時間的に交互に割り当てられている。図2は質問器1側の構成をキャリア発振器5と変調器6のみについて示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の非接触通信システムでは、電波を送信する側の質問器1で、図3に示すように単一周波数f0のキャリアを変調回路6において変調信号で変調している如く、単一のキャリアを用いているに過ぎなかったため、充分な電力を送るためには、キャリアのレベルを大きくしなければならなかった。しかしながら、キャリアのレベルを上げる(従って電波を強くする)と、周囲に影響を及ぼすことになり電波法の規定に抵触するという問題があった。ちなみに、電波法では周波数が零から無限大の範囲において、或るレベル以上の電波を出してはいけない旨、規定されている。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、微弱でありながら充分な電力を送り、しかも通信を行なうことができる非接触通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明では、電波を送信する第1の通信装置と、前記電波を受信するとともに該電波から電力を再生する機能を有する第2の通信装置とから成る非接触通信システムにおいて、前記第1の通信装置は第2の通信装置における同調回路の選択度の範囲内に入る複数の周波数のキャリアを同一の変調信号で変調した信号の和を送信し、前記第2の通信装置は同調回路を備え、第1の通信装置で送信された前記複数の変調信号を前記同調回路で受信し、電力を再生し、その電力を用いて前記同調回路のインピーダンスを変化させることによって前記第1の通装置と通信するようにしている。
【0009】
このような構成によると、同一の信号を搬送する複数のキャリアが送信されるので、各キャリアのレベルは小さくても(従って、微弱電波であっても)トータル的には、大きなエネルギーが送信されることになる。
【0010】
また本発明では、電波を送信する第1の通信装置と、前記電波を受信するとともに該電波から電力を再生する機能を有する第2の通信装置とから成る非接触通信システムにおいて、第1の通信装置は主キャリアを変調した変調波と第2の通信装置の選択度の範囲内に入る1以上の周波数の副キャリアとを乗算して形成した信号の和を送信し、前記第2の通信装置は同調回路を備え、第1の通信装置で送信された前記複数の変調信号を前記同調回路で受信し、電力を再生し、その電力を用いて前記同調回路のインピーダンスを変化させることによって前記第1の通信装置と通信するようになっている。また、本発明では前記副キャリアは主キャリアを周波数変換して形成されるようになっている。また、本発明では、前記複数の変調信号は主キャリアを中心として上下に対称に散在するスペクトラムでなされている。また、本発明では、前記第1の通信装置は変調信号と無変調信号とを交互に送信し、前記第2の通信装置は前記変調信号を受信しているときは前記同調回路のインピーダンスを変化させないようにしている。
【0011】
このような構成によると、主キャリアと複数の側波帯が送信されるので、主キャリアおよびそれから得た副キャリアの個々のレベルは小さくても(従って、微弱電波であっても)トータル的には、大きなエネルギーが送信されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を示す図4において、20a、20b、・・・、20nはそれぞれ周波数f1、f2、・・・、fnのキャリアを発生するキャリア発振器である。この場合、キャリアはその周波数f1、f2、・・・、fnが図5に示すように、カード側の同調回路(具体的には図1のアンテナ同調回路2)の選択度の範囲Wに入っているものとする。キャリアはそれぞれ変調回路M1、M2、・・・、Mnにおいて、変調信号源21からの変調信号で変調された後、加算回路22で合成される。
【0013】
その合成出力はアンテナ23から電波として送信される。この電波はカード25側のアンテナ24(尚、アンテナ24は図1のように同調回路2で兼用することができる)で受信され処理される。その際、カード25は電波から電力を得て動作する。この通信システムでは、図5に示すように複数の変調信号が送信されるので、各変調信号のレベルは小さくても、受信側(従って、カード側)では、充分な電源電力を得ることができる。
【0014】
次に本発明の第2の実施形態を図6、図7を参照して説明する。図6において、キャリア発振器31から出力されたキャリアf0は、変調回路33で変調信号源32からの変調信号で変調される。前記キャリア発振器31の出力は周波数変換器34a、34b、・・・、34nでK1/N1、K2/N2、・・・、Kn/Nn(尚、K1、K2、・・・、Kn及び、N1、N2、・・・、Nnは正の整数)に周波数変換され、それぞれ周波数f1、f2、・・・、fnのキャリアとなる。これらのキャリアは変調回路33から出力される変調信号の側波帯に相当する周波数に選ばれている。
【0015】
変調回路33からの変調信号と周波数変換器34aからのキャリア(周波数f1)は乗算器35で乗算され、図7に示すようにキャリアf0の左右にf1(-)、f1(+)の側波帯として出力され、変調信号と周波数変換器34bからのキャリア(周波数f2)は乗算器36で乗算され、f2(-)、f2(+)の側波帯として出力される。また、変調信号と周波数変換器34nからのキャリア(周波数fn)は乗算器37で乗算され、fn(-)、fn(+)の側波帯として出力される。乗算器35、36、37の出力は加算器38で加算されたのち、アンテナから電波として放出される。図7に示すように、f1(-)、f2(-)、fn(-)、f0、f1(+)、f2(+)、fn(+)はカード側のアンテナ同調回路の選択度の範囲Wに入っている。
【0016】
上記第1実施形態において、送信エネルギーを変えずにキャリアのレベルを従来の1/2にする場合は、キャリアの数は4個でよく、従来の1/3にする場合は、9個のキャリアが必要になる。上記第2実施形態の側波帯の個数についても同様である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、第1通信装置側から従来の如き大きなレベルの電波を送信しなくても、第2通信装置側で受信電波から充分な電力を得ることができる。そのため、送信電波によって他に妨害や影響を与えることがなく、電波法の規定を尊守できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の非接触通信システムを示す図
【図2】その質問器側の構成の要部を説明するための図
【図3】その送信キャリアの説明図
【図4】本発明の第1実施形態に係る非接触通信システムを示す図
【図5】その送信電波のスペクトラム
【図6】本発明の第2実施形態に係る非接触通信システムを示す図
【図7】その送信電波のスペクトラム
【符号の説明】
20a〜20n キャリア発振器
21 変調信号源
M1〜Mn 変調器
25 応答器(第2通信装置)
31 キャリア発振器
33 変調器
34a〜34n 周波数変換器

Claims (5)

  1. 電波を送信する第1の通信装置と、前記電波を受信するとともに該電波から電力を再生する機能を有する第2の通信装置とから成る非接触通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は第2の通信装置における同調回路の選択度の範囲内に入る複数の周波数のキャリアを同一の変調信号で変調した信号の和を送信し、
    前記第2の通信装置は同調回路を備え、第1の通信装置で送信された前記複数の変調信号を前記同調回路で受信し、電力を再生し、その電力を用いて前記同調回路のインピーダンスを変化させることによって前記第1の通装置と通信することを特徴とする非接触通信システム。
  2. 電波を送信する第1の通信装置と、前記電波を受信するとともに該電波から電力を再生する機能を有する第2の通信装置とから成る非接触通信システムにおいて、
    第1の通信装置は主キャリアを変調した変調波と第2の通信装置の選択度の範囲内に入る1以上の周波数の副キャリアとを乗算して形成した信号の和を送信し、
    前記第2の通信装置は同調回路を備え、第1の通信装置で送信された前記複数の変調信号を前記同調回路で受信し、電力を再生し、その電力を用いて前記同調回路のインピーダンスを変化させることによって前記第1の通信装置と通信することを特徴とする非接触通信システム。
  3. 前記副キャリアは主キャリアを周波数変換して形成されることを特徴とする請求項2に記載の非接触通信システム。
  4. 前記複数の変調信号は主キャリアを中心として上下に対称に散在するスペクトラムでなされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の非接触通信システム。
  5. 前記第1の通信装置は変調信号と無変調信号とを交互に送信し、前記第2の通信装置は前記変調信号を受信しているときは前記同調回路のインピーダンスを変化させないことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の非接触通信システム。
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