JP3932545B2 - インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタ用インク交換セット - Google Patents

インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタ用インク交換セット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所望の記録情報を得るために、顔料インクと染料インクとを相互に切換えて用いるインクジェットプリンタおよびこのインクジェットプリンタ用インク交換セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェットプリンタによる記録には、染料インクや顔料インクが用いられている。
【0003】
前記染料インクを用いた記録は、精彩な記録結果の出力等には適するが、前記染料インクは分子レベルで溶解しているため、耐光性が悪く、褪色しやすい性質を有するものであることから、屋外に長時間貼付されるポスター等の記録には不適である。その点、顔料インクは比較的大きな粒子として分散しているため、前述の欠点を補うものであり、顔料インクを用いた記録は、屋外の環境に長時間晒される記録物の記録にも適しているといえる。
【0004】
このように、記録結果物の用途等によって、同じインクジェットプリンタに装填するインクを切換える必要があった。
【0005】
そして、例えばポスター等の比較的大判の記録結果を得るような場合、使用するインクジェットプリンタも大型のものとなる。そのような大型のインクジェットプリンタは、吐出ノズルを一体に備えた小型のカセット式のインクタンクは大判の記録を得るためには交換頻度が多くなるので使用せずに、吐出ノズルを予めインクジェットヘッドに配設しておき、ノズルを有さない大型のインクタンクのみを交換する構成とされているものが多い。
【0006】
このようなインクタンクのみを交換するタイプのインクジェットプリンタにおいて、顔料インクと染料インクの切り換え処理を行う場合、インクタンクの代わりに洗浄液を充填したタンクを所定のタンク保持部に装填し、ポンプで洗浄液を前記タンクから吐出ノズル(ヘッド)までのインク供給路に供給することを繰り返し行って、チューブや吐出用ノズル等の洗浄を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなインクジェットプリンタの洗浄では、洗浄が十分でないことが多く、それがインクの吐出不良やノズル詰まりの原因となることがあった。つまり、インクの供給経路内の残留濃度が高いと、顔料インクと染料インクとが混ざったときに、酸性染料と顔料インクのアクリル酸共重合体系分散剤が反応し、アクリル酸共重合体中のカルボキシル基のイオン解離が小さくなり、分子化するため、顔料自身と分散剤の親和力が弱まる。そして顔料の粒子が凝集成長し、最終的には吐出ノズルのヘッドノズル詰まり等の問題を誘発させていた。
【0008】
本発明は前記した点に鑑みなされたもので、顔料インクと染料インクとを交互に使用可能とされたインクジェットプリンタにおけるインク切換え時に、顔料インクと染料インクとが混合しても凝集しにくい染料インクを開発するとともに、信頼性の高いインクジェットプリンタを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に記載のインクジェットプリンタは、スルホン基またはその塩を有する酸性染料を含有する染料インクと、アクリル酸共重合体を分散剤とするアルカリ性の顔料インクとを随時交換して、インクの供給経路内で顔料インクと染料インクの切り換え処理を行って使用するインクジェットプリンタであって、前記染料インクのpHと前記顔料インクのpHの差を1.5以内とする染料インクと顔料インクとを使用することを特徴とし、また、請求項2に記載のインクジェットプリンタは、請求項1に記載のインクジェットプリンタであって、前記染料インクと顔料インクは、前記染料インクに過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添加することにより、前記染料インクのpHと顔料インクのpHとの差を1.5以内に調整されていることを特徴とする。さらに、請求項3に記載のインクジェットプリンタは、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタであって、前記顔料インクのpHが、前記染料インクのpHより高いことを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、染料インクへさらに過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添付してpHを顔料インクへ近づけ、そのpH差を1.5以内とした場合に顔料の凝集を防ぐpHを顔料インクへ近づけることで、顔料の凝集を防ぎ、インクジェットプリンタのインクの吐出不良やノズル詰まりの原因を排除して、信頼性の高いインクジェットプリンタを提供することができる。
【0011】
そして、請求項に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セットは、同一のインクジェットプリンタのインク供給経路対して交換使用される、スルホン基またはその塩を有する酸性染料を含有する染料インクとアクリル酸共重合体を分散剤とする顔料インクとからなるインクジェットプリンタ用インク交換セットであって、前記染料インクと顔料インクとの関係は、そのpHの差が1.5以内となるように調整されていることを特徴とし、請求項に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セットは、請求項に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セットの前記染料インクと顔料インクは、前記染料インクに過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添加することにより、前記染料インクのpHと顔料インクのpHとの差を1.5以内に調整されていることを特徴とする。さらに、請求項6に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セットは、請求項4又は5に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セットであって、前記顔料インクのpHが、前記染料インクのpHより高いことを特徴とする。
【0012】
これらの発明によれば、染料インクへさらに過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添付してpHを顔料インクへ近づけることで、顔料の凝集を防ぎ、インクジェットプリンタのインクの吐出不良やノズル詰まりの原因を排除することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図1および表1を参照して説明する。
【0014】
本発明のインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、上下方向に延在し下端部に前後に位置する複数のキャスター2,2…が取付けられた一対のスタンド3,3により支持されており、これら各スタンド3,3の間には、各スタンド3,3の上下方向ほぼ中央部を連結する補助フレーム4が配設されている。
【0015】
また、前記インクジェットプリンタ1の前方には、平板状のプラテン5が上方を指向するように配設されており、このプラテン5には、このプラテン5部分に搬送される図示しない記録用紙を吸引してプラテン5に対して密着させるための多数の吸引孔5aが穿設されている。また、前記プリンタ本体1のプラテン5より後方には、前記プラテン5の長手方向に対して平行に延在する2本のキャリッジシャフト6,6が配設されており、このキャリッジシャフト6,6には、キャリッジ7がこのキャリッジシャフト6,6に沿って往復動自在に装着されている。前記キャリッジ7には、各キャリッジシャフト6,6の間に位置するキャリッジ駆動ベルト8が連結されており、図示しない駆動装置によりキャリッジ駆動ベルト8を駆動することにより、前記キャリッジ7をキャリッジシャフト6,6に沿って往復駆動させるようになっている。
【0016】
また、前記キャリッジ7の前記プラテン5に対向する位置には、インクジェットヘッド9がそのインクの吐出ノズル10をプラテン5の記録面に対向させるように取付けられている。そして、前記吐出ノズル10内のインク供給路(図示せず)の外周には、各インク供給路の先端の吐出ノズル10からインクを噴射するための圧電素子たるピエゾ素子(図示せず)が配設されている。
【0017】
さらに、前記各インクジェットヘッド9には、前記吐出ノズル10の背面側に圧力調整のためのインレット(図示せず)が形成されている。このインレットの内部には、インクが貯留されているとともに上方側に一定量の空気が封入されており、この空気が、前記キャリッジ7の往復移動によりインクジェットヘッド9内に生じるインクの波揺れを吸収し減衰させるようになっている。つまり、ダンパのような役割を有しているのである。そして、前記インレットの上部には、ヘッド電磁弁(図示せず)が配設されており、このヘッド電磁弁が開かれるとインレット内の空気が流出して前記インクジェットヘッド9内の空気量が一定となるようになっている。
【0018】
また、前記インクジェットプリンタ1の後方一側には、タンク保持部11が形成されており、このタンク保持部11には、記録時においては顔料インクあるいは染料インクのいずれかの種類のインクであって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(BK)の4色の各色毎のインクタンク12aが保持され、また、記録に用いるインクの種類を顔料インクと染料インクとの間で切換える際には、前記タンク保持部11に、エアタンク12bあるいは洗浄液タンク12cが保持されるようになっている。
【0019】
そして、これら各タンク12とインクジェットヘッド9との間には、各タンク12からキャリッジ7を介して各インクジェットヘッド9までを連通するチューブ13が配設されている。これらのチューブ13は、1つのタンク12に対して1対づつ配設されており、そのタンク12側の端部には、タンク12に接続するためのニードル(図示せず)が取着されている。
【0020】
そして、前記タンク保持部11に保持される前記インクタンク12a、エアタンク12bおよび洗浄液タンク12cには、各タンク12内を加圧するための加圧ポンプ等の自動加圧手段(図示せず)が、圧力中継部(図示せず)を介してタンク12内の加圧用空気通路(図示せず)により連結可能とされている。前記自動加圧手段は、前記加圧用空気通路を通して前記タンク12内に空気を送給して、前記各タンク12から吐出ノズル10までの前記チューブ13や前記インクジェットヘッド9等からなるインク供給路の内圧を高めるようになっている。
【0021】
さらに、前記圧力中継部には、前記自動加圧手段の加圧力を測定する圧力測定器等の圧力測定手段(図示せず)が連結されているとともに、前記自動加圧手段により加圧した圧力を大気圧にまで低下させるために空気を外部に開放する加圧開放弁(図示せず)が連結されている。そして、前記圧力測定手段の測定値に基づいて、前記自動加圧手段が前記タンク12の内圧を自動的に設定値に保持するようになっており、一方、前記各タンク12の加圧用空気通路の途中には、タンク電磁弁(図示せず)が連結され、開放(オフ)されると前記加圧手段からの空気がタンク12内に送給され、閉鎖(オン)されると当該タンク12内に空気が送給されないようになっているものとする。これらの前記ヘッド電磁弁、前記タンク電磁弁および前記加圧開放弁は、後述する制御手段により、記録時、インク交換時に、それぞれ所定のタイミングで開閉されるように構成されている。
【0022】
前記制御手段は、少なくとも入力装置(図示せず)と接続されるとCPU、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成されたメモリを有しており、インクジェットプリンタ1の各部とI/Oインターフェースを用いて電気的に接続されている。本実施形態においては、前記CPUは、記録情報に基づくインクジェットヘッド9、自動加圧手段、用紙の搬送を行うための用紙搬送モータ、キャリッジを駆動させるキャリッジ駆動モータに接続され駆動を制御するとともに、例えば、前記キャリッジの動作基準位置を検出するための近接スイッチあるいは光センサなどの非接触式センサからなる原点位置センサなどが電気的に接続されている。
【0023】
さらに、前記インクジェットプリンタ1の前記プラテンの一側(本実施形態においては、図1において左側)は、インクジェットヘッド9のホームポジションとされており、このホームポジションに対応する位置には、未使用時に吐出ノズル10を覆い、乾燥や異物の付着を防止するとともに、インクジェットヘッドの吐出ノズル10から吐出されるインクや洗浄液等を吸引により図示しない集液タンクへ回収するためのキャップ装置14が配設されている。
【0024】
そして、このような構成からなる本実施形態のインクジェットプリンタは、スルホン基またはその塩を有する酸性染料を含有する染料インクと、アクリル酸共重合体を分散剤とする顔料インクとからなるインクジェットプリンタ用インク交換セットを用いる。 この顔料インクと染料インクについて説明すると、本実施形態のインクジェットプリンタに使用する前記染料インクと顔料インクとの関係は、そのpHの差が1.5以内となるように調整されている。
【0025】
つまり、本実施形態においては、染料インクのpHを顔料インクのpHに近づける。その理由は次のとおりである。
【0026】
ポリアクリル酸共重合体を分散剤とした顔料インクは、分散剤中のカルボキシル基は弱酸で解離定数が小さいため、分散有利のためイオン化し易いようにアルカリ過剰としてpH9〜10の間に調整されている。それに対し、スルホン基またはその塩を有し解離定数の大きい酸性染料を使用した酸性インクはアルカリで中和されイオンペアを作り、もともとpHが中性付近である。これらを混合すると上記の分散剤がイオンから分子となり易くなる。つまり、顔料が凝集しやすくなる。そこで、この凝集を阻止するために染料インクへの過剰のアルカリを添加しておき、急激な凝集を防ぐことにある。
【0027】
そして、発明者は、染料インクへ過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添付してpHを顔料インクへ近づけ、そのpH差を1.5以内とした場合に顔料の凝集を防ぐ効果が大きいことを以下の実験で見いだした。
【0028】
以下に示すデータは、イエロー(Y)の染料インクおよび顔料インクの組成例である。
【0029】
染料インク組成
染料 5-ニトロ-o-トルエンスルホン酸自己縮合物 2〜 7%
水 50〜60%
ジエチレングリコール 30〜40%
トリエタノールアミン 1〜 3%
顔料インク組成
顔料 リノールイエロー系顔料 4〜10%
分散剤
アクリル酸共重合体樹脂 1〜 2%
水 30〜60%
ジエチレングリコール 30〜60%
苛性ソーダ <0.1%
pH 9.5
このように組成された染料インクに対し、トリエタノールアミンをさらに添加してpHを7とした染料インク、同じくpHを8とした染料インクそしてpHを9とした染料インクの3種類の染料インクを用意し、それぞれの染料インクと顔料インクとの体積比を100対1として混合し、50℃に加温した直後から14日間放置し、このときの凝集状態を観察し、粒度分布計で測定する実験を行った。
【0030】
【表1】
Figure 0003932545
【0031】
その結果、表1に示すように、pH9に調整した染料インクを用いた実験においては、顔料粒径は、染料インクと顔料インクとの混合直後においては初期の顔料粒径(200nm)と変化せず、7日後においても、その顔料粒径は250nm程度に凝集したにすぎず、初期の顔料粒径とほとんど変化がみられなかった。そして14日後の顔料粒径は700nmとなったという結果を得られた。
【0032】
同じくpH8に調整した染料インクを用いた実験においては、顔料粒径は、染料インクと顔料インクとの混合直後においては初期の顔料粒径(200nm)と変化せず、7日後においては500nm程度に凝集し、そして14日後には、やはり700nmに凝集した。なお、700nm程度の粒径は、インクノズルの吐出には何ら支障無い粒径である。
【0033】
一方、pH7に調整した染料インクを用いた実験においては、顔料粒径は、染料インクと顔料インクとの混合直後において、既に500nmに変化し、7日後においては3000nmに凝集し、14日後にも3000nmを測定した。なお、本実験において、3000nm以上は測定不可であった。
【0034】
このように、pH9およびpH8に調整した染料インクを用いた場合には、放置期間7日後および放置期間14日後の何れにおいても凝集を緩和する効果を認めることができ、pH7に調整した染料インク用いた場合には、このような凝集の緩和効果を得ることはできなかった。
【0035】
このことにより、前述の顔料インクと染料インクとの関係においてpHの差を1.5以内とした場合、つまり、染料インクのpHを顔料インクに近づけることによりその差を1.5以内とした場合に、顔料粒径の凝集を防ぐ効果が大きいことが解明できた。これにより、顔料インクと染料インクの交換時のリスクを大きく低減することが可能となった。
【0036】
つまり、このように、顔料インクのpHと1.5以内の差のpHを示す顔料インクを用いることで、染料インクと顔料インクとを互いに交換して同一のインクジェットプリンタに使用する場合に、最初使用していたインクを完全に除去するほどのクリーニングができなくても凝集に関して実質上、問題にならないレベルまで顔料の凝集を低減することが可能となる。このことは、前述のイエローインクの場合に限らず、他の組成からなるインク(色が異なる場合を含む)においても同様である。
【0037】
なお、染料インクのpHを顔料インクのpHよりも高くすることは、染料インクの溶解特性等に悪影響を与えるとともに、インクジェットヘッドノズルにガラス素材を使用している場合には、ガラスの溶解を促進させるため好ましくない。
【0038】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。例えば、染料インクのpHを変化させるためにさらに添加する有機系のアミン類または無機のアルカリは、前述のトリエタノールアミンに限らず、例えば、モノトリエタノールアミン、ジトリエタノールアミン、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インクジェットプリンタ用インク交換セットにおいては顔料の凝集を抑えることができ、よって、インクジェットプリンタにおいては、インクの不吐出等の不具合を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタ用インク交換セットが使用されるインクジェットプリンタの構成の説明図
【符号の説明】
インクジェットプリンタ
2 キャスタ
3 スタンド
4 補助フレーム
5 プラテン
5a 吸引
6 キャリッジシャフト
7 キャリッジ
8 キャリッジ駆動ベルト
9 インクジェットヘッド
10 吐出ノズル
11 タンク保持部
12 タンク
12a インクタンク
12b エアタンク
12c 洗浄液タンク
13 チューブ
14 キャップ装置

Claims (6)

  1. スルホン基またはその塩を有する酸性染料を含有する染料インクと、アクリル酸共重合体を分散剤とするアルカリ性の顔料インクとを随時交換して、インクの供給経路内で顔料インクと染料インクの切り換え処理を行って使用するインクジェットプリンタであって、前記染料インクのpHと前記顔料インクのpHの差を1.5以内とする染料インクと顔料インクとを使用することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記染料インクと顔料インクは、前記染料インクに過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添加することにより、前記染料インクのpHと顔料インクのpHとの差を1.5以内に調整されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記顔料インクのpHが、前記染料インクのpHより高いことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 同一のインクジェットプリンタのインク供給経路に対して交換使用される、スルホン基またはその塩を有する酸性染料を含有する染料インクとアクリル酸共重合体を分散剤とする顔料インクとからなるインクジェットプリンタ用インク交換セットであって、前記染料インクと顔料インクとの関係は、そのpHの差が1.5以内となるように調整されていることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク交換セット
  5. 前記染料インクと顔料インクは、前記染料インクに過剰な有機系のアミン類または無機のアルカリを添加することにより、前記染料インクのpHと顔料インクのpHとの差を1.5以内に調整されていることを特徴とする請求項に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セット
  6. 前記顔料インクのpHが、前記染料インクのpHより高いことを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェットプリンタ用インク交換セット。
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