JP3932373B2 - 石炭と水の混合ペーストの粘度計測方法及び粘度制御方法 - Google Patents

石炭と水の混合ペーストの粘度計測方法及び粘度制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石炭と水を混合したペーストの製造装置に係り、特にペースト配管を閉塞することなく燃焼炉内へ安定にペーストを供給できる石炭と水を混合したペーストの粘度計測方法及び粘度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
石炭と水の混合スラリーの燃料は、例えば加圧流動層ボイラ(以下、PFBCという)に用いられる。PFBCの火炉で、前記燃料が燃焼し流動層内に設置された伝熱管内で蒸気を発生させて蒸気タービンを駆動させる。更にPFBCで発生した高圧かつ高温の燃焼ガスでガスタービンを駆動させて高効率に電力を得る加圧流動層ボイラ複合発電プラントが知られている。前記PFBでCは、石炭粒子を加圧状態の流動層火炉内に安定して供給することが課題の一つである。
【0003】
図11に、従来知られている、流動層火炉へ供給する燃料を石炭と水を混合して製造する装置の例を示す。図示の装置において、原炭ホッパ10内の原炭は粗粉砕機20で粉砕されて粗粉炭となり、粗粉炭ライン1を経て粗粉炭ホッパ30へ導かれる。粗粉炭ホッパ30の粗粉炭の一部が湿式微粉砕機(チューブミル)40で微粉砕され、水と混合されて微粉炭・水スラリーとなって微粉炭スラリータンク50に送られる。
【0004】
粗粉炭ホッパ30に蓄えられた粗粉炭は混練機80に送られ、石灰石ホッパ70から送られた石灰石、微粉炭スラリータンク50から微粉炭スラリーポンプ60により圧送される微粉炭・水スラリー、及び水供給ライン3から供給される水と混合されてペースト状の流体、すなわち石炭・水混合ペースト(以下、CWPという)が生成される。生成されたCWPは、混練機出口81を経てCWP貯蔵タンク90に送られ、ここで一時貯蔵される。流動層火炉へのCWP供給は、CWP貯蔵タンク90のCWPをCWPポンプ100で昇圧し、CWP供給ライン101を経て図示されていない流動層の火炉壁に設けられたCWP噴霧ノズルに供給する湿式供給方式である。
【0005】
しかしながら、CWPの製造においては、発電効率を高レベルに維持する上で石炭に添加する水の量をできるだけ少なくすることが重要である。このため、添加水量が限定されたCWPは粘度が高く、しかも製造コスト低減のために石炭粒子分散用の薬剤を添加しないので流動性に極めて乏しい。更に、CWPは、最大径が4〜10mmで重量平均粒径は1〜4mmと竜度が粗いため、低水分のCWPを得るため相当量の微粒子を含んだ粒度構成が要求される。すなわち、CWP中の石炭粒子は、数十ミクロンの微粒子から最大10mm程度の粗粒子までの幅広い粒径範囲で存在するという特徴がある。
【0006】
上記のような制約のもとで安定なCWPを製造するためには、CWPの粘度は5〜20Pa・sの範囲に調整することが望ましい。CWPの粘度が20Pa・s以上であると、CWPポンプの吸込口でCWPの閉塞が発生し、CWPのポンプ輸送ができなくなるという問題がある。一方、CWPの粘度が5Pa・sより低い場合には粗粒子が沈降し、固液分離が起こって配管内で閉塞するという問題がある。CWPの粘度は、主にCWP中の石炭濃度と相関がある。すなわち、石炭濃度が高い場合、CWPの粘度は増加し、逆に石炭濃度が低い場合には粘度が低下する。したがって、CWPの粘度を調整するためには、CWP中の石炭濃度を管理する方法が最も効果的である。しかし、従来法では特開昭62−155433号公報に示すように、CWP中の水分の管理が行われていないため、CWPの石炭濃度、すなわち、粘度の変動が大きいという問題があった。
【0007】
また、一定の性状のCWPを得るためには、石炭粉砕後の粒度構成により、添加する水分量が異なって来る。水分量を一定量とすると石炭の粒度構成により、得られるCWPの粘度が大きく変動し、CWPを配管で火炉にポンプ輸送することが不可能になる。
【0008】
そこで、本発明者らは、特開平6−279772号公報に開示したように、CWPの粘度計測をオンラインで行うために、図12に示すように、CWP貯蔵タンク90とCWPポンプ100の間に屈曲状流路127を設け、この屈曲状流路127にCWPの撹拌抵抗検出手段126を設ける方法を提案した。この方法では、CWPの粘度計測は、CWPが屈曲状流路127内を流れている状態で行っている。この流路におけるオンライン計測において、CWPの粘度値が異常であることが検知されると、CWPの撹拌抵抗検出手段126の入り口側に、配管6より水もしくは微粉炭・水スラリーを供給する手段が設けられ、粘度の調整が行われるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、原炭及び粉砕炭中に含まれる水分量が変動し、安定な流動性のよいCWPを製造することができないという問題がある。更に、上記従来技術では、CWP粘度計測を、CWP貯蔵タンクとCWPポンプの間のCWP流路で行っている。そのため、次のような問題がある。
【0010】
▲1▼CWP粘度計測を流路内のCWPが動いている状態で行っているため、粘度値の精度が悪くなる。これは、流路内のCWPの流速がピン型ロータのピンに力を作用し、撹拌トルク値が不安定になり、計測精度が低下するのである。また、CWPの粘度を計測している流路内のCWPの流速が、ボイラ負荷により変化することも精度低下の原因となっている。
【0011】
▲2▼CWPポンプの入り口側で粘度値異常を検出した時点ではCWP供給圧力が上昇し、配管の閉塞に対処できない。これは、CWP流路に設けたCWPの粘度計測するための撹拌トルク検出器では、粘度調整用の水もしくは微粉炭・水スラリーを供給しても撹拌効果が低く、粘度値がバラツキを生ずる。そのため、CWPの粘度制御が困難となる。
【0012】
▲3▼自重による流れの中にピン型ロータを挿入すると、下側のピン部付近で空気層ができやすく、屈曲した流路内にロータを挿入するとCWPの流れが不均一になり、計測精度が低下する。また、屈曲した流路内にロータを挿入するとCWPが閉塞しやすくなる。
【0013】
▲4▼CWP貯蔵タンク内のCWPが無駄になる。
【0014】
上記従来技術ではまた、石炭の粒度構成によりCWPの性状が大きく変動する点に配慮されていなかった。その上、CWPを用いるプラントの大型化に伴い、CWP貯蔵タンクが大容量になり、CWP貯蔵タンク内でのCWP粘度調整は困難になっている。
【0015】
また、図13に示すように、長期運転中にはCWPの粘度が上昇し、上限値に達すると配管内の圧力損失が高くなり、CWPポンプによる加圧、圧送が困難になる。
【0016】
本発明の目的は、CWPの粘度をオンラインで計測し、計測結果に応じて粘度調整を制御することで、性状の安定なCWPを連続的に供給することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成する本発明の石炭・水混合ペーストの粘度計測方法は、粗粉炭と微粉炭・水スラリー及び水を混練して加圧流動層ボイラ用の石炭・水混合ペーストを製造する装置において、前記粗粉炭と微粉炭・水スラリーを混練する混練機出口もしくは該混練機出口と石炭・水混合ペースト貯蔵タンクを接続する配管部から石炭・水混合ペーストの一部を分流して取り出し、取り出した石炭・水混合ペーストを一時容器内に保持し、該容器内に保持された石炭・水混合ペーストを攪拌する攪拌トルクに基づいて石炭・水混合ペーストの粘度を計測し、該計測が終了した後、前記容器内に保持された石炭・水混合ペーストを前記石炭・水混合ペースト貯蔵タンクに至るラインに戻す手順を繰返して行うことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の石炭・水混合ペーストの粘度制御方法は、前記粘度計測方法により計測された石炭・水混合ペーストの粘度に基づいて、石炭・水混合ペーストの粘度調整用の微粉炭・水スラリーもしくは水を混練機入り口に供給することを特徴とする。
【0025】
本発明に係るCWP製造装置における粘度計測方法によれば、CWPの製造装置の混練機で製造されたCWPの一部は、例えば傾斜した案内板上に排出、落下され、落下したCWPはその案内板の上を滑り落ちて粘度計測容器内に導かれる。粘度計測容器にCWPが充填されると、例えばピン型ロータの攪拌機が回転され、撹拌トルクが計測されて粘度が求められる。CWPの粘度計測が完了すると粘度計測容器の底部に設けられたゲートバルブが開かれ、CWPが排出される。排出されたCWPは、CWP貯蔵タンクに導かれる。
【0026】
粘度計測が完了したCWPを排出したのち、再び混練機出口から排出されるCWPの一部を案内板上を滑らせて粘度計測容器内へ導き、粘度計測が開始される。このように、CWPの粘度計測操作が繰り返される。CWPの粘度計測は、粘度計測容器内に充填されたCWPが静止した状態で行われる。そのため、計測粘度値は信頼性の高い値が得られる。粘度計測の操作は、CWP粘度計測を間歇的に行ったものである。混練機出口から排出されるCWPの一部が粘度計測容器内に充填され始めると、充填されるCWPがロータに衝突するため検出される粘度値は高くなり、CWPの量が一定の充填量に達すると検出される粘度値が一定となる。
【0027】
このようにしてCWPの粘度計測を行うことにより、装置運転時間の経過に伴ってCWPの粘度が変動した場合、例えば粘度が上昇した場合、上限の粘度制限値に達すると、CWP粘度調整用の微粉炭スラリーポンプの吐出容量、あるいは混練機に供給される水の量を増加させる制御が働き、混練機で生成されるCWPの粘度を低下させるから、適正な粘度値内でCWPを搬送、供給することができる。
【0028】
石炭と水を混合したペーストの製造装置において、製造したCWPの粘度が上昇して流動性が悪くなると、CWPのポンプによる加圧、圧送が困難になる。そのため、CWPの粘度を計測及び制御する方法について説明する。一般に、CWPの粘度計測は、CWPの撹拌抵抗から求めている。図14及び図15に、CWP中の微粉炭量及び水分量に対応するCWPの粘度の関係を示す。
【0029】
図14に示すようにCWPの粘度を運用範囲内に保つには、CWP中の微粉炭の重量割合を適正な範囲内にする必要がある。また、図15に示すように、CWP中の水分量が多くなると粘度が小さくなることがわかる。したがって、微粉炭と水を混合した微粉炭・水スラリーをCWPに加えて粘度調整することが可能である。また、特願平4−259527号に記載されているように、加圧流動層ボイラの燃料として適したCWPは、その中に含まれる粉砕炭の粒径に望ましい分布があることを本発明者らは見出した。すなわち、上記出願には、重量平均径が0.03〜0.07mmの範囲にある石炭の微粒子群をあらかじめ水と混合して微粉炭・水スラリーとした後に、重量平均径が1.0〜2.0mmの範囲にある石炭の粗粒子群と混合してCWPを製造する技術が開示されている。
【0030】
流動層火炉の燃料としてCWPを使用するには、CWPが低水分量であることと同時に石炭粒子が沈降分離しにくいことが必要要件である。石炭粒子の粒度構成はこの二つの要件と密接に関係する。すなわち、CWPとして最適な粒度構成は水分量を最小にし、沈降分離を起こしにくい粒度条件によって決めることができる。
【0031】
例えば、石炭の粒径0.02mm以下の粒子の重量割合が10〜20重量%の範囲ではCWPの水分量が最小となり、且つ分離しにくい。石炭の粒径0.02mm以下の微粒子が20重量%より多い場合、粘度が上昇して流動性を保つために水分量を多くする必要がある。また、粒径1mm以上の粒子の重量割合が50〜70重量%の範囲ではCWP中の水分量が最小になり、且つ分離しにくい。粒径1mm以上の粗粒子が50重量%より少ない場合にはCWPが沈降分離を起こしやすく、粒径1mm以上の粗粒子が70重量%より多い場合には水分量が多くなる。
【0032】
このように、CWPとしての最適な粉砕炭中の粒径分布範囲から外れた場合には、その粘度が上昇して取扱が困難になる。したがって、製造したCWP粘度の設定値がずれた場合には、この粉砕炭の粒径分布が最適範囲からずれたものと考えられ、微粉炭・水スラリーを添加することで修正できる。ここで、微粉炭・水スラリー中の微粉炭の重量平均径は0.03〜0.07mm程度である。
【0033】
図16に示すように、重量平均径が0.03〜0.07mm程度の微粉炭を含むCWPの粘度の変動は最も少ない。したがって、好ましくは粒径が0.03〜0.07mmである粉砕炭を含む微粉炭・水スラリーをCWPの粘度調整に用いることで、CWPの粒径分布を適正な値に戻すこともできる。なお、微粉炭・水スラリーの水分量は特に限定していない。
【0034】
図17は、CWPが100kg/hで流出するものに対して微粉炭・水スラリーを5kg/hの割合で添加した場合のCWPの粘度値の変動を示すものであるが、水分量が50%前後の広い範囲で粘度が安定していることがわかった。したがって、加圧流動層ボイラに供給する直前でのCWPの粘度調整には、ほぼ上記水分量の範囲の微粉炭・水スラリーを添加することが最も望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
図1、図2、図3に本発明を適用したCWP製造装置の一例を示す。図1は、CWP製造装置におけるオンラインCWP粘度計測装置を示す系統図である。図1に示す装置は、原炭が格納されている原炭ホッパ10と、原炭ホッパ10の下方に配置されて原炭を粗粉砕して粗粉炭とする粗粉砕機20と、粗粉砕機20で生成された粗粉炭を粗粉炭ホッパ30に導く粗粉炭ライン1と、粗粉炭ホッパ30の出側に接続され粗粉炭を微粉砕する湿式微粉砕機(以下、チューブミルという)40と、チューブミル40に接続された水供給ライン2と、チューブミル40出側に接続された微粉炭スラリータンク50と、この微粉炭スラリータンク50に装着された撹拌機52と、微粉炭スラリータンク50に吸込口を接続して配置された微粉炭スラリーポンプ60と、前記粗粉炭ホッパ30の出側に粗粉炭供給ライン31で接続された混練機80と、微粉炭スラリーポンプ60の出側と前記混練機80とを接続する微粉炭スラリー供給ライン51と、石灰石が格納される石灰石ホッパ70と、石灰石ホッパ70の出側と前記混練機80とを接続する石灰石供給ライン71と、前記混練機80に接続されて水を混練機80に供給する水供給ライン3と、前記混練機80の混練機出口81に取り付けられた粘度計測手段であるCWP粘度計測装置125と、混練機出口81の下方に配置され排出CWPライン4で混練機出口81に接続されたCWP貯蔵タンク90と、CWP貯蔵タンク90に装着された撹拌機91と、CWP貯蔵タンク90に吸込口を接続して配置されたCWPポンプ100と、CWPポンプ100の吐出側に接続されたCWP供給ライン101と、前記CWP粘度計測装置125の出力を入力として前記微粉炭スラリーポンプ60を制御する粘度制御手段であるCWP粘度制御装置130と、を含んで構成されている。
【0036】
混練機80の出口端には混練機出口区画が形成され、その下端に排出CWPライン4が接続されている。本発明の第1の実施例である前記CWP粘度計測装置125は、図2に示されているように、前記混練機出口区画の一部をなすようにして形成された粘度計測容器110と、水平方向に対して傾斜して配置され上端を混練機出口81の直下に位置させ下端を前記粘度計測容器110の上部に位置させた案内板105と、粘度計測容器110に回転軸を鉛直方向にして内装されたピン型ロータ115と、前記回転軸に結合された電動機121及びCWPの撹拌トルク計120と、粘度計測容器110の底部に装着されたゲートバルブ140と、このゲートバルブ140を開閉するシリンダ150と、を含んで構成されている。
【0037】
ゲートバルブ140とシリンダ150とが開閉手段を構成している。シリンダ150は油圧駆動もしくは空気圧駆動とし、シリンダ150に代えてゲートバルブ140を開閉する電動機を設けてもよい。案内板105は、水平面となす角度θを少なくとも45度とするのが望ましく、また、必要量のCWPが粘度計測容器110に送りこまれたら、その上端部を混練機出口81の直下から退避させる等の動作をさせてそれ以上CWPが案内板上に落下しないように構成しておくのがよい。粘度計測容器110の上端は混練機出口区画の外側にあり、粘度計測容器110の下端は混練機出口区画の内部となっている。つまり、前記ゲートバルブ140は粘度計測容器110と混練機出口区画を連通する構成となっている。また、ピン型ロータ115と前記電動機121と撹拌トルク計120とで、撹拌計測手段を構成する。
【0038】
上記構成の装置では、混練機80で生成されたCWPの一部を一旦バイパスルートに取り出し、その粘度を混練機80の出口に設けられたCWP粘度計測装置125で検知し、CWP粘度計測装置125の出力を入力とするCWP粘度制御装置130で検出された粘度に応じて、微粉炭スラリーポンプ60の吐出量と水供給ライン3からの給水量の双方もしくは一方を制御し、前記粘度計測を終了したCWPは再び系統に戻すようになっている。図2には示していないが、CWP粘度調整用の微粉炭・水スラリーポンプや給水配管を別に設けてもよい。
【0039】
混練機80で生成されたCWPは、混練機出口81から排出され、混練機出口区画を経て排出CWPライン4に導かれるが、混練機出口81から排出されたCWPの一部が前記排出CWPライン4に導かれる前に前記案内板105上を滑り落ちて一旦バイパスされ、系外に設けた粘度計測容器110内に導かれる。粘度計測容器110内には、CWPの粘度計測用のピン型ロータ115が設置されており、その上部にはさきに述べたように、撹拌トルク計120と電動機121が結合されている。粘度計測容器110の底部にはシリンダ150で開閉されるゲートバルブ140が設置されており、粘度計測が終了したCWPは、矢印5の流れにのって再び本流の排出CWPライン4に至るルートに戻るように構成されている。
【0040】
なお、粘度計測容器110の底部に設けられたゲートバルブ140に代えて、図3に示されているような、一方の端部をヒンジで粘度計測容器110の底面に固着され、シリンダで駆動されて前記ヒンジを中心に回転して開閉するバタフライ状バルブ145としてもよい。また、ここでは図示していないが、案内板105はその裏面に加振器を設置すると効果的であり、案内板に代えてベルトコンベアを設けてもよい。
【0041】
CWPの粘度は、図4に示すような、CWPの撹拌トルクと粘度較正用標準液(シリコンオイル)の粘度の関係をあらかじめ求めておき、CWPの撹拌トルクを検出して前記あらかじめ求めた関係を参照することで求められる。
【0042】
次に上記構成の装置の動作につき、説明する。
図1で説明したように、混練機80内に、粗粉炭供給ライン31から粗粉炭を、微粉炭スラリー供給ライン51から微粉炭・水スラリーを、石灰石供給ライン71から石灰石を、水供給ライン3から水を、それぞれ供給し、混練機80でよく混合してCWPを製造する。図2に示すように、混練機80で製造されたCWPは混練機出口81から排出されて排出CWPライン4を経てCWP貯蔵タンク90に導かれるが、混練機出口81から排出されたCWPの一部は傾斜した案内板105の上に落ちる。案内板105の上に落ちたCWPは、その上を滑って粘度計測容器110内に導かれる。粘度計測容器110内にCWPが充填されると、ピン型ロータ115がCWPを撹拌しながら所定の速度で回転される。撹拌トルク計120により回転に要するトルク(撹拌トルク)が測定され、粘度制御装置130に出力される。粘度制御装置130において、あらかじめ作成された図4に示す撹拌トルクと標準粘度の関係から、粘度が求められる。CWPの粘度計測が終了すると、粘度計測容器110の底部のゲートバルブ140が開かれ、CWPが排出される。排出されたCWPは、排出CWPライン4を経てCWP貯蔵タンク90に導かれる。粘度計測を終了したCWPが排出されたらゲートバルブ140が閉じられ、再び混練機出口81から排出されるCWPの一部が案内板105の上を滑らせて粘度計測容器110に導かれて粘度計測が開始される。このようにしてCWP粘度計測が繰り返される。CWP貯蔵タンク90に一時貯蔵されたCWPは、CWPポンプ100により加圧され、CWP供給ライン101を経て図示されていない加圧流動層ボイラの火炉に供給される。
【0043】
上述のように、CWPの粘度計測は、CWPが粘度計測容器110内で静止した状態(移動していない状態)で行われているため、計測粘度値は信頼性の高い値が得られる。図5は、上記手順の粘度計測操作を行い、その結果をグラフ化して示したものである。図示のように、粘度計測は間歇的に行われている。混練機出口81から排出されるCWPの一部が粘度計測容器110に充填され始めると回転ロータに衝突し粘度値は高くなり、一定の充填量に達すると、検出される粘度値がほぼ一定となる。
【0044】
このようにしてCWPの粘度計測を行うことにより、CWP粘度制御装置130において混練機80から排出されるCWPの粘度値の上昇を検出し、検出される粘度値があらかじめ設定された上限値を超えたら、微粉炭スラリーポンプ60の吐出量を増加させて、CWP粘度調整用の微粉炭・水スラリーの混練機80への供給量を増やし、混練機80から排出されるCWPの粘度値を適正な範囲内に維持する。図6はこの制御の例を示すもので、一点鎖線はあらかじめ設定されている粘度値の上限値と下限値を示し、実線が検出された粘度値を示している。図示の例では、運転時間の経過とともに次第に粘度値が上昇し、ある時点で上限値を超えている。粘度値が上限値を超えた時点で微粉炭・水スラリーの供給量があらかじめ定められた量だけ増加され、検出される粘度値は、上限値を超えてしばらくしてから微粉炭・水スラリーの供給量増加の効果で、上昇から下降に転じて、上限値以下、下限値以上に安定している。
【0045】
図7及び図8に本発明の第2の実施例を示す。本実施例は、CWP粘度計測装置125を、混練機出口区画からCWP貯蔵タンク90にCWPを導く排出CWPライン160に設置したものであり、排出CWPライン160内を流れるCWPの一部をバイパスしてCWP粘度計測装置125に導き、粘度計測後、計測を終了したCWPを排出CWPライン160に戻すようにしたものである。図8に本実施例のCWP粘度計測装置125の構成の概要を示す。案内板105は、排出CWPライン160の内部に突出して配置され、粘度計測容器110は排出CWPライン160の外壁外面に突出して装着されている。本実施例の動作は前記第1の実施例と同様であるので、同一の符号を付して説明は省略する。
【0046】
図9に、案内板105の上部に、CWPの量を調整するためのプレート(CWP量調整用プレート)106を設けた例を示す。CWP量調整用プレート106は、CWPが案内板105上を滑る方向(最大傾斜方向)に対して45〜70度傾斜して配置され、案内板105上面との間に間隔Hをおいてある。間隔Hは、案内板105の幅Lの1.0倍以上としてあり、CWP量調整用プレート106は案内板105の幅(最大傾斜方向に直交する方向の案内板寸法)全体に亘ってその上に配置されている。このCWP量調整用プレート106は、混練機出口81から排出される排出されたCWPの一部(イ)を案内板105の上を滑らせて粘度計測容器110に導くとき、案内板105の上を滑るCWPが前記間隔Hを通過するようにし、粘度計測容器110に導入される量を、前記間隔Hを通過できる量に制限するものである。案内板105上のCWP量(CWPの高さ)は粘度計測容器110に充填される量を表示するものであり、例えばCWP供給量が多い場合には、粘度計測容器110内の上部にCWPが盛り上がるため、図8に示すピン型ロータ115の回転軸の周囲にCWPが付着固化し、粘度値の計測誤差を招く恐れがある。CWP量調整用プレート106は、粘度計測容器110に導入されるCWP量を制限することで上記問題を解消するものである。
【0047】
図10に、ピン型ロータ115の回転軸の周囲に、CWP付着防止用カバー170を設けた例を示す。CWP付着防止用カバー170は、粘度計測容器110に充填されているCWPの表面が空気と接触する部分、つまり、粘度計測容器110内に充填されたCWPの上面となる位置近傍のピン型ロータ115の回転軸の片側(好ましくは周囲)に、回転軸を覆うように取り付けられ、その表面にCWPを付着固化させることで、回転軸の周囲にCWPが付着固化することを防止する。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、製造直後のCWPの粘度がオンラインで精度よく計測することができ、粘度の調整を精度よく効率的に行うことができる。そのため、CWP貯蔵タンク内多量のCWPを無駄にすることなく、石炭濃度及び粘度が一定で安定したCWPを流動層火炉へ供給でき、CWP輸送配管の閉塞の恐れが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたCWP製造装置の実施例を示す系統図である。
【図2】本発明の第1の実施例であるCWP粘度計測装置を示す断面図である。
【図3】図2に示す実施例のゲートバルブに代えてベーン状バルブを用いた例を示す断面図である。
【図4】CWPの撹拌トルクと粘度較正用標準液の粘度の関係を示す概念図である。
【図5】図2に示す装置で粘度計測した結果の例を概念的に示す図である。
【図6】製造されるCWPの粘度の変動とこの変動に対応して行われた制御の例を示す概念図である。
【図7】本発明の第2の実施例を適用したCWP製図装置の例を示す系統図である。
【図8】図7に示す本発明の第2の実施例の断面図である。
【図9】CWP量調整用プレートを示す斜視図である。
【図10】CWP付着防止カバーを示す斜視図である
【図11】従来技術のCWP製造装置の例を示す系統図である。
【図12】従来技術のオンラインCWP粘度計測装置の例を示す断面図である。
【図13】CWP粘度の変動の例を示す概念図である。
【図14】CWP中の微粉量とCWP粘度の関係を概念的に示す図である。
【図15】CWP中の水分量とCWP粘度の関係を概念的に示す図である。
【図16】CWP重量平均径とCWP粘度の変動幅の関係の例を示す概念図である。
【図17】微粉スラリー中の水分量とCWP粘度変動幅の関係の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 粗粉炭ライン
2,3,6 水供給ライン
4 混練機出口からの排出CWPライン
6 配管
10 原炭ホッパ
20 粗粉砕機
30 粗粉炭ホッパ
31 粗粉炭供給ライン
40 湿式微粉砕機(チューブミル)
50 微粉炭スラリータンク
51 微粉炭スラリー供給ライン
52 撹拌機
60 微粉炭スラリーポンプ
70 石灰石ホッパ
71 石灰石供給ライン
80 混練機
81 混練機出口
90 CWP貯蔵タンク
91 撹拌機
100 CWPポンプ
101 加圧流動層へのCWP供給ライン
105 案内板
106 CWP量調整用プレート
110 粘度計測容器
115 ピン型ロータ
120 撹拌トルク計
121 電動機
125 CWP粘度計測装置
126 撹拌抵抗検出手段
127 CWP貯蔵タンクとCWPポンプを接続する屈曲状流路
130 CWP粘度制御装置
140 ゲートバルブ
145 バタフライ状バルブ
150 シリンダ
160 排出CWPライン
170 CWP付着防止用カバー

Claims (2)

  1. 粗粉炭と微粉炭・水スラリー及び水を混練して加圧流動層ボイラ用の石炭・水混合ペーストを製造する装置において、前記粗粉炭と微粉炭・水スラリーを混練する混練機出口もしくは該混練機出口と石炭・水混合ペースト貯蔵タンクを接続する配管部から石炭・水混合ペーストの一部を分流して取り出し、取り出した石炭・水混合ペーストを一時容器内に保持し、該容器内に保持された石炭・水混合ペーストを攪拌する攪拌トルクに基づいて石炭・水混合ペーストの粘度を計測し、該計測が終了した後、前記容器内に保持された石炭・水混合ペーストを前記石炭・水混合ペースト貯蔵タンクに至るルートに戻す手順を繰返して行う石炭・水混合ペーストの粘度計測方法。
  2. 請求項に記載の石炭・水混合ペーストの粘度計測方法により計測された石炭・水混合ペーストの粘度に基づいて、石炭・水混合ペーストの粘度調整用の微粉炭・水スラリーもしくは水を混練機入り口に供給することを特徴とする石炭・水混合ペーストの粘度制御方法。
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