JP3930312B2 - 熱電装置とこの装置を備えた貯蔵庫とこの貯蔵庫の組み立て方法 - Google Patents

熱電装置とこの装置を備えた貯蔵庫とこの貯蔵庫の組み立て方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペルチェ効果を有する熱電モジュールを冷蔵機器等に取り付けるための装置に関するものである。また本発明は、熱電モジュールを使用したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、フロンガスのオゾン層破壊作用が地球的な問題となり、フロンガスを使用しない冷蔵機器の開発が急がれている。そしてフロンガスを使用しない冷蔵機器の一つとして、熱電モジュールを使用した冷蔵機器が注目されている。
【0003】
ここで熱電モジュールとは、ペルチェ(Peltier)モジュール、熱電モジュール、又は熱電子チップとして知られているものであり、二つの伝熱面を有し、電流を流すことにより一方の伝熱面が加熱され、他方の伝熱面が冷却される機能を持つ部材である。すなわち熱電モジュールでは、一方の面が放熱面として機能し、他方が吸熱面として機能する。
【0004】
熱電モジュールを使用した熱電装置としては、実開昭63−87484号公報に示されているものがある。
【0005】
以下、図面を参照しながら、上記従来の熱電装置について説明する。
【0006】
図5は、実開昭63−87484号公報に開示されている発明の熱電装置の断面図を示している。
【0007】
図5において、101は熱電モジュールであり、両側に伝熱ブロック102が熱的に接合され、両伝熱ブロック102間に介在される断熱性の間隔規制凸部103を介して連結するものである。
【0008】
断熱壁106の開口部分に間隔規制凸部103を設け、この間隔規制凸部103の両側に伝熱ブロック102をネジ止めし、間隔規制凸部103によって形成された空隙内に熱電モジュール101を挟み込んだものである。また、この間隔規制凸部103の厚み寸法を熱電モジュール101の厚み寸法と略同一に設定している。間隔規制凸部103の両側に伝熱ブロック102をネジ止めした後、冷却部材104または放熱部材105をそれぞれ伝熱ブロック102にネジ止めする。
【0009】
また、従来の熱電装置を冷蔵庫等に用いる一般的な場合には、庫内側と庫外側を分ける断熱壁の一部に貫通孔を設け、冷却部材が庫内側に、また放熱部材が庫外側に位置するように貫通穴を挟んで取り付けられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、また従来技術の熱電装置では、伝熱ブロック102が直接的に冷蔵庫の壁106や間隔規制凸部103と接するので、冷熱が冷蔵庫の壁に奪われてしまう。そのため従来技術の冷蔵庫は、熱効率が悪く、冷えにくいものであった。
【0011】
更には、庫外側から庫内側への侵入熱量を抑えるために、断熱壁106に設ける貫通穴を最小限に抑える必要がある。しかし、冷却部材104または放熱部材105の大きさが断熱壁106に設けた貫通穴よりも大きいために、冷却部材104または放熱部材105の少なくともいずれか一方は、熱電モジュール101と伝熱ブロック102を断熱壁106に設けた貫通穴に挿入した後、それらと熱的に接合させる必要があり、熱電装置としてユニット化できずに、組み立て工程が複雑になるという欠点もあった。
【0012】
そこで本発明は、従来技術の上記した課題を解決するもので、熱電装置をコンパクト化し、冷蔵庫等の貯蔵庫への組み込みを容易にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、吸熱面と放熱面とを有し電流を流すことにより前記放熱面が加熱され前記吸熱面が冷却される熱電モジュールと、前記熱電モジュールの吸熱面又は放熱面に設けた熱伝導部材と、前記熱電モジュールと前記熱伝導部材とを挟持する冷却部材及び放熱部材と、前記冷却部材と前記放熱部材との間の前記熱電モジュールと前記熱伝導部材との周囲に設けられ前記冷却部材又は前記放熱部材のいずれか一方に固定されたケーシングとを有し、前記ケーシングの反固定側の端部と前記熱伝導部材との間に弾性部材を設け、前記弾性部材が、前記熱伝導部材を介して、前記冷却部材と前記放熱部材のうち前記ケーシングが固定されている部材の方向へ、前記熱電モジュールを弾性的に押圧し、かつ前記冷却部材または前記放熱部材のうち少なくとも一方の部材が、取り付けられる壁に設けた貫通孔を通過可能な寸法に形成したことを特徴とする熱電装置であり、冷却部材と放熱部材との間に、熱電モジュールと熱伝導部材とを挟んで一体構成し、冷却部材または放熱部材の一方の部材は熱伝導部材に固定され、他方の部材はケーシングに固定される。そしてケーシングは、弾性部材を介して熱伝導部材と係合しているので、結局、冷却部材と放熱部材とは、ケーシングと熱伝導部材との係合によって連結されることとなる。これにより、冷却部材または放熱部材の間に伸縮性があり、熱伝導部材等の熱変形が弾性部材によって吸収されるので、熱電モジュールに過度の圧力がかかることを防止できる。さらに、冷却部材または放熱部材のうち少なくとも一方の部材が、貯蔵庫の壁に設けた貫通孔を通過可能な寸法に形成しているため、貫通孔を最小限の大きさにとどめることができるので、貯蔵庫への組み込みを容易にできる。
【0014】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに冷却部材または放熱部材の少なくともいずれかは、熱電モジュールあるいは熱伝導部材に熱的に接触して設けられた板状部を設けたものであり、冷却部材または放熱部材に熱電モジュールあるいは熱伝導部材からの熱を拡散する板状部を設けた熱電装置においても、貯蔵庫への組み込みが容易になるという作用を有する。
【0015】
また請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに冷却部材及び放熱部材に熱電モジュールあるいは熱伝導部材に熱的に接触して設けられた板状部を設け、いずれか一方の前記板状部は、取り付けられる壁の貫通孔の断面積より大きく、いずれか大きい方の前記板状部と前記壁との間にシール部材が介在するものであり、板状部と貯蔵庫との壁との間にシール部材を介在させて一体的に熱電装置を組み込むことができる。そのため、組み込み後シール性も確保されるので、別工程としてシール部材を組み込む工数が低減できるという作用を有する。かつ同時に庫内と庫外間の冷気の逃げ、あるいはの外気の進入等をを防止できるという作用も有する。
【0016】
また板状部と冷蔵機器の壁との間には隙間が生じるので、板状部の熱が壁側に伝わりにくいという作用も有する。
【0017】
また請求項4に記載の発明は、請求項1または3に記載の発明に、さらに冷却部材及び放熱部材は、板状部と、前記板状部の表面に設けられた多数のフィンとをそれぞれ設け、前記冷却部材の板状部と前記放熱部材の板状部のうち板状部の断面積が小さい方の前記部材のフィンは、板状部の断面積が大きい方の前記部材のフィンより、高さが高いものであり、板状部断面積が小さくてもフィン高さを高くすることで、熱交換する表面積を小さくさせることがないので、熱交換性能は同等もしくはそれ以上が可能となる作用も有する。
【0018】
また請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明に、さらに熱電モジュールのリード線の接続端子部材が、ケーシングと一体成型されているものであり、熱電モジュールのリード線の接続端子部材がケーシングと一体成型されているため、熱電装置を貯蔵庫等へ組み込む際、特別に冷熱の逃げを防止するための作業を必要としないので、工数の低減及び組み込みを容易にできるという作用と、一体化熱電装置自体のシール性向上や吸湿性向上の構造となるため信頼性向上という作用を有する。
【0019】
また請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の熱電装置を備えた貯蔵庫であって、断熱壁によって囲まれた貯蔵室を有し、冷却部材または放熱部材のうち一方の前記部材が前記貯蔵室内に露出し、他方の前記部材が貯蔵室外に露出しているものであり、熱電モジュールを使用するので軽量である。また設置姿勢に制約を受けない。さらに熱電モジュールの損傷がなく、かつ冷えやすいという作用を有する。
【0020】
また請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱電装置を貯蔵庫の壁の貫通孔に挿入して組み付けるものであり、一体化した熱電装置を貯蔵庫の壁の貫通孔に挿入して組み付けるので、貯蔵庫への組み込みが容易にできるという作用を有する。
【0021】
また請求項8に記載の発明は、放熱部材の板状部の断面積を小さく、かつ前記放熱部材のフィン高さを高くし、前記放熱部材を庫内側から壁の貫通孔に、請求項4に記載の熱電装置を挿入して組み付けるものであり、電熱モジュールの取付け装置を一体化できるので、貯蔵庫への組み込みが容易になるとともに、冷却部材より放熱部材の板状部面積を小さくして、フィン高さを高くすることにより、貯蔵室内側はスペース的に何ら制約されず、貯蔵室外側はスペースを有効に活用できる構成となる。しかも熱交換する表面積が小さくなることがないので、冷却性能は同等もしくはそれ以上が可能となるという作用を有する。更には、放熱部材の総表面積を増やすことで、熱交換が良好になるので、冷却性能が向上するという作用も有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による熱電装置とこの装置を備えた貯蔵庫とこの貯蔵庫の組み立て方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による熱電装置を備えた貯蔵庫の斜視図である。図2は、図1の貯蔵庫の断面図である。図3は、本発明の実施の形態1の熱電装置の断面図である。図4は、本発明の他の実施の形態の熱電装置の断面図である。
【0024】
図1,図2に示す冷蔵庫1(特許請求の範囲の貯蔵庫に相当する)は、本発明の一実施の形態であり、本発明の熱電装置2が装備されたものである。
【0025】
すなわち冷蔵庫1は、本体部3と扉4を有し、これらはいずれも断熱壁5,6で覆われていて内部が冷蔵室8(特許請求の範囲の貯蔵室に相当する)となっている。断熱壁5,6は、いずれも表裏面に薄い鋼板10,11が設けられ、その内部に発泡ウレタン樹脂等の断熱材9が充填されたものである。
【0026】
そして、冷蔵室8の裏面側の断熱壁5に、本実施の形態に特有の部材である熱電装置2が取り付けられている。
【0027】
熱電装置2は、熱電モジュール15を内蔵するものであり、箱体16、冷却部材17、放熱部材18、熱伝導部材20及びオーリング21,23、板ばね22によって構成されている。また箱体16は、外箱25内に後述する内箱26が挿入されたものである。
【0028】
順次説明すると、箱体16を構成する外箱25は、断面が略正方形の筒状をしている。そして当該筒状部27の両端にフランジ30,31が設けられている。フランジ30,31のうち、筒状部27の放熱側(図3右側)に設けられたフランジ31は筒状部27の端面と同一の平面に設けられている。また他方(冷却側)のフランジ30は、筒状部27の端面と同一の平面に設けられているが、フランジ31と直交する方向にフランジが設けられている。
【0029】
この様に外箱25により冷蔵庫1の断熱壁5に貫通孔60が形成されている。
【0030】
外箱25の材質は任意であるが、断熱性に優れ、かつ冷蔵庫1の断熱壁5との接着性が良いものが推奨される。
【0031】
内箱26(特許請求の範囲のケーシングに相当する)は、前記した外箱25と相似形の断面の筒状部32を持ち、筒状部32の大きさは、前記した外箱25の筒状部27の内寸よりも小さい。
【0032】
内箱26の筒状部32の一端側(放熱側)にはフランジ35が設けられている。そしてフランジ35の外側の面(放熱部材18との接触面)には溝39が設けられている。溝39は内箱26の放熱側の開口の周囲を環状に取り囲むものである。溝39には弾性部材であるオーリング23が装着される。
【0033】
また内箱26の外周部にはフランジ35から筒状部32に沿って、筒状部32の他端側(吸熱側)に向かって図示していないが補強用リブが各面(全周4面)に設けられている。リブの長さは、内箱26ほぼ全長程度の長さである。
【0034】
一方、内箱26の他端側(吸熱側)は、内向きにフランジ38が設けられており、開口37が狭められている。また内箱26の他端側(吸熱側)の開口37の先端部には、図3に示すように2つの溝部48,49が設けられている。溝部48には弾性部材であるオーリング21、溝部49には弾性部材、例えば板ばね22が保持されており、ずれないように構成されているものである。すなわち溝部48,49は、内フランジ38の内部側(熱伝導部材20側)にあって、開口37に沿って開口37の全周を環状に取り巻いて設けられている。
【0035】
冷却部材17と放熱部材18は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた素材によって作られたものである。冷却部材17と放熱部材18は、いずれもベースとなる熱電モジュール15あるいは熱伝導部材20から熱を拡散する板状部40,41を持ち、その表面側に多数のフィン43が設けられたものである。なおフィン43は、略L字型または略I字型の薄い板状の部材であり、板状部40,41の表面側にカシメあるいは超音波溶接等の加工を行い、接合する。
【0036】
冷却部材17と放熱部材18の相違点は、ベースとなる板状部40,41の面積とフィン高さの違いである。
【0037】
従来のようにフィン43の形状を板状部40,41の表面を薄く削り、削り部を起立させたものであると、加工上フィン高さに限界が生じる。しかし、フィン43を略L字型または略I字型の薄い板状部材をカシメあるいは超音波溶接等の加工を行うことにより、同じ熱交換面積(総表面積)が同じと仮定した場合、フィン43の高さが高く設定できるためベースとなる板状部40,41の面積を小さくできる。また、冷蔵庫1の貫通孔60の開口面積より板状部40または板状部41の面積を同等またはそれ以下にすることで、熱電装置2を一体化、ユニット化して冷蔵庫1等の本体に容易に組み込むことができる。
【0038】
ここで本実施の形態では、放熱部材18の板状部41の面積が冷却部材17の板状部40の面積よりも小さく、フィン高さが高いもので熱電装置2を一体化している。すなわち、冷蔵庫1等の本体へは冷蔵室8(冷蔵庫庫内側)から熱電装置2を組み込む構成としている。また、放熱部材18の板状部41の面積が冷却部材17の板状部40の面積よりも小さく、フィン高さを高くすることで、冷蔵室8の庫内容積に影響をおよぼすことなく、庫外側のスペース(フィンの高さ方向に)を有効活用することができる。
【0039】
更に放熱部材18の熱交換面積(総表面積)を増やすことで、冷却性能が向上できる。
【0040】
熱伝導部材20は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属で作られた中実のブロックである。
【0041】
熱伝導部材20の形状は四角柱状であるが、一方の端部(吸熱側)はやや小さく作られている。すなわち熱伝導部材20の吸熱側端部の近傍には段部51があり、先端は面積がやや小さい。吸熱側端部の端面24の形状は略正方形であり、その大きさは熱電モジュール15と等しい。また前記した内箱26の開口37と同程度の大きさであり、熱伝導部材20の吸熱側端部の先端部分は、内箱26の開口37から突出可能である。
【0042】
熱伝導部材20の本体部分の寸法は、内箱26の内側部分よりも小さい。すなわち熱伝導部材20と内箱の間に隙間(空気層)65がある。
【0043】
熱電モジュール15は、平板状であり、正方形をしている。熱電モジュール15は、前記した様に、リード線55,56から電流を流すと、一方の面(放熱面)58が高温となり、他方の面(吸熱面)57が低温となる性質を持つ。
【0044】
オーリング21,23は、いずれもゴムで作られたものであり、略四角形の形状をしている。
【0045】
次に、熱電装置2の上記した各部材同士の関係および冷蔵庫1の本体部3との関係について説明する。
【0046】
熱電装置2を構成する部材の内、外箱25は、断熱壁5を貫通する状態で冷蔵庫1の本体部3に取り付けられる。すなわち冷蔵室8の裏面側の断熱壁5には貫通孔60が設けられており、貫通孔60の内部に外箱25の筒状部27があり、両端のフランジ30,31は、図3の様に鋼板10,11の内側と接している。
【0047】
実際の製作上は、鋼板10,11を平行に配し、その間に予め外箱25を挟み、この状態からウレタン樹脂液等を鋼板10,11同士の間に注入し、鋼板10,11同士の間で樹脂液を発泡させて鋼板10,11と外箱25及び断熱材を一体化させる。すなわち外箱25は、断熱壁5を成形する際に鋳込んでしまう。
【0048】
そして図3に示すように、外箱25の中に内箱26や熱伝導部材20、熱電モジュール15等が配され、両端に冷却部材17と放熱部材18が組み付けられた熱電装置2を一体的に冷蔵庫1の貫通孔60に挿入される。
【0049】
すなわち外箱25の中に内箱26が配され、さらに内箱26の中に熱伝導部材20が挿入されている。ここで外箱25と内箱26の関係を見ると、内箱26の外形寸法は外箱25の内形寸法よりも小さい。また外形寸法が外箱25の内形寸法、内形寸法が内箱26の外形寸法で形成された断熱部材62が内箱26の筒状部32周囲に設置されている。断熱部材62は、例えば発泡ウレタンや発泡ポリスチレン等の発泡断熱材が一般的である。また真空断熱材を使用して更に断熱効果を向上することができる。
【0050】
一方、内箱26の他端部は、後述するように熱伝導部材20の先端によって支持されている。そのため内箱26は、外箱25に対して同心状にある。
【0051】
また熱伝導部材20は、内箱26の中にあり、先端部が内箱26の開口37から外部に突出している。そして熱伝導部材20の先端面には、冷却部材17がネジ63によって一体的に取り付けられている。またさらに冷却部材17は、ネジ64によって発泡ウレタン樹脂等の発泡樹脂からなるシール部材67を介在させて断熱壁5に取り付けられている。従って、冷却部材17の板状部40と断熱壁5の間には隙間が生じる。また、前記した熱伝導部材20は、断熱壁5にネジ止めされた冷却部材17によって片持ち支持され、熱伝導部材20は、外箱25に対して同心状にある。
【0052】
そして上述のように、熱伝導部材20の先端部が内箱26の開口37から突出しており、さらに内箱26の開口37部分には内フランジ38が設けられているので、内箱26の開口37の開口端が熱伝導部材20と接し、内箱26の端部を支持して内箱26の熱伝導部材20を外箱25に対して同心位置に位置決めする。従って内箱26及び熱伝導部材20は共に外箱25に対して同心位置にあり、熱伝導部材20の全周面と内箱26の内面にも隙間65が存在する。
【0053】
また内箱26の端部の内フランジ38にはオーリング21、板ばね22が配されている。すなわち内フランジ38は、熱伝導部材20と冷却部材17の間で形成される溝に係合するが、内フランジ38とこれらとの間にはオーリング21、板ばね22が介在されている。
【0054】
従って内箱26は、内フランジ38が熱伝導部材20と冷却部材17の間で形成される溝に嵌合するので、外箱25から抜け落ちることが無く、かつオーリング21、板ばね22の弾性によって軸方向に移動可能である。
【0055】
また内箱26のフランジ35に、放熱部材18がネジ止めされている。なお両者の間にはオーリング23が介在されている。そして内箱26内の熱伝導部材20と放熱部材18の板状部41の間で熱電モジュール15が挟まれている。
【0056】
ここで上述したように、内箱26は、内フランジ38が熱伝導部材20と冷却部材17の間で形成される溝に嵌合しており、外箱25から抜け落ちることが無いが、オーリング21、板ばね22の弾性によって軸方向に移動可能であるので、内箱26と一体的に固定された放熱部材18はオーリング21、板ばね22の弾性の範囲内で移動可能である。
【0057】
これに対して熱伝導部材20は、冷却部材17に対して一体的に固定されているから、軸方向の自由度を持たない。そのため熱伝導部材20と放熱部材18の間に挟まれた熱電モジュール15は、オーリング21、板ばね22の弾性によって熱伝導部材20と放熱部材18の間に押しつけられる。
【0058】
本実施の形態の熱電装置2の各部材について、ラジアル方向の支持とスラスト方向の支持についてまとめると次の通りである。
【0059】
すなわち外箱25は、断熱壁5に鋳込まれて断熱壁5に対して一体的に取り付けられており、ラジアル方向についてもスラスト方向についても固定されている。また冷却部材17についても、ネジ64で断熱壁5に一体的に取り付けられており、ラジアル方向についてもスラスト方向についても固定されている。
【0060】
残りの部材のラジアル方向の支持を見ると、熱伝導部材20は冷却部材17に片持ち保持されており、冷却部材17によってラジアル方向の荷重が支持されている。
【0061】
内箱26は、図3の左側(吸熱側)の開口37の端部が熱伝導部材20の小径部と当接し、内箱26の先端側が熱伝導部材20によって支持されている。一方内箱26の図3の右側(放熱側)は、外形寸法が外箱25の内形寸法、内形寸法が内箱26の外形寸法で形成された断熱部材62が内箱26の筒状部32周囲に沿って挿入されているので、断熱部材62が外箱25に当接することにより、外箱25に支持されている。従って内箱26は、熱伝導部材20と外箱25によってその両端がラジアル方向に支持されている。
【0062】
そのため外箱25、内箱26、熱伝導部材20は、いずれも安定して支持され、互いに同心位置にある。そして大きさの関係により、熱伝導部材20と内箱26の間に空隙65があり、内箱26と外箱25の間に断熱部材62がある。
【0063】
またスラスト方向の支持を見ると、前記したように熱伝導部材20は断熱壁5に固定された冷却部材17と一体的であるから、熱伝導部材20はスラスト方向に固定されている。
【0064】
そして内箱26及び放熱部材18は、冷却部材17と熱伝導部材20の段部との間に形成された溝部に、内箱26の内フランジ38が係合し、スラスト方向の荷重を支持している。ただし、内フランジ38と熱伝導部材20の間にはオーリング21、板ばね22があるから、オーリング21、板ばね22の弾性の範囲内でスラスト方向に移動可能である。そのため熱電モジュール15は、オーリング21、板ばね22の弾性によって熱伝導部材20と放熱部材18の間に押しつけられる。
【0065】
細部について付言すると、冷却部材17と断熱壁5との間には、発泡ウレタン樹脂等の発泡樹脂からなるシール部材67が介在されている。
【0066】
熱電モジュール15のリード線55,56は、内箱25と内箱25内で一体成型された接続端子47に接続され、内箱25からバッテリー又は整流器70に接続される。
【0067】
本実施の形態の冷蔵庫1では、バッテリーまたは整流器70から通電された熱電モジュール15の吸熱面57の温度が低下し、放熱面58の温度が上昇する。そして吸熱面57の冷温は、熱伝導部材20に伝導され、さらに熱伝導部材20から冷蔵室8内の冷却部材17に伝導される。そして冷却部材17が冷蔵室8内の空気を冷却し、庫内を低温雰囲気にする。
【0068】
一方、放熱面58の温熱は、直接的に放熱部材18に伝わり、外部に放出される。
【0069】
ここで本実施の形態の冷蔵庫1では、放熱部材18の板状部41の面積が冷却部材17の板状部40の面積よりも小さく、フィン高さが高いもので熱電装置2を一体化している。すなわち、冷蔵庫1等の本体へは冷蔵室8(冷蔵庫1庫内側)から熱電装置2を組み込む構成としている。また、放熱部材18の板状部41の面積が冷却部材17の板状部40の面積よりも小さく、フィン高さを高くすることで、冷蔵室8の庫内容積に影響をおよぼすことなく、庫外側のスペース(フィンの高さ方向に)を有効活用することができる。
【0070】
以上説明した実施の形態では、冷却部材17、放熱部材18に板状部40,41の表面側に多数のフィン43が設けられた構造のものを採用したが、図4で示すように吸熱部材は、平板50であってもよい。すなわち断熱壁5の一部である冷蔵室8側の鋼板11に平板50を直接接触させ、冷蔵室8内を冷蔵雰囲気にすることもできる。またさらに進んで、冷蔵室8の内面を覆う鋼板11を冷却部材として活用することも可能である。すなわち、平板50を介さずに直接鋼板11と熱伝導部材20が熱的に接合されてもよい。
【0071】
また本実施の形態では、熱伝導部材20の周囲に二重断熱部を設けたが、断熱層としてはは単層でもあってもよい。
【0072】
また、弾性部材として、オーリング21,23及び板ばね22を熱電装置2の構成要素として説明してきたが、板ばね22はオーリングであってもよく、この場合オーリング21とオーリング(板ばね)22を一つにまとめることも可能である。
【0073】
また、熱伝導部材20を一つだけ使用し、熱電モジュール15を放熱側に寄せた構成を採用した。この構成は、効果として先に述べたように、空隙65内で冷熱と温熱が混じり合わず、冷熱を冷蔵室8内に伝える効率が高い。しかしながら本発明は、上記した構成にこだわるものではなく、熱電モジュール15を吸熱側に寄せてもよい。ただし熱電モジュール15を吸熱側に寄せると、高温の空気が空隙65内にこもるので、この高温の空気を排出する方策を検討することが望ましい。また冷熱の伝達効率は低下するが、2個の熱伝導部材を採用し、この間に熱電モジュール15を挟む構成も可能である。
【0074】
また、放熱部材18の板状部41の面積が冷却部材17の板状部40の面積よりも小さく、フィン高さが高いもので熱電装置2を一体化しているが、放熱部材18の板状部41の面積が冷却部材17の板状部40の面積よりも大きく、フィン高さが低いもので熱電装置2を一体化し、庫外側から取り付けるようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明の熱電装置とこの装置を備えた貯蔵庫とこの貯蔵庫の組み立て方法では、熱電モジュールに過度の圧力がかかることを防止しながら熱電装置をユニット化,コンパクト化し、貯蔵庫等への組み込みを容易にすることができる。
【0076】
特に請求項1に記載の熱電装置は、ケーシングの反固定側の端部と前記熱伝導部材との間に弾性部材を設け、前記弾性部材が、前記熱伝導部材を介して、前記冷却部材と前記放熱部材のうち前記ケーシングが固定されている部材の方向へ、前記熱電モジュールを弾性的に押圧し、かつ前記冷却部材または前記放熱部材のうち少なくとも一方の部材が、取り付けられる壁に設けた貫通孔を通過可能な寸法に形成しため、熱電装置の取扱いや、運搬や、熱電装置が取り付けられる貯蔵庫等への組み込みを容易にでき、しかも熱電装置が取り付けられる壁に設けた貫通孔を最小限にでき、冷蔵庫のように断熱性能を備える壁に取り付けられる場合、従来に比べ断熱性能を向上できるという効果がある。
【0077】
請求項2に記載の熱電装置は、請求項1に記載の熱電装置に、さらに冷却部材または放熱部材の少なくともいずれかは、熱電モジュールあるいは熱伝導部材に熱的に接触して設けられた板状部を設けたものであり、冷却部材または放熱部材に熱電モジュールあるいは熱伝導部材からの熱を拡散する板状部を設けた熱電装置においても、貯蔵庫への組み込みが容易にできる。
【0078】
請求項3に記載の熱電装置は、請求項1に記載の熱電装置に、さらに冷却部材及び放熱部材に熱電モジュールあるいは熱伝導部材に熱的に接触して設けられた板状部を設け、いずれか一方の前記板状部は、取り付けられる壁の貫通孔の断面積より大きく、いずれか大きい方の前記板状部と前記壁との間にシール部材が介在するものであり、板状部と熱電装置が取り付けられる壁との間にシール部材を介在させて一体的に熱電装置を組み込むことができる。そのため、組み込み後シール性も確保されるので、別工程としてシール部材を組み込む工数が低減できる。
【0079】
また板状部と壁との間には隙間が生じるので、板状部の熱が壁側に伝わりにくくできる。
【0080】
請求項4に記載の熱電装置は、請求項1または3に記載の熱電装置に、さらに冷却部材及び放熱部材は、板状部と、前記板状部の表面に設けられた多数のフィンとをそれぞれ設け、前記冷却部材の板状部と前記放熱部材の板状部のうち板状部の断面積が小さい方の前記部材のフィンは、板状部の断面積が大きい方の前記部材のフィンより、高さが高いものであり、板状部断面積が小さくてもフィン高さを高くすることで、熱交換する表面積を小さくさせることがないので、熱交換性能は同等もしくはそれ以上が可能にできる。
【0081】
請求項5に記載の熱電装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の熱電装置に、さらに熱電モジュールのリード線の接続端子部材が、ケーシングと一体成型されているものであり、熱電モジュールのリード線の接続端子部材がケーシングと一体成型されているため、熱電装置を貯蔵庫等へ組み込む際、特別に冷熱の逃げを防止するための作業を必要としないので、工数の低減及び組み込みを容易にできるという作用と、一体化熱電装置自体のシール性向上や吸湿性向上の構造となるため信頼性を向上できる。
【0082】
請求項6に記載の貯蔵庫は、請求項1または請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の熱電装置を備えた貯蔵庫であって、断熱壁によって囲まれた貯蔵室を有し、冷却部材または放熱部材のうち一方の前記部材が前記貯蔵室内に露出し、他方の前記部材が貯蔵室外に露出しているものであり、熱電モジュールを使用するので軽量である。また設置姿勢に制約を受けない。さらに熱電モジュールの損傷がなく、かつ冷えやすくできる。
【0083】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱電装置を貯蔵庫の壁の貫通孔に挿入して組み付けるものであり、一体化した熱電装置を貯蔵庫の壁の貫通孔に挿入して組み付けるので、貯蔵庫への組み込みが容易にできる。
【0084】
請求項8に記載の貯蔵庫の組み立て方法は、放熱部材の板状部の断面積を小さく、かつ前記放熱部材のフィン高さを高くし、前記放熱部材を庫内側から壁の貫通孔に、請求項4に記載の熱電装置を挿入して組み付けるものであり、電熱モジュールの取付け装置を一体化できるので、貯蔵庫への組み込みが容易になるとともに、冷却部材より放熱部材の板状部面積を小さくして、フィン高さを高くすることにより、貯蔵室内側はスペース的に何ら制約されず、貯蔵室外側はスペースを有効に活用できる構成となる。しかも熱交換する表面積が小さくなることがないので、冷却性能は同等もしくはそれ以上が可能となるとともに、放熱部材の総表面積を増やすことで、熱交換が良好になるので、冷却性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱電装置を備えた貯蔵庫の実施の形態1の冷蔵庫の斜視図
【図2】図1の冷蔵庫の断面図
【図3】本発明の同実施の形態の熱電装置の断面図
【図4】本発明の他の実施の形態の熱電装置の断面図
【図5】従来の熱電装置の断面図
【符号の説明】
1 冷蔵庫(貯蔵庫)
2 熱電装置
5,6 断熱壁
8 冷蔵室(貯蔵室)
15 熱電モジュール
16 箱体
17 冷却部材
18 放熱部材
20 熱伝導部材
25 外箱
26 内箱(ケーシング)
40,41 板状部
47 接続端子部材
57 吸熱面
58 放熱面
60 貫通孔
67 シール部材

Claims (8)

  1. 吸熱面と放熱面とを有し電流を流すことにより前記放熱面が加熱され前記吸熱面が冷却される熱電モジュールと、前記熱電モジュールの吸熱面又は放熱面に設けた熱伝導部材と、前記熱電モジュールと前記熱伝導部材とを挟持する冷却部材及び放熱部材と、前記冷却部材と前記放熱部材との間の前記熱電モジュールと前記熱伝導部材との周囲に設けられ前記冷却部材又は前記放熱部材のいずれか一方に固定されたケーシングとを有し、前記ケーシングの反固定側の端部と前記熱伝導部材との間に弾性部材を設け、前記弾性部材が、前記熱伝導部材を介して、前記冷却部材と前記放熱部材のうち前記ケーシングが固定されている部材の方向へ、前記熱電モジュールを弾性的に押圧し、かつ前記冷却部材または前記放熱部材のうち少なくとも一方の部材が、取り付けられる壁に設けた貫通孔を通過可能な寸法に形成したことを特徴とする熱電装置。
  2. 冷却部材または放熱部材の少なくともいずれかは、熱電モジュールあるいは熱伝導部材に熱的に接触して設けられた板状部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱電装置。
  3. 冷却部材及び放熱部材に熱電モジュールあるいは熱伝導部材に熱的に接触して設けられた板状部を設け、いずれか一方の前記板状部は、取り付けられる壁の貫通孔の断面積より大きく、いずれか大きい方の前記板状部と前記壁との間にシール部材が介在することを特徴とする請求項1に記載の熱電装置。
  4. 冷却部材及び放熱部材は、板状部と、前記板状部の表面に設けられた多数のフィンとをそれぞれ設け、前記冷却部材の板状部と前記放熱部材の板状部のうち板状部の断面積が小さい方の前記部材のフィンは、板状部の断面積が大きい方の前記部材のフィンより、高さが高いことを特徴とする請求項1または3に記載の熱電装置。
  5. 熱電モジュールのリード線の接続端子部材が、ケーシングと一体成型されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の熱電装置。
  6. 断熱壁によって囲まれた貯蔵室を有し、冷却部材または放熱部材のうち一方の前記部材が前記貯蔵室内に露出し、他方の前記部材が貯蔵室外に露出していることを特徴とする請求項1または請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の熱電装置を備えた貯蔵庫。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱電装置を貯蔵庫の壁の貫通孔に挿入して組み付けることを特徴とする貯蔵庫の組み立て方法。
  8. 請求項4に記載の熱電装置において、放熱部材の板状部の断面積を小さく、かつ前記放熱部材のフィン高さを高くし、前記放熱部材を庫内側から壁の貫通孔に挿入して組み付けることを特徴とする貯蔵庫の組み立て方法。
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