JP3928347B2 - 微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路 - Google Patents

微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
1996年のクリプトスポリジウム流出事故以降、上水分野では微粒子監視が普及し始めている。
微粒子カウンタの測定方式には、光ビームを試料水に照射し、光ビームの観測領域を微粒子が通過したときに生ずる散乱光パルス信号をカウントする散乱光方式と、光ビームの観測領域を微粒子が通過したときに生ずる、透過光量の減光パルス信号をカウントする光遮断方式とがある。光遮断方式は最小検出粒径が1〜2μmであり、この粒径以上が光遮断方式の測定粒径となる。散乱光方式の最小検出粒径はパルス信号を検出する受光光学系の位置によって異なるが、側方散乱光方式で0.1μm以下、前方散乱光方式で0.1〜0.2μmである。側方散乱方式では、前記クリプトスポリジウムなどの生物のように大きさがある程度揃い、屈折率が水に近い物質に対してほとんど感度を持たない場合があることが知られている。前方散乱光方式の場合は、前記生物のように光ビームの波長と比較して同程度以上に大きくなると、ほとんどが前方に向けて光ビームが散乱されるようになるので、側方散乱光方式と比較すると屈折率に対する影響は非常に小さいが、吸収成分を検出していない分だけ光遮断方式より粒径に対する感度が小さくなり、実際の大きさより小さい微粒子としてカウントされる場合がある。
【0003】
そこで、上水分野では、クリプトスポリジウム相当径の4〜6μmの粒子を監視することと、前記クリプトスポリジウムや浄水中にしばしば含まれる藻類は、校正に用いる標準粒子より屈折率が水に近いので、散乱光方式のパルス信号が小さくなるという理由から、主に光遮断方式が採用されている。
また、前記事故を契機に厚生省から発表された「クリプトスポリジウムによって水道原水が汚染されるおそれのある浄水場ではろ過池出口の濁度を0.1度以下に維持すること」という暫定対策指針以降、微粒子カウンタの技術を応用した濁度計が開発されている。例えば微粒子が光ビームを通過する際に、粒径に応じた波高値で観測される散乱光を粒径区分ごとにカウントし、カウントされた一つ一つの信号を微粒子の大きさに応じた濁度に変換することが、本発明者らが出願した特開平10−311784号公報(発明の名称:濁度および微粒子の測定方法と装置)に記載され、また、前記の濁度測定方法の測定粒径範囲を拡張するために散乱光方式と光遮断方式を組み合わせることが、本発明者らが出願中の特願2000−284611号の明細書(発明の名称:濁度および微粒子の測定方法と装置)に記載されている。
【0004】
前記の微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計は、微粒子によるパルス信号をカウントして、微粒子の個数濃度を計測する。前記パルス信号は粒径に応じた波高値を持ち、前記装置の電子回路では、前記パルス信号を所定のゲインで増幅し、各粒径別にしきい値を設定して、粒径区分毎にパルスをカウントしている。ここで、前記パルス信号の波高値は、粒径によって大きく変化し、通常のリニアアンプのダイナミックレンジでは、全ての粒径をカバーできない。そこで、入力電圧を対数的に増幅する対数アンプを使用し、ダイナミックレンジを広げる方法と、異なるゲインの増幅回路をリニアアンプで構成し、複数の粒径レンジでパルスカウントを個別に行う方法が主に採用されている。
【0005】
従来からの第1の方法として、まず、微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、対数アンプを用いた従来の電子回路ブロック図の例を図3に示す。この図において、光電変換素子1からの電気信号は、プリアンプ2によって増幅され、ACカップリングの対数アンプ3でさらに増幅される。このとき、対数アンプ3の出力は入力電圧が大きいほど、ゲインが小さくなるので、リニアアンプよりダイナミックレンジが大きくとれ、幅広い粒径に対応することが可能である。
【0006】
前記対数アンプ3の出力は、ピークホールド回路4によってピーク値がホールドされるが、このとき、コンパレータ51と52の出力はタイミング回路6に入力され、タイミング回路6からはコンパレータ51で設定された所定のしきい値511をパルス信号が越えた時点でピークホールド動作を開始し、コンパレータ52でしきい値511より小さい値に設定されたしきい値521よりパルス信号が小さくなったときにパルス終了信号61、リセット信号62の順にワンショット信号が出力される。尚、コンパレータ51、52は、一つのコンパレータとし、ヒステリシス特性を持たせてもよい。
【0007】
次にピークホールド回路4の出力はA/Dコンバータ7によってA/D変換され、粒径に応じたしきい値81が設定されているデジタルコンパレータ8に入力される。そして、AND回路11にはデジタルコンパレータ8の出力とパルス終了信号61が入力される。このとき、AND回路11からは、前記コンパレータ8のしきい値81をA/Dコンバータ7の出力が越えている状態で、タイミング回路6からパルス終了信号61が出力されるとそのたびに信号が出力され、カウンタ回路9のカウント値が1カウント増加する。ここで、パルス終了信号61はコンパレータ52で設定されたしきい値521よりパルス信号が小さくなった時点から、リセット信号62が出力されるまでの間に出力される。
【0008】
次に、一定時間ごとにCPU10によってカウンタ回路9の計数値を読み出し、微粒子個数濃度が演算される。粒径区分の数が多い場合には、その数に応じてデジタルコンパレータ8と異なるしきい値が設定されたデジタルコンパレータと、AND回路、カウンタ回路を用意することになる。このとき、CPU10からの信号によりデジタルコンパレータのしきい値を設定できるようにしておけば、任意の粒径を複数選択することが可能となる。
【0009】
従来からの第2の方法として、次に、微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、2種類のリニアアンプを用い異なるゲインで動作させた従来の電子回路ブロック図の例を図4に示す。
この図において、光電変換素子1からの電気信号はプリアンプ2によって増幅され、ACカップリングのリニアアンプ3A、3Bでさらに増幅される。ここで、パルス信号に対するダイナミックレンジを広げるため、リニアアンプ3Aと3Bのゲインは各々異なるものとし、各々異なる粒径範囲を測定する。
【0010】
前記リニアアンプ3Aと3Bの出力は、それぞれピークホールド回路4Aと4Bによってピーク値がホールドされるが、このとき、コンパレータ51A、52Aとコンパレータ51B、52Bの出力は、それぞれタイミング回路6A、6Bに入力される。
タイミング回路6Aからはコンパレータ51Aで設定された所定のしきい値511Aをパルス信号が越えた時点でリニアアンプ3Aの出力のピークホールドを開始し、コンパレータ52Aにおいてしきい値511Aより小さい値に設定されたしきい値521Aよりパルス信号が小さくなったときに、パルス終了信号61A、リセット信号62Aの順にワンショット信号が出力される。同様に、タイミング回路6Bからはコンパレータ51Bで設定された所定のしきい値511Bをパルス信号が越えた時点でリニアアンプ3Bの出力のピークホールドを開始し、コンパレータ52Bにおいてしきい値511Bより小さい値に設定されたしきい値521Bよりパルス信号が小さくなったときに、パルス終了信号61B、リセット信号62Bの順にワンショット信号が出力される。尚、コンパレータ51Aと52A、およびコンパレータ51Bと52Bは、各々一つのコンパレータとし、ヒステリシス特性を持たせてもよい。
【0011】
次にピークホールド回路4Aの出力はA/Dコンバータ7AによってA/D変換され、粒径に応じたしきい値81Aが設定されているデジタルコンパレータ8Aに入力される。そして、AND回路11Aにはデジタルコンパレータ8Aの出力とパルス終了信号61Aが入力される。このとき、AND回路11Aからは、前記デジタルコンパレータ8Aのしきい値81AをA/Dコンバータ7Aの出力が越えている状態で、タイミング回路6Aからパルス終了信号61Aが出力されると、そのたびに信号が出力され、カウンタ回路9Aのカウント値が1カウント増加する。ここで、パルス終了信号61Aはコンパレータ52Aで設定されたしきい値521Aよりパルス信号が小さくなった時点から、リセット信号62Aが出力されるまでの間に出力される。次に、一定時間ごとにCPU10によってカウンタ回路9Aの計数値を読み出し、微粒子個数濃度が演算される。
【0012】
同様に、カウンタ回路9Bは、ピークホールド回路4Bからの入力を変換したA/Dコンバータ7Bの出力とデジタルコンパレータ8Bのしきい値81Bの比較条件とパルス終了信号61Bによりカウントアップされ、微粒子個数濃度がCPU10によって演算される。
粒径区分を増やす場合、その粒径区分がリニアアンプ3Aの粒径範囲に相当するときは、デジタルコンパレータ8Aと同じ入力に対し、粒径に応じて異なるしきい値が設定されたデジタルコンパレータを用意し、リニアアンプ3Bの粒径範囲に相当するときは、デジタルコンパレータ8Bと同じ入力に対し、粒径に応じて異なるしきい値が設定されたデジタルコンパレータを用意することになる。このとき、CPU10からの信号によりデジタルコンパレータのしきい値を設定できるようにしておけば、任意の粒径を複数選択することが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の微粒子カウント式濁度計、あるいは微粒子カウンタの電子回路により、複数の粒径区分に対応する微粒子個数濃度が測定可能となるが、対数アンプは温度変化によるドリフトがリニアアンプより大きく、製品の種類も少ないので、工業計器としてはリニアアンプを用いた方が好ましい。また、リニアアンプを用いてゲインの異なる複数の回路を用いた場合には、ゲイン毎に増幅回路が必要なだけでなく、前記パルス信号のピークを検出するピークホールド回路、前記ピークホールド回路の出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータがゲインの異なる回路毎に必要となる。ゲインの種類が少ない場合にはリニアアンプの方法は有効であるが、粒径レンジが広い場合、特に散乱光方式と光遮断方式を組み合わせた装置の場合には、入力が2種類あるので、ゲインの種類が多くなり、基板面積が大きくなってしまうという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、請求項1の発明は、試料水に光ビームを照射し、試料水中の微粒子による散乱光や透過光を、光電変換手段で得られる散乱光パルス、あるいは光遮断パルスの信号をカウントする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路において、光強度を電気信号に変換するための光電変換素子から出力される電気信号を複数の増幅回路によって複数の電気信号に増幅した後、各々微粒子によるパルス幅よりも十分短い周期で信号を切替える機能を持ったマルチプレクサに入力し、その出力をA/Dコンバータでデジタル信号に変換し、複数の電気信号毎に設けたデジタルピークホールド回路と粒径別に設けたデジタルコンパレータとカウンタ回路で、前記マルチプレクサからの出力信号がどの増幅率の信号であるかを認識しておき、信号の種類ごとにパルス信号をカウントする構成とすることを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、試料水に光ビームを照射し、試料水中の微粒子による散乱光や透過光を、光電変換手段で得られる散乱光パルス、あるいは光遮断パルスの信号をカウントする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路において、散乱光パルス用光電変換素子と光遮断パルス用光電変換素子を設置し、共に測定をする場合などのように、複数の光電変換素子から出力される電気信号を各々異なるゲインの増幅器によって複数の電気信号に増幅した後、各々前記請求項1と同様にマルチプレクサに入力し、その出力をA/Dコンバータでデジタル信号に変換し、複数の電気信号毎に設けたデジタルピークホールド回路と粒径別に設けたデジタルコンパレータとカウンタ回路で、前記マルチプレクサからの出力信号がどの光電変換素子の信号であるか、かつどの増幅率の信号であるかを認識しておき、信号の種類ごとにパルス信号をカウントする構成とすることを特徴とする。
【0016】
上記の請求項1や2の発明により、複数の電気信号毎にそれぞれアナログピークホールド回路とA/Dコンバータとを設けることを防ぎ、プリント基板面積を縮小することができる。
さらに、請求項3の発明は、請求項1または2記載の微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路において、A/Dコンバータ以降のデジタル回路は容易に集積化が可能であるので、使用時に利用者が機能を設定できるICであるFPGA(Field Programmable Gate Array)などのICを使用して、デジタルピークホールド回路、粒径別のデジタルコンパレータとカウンタ回路を集積することを特徴とする。この集積化により、より小さい基板面積で複数の粒径区分を設定することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施例1)
本発明の請求項1、3に関する実施例として、微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、電子回路ゲインが2種類(A、B)で各々のゲインにおける粒径区分も2種類(a、b)あり、マルチプレクサを利用した電子回路のブロック図を図1に示す。
【0018】
この図において、光電変換素子1からの電気信号はプリアンプ2によって増幅された後、LPF(ローパスフィルタ)13によってノイズが除去され、差動アンプ14に入力される。差動アンプ14には、さらにLPF13の出力をなまらせることで、プリアンプ2の出力のベースラインとしたLPF15の出力を入力する。ここで、LPF13、および15のカットオフ周波数は、試料水の流量にもよるが、LPF13で数十kHzから数百kHz、LPF15で数十Hz以下が選択される。尚、ACカップリングのリニアアンプを差動アンプの変わりに使用することもできる。この場合、前記リニアアンプの入力はLPF13の出力のみとなる。
【0019】
差動アンプ14の出力はLPF13の出力からベースラインが差し引かれることで、常にゼロ電圧付近からパルスが発生する。このパルス信号はリニアアンプ16A、16Bでさらに増幅される。ここで、パルス信号に対するダイナミックレンジを広げるため、リニアアンプ16Aのゲインは16Bより大きいものとし、各々異なる粒径範囲を測定する。
【0020】
次に前記リニアアンプ16Aと16Bの出力は、マルチプレクサ17に入力され、マルチプレクサ17はサンプリング設定回路18から出力される切替信号181によって微粒子によるパルス幅よりも十分短い周期で信号を切替えられる。前記マルチプレクサ17の出力は前記切替信号181の周期よりも高速なA/Dコンバータ19によりデジタル信号に変換される。A/Dコンバータ19のサンプリングはサンプリング設定回路18から出力される切替信号181と同じ周期で、位相の異なるサンプリング信号182により行い、その出力はデジタルコンパレータ20A、ラッチ回路21A、デジタルコンパレータ22Aに入力される。
【0021】
ラッチ回路21Aはデジタルコンパレータ22Aの出力とサンプリング設定回路18から出力されるセレクト信号183AをAND回路23Aに入力した際、AND回路23Aから出力される書換信号231Aにより、A/Dコンバータ19の出力値に書き換えられる。ここで、セレクト信号183AはA/Dコンバータ19の出力がゲインAであることを示す信号であり、デジタルコンパレータ22AはA/Dコンバータ19の出力とラッチ回路21Aに記憶されている前回値とを比較し、前者が後者より大きい値のときに信号を出力する。したがって、ラッチ回路21AはA/Dコンバータ19の出力がゲインAの信号で、かつ前記信号がラッチ回路21Aに記憶されている前回値より大きい値のときにのみ書き変わるため、ラッチ回路21A、デジタルコンパレータ22A、AND回路23Aは、ゲインAの信号に対するデジタルピークホールド回路とも言い表すこともできる。
【0022】
次にデジタルコンパレータ20Aはパルス信号を判定するための所定のしきい値201Aがノイズのピーク幅の3倍程度以上で設定されており、A/Dコンバータ19の出力と前記しきい値201Aを比較し、前者が後者より大きい値のときに信号を出力する。そして、AND回路24Aには前記デジタルコンパレータ20Aの出力とサンプリング設定回路18から出力されるセレクト信号183Aを入力され、AND回路24Aから出力されるゲインAの信号に対するパルス判定信号241Aはタイミング回路25Aに入力される。ここで、タイミング回路25AからはゲインAのパルス判定信号241Aが立ち下がった時点で、パルス終了信号251A、リセット信号252Aの順にワンショット信号が出力される。
【0023】
次にコンパレータ26Aaは、ラッチ回路21Aに記憶されている値と所定の粒径のパルス波高値に相当するしきい値261Aaとを比較し、前者が後者より大きい値のときに信号を出力し、AND回路27Aaには前記デジタルコンパレータ26Aaの出力と前記パルス終了信号251Aが入力される。AND回路27AaからはゲインAのパルスが終了した時点で、ラッチ回路21Aに記憶されている前記パルス信号のピーク値が前記所定の粒径のしきい値261Aaを超えている場合のみカウントアップ信号271Aaが出力され、カウンタ回路28Aaに記憶されている数値を1カウント増加させる。尚、ラッチ回路21Aで記憶されている値は、パルス終了信号251Aの後に出力されるリセット信号252Aによりリセットされるので、ゲインAのパルス信号が発生するたびにラッチ回路21Aはそのパルス信号のピーク値が記憶され、そのピーク値が所定の粒径のしきい値261Aaより大きければ、カウンタ回路28Aaの計数値が1カウントずつ増加することになる。そして、一定時間ごとにCPU12によってカウンタ回路28Aaの計数値を読み出し、しきい値261Aaで規定される粒径の微粒子個数濃度が演算される。
【0024】
同様にしきい値261Abで規定される粒径の微粒子個数濃度は、ゲインAのパルス信号が発生するたびにゲインAのパルス信号のピーク値と前記しきい値261Abをデジタルコンパレータ26Abにて比較し、前者が後者より大きければ、AND回路27Abからカウントアップ信号271Abが出力し、カウンタ回路28Abの計数値を1カウントずつ増加させることによりCPU10にて演算される。
【0025】
ゲインBについては、デジタルコンパレータ20B、ラッチ回路21B、デジタルコンパレータ22B、AND回路23B、AND回路24B、タイミング回路25B、デジタルコンパレータ26Ba、26Bb、AND回路27Ba、27Bb、カウンタ回路28Ba、28Bbにより、二つの異なる粒径の微粒子個数濃度がCPU10にて演算される。尚、ゲインBの各回路はゲインAのセレクト信号183A、パルス終了信号251A、リセット信号252Aに相当する信号が、各々セレクト信号183B、ゲインBのパルス終了信号251B、リセット信号252Bになり、A/Dコンバータ19の出力がゲインBの信号であるときに機能し、ゲインBのパルス信号をカウントするように動作する。
【0026】
以上より、二つのゲインA、Bの回路によって、合計4種類の粒径の微粒子数個数濃度が演算される。尚、ゲインA、あるいはBにおいて、粒径区分を増やすためには各々デジタルコンパレータ26Aa、AND回路27Aa、カウンタ回路28Aaと同じ構成のブロックを増やし、デジタルコンパレータのしきい値を得たい粒径の波高値に相当する値に設定すればよい。
【0027】
また、ゲインA、Bのレンジに入らない粒径区分の微粒子個数濃度を得たい場合には、その粒径に対応するゲインのリニアアンプと、マルチプレクサ17の入力、A/Dコンバータ19以降のデジタル回路を追加することで、アナログピークホールド回路、A/Dコンバータをゲインごとに設けることなく、容易に対応可能である。尚、サンプリング設定回路18と、A/Dコンバータ以降のデジタル回路は容易に集積化が可能で、FPGAなどのICにて構築すれば、さらに小さい基板面積で、複数のゲイン、および複数の粒径に対する微粒子個数濃度の演算が可能となる。
(実施例2)
本発明の請求項2、3に関する実施例として、微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、例えば散乱光パルス用と光遮断パルス用光電変換素子を設置した場合などに適用するための、光電変換素子の種類が2種類(α、β)で、ゲインは各々1種類、各々の光電変換素子における粒径区分も1種類で、マルチプレクサを利用した電子回路のブロック図を図2に示す。
【0028】
この図において、光電変換素子1αからの電気信号はプリアンプ2αによって増幅された後、LPF13αによってノイズが除去され、差動アンプ14αに入力される。差動アンプ14αには、さらにLPF13αの出力をなまらせることで、プリアンプ2αの出力のベースラインとしたLPF15αの出力を入力する。
【0029】
ここで、LPF13α、および15αのカットオフ周波数は、試料水の流量にもよるが、LPF13αで数十kHzから数百kHz、LPF15αで数十Hz以下が選択される。尚、ACカップリングのリニアアンプを差動アンプの変わりに使用することもできる。この場合、前記リニアアンプの入力はLPF13αの出力のみとなる。差動アンプ14αの出力はLPF13αの出力からベースラインが差し引かれることで、常にゼロ電圧付近からパルスが発生する。
【0030】
同様に光電変換素子1βからの電気信号は、プリアンプ2β、LPF13β、15β、差動アンプ14βにより、常にゼロ電圧付近から発生するパルス信号を出力する。
これら光電変換素子1α、1βのパルス信号は、必要に応じて各々リニアアンプ16α、16βでさらに増幅される。尚、光電変換素子1αと1βが各々異なる光学系に設置されている場合には、前記LPFのカットオフ周波数は異なる値に設定することもある。
【0031】
次に前記リニアアンプ16αと16βの出力は、マルチプレクサ17に入力され、実施例1のゲインA、Bを切替えて各々のパルスカウントを行ったのと同様に、サンプリング設定回路18とその出力信号181、182、183α、183β、A/Dコンバータ19、デジタルコンパレータ20α、20βとそのしきい値201α、201β、ラッチ回路21α、21β、デジタルコンパレータ22α、22β、AND回路23α、23β、AND回路24α、24β、タイミング回路25α、25βとその出力信号251α、251β、252α、252β、AND回路27α、27β、カウンタ回路28α、28βにより、光電変換素子1αと1βの信号を切替えて、各々のパルスカウントを行うことで、光電変換素子の種類ごとにアナログピークホールド回路、A/Dコンバータを設けることなく、別々にカウントすることが可能である。
【0032】
ここで、粒径区分を増やすためにはデジタルコンパレータ26α、AND回路27α、カウンタ回路28α、あるいは、デジタルコンパレータ26β、AND回路27β、カウンタ回路28βと同じ構成のブロックを増やし、コンパレータのしきい値を得たい粒径の波高値に相当する値に設定すればよい。
また、光電変換素子1α、1βのパルスカウントの粒径レンジを広げたい場合には、各々リニアアンプ16α、および16βと異なるゲインのリニアアンプと、マルチプレクサの入力、A/Dコンバータ19以降のデジタル回路を追加すればよい。
【0033】
さらに、光電変換素子を増やすには、プリアンプ2α、LPF13α、15α、差動アンプ14αと同じ構成のブロック、マルチプレクサ17の入力、A/Dコンバータ19以降のデジタル回路を追加すればよい。
以上より、アナログピークホールド回路、A/Dコンバータを光電変換素子の種類ごと、およびゲインごとに設けることなく、パルスカウントが可能であり、特にサンプリング設定回路18と、A/Dコンバータ以降のデジタル回路をFPGAなどのICにて構築すれば、さらに小さい基板面積で、複数の光電変換素子、複数のゲイン、および複数の粒径に対する微粒子個数濃度の演算が可能となる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は微粒子カウント式濁度計と微粒子カウンタの電子回路にかかり、微粒子によるパルス信号をカウントする際、粒径レンジを広げるためにゲインの種類を複数とした場合、アナログピークホールド回路とそれに付随するアナログコンパレータ、およびA/Dコンバータをゲインごとに設ける必要が無くなり、また、光電変換素子が複数使用する場合にも、アナログピークホールド回路とそれに付随するアナログコンパレータ、およびA/Dコンバータを光電変換素子ごとに設ける必要が無くなり、より小さいプリント基板の面積で、複数の光電変換素子、あるいは複数のゲイン、および複数の粒径に対する微粒子個数濃度の演算が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、電子回路ゲインが2種類で、マルチプレクサを利用した電子回路のブロック図の例を示す図
【図2】微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、光電変換素子が2種類で、マルチプレクサを利用した電子回路のブロック図の例を示す図
【図3】微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、対数アンプを用いた従来の電子回路ブロック図の例を示す図
【図4】微粒子カウンタや微粒子カウント式濁度計において、2種類のリニアアンプを用い異なるゲインで動作させた従来の電子回路ブロック図の例を示す図
【符号の説明】
1、1α、1β: 光電変換素子
2、2α、2β: プリアンプ
3: 対数アンプ
3A、3B: リニアアンプ
4、4A、4B: ピークホールド回路
51、51A、52A: コンパレータ
52、51B、52B: コンパレータ
511、511A: しきい値
521、521A: しきい値
6、6A、6B: タイミング回路
61、61A、61B: パルス終了信号
62、62A、62B: リセット信号
7、7A、7B: A/Dコンバータ
8、8A、8B: デジタルコンパレータ
81、81A、81B: しきい値
9、9A、9B: カウンタ回路
10: CPU
11、11A: AND回路
13、13α、13β: LPF
14、14α、14β: 差動アンプ
15、15α、15β: LPF
16A、16B、16α、16β: リニアアンプ
17: マルチプレクサ
18: サンプリング設定回路
181: 切替信号
182: サンプリング信号
183A、183B: セレクト信号
183α、183β: セレクト信号
19: A/Dコンバータ
20A、20B、20α、20β: デジタルコンパレータ
201A、201α、201β: しきい値
21A、21B、21α、21β: ラッチ回路
22A、22B、22α、22β: デジタルコンパレータ
23A、23B、23α、23β: AND回路
24A、24B、24α、24β: AND回路
231A: 書換信号
241A: パルス判定信号
25A、25B、25α、25β: タイミング回路
251A、251B: パルス終了信号
251α、251β: パルス終了信号
252A、252B: リセット信号
252α、252β: リセット信号
26Aa、26Ab: デジタルコンパレータ
26Ba、26Bb: デジタルコンパレータ
26α、26β: デジタルコンパレータ
261Aa、261Ab: しきい値
27Aa、27Ab: AND回路
27Ba、27Bb: AND回路
27α、27β: AND回路
271Aa、271Ab: カウントアップ信号
28Aa、28Ab: カウンタ回路
28Ba、28Bb: カウンタ回路
28α、28β: カウンタ回路

Claims (3)

  1. 試料水に光ビームを照射し、試料水中の微粒子による散乱光や透過光を、光電変換手段で得られる散乱光パルス、あるいは光遮断パルスの信号をカウントする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路において、光強度を電気信号に変換するための光電変換素子から出力される電気信号を複数の増幅回路によって複数の電気信号に増幅した後、各々微粒子によるパルス幅よりも十分短い周期で信号を切替える機能を持ったマルチプレクサに入力し、その出力をA/Dコンバータでデジタル信号に変換し、複数の電気信号毎に設けたデジタルピークホールド回路と粒径別に設けたデジタルコンパレータとカウンタ回路で、前記マルチプレクサからの出力信号がどの増幅率の信号であるかを認識しておき、信号の種類ごとにパルス信号をカウントする構成とすることを特徴とする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路。
  2. 試料水に光ビームを照射し、試料水中の微粒子による散乱光や透過光を、光電変換手段で得られる散乱光パルス、あるいは光遮断パルスの信号をカウントする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路において、複数の光電変換素子から出力される電気信号を各々異なるゲインの増幅器によって複数の電気信号に増幅した後、各々前記請求項1と同様にマルチプレクサに入力し、その出力をA/Dコンバータでデジタル信号に変換し、複数の電気信号毎に設けたデジタルピークホールド回路と粒径別に設けたデジタルコンパレータとカウンタ回路で、前記マルチプレクサからの出力信号がどの光電変換素子の信号であるか、かつどの増幅率の信号であるかを認識しておき、信号の種類ごとにパルス信号をカウントする構成とすることを特徴とする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路。
  3. 請求項1または2記載の微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路において、デジタルピークホールド回路と粒径ごとに設けるデジタルコンパレータとカウンタ回路を、FPGAなどのICで構築することを特徴とする微粒子カウント式濁度計および微粒子カウンタ用の電子回路。
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