JP3927831B2 - 圃場用排水溝浚え修正作業機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圃場用排水溝浚え修正作業機に関し、さらに詳しくは、水田のような湿気の多い圃場において大豆などの栽培を可能にするために土壌中の水分を排除する作業に用いる排水溝の形成後の溝修正作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知にように、わが国の農業事情は、米の栽培技術が著しく向上したことで収量は著しく増加したが、国民の一人当たりの米消費量は年々減少したため、供給量が需給量を上回る米余り状態が長く続いており、加えて輸入が義務付けられている外国産米が市場に出回っていることが原因して、農業全体としてみると豊作貧乏状態になっている。そこで国は、過剰米を減少させるために、米の消費拡大を図るとともに、水田の畑地への転換を促す施策を図っている。
その一つが輸入に頼りきり状態の大豆の国産化を促そうとするもので、水田に大豆を栽培することを奨励している。
水田に大豆を栽培して収穫できれば需要の9割以上を外国産大豆に依存している現状を省みるとき当に福音である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、大豆を水田跡で栽培することは水分を嫌う大豆にとって栽培環境の変換が必要になる。
その対策として、図7に示すように、水分を含んだ水田圃場に対して碁盤の目状に溝(主溝、副溝)を形成して、圃場土壌の水分がこの排水溝に滲み出して土壌水分の減少を促している。言い換えると、碁盤の目状の溝は暗渠、明渠の機能を与えられたもので、排水効果を期待するだけであれば溝を数多く形成することで所期の目的は解決することができるのである。しかし、この溝の数が多すぎると圃場の有効面積が減少して効果的で、十分な収益を上げることができない。
【0004】
そこで、圃場に碁盤の目状に溝を形成して排水を促進し、大豆を栽培する圃場に転換することが行われている。
この排水溝(以下単に溝という)形成作業は、ここでは仮に呼称する主溝mを略10メータ間隔に形成し、次に、これと略直角に交わる副溝nを形成するのであるが、この副溝形成の際にトラクタの轍が前作業において形成してある主溝mを横断することになって、このとき主溝mの壁を潰し、その土が主溝中に崩落堆積してしまう。
【0005】
とくに、主溝と副溝とが交わる部分、いわゆるクロス部分Zの主溝mの側壁が潰されて、崩落れき土となった土を溝外部に放出する作業は、その土砂をスコップによる手作業で溝浚えを行っているのが現状である。
例えば、1ヘクタールの圃場に10メータ間隔で排水溝を形成する場合には、主副の排水溝の交差点が81箇所形成されることになり、このクロス部Zを手作業により溝を浚える作業は大変な重労働であって、この重労働から開放しない限り田畑転換は普及しないのである。
そこで、本発明は、溝堀作業と共に溝が互いに交差した部分の溝さらえ作業を機械的に行い得るようにしたもので、これにより水田など湿田の圃場を豆などに適した圃場に能率的に転換することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明は、回転ロータにより排水溝を形成するロータリ型排水溝形成作業機において、この作業機に装着されていて、ロータリ型排水溝形成作業機により形成された溝と略直角方向に移動することが可能な溝浚え機能が与えられた作業機であって、フレームに対して取付けられていて、エンドレス移動する溝さらえ刃群と、この溝さらえ刃群を駆動する駆動系と、前記フレームとともに全体が昇降自在に構成されていて、本溝との交差部分を修正できるように構成したことを特徴とするものである。
これにより、主溝形成後において副溝を形成する際にトラクタの轍が主溝を横切ることになり、このとき主溝の溝壁の一部が崩落するが、溝修正作業機によりこれらの土を副溝に沿って移動させながら主溝外部の圃場表面に放擲して排除することができる。しかも、主溝の壁を整えて崩落前の形状に修正することができ、これらの作業をトラクタの移動と、主溝の位置に合せて修正作業機を昇降させる作業のみで主溝の修正を機械的に行い得て省力化を図ることができる。
また、駆動系を形成するチェンホィールに架装されているエンドレスチェンなどと、これに対してその移動方向に沿って所定の間隔で取付けられたブレードと、このブレードの作業進行方向の背面部分を補強する補強板などにより溝さらえ刃群を構成したことを特徴とするものであるから、エンドレスチェンなどに油圧モータなどを動力源とするトルクを加えることで崩落部分の主溝を確実に修正することができる。
また、前記ブレードはプラスチックスなどで代表される弾性板で形成されていて、前記補強板は前記弾性板より下端部が短いものであることを特徴とするものであるから、弾性板に過大負荷が加わった場合においても弾性により変形することができて破壊を免れることができ、通常の負荷の場合には補強板が弾性板の変形を抑えるので確実に排水溝浚え修正することができる。
また、前記エンドレスチェンなどの上向き反転位置に溝浚えれき土の放擲ガイドを形成したことを特徴とするものであるから、作付け後の圃場であっても発芽作物に影響の無い位置に主溝の土を放擲排除することができる。
【0007】
【発明の実施態様】
以下、本発明の実施態様を添付した図面に沿って説明する。図1において、符号10は溝堀作業機、符号20はこれに一体的に設けられている排水溝浚え修正作業機(以下、修正作業機と略称する)をそれぞれ示し、作業機全体としては図1に示す矢印F方向に進行するものである。溝堀作業機10はトラクタ(図示していない)に3点ヒッチ機構により装着できるもので、マストフレーム11の下端部にクロスシャフト12をもち、ロアリンク装着用ヒッチピン13をもっている。さらに、このマストフレーム11に連続して後方に延びて溝掘作業機10を構成するフレーム14が設けられている。
【0008】
このフレーム14には作業進行方向に向いてその右側に溝堀ロータ15が回転軸15Aにより回転自在に取り付けられており、この回転ロータ15はディスク15Bの周縁にカッタ刃15Cが一定間隔、放射状に取り付けられたもである。
そして、回転ロータ15の回転面は水直面に対してやや傾斜していて、掘削された溝は底面が平らで、側壁がV型に傾斜したU型の掘削溝、言い換えると、排水溝が形成されるようにカッタ刃15Cが配列されている。
さらに、回転ロータ15の周縁は放擲口15Xと、掘削口15Yを除いて安全カバー16により覆われていて、放擲口15X,掘削口15Yはそれぞれ側面方向(作業進行方向)に放擲土、掘削土が飛散しないように工夫されている。
【0009】
この安全カバー16は回転ロータ15の両側にある側方カバー16Xと、これらの側方カバー16X、16Xの背面側に位置する放擲ガイド16Yとにより構成されている。この放擲ガイド16Yは上端縁の起立姿勢の制御により放擲角度を選択できるようになっている。この放擲角度の調節には放擲ガイド16Yに端部が枢着されている姿勢制御用の油圧シリンダ19と、そのロッド19Aとの伸縮長により決定される。つまり、油圧シリンダ19の全体長は伸びれば放擲ガイド16Yは倒れ気味、言い換えると、放擲角は水平面に対して小さくなり、収縮させると放擲ガイド16Yの角度は大きくなって空中高く放擲できるようになる。
【0010】
また、前記回転ロータ15を支持している回転軸15Aは水平面に対して角度をもった姿勢になっていて、回転軸15Aの端部はべベルギア群(ギアボックス17内)を介して減速されて前記回転ロータ15を駆動するようになっており、ベベルギア群にはトラクタからTPOと、これに連結されたプロペラシャフト18から回転動力を取り入れて伝動される。
【0011】
この回転ロータ15の回転により掘削されて形成された溝、副溝nの断面形状を整えるために、作業作業進行方向(回転ロータの)後方位置に溝整形体111が取付けられている。この溝整形体111は溝断面の側面に対応した側面板111A一対と、後面を塞いだ背面板、ボトムの発土板のように発土角度をもって副溝を浚えるとともに、底面や側面を掘削する掘削板111Bと、底板により形成されている。
【0012】
前記フレーム14の作業進行方向後端部には修正作業機20が装着されている。この修正作業機20はメインフレーム21の両端部にはチェンホィール22A,22Bが取付けられており、各チェンホィ−ル22A、22Bはメインフレーム21を挟んで両側に取付けられていて、各チェンホィ−ル22A、22B間にエンドレスチェン23A、23Bが装着される。
これらのエンドレスチェン23A、23B、ならびに、チェンホィ−ル22A,22Bはそれぞれベルト、あるいはドラムに置き換えることができ、実施の態様では駆動力確実な伝達系として一例を示したものである。
このベルトを採用した場合、スリップの虞が生じるのでベルトの長さ方向の両側に一定ピッチのパーフォレイション孔を穿ち、これに対応した突起をドラムの両側に形成して係止可能にする。そして、ドラムの回転を確実にベルトのパーフォレイション孔を介してベルトの伝達する。弾性板25、補強板24はこのベルトに取付ける。
【0013】
これらのエンドレスチェン23A、23Bには一定間隔に補強板24が取付けられており、この補強板24はエンドレスチェン23A、23Bの間隔に対応したものになっていて、この補強板24にはプラスチック製などの弾性に富んだ浚え板25が固定されている。この浚え板25は浚え作業方向に向って補強板24の前面に固定されていて、さらに、その自由端部25Xは前記補強板24に比べて長く、言い換えると、浚え作業中の姿勢では溝の深い位置まで届き、かつ溝形状を整えることができる長さと幅形状になっている。
【0014】
そして、エンドレスチェン23A、23Bの上面移行部では浚え板25の移動領域を覆うカバー26が取り付けられている。そして、エンドレスチェン23A,23Bが下部移行部から上部移行部に反転する位置、言い換えると浚え板25の移動方向が反転する位置では、浚え板25により浚えられた土が一旦上方に跳ね上げられた後に、放擲土が当たることで作業進行後方に放擲されるように放擲ガイド部26Aが形成されている。
【0015】
この修正作業機20は、クロスシャフト12のヒッチピン13を支点に、リフトシリンダ27の伸縮作用によってアップ、ダウン運動が可能になっていて、
作業機全体の昇降はトラクタのもつリフト機構によりリフトアームを介して行われる。このリフトシリンダ27の端部はマストフレーム11の頂端部近くに枢着されており、反対の端部にあるロッド27Aの端部は前記フレーム14の修正作業機20寄りの縁に枢着されている。従って、リフトシリンダ27の全体長を収縮すればフレーム14の後端部が引き上げられる状態になり、その長さを収縮すれば、ヒッチピン13を中心とした回転運動によりフレーム14は水平に近い状態におくことができる。言い換えると、溝修正作業機20がその作業状態の姿勢におかれる。
【0016】
次に、本発明による圃場用排水溝浚え修正作業機を用いた排水溝形状の修正作業について説明する。先ず、圃場において排水溝のうち主溝mは一定間隔に、かつ互いに平行に掘削される。この作業においては、溝掘作業機10のみにより行われる。このとき、修正作業機20はリフトシリンダ27の収縮運動によりリフトアップ状態におかれる。
溝掘作業機10は図示を省略したトラクタに装着されて、所期の目的作業を行う。トラクタから供給される動力によりプロペラシャフト18を介してベベルギア群で減速されたトルクが溝掘ロータ15に伝えられる。
【0017】
この溝掘ロータ15の回転により排水溝のうち主溝mが掘削形成され、即ち、この作業の繰り返しにより圃場内に複数の平行で、一定間隔の排水溝が形成される。
【0018】
そして、主溝mが掘削形成された後、これら主溝mと略直角に交わる副溝nを掘削形成することになる。この作業ではトラクタは主溝mと直角方向に移動することになるので、主溝mとの交差Z部分では轍が主溝mを潰してその崩落土が主溝m中に崩落することになる。言い換えると、主溝中に崩落土が溜まり排水溝を浅くすることになり、併せて主溝mの形状を乱し、排水機能を低下させることになる。
【0019】
そして、副溝nは溝掘作業機10により主溝同様に掘削形成されるのであって、この作業においては、主溝mの掘削形成には溝掘作業機10のみにより行われるのであるが、副溝nの場合には、溝掘作業機10による排水溝、いわゆる副溝nの掘削作業に続いて主溝mとの交差部分Zにおいて修正作業機20を用いて溝浚えを行う。主溝mとの交差部分においては修正作業機20を作業対象となる主溝m中に一旦収められた姿勢にする。
この状態を修正作業機20に保持させるために、長さ方向に沿って2本一対のスタンド28が2組取付けられており、これらのスタンド28は上端部がそれぞれメインフレーム21に対して取付けられている。
【0020】
次に、本発明による作業機を用いた排水溝掘削ならびに溝修正作業について説明をする。先ず、作業開始前の状態では、修正作業機20は溝掘削作業機に対してリフトシリンダ27の収縮運動によりリフトアップされた状態におかれる。主溝mの掘削形成においては修正作業機10は機能する必要がないのでリフトアップされた状態において掘削作業が行われる。圃場全体に一定間隔の排水溝、いわゆる主溝mが形成された後これと直交する副溝nを掘削形成するのであって、トラクタにより修正作業機20は溝掘削作業機10とともに移動させられる。トラクタの轍が主溝mを横切るたびにその主溝mの側壁などが崩落してその溝を浅くしてしまうので、その部分の溝浚え作業を必要とするので、この作業を修正作業機20によって行う。
【0021】
溝掘作業機10は図示を省略したトラクタに装着されて、所期の目的作業を行う。トラクタから供給される動力によりプロペラシャフト18を介してベベルギア群で減速されたトルクが溝掘ロータ15に伝えられる。溝掘ロータ15により掘削されたれき土は周囲に放擲される。その直後において溝整形体111が掘削形成された溝の側壁、底面部分の整形を行い、排水溝としての体裁を整える。
【0022】
この溝掘ロータ15の回転により排水溝のうち主溝mが掘削形成され、即ち、この作業の繰り返しにより圃場内に複数の平行で、一定間隔の排水溝が形成される。次に、主溝mが掘削形成された後、これら主溝mと略直角に交わる主溝と交わる副溝nが形成されることになる。
【0023】
そして、この作業ではトラクタは主溝mと直角方向に移動することになるので、主溝mとの交差Z部分では轍が主溝mを潰してその崩落土が主溝m中に崩落することになる。言い換えると、主溝中に崩落土が溜まり排水溝を浅くすることになり、併せて主溝mの形状をも乱し、排水機能を低下させることになる。
【0024】
そこで、副溝nの溝浚え作業を行うのであるが、修正作業機20がリフトアップされた状態から、前記交差部分Zにおいて主溝mの中に収められた状態になるようにリフトダウンさせられる。修正作業機20の長さはトラクタのトレッドより大きく定められており、轍の外側に張り出す幅寸法である。
従って、崩落状態の主溝mの外側位置から修正作業が開始されることになる。修正作業機20を主溝m中において作業姿勢にする。すなわち、スタンド28を用いて修正作業機20を安定姿勢にした後、チェンホィ−ル22A、22Bを油圧モータを動力源として駆動させる。これによりエンドレスチェン23A、23Bを介して浚え板25を循環移動させる。浚え板25は補強板24を介して移動させられるので、溝浚え作業中の過負荷にも十分耐えることができる。
【0025】
さらに、エンドレスチェン23A、23Bには一定間隔に配置されていて、これらのエンドレスチェン23A、23Bが駆動させられることにより循環移動する浚え板25が、下部移動領域を平面移動している間は溝浚え作用を営み、下部移動領域から上部移動領域に反転する部分が浚え板25により掻き集められたれき土を上方に向けて放擲する場所になっており、放擲口から放擲ガイド部26Aに沿って主溝m外部に放擲される。放擲ガイド部26Aによる放擲範囲を広く定めることで周囲に対する影響は薄くなる。主溝mに対する溝浚え作業は適当な時間を見計らって終了する。
【0026】
そして、副溝nを形成しながら前進して再び主溝mとの交差部分に至り、轍が主溝mを横切り、側壁を崩落させることになるが、再び修正作業機20により溝浚えとともに、副溝nの断面形状を整える作業を行う。この作業を繰り返しながら作業目的の圃場全域にわたり排水溝を形成する。これら排水溝の間隔や、形成する数などは圃場の面積、土質、栽培作物などとの関係で定められる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかように、本発明の圃場用排水溝修正作業機によれば、これにより、主溝形成後において副溝を形成する際にトラクタの轍が主溝を横切ることになり、このとき主溝の溝壁の一部が崩落するが、溝修正作業機によりこれらの土を副溝に沿って移動させながら主溝外部の圃場表面に放擲して排除することができる。しかも、主溝の壁を整えて崩落前の形状に修正することができ、これらの作業をトラクタの移動と、主溝の位置に合せて修正作業機を昇降させる作業のみで主溝の修正を機械的に行い得て省力化を図ることができる。
【0028】
また、駆動系を形成するチェンホィールに架装されているエンドレスチェンなどと、これに対してその移動方向に沿って所定の間隔で取付けられたブレードと、このブレードの作業進行方向の背面部分を補強する補強板などにより溝さらえ刃群を構成したことを特徴とするものであるから、エンドレスチェンなどに油圧モータなどを動力源とするトルクを加えることで崩落部分の主溝を確実に修正することができる。
【0029】
また、前記ブレードはプラスチックスなどで代表される弾性板で形成されていて、前記補強板は前記弾性板より下端部が短いものであることを特徴とするものであるから、弾性板に過大負荷が加わった場合においても弾性により変形することができて破壊を免れることができ、通常の負荷の場合には補強板が弾性板の変形を抑えるので確実に排水溝浚え修正することができる。
【0030】
また、前記エンドレスチェンなどの上向き反転位置に溝浚えれき土の放擲ガイド部を形成したことを特徴とするものであるから、作付け後の圃場であっても発芽作物に影響の無い位置に主溝の土を放擲排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による圃場用排水溝浚え修正作業機の斜視図である。
【図2】 同じく溝浚え修正作業機の他の視点からの斜面図である。
【図3】 本発明による圃場用排水溝浚え修正作業機の正面図である。
【図4】 本発明による圃場用排水溝浚え修正作業機の平面図である。
【図5】 本発明による圃場用排水溝浚え修正作業機の側面図である。
【図6】 修正作業機の溝浚え板部分の斜視図である。
【図7】 作業対象の圃場の平面図である。
【符号の説明】
10 溝掘り作業機
11 マストフレーム
12 クロスシャフト
13 ヒッチピン
14 フレーム
15 溝掘ロータ
15A 回転軸
15B ディスク
15C カッタ刃
15X 放擲口
15Y 掘削口
16 安全カバー
17 ギャボックス
18 プロペラシャフト
19 油圧シリンダ
111 溝整形体
20 修正作業機
21 メインフレーム
22A チェンホィール
22B チェンホィール
23A エンドレスチェン
23B エンドレスチェン
24 補強板
25 浚え板
25X 自由端
26 カバー
26A 放擲ガイド部
27 リフトシリンダ
28 スタンド

Claims (1)

  1. トラクタに牽引されるフレームに取り付けられ、牽引方向に作溝する溝掘りロータと、
    前記溝堀りロータの後方に取り付けられ、所定の間隔で取り付けられた浚え板が、牽引方向とは直行するように循環移動して溝浚えするように取り付けられた、溝浚え修正作業部と、
    前記フレームに取り付けられ、前記溝浚え修正作業部を昇降させるリフトシリンダとを備え、
    前記溝浚え修正作業部は、すでに作溝した主溝と直交する副溝を作溝する際、前記主溝と前記副溝とが交差する溝部分に、溝浚え修正作業部を降下させて駆動させ、崩落溝部の側壁、底面部分の成形を行う溝浚え修正作業を行わせることにより、圃場内に直交する排水用溝を形成することを特徴とした圃場用排水溝浚え修正作業機。
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