JP3927691B2 - 画像形成システム、情報処理装置、送信方法及び記録媒体 - Google Patents
画像形成システム、情報処理装置、送信方法及び記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置で展開した文字のビットマップデータを受信して、該ビットマップデータに基づいた画像を形成する画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置側で所定範囲ごとに情報処理装置の展開した文字のビットマップデータを確保し、再利用して画像形成の効率を上げた画像形成システム、情報処理装置、送信方法および記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホスト装置で作成した文字のビットマップデータを通信回線等の伝送線を介して転送し、プリンタ等の画像成形装置で受信して画像を成形する画像形成システムにおいて、従来の多くのものは画像成形装置側にフォントを保持しているので、ホスト装置から画像成形装置に該当文字の出力命令を送り、画像成形装置側でアウトラインフォント等のフォントを展開して出力する。その際、画像成形装置側では文字を高速に出力するためにキャッシュメモリを利用して一度展開したフォントの中で、使用頻度の高いフォントを記憶させ、必要の度に記憶させたフォントを利用する工夫を施して効率を上げている。
しかし、画像成形装置側で使用するフォントをビットマップデータに展開処理する際に、必要とするプログラムやメモリ、及びフォントデータ用のメモリ等を確保することでコストが高く付くという不具合が生じていた。
そこで、上記の不具合の解決策を図るためにウィンドウズのGDI(Graphical Didsplay Interface)方式を採用した画像成形装置も市場に出回ってきている。これは、強力なCPUを保持しているホスト側でアウトラインフォント等のフォントの展開を行い、画像成形装置側ではホスト側で展開したアウトラインフォント等のフォントをそのまま利用することによって、画像成形装置側の処理機能やメモリの保持等からの負担を軽くしている。また、ページメモリをバンド単位で送ることによって、画像成形装置側は1頁分のメモリを持つ必要がなくなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなGDI採用の画像成形装置でローコストを可能としたが、ローコストの画像成形装置ではホスト装置とを結ぶ転送路はセントロニクスで接続されるのが一般的であり、高速な処理を実現する向きには適していない。また、キャッシュデータを識別するインデックスとして一般に文字コードの2バイトとフォント識別のための4バイトの合計6バイトのサイズを必要であるが、キャッシュメモリに入っている文字数に関係なく常に各文字につき6バイトを占めサイズの無駄があった。さらに、ホスト側で展開したアウトラインフォント等のフォントを転送路を介して画像成形装置に転送して画像を成形するために、転送時間を含め処理時間が掛かり過ぎるという不具合が生じていた。
そこで、本発明は、画像成形装置側にキャッシュメモリを持たせ、ホスト側で頁ごとに使用頻度が高い文字を取り出して、画像成形装置側のキャッシュメモリに保持していない新たに必要とする文字だけを転送し、さらにキャッシュデータを識別するインデックスとしてゼロからのシリアル番号を割り当てて、ホスト側から画像成形装置側への転送量を極力少なくさせることによって、高速でローコストの画像成形装置の出現を可能とした画像形成システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の請求項の画像形成システムは、情報処理装置で展開した文字のビットマップデータを受信して、該ビットマップデータに基づいた画像を形成する画像形成システムにおいて、所定範囲ごとの画像形成に先だって、該所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータと該所定量のビットマップデータを識別する文字識別情報とを送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から前記所定量のビットマップデータと前記文字識別情報を受信して格納し、画像形成を行う際に該所定量のビットマップデータを取り出して画像を形成する画像形成装置と、から構成されることを特徴とする。
請求項2は請求項1記載の画像形成システムにおいて、情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、前記キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3は、請求項1または2記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、受信したビットマップデータを記憶するキャッシュ格納手段と、該ビットマップデータの格納場所を管理するアドレス管理手段と、受信した文字識別情報を記憶する文字識別情報記憶手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4は、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含むことを特徴とする。
請求項5は、請求項3記載の画像形成システムにおいて、キャッシュ格納手段は、受信した文字識別情報を配列のインデックスとして、キャッシュデータ格納場所情報を加えて格納することを特徴とする。
【0005】
請求項6は、請求項2から5のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較して、次に画像形成を行う所定範囲に含まれない前記所定量の該ビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送り、前記画像形成装置は受信した該文字識別情報に対応するビットマップデータを削除することを特徴とする。
請求項7は、請求項6記載の画像形成システムにおいて、情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信することを特徴とする。
請求項8は、接続された画像形成装置が格納するためのビットマップデータ及び該ビットマップデータを識別する文字識別情報を、前記画像形成装置に送信する情報処理装置において、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出すデータ取出手段と、該所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信する送信手段と、から構成されることを特徴とする。
請求項9は、請求項8記載の情報処理装置において、情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、前記キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量の該ビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項10は、請求項8または9記載の情報処理装置において、文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含むことを特徴とする。
請求項11は、請求項8から10のいずれかに記載の情報処理装置において、情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較する比較手段と、次に画像形成を行う所定範囲に含まれない前記所定量の該ビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送る送信手段と、前記画像形成装置は受信した該文字識別情報に対応するビットマップデータを削除する削除手段とから構成されることを特徴とする。
請求項12は、請求項8から11のいずれかに記載の情報処理装置において、情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
請求項13は、接続された画像形成装置が格納するためのビットマップデータ及び該ビットマップデータを識別する文字識別情報を、前記画像形成装置に送信する送信方法において、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し、該所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信することを特徴とする。
請求項14は、請求項13記載の送信方法を実行するためのプログラムを記録していることを特徴とする、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
【0006】
【作用】
請求項1記載の構成によれば、所定範囲ごとの画像形成に先だって、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータと所定量のビットマップデータを識別する文字識別情報とを送信する情報処理装置と、情報処理装置から所定量のビットマップデータと文字識別情報を受信して格納し、画像形成を行う際に所定量のビットマップデータを取り出して画像を形成する画像形成装置と、から構成されているので、画像形成装置は画像形成のビットマップデータに展開する必要もなく、情報処理装置でビットマップデータを所定範囲ごとの使用頻度に応じて整理した結果を利用することが出来て、低コストで処理効率の良いシステムを構築することが出来る。
請求項2記載の構成によれば、請求項1のように構成された画像形成システムの発明に加えて、情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、前記キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、を備えているので、キャッシュ管理手段に記憶されている該ビットマップデータを所定範囲ごとに画像形成装置に転送して画像形成に使用させることによって、少ないメモリでヒット率の高い画像形成システムを構築することが出来る。
請求項3記載の構成によれば、請求項1又は2のように構成された画像形成システムの発明に加えて、画像形成装置は、受信したビットマップデータを記憶するキャッシュ格納手段と、該ビットマップデータの格納場所を管理するアドレス管理手段と、受信した文字識別情報を記憶する文字識別情報記憶手段とを備えているので、所定範囲ごとの画像形成時に使用頻度の高いビットマップデータを展開なしに何回も再利用出来るので、情報処理装置側からの転送時間が短縮可能となって、低コストなシステムを構築することが出来る。
請求項4記載の構成によれば、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含むので、キャッシュデータを識別するインデックスのサイズを縮小出来た上、必要とする文字のビットマップデータを簡単な構成で敏速に格納場所から取り出すことが出来るようになって、請求項1より画像形成処理を高速に行えることが出来る。
請求項5記載の構成によれば、請求項3記載の画像形成システムにおいて、キャッシュ格納手段は、受信した文字識別情報を配列のインデックスとして、キャッシュデータ格納場所情報を加えて格納するので、アドレス管理部によってキャッシュ格納手段から必要とする文字のビットマップデータを簡単に敏速に引き出せるようになって、請求項2より画像の形成処理を高速に行えることが出来る。
請求項6記載の構成によれば、請求項2から5のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較して、次に画像形成を行う所定範囲に含まれない所定量の該ビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送り、画像形成装置は受信した該文字識別情報に対応するビットマップデータを削除するので、画像形成装置側のキャッシュ格納手段を所定範囲ごとに有効に使用することが可能となる。
請求項7記載の構成によれば、請求項6記載の画像形成システムにおいて、情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信するので、前所定範囲と共通に使用するビットマップデータは変更することがないので、キャッシュ格納手段を敏速に準備することが可能となる。
請求項8記載の構成によれば、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出すデータ取出手段と、所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信する送信手段と、から構成されるので、画像形成装置は画像形成のビットマップデータに展開する必要もなく、情報処理装置でビットマップデータを所定範囲ごとの使用頻度に応じて整理した結果を利用することが出来る。
請求項9記載の構成によれば、請求項8記載の情報処理装置において、情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、を備えたので、キャッシュ管理手段に記憶されている該ビットマップデータを所定範囲ごとに画像形成装置に転送して画像形成に使用することができる。
請求項10記載の構成によれば、請求項8または9記載の情報処理装置において、文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含むので、キャッシュデータを識別するインデックスのサイズを縮小出来た上、必要とする文字のビットマップデータを簡単な構成で敏速に格納場所から取り出すことが出来る。
請求項11記載の構成によれば、請求項8から10のいずれかに記載の情報処理装置において、情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較する比較手段と、次に画像形成を行う所定範囲に含まれない所定量のビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送る送信手段と、画像形成装置は受信した文字識別情報に対応するビットマップデータを削除する削除手段とから構成されるので、画像形成装置側のキャッシュ格納手段を所定範囲ごとに有効に使用することが可能となる。
請求項12記載の構成によれば、請求項8から11のいずれかに記載の情報処理装置において、情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信する送信手段を備えたので、所定範囲と共通に使用するビットマップデータは変更することがないので、キャッシュ格納手段を敏速に準備することが可能となる。
請求項13記載の構成によれば、接続された画像形成装置が格納するためのビットマップデータ及び該ビットマップデータを識別する文字識別情報を、前記画像形成装置に送信する送信方法において、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し、該所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信するので、画像形成装置は画像形成のビットマップデータに展開する必要もなく、情報処理装置でビットマップデータを所定範囲ごとの使用頻度に応じて整理した結果を利用することが出来る。
請求項14記載の構成によれば、請求項13記載の送信方法を実行するためのプログラムを記録しているので、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、パソナルコンピュータ等のホスト装置1と画像成形装置2の代表例であるプリンタ装置2とが、それぞれのホスト・インタフェース部1eとプリンタ・インタフェース部2eとで接続されている画像形成システムのブロック図である。ここで、ホスト装置1のアプリケーション・ソフト部3によって作成された文章の1頁目がプリンタドライバ10に渡される。プリンタドライバ10では出力する文字デ−タを受け取ると、文字データを一意に識別するためのインデックス、出力座標等の文字情報を文字情報管理手段である文字情報管理部1bに記憶させ、文字のビットマップデータはキャッシュ管理手段であるキャッシュ管理部1aに記憶させる。また、キャッシュ管理部1aに記憶される文字のビットマップデータは頁ごとの使用頻度順に整理されて記憶される。また、キャッシュ管理部1aに記憶させた文字のビットマップデータは、文字情報管理部1bに記憶されたインデックスにより検索し、参照したり引き出したり出来るようになっている。
ここで、1頁分のキャッシュ管理部1aの使用頻度処理が終了すると、キャッシュ判定手段であるキャッシュ判定部1cに処理動作が移る。キャッシュ判定部1cでは、プリンタ装置2側のキャッシュ格納部2aに格納することが出来る範囲で、キャッシュ管理部1aのリストの先頭からフラグをセットしていく。また、その際にキャッシュすべきデータ(以下、キャッシュデータと記す)の個数も計数しておく。さらに、キャッシュ判定部1cはキャッシュ出来ると判断した文字のビットマップデータを圧縮し、圧縮したデータと、文字の縦横サイズのデータと、およびゼロから順に付けたシリアル番号とをキャッシュ記憶手段であるキャッシュ記憶部1dに記憶させる。
【0008】
キャッシュ記憶部1dに記憶させる文字データの個数が255以下ならば1バイトで示し、それ以上になったら2バイトで番号を表示する。その後、キャッシュ記憶部1dに記憶させたキャッシュデータをホスト・インタフェース部1eを介してプリンタ装置2側に転送する。プリンタ装置2側では、プリンタ・インタフェース部2e経由でキャッシュデータを受信し、圧縮されているキャッシュデータを解凍してキャッシュ格納手段であるキャッシュ格納部2aの配列のインデックに応じた場所に格納する。キャッシュ記憶部1d上とキャッシュ格納部2a上とに格納されたキャッシュデータは、同じインデックスを保持していて、一意に参照出来るようにしている。従って、プリンタ装置2側では、キャッシュデータを受け取ると、各文字番号を配列のインデックスとしてポインタを作成し、アドレス管理手段であるアドレス管理部2bに記憶させ、キャッシュデータをキャッシュ格納部2aに格納する。
また、キャッシュメモリに記憶させない文字データの流れは図には省略しているが、ホスト装置1側からプリンタ装置2側にインデックス及び出力座標等の文字情報を送った後に、ビットマップデータを圧縮して転送する。プリンタ装置2側では、文字情報記憶手段である文字情報記憶部2cに文字情報と一緒にキャッシュメモリに記憶させない文字データを順次書き込ませる。
【0009】
従って、1頁目の印字は、文字情報記憶部2cに記憶されている出力順序と出力座標に従って行われる。もし、キャッシュメモリに記憶させない文字データならば、文字情報記憶部2の文字情報に続いて圧縮されたビットマップデータが記憶されているので、図示しない文字データ解凍部によって解凍した後にエンジン部2dに出力する。また、文字情報記憶部2cの文字情報がキャッシュデータならば、割り当てられているシリアル番号をアドレス管理部2bに伝え、アドレス管理部2bからシリアル番号に対応したキャッシュ格納部2aのポインタを指示することによって、印字すべきビットマップデータを文字情報記憶部2c経由でエンジン部2dに出力する。
ここで、キャッシュ格納部2aに格納するキャッシュデータも、キャッシュメモリに記憶させない文字データと同じように圧縮されたビットマップデータとして記憶し、上記の図示しない文字データ解凍部によって解凍する構成を取ることも可能であるが、本発明では使用頻度の高いビットマップデータをキャッシュ格納部2aに格納しているので、同じ文字を何度も解凍する処理時間を短縮するために解凍処理したビットマップデータを納めている。
【0010】
図2(A)、(B)はアドレス管理部2bに記憶されているキャッシュデータのシリアル番号に基づいてキャッシュ格納部2aに格納されているキャッシュデータを削除したり、追加したりするときの対応を示した図である。図2(A)で、アドレス管理部2bにおいてシリアル番号1に対応するポインタがキャッシュ格納部2aに格納されている文字「あ」の先頭アドレスを指している。同様にシリアル番号2に対応して文字「い」、シリアル番号3に対応して文字「う」、シリアル番号4に対応して文字「え」及びシリアル番号5に対応して文字「お」が示されている。この図2(A)状態からシリアル番号3に対応する文字「う」を削除して、新たに文字「か」を追加した場合を示したものが図2(B)である。図2(B)では、図2(A)でシリアル番号3に対応する文字「う」が削除された後に、新たに追加する文字「か」が同等のメモリ容量で納められることはまず考えられないので、キャッシュ格納部2aに残された文字「あ」「い」「え」「お」で詰め替えを行う。即ち、図2(B)のように文字「あ」「い」「え」「お」の順に先頭から詰められる。この詰め替えの際、変化した文字「え」「お」のポインタの値をアドレス管理部2bの中で更新して置く。さらに、最終文字「お」の次に新たな文字「か」を追加する。また、追加した文字「か」のシリアル番号に削除した「3」を割り当て、追加した文字「か」のアドレスに対応するポインタを付加する。このようにして、変更の無いシリアル番号はそのまま残して置き、追加した文字に削除したシリアル番号を当てるように図る。
【0011】
また、図3〜図11は、複数頁(この場合は2頁)に渡ってキャッシュデータを作成処理する際に、キャッシュ管理部1aのリスト状態が変化する様子を示した図である。先ず、図3は、ホスト装置1のアプリケーション・ソフト部3によって作成された文章の1頁目のビットマップデータをキャッシュ管理部1aに使用頻度順に整理して記憶させた状態を現している。この例では、矢印(a)の位置で示された出現回数欄には対象頁内にそれぞれの文字が出現する回数を現している。即ち、文字「あ」の出現回数10回を先頭にして文字「く」の出現回数3回迄の範囲を出現回数の多い順に並べてある。
ここで、キャッシュ判定部1cによってプリンタ装置2側のキャッシュ格納部2aに格納するキャッシュデータを「あ」「い」「う」「え」「お」の5文字とすると、矢印(b)のキャシュデータ確定欄にはキャッシュするデータには「YES」を、キャッシュしないデータには「NO」を記入する。また、矢印(c)のシリアル番号欄には、キャッシュデータの出現回数の多い文字から順にシリアル番号を0から順に割り当てる。従って、「あ」では0に、「い」は1に、「う」は2に、「え」は3に、「お」は4と記入される。また、キャシュデータの対象でないデータには、全て−1が記入される。さらに、キャシュ格納部2aに格納されている文字を示す矢印(d)の欄には、最初は未だプリンタ装置2側にキャシュデータが送られていない状態であるので、全て「NO」が記入されている。
次に、キャッシュデータをホスト・インタフェース部1eを介してプリンタ装置2側に転送する。図4は、2頁目の処理が行われる前のキャッシュ管理部1aのリスト状態を示した図である。ここで、2頁目の文字の出現回数は未だ確定していないので、矢印(a)の出現回数欄を全て0にセットし、矢印(b)のキャシュデータ確定欄を全て「NO」に設定する。さらに、キャシュ格納部2aに格納されている文字を示す矢印(d)の欄には、既にホスト・インタフェース部1eを介してプリンタ装置2側に転送した「あ」「い」「う」「え」「お」の5文字に対しては「YES」を、他の文字に対しては「NO」を設定する。また、矢印(c)のシリアル番号欄は、そのままにしておく。
【0012】
次に、図5は2頁目の最初に現れる文字を「か」とすると、文字「か」を取り込んだ時のキャッシュ管理部1aのリスト状態を示した図である。文字「か」の出現回数だけが1回となったので、矢印(a)の出現回数欄において文字「か」を1にセットし、リストの先頭に挿入する。また、文字「か」の矢印(c)のシリアル番号欄は、まだキャシュデータとして確定していないので、−1が記入され、キャシュ格納部2aに格納されている文字を示す矢印(d)の欄には、「NO」を記入する。
さらに、図6は、図5の状態から文字「い」を取り込んだ様子を現している。文字「い」は図5から判るように既にリスト上にあるので、並び替えを行う。図6のリストの先頭から2番目の文字「い」がこれにあたる。ここで、矢印(a)の出現回数欄において文字「い」を1にセットし、矢印(c)のシリアル番号欄は、従来のままのシリアル番号「1」が納められ、矢印(d)の欄には、1頁目でキャシュデーとして確定されているので、「YES」のままである。
次に、2頁目を処理し終わって、それぞれの出現回数で「か」は10回、「い」は9回、「き」は8回、「く」は7回、「お」は6回、「う」は5回、「え」は4回、および「あ」は3回になった場合の状態を図7に示してある。従って、2頁目のキャシュデータの対象となる文字はキャシュメモリの容量制限から「か」「い」「き」「く」「お」の5文字になり、ホスト装置1側からプリンタ装置2側にその旨の情報が出され、プリンタ装置2側ではキャシュ格納部2aに格納されている文字を変更する。その方法は、先ず2頁目にキャシュされない文字で、矢印(d)の欄に「YES」が付いている1頁目にキャシュされた文字について、シリアル番号をプリンタ装置2側に送り、該当するキャシュデータを削除させる。
【0013】
図8は、上記の削除する条件に該当する文字「う」を図7の状態から削除した様子を示す。削除したシリアル番号は次回の新規登録する時に使用される。ここでは、「う」に割り当てられていたシリアル番号「2」(図7参照)は、キャッシュデータの対象となる文字でシリアル番号が割り当てられていない文字(図7の矢印(c)のシリアル番号欄に−1が記入されている文字)に割り当て直す。もし、割り当てる文字がない場合は、そのままにして置き、新規にリスト登録される文字に割り当てる。この場合は図7の「う」を削除して、そのシリアル番号「2」を文字「か」のシリアル番号に割り当てている(図8参照)。
図9では、上記のようにして文字「え」を削除して(図8参照)シリアル番号「3」を、新たにキャシュするデータとなる文字「き」のシリアル番号に割り当てた状態を現した図である。また、図10は同様に文字「あ」を削除して(図9参照)シリアル番号「0」を、新たにキャシュするデータとなる文字「く」のシリアル番号に割り当てた状態を現した図である。
上記の図7〜図10の説明では、1文字づつ削除させてシリアル番号の置き替えを行ったが、実際はホスト装置1側のキャッシュ判定部1cで削除すべきシリアル番号を判断し、まとめてキャシュ削除データとしてプリンタ装置2側に転送し、削除させる。上記の図7から削除すべきシリアル番号を判断して、プリンタ装置2側に転送する内容を図11(A)に示す。さらに、ホスト装置1は、プリンタ装置2側のキャッシュ格納部2aに格納されているキャッシュデータの削除処理を見届けた後に、図11(B)で示したような新たに登録するキャッシュデータとシリアル番号を知らせる。
【0014】
また、図12、図13は、本発明の実施の形態の画像形成システムにおける主要動作を示したフロー図である。
図12において、プリンタ装置2側ではキャッシュ格納部2aから削除するキャッシュデータのシリアル番号をホスト装置1側から受け取る(S1)。次に、削除する文字のシリアル番号が手持ちのリストの中にあるか否かを調べる(S2)。もし、削除する文字のシリアル番号があれば(S2でYes)、キャッシュ格納部2aから削除する文字を探し出して削除し(S4)、ステップS2に戻して次の削除データに対応する。このステップ2およびステップ4の処理を削除するキャッシュデータが無くなるまで続け、削除するキャッシュデータがなくなれば(S2でNo)、キャッシュ格納部2aに残されたキャッシュデータを詰めて再整理を行い(S3)、本ルーチンを終了する。
また、図13では、プリンタ装置2側ではキャッシュ格納部2aに格納する新規登録のキャシュデータを受け取る(S11)。キャシュデータの処理が終了か否かを問う(S12)。もし、終了していれば(S12でYes)本ルーチンを終了する。次に、キャシュデータの処理が終了していなければ(S12でNo)、削除したキャシュデータを詰めて再整理したキャッシュ格納部2aの最後尾に、新規のキャシュデータを追加する(S13)。さらに、追加したキャシュデータのシリアル番号を付けるために、プリンタ装置2側で削除された文字のシリアル番号が残っているか否かが問われる(S14)。
もし、削除された文字のシリアル番号が残っていれば(S14でYes)、削除されたシリアル番号を割り当て(S15)、ステップS11に戻って処理すべきキャッシュデータがなくなるまで、次の新規のキャッシュデータを処理させる。また、ステップS14において、削除された文字のシリアル番号が残っていなければ(S14でNo)、新規のシリアル番号を割り当て(S16)、ステップS11に戻って処理すべきキャッシュデータがなくなるまで、次の新規のキャッシュデータを処理させる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、所定範囲ごとの画像形成に先だって、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータと所定量のビットマップデータを識別する文字識別情報とを送信する情報処理装置と、情報処理装置から所定量のビットマップデータと文字識別情報を受信して格納し、画像形成を行う際に所定量のビットマップデータを取り出して画像を形成する画像形成装置と、から構成されているので、画像形成装置は画像形成のビットマップデータに展開する必要もなく、情報処理装置でビットマップデータを所定範囲ごとの使用頻度に応じて整理した結果を利用することが出来て、低コストで処理効率の良いシステムを構築することが出来る。
請求項2の発明によれば、情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、前記キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、を備えているので、キャッシュ管理手段に記憶されている該ビットマップデータを所定範囲ごとに画像形成装置に転送して画像形成に使用させることによって、少ないメモリでヒット率の高い画像形成システムを構築することが出来る。
請求項3記載の発明によれば、画像形成装置は、受信したビットマップデータを記憶するキャッシュ格納手段と、該ビットマップデータの格納場所を管理するアドレス管理手段と、受信した文字識別情報を記憶する文字識別情報記憶手段とを備えているので、所定範囲ごとの画像形成時に使用頻度の高いビットマップデータを展開なしに何回も再利用出来るので、情報処理装置側からの転送時間が短縮可能となって、低コストなシステムを構築することが出来る。
請求項4記載の発明によれば、文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含むので、キャッシュデータを識別するインデックスのサイズを縮小出来た上、必要とする文字のビットマップデータを簡単な構成で敏速に格納場所から取り出すことが出来るようになって、請求項1より画像形成処理を高速に行えることが出来る。
請求項5の発明によれば、キャッシュ格納手段は、受信した文字識別情報を配列のインデックスとして、キャッシュデータ格納場所情報を加えて格納するので、アドレス管理部によってキャッシュ格納手段から必要とする文字のビットマップデータを簡単に敏速に引き出せるようになって、請求項2より画像の形成処理を高速に行えることが出来る。
請求項6の発明によれば、情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較して、次に画像形成を行う所定範囲に含まれない所定量の該ビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送り、画像形成装置は受信した該文字識別情報に対応するビットマップデータを削除するので、画像形成装置側のキャッシュ格納手段を所定範囲ごとに有効に使用することが可能となる。
請求項7の発明によれば、情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信するので、前所定範囲と共通に使用するビットマップデータは変更することがないので、キャッシュ格納手段を敏速に準備することが可能となる。
請求項8の発明によれば、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出すデータ取出手段と、所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信する送信手段と、から構成されるので、画像形成装置は画像形成のビットマップデータに展開する必要もなく、情報処理装置でビットマップデータを所定範囲ごとの使用頻度に応じて整理した結果を利用することが出来る。
請求項9の発明によれば、情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、を備えたので、キャッシュ管理手段に記憶されている該ビットマップデータを所定範囲ごとに画像形成装置に転送して画像形成に使用することができる。
請求項10の発明によれば、文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含むので、キャッシュデータを識別するインデックスのサイズを縮小出来た上、必要とする文字のビットマップデータを簡単な構成で敏速に格納場所から取り出すことが出来る。
請求項11の発明によれば、情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較する比較手段と、次に画像形成を行う所定範囲に含まれない所定量のビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送る送信手段と、画像形成装置は受信した文字識別情報に対応するビットマップデータを削除する削除手段とから構成されるので、画像形成装置側のキャッシュ格納手段を所定範囲ごとに有効に使用することが可能となる。
請求項12の発明によれば、情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信する送信手段を備えたので、所定範囲と共通に使用するビットマップデータは変更することがないので、キャッシュ格納手段を敏速に準備することが可能となる。
請求項13の発明によれば、所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し、該所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信するので、画像形成装置は画像形成のビットマップデータに展開する必要もなく、情報処理装置でビットマップデータを所定範囲ごとの使用頻度に応じて整理した結果を利用することが出来る。
請求項14の発明によれば、請求項13記載の送信方法を実行するためのプログラムを記録しているので、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成システムの主要部のブロック図である。
【図2】(A)(B)は本発明の実施の形態の画像形成システムの画像形成装置側のキャッシュ格納部に格納されたキャッシュデータの格納状態を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において1頁目のデータを使用頻度順に整理して記憶させた状態を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において2頁目のデータを処理する前の状態を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において2頁目の最初に現れる文字「か」を取り込んで処理する状態を説明する説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において図5の状態から文字「い」を取り込んで処理する状態を説明する説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において2頁目の文字の出現回数によって処理する状態を説明する説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において図7から文字を削除して処理する状態を説明する説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において図8から文字を削除して追加する文字のシリアル番号処理を行う状態を説明する説明図である。
【図10】本発明の実施の形態の画像形成システムのキャッシュ管理部において図9から文字を削除して追加する文字のシリアル番号処理を行う状態を説明する説明図である。
【図11】(A)は本発明の実施の形態の画像形成システムにおいて削除する文字のシリアル番号を通知する様子を説明する説明図、(B)は本発明の画像形成システムにおいて図11(A)で削除した文字のシリアル番号を追加した文字に割り当てる処理を行う状態を説明する説明図である。
【図12】本発明の実施の形態の画像形成システムにおいて本発明の画像形成システムにおける主要動作を示したフロー図である。
【図13】本発明の実施の形態の画像形成システムの本発明の画像形成システムにおけるその他の主要動作を示したフロー図である。
【符号の説明】
1 ホスト装置、またはパソナルコンピュータ
1a キャッシュ管理手段、またはキャッシュ管理部
1b 文字情報管理手段、または文字情報管理部
1c キャッシュ判定手段、またはキャッシュ判定部
1d キャッシュ記憶手段、またはキャッシュ記憶部
1e ホスト・インタフェース部
2 画像形成装置、またはプリンタ装置
2a キャッシュ格納手段、またはキャッシュ格納部
2b アドレス管理手段、またはアドレス管理部
2c 文字情報記憶手段、または文字情報記憶部
2d エンジン部
2e プリンタ・インタフェース部
3 アプリケーション・ソフト部
10 プリンタドライバ
Claims (14)
- 情報処理装置で展開した文字のビットマップデータを受信して、該ビットマップデータに基づいた画像を形成する画像形成システムにおいて、
所定範囲ごとの画像形成に先だって、該所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータと該所定量のビットマップデータを識別する文字識別情報とを送信する情報処理装置と、
前記情報処理装置から前記所定量のビットマップデータと前記文字識別情報を受信して格納し、画像形成を行う際に該所定量のビットマップデータを取り出して画像を形成する画像形成装置と、
から構成されることを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、
前記キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1または2記載の画像形成システムにおいて、
画像形成装置は、受信したビットマップデータを記憶するキャッシュ格納手段と、
該ビットマップデータの格納場所を管理するアドレス管理手段と、
受信した文字識別情報を記憶する文字識別情報記憶手段と
を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1から3のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含む
ことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項3記載の画像形成システムにおいて、
キャッシュ格納手段は、受信した文字識別情報を配列のインデックスとして、キャッシュデータ格納場所情報を加えて格納する
ことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項2から5のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較して、
次に画像形成を行う所定範囲に含まれない前記所定量の該ビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送り、
前記画像形成装置は受信した該文字識別情報に対応するビットマップデータを削除する
ことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項6記載の画像形成システムにおいて、
情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信する
ことを特徴とする画像形成システム。 - 接続された画像形成装置が格納するためのビットマップデータ及び該ビットマップデータを識別する文字識別情報を、前記画像形成装置に送信する情報処理装置において、
所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出すデータ取出手段と、
該所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信する送信手段と、
から構成されることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項8記載の情報処理装置において、
情報処理装置は、作成した文字のビットマップデータを格納するキャッシュ管理手段と、
前記キャッシュ管理手段から使用頻度が高い所定量の該ビットマップデータを取り出し文字識別情報を割り当てるキャッシュデータ処理手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項8または9記載の情報処理装置において、
文字識別情報は、所定の数から始まる番号を含む
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項8から10のいずれかに記載の情報処理装置において、
情報処理装置は、格納された文字のビットマップデータを比較する比較手段と、
次に画像形成を行う所定範囲に含まれない前記所定量の該ビットマップデータの文字識別情報を画像形成装置に送る送信手段と、
前記画像形成装置は受信した該文字識別情報に対応するビットマップデータを削除する削除手段と
から構成されることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項8から11のいずれかに記載の情報処理装置において、
情報処理装置は、次に画像形成を行う所定範囲に含まれる新たに追加するビットマップデータに、文字識別情報を付加して送信する送信手段を備えた
ことを特徴とする情報処理装置。 - 接続された画像形成装置が格納するためのビットマップデータ及び該ビットマップデータを識別する文字識別情報を、前記画像形成装置に送信する送信方法において、
所定範囲ごとに作成した文字のビットマップデータの中から、使用頻度が高い所定量のビットマップデータを取り出し、該所定量のビットマップデータと文字識別情報とを送信することを特徴とする送信方法。 - 請求項13記載の送信方法を実行するためのプログラムを記録していることを特徴とする、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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