JP3927359B2 - 排ガス処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体ウエーハ製造処理のドライエッチングプロセスにおいてエッチングガスやプラズマCVD装置等のクリーニングに使用されるPFCガス(炭素とフッ素のみで構成されるフロンガス,NF3)を処理する排ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ドライエッチングプロセスにおいてエッチングガスやプラズマCVD装置等のクリーニングに使用されるPFCガスやNF3赤外線吸収量が大きいため地球温暖化係数(GWP)が炭酸ガスの数千倍と大きく、地球温暖化防止の観点から直接排気することは規制される。PFCガスとしてCF4,C26,SF6,NF3,CHF3,C36の6種類を規定し、それらの排出削減と排出削減技術開発が要請されている。
【0003】
半導体製造のドライ・エッチング工程、プラズマCVDクリーニング工程では26,NF3が特に使われ、それら使用量は年々増加する傾向にある。
【0004】
例えば26ガスはドライ・エッチング装置へ導入され、高周波放電によりプラズマ化され、エッチング種を発生させ、半導体基板シリコン酸化膜等のエッチングを行なう。その場合反応生成物としてSiF4,COF2等ができる。それら反応生成物やC26ガスのプラズマ化度は小さいため、分解することなく80%以上の未反応ガスとして残ったC26ガスはポンプにより反応室外へ排気され、反応生成物は活性炭やゼオライト等に吸着させて除害を行う。未反応C26ガスは化学的に安定であり吸着されないため、LPG,CH4ガスによる直接燃焼分解、電熱ヒーター加熱による熱酸化分解、吸着材や触媒の加熱による吸着回収、プラズマ分解等を行ってC26等のPFCの除害を行っている。
【0005】
ガスによる直接燃焼分解は、水素ガスやプロパンガスを燃焼させることにより、26を850度〜1000℃に加熱し 26+11O2+2C38→10CO2+12HF+12H2Oに分解する。電熱ヒーターによる熱酸化分解等の除害手段は26を900℃〜1100℃に加熱し、HFを発生させる。
【0006】
主にHFに分解された高温ガスについては、冷却後に、後段の水スクラバーで水に吸収させ、NF3をTLV値以下に下げてそのガスを排気させている。弗酸水は集中水処理漕で中和処理する。
【0007】
しかしながら、ドライ・エッチング装置において半導体基板シリコン酸化膜等のプラズマエッチングを行なったり、プラズマCVD減圧CVDのチャンバークリーニング工程においてプラズマクリーニングを行なうと、反応生成物としてSiF4,COF2等ができるSiF4ドライ・エッチング装置プラズマCVDから除害装置を結ぶ配管、ポンプ等をSiO2となって詰まらせる。SiO2粉、未粉化のSiF4は、除害装置のPFCの加熱バーナーや電熱ヒーター部において燃焼し、シリカとなって堆積し、燃焼、加熱効率を不安定にする。そのため加熱部分、ヒーター部のメンテナンスが必要となっている。
【0008】
水素ガスやプロパンガスによる直接燃焼分解方式は燃焼ガスを用いるため、ガス漏れや着火不良等の安全上厳重な設備、機能等、爆発防止の対策が必要であり、燃料ガス等のランニングコストがかかる。また、この方式は、燃料ガス燃焼に伴うCO2の発生があるため好ましくなく、地球温暖化防止のためには、CO2発生量少ないものが良い。電熱ヒーターによる熱酸化分解方式もヒーター加熱効率が悪いため加熱準備数時間かかる等の欠点を有している。
【0009】
吸着剤加熱による吸着回収方式は、常温においてPCFが吸着材に吸着しにくいので吸着材を400℃〜600℃に熱して活性化させてPFCを吸着させる。この方式では、吸着材のランニングコストがかかるのと、吸着後の吸着材の産業廃棄物処理費用がかかるという欠点を持つ。
【0010】
PFCのプラズマ分解はポンプの手前に設置して処理できる利点はある。ただし、現時点では、処理量が少ないので全体的に見て効率は良くない。また、ポンプ前段での粉体発生がありポンプに噛み込みが生じたり、電力コストが大きい等の問題がある。常圧コロナ放電プラズマはポンプ後段に置き、低エネルギー、低温処理が出来るので省エネルギー除害装置であるが、CVD装置で使用するクリーニングガス量に対応できない欠点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
PFCガスは、極めて安定な元素であるために、簡単に吸着、分解が出来ない。そのため大気中にPFCそのまま放出されると、地球温暖化という地球環境に大きな影響を与える。このようなことから、PFCガスを大気中に直接に放出しないようにする除害処理装置が必要となる。通常処理効率の面からは、PFCガスを燃焼させ、炭酸ガスと水とハロゲン化物に分解させる燃焼方式が使われているが、PFCガスが安定なため800℃〜1000℃の高温分解熱を必要とする。これでは、燃焼ガスを用いるために安全性に問題があり、工場内での管理が極めて神経質に行なわれているのが現状である。
【0012】
本発明の目的は、半導体製造工程で安全面と環境面とコスト面から見てPFCガスを処理する有意な処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために提案される本発明に係る排ガス処理装置の特徴は次の通りである。
【0014】
すなわち、本発明に係る排ガス処理装置は、半導体ウエーハの成膜プロセスにおいて排出されるPFCガスを流入させるための容器を備えている、排ガス処理装置であって、上記容器内に設けられた自己発熱性を有する電磁誘導用コイルと、上記電磁誘導用コイルの内側に設けられたガス排出筒を兼ねた金属製の円筒と、を備えており、上記容器内に流入したPFCガスは、上記電磁誘導用コイルの自己発熱によって予備加熱されてから上記円筒内に導かれ、かつこの円筒は、上記電磁誘導用コイルの電磁誘導作用により発熱し、この発熱により上記PFCガスがさらに加熱されて熱分解されるように構成されており、上記容器は、その上部側面からPFCガスが内部に流入するように構成されており、上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の外側には、上記容器の上蓋に吊り下げ支持されて上底を有する金属製の追加の円筒が設けられて、この追加の円筒と上記円筒との間に第1の隙間が形成されており、上記電磁誘導用コイルは、上記追加の円筒の外周壁に絶縁碍子を介して金属線を巻き付けて形成され、かつ上記容器との間に第2の隙間を形成するように設けられており、上記容器内に流入したPFCガスは、上記第2の隙間を下方に向けて通過することにより予備加熱された後に、上記第1の隙間をその下部から上方に向けて通過し、さらに上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の内部をその上部から下方に向けて通過することにより加熱されるように構成されていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る排ガス処理装置は、半導体ウエーハの成膜プロセスにおいて排出されるPFCガスを流入させるための容器を備えている、排ガス処理装置であって、上記容器内に設けられた自己発熱性を有する電磁誘導用コイルと、上記電磁誘導用コイルの内側に設けられたガス排出筒を兼ねた金属製の円筒と、を備えており、上記容器内に流入したPFCガスは、上記電磁誘導用コイルの自己発熱によって予備加熱されてから上記円筒内に導かれ、かつこの円筒は、上記電磁誘導用コイルの電磁誘導作用により発熱し、この発熱により上記PFCガスがさらに加熱されて熱分解されるように構成されており、上記容器は、その下部側面からPFCガスが内部に流入するように構成されており、上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の外側には、上記容器の下蓋に溶接された金属製の追加の円筒が設けられており、上記電磁誘導用コイルは、上記追加の円筒の外周壁に絶縁碍子を介して金属製を巻き付けて形成され、かつ上記容器との間に隙間を形成するように設けられており、上記容器内に流入したPFCガスは、上記隙間を上方に向けて通過することにより予備加熱された後に、上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の内部をその上部から下方に向けて通過することにより加熱されるように構成されている。
【0017】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の内部には、上記電磁誘導用コイルの電磁誘導作用により発熱可能な金属製またはカーボンセラミック製の球体または多穴を開けた円柱加熱体が配されている。
【0018】
本発明の好ましい実施の形態においては、PFCガス量に応じて、PFCガスが確実に1000℃以上の発熱体で作られた熱酸化分解高温ゾーンを通過出来るように、また、燃焼ガスであるLPG(C38)やCH4を燃焼させずに急速に且つ安定した高温分解雰囲気を作れる様に電磁誘導加熱を用いる。
【0019】
本発明の好ましい実施の形態においては、電磁誘導用コイル自身の熱によりガスを予備加熱し、次のガス通路に当たる所に、ガスとより広く接触を行い得る様に金属板成形体を設けて、電磁誘導加熱により、PFCガスが分解する温度800〜1100℃まで昇温させる。
【0020】
本発明の好ましい実施の形態においては、電磁誘導コイル内側の円筒内部に電磁誘導加熱体となり得る金属材料あるいは炭素・セラミックス複合材料で形成したガス加熱体をPFCガスが分解する温度800〜1100℃まで昇温させる。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態においては、電磁誘導コイルはニッケル系インコネル合金、コバルト系ハステロイ合金等の耐熱高温耐酸化性に優れた金属で構成し、電磁誘導用コイルの内側のガス排出筒を兼ねた円筒は耐熱衝撃性、機械強度を備えた炭化珪素等のセラミック等でも良く、金属コイルとの間に碍子を介するなら耐熱高温耐酸化性に優れた金属でも良い。
【0022】
本発明の好ましい実施の形態においては、半導体ウエーハのプラズマエッチングやプラズマCVD装置等のプラズマクリーニング処理工程で排出する未反応PFCガス,反応生成ガスSiF4、流通配管内で生成したSiO2粉等をフィルターと吸着材を通過させ、粉体とSiF4を除去させた後にPFCを流入させる。
【0023】
本発明の好ましい実施の形態においては、PFCガス量に応じて、PFCガスが確実に1000℃以上の発熱体で作られた熱酸化分解高温ゾーンを通過出来るように、また、燃焼ガスであるLPG(C38)やCH4を燃焼させずに急速に高温分解雰囲気を作るために電磁誘導加熱を用いる。
【0024】
好ましくは、本発明に係る排気ガスの処理装置は、PFCガスとSiF4の混合ガスと除害装置へのイン側配管で発生する堆積物SiO2の混合物から、SiO2とSiF4をフィルターや吸着材で分離する装置と、PFCガスの電磁誘導加熱分解処理室と、分解高熱ガス冷却部と、分解ガス捕捉剤の供給部と、分解ガス捕捉部とを有している。
【0025】
好ましくは、本発明の排ガス処理装置は、ガス検知部信号制御、分解ガス捕捉剤の供給部制御、高速応答性放射温度計によるインバーター電磁誘導加熱部の温度制御、バルブの開閉制御、水位等の位置制御、ペーハー電位による制御等はコンピュータにより一元的に行われる。
【0026】
【作用】
本発明は、PFCガスの排ガス処理において、電磁誘導加熱により発熱体を加熱しクリーニングガスやエッチングガスとして反応せずに送り込まれたPFCガスを速やかに熱分解し、分解ガスは反応生成物を形成するために導入した物質と反応させ反応生成物を捕捉する。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1に示す実施形態の排ガス処理装置は、PFCガス分解室を構成する筒部11を備えている。この筒部11は、最外周壁がステンレスで形成されており、その上部には、ステンレス製のPFCガス導入口9が設けられている。この筒部11の上フランジには上蓋部 12が連結されている。上蓋部12の中心位置には、この上蓋部12との間に絶縁材を挟んで金属円筒16が宙吊り状で取り付けられている。
【0028】
電磁誘導用コイル14は、金属円筒16の外周に碍子を介在させて巻かれており、上蓋部12のコイル入力端子13と接合し、またこの電磁誘導用コイル 14 の上端部は上蓋部12のコイル入力端子10と接合している。これに代えて、電磁誘導用コイル 14 の下端を金属円筒16に接合させ、この金属円筒16の上部にコイル入力端子13が取り付けられた構成でもよい。筒部11の下蓋部の中心部の貫通穴には、金属円筒17が挿入され、かつ全周溶接が施されて固定されている。電磁誘導加熱用コイル14は、発熱体でもあり、耐高温酸化性に優れたニッケル系、コバルト系の合金により形成されている。
【0029】
図1において、符号1は、ガス入口である。2は、除外ガス排気口である。3は、給水口である。4は、排水口である。5は、ドレイン排水口である。8は、放射温度計窓である。23は、冷却ゾーンである。24は、ガス冷却用ブロワである。25は、水位レベルセンサである。26は、バブリング筒である。27は、水シャワーである。
【0030】
この排ガス処理装置では、PFCガスがPFCガス導入口9から筒部11と電磁誘導用コイル14との隙間(ロ)に流入し、その下部に向けて進行する。このとき、電磁誘導用コイル14の自己発熱により、PFCガスが予備加熱される。
【0031】
電磁誘導用コイル14の誘導加熱により、金属円筒17は、その金属表面温度が900〜1100°Cに加熱される。PFCガスは、その後金属円筒16,17の隙間(ハ)を通過してから金属円筒17の内部(ニ)にその上部から流入し、下方に向けて進行する。一方、電磁誘導用コイル14の誘導加熱により、金属円筒17は、その金属表面温度が900〜1100°Cに加熱される。この熱により、PFCガスはさらに加熱され、熱分解される。
【0032】
図2に示す排ガス処理装置においては、筒部11の下部のPFCガス導入口9からPFCガスが筒部11内に導入される。このPFCガスは、筒部11と電磁誘導用コイル14との隙間(ロ)を上向きに進行した後に、金属円筒17の内部(ニ)にその上部から流入し、下方に向けて進行する。この装置においても、図1の場合と同様に、PFCガスは電磁誘導用コイル14により予備加熱がなされてから金属円筒17による加熱によって熱分解される。
【0033】
図3に示す構成においては、上記した符号(ハ),(ニ)に相当するPFCガスの通過部分に、耐熱耐酸化性に優れた金属またはカーボンセラミックで成形した球体18や、多穴を開けた円柱加熱体19を配置させている。円柱加熱体19どうしの間には、リング状の加熱体スペーサー20が配されている。隣り合う円柱加熱体19の穴は、互いに位置ずれしており、1つの穴を通過したガスは、円柱加熱体19の穴以外の面に当たるようになっている。
【0034】
このような構成によれば、PFCガスが電磁誘導可能な加熱体に広く接触するため、その分解効率を上げることができる。
【0035】
流入PFCガスは、高温発熱体に触れて、以下のように分解され2C26+3O22O→4CO212HF となる。
【0036】
HFに分解されたガスは、80°C以下に冷却する冷却ゾーン23に吸引される。高温ガスの冷却用にガス冷却用ブロワ24から送風された空気を混合させ、PVC、FRP樹脂等の熱劣化しない温度まで冷却された分解ガスは、樹脂製水槽に送られてバブリング筒26を通して水中捕捉されて希弗酸水、炭酸水になり樹脂製ドレイン配水管5で集中水処理槽に送られ、水酸化カルシウムCa(OH)2と反応させてCaCO3,Ca2として処理されるPFCガスを除害して得られた排ガスは排気口から排気される。
【0037】
あるいは冷却した反応生成ガスをペレット状の水酸化カルシウムを充填したリアクタータンク内に導入し、Ca(OH)2に反応させてCaCO3,Ca2として処理し、PFCガスを除害した排ガスを排ガス処理装置から排気する。
【0038】
ガスの温度降下方法として、水冷却と乾式の何れを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排ガス処理装置の一例を示す全体図である。
【図2】本発明に係る排ガス処理装置の他の例を示す全体図である。
【図3】本発明に係る排ガス処理装置の他の例を示す要部概略図である。
【符号の説明】
ガス導入口
11 筒部
12 上蓋
14 電磁誘導加熱用コイル
16 金属円筒
17 金属円

Claims (3)

  1. 半導体ウエーハの成膜プロセスにおいて排出されるPFCガスを流入させるための容器を備えている、排ガス処理装置であって、
    上記容器内に設けられた自己発熱性を有する電磁誘導用コイルと、
    上記電磁誘導用コイルの内側に設けられたガス排出筒を兼ねた金属製の円筒と、を備えており、
    上記容器内に流入したPFCガスは、上記電磁誘導用コイルの自己発熱によって予備加熱されてから上記円筒内に導かれ、かつこの円筒は、上記電磁誘導用コイルの電磁誘導作用により発熱し、この発熱により上記PFCガスがさらに加熱されて熱分解されるように構成されており、
    上記容器は、その上部側面からPFCガスが内部に流入するように構成されており、
    上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の外側には、上記容器の上蓋に吊り下げ支持されて上底を有する金属製の追加の円筒が設けられて、この追加の円筒と上記円筒との間に第1の隙間が形成されており、
    上記電磁誘導用コイルは、上記追加の円筒の外周壁に絶縁碍子を介して金属線を巻き付けて形成され、かつ上記容器との間に第2の隙間を形成するように設けられており、
    上記容器内に流入したPFCガスは、上記第2の隙間を下方に向けて通過することにより予備加熱された後に、上記第1の隙間をその下部から上方に向けて通過し、さらに上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の内部をその上部から下方に向けて通過することにより加熱されるように構成されていることを特徴とする、排ガス処理装置。
  2. 半導体ウエーハの成膜プロセスにおいて排出されるPFCガスを流入させるための容器を備えている、排ガス処理装置であって、
    上記容器内に設けられた自己発熱性を有する電磁誘導用コイルと、
    上記電磁誘導用コイルの内側に設けられたガス排出筒を兼ねた金属製の円筒と、を備えており、
    上記容器内に流入したPFCガスは、上記電磁誘導用コイルの自己発熱によって予備加熱されてから上記円筒内に導かれ、かつこの円筒は、上記電磁誘導用コイルの電磁誘導作用により発熱し、この発熱により上記PFCガスがさらに加熱されて熱分解されるように構成されており、
    上記容器は、その下部側面からPFCガスが内部に流入するように構成されており、
    上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の外側には、上記容器の下蓋に溶接された金属製の追加の円筒が設けられており、
    上記電磁誘導用コイルは、上記追加の円筒の外周壁に絶縁碍子を介して金属製を巻き付けて形成され、かつ上記容器との間に隙間を形成するように設けられており、
    上記容器内に流入したPFCガスは、上記隙間を上方に向けて通過することにより予備加熱された後に、上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の内部をその上部から下方に向けて通過することにより加熱されるように構成されていることを特徴とする、排ガス処理装置。
  3. 上記ガス排出筒を兼ねた金属製の円筒の内部には、上記電磁誘導用コイルの電磁誘導作用により発熱可能な金属製またはカーボンセラミック製の球体または多穴を開けた円柱加熱体が配されている、請求項1または2に記載の排ガス処理装置
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