JP3926177B2 - Molded body for boxing - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートの打設時に打設表面に所望の凹部を形成するために用いる箱抜き用成形体に関する。具体的適用例としては、手摺り、支柱用アンカーボルト固定用のユ字金物に貼り付けてコンクリートを打設し、硬化後に箱抜き用成形体のみを除去して、所望の手摺り、支柱を固定した後、コンクリート、モルタルを隙間部に充填する方法等に用いる。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート構造物の表層に凹部を形成する際に用いられる方法(箱抜き方法)としては、▲1▼木製または鋼製の型枠を使用する方法と、▲2▼発泡樹脂(発泡スチロール)を用いる方法が用いられている。
【0003】
しかし、前述した箱抜き技術にあっては次のような、問題点がある。
▲1▼木製、または鋼性の型枠を使用する方法にあっては、型枠の組立ておよび脱形に工数が係るため、効率が悪い。
▲2▼発泡樹脂(発泡スチロール)を用いる方法にあっては、発泡スチロールとコンクリートが密着しており、そのまま引き抜くような脱形が困難で、ハツリにより、砕いてから撤去する必要があり、多くの労力と時間を要する。また、当該用途に用いた発泡スチロールは、コンクリートが付着しており、通常のリサイクルルートでの回収・再生が難しく、しかも、燃焼カロリーが高く、燃焼時に黒煙と不快臭を発生するため、焼却処分にも適さない。
【0004】
こういった既存の箱抜き方法の欠点を補うものとして、風船を用いてコンクリ−トの進入を防ぎ、コンクリートが固化した後、風船の空気を抜いて風船を脱着して箱抜き部分を形成する方法が提案されている(特開昭55−7348号公報、特許第2791852号公報)。しかしながら、風船やそれに類する中空体に空気を充填して箱抜き部を形成する場合、空気の充填量によってその形状が変化し、糸巻き型、樽型の変形を起こしてしまう上、細部の形状に正確さを要求される場合には適さない等の欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き、従来の箱抜き方法の欠点を解消し、所望の形状の凹部を容易にコンクリート構造物の表層に形成できるとともに、コンクリートからの除去が容易で作業性に優れる箱抜き用成形体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、ポリエステル系樹脂を主成分とする発泡成形体を箱抜き用成形体として用いることにより、所望の形状の凹部を容易にコンクリート構造物の表面に形成することができ、しかも施工後容易に着脱できることを見いだした。特に、ポリエステル系樹脂として生分解性ポリエステルを主成分とするものを用いると、使用後、破砕してコンポスト処理や土壌への鋤込みによる処理が可能であるので、環境負荷が小さく、好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いるポリエステル系樹脂は、コンクリートが流動性を失って完全に固化する迄の間に、箱抜き用成形体自身が容易に引き抜ける程度にアルカリ分解して痩せる素材であれば、用いることができる。例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸等の多塩基酸、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−プロピレングリコール等のポリオール、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸、カプロラクトン等のヒドロキシ酸の一つまたはそれ以上をモノマー成分とするポリエステルが挙げられる。
【0008】
中でも、生分解性ポリエステル系樹脂を主成分とするものを用いると、使用後の処理も容易であるため、好ましい。例えば、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートアジペート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリリンゴ酸、ポリ乳酸、ポリグリコール酸等の脂肪族ポリエステル類またはそれらの混合物が挙げられる。また、芳香族成分を共重合したり、架橋増粘した樹脂を用いてもよいが、その処方によっては生分解性を損なう場合があるので、生分解性を必要とする場合は、注意が必要である。
【0009】
また、本発明の箱抜き用発泡成形体に用いる上述のポリエステル系樹脂には、適当な発泡倍率やコンクリート打設・硬化時間における分解性を得られる範囲で、上述の組合わせ以外に他の樹脂や天然素材等を混合してもよいが、適度な分解性を確保するためのポリエステル系樹脂配合量は、通常51質量%以上、好ましくは60質量%以上である。
本発明のポリエステル系樹脂に混練して用いる樹脂や天然物としては、例えば、アセチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、キチン、キトサンなどのセルロース誘導体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート等のビニル系樹脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリエーテル系樹脂、6ナイロン、6−6ナイロン、ポリ−L−ロイシン、ポリ−L−リジン、ポリアスパラギン酸等のポリアミド類、グルテン、ゼインの蛋白質等が挙げられる。
【0010】
本発明で用いる箱抜き用発泡成形体は、▲1▼コンクリートの流動性が十分低下するまで形状を保ち、▲2▼その後完全に固化した後引き抜くのに十分な痩せが生じる、という条件を満たしていれば、高倍率発泡している方が、廃棄の都合上、好ましい。
【0011】
また、本発明で用いる発泡成形体の製造方法としては、所望の形状のものが得られる方法であれば、押出し発泡、ビーズ発泡成形等、一般に用いられる方法を用いることができる。発泡剤も特に限定されるものではなく、炭化水素系ガス、フロン系ガス、水、炭酸・窒素等の無機ガスや、化学発泡剤などの中から適当に用いることができる。また、発泡倍率の向上等を目的として、核剤を適宜用いてもよい。
【0012】
以下、ポリ乳酸系樹脂を例にとって、より具体的に本発明を説明する。
【0013】
ポリ乳酸系樹脂は、発泡体を形成するために、結晶性が低く、かつある程度の分子量を有することが好ましい。その様なポリ乳酸系樹脂は、例えば、結晶性が乏しく実質上非晶性の乳酸プレポリマーにイソシアネート基、エポキシ基、または、無水カルボキシル基等を有する化合物からなる架橋剤を反応させて得ることができる。
【0014】
ポリ乳酸系樹脂の原料となる乳酸プレポリマーは、ラクチドを開環重合して得られる実質的に非晶性のポリ乳酸である。このポリ乳酸を形成する乳酸のL体とD体のモル比は、95/5〜60/40または40/60〜5/95であることが好ましく、さらに好ましくは92/8〜80/20または20/80〜8/92である。
【0015】
乳酸プレポリマーと反応させる架橋剤としては、該プレポリマーの末端基(カルボキシル基及び水酸基)もしくはエステル結合と反応し得る官能基を有する多官能化合物であれば用いることができる。具体的には、イソシアネート基、エポキシ基、無水カルボキシル基を有する化合物が用いられる。
【0016】
乳酸プレポリマーと架橋剤は、溶融状態で混合し、反応させる方法が一般的である。架橋は増粘を目的としているため、通常、架橋剤の反応基量は2当量/モル程度では十分な効果が得られない。このため、3官能以上の化合物を多く含む架橋剤を用いる必要があるが、溶融混練時に一気に架橋が進むため、混練装置に対する不可が大きくなる傾向にある。しかし、イソシアネート化合物を用いる場合は、2当量/モル程度であっても、乳酸プレポリマーの末端基と溶融状態で反応した後、さらに副次的に別なイソシアネート基が水の存在下で反応してアロファネート結合やユリア結合を形成するため、溶融混練時の極端な粘度上昇がなく、固体状態での後増粘が可能で、生産性に優れる。
【0017】
このため、イソシアネート化合物を架橋剤として用いる場合は、2.0当量/モル程度の官能基を有する化合物でもよく、通常、2.3〜3.0当量のイソシアネート基を有する架橋剤を用いる。
架橋剤の量は、乳酸プレポリマー100重量部に対して、0.1〜5重量部の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは0.3〜3重量部である。
【0018】
乳酸プレポリマーと架橋剤の溶融混練は、特に新規な装置及び方法を用いて行う必要はなく、公知の装置および方法が利用可能である。たとえば、乳酸プレポリマーのペレットと架橋剤を混合し、単軸、または2軸混練機などで溶融混練する方法や、溶融した乳酸プレポリマーに架橋剤を添加・混練する方法などを用いることができる。
【0019】
上述の方法で高分子量化したポリ乳酸系樹脂の溶融粘度は、メルトインデックス(MI)値が0.01−50、好ましくは0.01−10である。このような範囲のMIを有する場合に良好な発泡性が得られる。ここで、MI値とは、直径2mmのオリフィスを用い、190℃、荷重21.6kgの条件で測定した時の値であり、JISに準拠した方法で測定される。この溶融粘度をポイズで表した場合には、5万〜100万ポイズであることが好ましく、さらに好ましくは10万〜50万ポイズ、特に好ましくは15万〜35万ポイズである。このときの溶融粘度は、直径2mmのオリフィスを用い、190℃、荷重130kgの条件で測定した時の値である。
【0020】
(樹脂組成物)
発泡粒子は、通常、上述のようにして得られるポリエステル系樹脂に発泡核剤と必要に応じて添加剤とを加えた樹脂組成物により、得られる。本発明においては、この樹脂組成物を例えば、ビーズ状粒子とした後、発泡剤および発泡助剤を含浸させて、発泡性を有するビーズを得る。ついで、この発泡性ビーズを予備発泡させる(発泡粒子)。発泡粒子を金型に入れて加熱・成形することにより、所望の形状の成形体が得られる。複雑形状や多数同形状のものを作る場合は、その形状に合わせた金型を用意するのが好ましいが、小ロット品や単純な直方体、立方体形状のものを必要とする場合は、ブロック体から切り出して使う方が効率的かつ経済的である。
【0021】
上述の樹脂組成物に用いられる発泡核剤は、均一で微細な発泡セルを形成させるために使用される。発泡核剤としては、個体の粒子状物、例えば、タルク、シリカ、カオリン、ゼオライト、マイカ、アルミナ等の無機粒子、炭酸または重炭酸塩、カルボン酸のアルカリ金属塩などの塩が好適に用いられる。この中でもタルクは特に好ましく用いられる。
【0022】
樹脂組成物に添加される添加剤としては、例えば、酸化防止剤、可塑剤、制電剤(帯電防止剤)、顔料、染料、滑剤などがある。
【0023】
樹脂組成物に含浸させる発泡剤としては、プロパン、n−ブタン、イソブタン、nーペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、ヘキサンなどの炭化水素類、塩化メチル、エンカメチレン、ジクロロジフルオロメタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテルなどのエーテル類などが挙げられる。
【0024】
発泡助剤としては、炭素数1〜4の一価のアルコール類が好適である。
【0025】
上述の発泡剤含浸ビーズは、一般的な発泡スチロール粒子の予備発泡装置を用いて発泡させる事が可能であり、成形も一般的な発泡スチロール用成型機を用いて行える。
【0026】
【実施例】
以下に本発明を実施例を用いて説明する。
【0027】
L体およびD体の重合比(モル比)が90:10であるポリ乳酸100重量部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製ミリオネートMR−200)1重量部、及びタルク(富士タルク工業社製LMP100)3重量部を二軸混練押出し機に入れ、シリンダー温度180℃で混練し、水中にて切断してビーズ状樹脂を得た。このビーズ状樹脂2000重量部、ブタン380重量部、およびメタノール480重量部をオートクレーブに入れ、70℃にて1時間保持した。次いで25℃まで冷却し、ビーズ状樹脂を取出した(含浸ビーズ)。
この含浸ビーズを、水蒸気を用いて92℃、1分間予備発泡させて40倍発泡の発泡粒子を得た。得られた発泡粒子を縦1200mm×1000mm×50mmの金型を用いて成形し、ブロック状の発泡成形体を得た。
【0028】
実施例2
実施例1で得たポリ乳酸発泡成形体ブロックを60mm×70mm×50mmに切出し、図1のユ字型金物に図2の如く張付けた。(発泡体付ユ字型金物)
300mm×300mmで深さ150mmの木枠に当該発泡体付ユ字型金物の金物部を下にして固定し、発泡体上部10mmが露出するレベルまでセメントを流し込んで硬化させた。硬化後、発泡体部分を除去し、除去性について評価した。
【0029】
比較例1
発泡スチロール(60倍発泡)を用いて実施例2と同様の評価を行った。その結果を評1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】
以上の結果から明らかなように、本発明の箱抜き用成形体は離形性に優れるため、発泡スチロール製箱抜き用成形体を用いる場合に比較して、作業が簡便になる。また、発泡粒子を成形したものを用いた場合、コンクリート/発泡体界面に発泡粒子の粒状に基づく適度な凹凸が生じるため、支柱を固定した後に施工するコンクリートと前工程のコンクリートの活着が良くなるという特徴がある。さらに、生分解性ポリエステルを主たる成分とする発泡体を用いることにより、施工後の廃棄物処理が容易かつ環境負荷が低減される。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】ユ字型金物の図面である。
【図2】ユ字型金物に型抜き用成形体を装着した図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a box-opening molded body used for forming a desired concave portion on a casting surface when casting concrete. As a specific application example, a handrail, sticking to a U-shaped metal fixture for fixing anchor bolts for struts, placing concrete, removing only the boxed molded body after curing, removing the desired handrails and struts After fixing, it is used for the method of filling concrete and mortar into the gaps.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method (box extraction method) used for forming a recess in the surface layer of a concrete structure, (1) a method using a wooden or steel formwork, and (2) a foamed resin (foamed polystyrene) are used. The method used is used.
[0003]
However, the above-described boxing technique has the following problems.
(1) The method using a wooden or steel formwork is inefficient because it takes time to assemble and remove the formwork.
(2) In the method using foamed resin (foamed polystyrene), the foamed polystyrene and the concrete are in close contact with each other, and it is difficult to remove the foam as it is pulled out. And takes time. In addition, the polystyrene foam used for this purpose is attached to concrete, and is difficult to collect and recycle through the normal recycling route.It also has high calorie burn and generates black smoke and unpleasant odor when burned. Also not suitable for.
[0004]
To compensate for the disadvantages of these existing boxing methods, the use of balloons to prevent the ingress of concrete, and after the concrete has solidified, the balloons are deflated and the balloons are desorbed to form boxed parts. A method has been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 55-7348, Japanese Patent No. 2791852). However, when filling a balloon or similar hollow body with air to form a box opening, its shape changes depending on the amount of air filling, causing deformation of the pincushion type and barrel type, and the shape of the details There is a disadvantage that it is not suitable when accuracy is required.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, a molded product for boxing that eliminates the disadvantages of the conventional boxing method, can easily form a concave portion of a desired shape on the surface of a concrete structure, and is easy to remove from concrete and has excellent workability. It is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of extensive research, the inventor of the present invention easily forms a concave portion having a desired shape on the surface of a concrete structure by using a foam molded body mainly composed of a polyester-based resin as a box-molded molded body. And it was found that it can be easily detached after construction. In particular, the use of those based on biodegradable polyester as the polyester-based resin, after use, since crushed and processing is possible due to plow into compost treatment and soil, low environmental impact, preferred.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The polyester resin used in the present invention can be used if it is a material that can be decomposed by alkali decomposition so that the molded body for boxing can be easily pulled out until the concrete loses its fluidity and completely solidifies. it can. For example, polybasic acids such as terephthalic acid, isophthalic acid, naphthalene dicarboxylic acid, succinic acid, adipic acid, glutaric acid, polyols such as ethylene glycol, 1,4-butanediol, 1,3-propylene glycol, malic acid, lactic acid , Polyesters having one or more hydroxy acids such as glycolic acid and caprolactone as monomer components.
[0008]
Among these, it is preferable to use a material mainly composed of a biodegradable polyester resin because the treatment after use is easy. Examples thereof include aliphatic polyesters such as polyethylene succinate, polyethylene succinate adipate, polybutylene succinate, polybutylene succinate adipate, polymalic acid, polylactic acid, and polyglycolic acid, or a mixture thereof. In addition, resins that are copolymerized with aromatic components or crosslinked and thickened may be used, but depending on the formulation, biodegradability may be impaired, so care must be taken when biodegradability is required. It is.
[0009]
In addition, the above-mentioned polyester-based resin used for the box-shaped foamed molded product of the present invention is not limited to the above-mentioned combination, as long as the appropriate foaming ratio and decomposability in concrete placement / curing time can be obtained. Or a natural material may be mixed, but the amount of the polyester-based resin for ensuring appropriate degradability is usually 51% by mass or more, preferably 60% by mass or more.
Examples of the resin or natural product used by kneading the polyester resin of the present invention include cellulose derivatives such as acetyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, ethyl cellulose, methyl cellulose, chitin, and chitosan, polyvinyl acetate, polyvinyl alcohol, poly Vinyl resins such as methyl methacrylate, polyether resins such as polyethylene glycol and polypropylene glycol, polyamides such as 6 nylon, 6-6 nylon, poly-L-leucine, poly-L-lysine, polyaspartic acid, gluten, Examples include zein protein.
[0010]
The foamed molded product for boxing used in the present invention satisfies the conditions that (1) the shape of the concrete is maintained until the fluidity of the concrete is sufficiently lowered, and (2) the skin is sufficiently solid to be pulled out after being completely solidified thereafter. If so, it is preferable that foaming is performed at a high magnification in terms of disposal.
[0011]
Moreover, as a manufacturing method of the foaming molding used by this invention, if it is a method by which the thing of a desired shape is obtained, methods generally used, such as extrusion foaming and bead foam molding, can be used. The foaming agent is not particularly limited, and can be suitably used from hydrocarbon gases, chlorofluorocarbon gases, inorganic gases such as water, carbonic acid / nitrogen, and chemical foaming agents. Further, for the purpose of improving the expansion ratio, a nucleating agent may be used as appropriate.
[0012]
Hereinafter, the present invention will be described more specifically by taking a polylactic acid resin as an example.
[0013]
In order to form a foam, the polylactic acid-based resin preferably has low crystallinity and a certain molecular weight. Such a polylactic acid-based resin can be obtained, for example, by reacting a cross-linking agent made of a compound having an isocyanate group, an epoxy group, or an anhydrous carboxyl group with a substantially amorphous lactic acid prepolymer having poor crystallinity. Can do.
[0014]
The lactic acid prepolymer that is a raw material for the polylactic acid-based resin is a substantially amorphous polylactic acid obtained by ring-opening polymerization of lactide. The molar ratio of L-form and D-form of lactic acid forming this polylactic acid is preferably 95/5 to 60/40 or 40/60 to 5/95, more preferably 92/8 to 80/20 or 20/80 to 8/92.
[0015]
As the crosslinking agent to be reacted with the lactic acid prepolymer, any polyfunctional compound having a functional group capable of reacting with a terminal group (carboxyl group and hydroxyl group) or an ester bond of the prepolymer can be used. Specifically, a compound having an isocyanate group, an epoxy group, or an anhydrous carboxyl group is used.
[0016]
A method in which a lactic acid prepolymer and a crosslinking agent are mixed and reacted in a molten state is common. Since cross-linking is intended to increase the viscosity, a sufficient effect cannot usually be obtained when the reactive group amount of the cross-linking agent is about 2 equivalents / mole. For this reason, it is necessary to use a crosslinking agent containing a large amount of trifunctional or higher functional compounds. However, since crosslinking proceeds at a time during melt-kneading, the impossibility of the kneading apparatus tends to increase. However, when an isocyanate compound is used, even if it is about 2 equivalents / mol, after reacting with the terminal group of the lactic acid prepolymer in a molten state, another isocyanate group reacts in the presence of water. Since allophanate bonds and urea bonds are formed, there is no extreme increase in viscosity during melt kneading, and post-thickening in a solid state is possible, resulting in excellent productivity.
[0017]
For this reason, when using an isocyanate compound as a crosslinking agent, the compound which has a functional group of about 2.0 equivalent / mol may be sufficient, and the crosslinking agent which has 2.3-3.0 equivalent of isocyanate groups is used normally.
The amount of the crosslinking agent is preferably in the range of 0.1 to 5 parts by weight, more preferably 0.3 to 3 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the lactic acid prepolymer.
[0018]
The melt kneading of the lactic acid prepolymer and the crosslinking agent is not particularly required to be performed using a new apparatus and method, and a known apparatus and method can be used. For example, a method of mixing lactic acid prepolymer pellets and a crosslinking agent and melt-kneading with a single-screw or biaxial kneader or a method of adding and kneading a crosslinking agent to a molten lactic acid prepolymer can be used. .
[0019]
The melt viscosity of the polylactic acid resin having a high molecular weight obtained by the above-described method has a melt index (MI) value of 0.01-50, preferably 0.01-10. Good foamability is obtained when the MI is in this range. Here, the MI value is a value measured using an orifice having a diameter of 2 mm under the conditions of 190 ° C. and a load of 21.6 kg, and is measured by a method conforming to JIS. When this melt viscosity is expressed in poise, it is preferably 50,000 to 1,000,000 poise, more preferably 100,000 to 500,000 poise, and particularly preferably 150,000 to 350,000 poise. The melt viscosity at this time is a value when measured using an orifice having a diameter of 2 mm under the conditions of 190 ° C. and a load of 130 kg.
[0020]
(Resin composition)
The expanded particles are usually obtained from a resin composition obtained by adding a foam nucleating agent and, if necessary, an additive to the polyester resin obtained as described above. In the present invention, the resin composition is made into, for example, bead-like particles, and then impregnated with a foaming agent and a foaming aid to obtain foamable beads. Next, the expandable beads are pre-expanded (expanded particles). By placing the foamed particles in a mold and heating and molding, a molded body having a desired shape can be obtained. When making complex shapes or many of the same shape, it is preferable to prepare a mold that matches the shape, but if you need small lot products, simple rectangular parallelepipeds, cubes, etc. It is more efficient and economical to cut and use.
[0021]
The foam nucleating agent used in the above resin composition is used to form uniform and fine foam cells. As the foam nucleating agent, solid particles such as inorganic particles such as talc, silica, kaolin, zeolite, mica, and alumina, and salts such as carbonic acid or bicarbonate, alkali metal salt of carboxylic acid are preferably used. . Of these, talc is particularly preferably used.
[0022]
Examples of the additive added to the resin composition include an antioxidant, a plasticizer, an antistatic agent (antistatic agent), a pigment, a dye, and a lubricant.
[0023]
Examples of the blowing agent impregnated in the resin composition include hydrocarbons such as propane, n-butane, isobutane, n-pentane, isopentane, neopentane, cyclopentane, and hexane, and halogenated carbonization such as methyl chloride, encamethylene, and dichlorodifluoromethane. Examples include hydrogens, ethers such as dimethyl ether and methyl ethyl ether.
[0024]
As the foaming aid, monohydric alcohols having 1 to 4 carbon atoms are suitable.
[0025]
The above-mentioned foaming agent-impregnated beads can be foamed using a general foaming polystyrene pre-foaming device, and can be molded using a general foaming polystyrene molding machine.
[0026]
【Example】
The present invention will be described below with reference to examples.
[0027]
100 parts by weight of polylactic acid having a polymerization ratio (molar ratio) of L form and D form of 90:10, 1 part by weight of an isocyanate compound (Millionate MR-200 manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd.), and talc (LMP100 manufactured by Fuji Talc Industrial Co., Ltd.) 3 parts by weight was put into a biaxial kneading extruder, kneaded at a cylinder temperature of 180 ° C., and cut in water to obtain a bead-like resin. 2000 parts by weight of this bead-shaped resin, 380 parts by weight of butane, and 480 parts by weight of methanol were placed in an autoclave and held at 70 ° C. for 1 hour. Subsequently, it cooled to 25 degreeC and took out bead-shaped resin (impregnated bead).
The impregnated beads were pre-foamed with water vapor at 92 ° C. for 1 minute to obtain 40-fold foamed particles. The obtained expanded particles were molded using a mold having a length of 1200 mm × 1000 mm × 50 mm to obtain a block-shaped foamed molded product.
[0028]
Example 2
The polylactic acid foam molded body block obtained in Example 1 was cut out to 60 mm × 70 mm × 50 mm and attached to the U-shaped metal piece of FIG. 1 as shown in FIG. (U-shaped hardware with foam)
The metal part of the U-shaped metal fitting with a foam was fixed to a wooden frame of 300 mm × 300 mm and a depth of 150 mm, and cement was poured and cured to a level at which the upper 10 mm of the foam was exposed. After curing, the foam part was removed and evaluated for removability.
[0029]
Comparative Example 1
Evaluation similar to Example 2 was performed using expanded polystyrene (60-fold expansion). The result is shown in Review 1.
[0030]
[Table 1]
[0031]
【The invention's effect】
As is clear from the above results, the box-opening molded article of the present invention is excellent in releasability, so that the operation becomes simpler than the case of using a foamed polystyrene box-opening molded article. In addition, when using molded foam particles, moderate unevenness is generated at the concrete / foam interface based on the granularity of the foam particles, so that the concrete to be applied after fixing the struts and the concrete in the previous process can be better attached. There is a feature. Furthermore, by using a foam mainly composed of biodegradable polyester, it is easy to dispose of waste after construction and the environmental load is reduced.
[0032]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a drawing of a U-shaped hardware.
FIG. 2 is a diagram in which a die-cutting molded body is mounted on a U-shaped metal piece.
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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