JP3924726B2 - 厨房機器 - Google Patents

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Description

この発明は、厨房機器、特に電磁誘導加熱調理器及び食器洗浄機に関するものである。
従来の厨房機器としては、食器洗浄器、電磁誘導加熱調理器など様々な厨房機器がキッチンで使用されている。そのうち電磁誘導加熱調理器においては、本体内にある加熱コイルやインバータ回路から発生する熱を冷却するために吸気孔の面積を大きくして内部部品の冷却を行なう構成にしている(例えば、特許文献1参照)。また、キッチンキャビネットに組み込まれる食器洗浄機としては、ボックス状の収納部を引き出し式として上部より食器をセットするもの(例えば、特許文献2参照)や、洗浄槽の前面に開口部が設けられ扉により開閉されるものなどがあり、そして食器洗浄機は、夜間に使用することがあるため静粛な洗浄運転が要望され洗浄槽に伝達される振動や騒音を吸収する吸音材や吸音シートやを洗浄槽とケーシングとの間に積層させて防音対策を行なう構成にしている(特許文献3参照)。
特開平9−148061号公報(第2−3頁、第1図)
特開2003−24258号公報(第4−5頁、第1図)
特開平5−130965号公報(第2−3頁、第1図)
従来の厨房機器である電磁誘導加熱調理器では、本体内にある加熱コイルやインバータ回路から発生する熱を冷却するための冷却空気の吸気経路を設ける必要があるため、電磁誘導加熱調理器の本体を大型化してしまっていた。さらに、食器洗浄機においても、上述した特許文献2の第4頁左欄第41行〜第43行にもあるように、食器類の収納スペースである洗浄槽の容積を大きく確保することが防音対策の他にも要望されており、さらに防音対策のために吸音材などを設けることで食器洗浄機本体は大型化してしまう。このように、大型化した厨房機器がキッチンキャビネットに載置/固定或いは組み込まれると、キャビネットを有効利用できず、キッチンキャビネットの収納スペースが限られてしまうという問題点があった。また、複数の厨房機器をキッチンキャビネットに載置或いは組み込むことで、厨房機器同士で悪影響、例えば、電磁誘導加熱調理器の近傍に他の厨房機器を載置或いは組み込むと、誘導電流の影響を受けてしまうなどの不具合が生じてしまうという問題点もあった。
この発明は、上記のよう課題を解決するためになされたもので、キッチンで使用される厨房機器の使い勝手や防音対策を容易に行ない、キッチンキャビネットの収納スペースを有効に使用できる厨房機器を得るものである。
この発明に係る厨房機器は、天板と、前記天板の下部に設けた電磁誘導コイルと、前記電磁誘導コイルへ流す電流を制御する電磁誘導コイル(IH)制御回路とを備えた電磁誘導加熱調理器の下方スペースに、前面の扉を開閉するまたは洗浄槽を前方へ引き出して前記洗浄槽内に食器類を収納して前記食器類に向けて洗浄ノズルから洗浄水を噴射して洗浄を行う食器洗浄機を配置させ
前記電磁誘導加熱調理器は、
冷却水タンクと冷却水循環ポンプと前記電磁誘導コイル及び前記電磁誘導コイル(IH)制御回路を冷却する冷却用熱交換機とを備え、前記電磁誘導コイルと電磁誘導コイル(IH)制御回路の発熱を水冷冷却し、
前記冷却用熱交換機の熱交換により生成される温水を、前記食器洗浄機の洗浄槽内に送水するものである。

この発明は、電磁誘導加熱調理器の下方スペースに食器洗浄機を配置することで、食器洗浄機から発生する騒音を電磁誘導加熱調理器の天板で遮断できるため、食器洗浄機の騒音手段を兼ね、使い勝手の良い厨房機器を得ることができる。
実施の形態1.
図1と図2は、この発明を実施するための実施の形態1における厨房機器である電磁誘導加熱調理器及び食器洗浄機の配置を示すの外観斜視図と食器洗浄機の食器投入部を引き出した状態の外観斜視図である。図において、電磁誘導加熱調理器本体部1は、電磁誘導加熱調理器用のガラスで形成されている天板2、電磁誘導コイル3により構成され、キッチンキャビネットAに組み込まれている。そして、電磁誘導コイル3の上方に天板2を介して電磁誘導加熱用の鍋4を置いて使用する。
さらに、電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースには、洗浄槽5を引き出して内部に食器類6を収納して食器類6の洗浄を行なう食器洗浄機本体部7を配置している。なお、洗浄槽5は前面を開口して扉を設けその扉を開閉して食器類6を収納するものであってもよい。
このように電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースに食器洗浄機本体部7を配置することにより、食器洗浄機本体部7の洗浄水の洗浄槽5との衝突音やモータ音などの振動・騒音が、電磁誘導加熱調理器本体部1の天板2により遮音され、食器洗浄機本体部7の上方からの騒音を減少させることができ、防音手段を減らすことができるので食器洗浄機本体部7の大型化を抑えられ、限られたスペースである電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースに食器洗浄機本体部7を収納を可能とし、厨房機器が置かれるシステムキッチンの収納スペースを有効的に利用することができる。
つまり、ガスレンジの下方スペースに食器洗浄機本体部7を配置した場合には、ガスレンジの天面部にあるバーナ部などに開口部分や隙間が多く、騒音の遮断ができず遮音効果は低い。電磁誘導加熱調理器本体部1の天板2は、電磁誘導加熱調理器本体部1内に水漏れなどが無い様に密閉状態で構成されているので遮音効果があり、さらに天板2が電磁誘導加熱調理器用のガラスで形成されている場合には更に遮音効果が高くなり、食器洗浄機本体部7の上方に電磁誘導加熱調理器本体部1が配置されることはかなりの遮音効果を図ることができる。
なお、上記実施の形態1では、電磁誘導加熱調理器本体部1と食器洗浄機本体部7のとがキッチンキャビネットAに一体に組み込まれているものとしているが、食器洗浄機本体部7が組み込まれているキャビネットの上方に電磁誘導加熱調理器本体部1を載置或いは固定しているようなものでも良く、同様の効果を奏する。
実施の形態2.
図3は、この発明を実施するための実施の形態2における厨房機器である電磁誘導加熱調理器及び食器洗浄機の内部構成図である。図において、1〜7、Aは上記実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。電磁誘導コイル(IH)制御回路8、制御回路冷却用水冷熱交換機9、コイル冷却用水冷熱交換機10、制御回路冷却用水冷熱交換機9とコイル冷却用水冷熱交換機10へ送る冷却水を蓄える冷却水タンク11と冷却水循環用ポンプ12、冷却水タンク11へ水道を給水する冷却水(水道)給水路13と給水弁14、冷却水の温度を監視する冷却水温度センサ15、冷却水タンク11の冷却水を排水するための冷却水排水弁16から構成される。
電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースには、食器類6の洗浄を行なう食器洗浄機本体部7を配置しており、食器洗浄機本体部7は、洗浄槽5、洗浄ノズル17、洗浄水循環用兼排水ポンプ18、排水切り替え弁19、洗浄水加熱ヒータ20、洗浄水温度センサ21、食器洗浄機用制御回路22、食器かご23から構成され、食器かご23は洗浄槽5内にセットされる。
まず電磁誘導加熱調理器本体部1の動作について説明する。電磁誘導コイル3に電磁誘導コイル(IH)制御回路8より10A〜30A電流を流し、電磁誘導コイル3に磁界が発生させ、鍋4を電磁誘導加熱調理器本体部1の天板2の上面に載置して、鍋4に誘導電流が流れて加熱される。鍋4で発生した熱が鍋4内の調理物に伝達し加熱調理される。この時、電磁誘導コイル3の持つ抵抗による発熱量は、フルパワーで使用時に最大30Aの電流を流している時で約100W程度である。また、電磁誘導コイル3に電流を送り制御する回路である電磁誘導コイル(IH)制御回路8も同時に発熱し、その発熱量はフルパワーで使用時で最大約100W程度である。したがって、両者を併せると電磁誘導加熱調理器本体部1では最大約200Wもの発熱がある。この発熱を抑えるために、冷却を行う必要がある。
次に、電磁誘導加熱調理器本体部1の冷却の動作を説明する。給水弁14を開け、冷却水(水道)給水路13より冷却に用いる水道水を一定量(約2リットル)冷却水タンク11内に入れる。冷却水タンク11の水は冷却水循環用ポンプ12により、制御回路冷却用水冷熱交換機9及びコイル冷却用水冷熱交換機10に送水される。そして、制御回路冷却用水冷熱交換機9及びコイル冷却用水冷熱交換機10により電磁誘導コイル(IH)制御回路8及び電磁誘導コイル3から発生した熱が水に奪われ熱交換される。制御回路冷却用水冷熱交換機9及びコイル冷却用水冷熱交換機10を通過した水は再び冷却水タンク11に戻ってくる。
電磁誘導加熱調理器本体部1の運転中は、常に冷却水循環用ポンプ12が稼働している。このとき、水循環用ポンプ8の発熱も水循環用ポンプ8が送水している水と熱交換され冷却される。そして、電磁誘導加熱調理器本体部1の運転中は制御回路冷却用水冷熱交換機9及びコイル冷却用水冷熱交換機10による熱交換により冷却水タンク11内の冷却水の温度は徐々に上昇して行く。この冷却水の温度上昇を冷却水タンク11の壁面に設置した冷却水温度センサ15で検出し、その値が一定温度(約50℃)に達したら冷却水排水弁16により流路の切り替えを行ない、冷却水循環用ポンプ12により冷却水タンク11内の冷却水(約50℃)を洗浄槽5内に排水する。この排水中は冷却水タンク11と冷却水排水弁16とは流路が分離されている。冷却水タンク11内の水がほぼ排出されたら、給水弁14を開き、再び水道水を冷却水タンク11内に給水する。そして、冷却水循環用ポンプ12により制御回路冷却用水冷熱交換機9及びコイル冷却用水冷熱交換機10の水が新規に給水した水と入れ替わったら、冷却水排水弁16を冷却水タンク11の方向へ流路へ切り替え、再び冷却水を循環させる。
一方、洗浄槽5内に排水された一定温度(約50℃)の水は、洗浄槽5の水位が一定水位を超えない限り排出されずに洗浄槽5内に貯め置きされる。しかし、洗浄槽5内の水が一定水位に達した場合には超えた水位分だけ排水さる。この排水は排水切り替え弁19を排水の流路へ切り替え、洗浄水循環用兼排水ポンプ18を動かして排水する。なお、洗浄槽5の水位検知は、食器洗浄機に一般的に搭載されている図示していない水位検知センサにて行う。
このようにして、電磁誘導加熱調理器本体部1での200W(最大)の発熱のうちの約90%が熱交換されて2リットルの冷却水の温度上昇に使用されたとすると、25分間で20℃の水道水は約32℃上昇し、約52℃となる。実際は流路などでの熱損失もあるので、もっと低い温度となる。
次に、食器洗浄機本体部7の動作について説明する。洗浄したい食器類6を食器かご23に設置し、食器洗浄機用洗剤(図示せず)を入れる。そして、洗浄槽5内に一定量の水(約4リットル)を給水する。このとき、上述した電磁誘導加熱調理器本体部1の冷却に使用した水が洗浄槽5に排水されて洗浄槽5内に溜め置きされていれば、一定量(約4リットル)に足りない水量だけを給水する。この給水は、上述した電磁誘導加熱調理器1の冷却に使用する冷却水タンク11内の水を冷却水排水弁16を切り替えて洗浄槽5内に排水(食器洗浄器本体部2からみれば給水)し、冷却水タンク11内には水が不足しないように、給水弁14を開き水道水を補給する。なお、洗浄槽5に直接水道とつながる流路と給水弁を設けて、直接洗浄水を洗浄槽5に入れても良い。
そして、洗浄槽5内の水が一定水位になったら、洗浄水循環用兼排水ポンプ18を稼働させて、洗浄槽5内の水を洗浄ノズル17へ送り、洗浄ノズル17から水を噴射させて食器類6に水を掛けて洗浄工程の洗剤洗いを開始する。洗浄ノズル17は、自らの噴射する水の勢いで回転し、食器類6にまんべんなく水をかけることできる。このとき、洗浄槽5内の洗浄水の温度は、洗浄水温度センサ21により検出し、食器洗浄機用制御回路20により洗浄水加熱ヒータ20のOnOffの制御を行なう。この洗剤洗い時の洗浄水の水温の上限は、食器類6に付着している卵などの汚れが固着を起こさないように65℃が上限であり、最終すすぎ時のすすぎ水の水温は油脂が溶融できる70〜80℃の間に制御される。最終すすぎ以外の途中すすぎは2〜3回行われ、水温の上限は80℃である。この80℃の上限設定は、食器洗浄機本体部7を構成する部材に樹脂などが使用されているため高温による劣化を防ぐためである。もし、高温に耐える部材を使用している場合には、すすぎ時の温度上限は100℃まで可能であるが、一般には樹脂部材を多用しているため80℃を上限とする。
このようにして、予め電磁誘導加熱調理器本体部1の冷却に使用されて50℃に達した冷却水を食器洗浄機本体部7の洗浄槽5に貯め置きすることで、洗浄水加熱ヒータ20のOn時間は短くて済み、洗浄水を加熱するための時間と電力が省けることになる。なお、食器洗浄機本体部7における洗剤洗いの時間は約20分、途中すすぎは1〜2分、最終すすぎは20分である。
なお、この洗剤を入れた洗剤洗いの動作中に、電磁誘導加熱調理器本体部1の冷却水の温度が50℃に達していても冷却水タンク11内の水の排水(食器洗浄機本体部7からみれば給水)は行わず、冷却水タンク11内の水が80℃に達するまでの間は排水せずそのまま循環して食器洗浄機本体部7の洗剤洗いが終了するまで待ち、洗剤洗い終了後に洗浄槽5内に冷却水排水弁16から温度が上がった冷却水を排水(食器洗浄機本体部7からみれば給水)する。洗剤洗いの後のすすぎ時のすすぎ水の温度は、上述したように、80℃であれば使用可能であるためそのまま使用する。なお、電磁誘導加熱調理器本体部1の冷却水タンク11内の水が50℃から80℃まで30℃上昇する最短の時間は、電磁誘導加熱調理器本体部1をフルパワーで使用してるときの発熱約200Wの状態で約25分であり、洗剤洗い終了(約20分)後のすすぎに十分間に合う。なお、洗剤洗い時間を20分よりも長く取りたい場合は、冷却水タンク11に別の排水手段(排水流路と排水弁)を設けて排水を行うようにしてもよい。
洗剤洗いが終了したら、排水切り替え弁19を排水流路へ切り替え、洗浄槽5内の洗剤の入った水を排水し、冷却水タンク11内の水を洗浄槽5へ給水(電磁誘導加熱調理器本体部1からみれば排水)する。そして、すすぎを行う。また、すすぎ中においては、冷却水タンク11内の水が50℃に達していれば順次水を洗浄槽5に給水してすすぎ水として使用する。これは、すすぎにおいては、洗剤濃度低下が起きないので随時水の入れ替えが可能であるからである。
このように構成された厨房機器においては、水を利用した水冷式の熱交換機により電磁誘導加熱調理器本体部1を効率よくコンパクト冷却することができる。つまり、従来の空気による冷却の場合には、発熱部の空間を広く取る必要があり、電磁加熱調理機本体部が大きくなってしまい、キッチンキャビネットA内の電磁誘導加熱調理器本体部の下方スペースが小さくなってしまうが、水冷式の冷却にすることで空冷用の広い空間が不要になり、電磁誘導加熱調理器本体部1を薄型化することができ、電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースが広くなり、食器洗浄機本体部7を容易に配置することができ、省スペース化を可能にすることができる。
さらに、電磁誘導加熱調理器の冷却で用いた水を食器洗浄機に使用する構成にしたことで、食器洗浄機の洗浄水のヒータによる加熱時間を削減でき、省エネを図ることができる。
また、電磁誘導加熱調理機本体部1の発熱部の冷却に用いた熱交換後の水の水温が50℃以下で食器洗浄機本体部7の洗浄に利用するようにし、食器洗浄機本体部7が洗剤洗い中の場合には電磁誘導加熱調理器本体部1の冷却水の食器洗浄機本体部7への給水をせずに、電磁誘導加熱調理器本体部1の発熱部の冷却での熱交換で水が最大80℃になるまでの時間待機するようにしたので、電磁誘導加熱調理器の排水流路と食器洗浄機の給水流路をつなぐ流路系を1系統で行なうことができ、部品点数を最小限とすることができる。
実施の形態3.
図4は、この発明を実施するための実施の形態3における厨房機器である電磁誘導加熱調理器及び食器洗浄機の内部構成図で、電磁誘導加熱調理器の近傍、特に下方位置に食器洗浄機を配置する際に、電磁誘導加熱調理器の下方向へ発生する磁界の影響により食器洗浄機が誤動作しないようにしたものである。図において、1〜8、17〜23、Aは上記実施の形態1および実施の形態2と同一であり、その説明は省略する。電磁誘導コイル(IH)制御回路8と200V電源24を接続し、食器洗浄機用制御回路4と100V電源25を接続している。電磁誘導コイル(IH)制御回路8のアース線26、洗浄槽5のアース線27、食器洗浄機用制御回路22のアース線28をそれぞれ接続している。電磁誘導コイル3の上下の矢印は磁界の発生する向きを示したものである。
次に、動作について説明する。鍋4を加熱するために、電磁誘導コイル3に電流を流すと、電磁誘導コイル3の中央付近に強力な磁界を生ずる。電磁誘導コイル3の上方に置かれた鍋3に強力な磁界が通過すると鍋3に渦電流を生じて鍋が発熱して加熱調理が行われる。しかしながら、磁界は上方向のみに生じているのではなく、下方向にも発生しており、下方位置に配置されたものはこの磁界の影響を受ける。つまり、電磁誘導加熱調理器本体部1の下部に設置された食器洗浄機本体部7が磁界の影響を受けてしまう。磁界を受けると金属物で構成されるもの(例えば食器かご23や洗浄槽5)に誘導電流が生じる。この誘導電流により発生した電界や静電気の帯電により、食器洗浄機用制御回路22が誤動作を起こしてしまう。
この食器洗浄機用制御回路22の誤動作を防止するために、電磁誘導コイル(IH)制御回路8、洗浄槽5(金属物)、食器洗浄機用制御回路22をそれぞれアース線26、26、27でアース(接地)している。このとき、電磁誘導加熱調理器本体部1側のアース(接地)ポイントと食器洗浄機本体部7側のアース(接地)ポイントとの距離が遠いと、アースポイント間の抵抗により、電界が消滅せず誤動作が起きることがあるため、できるだけ近傍で両者のアースをとるようにする。
このように構成された厨房機器においては、電磁誘導加熱調理器本体部1の近傍(特に下方)に食器洗浄機本体部7を配置する場合に、電磁誘導加熱調理器本体部1と食器洗浄機本体部7のアースを共通位置で取ることで電界や静電気の帯電を防止できるようにし、電磁誘導加熱調理器の近傍に配置する厨房機器の制御回路の誤動作を防止できる。
なお、上記実施の形態2および3では、電磁誘導加熱調理器本体部1と食器洗浄機本体部7のとがキッチンキャビネットAに一体に組み込まれているものとしているが、食器洗浄機本体部7が組み込まれているキャビネットの上方に電磁誘導加熱調理器本体部1を載置或いは固定しているようなものでも良く、同様の効果を奏する。
実施の形態4.
図5は、この発明を実施するための実施の形態3における厨房機器である電磁誘導加熱調理器及び食器洗浄機の内部構成図である。図において、1〜8、17〜23、26、27は、上記実施の形態1〜実施の形態3と同一であり、その説明は省略する。電磁誘導コイル(IH)制御回路8に100V或いは200Vの単一の電源29が接続され、食器洗浄機本体部7の電源プラグ30は、電磁誘導加熱調理器本体部1の電源ジャック31の差し込み部に着脱自在に差し込まれている。つまり、食器洗浄機本体部7の電源プラグ30は電磁誘導加熱調理器本体部1の電源ジャック31を経由して、さらに電磁誘導コイル(IH)制御回路8を経由して100V或いは200Vの単一の電源29へ接続される。さらに、食器洗浄機本体部7のアース線32を電磁誘導加熱調理器本体部1のアース接続ジャック33に接続する。
次に、動作について説明する。電磁誘導加熱調理器本体部1において最大5kW、食器洗浄機本体部7で最大1.2kWの電力を使用する。電磁誘導加熱調理器本体部1と食器洗浄機本体部7を同時に動かすと、最大4.2kWもの電力を消費することになり、特に、電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースに食器洗浄機本体部7を設置する配置で使用する場合には、両者の電源接続の系統が一緒になってしまう。同じ系統から同時に6.2kWもの電力を消費すると、一般的な家庭での契約電力を超えて、電源ブレーカが動作し、停電を起こしてしまう(但し、電力会社との契約容量が6.2kWの消費電力に耐える契約を行っている場合を除く)。
電磁誘導加熱調理器本体部1の消費電力の多くは、電磁誘導コイル3へ流す電流の大きさで決まる。この電流は電磁誘導コイル(IH)制御回路8によりより制御されている。電磁誘導コイル(IH)制御回路8は電磁誘導コイル3へ流す電流の大きさが規定の電流値を超えたら、食器洗浄機本体部7の電源入力を制限する制御を行なう。このような制御を行なうことで、電磁誘導加熱調理器本体部1と食器洗浄機本体部7が同時に動作して消費電力が大きくなりすぎることを防ぐ。電磁誘導コイル3へ流す電流の大きさが規定の電流値以下になったら、食器洗浄機本体部7の電源入力の制限を解除し、食器類6の洗浄工程を再開する。なお、食器洗浄機本体部7は電源制限がされても、食器洗浄機用制御回路22により、制限前の洗浄工程の進行状況を記憶し、電源制限が解除されたら洗浄工程の進行状況の続きから継続して再開するようにする。
このように構成された厨房機器においては、電磁誘導加熱調理器本体部1に食器洗浄機本体部7の電源ジャック29と食器洗浄機本体部7の電源入力制限制御を行う機能を有した電磁誘導コイル(IH)制御回路8により、電磁誘導加熱調理器と食器洗浄機を同時に使っても、一般的な家庭での契約電力を超えて電源ブレーカが動作して停電を起こすという不具合を防止することができる。
また、電磁誘導加熱調理器本体部1に食器洗浄機本体部7のアース接続ジャック33を設けて食器洗浄機本体部7のアース線32を接続できるようにしたので、誘導電流による電界や静電気の帯電を防止できるようにし、食器洗浄機用制御回路22の誤動作を防止することができる。
なお、実施の形態2〜4において、電磁誘導加熱調理器の下方スペースに食器洗浄機を設置する配置で説明しているが、電磁誘導加熱調理器の下方スペースに配置される厨房機器はこれに限るものではなく、電気オーブン、電子レンジ、冷蔵保管庫、など他の厨房機器であっても良い。
なお、実施の形態4において、電磁誘導加熱調理器本体部1の下方スペースに食器洗浄機本体部7を配置する構成としているが、これに限るものではなく、同時に使用する配置であれば同様の効果を奏することができる。
この発明の実施の形態1を示す厨房機器の外観斜視図である この発明の実施の形態1を示す厨房機器の外観斜視図である この発明の実施の形態2を示す厨房機器の内部構成図である この発明の実施の形態3を示す厨房機器の内部構成図である この発明の実施の形態4を示す厨房機器の内部構成図である
符号の説明
1 電磁誘導加熱調理器本体部、2 天板、3 電磁誘導コイル、4 鍋、5 洗浄槽、6 食器類、7 食器洗浄機本体部、8 電磁誘導コイル(IH)制御回路、9 制御回路冷却用水冷熱交換機、10 コイル冷却用水冷熱交換機、11 冷却水タンク、12 冷却水循環用ポンプ、13 冷却水(水道)給水路、14 給水弁、15 冷却水温度センサ、16 冷却水排水弁、17 洗浄ノズル、18 洗浄水循環用兼排水ポンプ、19 排水切り替え弁、20 洗浄水加熱ヒータ、21 洗浄水温度センサ、22 食器洗浄機用制御回路、23 食器かご、24 200V電源、25 100V電源、26,27,28 アース線、29 単一の電源、30 電源プラグ、31 電源ジャック、32 アース線、33 アース接続ジャック。

Claims (8)

  1. 天板と、前記天板の下部に設けた電磁誘導コイルと、前記電磁誘導コイルへ流す電流を制御する電磁誘導コイル(IH)制御回路とを備えた電磁誘導加熱調理器の下方スペースに、
    前面の扉を開閉するまたは洗浄槽を前方へ引き出して前記洗浄槽内に食器類を収納して前記食器類に向けて洗浄ノズルから洗浄水を噴射して洗浄を行う食器洗浄機を配置させ
    前記電磁誘導加熱調理器は、
    冷却水タンクと冷却水循環ポンプと前記電磁誘導コイル及び前記電磁誘導コイル(IH)制御回路を冷却する冷却用熱交換機とを備え、前記電磁誘導コイルと電磁誘導コイル(IH)制御回路の発熱を水冷冷却し、
    前記冷却用熱交換機の熱交換により生成される温水を、前記食器洗浄機の洗浄槽内に送水する
    ことを特徴とする厨房機器。
  2. 前記電磁誘導コイルと電磁誘導コイル制御回路の発熱を水冷冷却する冷却用熱交換機の熱交換により生成される温水の水温が第一の温度に達したことを検出する冷却水センサを備え、前記第一の温度の水温に達した温水を前記食器洗浄機の洗浄槽内へ送水するようにした事を特徴とする請求項記載の厨房機器。
  3. 前記電磁誘導コイルと電磁誘導コイル制御回路の発熱を水冷冷却する冷却用熱交換機の熱交換により生成される温水の水温が第一の温度に達したことを検出する冷却水センサを備え、前記食器洗浄機は、洗い工程とすすぎ工程を有し、洗い工程中は、前記温水の水温が第一の温度に達していても前記温水を前記食器洗浄機の洗浄槽への送水は行なわず、前記洗い工程の終了後に前記温水を前記食器洗浄機の洗浄槽へ送水するように制御したことを特徴とする請求項記載の厨房機器。
  4. 前記食器洗浄機の洗い工程の時間を、前記冷却用熱交換機の熱交換により生成される温水の温度が第一の温度から第二の温度の間の水温で前記食器洗浄機の洗浄槽に送水するように制御することを特徴とする請求項記載の厨房機器。
  5. 前記電磁誘導加熱調理機のアース(接地)と前記食器洗浄機の金属部分及び前記食器洗浄機用制御回路のアース(接地)とを共通のアース(接地)ポイントから取ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の厨房機器。
  6. アース(接地)ポイントに接続されるアース接続ジャックを前記電磁誘導加熱調理器に設け、前記電磁誘導加熱調理器の電磁誘導コイル(IH)制御回路のアース(接地)と前記食器洗浄機の金属部分及び食器洗浄機用制御回路のアース(接地)を前記アース接続ジャックに接続することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の厨房機器。
  7. 前記電磁誘導加熱調理器に電源ジャックを備え、前記食器洗浄機のアース線を接続するようにしたことを特徴とする請求項または記載の厨房機器。
  8. 前記電磁誘導加熱調理器と食器洗浄機の電源プラグを一本で電源供給する構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の厨房機器。
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