JP2011167429A - 厨房機器 - Google Patents

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剛士 稲田
Masaki Yura
政樹 由良
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孝 丹羽
Yuji Horihata
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Abstract

【課題】食器洗い乾燥機の運転で使用者に不快感を与えるのを低減すること。
【解決手段】食器洗い乾燥機2と排気を行う調理機器100とを備えた厨房機器1は、食器洗い乾燥機2および調理機器100の排気を促進する送風手段16を有し、食器洗い乾燥機2は、被洗浄物7を収納する洗浄槽3と、被洗浄物7を洗浄する洗浄手段10と、洗浄水および空気を加熱する加熱手段9と、洗浄槽3内の空気を排気する食洗排気口17と、食洗排気口17と調理機器100の排気経路107とを接続する連結経路20を備えるので、乾燥工程で、洗浄槽3内の高温多湿の空気、蒸気、加熱手段9から発生する臭気は、台所の使用者側に直接排気されず、連結経路20を介して使用者が立つ周辺から離れた奥側にある調理機器100の排気経路107から排出され、使用者が台所で立つ周辺が高温多湿の空気や蒸気、臭気で充満して使用者への不快感を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は一般家庭における誘導加熱調理機器や食器洗い乾燥機を備えた厨房機器に関するものである。
従来の食器洗い乾燥機2および誘導加熱手段を備えた調理機器100(以降、誘導加熱調理機器100とする)を備えた厨房機器1は図12に示すような構成をしている。以下、その構成について説明する。
まず、食器洗い乾燥機2は、図13(a)および図13(b)に示すように、前方に開口する食器洗い乾燥機2(固定側箱状体)内に、上方に開口する洗浄槽3(可動側箱状体)が収納され、洗浄槽3は、食器洗い乾燥機2の両内側面2aに取り付けられた両固定レール4と、両固定レール4にそれぞれ滑動自在に装着された両可動レール5とから構成されるスライドレール6により前後方向に移動可能で、食器洗い乾燥機2の前方開口部から引き出すことができるように構成されている。また、スライドレール6は洗浄槽3の略底部に配置されるものである。
洗浄槽3は、内部に被洗浄物7(食器)を収納する食器かご8を設けている。また、洗浄槽3内には、洗浄槽3内の洗浄水を加熱する加熱手段9(例えばシーズヒータなど)を設けるとともに、洗浄手段10(例えば洗浄ポンプ)が洗浄水を加圧して、洗浄ノズル11の噴射孔12より洗浄水を噴射し食器かご8に収納した被洗浄物7(食器)を洗浄するように構成している。給水弁13は水道水を洗浄槽3に供給するものである。洗浄槽3内の洗浄水は排水手段14により排水される。
フィルタ15は洗浄槽3に設け、洗浄工程およびすすぎ工程において、残菜(被洗浄物7(食器)に汚れとして付着していた食品を残菜という)を捕集する。送風手段16は、乾燥工程で動作して食器洗い乾燥機2外の空気を洗浄槽3内に送風し、食洗排気口17より排気することにより、洗浄槽3内の被洗浄物7(食器)を乾燥させる。
温度検知手段18は、洗浄槽3を介して、洗浄水、空気および加熱手段9の温度を検知するものである。
制御装置19は、給水弁13が洗浄槽3内に洗浄水を供給するのを制御したり、温度検知手段18の出力に基づいて加熱手段9を制御したりするとともに、洗浄手段10、給水弁13、排水手段14、送風手段16等を制御して、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の工程を逐次制御するよう構成している。
上記構成において動作を説明すると、利用者が食器洗い乾燥機2から洗浄槽3を引き出し、被洗浄物7(食器)を食器かご8に配置し、洗浄槽3に収納して洗剤を入れた後、洗浄槽3を食器洗い乾燥機2内に収納する。そして、運転を開始すると、まず排水手段14が動作して、前回の運転等で洗浄槽3内に残っている洗浄水(残水と呼ぶ)を食器洗い乾燥機2外へ排出する。
そして、給水弁13が動作して洗浄水を洗浄槽3に供給する。
所定の洗浄水が供給されると、洗浄手段10が洗浄水を加圧し、洗剤とともに洗浄ノズル11に設けた噴射孔12から洗浄水が噴射される。こうして洗浄工程が行われる。この
洗浄工程では洗浄槽3内に設けた加熱手段9に通電して、洗浄水を洗浄工程での所定温度まで加熱する。
所定時間の洗浄工程を経ると、次に被洗浄物7(食器)から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を、排水手段14により食器洗い乾燥機2外へ排出する。
引き続いて、新たに洗浄水を供給して洗浄ノズル11に設けた噴射孔12から再び噴射して、洗剤や残菜等で汚れた被洗浄物7(食器)をすすぐ工程を実行する。
このすすぎ工程を終えると、洗浄水を再び食器洗い乾燥機2外へ排出する。このすすぎ工程は連続して数回繰り返される。そして、最後に行われるすすぎ工程は、加熱手段9により洗浄水を所定温度(例えば60℃)まで加熱して被洗浄物7(食器)をすすぐものであり、加熱すすぎ工程と呼ぶ。なお、洗浄およびすすぎ工程において、残菜は洗浄槽3に設けたフィルタ15内に捕集される。
所定回数のすすぎ工程が終了すると乾燥工程が開始する。この工程では、送風手段16が動作して食器洗い乾燥機2外の空気が洗浄槽3内へ送り込まれる。送り込まれた空気は加熱手段9により加熱された後、被洗浄物7(食器)を乾燥させて食洗排気口17より食器洗い乾燥機2外へ排出される。乾燥工程終了後、運転を終了する(特許文献1参照)。
次に、誘導加熱調理機器100は、図12および図14(図14における図の上面にトッププレート101が載置される)に示すように、被加熱物を載置するトッププレート101の下部に、被加熱物を誘導加熱する誘導加熱コイル102を設けており、さらにその下部に誘導加熱コイル102等を制御する制御手段103、魚等を加熱調理するグリル部104を備えている。
冷却手段105は、吸気経路106から取り入れた外気を誘導加熱コイル102および制御手段103等に送風して冷却するものであり、誘導加熱コイル102および制御手段103等を冷却した空気は排気経路107から誘導加熱調理機器100外へ排気されるものである。
誘導加熱調理機器100の動作は、まず、使用者が電源スイッチ108を入れ、トッププレート101の所定の位置に被加熱物を載置し、載置された被加熱物の略下部に配置された誘導加熱コイル102を動作させる加熱ボタン(図示しない)を押すことで、制御手段103が誘導加熱コイル102に通電して制御することで被加熱物を誘導加熱するものである。
このとき、誘導加熱コイル102や制御手段103等は発熱したり、トッププレート101を介して被加熱物の熱を受け取ったりして高温になるので、制御手段103は冷却手段105も同時に通電して動作させて、吸気経路106から外気を取り入れて誘導加熱コイル102や制御手段103等を冷却するものである。
そして、使用者が誘導加熱コイル102の動作を止める停止ボタン(図示しない)を押すかまたは電源スイッチ108を切ることで、制御手段103は、誘導加熱コイル102や冷却手段105への通電を止めて運転を終了する。
この食器洗い乾燥機2および誘導加熱調理機器100は、キッチンキャビネットA内にビルトインするのが基本的な設置形態である。
特許第3129316号公報 特開2005−302407号公報
しかしながら、図12および図13(a)、(b)に示される従来の食器洗い乾燥機2の構成では、以下の課題がある。
加熱すすぎ工程が終了すると洗浄槽3および被洗浄物7(食器)は所定温度(例えば60℃)まで加熱されているので、洗浄槽3内の空気は多くの蒸気を含んだ高温多湿状態になっている。この状態で乾燥工程に移行して、送風手段16により外気が洗浄槽3内に送り込まれると、図12に示すように、蒸気Sを多く含んだ高温多湿の空気が食洗排気口17から食器洗い乾燥機2外である食器洗い乾燥機の前に立つ使用者の周辺に向かって直接排気されるので、この使用者の周辺が高温多湿状態になったり蒸気Sで充満してしまって使用者に不快感を与えるという課題がある。
また、食洗排気口17を介して洗浄槽3内と食器洗い乾燥機2外は連通しているので、洗浄工程やすすぎ工程、加熱すすぎ工程において、洗浄ノズル11の噴射孔12から噴射した洗浄水が被洗浄物7(食器)や洗浄槽3と衝突する衝突音が食洗排気口17から食器洗い乾燥機2外へ出てきてしまい、食器洗い乾燥機2の運転音が直接食器洗い乾燥機の前に立つ使用者周辺に向かって出て行き、うるさいという不快感を使用者に与えるという課題もある。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、食器洗い乾燥機の運転で使用者に不快感を与えるのを低減することを目的としている。
前記従来の課題を解決するため、本発明の厨房機器は、被洗浄物の洗浄、すすぎおよび乾燥を行う食器洗い乾燥機と排気を行う調理機器とを備えた厨房機器であって、厨房機器は、食器洗い乾燥機および調理機器の排気を促進させるための送風手段を有し、食器洗い乾燥機は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄槽内に設けられ被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、被洗浄物に供給される洗浄水および空気を加熱する加熱手段と、洗浄槽の天面または側壁に設けられるとともに洗浄槽内の空気が排気されるための食洗排気口とを備え、食洗排気口と厨房機器の前面以外の外壁に設けられる調理機器排気口を有する調理機器の排気経路とを接続する連結経路を備えたものである。
これにより、食器洗い乾燥機において、乾燥工程が開始すると、洗浄槽内の空気は送風手段により排気口から連結経路を通過し、さらに、調理機器の排気経路を通過して、調理機器外へ排気されていく。それゆえ、食器洗い乾燥機の洗浄槽内の空気は食器洗い乾燥機の前の使用者側に向かって直接排気されずに、調理機器の排気経路から排出されるので、乾燥工程で洗浄槽内に存在する高温多湿の空気および蒸気は食器洗い乾燥機の前の使用者が立つ周辺に直接排気されずに、食器洗い乾燥機の前の使用者の周辺が高温多湿状態になったり蒸気で充満してしまって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
また、乾燥工程で、加熱手段に通電することにより、加熱手段に付着した残菜が焦げ付いて発生する臭気が台所の使用者が立つ周辺に向かって直接排気されずに、排気口、連結経路を介して調理機器の排気経路から排出されるので、食器洗い乾燥機の前の使用者の周辺が臭くなって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
さらに、洗浄工程やすすぎ工程、加熱すすぎ工程において、洗浄手段により被洗浄物に供給される洗浄水が被洗浄物や洗浄槽と衝突する衝突音が排気口から台所の使用者が立つ周辺に直接出て行かずに、連結経路を介して台所の使用者が立つ周辺から離れた奥側にある調理機器の排気経路から出て行くので、食器洗い乾燥機の運転音が直接台所の使用者が立つ周辺に向かって出て行き、使用者にうるさいという不快感を与えるのを低減することができる。
本発明の厨房機器は、乾燥工程では、洗浄槽内の高温多湿の空気や蒸気および加熱手段を通電することにより発生する臭気は、送風手段により排気口から連結経路を通過し、さらに、調理機器の排気経路を通過して、調理機器外へ排気されていく。それゆえ、食器洗い乾燥機の洗浄槽内の空気、蒸気および臭気は食器洗い乾燥機の前にいる使用者側に向かって直接排気されずに、調理機器の排気経路から排出されるので、食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺が高温多湿状態になったり蒸気や臭気で充満してしまって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
さらに、洗浄工程やすすぎ工程において、洗浄手段により被洗浄物に供給される洗浄水が被洗浄物や洗浄槽と衝突する衝突音が排気口から食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺に直接出て行かずに、連結経路を介して調理機器の排気経路から出て行くので、食器洗い乾燥機の運転音が直接食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺に向かって出て行き、使用者にうるさいという不快感を与えるのを低減することができる。
本発明の第1の実施例の厨房機器の構成図 (a)同厨房機器における食器洗い乾燥機の前後方向の縦断面図(b)同食器洗い乾燥機の左右方向の縦断面図 (a)同厨房機器における調理機器の縦断面図および同食器洗い乾燥機の部分断面図(b)同調理機器の上方から見た断面図および同食器洗い乾燥機の部分断面図 (a)同食器洗い乾燥機の乾燥工程における部分断面図および同調理機器の縦断面図(b)同食器洗い乾燥機の乾燥工程における上方から見た部分断面図および同調理機器の上方から見た断面図 同食器洗い乾燥機の乾燥工程における部分断面図および同調理機器の別の例の縦断面図 同食器洗い乾燥機の連結経路に拡大部を設けた場合の前後方向の縦断面図 同食器洗い乾燥機の別の例の上方から見た部分断面図 (a)同調理機器の第一および第二の排気経路を有した場合の縦断面図および同食器洗い乾燥機の部分断面図(b)同調理機器の第一および第二の排気経路を有した場合の上方から見た断面図および同食器洗い乾燥機の部分断面図 (a)同食器洗い乾燥機の排気口を洗浄槽の略左右中央に配置した場合の部分断面図および同調理機器の第一および第二の排気経路を有した場合の縦断面図(b)同食器洗い乾燥機の排気口を洗浄槽の略左右中央に配置した場合の上方から見た部分断面図および同調理機器の第一および第二の排気経路を有した場合の上方から見た断面図 (a)同食器洗い乾燥機を同調理機器の右側に配置した場合の食器洗い乾燥機の部分断面図および調理機器の縦断面図(b)同食器洗い乾燥機を同調理機器の左側に配置した場合の食器洗い乾燥機の上方から見た部分断面図および調理機器の上方から見た断面図 同食器洗い乾燥機を同調理機器の略下方に配置した場合の縦断面図 従来の厨房機器の構成図 (a)従来の食器洗い乾燥機の前後方向の縦断面図(b)同食器洗い乾燥機の左右方向の縦断面図 従来の誘導加熱調理機器の縦断面図および斜視図
第1の発明は、被洗浄物の洗浄、すすぎおよび乾燥を行う食器洗い乾燥機と排気を行う調理機器とを備えた厨房機器であって、厨房機器は、食器洗い乾燥機および調理機器の排気を促進させるための送風手段を有し、食器洗い乾燥機は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄槽内に設けられ被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、被洗浄物に供給される洗浄水および空気を加熱する加熱手段と、洗浄槽の天面または側壁に設けられるとともに洗浄槽内の空気が排気されるための食洗排気口とを備え、食洗排気口と厨房機器の前面以外の外壁に設けられる調理機器排気口を有する調理機器の排気経路とを接続する連結経路を備えたものであり、乾燥工程が開始すると、洗浄槽内の空気は送風手段により排気口から連結経路を通過し、さらに、調理機器の排気経路を通過して、調理機器外へ排気されていく。それゆえ、食器洗い乾燥機の洗浄槽内の空気は食器洗い乾燥機の前にいる使用者側に向かって直接排気されずに、調理機器の排気経路から排出されるので、乾燥工程で洗浄槽内に存在する高温多湿の空気および蒸気は食器洗い乾燥機の前にいる使用者が立つ周辺に直接排気されずに、食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺が高温多湿状態になったり蒸気で充満してしまって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
また、乾燥工程で、加熱手段に通電することにより、加熱手段に付着した残菜が焦げ付いて発生する臭気が食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺に向かって直接排気されずに、食洗機排気口、連結経路を介して調理機器の排気経路から排出されるので、使用者が台所で立つ周辺が臭くなって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
さらに、洗浄工程やすすぎ工程、加熱すすぎ工程において、洗浄手段により被洗浄物に供給される洗浄水が被洗浄物や洗浄槽と衝突する衝突音が排気口から食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺に直接出て行かずに、連結経路を介して調理機器の排気経路から出て行くので、食器洗い乾燥機の運転音が直接台所の使用者が立つ周辺に向かって出て行き、使用者にうるさいという不快感を与えるのを低減することができる。
以上より、食器洗い乾燥機から高温多湿の空気や臭気、騒音が食器洗い乾燥機の前にいる使用者の周辺に排出されるのを低減し、食器洗い乾燥機の運転で使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、調理機器排気口は厨房機器の上面に設けられ、調理機器の排気経路は、調理機器排気口を末端に有する略垂直排気経路部を有し、連結経路は略垂直排気経路部と連結するものであり、乾燥工程で、食器洗い乾燥機の洗浄槽から排出される高温多湿の空気や蒸気の温度は、食器洗い乾燥機や調理機器周辺の空気の温度よりも高温であるために、洗浄槽から排出される高温多湿の空気や蒸気は連結経路を介して調理機器の略垂直排気経路部へ排出されて略垂直排気経路部の中を上昇していき、調理機器外へ排出されていく。
それゆえ、洗浄槽から連結経路を介して略垂直排気経路部へ排出された空気や蒸気は、調理機器の制御手段等へ侵入することがないので、連結経路を調理機器の排気経路と接続したがために、調理機器の制御手段等が食器洗い乾燥機の洗浄槽から排出される高温多湿の空気や蒸気に侵されるのを低減することができる。
よって、調理機器、すなわち厨房機器の信頼性が低下するのを低減することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の調理機器排気口の上方にレンジフードが設けられ、レンジフードが運転している場合略垂直排気経路部からの排気がレンジフードに吸い込ま
れるものであり、調理機器の排気経路から排出される食器洗い乾燥機の洗浄槽内の空気がレンジフードへ向かって排出されていくので、台所に高温多湿の空気や蒸気、臭気が広がるのをより低減することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1項の発明の連結経路の一部に、断面積が他の部分より大きい拡大部を設けたものであり、洗浄工程およびすすぎ工程、加熱すすぎ工程で、洗浄槽内で発生する騒音が排気口を介して連結経路内に侵入してきても、連結経路に設けられた拡大部において、騒音の源となる空気の振動が拡大部の壁に衝突してから拡大部を出て行くので、騒音のエネルギーが低減することにより、連結経路、排気経路を介して調理機器から出てくる騒音を低減することができる。
それゆえ、台所に食器洗い乾燥機の騒音が排出されるのをより低減することができ、使用者へ与える不快感をより低減することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1項の発明の食洗機排気口は洗浄槽の背面に設けられた ものであり、連結経路の長さを短くすることができるので、食器洗い乾燥機の洗浄槽から排出された空気が連結経路を通過するときの経路損失を低減することができ。それゆえ、排気口から排出された洗浄槽内の空気を連結経路、排気経路を介して調理機器外へ排出するために送風手段を大型化したりして送風能力を向上させるのを低減することができ、送風手段の設置スペースが拡大するのを低減したり送風手段のコストがアップするのを低減することができる。
また、排気口を洗浄槽の前面に設けた場合は、連結経路を洗浄槽の前面の排気口から洗浄槽の背面側へ導く必要があるので、洗浄槽の側面と食器洗い乾燥機の筐体との間に連結経路が通過するためのスペースが必要となり、そのスペース分だけ洗浄槽の容積が少なくなってしまうのを、排気口を洗浄槽の背面に設けることで、連結経路は洗浄槽の側面と食器洗い乾燥機の筐体との間を通過する必要がないので、連結経路を配置したために洗浄槽の容積が少なくなるのを防止することができる。
それゆえ、洗浄槽が小さくなって被洗浄物が入れにくくなったり被洗浄物を入れる量が減少してしまうのを低減することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1項の発明の調理機器の排気経路は、吸気経路と、吸気経路から分岐して形成される第一および第二の排気経路とを備え、第一および第二の排気経路はそれぞれ調理機器の左部および右部に設けられ、食器洗い乾燥機が調理機器の左側に配置される場合は連結経路を第一の排気経路に接続し、食器洗い乾燥機が調理機器の右側に配置される場合は連結経路を第二の排気経路に接続するものであり、台所の仕様により、食器洗い乾燥機が調理機器の右側に配置される場合も左側に配置される場合も連結経路を容易に第一または第二の排気経路に接続することができる。それゆえ、食器洗い乾燥機が誘導加熱調理機器の右側に配置されても左側に配置されても連結経路と第一または第二の排気経路との接続を容易にすることができるので、施工業者が連結経路を取り付ける労力を同じにすることができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1項の発明の食洗機排気口を洗浄槽の背面の略左右中央に配置したものであり、食器洗い乾燥機の排気口を洗浄槽の背面の略左右中央に配置すれば、食器洗い乾燥機が誘導加熱調理機器の右側に配置されても左側に配置されても、連結経路の長さは同じで向きだけが異なるので、食器洗い乾燥機が誘導加熱調理機器の右側に配置された場合も左側に配置された場合も、同じような作業で連結経路を設置することができ、施工業者が連結経路を取り付ける労力を同じにすることができる。それゆえ、調理機器および食器洗い乾燥機の設置性をより向上させることができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1項の発明の食器洗い乾燥機は、調理機器の略下方に配置されたものであり、調理機器の排気経路の略下方に食器洗い乾燥機の排気口を配置することができるので、連結経路の長さをより短くすることができるとともに、食器洗い乾燥機の洗浄槽から排出される高温多湿の空気や蒸気は温度が高いので、上昇気流により自らの力で食器洗い乾燥機の排気口から調理機器の排気経路へと移動していき、排気経路を逆流して調理機器の制御手段等へ流れていくことをより防止することができる。
以下、本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
(実施の形態1)
まず、図1に示す食器洗い乾燥機2および誘導加熱調理機器100を備えた厨房機器1において、食器洗い乾燥機2について説明する。
図2(a)および図2(b)に示すように、前面が開口する食器洗い乾燥機2(固定側箱状体)内に、上方に開口された洗浄槽3(可動側箱状体)が収納される。
洗浄槽3は、食器洗い乾燥機2の両内側面2aに取り付けられた両固定レール4と、両固定レール4にそれぞれ滑動自在に装着された両可動レール5とから構成されるスライドレール6により前後方向に移動可能で、食器洗い乾燥機2の前方開口部から引き出すことができるように構成されている。
洗浄水を加熱する加熱手段9(例えばシーズヒータなど)が、被洗浄物7(食器)を配置する食器かご8を収納する洗浄槽3内に設けられている。また、洗浄槽3の略下面に配置された洗浄手段10は、洗浄水を加圧する。洗浄手段10(例えば、洗浄ポンプ)により加圧された洗浄水は、洗浄槽3内に設けられた洗浄ノズル11の噴射孔12より噴射される。洗浄槽3内の洗浄水は給水弁13から洗浄槽3に給水され、排水手段14により排水されるものである。
フィルタ15は洗浄槽3の底部の貯水部内に設けられており、被洗浄物7(食器)を洗浄する洗浄工程および被洗浄物7(食器)をすすぐすすぎ工程で、残菜(被洗浄物7(食器)に汚れとして付着していた食品を残菜という)を捕集する。
送風手段16(例えば、送風ファン)は、被洗浄物7を乾燥させる乾燥工程で動作して、食器洗い乾燥機2外の空気を洗浄槽3内に供給し、洗浄槽3の天面または側壁に設けられた食洗排気口17より排気することで、洗浄槽3内の被洗浄物7(食器)を乾燥させる。
温度検知手段18は、洗浄槽3の底面の外壁に設けられ、洗浄槽3内の洗浄水、空気および加熱手段9の温度を洗浄槽3の底面を通して間接的に検知するものである。
制御装置19は、洗浄槽3の前面に配置され、給水弁13が洗浄槽3内に洗浄水を供給するのを制御したり、温度検知手段18の出力に基づいて加熱手段9を制御したりするとともに、洗浄手段10、給水弁13、排水手段14、送風手段16等を制御して、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の工程を逐次制御するよう構成している。
次に、誘導加熱調理機器100は、図1および図3(a)、図3(b)に示すように、被加熱物を載置するトッププレート101の下部に、被加熱物を誘導加熱する誘導加熱コイル102を、さらにその下部に誘導加熱コイル102等を制御する制御手段103、魚
等を加熱調理するグリル部104を備えている。
冷却手段105は、吸気経路106から取り入れた外気を誘導加熱コイル102および制御手段103等に送風して冷却するものであり、例えば送風ファンが挙げられる。誘導加熱コイル102および制御手段103等を冷却した空気は排気経路107を介し調理機器排気口109から誘導加熱調理機器100外へ排気される。
調理機器排気口109は、図1および図3(a)、図3(b)に示すように、誘導加熱調理機器100の上面の後端部に配置されるものである。
この食器洗い乾燥機2および誘導加熱調理機器100を備えた厨房機器1は、図1に示すように、キッチンキャビネットA内にビルトインするのが基本的な設置形態である。
そして、厨房機器1は食器洗い乾燥機2の食洗排気口17と誘導加熱調理機器100の排気経路107とを接続する連結経路20を備えており、送風手段16により食器洗い乾燥機2の洗浄槽3内から食洗排気口17を介して排気される空気は、連結経路20および誘導加熱調理機器100の排気経路107、調理機器排気口109を介して台所に排出されるものである。
上記構成において動作を説明すると、利用者が食器洗い乾燥機2から洗浄槽3を引き出し、食器かご8に被洗浄物7(食器)を配置し、洗浄槽3に収納して洗剤を入れた後、洗浄槽3を食器洗い乾燥機2内に収納して運転を開始すると、排水手段14が動作して、前回の運転等で洗浄槽3内に残っている洗浄水(「残水」と呼ぶ)を食器洗い乾燥機2外へ排出する。
次に、給水弁13が動作して所定量の洗浄水を洗浄槽3に供給する。
所定量の洗浄水が供給されると、洗浄手段10により洗浄水が加圧され、洗剤とともに洗浄ノズル11に設けた噴射孔12から洗浄水が噴射される。こうして洗浄工程が行われる。この洗浄工程では洗浄槽3内に設けた加熱手段9に通電して、洗浄水を洗浄所定温度まで加熱する。
洗浄工程が所定時間行われると、排水手段14が被洗浄物7(食器)から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を食器洗い乾燥機2外へ排出する。そして、新たに給水弁13が洗浄水を供給し、洗浄ノズル11に設けた噴射孔12から再び洗浄水が噴射されて、洗剤や残菜等で汚れた被洗浄物7(食器)をすすぐ工程を実行する。
このすすぎ工程が終わると、洗浄水を再び食器洗い乾燥機2外へ排出する。このすすぎ工程は連続して数回繰り返される。そして、加熱手段9により洗浄水を所定温度(例えば60℃)まで加熱して被洗浄物7(食器)をすすぐ加熱すすぎ工程が、複数回行われるすすぎ工程の最後の工程として行われる。なお、洗浄およびすすぎ工程において、残菜は洗浄槽3に設けたフィルタ15内に捕集される。
所定回数のすすぎ工程が終了すると乾燥工程が開始する。この工程では、送風手段16が動作して食器洗い乾燥機2外の空気が洗浄槽3内へ送り込まれる。送り込まれた空気は加熱手段9により加熱された後、被洗浄物7(食器)を乾燥させて食洗排気口17および連結経路20、誘導加熱調理機器100の排気経路107、調理機器排気口109を介して誘導加熱調理機器100外へ排出される。乾燥工程終了後、運転を終了する。
誘導加熱調理機器100の動作は、まず、使用者が電源スイッチ108を入れ、トップ
プレート101の所定の位置に被加熱物を載置し、載置された被加熱物の略下部に配置された誘導加熱コイル102を動作させる加熱ボタン(図示しない)を押すことで、制御手段103が誘導加熱コイル102に通電して制御し被加熱物を誘導加熱するものである。
このとき、誘導加熱コイル102や制御手段103等は発熱したりトッププレート101を介して被加熱物から熱を受け取ったりするので、制御手段103は冷却手段105も同時に通電して動作させて、吸気経路106から外気を取り入れて誘導加熱コイル102や制御手段103等を冷却するものである。そして、誘導加熱コイル102や制御手段103等を冷却した空気は排気経路107および調理機器排気口109を介して誘導加熱調理機器100外へ排出されていく。
使用者が誘導加熱コイル102の動作を止める停止ボタンを押すかまたは電源スイッチ108を切ることで、制御手段103は、誘導加熱コイル102や冷却手段105への通電を止めて運転を終了する。
このように構成された本実施の形態によれば、図1〜図4に示すように、食器洗い乾燥機2において、加熱すすぎ工程が終了し、乾燥工程が開始すると、洗浄槽3内にある空気は送風手段16により食洗排気口17から洗浄槽3外へ排出されるが、食洗排気口17から排出された空気は連結経路20を通過し、さらに、誘導加熱調理機器100の排気経路107を通過して、誘導加熱調理機器1の背面側の上面に備えられた調理機器排気口109から誘導加熱調理機器100外へ排気されていくことになる。それゆえ、食器洗い乾燥機2の洗浄槽3内の空気は、台所の使用者側に向かって直接排気されずに、誘導加熱調理機器100の排気経路107を介し調理機器排気口109から排出されるので、乾燥工程で洗浄槽3内に存在する高温多湿の空気および蒸気Sは台所の使用者が立つ周辺に直接排気されずに、台所の使用者が立つ周辺から離れた奥側に排気され、使用者が台所で立つ周辺が高温多湿状態になったり蒸気Sで充満してしまって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
また、乾燥工程で、加熱手段9に通電することにより、加熱手段9に付着した残菜が焦げ付いて発生する臭気が台所の使用者が立つ周辺に向かって直接排気されずに、食洗排気口17、連結経路20を介して台所の使用者が立つ周辺から離れた奥側にある誘導加熱調理機器100の排気経路107および調理機器排気口109から排出されるので、使用者が台所で立つ周辺が臭くなって使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
さらに、洗浄工程やすすぎ工程、加熱すすぎ工程において、洗浄ノズル11の噴射孔12から噴射した洗浄水が被洗浄物7(食器)や洗浄槽3と衝突する衝突音が食洗排気口17から台所の使用者が立つ周辺に直接出て行かずに、連結経路20を介して台所の使用者が立つ周辺から離れた奥側にある誘導加熱調理機器100の排気経路107から出て行くので、食器洗い乾燥機2の運転音が直接台所の使用者が立つ周辺に向かって出て行き、使用者にうるさいという不快感を与えるのを低減することができる。
以上より、食器洗い乾燥機2から高温多湿の空気や臭気、騒音が台所の使用者が立つ周辺に排出されるのを低減し、食器洗い乾燥機2の運転で使用者に不快感を与えるのを低減することができる。
さらに、図5に示すように、誘導加熱調理機器100の排気経路107に、略垂直排気経路部110を備え、連結経路20を略垂直排気経路部110に連結することにより、乾燥工程で、食器洗い乾燥機2の洗浄槽3から排出される高温多湿の空気や蒸気Sの温度は、食器洗い乾燥機2や誘導加熱調理機器100周辺の空気の温度よりも高温であるために(例えば、食器洗い乾燥機2や誘導加熱調理機器100周辺の空気の温度は約20℃に対
し、洗浄槽3から排出される高温多湿の空気や蒸気Sの温度は約50℃等)、洗浄槽3から排出される高温多湿の空気や蒸気Sは連結経路20を介して誘導加熱調理機器100の略垂直排気経路部110へ排出されて略垂直排気経路部110の中を上昇していき、排気の逆流を起こすことなく、調理機器排気口109から誘導加熱調理機器100外へ排出されていく。
それゆえ、洗浄槽3から連結経路20を介して略垂直排気経路部110へ排出された空気や蒸気Sは、誘導加熱調理機器100の誘導加熱コイル102や制御手段103等へ逆流して侵入することがないので、連結経路20を誘導加熱調理機器100の排気経路107と接続したがために、誘導加熱調理機器100の誘導加熱コイル102や制御手段103等が食器洗い乾燥機2の洗浄槽3から排出される高温多湿の空気や蒸気Sに侵されるのを低減することができる。
よって、食器洗い乾燥機2や誘導加熱調理機器100、すなわち厨房機器1の信頼性が低下するのを低減することができる。
なお、図1に示すように、誘導加熱調理機器100の排気経路107および調理機器排気口109の略上方にレンジフード111を設けることにより、誘導加熱調理機器100の排気経路107および調理機器排気口109から排出される食器洗い乾燥機2の洗浄槽3内の空気がレンジフード111へ向かって排出されていくので、台所に高温多湿の空気や蒸気S、臭気が広がるのをより低減することができる。
また、図6に示すように、連結経路20の一部に断面積が他の部分よりも大きい拡大部21を設ける。この構成により、洗浄工程およびすすぎ工程、加熱すすぎ工程で、洗浄槽3内で発生する騒音が食洗排気口17を介して連結経路20内に侵入してきても、拡大部21において、騒音の源となる空気の振動が拡大部21の壁に衝突してから拡大部21を出て行くので、騒音のエネルギーが低減することができる。したがって、連結経路20、排気経路107を介して調理機器排気口109から出てくる騒音を低減することができる。
それゆえ、台所に食器洗い乾燥機2の騒音が排出されるのをより低減することができ、使用者へ与える不快感をより低減することができる。
さらに、誘導加熱調理機器100の排気経路107は誘導加熱調理機器100の背面側に配置されるものなので、図7に示すように、食洗排気口17を、洗浄槽3の背面3aに設けることにより、連結経路20の長さを短くすることができる。
それゆえ、食器洗い乾燥機2の洗浄槽3から排出された空気が連結経路20を通過するときの経路損失を低減することができる。したがって、食洗排気口17から排出された洗浄槽2内の空気を連結経路20、排気経路107を介して誘導加熱調理機器100外へ排出するために送風手段16を大型化したりして送風能力を向上させるのを低減することができ、送風手段16の設置スペースが拡大するのを低減したり送風手段16のコストがアップするのを低減することができる。
また、食洗排気口17を洗浄槽3の前面に設けた場合は、連結経路20を洗浄槽3の前面の食洗排気口17から洗浄槽3の背面3a側へ導く必要があるので、洗浄槽3の側面と食器洗い乾燥機2の筐体との間に連結経路20が通過するためのスペースが必要となり、そのスペース分だけ洗浄槽3の容積が少なくなってしまう。しかしながら、図7に示すように食洗排気口17を洗浄槽3の背面3aに設けることで、連結経路20は洗浄槽3の側面と食器洗い乾燥機2の筐体との間を通過する必要がないので、連結経路20を配置した
ために洗浄槽3の容積が少なくなるのを防止することができる。
それゆえ、洗浄槽2が小さくなって被洗浄物7(食器)が入れにくくなったり被洗浄物7(食器)を入れる量が減少してしまうのを低減することができる。
さらに、図8(a)および図8(b)に示すように、誘導加熱調理機器100の排気経路107は、第一の排気経路112と第二の排気経路113とを備え、第一の排気経路112および第二の排気経路113はそれぞれ誘導加熱調理機器100の左部100aおよび右部100bに設けられている。そして、図8(a)および図8(b)に示すように、食器洗い乾燥機2が誘導加熱調理機器100の左側に配置される場合は連結経路20を第一の排気経路112に接続する。また、図10(a)および図10(b)に示すように食器洗い乾燥機2が誘導加熱調理機器100の右側に配置される場合は連結経路20を第二の排気経路113に接続する。よって、台所の仕様により、食器洗い乾燥機2が誘導加熱調理機器100の右側に配置される場合も左側に配置される場合も連結経路20を容易に排気経路107に接続することができる。それゆえ、食器洗い乾燥機2が誘導加熱調理機器100の右側に配置されても左側に配置されても連結経路20と排気経路107との接続を容易にすることができるので、施工業者が連結経路20を取り付ける労力を同じにすることができる。
なお、図9(a)および図9(b)、図10(a)および図10(b)に示すように、食器洗い乾燥機2の食洗排気口17を洗浄槽3の背面3aの略左右中央に配置すれば、食器洗い乾燥機2が誘導加熱調理機器100の右側に配置(図9(a)、(b))されても左側に配置(図10(a)(b))されても、連結経路20の長さは同じで向きだけが異なるので、同じような作業で連結経路20を設置することができるので、施工業者が連結経路20を取り付ける労力を同じにすることができ、誘導加熱調理機器100および食器洗い乾燥機2の設置性をより向上させることができる。
また、図11に示すように、食器洗い乾燥機2を誘導加熱調理機器100の略下方に設置することにより、誘導加熱調理機器100の排気経路107の略下方に食器洗い乾燥機2の食洗排気口17を配置することができるので、連結経路20の長さをより短くすることができるとともに、食器洗い乾燥機2の洗浄槽3から排出される高温多湿の空気や蒸気Sは温度が高いので、上昇気流により自らの力で食器洗い乾燥機2の食洗排気口17から誘導加熱調理機器100の排気経路107および調理機器排気口109へと移動していき、排気経路107を逆流して誘導加熱調理機器100の加熱コイル102や制御手段103等へ流れていくことをより防止することができる。
また、誘導加熱調理機器100の排気経路107と食器洗い乾燥機2の食洗排気口17をいつも同じ側(図11では正面左側)に配置しても上記効果は成立するので、誘導加熱調理機器100に対する食器洗い乾燥機2の右配置や左配置を考慮する必要がない。
なお、各図における矢印は、空気の流れを示すものである。
以上のように、本発明にかかる厨房機器は、食器洗い乾燥機の排気口と誘導加熱調理機器の排気経路を接続することで、食器洗い乾燥機から発生する高温多湿の空気や蒸気、臭気、騒音等を誘導加熱調理機器から排出することができ、使用者への不快感を低減することができるので、家庭用の厨房機器だけでなく、業務用の厨房機器の用途にも適用できる。
1 厨房機器
2 食器洗い乾燥機
3 洗浄槽
7 被洗浄物
8 食器かご
9 加熱手段
10 洗浄手段
16 送風手段
17 食洗排気口
20 連結経路
21 拡大部
100 誘導加熱調理機器
103 制御手段
106 吸気経路
107 排気経路
110 略垂直排気経路部
111 レンジフード
112 第一の排気経路
113 第二の排気経路

Claims (8)

  1. 被洗浄物の洗浄、すすぎおよび乾燥を行う食器洗い乾燥機と排気を行う調理機器とを備えた厨房機器であって、
    前記厨房機器は、前記食器洗い乾燥機および前記調理機器の排気を促進させるための送風手段を有し、前記食器洗い乾燥機は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、被洗浄物に供給される洗浄水および空気を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽の天面または側壁に設けられるとともに前記洗浄槽内の空気が排気されるための食洗排気口とを備え、前記食洗排気口と厨房機器の前面以外の外壁に設けられる調理機器排気口を有する前記調理機器の排気経路とを接続する連結経路を備えた厨房機器。
  2. 前記調理機器排気口は前記厨房機器の上面に設けられ、前記調理機器の排気経路は、前記調理機器排気口を末端に有する略垂直排気経路部を有し、前記連結経路は前記略垂直排気経路部と連結する請求項1に記載の厨房機器。
  3. 前記調理機器排気口の上方にレンジフードが設けられ、前記レンジフードが運転している場合前記略垂直排気経路部からの排気が前記レンジフードに吸い込まれる請求項2に記載の厨房機器。
  4. 前記連結経路の一部に、断面積が他の部分より大きい拡大部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の厨房機器。
  5. 前記食洗排気口は前記洗浄槽の背面に設けられた請求項1〜4のいずれか1項に記載の厨房機器。
  6. 前記調理機器の排気経路は、吸気経路と、前記吸気経路から分岐して形成される第一および第二の排気経路とを備え、
    前記第一および第二の排気経路はそれぞれ前記調理機器の左部および右部に設けられ、前記食器洗い乾燥機が前記調理機器の左側に配置される場合は前記連結経路を前記第一の排気経路に接続し、前記食器洗い乾燥機が前記調理機器の右側に配置される場合は前記連結経路を前記第二の排気経路に接続する請求項1〜5のいずれか1項に記載の厨房機器。
  7. 前記食洗排気口を前記洗浄槽の背面の略左右中央に配置した請求項1〜6のいずれか1項に記載の厨房機器。
  8. 前記食器洗い乾燥機は、前記調理機器の略下方に配置された請求項1〜7のいずれか1項に記載の厨房機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110353569A (zh) * 2019-06-23 2019-10-22 北京鲲鹏神通科技有限公司 一种封闭压力厨灶清洗方式
CN112902235A (zh) * 2021-01-28 2021-06-04 宁波方太厨具有限公司 一种具有烘干功能的集成灶

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