JP3923227B2 - 長尺エレメントけん引貫入工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、先端に掘削装置を設けたエレメントを到達側からPC鋼より線を用いてジャッキ等のけん引装置でけん引しつつ掘削を行い地盤内に貫入させる長尺エレメントけん引貫入工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレメントけん引貫入工法により、エレメントを地盤内にけん引し貫入させる際に、エレメント背面(エレメントが地盤に接する面)と地盤との間の摩擦(以下、「周面摩擦」という。)による抵抗が大きくなる場合には、以下のような対策を講じている。
【0003】
(イ)けん引に用いるPC鋼より線として、太径のものを採用し、耐えられる引張荷重を大きくし、エレメントのけん引力をより大きくする。
【0004】
(ロ)けん引に用いるPC鋼より線とジャッキ装置の個数を増やし、エレメントのけん引力をより大きくする。
【0005】
(ハ)エレメント背面に潤滑剤等を注入し、けん引時の周面摩擦を低減させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エレメントが長尺になると、エレメント長さが増大することにより、周面の面積が増大し、周面摩擦力が非常に大きなものとなる。このため、上記した対策とその組み合わせのみでは、エレメントが座屈する等の問題があり、周面摩擦に対抗することが困難となり、地盤内へのけん引貫入が難しくなる、という問題があった。
【0007】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、長尺エレメントを地盤内へけん引貫入することができる工法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る長尺エレメントけん引貫入工法は、第1けん引装置と、先端に掘削装置を設けた1又は複数のエレメントからなる第1ブロックと、1又は複数のエレメントからなるととともに前記第1ブロックの後方に伸縮可能に配置され、スライド部としての前部を有する第2ブロックと、前記第1ブロックと第2ブロックの間に設けられる第2けん引装置を用い、
前記第1ブロックをPC鋼より線を用いて第1けん引装置により到達側からけん引しつつ前記掘削装置により掘削を行い地盤内に貫入させる第1工程を行い、次いで、前記第2ブロックを前記第1ブロックの後方に配置させ、前記スライド部を前記第1のブロックの後部から内部へ挿入する第2工程を行い、
次いで、前記第2けん引装置により前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させるように移動させ、前記第1ブロックの後部に前記スライド部を進入させる第3工程を行い、
次いで、前記第2けん引装置を緩めて前記第1ブロックと第2ブロックを互いに自由に移動可能な状態とする第4工程を行い、
次いで、第2ブロックをとどめると共に前記第1ブロックを前記PC鋼より線を用いて第1けん引装置により到達側からけん引しつつ前記掘削装置により掘削を行い地盤内に貫入させ、前記第1ブロックの後部に対して前記スライド部を後退させる第5工程を行い、
次いで、前記けん引を行った前記PC鋼より線の伸びが戻らないように仮固定する第6工程を行い、
次いで、前記第2けん引装置により前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させるように移動させ、前記第1ブロックの後部に前記スライド部を進入させる第7工程を行い、
次いで、前記第1けん引装置を緩めた後に盛り替えて定着し前記PC鋼より線の仮固定を解除する第8工程を行うこと
を特徴とする。
【0009】
上記した長尺エレメントけん引貫入工法において、好ましくは、前記第2けん引装置は、可動部材を短縮させることにより前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させる。
【0010】
また、上記した長尺エレメントけん引貫入工法において、好ましくは、前記第2けん引装置は、可動部材を伸長させることにより前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させる。
【0011】
また、上記した長尺エレメントけん引貫入工法において、好ましくは、1又は複数のエレメントからなるととともに前記第2ブロックの後方に伸縮可能に配置される1又は複数の後続ブロックと、前記第2ブロックと後続ブロックの間及び前記後続ブロックどうしの間に設けられる後続けん引装置を用い、前記後続ブロックを地盤内に順次貫入させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である長尺エレメントけん引貫入工法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1(A)に示すように、この長尺エレメントけん引貫入工法では、鉄道線路1の両側に土留矢板4a、4bを打ち込み、地盤10aを掘削して、発進側立坑2と到達側立坑3を形成する。
【0014】
次に、到達側立坑3の土留矢板4b等に反力受け部材29を取り付け、第1けん引装置5を反力受け部材29に取り付ける。第1けん引装置5は、例えば、油圧ジャッキ等により構成する。
【0015】
次に、水平ボーリングを行い、発進側立坑2と到達側立坑3の間にボーリング孔を開設する。このボーリング孔内にPC鋼より線6を配置し、PC鋼より線6の前端を第1けん引装置5に接続固定し、PC鋼より線6の後端をエレメント8に接続固定する。なお、水平ボーリングとPC鋼より線6の施工は、第1けん引装置5の設置の前に行ってもよい。
【0016】
エレメント8は、箱型断面形状の鋼製部材である。エレメント8の前端には、掘削装置7が設けられている。掘削装置7は、掘削刃7aを有しており、掘削刃7aを回転することにより地盤10aを掘削する。また、掘削装置7aには排土管9が取り付けられており、排土管9は外部に設けられた吸引式排土装置(図示せず)等に接続されている。これにより、掘削刃7aにより掘削された土砂は、排土管9を通って、外部に排出される。
【0017】
したがって、PC鋼より線6を第1けん引装置5によりけん引すると、掘削装置7とエレメント8の複合体が線路下の地盤10a内に引き込まれ、図1(A)の左方向へ向けてけん引される。この際、けん引の反力は、第1けん引装置5から反力受け部材29に伝達され、到達側立坑3の土留矢板4bを経て到達側の地盤に作用する。
【0018】
エレメント8は、1本のものを引き込むようにしてもよいし、エレメント8が地盤10a内に引き込まれるのに応じて、後方に他のエレメント(図示せず)をボルト接合等により継ぎ足し、複数のエレメントから構成される部材としてもよい。
【0019】
また、図1(B)に示すように、エレメント8の側方には、次回のけん引に用いるPC鋼より線6aがあらかじめ取り付けられている。
【0020】
上記のようにして、鉄道線路1の下方の地盤10a内に、発進側立坑2と到達側立坑3の間の距離Lにわたってエレメント8を貫入させることができる。
【0021】
次に、図1(C)に示すように、すでに貫入されたエレメント8aに沿わせるようにして、次のエレメント8bを掘削しつつ地盤内にけん引貫入させる。この場合には、既設のエレメント8aの側方に取り付けられていたPC鋼より線6aを利用し、PC鋼より線6aの前端を第1けん引装置5に接続固定し、PC鋼より線6の後端を次にけん引するエレメント8bに接続固定する。
【0022】
図2(A)に示すように、エレメント8aには、接合継手部11が設けられており、エレメント8bの隅角部には、接合継手部12が設けられている。接合継手部11、12は、エレメント8a、8bの隅角部に、エレメントの長手方向(以下、「エレメント軸方向」という。)に沿って設けられ、エレメント軸方向に直角な平面によって切断した場合の断面は、略「C」字状となっている。
【0023】
このような構成から、接合継手部12及び12を互いに嵌合させ、エレメント軸方向にスライドさせることにより、既設のエレメント8aに新たなエレメント8bを接合させることができる。接合継手部11、12が嵌合している空間内には、グラウト材13が注入され、硬化することにより接合継手部11、12を強固に結合させることができる。
【0024】
以下、同様にして、既設のエレメントに沿わせるようにして、新たなエレメントを掘削しつつけん引し、地盤内に貫入させることができる。これにより、図2(B)に示すように、複数のエレメント8により、略「ロ」字状に閉合した断面を有するエレメント構造体14を形成することができる。
【0025】
次に、エレメント構造体14を土留め工として利用することにより、エレメント構造体14の内部の地盤10bを掘削することができる。その後は、エレメント構造体14を本体構造物として利用し、必要に応じて内部にコンクリート等を充填し、地下構造物を構築する。
【0026】
本実施形態の長尺エレメントけん引貫入工法においては、エレメントの長尺となっても、エレメントの地盤貫入を容易にする構造を有している。以下に、その構造を説明する。
【0027】
図3(A)に示すように、本実施形態の長尺エレメントけん引貫入工法に用いる地盤貫入部材は、掘削装置7と、第1ブロック18と、第2ブロック28を備えている。
【0028】
第1ブロック18は、上記した箱型の鋼製部材であるエレメントが1個、又は複数個組み合わされている。また、第2ブロック28も、上記した箱型の鋼製部材であるエレメントが1個、又は複数個組み合わされて構成されている。また、第2ブロック28の前部は、第1ブロック18の後部に進入又は後退可能な構造のスライド部28aとなっている。
【0029】
また、図3(B)に示すように、第1ブロック18の後部の内側には、第2けん引装置20が設置されている。第2けん引装置20は、例えば、油圧ジャッキ等により構成されており、シリンダ部が第1ブロック18の後部の内側の適宜位置、例えば隅角部に固定されている。作動用油をシリンダ部の内部に注入又は排出することにより、ピストン等の可動部材21が伸長又は短縮する。
【0030】
第2ブロック28のスライド部28aの内部の適宜位置、例えば隅角部には、可動部材接続部19が設けられており、第2けん引装置20の可動部材21の先端は、ボルト等により可動部材接続部19に固定可能な構成となっている。
【0031】
このような構成により、図3(B)において、第2けん引装置20の可動部材21を図の右方向へ短縮させると、それに応じて可動部材接続部19が図の右方向へ引き込まれ、第2ブロック28が図の右方向へ移動する。この際、第2けん引装置20の反力は、第1ブロック18に作用する。
【0032】
したがって、第2けん引装置20を適宜制御することにより、第2ブロック28を、第1ブロック18の側へ接近移動させることができる。
【0033】
上記したようなブロック伸縮構造を利用することにより、本実施形態の長尺エレメントけん引貫入工法では、以下の手順により、長尺なエレメントを地盤内にけん引し貫入させる。
【0034】
(1)まず、先端に掘削装置7を設けた第1ブロック18を、PC鋼より線6を用いて第1けん引装置5により到達側立坑3からけん引し、同時に掘削装置7により掘削を行い、地盤10a内に貫入させる(以下、「第1工程」という。)。
【0035】
(2)次に、第2ブロック28を、第1ブロック18の後方に配置させ、第2ブロック28のスライド部28aを第1ブロック18の後部から内部へ挿入させ、第1ブロック18内の第2けん引装置20の可動部材21の先端を、ボルト等により第2ブロック28内の可動部材接続部19に固定する。(以下、「第2工程」という。)。
【0036】
(3)次に、第1ブロック18と第2ブロック28の間に設けられた第2けん引装置20の可動部材21を、例えば、図3(B)における右方向に短縮させ、第2ブロック28を第1ブロック18へ接近させるように、例えば図3(B)における右方向に移動させる(以下、「第3工程」という。)。
【0037】
(4)次に、第2けん引装置20を、例えば、作動用油をシリンダ部から排出するなどして緩め、第1ブロック18と第2ブロック28が互いに自由に移動可能な状態とする(以下、「第4工程」という。)。
【0038】
(5)次に、第4工程の状態で、第1ブロック18をPC鋼より線6を用いて第1けん引装置により到達側立坑3からけん引しつつ、掘削装置7により掘削を行う。これにより、第1ブロック18のみを地盤10a内に貫入させることができる(以下、「第5工程」という。)。この場合、第2ブロック28は地盤10aの元の位置にとどまる。
【0039】
(6)次に、第5工程のけん引を行ったPC鋼より線6を、例えば、到達側立坑3の反力受け部材29などに仮に固定する。このようにすることにより、けん引後に、PC鋼より線6の伸びが戻ることを防止することができる(以下、「第6工程」という。)。
【0040】
(7)次に、第2けん引装置20の可動部材21を、例えば、図3(B)における右方向に短縮させ、第2ブロック28を第1ブロック18へ接近させるように、例えば図3(B)における右方向に移動させる(以下、「第7工程」という。)。
【0041】
(8)次に、第1けん引装置5を緩めた後に盛り替えて定着し、PC鋼より線6の仮固定を解除する(以下、「第8工程」という。)。
【0042】
(9)以下、上記した第4工程から第8工程までの工程を順次繰り返す。これにより、第1ブロック18と第2ブロック28は最終的に地盤10a内に貫入する。
【0043】
上記のような作業手順により、第1ブロック18を第1けん引装置5でけん引する時には、第2ブロック28をけん引することはなく、つねに第1ブロック18のみがけん引される。また、第2ブロック28は、第2けん引装置20によって、第1ブロックとは独立して、第1ブロック18の側に接近移動させられる。
【0044】
したがって、エレメントが長尺になり、周面摩擦力が非常に大きくなっても、第1けん引装置5によってけん引される第1ブロック18を従来と同じエレメント長さとしておき、長さの増大する部分を第2ブロック28として第2けん引装置20によってけん引させれば、第1けん引装置5のけん引力は従来のままでよい。すなわち、本実施形態の工法は、長尺なエレメントの場合でもく、容易に地盤内へけん引貫入することができる、という利点を有している。
【0045】
また、上記の構造を応用すれば、第2ブロックの後方に、さらに第3ブロック(後続ブロック)を設け、第2ブロックと第3ブロックの中間に専用のけん引装置を設けるようにしてもよい。このように構成することにより、まず、第1ブロックのみをけん引し、次に第2ブロックのみを第1ブロック側へ接近移動させ、その後、第3ブロックのみを第2ブロック側へ接近移動させる、という工法が可能となる。このような構成とすれば、さらに長尺のエレメントであっても施工が可能である。また、第2ブロックに後続するブロックの数は、2個以上であってもよい。また、後続ブロックは、1又は複数のエレメントから構成されるようにしてもよい。
【0046】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0047】
例えば、上記実施形態においては、本発明の施工対象として鉄道線路下に構築される横断地下構造物を例に挙げて説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の対象、例えば、道路や水路等の下方の地下を横断する地下構造物であってもよい。
【0048】
また、上記実施形態においては、エレメント構造体の断面形状が「ロ」字状の場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の構成のエレメント構造体、例えば、「日」を横にした断面、「目」を横にした断面、リング状の断面等を有するエレメント構造体であってもよい。
【0049】
また、上記実施形態においては、第2けん引装置が、可動部材を短縮させることにより第2ブロックを第1ブロック側へ接近させるような構成となっている例について説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の構成、例えば、第2けん引装置を、可動部材を伸長させることにより第2ブロックを第1ブロック側へ接近させるような構成としてもよい。この場合には、図3(B)の構成とは異なり、第2けん引装置は第2ブロックの後方に設けられ、発進側立坑2の部材、あるいは後続する第3ブロック等に反力をとり、第2ブロックを第1ブロックの側に押し込むことになる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、長尺のエレメントを複数のブロックに分割し、一度にけん引するブロックのけん引力を制限し、各ブロックを順次貫入させるようにしたので、エレメントけん引貫入工法の利点である施工速度の高速性を維持しつつ、延長の長いトンネル状の地下構造物の建設にも適用可能とすることができる、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である長尺エレメントけん引貫入工法を説明する図(1)である。
【図2】本発明の一実施形態である長尺エレメントけん引貫入工法を説明する図(2)である。
【図3】本発明の一実施形態である長尺エレメントけん引貫入工法に用いる地盤貫入部材の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 鉄道線路
2 発進側立坑
3 到達側立坑
4a、4b 土留矢板
5 第1けん引装置
6、6a、6b PC鋼より線
7 掘削装置
7a 掘削刃
8、8a、8b エレメント
9 排土管
10a、10b 地盤
11、12 接合継手部
13 グラウト材
14 エレメント構造体
18 第1ブロック
19 可動部材接続部
20 第2けん引装置
21 可動部材
28 第2ブロック
28a スライド部
29 反力受け部材
Claims (4)
- 第1けん引装置と、先端に掘削装置を設けた1又は複数のエレメントからなる第1ブロックと、1又は複数のエレメントからなるととともに前記第1ブロックの後方に伸縮可能に配置され、スライド部としての前部を有する第2ブロックと、前記第1ブロックと第2ブロックの間に設けられる第2けん引装置を用い、
前記第1ブロックをPC鋼より線を用いて第1けん引装置により到達側からけん引しつつ前記掘削装置により掘削を行い地盤内に貫入させる第1工程を行い、次いで、前記第2ブロックを前記第1ブロックの後方に配置させ、前記スライド部を前記第1のブロックの後部から内部へ挿入する第2工程を行い、
次いで、前記第2けん引装置により前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させるように移動させ、前記第1ブロックの後部に前記スライド部を進入させる第3工程
を行い、
次いで、前記第2けん引装置を緩めて前記第1ブロックと第2ブロックを互いに自由に移動可能な状態とする第4工程を行い、
次いで、第2ブロックをとどめると共に前記第1ブロックを前記PC鋼より線を用いて第1けん引装置により到達側からけん引しつつ前記掘削装置により掘削を行い地盤内に貫入させ、前記第1ブロックの後部に対して前記スライド部を後退させる第5工程を行い、
次いで、前記けん引を行った前記PC鋼より線の伸びが戻らないように仮固定する第6工程を行い、
次いで、前記第2けん引装置により前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させるように移動させ、前記第1ブロックの後部に前記スライド部を進入させる第7工程を行い、
次いで、前記第1けん引装置を緩めた後に盛り替えて定着し前記PC鋼より線の仮固定を解除する第8工程を行うことを特徴とする長尺エレメントけん引貫入工法。 - 請求項1記載の長尺エレメントけん引貫入工法において、前記第2けん引装置は、可動部材を短縮させることにより前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させることを特徴とする長尺エレメントけん引貫入工法。
- 請求項1記載の長尺エレメントけん引貫入工法において、前記第2けん引装置は、可動部材を伸長させることにより前記第2ブロックを前記第1ブロック側へ接近させることを特徴とする長尺エレメントけん引貫入工法。
- 請求項1記載の長尺エレメントけん引貫入工法において、1又は複数のエレメントからなるととともに前記第2ブロックの後方に伸縮可能に配置される1又は複数の後続ブロックと、前記第2ブロックと後続ブロックの間及び前記後続ブロックどうしの間に設けられる後続けん引装置を用い、前記後続ブロックを地盤内に順次貫入させることを特徴とする長尺エレメントけん引貫入工法。
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