JP3922880B2 - 冷蔵庫の棚装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫の棚に関するもので、特に庫内における棚位置を上下動可能にした棚装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫の棚間隔が固定されていると食品を載置するときに、収納に不便であった。そこで棚間隔を調節する方法が考えられており、図6、図7に示すように内箱13の両側面に複数段の棚受けビード10を設けることにより、使用者が所望高さの棚受けビード10間に、棚13を挿入する方法が取られてきた。しかしこの方法では、棚高さを調節する時に、棚13に載置してあった食品等を別の場所に移動させてから、棚13を所望の棚受けビード10位置に差し替え、その後あらためて食品等を載置し直さなければならないので、手間がかかり利便性に欠けるという問題があった。さらに棚受けビード10が庫内側に突出しているため、食品の載置面積は減少し、外観も悪くなるという問題があった。
【0003】
これを改良する構成として、図8に示すように、レバー14の操作によってフレーム15の後部のストッパー9を解除し、棚13を載置したフレーム15ごと庫内の上下方向に移動させる構成(特開平3-170781号)が考えられている。この構成であれば、食品を載置したままで棚3位置を変えることができるが、構造が複雑でコストがかかり過ぎてしまう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の棚装置では、高さを調節する機能があっても手間がかかるため、結局そのままの高さで使用することになり、複数の棚受けビードは載置面積を減少させるだけの突起物になってしまう。またこれを改良すべく考えられている棚装置でも、構造が複雑なため使用者は使いにくく、コストはかかり過ぎるため、実施するのは困難であった。
【0005】
本発明は食品を載せたまま棚位置を簡単に移動させることができ、載置面積を減少させること無くかつ構造が容易でコストがかからない冷蔵庫の棚装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、冷蔵庫内に配置した食品を載置する棚と、この棚両側面の奥行き方向の前後に設けられ、一端を棚側部に回動自在に軸支するとともに、この一端より所定長離間した他端を庫内側壁面に軸着したリンク部材と、このリンク部材の前記両端軸着部の間から同一平面上に突出して設けられた係止片と、前記リンク部材の回動に連動して前記棚が所定の下位置に移動した際に、前記係止片と係合する第1の保持部材と、前記リンク部材の回動に連動して前記棚が所定の上位置に移動した際に、前記係止片と係合する第2の保持部材と、からなる冷蔵庫の棚装置である。
【0007】
上記の冷蔵庫の棚装置によれば、棚を手前に引き出し、上あるいは下方向に回動させることにより、棚は食品を載せたまま水平状態を保持してに移動させることができるため、安定性に優れ、かつ移動作業が簡単で、家庭内での使用者が容易に棚位置を変えることができる。また棚を回動するためのリンク機構は簡単で薄型であることから、安価に製造でき、複数の棚受けビードを用いた棚装置と比べ庫内載置面積を広くすることができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記係止片の先端両辺に上位置及び下位置において、いずれかの保持部材と係合する切欠を設けることを特徴とする。
【0009】
この構成により切欠に保持部材が係合するため、棚の保持、安定性はさらに向上し、食品を取出す時に生じる棚のぐらつきを防止する効果がある。
請求項3記載の発明は、前記リンク部材はほぼT字形状であることを特徴とする。上記の構成によれば、リンク部材と係止部は一部品にすることができるため材料費を低減することができる。また係止部と切欠の係止性を高め、かつ移動の際は容易に回動することができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記棚が上下の所定位置に定着した際に、前記リンク部材と前記棚が軸着されている軸位置は、前記支点部より庫内奥方向に位置していることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、ある程度の力を手前方向に加えることで、棚の位置を替えるようにしたものであり、例えば食品を取出す時に、指を棚に引っかけるなどの不用意な動作によって生じる棚の移動を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。図1は、本発明に係る冷蔵庫の棚装置のリンク機構およびその動作を示している。冷蔵庫本体1は内部に内箱2bが取付けられ、その内側には断熱材2aが設けられている。冷蔵庫本体1の上部には中仕切板(図示せず)で区画された冷蔵室1aが備えられている。この冷蔵室1aには食品を搭載する棚3a、3,3bがそれぞれ上中下段に設けられており、棚3a、3bは、内箱2b側壁面から突出させた棚受けビード(図示せず)に棚3a、3bの側面に設けられたフック7aが挿入され、内箱2bの庫内奥側から突起したフック7bと棚3a、3bの後部が係合し、保持されている。
【0013】
棚3は前後両側面4箇所にリンク機構が設けられており、図2ないし図4に示すように、
ほぼT字形状をしたリンク部材4の一端に棚3側面と回動自在に軸支しされた支点部4cと、他端に内箱2b側壁面と回動自在に軸支された支持部4bとからリンク機構を形成している。またリンク部材4の両端軸着部の間から突き出た係止片4a、その先端両辺に半円形状の切欠5a、5bが備えられ、この切欠5a、5bは、棚3を上下位置に移動させた後、所定の位置に定着させるために、内箱2b側面に固定された円柱形状の保持部材6a、6bと各々に係合し、棚位置を各上下位置に保持する。
【0014】
この保持部材6aの取付位置はリンク部材4の回動を妨げないようにリンク部材4の回転円周より外周に位置し、保持部材6a、6bおよび前記支点部4cの内箱3裏側には図4に示すように補強板8が配置されている。
前記支持部4bの位置は、棚3を上下の所定位置で固定した際に、不用意な動作によって棚3が移動しないように、支点部4cよりも若干、庫内奥側に位置する。しかし棚3が下位置のときに、棚3が下方に動く場合は、支持部4bを支点部4cより若干、庫内開口方向に位置させてもよい。
【0015】
次に本発明の動作について説明する。図3に示すように棚3を上位置から下位置に移動させるときに、棚3を若干引き上げ手前方向に移動させると、切欠5bから保持部材6bが外れ、支点部4cを中心にそれぞれのリンク部材4はY1方向に回動し、連動して棚3は水平移動し、下位置で切欠5aと保持部材6aが係合して所定位置で固定される。同様に棚3を下位置から上位置に移動する際は、棚3を引き上げることにより、切欠5aから保持部材6aが外れ、支点部4cを中心にリンク部材4はY2方向に回動し、連動して棚3は水平移動し、上位置で切欠5bと保持部材6bが係合して所定位置で固定される。
【0016】
よって上述した構成によれば、棚3を手前に引き出し、上あるいは下方向に回動させることにより、食品を載せたまま水平状態を保持して棚位置を替えることができるため、家庭内の使用者は簡単に棚の間隔を変えることができる。また構造が簡単であるため安価に製造でき、リンク機構は構成上、薄型であるから幅方向のスペースを必要とせず庫内載置面積を広くすることができる。
【0017】
切欠5a、5bと保持部材6a、6bとの係合部を設けたことによって、安定性は向上し、食品を取出す時に生じる棚のぐらつきを防止や、不用意な動作から生じる棚移動を防ぐことができる。
またリンク部材4がT字形状であるため、支持部材と切欠の係合により棚3は安定保持され、移動の際には、容易に回動させることができる。また支点部4c、支持部4bの位置調節によりさらに棚3を安定保持させることができるため、不用意な動作から生じる棚移動を防ぐことができ、使用者は安全でかつ、安心して使用することができる。
【0018】
リンク部材4の形状は、ほぼT字形状でなくても良く、図5に示すような台形のリンク部材4を用いれば外観を向上させることができる。
上述では、棚3を庫内に一段設けた構成であるが、棚3a、3bの替わりに同様のリンク機構で構成された棚を設置すれば、さらに使用者は細かな棚位置調節をすることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、棚3を手前に引き出し、上または下方向に回動させることにより、食品を載せたまま棚3を水平移動させることができ、安定性に優れ、かつ移動作業が簡単であるため、使用者は容易に棚の間隔を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す棚装置の側面図である。
【図2】 本発明の実施形態を示す棚装置の拡大斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態を示す棚装置の拡大側面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 本発明の実施形態を示すリンク部材の側面図である。
【図6】従来の棚装置を示す正面図である。
【図7】従来の棚装置を示す拡大断面図である。
【図8】 従来の棚装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1、11 冷蔵庫本体
1a、11a 冷蔵室
2a、12a 断熱材
2b、12b 内箱
3、3a、3b、13 棚
4 リンク部材
4a 係止片
4b 支持部
4c 支点部
5a、5b 切欠
6a、6b 保持部材
7a、7b フック
8 補強板
9 ストッパー
10 棚受けビード
14 操作レバー
15 フレーム
Y1 、Y2 回転方向
Claims (4)
- 冷蔵庫内に配置した食品を載置する棚と、この棚両側面の奥行き方向の前後に設けられ、一端を棚側部に回動自在に軸支するとともに、この一端より所定長離間した他端を庫内側壁面に軸着したリンク部材と、このリンク部材の前記両端軸着部の間から同一平面上に突出して設けられた係止片と、前記リンク部材の回動に連動して前記棚が所定の下位置に移動した際に、前記係止片と係合する第1の保持部材と、前記リンク部材の回動に連動して前記棚が所定の上位置に移動した際に、前記係止片と係合する第2の保持部材と、からなる冷蔵庫の棚装置。
- 係止片の先端部における上下位置に、いずれかの保持部材と係合する切欠を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の棚装置。
- 前記リンク部材は、ほぼT字形状であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の棚装置。
- 棚を所定位置に保持した際に、前記リンク部材と前記棚が軸着されている軸位置は、リンク部材と庫内側面が軸着された軸位置より庫内奥側に位置することを特徴とした請求項1ないし請求項3いずれか記載の冷蔵庫の棚装置。
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