JP3920712B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガスコンロ、特に、ガスコンセント付きのガスコンロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種ガスコンロとして、例えば、図8に示す如き構造のものがある。
【0003】
これは、システムキッチンのカウンタートップ(11)に装着するビルトイン式のもので、コンロ本体(2)は、カウンタートップ(11)に形成された開口部(12)に落とし込み状態に装着されている。
【0004】
前記コンロ本体(2)の本体ケース(26)の上端開放部には、下方に浅く絞られた天板(24)が被蓋されており、該天板(24)に装着された汁受皿(25)に開設されたバーナ用開口(23)から上方にバーナヘッド(31)が突出している。
【0005】
コンロ本体(2)の前面下部には、ガスバーナ(30)の点火や火力調節をするための操作つまみ(32)が配設されていると共に、該操作つまみ(32)の奥側の下方内には、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を着脱自在に接続するためのガスコンセント(41)が設けられている。又、上記ガスコンセント(41)の前方に形成されたソケット差込口(42)は開閉蓋(43)で覆われている。
【0006】
このものでは、上記開閉蓋(43)を開放した状態で、ガスソケット(10)をガスコンセント(41)に外嵌して強制的に押し込むと、これらが抜け止め状態に接続され、これにより、ガスソケット(10)に繋がるガスホース(14)を介して図示しない簡易卓上コンロ等の他のガス器具にガス供給される。よって、台所等にガスコンセントが存在しない場合でも、前記簡易卓上コンロ等を必要に応じて使用することが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガスコンロでは、ガスソケット(10)とガスコンセント(41)の接続部やガスコンセント(41)内の弁体にゴミ噛みが生じて気密性が確保できなくなると、前記ガスコンセント(41)から生ガスが漏出することが考えられ、この生ガスが、若し、燃焼中のガスバーナ(30)側に拡散するとこれに引火し、これにより、ガスソケット(10)の接続部に炎が形成されることも考えられる。
【0008】
本発明は係る点に鑑みて成されたもので、
『本体ケース(26)内の上部に配設されたガスバーナ(30)と、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を着脱自在に接続する為に前記本体ケース(26)内に設けられたガスコンセント(41)とを備えたガスコンロ』に於いて、ガスコンセント(41)からガス漏れが生じた場合の安全対策を備えたガスコンロを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『前記ガスバーナ(30)のバーナヘッド(31)と前記ガスコンセント(41)を繋ぐ直線経路内に、前記ガスコンセント(41)から前記バーナヘッドに向けて拡散する漏出ガスの拡散方向を前記直線経路からずれた方向に進路変更させる為の邪魔板を設けた』ことである。
【0010】
上記技術的手段によれば、気密性が確保できなくなったガスコンセント(41)からバーナヘッドに向けて拡散する漏出ガスが、邪魔板によって、該バーナヘッドへ向かう直線経路からずれた方向(バーナヘッド方向からずれた方向)に進路変更される。従って、上記邪魔板が存在しない場合のように漏出ガスの一部が直線的にバーナヘッドへ向けて流動することがない。これにより、前記漏出ガスがバーナヘッドの近傍に到達し難くなる。
【0011】
[2項]
前記1項に於いて、
『前記本体ケース(26)を構成する左右側壁の一方の側壁と前壁とが交差する前側コーナ部で且つ前記バーナヘッド(31)より低い位置に前記ガスコンセント(41)が配設されており、
前記邪魔板は、前記一方の側壁に対面するサイドプレートと該サイドプレートの上辺から前記側壁に向けて屈曲延長されたトッププレートとを備えており、
前記側壁,サイドプレート及びトッププレートで包囲されたコンセント収納室に前記ガスコンセント(41)が配設されている』ものでは、ガスコンセント(41)からのガス漏れ初期においては、本体ケース(26)の側壁と邪魔板を構成するサイドプレート及びトッププレートで包囲されたコンセント収納室にガスが充満した後に、該コンセント収納室から漏れたガスが徐々に周囲に拡散してゆく。従って、バーナヘッドとガスコンセント(41)を繋ぐ直線経路の途中に単純な平板状の邪魔板を設ける場合に比べ、バーナヘッド側に漏出ガスが一層拡散しにくくなる。
【0012】
[3項]
前記2項に於いて、
『前記ガスコンセント(41)は、前方に突出するプラグ部を具備しており、
前記コンセント収納室は、前記プラグの先端に対向するソケット差込口(42)を備えている』ものとすれば、ガスコンロを操作する側、即ち、ガスコンロの前面側からソケット差込口(42)を介してガスソケット(10)をガスコンセント(41)のプラグに接続することが出来る。よって、ガスコンロの後面や底面にソケット差込口(42)が開設されている場合に比べて、ガスソケット(10)の着脱作業が容易に行える。
【0019】
【発明の効果】
本発明は次の特有の効果を有する。
1項〜3項の発明では、ガスコンセント(41)からの漏出ガスがバーナヘッドの近傍まで到達し難くなるから、ガスコンセント(41)の配設部に漏れたガスが燃焼する危険が少なくなり、安全状態を確保することができる。
【0020】
又、ガスコンセント(41)からの漏出ガスが、バーナヘッドへ向かう直線経路からずれた方向に進路変更される。従って、漏出ガス量が多い場合であっても、漏出ガスがバーナヘッドの近傍まで到達する所要時間が長くなるから、その間に、台所等に配設されているガス漏れ報知器が作動することが期待でき、該ガス漏れ報知器の作動したときには、ガスコンセント(41)部分が燃焼する前に適切な措置をとることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、上記発明の実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
先ず、既述1項〜3項の発明に対応する第1実施形態に係るガスコンロを図1〜図4に基づいて説明する。
【0024】
このガスコンロは、既述従来のものと同様に、システムキッチンのカウンタートップ(11)に装着するビルトイン式のもので、コンロ本体(2)を構成する本体ケース(26)は上端開放の矩形箱状に形成されていると共に、該本体ケース(26)の上端外周に張り出した係合フランジ(27)は、上記カウンタートップ(11)に形成された開口部(12)の周縁に係合しており、これにより、前記開口部(12)にコンロ本体(2)が落とし込み状態に装着されている。
【0025】
上記本体ケース(26)の上端開放部には、既述従来のものと同様に天板(24)が被蓋されており、該天板(24)に装着された汁受皿(25)に開設されたバーナ用開口(23)から上方にバーナヘッド(31)が突出している。
【0026】
コンロ本体(2)の正面下部の操作部(20)には、図1,図4に示すように、組み込まれた複数のガスバーナ(30)(30)の点火や火力調節を各別に行う為の操作つまみ(32)(32)が配設されていると共に、該操作つまみ(32)(32)によってガス量調整弁(34)(34)の開度調節ができるようになっており、該ガス量調整弁(34)(34)の開度に応じた量のガスが各ガスバーナ(30)(30)に供給されて火力調節される。又、操作つまみ(32)(32)の斜め下方には、ソケット差込口(42)が開設されている。
【0027】
そして、前記ソケット差込口(42)の奥側のコンセント収納室(44)には、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を着脱自在に接続するためのガスコンセント(41)が設けられていると共に、前記ソケット差込口(42)は上端の支持部(45)を支点として上下に回動する開閉蓋(43)で開閉自在に覆われている。又、開閉蓋(43)の下縁には、半円状の指掛け(46)が開設されていると共に、開閉蓋(43)の上側端部にはストッパ用凹部(47)が形成されている。そして、同図の想像線で示す開放状態に於いては、係合バネ(48)の係合山部(480)が前記ストッパ用凹部(47)に係合して開閉蓋(43)を開状態に保持するようになっている。
【0028】
本体ケース(26)は、横方向に対向する左右側壁(28)(29)と、操作つまみ(32)側に位置する前壁(53)と、後方壁(51)と更に底壁(52)から成る上方開放の矩形箱状に形成されていると共に、底壁(52)と右側壁(29)と更に前壁(53)の交差部近傍の前側コーナ部(既述操作部(20)の配設部に対応する部分)には、正面視が略コ字状に折り曲げられた邪魔板(61)が配設されている。
【0029】
上記邪魔板(61)は、本体ケース(26)の右側壁(29)に対向するサイドプレート(62)と、該サイドプレート(62)の上縁と前記右側壁(29)を繋ぐように屈曲延長されたトッププレート(63)を備えており、これらで包囲されたコンセント収納室(44)にガスコンセント(41)が配設されている。そして、ガスバーナ(30)のバーナヘッド(31)と前記ガスコンセント(41)を直線的に繋ぐ経路には、上記邪魔板(61)を構成するトッププレート(63)又はサイドプレート(62)が位置している。これにより、ガスコンセント(41)からのバーナヘッド(31)に向けて拡散する漏出ガスの拡散方向を、前記トッププレート(63)やサイドプレート(62)によってバーナヘッド(31)方向からずれた方向(ガスコンセント(41)からバーナヘッド(31)へ向かう直線経路からずれた方向)に進路変更させ得るようにしている。
【0030】
図7に示すように、上記ガスコンセント(41)は、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を外嵌装着する為に前方に突出するプラグ部(40)と、その基端部側に連設されたコンセント本体(54)から構成されている。そして、上記プラグ部(40)にガスソケット(10)を外嵌装着すると、該ガスソケット(10)の先端中央に突出する開弁軸(100)がプラグ部(40)の中央孔(400)内に設けられたリフト弁(401)をバネ(402)の付勢力に抗して上流側に押し込んで弁座(403)から離反させて開弁させる構成になっている。即ち、「ガスコンセント(41)は、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)の接続により内部のガス通路(404)が開成される一方、前記ガスソケット(10)の取り外しにより前記ガス通路(404)が遮断される構成」を有している。
【0031】
又、ガスコンセント(41)は、コンセント収納室(44)に対して後方から侵入するガス管(50)の下流端に接続されていると共に、該ガス管(50)とガスバーナ(30)は、図示しない共通のガス回路からガス供給されるようになっている。
【0032】
次に、上記ガスコンロの使用の実際を説明する。
このものでは、上記開閉蓋(43)を開放した状態で、ガスソケット(10)をガスコンセント(41)に外嵌して強制的に押し込むと、これらが抜け止め状態に接続され、これにより、ガスソケット(10)に繋がるガスホース(14)を介して簡易コンロ等の他のガス器具(B)にガス供給される。
【0033】
ガスコンセント(41)とガスソケット(10)の接続部や該ガスコンセント(41)内の弁体へのゴミの噛み込によって、該ガスコンセント(41)からガス漏れが生じると、該ガスコンセント(41)からバーナヘッド(31)に向けて拡散する漏出ガスは邪魔板(61)によって進路変更され、これにより、前記漏出ガスがバーナヘッド(31)に向けて直線的に流動することがなくなる。即ち、上記漏出ガスがバーナヘッド(31)の方向を回避する方向に流動し、これにより、バーナヘッド(31)の近傍まで到達し難くなると共に、漏出ガス量が多い場合であっても、前記到達するまでの所要時間が長くなるのである。
【0034】
これにより、燃焼状態にあるガスバーナ(30)から上記漏出ガスに火移りし難くなり、安全性が向上する。又、台所等に配設されているガス漏れ報知器が上記漏出ガスを検知した場合は、該報知器からの報知音に注意換気されたコンロ使用者が消火操作等の安全操作をすることができる。
【0035】
又、ガスコンセント(41)内の弁体にゴミ噛みが生じているときは、ガスソケット(10)の非接続時でもガスコンセント(41)からガス漏れが生じ、これがバーナヘッド(31)からの火移りによってコンセント収納室(44)内で燃焼する恐れがある。ところが、上記実施の形態では、ガスソケット(10)の非接続時には、ソケット差込口(42)が開閉蓋(43)で閉塞されているから、コンセント収納室(44)内の炎がソケット差込口(42)から器具正面側に噴出するのを抑制することができる。
【0036】
参考実施形態]
次に、参考実施形態に係るガスコンロを図4〜図7に基づいて説明する。
このガスコンロは、既述従来のものと同様に、システムキッチンのカウンタートップ(11)に装着するビルトイン式のもので、コンロ本体(2)を構成する本体ケース(26)は上端開放の矩形箱状に形成されていると共に、該本体ケース(26)の上端外周に張り出した係合フランジ(27)は、上記カウンタートップ(11)に形成された開口部(12)の周縁に係合しており、これにより、前記開口部(12)にコンロ本体(2)が落とし込み状態に装着されている。
【0037】
本体ケース(26)の上端開放部には、既述従来のものと同様に天板(24)が被蓋されており、該天板(24)に装着された汁受皿(25)に開設されたバーナ用開口(23)から上方にバーナヘッド(31)が突出している。
【0038】
コンロ本体(2)の正面下部の操作部(20)には、図5,図4に示すように、組み込まれた複数のガスバーナ(30)(30)の点火や火力調節を各別に行う為の操作つまみ(32)(32)が配設されていると共に、該操作つまみ(32)(32)によってガス量調整弁(34)(34)の開度調節ができるようになっており、該ガス量調整弁(34)(34)の開度に応じた量のガスが各ガスバーナ(30)(30)に供給されて火力調節される。又、操作つまみ(32)(32)の斜め下方には、ソケット差込口(42)が開設されている。
【0039】
そして、前記ソケット差込口(42)の奥には、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を着脱自在に接続するためのガスコンセント(41)が設けられていると共に、前記ソケット差込口(42)は上端の支持部を支点として上下に回動する開閉蓋(43)で開閉自在に覆われている。又、開閉蓋(43)の下縁には、半円状の指掛け(46)が開設されていると共に、開閉蓋(43)の上側端部にはストッパ用凹部(47)が形成されている。そして、同図の想像線で示す開放状態に於いては、係合バネ(48)の係合山部(480)が上記ストッパ用凹部(47)に係合して開閉蓋(43)が開状態に保持されるようになっている。
【0040】
本体ケース(26)は、横方向に対向する左右側壁(28)(29)と、操作つまみ(32)側に位置する前壁(53)と、後方壁(51)と更に底壁(52)から成る上方開放の矩形箱状に形成されていると共に、底壁(52)と右側壁(29)と更に前壁(53)の交差部近傍の前側コーナ部(既述操作部(20)の配設部に対応する部分)に上記ガスコンセント(41)が配設されている。
【0041】
図7に示すように、上記ガスコンセント(41)は、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を外嵌装着する為に前方に突出するプラグ部(40)と、その基端部側に連設されたコンセント本体(54)から構成されている。そして、上記プラグ部(40)にガスソケット(10)を外嵌装着すると、該ガスソケット(10)の先端中央に突出する開弁軸(100)がプラグ部(40)の中央孔(400)内に設けられたリフト弁(401)をバネ(402)の付勢力に抗して上流側に押し込んで弁座(403)から離反させて開弁させる構成になっている。即ち、「ガスコンセント(41)は、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)の接続により内部のガス通路(404)が開成される一方、前記ガスソケット(10)の取り外しにより前記ガス通路(404)が遮断される構成」を有している。
【0042】
又、上記プラグ部(40)の先端部近傍には、既述安全監視センサとしてのサーミスタ(71)が配設されており、該サーミスタ(71)によって、プラグ部(40)近傍の雰囲気温度が検知されるようになっている。
【0043】
又、ガスコンセント(41)にガス供給するガス管(50)の上流端には分岐継手(57)が接続されていると共に、該分岐継手(57)には電磁弁(58)を介して元管(56)からガス供給されるようになっている。そして、上記分岐継手(57)には、図5に於いて紙面の前後方向に間隔を置いて配設された複数のガスバーナ(30)(30)にガス供給するバーナ用分岐管(59)が接続されており、該バーナ用分岐管(59)はガス量調整弁(34)を介して各ガスバーナ(30)の混合管(33)部分まで延びている。従って、元管(56)から供給されるガスは、電磁弁(58)を経て分岐継手(57)に流入した後、該分岐継手(57)でガス管(50)とバーナ用分岐管(59)に分配され、これにより、ガスコンセント(41)と各ガスバーナ(30)(30)にガス供給される。尚、本実施の形態では、上記元管(56)とガス管(50)の集合が、「ガスコンセント(41)へガス供給するガス回路」に対応すると共に、バーナ用分岐管(59)が「分岐回路」に対応する。
【0044】
図6は、本実施の形態に係るガスコンロのガス回路の概略図である。
同図に示すように、元管(56)から供給されるガスは、電磁弁(58)→分岐継手(57)→ガス管(50)→ガスコンセント(41)と繋がる第1経路と、上記分岐継手(57)→バーナ用分岐管(59)→ガス量調整弁(34)(34)→ガスバーナ(30)(30)と繋がる第2経路に分流されるようになっている。又、ガスコンセント(41)の近傍に配設されたサーミスタ(71)の出力は、安全判定手段と制御手段の機能を兼備した制御回路(65)に印加されていると共に、該制御回路(65)の出力によって電磁弁(58)が開閉制御されるようになっている。
【0045】
次に、上記ガスコンロの使用の実際を説明する。
このものでは、上記開閉蓋(43)を開放した状態で、ガスソケット(10)をガスコンセント(41)に外嵌して強制的に押し込むと、これらが抜け止め状態に接続され、これにより、ガスソケット(10)に繋がるガスホース(14)を介して簡易コンロ等の他のガス器具(B)にガス供給される。
【0046】
ガスコンセント(41)とガスソケット(10)の接続部や該ガスコンセント(41)内の弁体へのゴミの噛み込によって該ガスコンセント(41)からガス漏れが生じると、燃焼中のガスバーナ(30)から前記漏れたガスに引火して前記ガスコンセント(41)部分が燃焼することが考えられる。すると、サーミスタ(71)の検知温度が異常判定温度(本実施の形態では、150℃)まで上昇してガス漏れ検知状態になり、これにより、制御回路(65)内に組み込まれた安全判定手段(650)が異常信号を出力する。
【0047】
すると、該異常信号によって電磁弁(58)が閉成され、これにより、ガスコンセント(41)やガスバーナ(30)(30)へのガス供給が停止され、ガスコンセント(41)部分での燃焼が停止されて安全状態が確保される。尚、電磁弁(58)は、ガスコンセント(41)へのガス管(50)に配設してもよいが、本実施の形態のものでは、サーミスタ(71)の検知温度が高くなったときにはガスコンセント(41)へのガス供給のみならずガスバーナ(30)(30)へのガス供給も停止させるので、ガスコンロの全ての燃焼部が消火状態に維持される。従って、ガスコンセント(41)へのガス供給のみを停止させる場合に比べて、安全性が一層高くなる。
【0048】
*その他
i 上記参考実施形態では、安全監視センサとしサーミスタ(71)を採用したが、該サーミスタ(71)に代えてフレームロッド等の炎検知センサや、更に、ガスコンセント(41)部分からの漏出する生ガスを検知するガスセンサ等、種々のセンサを使用することができる。
【0049】
ii 上記参考実施形態では、サーミスタ(71)の検知温度に基づいて電磁弁(58)を閉じるようにしたが、図5の想像線で示すように、コンロ本体(2)の正面の操作部(20)に、図6のサーミスタ(71)に代わる安全操作スイッチ(73)を配設し、コンロ使用者によって前記安全操作スイッチ(73)が操作されたときには、該操作信号に応答して電磁弁(58)が閉じる構成を採用してもよい。
【0050】
又、前記安全スイッチ(73)を開閉蓋(43)の裏側近傍に配設すると共に開閉蓋(43)の開閉に連動してON・OFFする構成にし、開閉蓋(43)を閉じたときにのみ前記安全スイッチ(73)の出力で電磁弁(58)が閉じるようにしても良い。
【0051】
このようにすると、ガスコンセント(41)部分でのガス漏れ(生ガス放出状態、又は、ガス燃焼状態)を発見したコンロ使用者が手動操作式の安全操作スイッチ(73)を操作する(又は、開閉蓋(43)を閉じることにより、これに連動する安全スイッチ(73)を操作する)ことにより、ガスコンセント(41)へのガス供給が停止され、安全状態が確保される。この場合、図6のように、ガス管(50)とバーナ用分岐管(59)の上流側に電磁弁(58)を配設してもよく、かかる構成にすると、例えば、調理中の天ぷら油に引火した場合、その他の異常燃焼が発生したような緊急を要する場合に、安全操作スイッチ(73)を操作することによって全てのガスバーナ(30)(30)等を強制消火状態に維持することができ、かかる緊急時に於ける安全性を確保することもできる。
【0052】
(iii)上記いずれの実施形態に於いても、コンセント収納室(44)のソケット差込口(42)をコンロ本体(2)の前面に形成したが、これをコンロ本体(2)の下面に形成してもよい。即ち、「コンセント収納室(44)に配設されたガスコンセント(41)は、下向きに突出するプラグ部を具備すると共に、前記コンセント収納室(44)は、前記プラグ部の先端に対向するソケット差込口(42)を下方に備えている」構成にしても良い。
【0053】
このようにすると、カウンタートップ(11)に開設された開口部(12)に落とし込み状態に装着する形式のビルトインコンロでは、前記カウンタートップ(11)の下方に設けられた収納庫の前扉を開けると、該前扉の奥にコンロ本体(2)の下部が露出する。従って、このコンロ本体(2)の下面に形成された差込口(42)を介してコンセント収納室(44)内のガスコンセント(41)にガスソケット(10)を接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係るガスコンロの断面図
【図2】邪魔板(61)の配設部の縦断面図
【図3】邪魔板(61)の配設部の断面斜視図
【図4】操作部(20)部分の正面図
【図5】本願発明の参考実施形態に係るコンロの断面図
【図6】参考実施形態に係るコンロのガス回路の概略図
【図7】ガスソケット(10)とガスコンセント(41)の接続部の断面図
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
(10)・・・ガスソケット
(26)・・・本体ケース
(30)・・・ガスバーナ
(41)・・・ガスコンセント
(42)・・・ソケット差込口
(43)・・・開閉蓋
(61)・・・邪魔板

Claims (3)

  1. 本体ケース(26)内の上部に配設されたガスバーナ(30)と、ワンタッチカップリング形式のガスソケット(10)を着脱自在に接続する為に前記本体ケース(26)内に設けられたガスコンセント(41)とを備えたガスコンロに於いて、
    前記ガスバーナ(30)のバーナヘッド(31)と前記ガスコンセント(41)を繋ぐ直線経路内に、前記ガスコンセント(41)から前記バーナヘッドに向けて拡散する漏出ガスの拡散方向を前記直線経路からずれた方向に進路変更させる為の邪魔板を設けた、ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロに於いて、
    前記本体ケース(26)を構成する左右側壁の一方の側壁と前壁とが交差する前側コーナ部で且つ前記バーナヘッド(31)より低い位置に前記ガスコンセント(41)が配設されており、
    前記邪魔板は、前記一方の側壁に対面するサイドプレートと該サイドプレートの上辺から前記側壁に向けて屈曲延長されたトッププレートとを備えており、
    前記側壁,サイドプレート及びトッププレートで包囲されたコンセント収納室に前記ガスコンセント(41)が配設されている、ガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロに於いて、
    前記ガスコンセント(41)は、前方に突出するプラグ部を具備しており、
    前記コンセント収納室は、前記プラグの先端に対向するソケット差込口(42)を備えている、ガスコンロ。
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