JP3920414B2 - Method and apparatus for cleaning beer barrels - Google Patents

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哲大 小林
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガス圧によってビールを注出するビール樽の洗浄方法および洗浄装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ガス圧によってビールを注出するビール樽は、樽上面の中央部に口金を有し、この口金に、前記口金の基部において樽内に連通するガス供給路と、樽内に垂下されて樽底近くおいて樽内に連通するビール送出用ダウンチューブとを有するビール注出バルブを装着した構成となっている。
【０００３】
このビール樽は、樽内に生ビールを充填してビール製造工場から出荷され、ビヤホールなどにおいてビールを消費された空の樽は、ビール製造工場に回収されて、ビール注出バルブのシールテストおよびその露出部の洗浄や樽内残圧テストを行なった後に樽内部を洗浄され、再び生ビールを充填して出荷される。
【０００４】
上記回収されたビール樽の内部洗浄は、一般に、樽内の残ビールの排出、予洗、本洗浄、温水洗浄、すすぎ洗浄、スチーム殺菌の順序で行なわれている。
前記予洗からすすぎ洗浄までの各洗浄は、従来、ビール樽を逆さにした状態で、そのビール注出バルブのダウンチューブを介して樽内に洗浄液を噴出するとともに樽内に溜まる洗浄液を前記ビール注出バルブのガス供給路から排出することにより、前記ダウンチューブの先端から噴出され樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れる洗浄液により前記樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する噴流洗浄によって行なわれている。なお、前記各洗浄において用いられる洗浄液は、予洗では水、本洗浄では温水または水に洗剤を溶解した洗剤液、温水洗浄では温水、すすぎ洗浄では温水または水である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、予洗からすすぎ洗浄までの各洗浄を上記噴流洗浄によって行なう従来の洗浄方法では、樽内面は良好に洗浄できるが、ダウンチューブ外面の洗浄効果は充分とはいえず、そのため、前記ダウンチューブの外面に付着したビール滓が完全に除去されずに残ってしまう。
【０００６】
このビール滓は有害なものではないが、ビール充填、ビール注出、樽内洗浄を繰り返すたびに少しずつダウンチューブ外面に堆積してゆき、振動などのなんらかのきっかけで剥がれ落ちることがあるため、洗浄後にビール滓が剥がれ落ちたときには、そのビール滓が充填されたビール中に混入し、ビール注出時にビールとともに注出されるおそれがある。
【０００７】
この発明は、樽内面とダウンチューブの外面との両方を良好に洗浄することができるビール樽の洗浄方法を提供するとともに、あわせて、そのための洗浄装置を提供することを目的としたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この発明のビール樽の洗浄方法は、樽上面の中央部に口金が設けられ、この口金に、前記口金の基部において樽内に連通するガス供給路と、樽内に垂下されて樽底近くおいて樽内に連通するビール送出用ダウンチューブとを有するビール注出バルブが装着されたビール樽を逆さにした状態で行なう予洗、本洗浄、温水洗浄、すすぎ洗浄の各洗浄のうち、前記本洗浄を、
前記ビール注出バルブのダウンチューブを介して樽内に洗剤液を噴出するとともに樽内に溜まる前記洗剤液を前記ビール注出バルブのガス供給路から排出しながら、前記ダウンチューブの先端から噴出され樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れる洗剤液により前記樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する噴流洗浄と、樽内気体を前記ビール注出バルブのダウンチューブを介して排出しながら前記ビール注出バルブのガス供給路から樽内に洗剤液を注入して樽内に前記洗剤液を満たし、その後、前記ガス供給路から前記洗剤液中にエアーを送り込むとともに樽内の洗剤液面上の空間に溜まるエアーを前記ダウンチューブを介して排出しながら、前記ガス供給路から送り込まれたエアーが洗剤液中を気泡となって上昇することによる洗剤液の泡立ちにより前記ダウンチューブ外面および樽内面を洗浄するバブリング洗浄との両方によって行なうことを特徴とするものである。
【０００９】
すなわち、この発明の洗浄方法は、ビール樽内の本洗浄を、前記噴流洗浄と前記バブリング洗浄との両方によって行なうものであり、前記噴流洗浄では、ダウンチューブ外面の洗浄効果は充分とはいえないが、樽内面の洗浄効果が高いため、樽内面が良好に洗浄される。
【００１０】
一方、前記バブリング洗浄では、ビール樽の口金の基部において樽内に連通しているガス供給路から洗剤液中に送り込まれたエアーの気泡が主にダウンチューブの周囲を上昇し、洗剤液がダウンチューブの回りにおいてより激しく泡立つ。そのため、樽内面の洗浄効果は充分とはいえないが、ダウンチューブ外面の洗浄効果が高いから、ダウンチューブ外面が良好に洗浄される。
したがって、この洗浄方法によれば、樽内面とダウンチューブの外面との両方を良好に洗浄することができる。
【００１１】
また、この発明のビール樽の洗浄装置は、前記ビール樽のビール注出バルブに接続される洗浄用ヘッドと、洗剤液およびエアー等の供給排出手段とからなり、前記洗浄用ヘッドは、前記ビール注出バルブのガス供給路につながる第１の流路と、前記ビール注出バルブのダウンチューブ内につながる第２の流路とを有するとともに、前記第１の流路に連通する供給側および排出側の２つの口部と、第２の流路に連通する供給側および排出側の２つの口部とを備えており、
前記供給排出手段は、前記噴流洗浄に際して、前記洗浄用ヘッドの第２の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに第１の流路に連通する排出側口部から前記洗剤液を排出し、前記バブリング洗浄に際して、前記洗浄用ヘッドの第１の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに第２の流路に連通する排出側口部から樽内気体を排出し、その後、前記第１の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに前記第２の流路に連通する排出側口部からエアーを排出することを特徴とするものである。
【００１２】
すなわち、この発明の洗浄装置は、ビール樽のビール注出バルブに、このビール注出バルブのガス供給路とダウンチューブとにそれぞれつながる第１と第２の流路とを有するとともにこれらの流路にそれぞれ連通する２つずつの口部を備えた前記洗浄用ヘッドを接続し、その状態で、前記供給排出手段により前記洗浄用ヘッドの第２の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに第１の流路に連通する排出側口部から前記洗剤液を排出することによって前記噴流洗浄を行ない、また前記供給排出手段により前記洗浄用ヘッドの第１の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに第２の流路に連通する排出側口部から樽内気体を排出し、その後、前記第１の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに前記第２の流路に連通する排出側口部からエアーを排出することによって前記バブリング洗浄を行なうものであり、この洗浄装置によれば、前記噴流洗浄と前記バブリング洗浄とを連続して行なうことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
この発明のビール樽の洗浄方法は、上記のように、ビール樽の本洗浄を、樽内面の洗浄効果が高い噴流洗浄と、ダウンチューブ外面の洗浄効果が高いバブリング洗浄との両方によって行なうことにより、樽内面とダウンチューブ外面との両方を効果的に洗浄するようにしたものである。
【００１４】
この洗浄方法において、前記噴流洗浄に際しては、前記ビール注出バルブのダウンチューブに供給する洗剤液にエアーを混入するのが望ましく、このようにすれば、樽内に噴出された洗剤液の泡立ちを混入エアーによって助成して、前記噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともに、ダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【００１５】
また、この発明のビール樽の洗浄装置は、上記のように、ビール樽のビール注出バルブのガス供給路とダウンチューブとにそれぞれつながる第１と第２の流路とを有するとともにこれらの流路にそれぞれ連通する２つずつの口部を備えた洗浄用ヘッドを用い、この洗浄用ヘッドを前記ビール注出バルブに接続して、前記供給排出手段により前記洗浄用ヘッドの所定の口部への洗剤液またはエアーの供給および所定の口部からの洗剤液または樽内気体およびエアーの排出を行なうことにより、前記噴流洗浄と前記バブリング洗浄とを任意の順で連続して行なうことができるようにしたものである。
【００１６】
この洗浄装置において、前記供給排出手段には、前記洗浄用ヘッドの第２の流路に連通する供給側口部に供給する洗剤液にエアーを混入する手段を備えさせるのが望ましく、このようにすれば、上記前記噴流洗浄に際してビール注出バルブのダウンチューブに供給する洗剤液にエアーを混入し、噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともにダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【００１７】
また、この洗浄装置においては、前記洗浄用ヘッドの第１および第２の流路に連通する２つずつの口部にそれぞれ、その口部を開閉するバルブを設けるのが望ましく、このようにすれば、洗浄用ヘッドの各口部と前記供給排出手段との間の流路を前記口部において選択的に遮断して、供給排出手段の供給系から洗浄用ヘッドの供給側口部に供給された洗剤液またはエアーの一部がその口部が連通する第１または第２の流路に連通している排出側口部から前記供給排出手段の排出系側に漏れるのを防ぎ、洗浄用ヘッドに供給された洗剤液またはエアーを効率良く樽内に導入することができる。
【００１８】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図１〜図１０を参照して説明する。図１はビール樽洗浄装置の構成図、図２は洗浄用ヘッドの断面図、図３は図２の III−III 線に沿う断面図、図４は洗浄するビール樽の断面図、図５は前記ビール樽のビール注出バルブの拡大断面図、図６は前記ビール注出バルブに前記洗浄用ヘッドを接続した状態の断面図、図７はビール樽の洗浄工程図、図８〜図１０はビール樽の各洗浄工程における流路図である。
【００１９】
まず、図４に示したビール樽１について説明すると、このビール樽１は、ステンレス鋼製のものであり、樽上面の中央部には口金２が設けられ、その口金２に、ビール注出バルブ３が設けられている。
【００２０】
このビール注出バルブ３は、底部がビール樽１内に僅かに突出する状態で前記口金２の内側にねじ込み装着される環状底を有する外筒４と、この外筒４からビール樽１内に垂下されるビール送出用ダウンチューブ５とからなっている。
【００２１】
前記ダウンチューブ５は、その先端がビール樽１の樽底近くに達する長さのステンレス鋼製チューブであり、このダウンチューブ５の基端部は、前記外筒４内に挿入され、その外周に遊嵌してチューブ基端のフランジ部と前記外筒４の環状底との間に圧縮状態で介在させたコイルばね６を介して、前記外筒４に上下動可能に支持されている。
【００２２】
また、図５に示すように、前記外筒４のビール樽１内に突出する部分の周面には、その周方向に間隔をおいて、複数の開口７が、その上縁がビール樽１の口金部の樽内面と面一または前記樽内面よりも口金２内に入り込んだ高さに位置するように設けられている。
【００２３】
そして、前記外筒４の内周面と前記ダウンチューブ５の基端側の外周面との間の空間は、ビール送出ガスをビール樽１内に供給するためのガス供給路８となっており、このガス供給路８は、前記口金２の基部付近において、外筒４に設けた前記複数の開口７を介してビール樽１内に連通している。
【００２４】
また、前記外筒４の内周面には、前記ダウンチューブ５の基端に上方から対向する環状弁座部９が突設されるとともに、前記ダウンチューブ５の基端には、上部にダウンチューブ５の外側に突出する環状弁部を形成し、下部に前記ダウンチューブ５の内側に突出する筒状弁座部を形成したリング部材１０が嵌着されており、このリング部材１０の鍔状弁部と外筒内周面の環状弁座部９とにより、前記ガス供給路８を開閉するガス用バルブＶ１が構成されている。
【００２５】
さらに、前記ダウンチューブ５の基端側は他の部分に比べて若干大径に形成され、その大径部内に、ビール通路が切欠形成された弁部材１１が上下動可能に収容されるとともに、この弁部材１１を上方に押圧するコイルばね１２が設けられており、前記弁部材１１と、ダウンチューブ５の基端に嵌着された前記リング部材１０の下部の筒状弁座部とにより、ダウンチューブ５からなるビール送出路を開閉するビール用バルブＶ２が構成されている。
【００２６】
このビール樽１は、樽内に生ビールを充填してビール製造工場から出荷され、ビヤホールなどにおいてビールを消費された空の樽は、ビール製造工場に回収されて、ビール注出バルブ３のシールテストおよびその露出部の洗浄や樽内残圧テストを行なった後に樽内部を洗浄され、再び生ビールを充填して出荷される。
【００２７】
前記回収されたビール樽１の内部洗浄について説明すると、このビール樽１の洗浄は、ビール樽１を逆さにした状態（口金２を下に向けた状態）で、図１に示した構成の洗浄装置によって行なう。この洗浄装置は、逆さにしたビール樽１のビール注出バルブ３に接続される洗浄用ヘッド１３と、洗剤液およびエアー等の供給排出手段４０とからなっている。
【００２８】
まず、洗浄用ヘッド１３について説明すると、図２および図３において、符号１４を付した部材は、洗浄テーブルＡ上に垂直に立設されるヘッド本体であり、このヘッド本体１４には、その先端（上端）に開放する有底のロッド案内孔１５が垂直に設けられ、このロッド案内孔１５の途中に、その部分の内径を大きくして形成されたシリンダ室１６が設けられるとともに、一端が前記シリンダ室１６の両端面にそれぞれ開口し他端がヘッド本体１４の外面に開口する一対の給排気路１７ａ，１７ｂが設けられている。
【００２９】
そして、前記ヘッド本体１４のロッド案内孔１５には、前記シリンダ室１６に収容されるピストン１９を有する中空のピストンロッド１８が、前記ロッド案内孔１５およびシリンダ室１６の内周面との間を図示しないシールリングにより気密状態にシールされてスライド可能に挿通されている。
【００３０】
また、前記ヘッド本体１４のロッド案内孔１５の先端側、つまりヘッド本体１４の先端に開口する側の部分は、前記ロッド案内孔１５よりも若干大径に形成されており、その大径部の内周面と前記ピストンロッド１８の外周面との間の空間が、前記ビール樽１のビール注出バルブ３のガス供給路８につながる第１の流路２０となっている。
【００３１】
一方、前記ピストンロッド１８内の空間は、前記ビール注出バルブ３のビール送出用ダウンチューブ５内につながる第２の流路２１となっている。
この第２の流路２１は、その基端、つまりピストンロッド１８の基端（下端）において前記ヘッド本体１４のロッド案内孔１５の基端部内に連通している。また、前記ピストンロッド１８の先端（上端）には、前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５の基端に嵌着されたリング部材１０内に入り込む小径な突出部１８ａが設けられており、この突出部１８ａの先端面と周面との角部に、前記第２の流路２１を前記ダウンチューブ５内に連通させるための開口２２が設けられている。
【００３２】
さらに、前記ヘッド本体１４の先端面の周縁部には、前記ビール樽１の口金２およびビール注出バルブ３の外筒４の端面に密接するパッキンリング２３が設けられており、前記ピストンロッド１８の先端の前記突出部１８ａの周囲の段状面には、前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５の基端に嵌着されたリング部材１０の端面に密接するパッキンリング２４が設けられている。
【００３３】
すなわち、上記洗浄用ヘッド１３は、前記パッキンリング２３，２４を介してビール樽１のビール注出バルブ３に接続されるものであり、その接続は、ビール樽１を逆さにしてその口金２およびビール注出バルブ３の外筒４の端面を洗浄用ヘッド１３のヘッド本体１４の先端面のパッキンリング２３に押し付け、その後、洗浄用ヘッド１３のピストンロッド１８を押し出すことによって行なう。
【００３４】
前記ピストンロッド１８は、ビール注出バルブ３への接続前は図２に実線で示した位置に引き込まれており、洗浄用ヘッド１３のシリンダ室１６の下側空間（ピストン１９より下側の空間）に一方の給排気路１７ａから加圧空気を送り込むとともに前記シリンダ室１６の上側空間（ピストン１９より上側の空間）内の空気を他方の給排気路１７ｂから排出することによって図２に鎖線で示すように押し出され、シリンダ室１６の上側空間に前記他方の給排気路１７ｂから加圧空気を送り込むとともに前記シリンダ室１６の下側空間内の空気を前記一方の給排気路１７ａから排出することによって元の位置に引き込まれる。
【００３５】
なお、前記ビール樽１の口金２およびビール注出バルブ３の外筒４の端面は、例えばビール樽１を上方から樽押さえ機構（図示しないが、例えばエアーシリンダ）により押圧して前記洗浄用ヘッド１３に押し付け、また前記給排気路１７ａ，１７ｂからの給排気は、これらの給排気路１７ａ，１７ｂに接続した給排気ホース３４ａ，３４ｂへの給排気を図示しない制御装置により制御して行なう。
【００３６】
上記のように、ビール樽１を逆さにしてその口金２およびビール注出バルブ３の外筒４の端面を洗浄用ヘッド１３のヘッド本体１４の先端面のパッキンリング２３に押し付け、その状態で前記洗浄用ヘッド１３のピストンロッド１８を押し出すと、まず、前記ピストンロッド１８の先端の突出部１８ａがビール注出バルブ３のダウンチューブ５の基端に嵌着されたリング部材１０内に入り込んで前記ダウンチューブ５内の弁部材１１に当接し、この弁部材１１がコイルばね１２を圧縮させながら押し上げられて、前記ビール注出バルブ３のビール用バルブＶ２が図６に示すように開放する。
【００３７】
そして、ピストンロッド１８をある程度まで押し出すと、このピストンロッド１８の先端の段状面に設けられている前記パッキンリング２３が前記ダウンチューブ５の基端のリング部材１０の端面に密接し、さらにピストンロッド１８を押し出すと、前記リング部材１０がコイルばね１２を圧縮させながら押し上げられて、ビール注出バルブ３のガス用バルブＶ１が図６に示したように開放する。
【００３８】
したがって、前記洗浄用ヘッド１３は、その第１の流路２０が前記ビール注出バルブ３のガス供給路８に連通し、第２の流路２１がピストンロッド１８の先端の開口２２を介して前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に連通した状態で、前記ビール注出バルブ３に接続される。
【００３９】
また、前記洗浄用ヘッド１３は、前記第１の流路２０に連通する２つの口部２０ａ，２０ｂと、前記第２の流路２１に連通する２つの口部２１ａ，２１ｂとを備えている。
【００４０】
これらの口部２０ａ，２０ｂおよび２１ａ，２１ｂは、ヘッド本体１４の先端側の両側面と基端側の両側面とにそれぞれ穿設されたねじ孔であり、先端側の各口部２０ａ，２０ｂは前記第１の流路２０に直接連通し、基端側の各口部２１ａ，２１ｂは、上記ロッド案内孔１５の基端部に開口し、このロッド案内孔１５の基端部を介して前記第２の流路２１に連通している。
【００４１】
前記各口部２０ａ，２０ｂおよび２１ａ，２１ｂのうち、第１の流路２０に連通する一方の口部２０ａと第２の流路２１に連通する一方の口部２１ａはそれぞれ供給側口部であり、また第１の流路２０に連通する他方の口部２０ｂと第２の流路２１に連通する他方の口部２１ｂはそれぞれ排出側口部である。
【００４２】
そして、前記洗浄用ヘッド１３の第１および第２の流路に連通する２つずつの口部２０ａ，２０ｂおよび２１ａ，２１ｂにはそれぞれ、その口部を開閉するバルブ２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄが設けられている。
【００４３】
この各バルブ２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄは同じ構造の空気圧開閉バルブであり、一端に前記洗浄用ヘッド１３の口部２０ａ，２０ｂ，２１ａ，２１ｂに対するねじ込み部を有し、他端に後述する供給排出手段４０の供給配管または排出配管の接続部を有するバルブ本体２６内に、エアー圧によって移動するピストン弁３２を設けた構成となっている。
【００４４】
前記バルブ本体２６は、その両端に開口する貫通孔２７を有する筒状部材からなっており、このバルブ本体２６内には、前記貫通孔２７の途中に、その部分の内径を大きくして形成したシリンダ室２８が設けられるとともに、一端が前記シリンダ室２８の両端面にそれぞれ開口し他端がバルブ本体２６の外面に開口する一対の給排気路２９ａ，２９ｂが設けられている。
【００４５】
さらに、このバルブ本体２６内には、前記洗浄用ヘッド１３の口部２０ａ，２０ｂ，２１ａ，２１ｂにねじ込み接続される側の端部近くの部分に、その部分の貫通孔２７の内径を大きくして形成した弁室３０が設けられており、この弁室３０内に、固定弁座３１が、その周囲に流通間隙を存して設置されている。
【００４６】
また、前記ピストン弁３２は、両端が開放する管状部材の中間部の外周に、前記バルブ本体２６のシリンダ室２８に収容されるピストン３３を形成したものであり、その洗浄用ヘッド１３側の端部が、前記弁室３０内の弁座３１に接離する弁部となっている。
【００４７】
そして、前記ピストン弁３２は、前記バルブ本体２６の貫通孔２７およびシリンダ室２８の内周面との間を図示しないシールリングにより気密状態にシールされて、バルブ本体２６内にスライド可能に挿通されている。
【００４８】
すなわち、前記バルブ２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄは、前記バルブ本体２６のシリンダ室２８への空気の給排気により開閉するものであり、前記シリンダ室２８の洗浄用ヘッド側空間（ピストン３３より洗浄用ヘッド１３側の空間）に一方の給排気路２９ａから加圧気体を送り込むとともに前記シリンダ室２８の反対側の空間内の気体を他方の給排気路２９ｂから排出すると、ピストン弁３２が弁座３１から離れる方向に移動して開放状態になり、前記シリンダ室２８の反対側の空間に前記他方の給排気路２９ｂから加圧気体を送り込むとともに洗浄用ヘッド側空間内の空気を前記一方の給排気路２９ａから排出すると、ピストン弁３２が前記弁座３１に当接して閉止状態になる。
【００４９】
なお、前記給排気路２９ａ，２９ｂからの給排気は、これらの給排気路２９ａ，２９ｂに接続した給排気ホース（図示せず）への給排気を図示しない制御装置により制御して行なう。
【００５０】
そして、前記洗浄用ヘッド１３の第１および第２の流路に連通する２つずつの口部２０ａ，２０ｂおよび２１ａ，２１ｂにそれぞれ設けられた各バルブ２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄには、供給排出手段４０の供給配管または排出配管が接続されている。
【００５１】
前記供給排出手段４０は、残ビール排出、予洗、本洗浄、温水洗浄、すすぎ洗浄、スチーム殺菌の順序で行なうビール樽１の内部洗浄において、洗浄液およびエアーやスチームを前記洗浄用ヘッド１３の各口部２０ａ，２０ｂ，２１ａ，２１ｂのうちの２つの口部２０ａ，２１ａいずれかに選択的に供給するとともに、その洗剤液およびエアーやスチームを他の２つの口部２０ｂ，２１ｂのいずれかから選択的に排出するものである。
【００５２】
この実施例では、前記予洗、本洗浄、温水洗浄、すすぎ洗浄の各洗浄を行なうための洗浄液として、予洗には水、本洗浄には温水に洗剤を溶解した洗剤液、温水洗浄には次のすすぎ洗浄における回収温水（以下、第１温水という）を用い、すすぎ洗浄には新しい温水（以下、第２温水という）を用いている。
【００５３】
前記供給排出手段４０について説明すると、この供給排出手段４０は、図１に示すように、除菌エアー、予洗水、本洗浄に用いる洗剤液、温水洗浄に用いる第１温水、すすぎ洗浄に用いる第２温水、殺菌用スチームをそれぞれ供給する６本の供給配管４１，４２，４３，４４、４５，４６を備えている。なお、これらの配管の流入口にはそれぞれ、洗浄装置の稼働中は常に開放状態に保たれるメインバルブ（この実施例では電磁バルブ）４７が設けられている。
【００５４】
前記除菌エアーと予洗水と第２温水とスチームは、図示しない供給源からそれぞれの供給配管４１，４２，４５，４６に供給され、前記洗剤液は洗剤液槽４８からポンプ４８ａにより洗剤液供給配管４３に供給され、前記第１温水は第１温水槽４９からポンプ４９ａにより第１温水供給配管４４に供給される。
【００５５】
前記各供給配管４１，４２，４３，４４，４５，４６は、それぞれの配管の流出口に設けた供給制御バルブ（この実施例では、洗浄用ヘッド１３の各口部２０ａ，２０ｂ，２１ａ，２１ｂに設けたバルブとほぼ同じ構造の空気圧開閉バルブ）５１，５２，５３，５４，５５，５６を介して供給中継部５０に接続されている。
【００５６】
前記供給中継部５０は、前記各供給配管４１，４２，４３，４４，４５，４６とほぼ同径の管材からなっており、この供給中継部５０からは洗浄用ヘッド１３との接続配管５７が導出されている。
【００５７】
この洗浄用ヘッド接続配管５７は２つの配管５７ａ，５７ｂに分岐されており、その一方の分岐配管５７ａが洗浄用ヘッド１３の第１の流路（ビール樽１のビール注出バルブ３のガス供給路８につながる流路）２０に連通する２つの口部２０ａ，２０ｂのうちの供給側口部２０ａにその開閉バルブ２５ａを介して接続され、他方の分岐配管５７ｂが前記洗浄用ヘッド１３の第２の流路（前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５内につながる流路）２１に連通する２つの口部２１ａ，２１ｂのうちの供給側口部２１ａにその開閉バルブ２５ｃを介して接続されている。
【００５８】
そして、前記各供給配管４１，４２，４３，４４，４５，４６と、これらの配管の流出口に設けた供給制御バルブ５１，５２，５３，５４，５５，５６と、前記供給中継部５０と、前記洗浄用ヘッド接続配管５７と、洗浄用ヘッド１３の第１の流路２０に連通する供給側口部２０ａと第２の流路２１に連通する供給側口部２１ａとにそれぞれ設けられた開閉バルブ２５ａ，２５ｃとにより、前記供給排出手段４０の供給系が構成されている。
【００５９】
すなわち、この供給系は、前記各供給配管４１，４２，４３，４４，４５，４６から供給される除菌エアー、予洗水、洗剤液、第１温水、第２温水およびスチームを、これらの配管の流出口に設けた供給制御バルブ５１，５２，５３，５４，５５，５６の開閉により選択的に供給中継部５０に導入し、その導入流体を前記洗浄用ヘッド接続配管５７を介して、洗浄用ヘッド１３の第１の流路２０に連通する供給側口部２０ａと第２の流路２１に連通する供給側口部２１ａのいずれかに供給するものであり、洗浄用ヘッド１３に供給された流体は、前記各供給側口部２０ａ，２１ａのいずれかの開閉バルブ２５ａ，２５ｃを開放させることによってその口部に供給される。
【００６０】
また、前記供給排出手段４０は、ビール樽１からの排出流体のうちの排出洗剤液を排出するための洗剤液排出配管５８と、すすぎ排水（すすぎ洗浄に用いた第２温水の排水）を排出するためのすすぎ排水排出配管５９と、その他の排出流体、つまり予洗水と第１温水およびスチーム等を排出するための共用排出配管６０とを備えている。
【００６１】
これらの排出配管５８，５９，６０の流入側は、それぞれの配管の流入口に設けた排出制御バルブ（この実施例では、空気圧開閉バルブ）６２，６３，６４を介して排出中継部６５に接続されており、また各排出配管のうちの洗剤液排出配管５８の流出口は前記洗剤液槽４８内に開口し、すすぎ排水排出配管５９の流出口は前記第１温水槽４９内に開口し、共用排出配管６０の流出口は廃液用ドレン６１に対向している。
【００６２】
前記排出中継部６５は、前記各排出配管５８，５９，６０とほぼ同径の管材からなっており、この排出中継部５６には、洗浄用ヘッド１３との接続配管６７が導出されている。
【００６３】
この洗浄用ヘッド接続配管６７は２つの配管６７ａ，６７ｂに分岐されており、その一方の分岐配管６７ａが洗浄用ヘッド１３の第１の流路（ビール樽１のビール注出バルブ３のガス供給路８につながる流路）２０に連通する２つの口部２０ａ，２０ｂのうちの排出側口部２０ｂにその開閉バルブ２５ｂを介して接続され、他方の分岐配管６７ｂが前記洗浄用ヘッド１３の第２の流路（前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５内につながる流路）２１に連通する２つの口部２１ａ，２１ｂのうちの排出側口部２１ｂにその開閉バルブ２５ｄを介して接続されている。
【００６４】
そして、前記各排出配管５８，５９，６０と、これらの配管の流入口に設けた排出制御バルブ６２，６３，６４と、前記排出中継部６５と、前記洗浄用ヘッド接続配管６７と、前記洗浄用ヘッド１３の第１の流路２０に連通する排出側口部２０ｂと第２の流路２１に連通する排出側口部２１ｂとにそれぞれ設けられた開閉バルブ２５ｂ，２５ｄとにより、前記供給排出手段４０の排出系が構成されている。
【００６５】
すなわち、この排出系は、ビール樽１内からの排出流体を、洗浄用ヘッド１３の前記各排出側口部２０ａ，２１ａのいずれか一方の開閉バルブ２５を開放させることによってその口部から流出させ、その流体を洗浄用ヘッド接続配管６７を介して排出中継部６５に導入して、この流体を、各供給配管５８，５９、６０のいずれかに、それぞれの流入口に設けた排出制御バルブ６２，６３，６４の開閉により選択的に流入させて排出するものである。
【００６６】
次に、上述した洗浄装置によって行なうビール樽１の内部洗浄について説明する。
このビール樽１の洗浄は、洗浄するビール樽１を逆さにしてその口金２およびビール注出バルブ３の外筒４の端面を洗浄用ヘッド１３のヘッド本体１４の先端面のパッキンリング２３に押し付けるとともに、前記洗浄用ヘッド１３のピストンロッド１８を押し出して、前記ビール注出バルブ３のビール用バルブＶ２およびガス用バルブＶ１を開放させることにより、図６のように前記洗浄用ヘッド１３の第１の流路２０および第２の流路２１を、前記ビール注出バルブ３のガス供給路８およびダウンチューブ５内にそれぞれ連通させて行なう。
【００６７】
そして、ビール樽１の内部洗浄は、図７に示した洗浄工程のように、残ビール排出→予洗→本洗浄→温水洗浄→すすぎ→スチーム殺菌の順序で行なう。
これらの各洗浄は、上記供給排出手段４０により、エアーや洗浄液等を図８〜図１０に示した流路で供給排出して行なう。なお、図８〜図１０では、供給排出手段４０の洗浄用ヘッド接続配管５７および６７のそれぞれの分岐配管５７ａ，５７ｂおよび６７ａ，６７ｂのうち、供給および排出流路として選択された配管を実線で示し、非選択の配管を破線で示している。
【００６８】
図８は残ビール排出時と予洗時のそれぞれの流路図であり、（ａ）は残ビール排出時の流路を示し、（ｂ）は予洗時の流路を示している。
前記残ビール排出は、上記供給排出手段４０の各供給制御バルブ５１〜５６と各排出制御バルブ６２〜６４のうち、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１と、共用排出配管６０の排出制御バルブ６４とを開くとともに、洗浄用ヘッド１３の各口部の開閉バルブ２５ａ，２５ｂ、２５ｃ，２５ｄのうち、第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブ２５ｂとを開いて行なう。
【００６９】
前記各バルブ５１，６４，２５ｃ，２５ｂを開くと、図示しない供給源から供給される除菌エアーが、エアー供給配管４１、供給中継部５０、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給され、このダウンチューブ５の先端から図８の（ａ）に矢印で示すようにビール樽１内に供給されて、そのエアー圧により、ビール樽１内の残ビールＡが、ビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および共用排出配管６０を通ってドレン６１に排出される。
【００７０】
また、予洗は、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１および予洗水供給配管４２の供給制御バルブ５２と、共用排出配管６０の排出制御バルブ６４と、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブ２５ｂとを開いて行なう。
【００７１】
前記各バルブ５１，５２，６４，２５ｃ，２５ｂを開くと、図示しない供給源から供給される予洗水が予洗水供給配管４２を介して供給中継部５０に供給されるとともに、除菌エアーがエアー供給配管４１を介して前記供給中継部５０に供給され、この供給中継部５０内において前記予洗水にエアーが混入して、気泡を含んだ予洗水が、前記供給中継部５０から、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給される。
【００７２】
そして、前記ダウンチューブ５内に供給された予洗水は、このダウンチューブ５の先端からビール樽１内に噴出し、図８の（ｂ）に矢印で示したように樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れ下る。
【００７３】
また、ビール樽１内に溜まる予洗水は、ビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および共用排出配管６０を通ってドレン６１に排出される。
【００７４】
すなわち、前記予洗は、ビール注出バルブ３のダウンチューブ５を介してビール樽１内に予洗水を噴出するとともに樽内に溜まる予洗水を前記ビール注出バルブ３のガス供給路８から排出することにより、前記ダウンチューブ５の先端から噴出され樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れる予洗水により前記樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する噴流洗浄である。
なお、この実施例では、前記予洗水にエアーを混入しているため、気泡を含んだ予洗水により効果的な予洗を行なうことができる。
【００７５】
図９は上記予洗後の本洗浄における、噴流洗浄時と洗剤液注入時とバブリング洗浄時のそれぞれの流路図であり、この実施例では、本洗浄を、まず洗剤液を図９の（ｃ）に示した流路でビール樽１内に供給して樽内を噴流洗浄し、次に洗剤液を図９の（ｄ）に示した流路でビール樽１内に満たした後に、除菌エアーを図９の（ｅ）に示した流路でビール樽１内に供給して樽内をバブリング洗浄する手順で行なう。
【００７６】
この本洗浄における噴流洗浄は、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１および洗剤液供給配管４３の供給制御バルブ５３と、洗剤液排出配管５８の排出制御バルブ６２と、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブ２５ｂとを開いて行なう。
【００７７】
前記各バルブ５１，５３，６２，２５ｃ，２５ｂを開くと、洗剤液槽４８からポンプ４８ａにより送出される洗剤液Ｂが洗剤液供給配管４３を介して供給中継部５０に供給されるとともに、除菌エアーがエアー供給配管４１を介して前記供給中継部５０に供給されて、この供給中継部５０内において前記洗剤液にエアーが混入し、気泡を含んだ洗剤液が、前記供給中継部５０から、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給される。
【００７８】
そして、前記ダウンチューブ５内に供給された洗剤液は、このダウンチューブ５の先端からビール樽１内に噴出し、図９の（ｃ）に矢印で示したように樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れ下る。
【００７９】
また、ビール樽１内に溜まる洗剤液は、ビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および洗剤液排出配管５８を通って洗剤液槽４８に戻される。
【００８０】
すなわち、この洗浄は、ビール注出バルブ３のダウンチューブ５を介してビール樽１内に洗剤液を噴出するとともに樽内に溜まる洗剤液を前記ビール注出バルブ３のガス供給路８から排出することにより、前記ダウンチューブ５の先端から噴出され樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れる洗剤液により前記樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する噴流洗浄である。
【００８１】
この噴流洗浄では、［発明が解決しようとする課題］の項でも説明したように、ダウンチューブ５の外面の洗浄効果は充分とはいえないが、樽内面の洗浄効果が高いため、樽内面が良好に洗浄される。
【００８２】
また、この実施例では、前記洗剤液にエアーを混入しているため、ビール樽１内に噴出された洗剤液の泡立ちを混入エアーによって助成して、前記噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともに、ダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【００８３】
次に、前記洗剤液による噴流洗浄を行なった後のバブリング洗浄について説明すると、このバブリング洗浄は、まず、ビール樽１内に洗剤液を注入して図９の（ｄ）に示すようにビール樽１内に上記ダウンチューブ５の先端近くのレベルまで洗剤液Ｂを満たし、その後、図９の（ｅ）に示すように、樽内の洗剤液Ｂ中にエアーを送り込むことによって行なう。
【００８４】
このバブリング洗浄において、ビール樽１内への洗剤液Ｂの注入は、洗剤液供給配管４３の供給制御バルブ５３と、共用排出配管６０の排出制御バルブ６４と、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０に連通する流入側口部２０ａの開閉バルブ２５ａと、第２流路２１に連通する流出側口部２１ｂの開閉バルブ２５ｄとを開いて行なう。
【００８５】
前記各バルブ５３，６４，２５ａ，２５ｄを開くと、洗剤液槽４８からポンプ４８ａにより送出される洗剤液Ｂが、洗剤液供給配管４３、供給中継部５０、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第１流路２０を介してビール注出バルブ３のガス供給路８に供給され、その洗剤液が前記ガス供給路８の外筒４の開口７から図９の（ｄ）に矢印で示すようにビール樽１内に流入するとともに、ビール樽１内の気体（残留エアー）が、洗剤液注入にともなう樽内圧の上昇によりダウンチューブ５内にその先端から流入し、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および共用排出配管６０を通って、この排出配管６０の流出口から放出される。
【００８６】
また、ビール樽１内に満たした洗剤液Ｂ中へのエアーの送り込みは、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１と、共用排出配管６０の排出制御バルブ６４と、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０に連通する流入側口部２０ａの開閉バルブ２５ａと、第２流路２１に連通する流出側口部２１ｂの開閉バルブ２５ｄとを開いて行なう。
【００８７】
前記各バルブ５１，６４，２５ａ，２５ｄを開くと、除菌エアーが、エアー供給配管４１、供給中継部５０、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第１流路２０を介してビール注出バルブ３のガス供給路８に供給され、そのエアーが前記ガス供給路８の外筒４の開口７からビール樽１内の洗剤液Ｂ中に流入する。
【００８８】
そして、前記洗剤液Ｂ中に送り込まれたエアーは、図９の（ｅ）に示すように、洗剤液Ｂ中を気泡ｂとなって上昇し、それによる洗剤液Ｂの泡立ちにより、ダウンチューブ５の外面および樽内面がバブリング洗浄される。
【００８９】
また、洗剤液Ｂ中を気泡ｂとなって上昇したエアーは樽内の洗剤液面上の空間に溜まるが、そのエアーは、洗剤液Ｂ中へのエアーの送り込みにともなう樽内圧の上昇によりダウンチューブ５内にその先端から流入し、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および共用排出配管６０を通って、この排出配管６０の流出口から放出される。
【００９０】
すなわち、上記バブリング洗浄は、樽内気体をビール注出バルブ３のダウンチューブ５を介して排出しながら前記ビール注出バルブ３のガス供給路８からビール樽１内に洗剤液Ｂを注入して樽内に前記洗剤液Ｂを満たし、その後、前記ガス供給路８から前記洗剤液Ｂ中にエアーを送り込むとともに樽内の洗剤液面上の空間に溜まるエアーを前記ダウンチューブ５を介して排出しながら、前記ガス供給路８から送り込まれたエアーが洗剤液Ｂ中を気泡となって上昇することによる洗剤液Ｂの泡立ちにより前記ダウンチューブ５の外面および樽内面を洗浄するものである。
【００９１】
このバブリング洗浄では、前記ビール注出バルブ３のガス供給路８がその外筒４の開口７を介してビール樽１の口金２の基部において樽内に連通しているため、前記ガス供給路８からビール樽１内洗剤液Ｂ中に送り込まれたエアーの気泡が主にダウンチューブ５の周囲を上昇し、洗剤液Ｂがダウンチューブ５の回りにおいてより激しく泡立つ。
【００９２】
そのため、このバブリング洗浄は、樽内面の洗浄効果は充分とはいえないが、ダウンチューブ５の外面の洗浄効果が高いから、ダウンチューブ外面が良好に洗浄される。
【００９３】
そして、上記本洗浄では、樽内面の洗浄効果が高い上記噴流洗浄と、ダウンチューブ外面の洗浄効果が高い前記バブリング洗浄との両方によってビール樽１内を洗浄するため、樽内面とダウンチューブ５の外面との両方を良好に洗浄することができる。
【００９４】
上記バブリング洗浄を行なった後は、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１と、洗剤液排出配管５８の排出制御バルブ６２とを開くとともに、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブ２５ｂとを開き、ビール樽１内の洗剤液Ｂを排出する。
【００９５】
この洗剤液排出における流路は、図示しないが、洗剤液の排出流路が上述した残ビール排出時の流路と異なるだけで、除菌エアーの供給流路は前記残ビール排出時と同じであり、除菌エアーは、エアー供給配管４１、供給中継部５０、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給され、このダウンチューブ５の先端からビール樽１内に供給され、そのエアー圧により、ビール樽１内の洗剤液Ｂが、ビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および洗剤液排出配管５８を通って洗剤液槽４８に戻される。
【００９６】
なお、前記洗剤液槽４８内の洗剤液Ｂは、その液温と洗剤濃度および汚れ度を継続して測定され、図示しない調温装置および濃度調整装置により液温および洗剤濃度がほぼ一定になるように調整されるとともに、汚れ度が所定レベルになるごとに新しい洗剤液と交換される。
【００９７】
上記噴流洗浄とバブリング洗浄とによる本洗浄を行ない、前記バブリング洗浄後のビール樽１内の洗剤液Ｂの排出を行なった後は、温水洗浄、すすぎ洗浄、およびスチーム殺菌を、順次噴流洗浄によって行なう。
【００９８】
図１０は、温水洗浄時とすすぎ洗浄時とスチーム殺菌時のそれぞれの流路図であり、（ｆ）は温水洗浄時の流路を示し、（ｇ）はすすぎ洗浄時の流路を示し、（ｈ）はスチーム殺菌時の流路を示している。
【００９９】
前記温水洗浄は、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１および第１温水供給配管４４の供給制御バルブ５４と、共用排出配管６０の排出制御バルブ６４と、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブとを開いて行なう。
【０１００】
前記各バルブ５１，５４，６４，２５ｃ，２５ｂを開くと、第１温水槽４９からポンプ４９ａにより送出される第１温水Ｃが、第１温水供給配管４４を介して供給中継部５０に供給されるとともに、除菌エアーがエアー供給配管４１を介して前記供給中継部５０に供給され、この供給中継部５０内において前記第１温水にエアーが混入して、気泡を含んだ第１温水が、前記供給中継部５０から、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給される。
【０１０１】
そして、前記ダウンチューブ５内に供給された第１温水は、このダウンチューブ５の先端からビール樽１内に噴出し、図１０（ｆ）に矢印で示したように樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れて、樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する。この場合、この実施例では前記第１温水にエアーを混入しているため、気泡を含んだ温水により効果的な温水洗浄を行なうことができる。
【０１０２】
また、ビール樽１内に溜まる第１温水は、ビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および共用排出配管６０を通ってドレン６１に排出される。
【０１０３】
前記すすぎ洗浄は、エアー供給配管４１の供給制御バルブ５１および第２温水供給配管４５の供給制御バルブ５５と、すすぎ排水排出配管５９の排出制御バルブ６３と、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブとを開いて行なう。
【０１０４】
前記各バルブ５１，５５，６３，２５ｃ，２５ｂを開くと、図示しない供給源から供給される新しい温水である第２温水（すすぎ水）が、第２温水供給配管４５を介して供給中継部５０に供給されるとともに、除菌エアーがエアー供給配管４１を介して前記供給中継部５０に供給され、この供給中継部５０内において前記予洗水にエアーが混入して、気泡を含んだ第２温水が、前記供給中継部５０から、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給される。
【０１０５】
そして、前記ダウンチューブ５内に供給された第２温水は、このダウンチューブ５の先端からビール樽１内に噴出し、図１０（ｇ）に矢印で示したように樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れて、樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する。この場合、この実施例では前記第２温水にエアーを混入しているため、気泡を含んだ温水により効果的なすすぎ洗浄を行なうことができる。
【０１０６】
また、ビール樽１内に溜まる第２温水、つまりすすぎ排水は、ビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５およびすすぎ排水排出配管５９を通って第１温水槽４９内に排出されて、上記温水洗浄に用いる第１温水Ｃとして蓄えられる。なお、この第１温水槽４９内に蓄えられた第１温水Ｃは、その液温を継続して測定され、図示しない調温装置により液温がほぼ一定になるように調整される。
【０１０７】
前記スチーム殺菌は、スチーム供給配管４６の供給制御バルブ５６と、共用排出配管６０の排出制御バルブ６４と、洗浄用ヘッド１３の第２流路２１に連通する流入側口部２１ａの開閉バルブ２５ｃと、第１流路２０に連通する流出側口部２０ｂの開閉バルブ２５ｂとを開いて行なう。
【０１０８】
前記各バルブ５６，６４，２５ｃ，２５ｂを開くと、図示しない供給源から供給されるスチームが、スチーム供給配管４６、供給中継部５０、洗浄用ヘッド接続配管５７および洗浄用ヘッド１３の第２流路２１を介してビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に供給され、そのスチームがダウンチューブ５の先端からビール樽１内に噴出して図１０の（ｈ）に矢印で示したようにビール樽１内に充満し、樽内全体がダウンチューブ外面を含んでスチーム殺菌される。
【０１０９】
また、ビール樽１に噴出されたスチームは、その温度降下により滴下して樽内に溜まる熱水とともにビール注出バルブ３のガス供給路８にその外筒４の開口７から流入し、洗浄用ヘッド１３の第１流路２０、洗浄用ヘッド接続配管６７、排出中継部６５および共用排出配管６０を通ってドレン６１に排出される。
【０１１０】
なお、上記スチーム殺菌を行なった後は、図示しないが、上述した残ビール排出と同様にしてビール樽１内に除菌エアーを供給し、樽内の残留スチームおよび熱水を排出し、ビール樽１の洗浄を終了する。
【０１１１】
そして、洗浄されたビール樽１は、ビール製造工場のビール充填ラインに搬送され、樽内に生ビールを充填して出荷される。このビール充填は、図示しないが、ビール樽１を逆さにして口金２を下に向け、前記ビール注出バルブ３に、そのガス供給路８とダウンチューブ５とにそれぞれつながる排気路とビール供給路を有するビール充填用ヘッドを接続して前記ビール注出バルブ３のガス用バルブとビール用バルブとを開放し、その状態で、樽内気体をビール注出バルブ３のダウンチューブ５および前記充填用ヘッドの排気路を介して排出しながら前記充填用ヘッドのビール供給路に生ビールを供給し、そのビールをビール注出バルブ３のガス供給路から樽内に注入する方法で行なわれる。
【０１１２】
また、ビヤホールなどにおける前記ビール樽１からの生ビールの注出は、図示しないが、ビール樽１を口金２を上に向けて置き、ビール注出バルブ３に、そのガス供給路８とダウンチューブ５とにそれぞれつながるガス流路とビール流路を有する注出用ヘッドを接続し、前記ビール注出バルブ３のガス用バルブとビール用バルブとを開放した状態で、て前記注出用ヘッドのガス流路にビール送出ガスを供給して、そのガスをビール注出バルブ３のガス供給路を介して樽内のビール上の空間に供給し、そのガス圧により樽内のビールを、ビール注出バルブ３のダウンチューブ５および前記注出用ヘッドのビール流路を介して流出させることによって行なわれる。
【０１１３】
なお、前記注出用ヘッドのガス流路にはガスホースを介して炭酸ガスボンベが接続されており、この注出用ヘッドをビール樽のビール注出バルブに接続した状態でガスボンベのバルブを開くと、ビール送出ガス（炭酸ガス）が注出用ヘッドのガス流路および前記ビール注出バルブのガス供給路を介して樽内のビール上の空間に供給される。また、前記注出用ヘッドのビール流路には、ビール冷却器を通ってビール注出コックにつながるビール注出管が接続されており、前記ビール注出コックを開くと、樽内のビールがガス圧により前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５内に流入し、注出用ヘッドのビール流路およびビール注出管を通って前記コックから注出される。
【０１１４】
上述したように、上記実施例のビール樽洗浄方法は、ビール樽１を逆さにした状態で行なう予洗、本洗浄、温水洗浄、すすぎ洗浄の各洗浄のうち、前記本洗浄を、
ビール樽１のビール注出バルブ３のダウンチューブ５を介して樽内に洗剤液を噴出するとともに樽内に溜まる前記洗剤液を前記ビール注出バルブ５のガス供給路８から排出しながら、前記ダウンチューブ５の先端から噴出され樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れる洗剤液により前記樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する噴流洗浄と、樽内気体を前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ３を介して排出しながら前記ビール注出バルブ３のガス供給路８から樽内に洗剤液を注入して樽内に前記洗剤液を満たし、その後、前記ガス供給路８から前記洗剤液中にエアーを送り込むとともに樽内の洗剤液面上の空間に溜まるエアーを前記ダウンチューブ５を介して排出しながら、前記ガス供給路８から送り込まれたエアーが洗剤液中を気泡となって上昇することによる洗剤液の泡立ちにより前記ダウンチューブ外面および樽内面を洗浄するバブリング洗浄との両方によって行なうものである。
【０１１５】
この洗浄方法によれば、ビール樽１内の本洗浄を、ダウンチューブ外面の洗浄効果は充分とはいえないが樽内面の洗浄効果が高い噴流洗浄と、樽内面の洗浄効果は充分とはいえないがダウンチューブ外面の洗浄効果が高い効果が高いバブリング洗浄との両方によって行なってため、樽内面とダウンチューブの外面との両方を良好に洗浄することができる。
【０１１６】
しかも、上記実施例の洗浄方法では、前記噴流洗浄に際して、前記ビール注出バルブ３のダウンチューブ５に供給する洗剤液にエアーを混入しているため、樽内に噴出された洗剤液の泡立ちを混入エアーによって助成して、前記噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともに、ダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【０１１７】
また、上記実施例のビール樽洗浄装置は、ビール樽１のビール注出バルブ３に、このビール注出バルブ３のガス供給路８とダウンチューブ５とにそれぞれつながる第１と第２の流路２０，２１とを有するとともにこれらの流路２０，２１にそれぞれ連通する２つずつの口部２０ａ，２０ｂおよび２１ａ，２１ｂを備えた前記洗浄用ヘッド１３を接続し、その状態で、供給排出手段４０により前記洗浄用ヘッド１３の第２の流路２１に連通する供給側口部２１ａに洗剤液を供給するとともに第１の流路２０に連通する排出側口部２０ｂから前記洗剤液を排出することによって噴流洗浄を行ない、また前記供給排出手段４０により前記洗浄用ヘッド１３の第１の流路２０に連通する供給側口部２０ａに洗剤液を供給するとともに第２の流路２１に連通する排出側口部２１ｂから樽内気体を排出し、その後、前記第１の流路２０に連通する供給側口部２０ａにエアーを供給するとともに前記第２の流路２１に連通する排出側口部２１ｂから前記エアーを排出することによってバブリング洗浄を行なうものであり、この洗浄装置によれば、前記噴流洗浄と前記バブリング洗浄とを連続して行なうことができる。
【０１１８】
また、上記実施例の洗浄装置では、前記供給排出手段４０に、前記洗浄用ヘッド１３の第２の流路２１に連通する供給側口部２１ａに供給する洗剤液にエアーを混入する手段（上記実施例では、供給中継部５０において洗剤液供給配管４３からの供給洗剤液にエアー供給配管４１からの供給エアーを混入させる構成）を備えさせているため、上記前記噴流洗浄に際してビール注出バルブ３のダウンチューブ５に供給する洗剤液にエアーを混入し、噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともにダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【０１１９】
さらに、上記実施例の洗浄装置においては、前記洗浄用ヘッド１３の第１および第２の流路２０，２１に連通する２つずつの口部２０ａ，２０ｂ，２１ａ，２１ｂにそれぞれ、その口部を開閉するバルブ２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄを設けているため、洗浄用ヘッド１３の各口部２０ａ，２０ｂ，２１ａ，２１ｂと前記供給排出手段４０との間の流路を前記口部において選択的に遮断して、供給排出手段４０の供給系から洗浄用ヘッドの供給側口部２０ａ，２１ａに供給された洗剤液またはエアーの一部がその口部が連通する第１または第２の流路２０，２１に連通している排出側口部２０ｂ，２１ｂから前記供給排出手段４０の排出系側に漏れるのを防ぎ、洗浄用ヘッド１３に供給された洗剤液またはエアーを効率良くビール樽１内に導入することができる。
【０１２０】
なお、上記実施例の洗浄方法では、ビール樽１の本洗浄を、噴流洗浄後にバブリング洗浄する順序で行なっているが、前記本洗浄は、バブリング洗浄後に噴流洗浄する順序で行なってもよい。
【０１２１】
【発明の効果】
この発明のビール樽の洗浄方法は、ビール樽の本洗浄を、樽内面の洗浄効果が高い噴流洗浄と、ダウンチューブ外面の洗浄効果が高いバブリング洗浄との両方によって行なうことにより、樽内面とダウンチューブ外面との両方を効果的に洗浄するようにしたものであるから、樽内面とダウンチューブの外面との両方を良好に洗浄することができる。
【０１２２】
また、この発明の洗浄方法において、前記噴流洗浄に際し、前記ビール注出バルブのダウンチューブに供給する洗剤液にエアーを混入するようにすれば、樽内に噴出された洗剤液の泡立ちを混入エアーによって助成して、前記噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともに、ダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【０１２３】
また、この発明のビール樽の洗浄装置は、ビール樽のビール注出バルブのガス供給路とダウンチューブとにそれぞれつながる第１と第２の流路とを有するとともにこれらの流路にそれぞれ連通する２つずつの口部を備えた洗浄用ヘッドを用い、この洗浄用ヘッドを前記ビール注出バルブに接続して、供給排出手段により前記洗浄用ヘッドの所定の口部への洗剤液またはエアーの供給および所定の口部からの洗剤液または樽内気体およびエアーの排出を行なうものであるから、前記噴流洗浄と前記バブリング洗浄とを連続して行なうことができる。
【０１２４】
この発明の洗浄装置において、前記供給排出手段には、前記洗浄用ヘッドの第２の流路に連通する供給側口部に供給する洗剤液にエアーを混入する手段を備えさせれば、上記前記噴流洗浄に際してビール注出バルブのダウンチューブに供給する洗剤液にエアーを混入し、噴流洗浄による樽内面の洗浄効果をより高くするとともにダウンチューブ外面の洗浄効果もある程度高めることができる。
【０１２５】
また、この洗浄装置において、前記洗浄用ヘッドの第１および第２の流路に連通する２つずつの口部にそれぞれ、その口部を開閉するバルブを設ければ、洗浄用ヘッドの各口部と前記供給排出手段との間の流路を前記口部において選択的に遮断して、供給排出手段の供給系から洗浄用ヘッドの供給側口部に供給された洗剤液またはエアーの一部がその口部が連通する第１または第２の流路に連通している排出側口部から前記供給排出手段の排出系側に漏れるのを防ぎ、洗浄用ヘッドに供給された洗剤液またはエアーを効率良く樽内に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例によるビール樽洗浄装置の構成図。
【図２】前記ビール樽洗浄装置の洗浄用ヘッドの断面図。
【図３】図２の III−III 線に沿う断面図。
【図４】洗浄するビール樽の断面図。
【図５】前記ビール樽のビール注出バルブの拡大断面図。
【図６】前記ビール注出バルブに前記洗浄用ヘッドを接続した状態の断面図。
【図７】ビール樽の洗浄工程図。
【図８】残ビール排出時と予洗時のそれぞれの流路図。
【図９】本洗浄における噴流洗浄時と洗剤液注入時とバブリング洗浄時のそれぞれの流路図。
【図１０】温水洗浄時とすすぎ洗浄時とスチーム殺菌時のそれぞれの流路図。
【符号の説明】
１…ビール樽
２…口金
３…ビール注出バルブ
５…ビール送出用ダウンチューブ
８…ガス供給路
１３…洗浄用ヘッド
２０…第１の流路
２１…第２の流路
２０ａ，２１ａ…供給側口部
２０ｂ，２１ｂ…排出側口部
４０…供給排出手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning method and a cleaning apparatus for a beer barrel that pours beer by gas pressure.
[0002]
[Prior art]
A beer barrel that pours beer by gas pressure has a base at the center of the top of the barrel, and a gas supply path that communicates with the base at the base of the base, and a bottom of the barrel that is suspended in the barrel It has a configuration in which a beer pouring valve having a beer delivery down tube communicating with the inside of the barrel is mounted nearby.
[0003]
This beer keg is filled with draft beer in the keg and shipped from the beer manufacturing factory, and the empty keg consumed in the beer hall is collected at the beer manufacturing factory, and the beer dispensing valve seal test and its After the exposed part is washed and the residual pressure test in the barrel is performed, the inside of the barrel is washed and filled with draft beer before being shipped.
[0004]
The internal cleaning of the recovered beer barrel is generally performed in the order of discharging the remaining beer in the barrel, pre-washing, main cleaning, hot water cleaning, rinsing cleaning, and steam sterilization.
Conventionally, each washing from the pre-washing to the rinsing washing is performed in a state where the beer barrel is turned upside down, and the washing liquid is ejected into the barrel through the down tube of the beer dispensing valve and the washing liquid accumulated in the barrel is poured into the beer. By discharging from the gas supply path of the outlet valve, the cleaning is performed by jet cleaning in which the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube are cleaned by the cleaning liquid which is ejected from the tip of the down tube and flows along the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube. The cleaning liquid used in each cleaning is water for pre-washing, warm water for main cleaning or a detergent solution in which a detergent is dissolved in water, warm water for warm water cleaning, and hot water or water for rinsing cleaning.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional cleaning method in which each cleaning from the pre-washing to the rinsing cleaning is performed by the jet cleaning, the inner surface of the barrel can be cleaned satisfactorily, but the cleaning effect on the outer surface of the down tube is not sufficient. The beer cake adhering to the outer surface remains without being completely removed.
[0006]
Although this beer bowl is not harmful, it will gradually accumulate on the outer surface of the down tube each time it repeats beer filling, beer pouring, and washing inside the barrel, and it may fall off due to some cause such as vibration. When the beer lees are peeled off later, the beer lees are mixed into the beer filled with the beer lees, and may be poured out together with the beer at the time of beer pouring.
[0007]
An object of the present invention is to provide a cleaning method for a beer barrel capable of cleaning both the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube, and to provide a cleaning device therefor. .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The beer barrel cleaning method according to the present invention is provided with a base at the center of the top surface of the barrel, and a gas supply path communicating with the inside of the barrel at the base of the base, and a gas supply path that hangs down in the barrel and close to the bottom of the barrel. Among the pre-washing, the main washing, the hot water washing, and the rinsing washing, the main washing is performed in a state where the beer keg equipped with a beer dispensing valve having a beer delivery down tube communicating with the inside of the keg is turned upside down. The
Detergent liquid is ejected into the barrel through the down tube of the beer dispensing valve and the detergent liquid accumulated in the barrel is ejected from the tip of the down tube while being discharged from the gas supply path of the beer dispensing valve. Jet cleaning for cleaning the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube with a detergent solution flowing along the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube, and the beer pouring valve while discharging the gas in the barrel through the down tube of the beer pouring valve The detergent liquid is poured into the barrel from the gas supply path to fill the barrel with the detergent liquid, and then air is fed into the detergent liquid from the gas supply path and collects in the space above the detergent liquid surface in the barrel. By discharging air through the down tube, the air sent from the gas supply path rises as bubbles in the detergent solution It is characterized in that performed by both the bubbling cleaning by foaming agent solution cleaning the down tube outer surface and a barrel inner surface.
[0009]
That is, the cleaning method of the present invention performs the main cleaning in the beer barrel by both the jet cleaning and the bubbling cleaning, and the jet cleaning does not have a sufficient cleaning effect on the outer surface of the down tube. However, since the cleaning effect on the inner surface of the barrel is high, the inner surface of the barrel is cleaned well.
[0010]
On the other hand, in the bubbling cleaning, air bubbles sent into the detergent liquid from the gas supply path communicating with the inside of the barrel at the base of the beer barrel mainly rises around the down tube, and the detergent liquid goes down. Bubbles more intensely around the tube. Therefore, it cannot be said that the cleaning effect on the inner surface of the barrel is sufficient, but since the cleaning effect on the outer surface of the down tube is high, the outer surface of the down tube is cleaned well.
Therefore, according to this cleaning method, both the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube can be cleaned well.
[0011]
The beer barrel cleaning apparatus according to the present invention includes a cleaning head connected to the beer pouring valve of the beer barrel and supply / discharge means such as a detergent solution and air, and the cleaning head includes the beer barrel. A supply side and a discharge having a first flow path connected to the gas supply path of the extraction valve and a second flow path connected to the down tube of the beer extraction valve and communicating with the first flow path Two outlets on the side, and two outlets on the supply side and the discharge side communicating with the second flow path,
The supply / discharge means supplies the detergent liquid to the supply side opening communicating with the second flow path of the cleaning head and performs the detergent from the discharge side opening connected to the first flow path during the jet cleaning. When the liquid is discharged and the bubbling cleaning is performed, the detergent liquid is supplied to the supply-side opening communicating with the first flow path of the cleaning head and the gas in the barrel is discharged from the discharge-side opening communicating with the second flow path. And then supplying the detergent liquid to the supply-side opening communicating with the first flow path and discharging the air from the discharge-side opening communicating with the second flow path. It is.
[0012]
That is, the cleaning device of the present invention has first and second flow paths connected to the gas supply path and the down tube of the beer pouring valve in the beer pouring valve of the beer barrel, and these flow paths. The cleaning head having two mouth portions respectively communicating with each other is connected, and in this state, a detergent solution is supplied to the supply side mouth portion communicating with the second flow path of the cleaning head by the supply / discharge means. And the jet cleaning is performed by discharging the detergent solution from the discharge side opening communicating with the first flow path, and the supply discharge means communicates with the first flow path of the cleaning head. The detergent liquid is supplied to the supply side opening, and the gas in the barrel is discharged from the discharge opening connected to the second flow path. Thereafter, the detergent liquid is supplied to the supply side opening connected to the first flow path. Supply and second Is intended to perform the bubbling cleaning by discharging the air from the discharge-side mouth portion communicating with the flow path, according to the cleaning apparatus can be carried out continuously and the bubbling cleaning and the jet cleaning.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As described above, the beer barrel cleaning method of the present invention performs the main cleaning of the beer barrel by both jet cleaning with a high cleaning effect on the inner surface of the barrel and bubbling cleaning with a high cleaning effect on the outer surface of the down tube. The barrel inner surface and the down tube outer surface are both effectively cleaned.
[0014]
In this cleaning method, it is desirable that air is mixed into the detergent liquid supplied to the down tube of the beer pouring valve when the jet cleaning is performed. In this way, foaming of the detergent liquid sprayed into the barrel is prevented. Subsidized by the mixed air, the cleaning effect of the inner surface of the barrel by the jet cleaning can be further enhanced, and the cleaning effect of the outer surface of the down tube can be enhanced to some extent.
[0015]
In addition, as described above, the beer barrel cleaning apparatus of the present invention has the first and second flow paths respectively connected to the gas supply path and the down tube of the beer pouring valve of the beer barrel, and these flows. Using a cleaning head having two mouth portions each communicating with a path, connecting the cleaning head to the beer dispensing valve, and supplying and discharging means to the predetermined mouth portion of the cleaning head It is possible to perform the jet cleaning and the bubbling cleaning successively in any order by supplying the detergent liquid or air and discharging the detergent liquid or barrel gas and air from a predetermined mouth. It is a thing.
[0016]
In this cleaning apparatus, it is preferable that the supply / discharge means is provided with a means for mixing air into the detergent liquid supplied to the supply side opening communicating with the second flow path of the cleaning head. If this is done, air is mixed into the detergent liquid supplied to the down tube of the beer pouring valve during the jet cleaning, and the cleaning effect of the inner surface of the barrel by jet cleaning can be further enhanced and the cleaning effect of the outer surface of the down tube can be enhanced to some extent. it can.
[0017]
Further, in this cleaning apparatus, it is desirable to provide a valve for opening and closing each of the two mouth portions communicating with the first and second flow paths of the cleaning head. For example, the flow path between each mouth portion of the cleaning head and the supply / discharge means is selectively blocked at the mouth portion, and supplied from the supply system of the supply / discharge means to the supply-side mouth portion of the cleaning head. The cleaning head prevents a part of the detergent liquid or air from leaking from the discharge-side port communicating with the first or second flow path communicating with the port to the discharge system side of the supply / discharge means. The detergent solution or air supplied to the can can be efficiently introduced into the barrel.
[0018]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 is a configuration diagram of a beer barrel cleaning device, FIG. 2 is a sectional view of a cleaning head, FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III in FIG. 2, FIG. 4 is a sectional view of a beer barrel to be cleaned, FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of the beer pouring valve of the beer barrel, FIG. 6 is a cross-sectional view of the beer pouring valve connected to the cleaning head, FIG. 7 is a cleaning process diagram of the beer barrel, and FIGS. It is a flow path figure in each washing process of a beer barrel.
[0019]
First, the beer barrel 1 shown in FIG. 4 will be described. The beer barrel 1 is made of stainless steel, and a base 2 is provided at the center of the top surface of the barrel. 3 is provided.
[0020]
The beer pouring valve 3 includes an outer cylinder 4 having an annular bottom that is screwed into the base 2 in a state where the bottom portion slightly protrudes into the beer keg 1, and the beer knot 1 from the outer cylinder 4. It consists of a down tube 5 for beer delivery that hangs down.
[0021]
The down tube 5 is a stainless steel tube whose length reaches the vicinity of the bottom of the beer barrel 1, and the base end portion of the down tube 5 is inserted into the outer cylinder 4, It is supported by the outer cylinder 4 so as to be vertically movable via a coil spring 6 which is loosely fitted and interposed in a compressed state between the flange portion of the tube base end and the annular bottom of the outer cylinder 4.
[0022]
Further, as shown in FIG. 5, a plurality of openings 7 are provided on the peripheral surface of the outer cylinder 4 projecting into the beer barrel 1 at intervals in the circumferential direction, and the upper edge thereof is the beer barrel 1. It is provided so that it may be located in the same level as the inner surface of the barrel of the base part or at a height that penetrates into the base 2 from the inner surface of the barrel.
[0023]
A space between the inner peripheral surface of the outer cylinder 4 and the outer peripheral surface on the proximal end side of the down tube 5 is a gas supply path 8 for supplying beer delivery gas into the beer barrel 1. The gas supply path 8 communicates with the inside of the beer barrel 1 through the plurality of openings 7 provided in the outer cylinder 4 in the vicinity of the base portion of the base 2.
[0024]
Further, an annular valve seat portion 9 is provided on the inner peripheral surface of the outer tube 4 so as to protrude from the upper side to the base end of the down tube 5. A ring member 10 that forms an annular valve portion that protrudes to the outside of the tube 5 and that forms a cylindrical valve seat portion that protrudes to the inside of the down tube 5 is fitted in the lower portion. The valve portion and the annular valve seat portion 9 on the inner peripheral surface of the outer cylinder constitute a gas valve V1 that opens and closes the gas supply path 8.
[0025]
Furthermore, the base end side of the down tube 5 is formed to have a slightly larger diameter than the other parts, and the valve member 11 in which the beer passage is formed in the large diameter portion is accommodated so as to be movable up and down. A coil spring 12 that presses the valve member 11 upward is provided, and the valve member 11 and a cylindrical valve seat portion below the ring member 10 that is fitted to the base end of the down tube 5, A beer valve V2 that opens and closes a beer delivery path composed of a down tube 5 is configured.
[0026]
This beer barrel 1 is filled with draft beer in a barrel and shipped from a beer manufacturing factory. Empty beer consumed in a beer hall or the like is collected in the beer manufacturing factory, and a seal test of the beer dispensing valve 3 is performed. After the exposed portion is washed and the residual pressure test in the barrel is performed, the inside of the barrel is washed and filled with draft beer before being shipped.
[0027]
The internal cleaning of the recovered beer barrel 1 will be described. The cleaning of the beer barrel 1 is performed with the configuration shown in FIG. 1 in a state where the beer barrel 1 is turned upside down (the base 2 is directed downward). Perform by device. This cleaning apparatus is composed of a cleaning head 13 connected to the beer pouring valve 3 of the beer barrel 1 turned upside down, and supply / discharge means 40 such as detergent liquid and air.
[0028]
First, the cleaning head 13 will be described. In FIGS. 2 and 3, a member denoted by reference numeral 14 is a head main body that is erected vertically on the cleaning table A. A bottomed rod guide hole 15 that opens to the (upper end) is provided vertically, and a cylinder chamber 16 formed with a larger inner diameter is provided in the middle of the rod guide hole 15, and one end is A pair of air supply / exhaust passages 17 a and 17 b are provided that are opened on both end surfaces of the cylinder chamber 16 and the other end is opened on the outer surface of the head body 14.
[0029]
A hollow piston rod 18 having a piston 19 accommodated in the cylinder chamber 16 is provided in the rod guide hole 15 of the head body 14 between the rod guide hole 15 and the inner peripheral surface of the cylinder chamber 16. The seal ring (not shown) is sealed in an airtight state and is slidably inserted.
[0030]
Further, the tip end side of the rod guide hole 15 of the head main body 14, that is, the portion opening to the tip end of the head main body 14 is formed to have a slightly larger diameter than the rod guide hole 15. A space between the inner peripheral surface and the outer peripheral surface of the piston rod 18 is a first flow path 20 connected to the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 of the beer barrel 1.
[0031]
On the other hand, the space in the piston rod 18 is a second flow path 21 connected to the beer delivery down tube 5 of the beer dispensing valve 3.
The second flow path 21 communicates with the base end of the rod guide hole 15 of the head main body 14 at the base end, that is, the base end (lower end) of the piston rod 18. The piston rod 18 has a tip (upper end) provided with a small-diameter protruding portion 18a that enters the ring member 10 fitted to the base end of the down tube 5 of the beer pouring valve 3. An opening 22 for communicating the second flow path 21 with the inside of the down tube 5 is provided at the corner between the tip surface and the peripheral surface of the protruding portion 18a.
[0032]
Further, a packing ring 23 is provided at the peripheral edge of the front end surface of the head main body 14 so as to be in close contact with the base 2 of the beer barrel 1 and the end surface of the outer cylinder 4 of the beer pouring valve 3. A packing ring 24 that is in close contact with the end surface of the ring member 10 fitted to the base end of the down tube 5 of the beer pouring valve 3 is provided on the stepped surface around the protruding portion 18a at the tip of the beer. .
[0033]
That is, the cleaning head 13 is connected to the beer pouring valve 3 of the beer barrel 1 through the packing rings 23 and 24, and the connection is made by turning the beer barrel 1 upside down and the cap 2 and The end face of the outer cylinder 4 of the beer dispensing valve 3 is pressed against the packing ring 23 on the front end face of the head main body 14 of the cleaning head 13, and then the piston rod 18 of the cleaning head 13 is pushed out.
[0034]
The piston rod 18 is drawn into a position indicated by a solid line in FIG. 2 before being connected to the beer dispensing valve 3, and is a lower space (a space below the piston 19) of the cylinder chamber 16 of the cleaning head 13. 2), compressed air is sent from one air supply / exhaust passage 17a and air in the upper space (the space above the piston 19) of the cylinder chamber 16 is discharged from the other air supply / exhaust passage 17b. As shown in the figure, the pressurized air is fed into the upper space of the cylinder chamber 16 from the other air supply / exhaust passage 17b and the air in the lower space of the cylinder chamber 16 is discharged from the one air supply / exhaust passage 17a. Is pulled back to the original position.
[0035]
In addition, the end face of the cap 2 of the beer barrel 1 and the outer cylinder 4 of the beer pouring valve 3 presses the beer barrel 1 from above by a barrel pressing mechanism (not shown, for example, an air cylinder), for example. The air supply / exhaust from the air supply / exhaust passages 17a, 17b is performed by controlling the air supply / exhaust to the air supply / exhaust hoses 34a, 34b connected to the air supply / exhaust passages 17a, 17b by a control device (not shown).
[0036]
As described above, the beer barrel 1 is turned upside down and the base 2 and the end surface of the outer cylinder 4 of the beer pouring valve 3 are pressed against the packing ring 23 on the front end surface of the head body 14 of the cleaning head 13, When the piston rod 18 of the cleaning head 13 is pushed out, first, the protrusion 18a at the tip of the piston rod 18 enters the ring member 10 fitted to the base end of the down tube 5 of the beer pouring valve 3 and The valve member 11 contacts the valve member 11 in the down tube 5 and is pushed up while compressing the coil spring 12, and the beer valve V2 of the beer dispensing valve 3 is opened as shown in FIG.
[0037]
When the piston rod 18 is pushed out to a certain extent, the packing ring 23 provided on the stepped surface at the tip of the piston rod 18 comes into close contact with the end surface of the ring member 10 at the base end of the down tube 5. When the rod 18 is pushed out, the ring member 10 is pushed up while compressing the coil spring 12, and the gas valve V1 of the beer dispensing valve 3 is opened as shown in FIG.
[0038]
Therefore, the cleaning head 13 has a first flow path 20 communicating with the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 and a second flow path 21 via the opening 22 at the tip of the piston rod 18. The beer extraction valve 3 is connected to the beer extraction valve 3 in a state where it communicates with the down tube 5 of the beer extraction valve 3.
[0039]
The cleaning head 13 includes two ports 20 a and 20 b communicating with the first channel 20 and two ports 21 a and 21 b communicating with the second channel 21. .
[0040]
These mouth portions 20a, 20b and 21a, 21b are screw holes respectively drilled in both side surfaces on the distal end side and both side surfaces on the proximal end side of the head body 14, and each mouth portion 20a, 20b on the distal end side. Is in direct communication with the first flow path 20, and each of the proximal ends 21 a and 21 b opens at the proximal end of the rod guide hole 15, via the proximal end of the rod guide hole 15. It communicates with the second flow path 21.
[0041]
Of the mouth portions 20a, 20b and 21a, 21b, one mouth portion 20a communicating with the first flow path 20 and one mouth portion 21a communicating with the second flow path 21 are respectively supply side mouth portions. In addition, the other mouth portion 20b communicating with the first flow passage 20 and the other mouth portion 21b communicating with the second flow passage 21 are discharge side mouth portions, respectively.
[0042]
The two ports 20a, 20b and 21a, 21b communicating with the first and second flow paths of the cleaning head 13 are valves 25a, 25b, 25c, 25d that open and close the ports, respectively. Is provided.
[0043]
Each of the valves 25a, 25b, 25c, and 25d is a pneumatic open / close valve having the same structure, and has a screwed portion for the mouth portions 20a, 20b, 21a, and 21b of the cleaning head 13 at one end and a supply that will be described later at the other end. A piston valve 32 that is moved by air pressure is provided in a valve main body 26 having a connection portion of a supply pipe or a discharge pipe of the discharge means 40.
[0044]
The valve body 26 is formed of a cylindrical member having through holes 27 that are open at both ends thereof, and the inside of the valve body 26 is formed in the middle of the through hole 27 with an increased inner diameter. A cylinder chamber 28 is provided, and a pair of supply / exhaust passages 29 a and 29 b having one end opened on both end surfaces of the cylinder chamber 28 and the other end opened on the outer surface of the valve body 26 are provided.
[0045]
Further, in the valve body 26, the inner diameter of the through-hole 27 of the portion is increased in a portion near the end of the cleaning head 13 on the side screwed to the mouth portions 20a, 20b, 21a, 21b. The valve chamber 30 formed in this way is provided, and a fixed valve seat 31 is installed in the valve chamber 30 with a flow gap around it.
[0046]
The piston valve 32 is formed by forming a piston 33 accommodated in the cylinder chamber 28 of the valve body 26 on the outer periphery of the intermediate portion of the tubular member whose both ends are open. The portion is a valve portion that contacts and separates from the valve seat 31 in the valve chamber 30.
[0047]
The piston valve 32 is hermetically sealed by a seal ring (not shown) between the through hole 27 of the valve body 26 and the inner peripheral surface of the cylinder chamber 28, and is slidably inserted into the valve body 26. ing.
[0048]
That is, the valves 25a, 25b, 25c, and 25d are opened and closed by supplying and exhausting air to and from the cylinder chamber 28 of the valve body 26, and the cleaning head side space of the cylinder chamber 28 (for cleaning from the piston 33). When pressurized gas is sent from one air supply / exhaust passage 29a into the space on the head 13 side and the gas in the space on the opposite side of the cylinder chamber 28 is exhausted from the other air supply / exhaust passage 29b, the piston valve 32 is moved to the valve seat 31. The air is moved away from the cylinder chamber 28 to be in an open state, and the pressurized gas is sent from the other air supply / exhaust passage 29b to the space on the opposite side of the cylinder chamber 28, and the air in the cleaning head side space is supplied to the air supply / exhaust air. When discharged from the passage 29a, the piston valve 32 comes into contact with the valve seat 31 to be closed.
[0049]
The air supply / exhaust from the air supply / exhaust passages 29a, 29b is performed by controlling the air supply / exhaust to the air supply / exhaust hoses (not shown) connected to the air supply / exhaust passages 29a, 29b by a control device (not shown).
[0050]
The valves 25a, 25b, 25c, and 25d provided in the two mouth portions 20a, 20b and 21a, 21b respectively communicating with the first and second flow paths of the cleaning head 13 are supplied to A supply pipe or a discharge pipe of the discharge means 40 is connected.
[0051]
In the internal cleaning of the beer barrel 1 in the order of discharging the remaining beer, pre-washing, main cleaning, hot water cleaning, rinsing cleaning, and steam sterilization, the supply / discharge unit 40 supplies cleaning liquid, air, and steam to While selectively supplying to one of the two mouth portions 20a, 21a of the portions 20a, 20b, 21a, 21b, the detergent liquid, air, and steam are selected from one of the other two mouth portions 20b, 21b. Are exhausted.
[0052]
In this embodiment, the cleaning liquid for performing the pre-washing, the main cleaning, the warm water cleaning, and the rinsing cleaning is water for pre-washing, a detergent solution in which a detergent is dissolved in warm water for the main cleaning, Recovered warm water (hereinafter referred to as first warm water) in the rinse cleaning is used, and new warm water (hereinafter referred to as second warm water) is used in the rinse cleaning.
[0053]
The supply / discharge means 40 will be described. As shown in FIG. 1, the supply / discharge means 40 includes sterilization air, pre-wash water, detergent liquid used for main cleaning, first hot water used for hot water cleaning, and first cleaning water used for rinsing cleaning. Two supply pipes 41, 42, 43, 44, 45, 46 for supplying hot water and steam for sterilization are provided. Each of the inlets of these pipes is provided with a main valve 47 (electromagnetic valve in this embodiment) that is always kept open during operation of the cleaning device.
[0054]
The sterilizing air, prewash water, second hot water, and steam are supplied from a supply source (not shown) to the supply pipes 41, 42, 45, and 46, and the detergent liquid is supplied from the detergent liquid tank 48 by the pump 48a. The first hot water is supplied from the first hot water tank 49 to the first hot water supply pipe 44 by the pump 49a.
[0055]
Each of the supply pipes 41, 42, 43, 44, 45, 46 is a supply control valve provided at the outlet of each pipe (in this embodiment, each of the ports 20a, 20b, 21a, 21b of the cleaning head 13). Are connected to the supply relay unit 50 via pneumatic valves 51, 52, 53, 54, 55, 56.
[0056]
The supply relay section 50 is made of a pipe material having substantially the same diameter as each of the supply pipes 41, 42, 43, 44, 45, 46, and a connection pipe 57 to the cleaning head 13 is connected from the supply relay section 50. Has been derived.
[0057]
The cleaning head connection pipe 57 is branched into two pipes 57a and 57b, and one of the branch pipes 57a is a first flow path of the cleaning head 13 (the gas supply of the beer pouring valve 3 of the beer barrel 1). Of the two ports 20 a and 20 b communicating with the channel 8) is connected to the supply side port 20 a via the opening / closing valve 25 a, and the other branch pipe 57 b is connected to the second head of the cleaning head 13. 2 of the two ports 21a and 21b communicating with the channel 21 (the channel connected to the down tube 5 of the beer pouring valve 3) 21 is connected to the supply side port 21a via the open / close valve 25c. ing.
[0058]
And each said supply piping 41,42,43,44,45,46, supply control valve 51,52,53,54,55,56 provided in the outflow port of these piping, The said supply relay part 50, The cleaning head connection pipe 57, the supply side port portion 20 a communicating with the first flow path 20 of the cleaning head 13, and the supply side port portion 21 a communicating with the second flow path 21 are provided. A supply system of the supply / discharge means 40 is constituted by the on-off valves 25a and 25c.
[0059]
That is, this supply system includes the sterilized air, prewash water, detergent solution, first hot water, second hot water and steam supplied from the supply pipes 41, 42, 43, 44, 45 and 46. The supply control valve 51, 52, 53, 54, 55, 56 provided at the outlet of the gas is selectively introduced into the supply relay section 50, and the introduced fluid is washed through the washing head connection pipe 57. The head 13 is supplied to either the supply side port 20 a communicating with the first flow path 20 or the supply side port 21 a communicating with the second flow path 21, and is supplied to the cleaning head 13. The fluid is supplied to the opening by opening one of the opening / closing valves 25a, 25c of the supply side ports 20a, 21a.
[0060]
Further, the supply / discharge means 40 discharges the detergent liquid discharge pipe 58 for discharging the discharged detergent liquid out of the discharged fluid from the beer barrel 1 and the rinse waste water (the second warm water drain used for the rinse washing). Rinsing drainage piping 59 for carrying out, and other discharge fluids, ie, common draining piping 60 for discharging prewash water, the 1st warm water, steam, etc. are provided.
[0061]
The inflow sides of these discharge pipes 58, 59, 60 are connected to a discharge relay section 65 via discharge control valves (pneumatic on-off valves in this embodiment) 62, 63, 64 provided at the inlets of the respective pipes. Of the discharge pipes, the outlet of the detergent liquid discharge pipe 58 opens into the detergent liquid tank 48, the outlet of the rinse drain discharge pipe 59 opens into the first hot water tank 49, The outlet of the common discharge pipe 60 faces the waste liquid drain 61.
[0062]
The discharge relay section 65 is made of a pipe material having substantially the same diameter as each of the discharge pipes 58, 59, 60, and a connection pipe 67 to the cleaning head 13 is led out to the discharge relay section 56.
[0063]
The cleaning head connection pipe 67 is branched into two pipes 67a and 67b, and one of the branch pipes 67a is the first flow path of the cleaning head 13 (the gas supply of the beer pouring valve 3 of the beer barrel 1). Of the two ports 20 a and 20 b communicating with the channel 8) 20 is connected to the discharge side port 20 b via the opening / closing valve 25 b, and the other branch pipe 67 b is connected to the second head of the cleaning head 13. 2 of the two ports 21a and 21b communicating with the channel 21 (the channel connected to the down tube 5 of the beer pouring valve 3) 21 is connected to the discharge side port 21b via the open / close valve 25d. ing.
[0064]
The discharge pipes 58, 59, 60, discharge control valves 62, 63, 64 provided at the inlets of these pipes, the discharge relay section 65, the cleaning head connection pipe 67, and the cleaning The supply and discharge are provided by the open / close valves 25b and 25d provided in the discharge side port portion 20b communicating with the first flow path 20 and the discharge side port portion 21b communicating with the second flow path 21, respectively. A discharge system of the means 40 is configured.
[0065]
In other words, the discharge system allows the fluid discharged from the beer barrel 1 to flow out from the mouth portion of the cleaning head 13 by opening one of the opening and closing valves 25 of the discharge-side mouth portions 20a and 21a. The fluid is introduced into the discharge relay section 65 via the cleaning head connection pipe 67, and this fluid is supplied to any one of the supply pipes 58, 59, 60 at the respective inlets. , 63, 64 are selectively introduced and discharged.
[0066]
Next, the internal cleaning of the beer barrel 1 performed by the above-described cleaning device will be described.
For cleaning the beer barrel 1, the beer barrel 1 to be cleaned is turned upside down and the base 2 and the end surface of the outer cylinder 4 of the beer dispensing valve 3 are pressed against the packing ring 23 on the front end surface of the head body 14 of the cleaning head 13. At the same time, the piston rod 18 of the cleaning head 13 is pushed out to open the beer valve V2 and the gas valve V1 of the beer pouring valve 3, so that the first of the cleaning head 13 as shown in FIG. The flow path 20 and the second flow path 21 are communicated with the gas supply path 8 and the down tube 5 of the beer pouring valve 3, respectively.
[0067]
And the internal cleaning of the beer barrel 1 is performed in the order of remaining beer discharge → pre-washing → main cleaning → hot water cleaning → rinsing → steam sterilization as in the cleaning process shown in FIG.
Each of these cleaning operations is performed by supplying and discharging air, a cleaning solution, and the like through the flow paths shown in FIGS. In FIGS. 8 to 10, of the branch pipes 57 a, 57 b and 67 a, 67 b of the cleaning head connection pipes 57 and 67 of the supply / discharge means 40, the pipe selected as the supply and discharge flow path is indicated by a solid line. Non-selected pipes are indicated by broken lines.
[0068]
FIG. 8 is a flow chart for each of the remaining beer discharge and pre-washing, where (a) shows the flow path when the remaining beer is discharged, and (b) shows the flow path during the pre-washing.
Among the supply control valves 51 to 56 and the discharge control valves 62 to 64 of the supply and discharge means 40, the remaining beer discharge is performed by supplying the supply control valve 51 of the air supply pipe 41 and the discharge control valve 64 of the common discharge pipe 60. And the opening / closing valve 25c of the inflow side opening 21a communicating with the second flow path 21 among the opening / closing valves 25a, 25b, 25c, 25d of the respective ports of the cleaning head 13 and the first flow path 20 The open / close valve 25b of the outflow side opening 20b communicating with the valve is opened.
[0069]
When each of the valves 51, 64, 25 c, 25 b is opened, the sterilized air supplied from a supply source (not shown) is supplied to the air supply pipe 41, the supply relay unit 50, the cleaning head connection pipe 57 and the cleaning head 13. 2 is supplied into the down tube 5 of the beer pouring valve 3 through the flow path 21, and is supplied into the beer barrel 1 from the tip of the down tube 5 as indicated by an arrow in FIG. Due to the air pressure, the remaining beer A in the beer barrel 1 flows into the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4, and the first flow path 20 of the cleaning head 13, the cleaning head It is discharged to the drain 61 through the connection pipe 67, the discharge relay portion 65 and the common discharge pipe 60.
[0070]
Further, the pre-washing communicates with the supply control valve 51 of the air supply pipe 41, the supply control valve 52 of the pre-wash water supply pipe 42, the discharge control valve 64 of the common discharge pipe 60, and the second flow path 21 of the cleaning head 13. The opening / closing valve 25c of the inflow side port portion 21a and the opening / closing valve 25b of the outflow side port portion 20b communicating with the first flow path 20 are opened.
[0071]
When each of the valves 51, 52, 64, 25c, and 25b is opened, prewash water supplied from a supply source (not shown) is supplied to the supply relay unit 50 via the prewash water supply pipe 42, and sterilized air is air. Air is mixed into the prewash water in the supply relay portion 50 through the supply pipe 41, and prewash water containing bubbles is supplied from the supply relay portion 50 to the cleaning head. It is supplied into the down tube 5 of the beer extraction valve 3 through the connection pipe 57 and the second flow path 21 of the cleaning head 13.
[0072]
And the prewash water supplied in the said down tube 5 spouts into the beer barrel 1 from the front-end | tip of this down tube 5, and as shown by the arrow in FIG.8 (b), a barrel inner surface and a down tube outer surface are shown. It flows down.
[0073]
Further, the prewash water accumulated in the beer barrel 1 flows into the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4, and the first flow path 20 of the cleaning head 13 and the cleaning head connection piping. 67, it is discharged to the drain 61 through the discharge relay portion 65 and the common discharge pipe 60.
[0074]
That is, the pre-washing ejects pre-washing water into the beer barrel 1 through the down tube 5 of the beer pouring valve 3 and discharges pre-washing water accumulated in the barrel from the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3. Thus, the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube are washed by pre-washing water that is ejected from the tip of the down tube 5 and flows along the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube.
In this embodiment, since air is mixed in the prewash water, effective prewash can be performed with the prewash water containing bubbles.
[0075]
FIG. 9 is a flow chart for each of the main cleaning after the pre-washing, at the time of jet cleaning, at the time of detergent liquid injection, and at the time of bubbling cleaning. In this embodiment, the main cleaning is first performed with the detergent liquid shown in FIG. ) Is supplied into the beer barrel 1 through the flow path shown in FIG. 9 and is jet-washed in the barrel. Next, the detergent liquid is filled into the beer barrel 1 through the flow path shown in FIG. Air is supplied into the beer barrel 1 through the flow path shown in FIG. 9E, and the inside of the barrel is bubbled and washed.
[0076]
The jet cleaning in the main cleaning includes the supply control valve 51 of the air supply pipe 41, the supply control valve 53 of the detergent liquid supply pipe 43, the discharge control valve 62 of the detergent liquid discharge pipe 58, and the second flow of the cleaning head 13. The opening / closing valve 25c of the inflow side port portion 21a communicating with the passage 21 and the opening / closing valve 25b of the outflow side port portion 20b communicating with the first flow path 20 are opened.
[0077]
When each of the valves 51, 53, 62, 25c and 25b is opened, the detergent liquid B sent out from the detergent liquid tank 48 by the pump 48a is supplied to the supply relay section 50 via the detergent liquid supply pipe 43 and removed. Bacteria air is supplied to the supply relay unit 50 via the air supply pipe 41, air is mixed into the detergent liquid in the supply relay unit 50, and the detergent liquid containing bubbles is supplied from the supply relay unit 50. The beer dispensing valve 3 is supplied into the down tube 5 through the cleaning head connection pipe 57 and the second flow path 21 of the cleaning head 13.
[0078]
And the detergent liquid supplied in the said down tube 5 spouts into the beer barrel 1 from the front-end | tip of this down tube 5, and as shown by the arrow in FIG.9 (c), a barrel inner surface and a down tube outer surface are shown. It flows down.
[0079]
Moreover, the detergent liquid collected in the beer barrel 1 flows into the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4, and the first flow path 20 of the cleaning head 13 and the cleaning head connection piping. 67, the liquid is returned to the detergent liquid tank 48 through the discharge relay section 65 and the detergent liquid discharge pipe 58.
[0080]
That is, in this cleaning, the detergent liquid is ejected into the beer barrel 1 via the down tube 5 of the beer dispensing valve 3 and the detergent liquid accumulated in the barrel is discharged from the gas supply path 8 of the beer dispensing valve 3. By this, it is the jet cleaning which wash | cleans the said barrel inner surface and a down tube outer surface with the detergent liquid which is ejected from the front-end | tip of the said down tube 5, and flows along a barrel inner surface and a down tube outer surface.
[0081]
In this jet cleaning, as described in the section “Problems to be solved by the invention”, the cleaning effect on the outer surface of the down tube 5 is not sufficient, but the cleaning effect on the inner surface of the barrel is high. Washed well.
[0082]
Further, in this embodiment, since air is mixed in the detergent liquid, the foaming of the detergent liquid sprayed into the beer barrel 1 is subsidized by the mixed air, and the cleaning effect of the inner surface of the barrel by the jet cleaning is further improved. The cleaning effect on the outer surface of the down tube can be enhanced to some extent while increasing the height.
[0083]
Next, the bubbling cleaning after the jet cleaning with the detergent liquid will be described. In this bubbling cleaning, first, the detergent liquid is injected into the beer barrel 1 and the beer barrel as shown in FIG. 9 (d). 1 is filled with the detergent liquid B to a level near the tip of the down tube 5, and then air is fed into the detergent liquid B in the barrel as shown in FIG.
[0084]
In this bubbling cleaning, the detergent liquid B is injected into the beer barrel 1 by supplying the supply control valve 53 of the detergent liquid supply pipe 43, the discharge control valve 64 of the common discharge pipe 60, and the first flow path of the cleaning head 13. The opening / closing valve 25a of the inflow side port portion 20a communicating with 20 and the opening / closing valve 25d of the outflow side port portion 21b communicating with the second flow path 21 are opened.
[0085]
When each of the valves 53, 64, 25a, and 25d is opened, the detergent liquid B delivered from the detergent liquid tank 48 by the pump 48a is converted into the detergent liquid supply pipe 43, the supply relay section 50, the cleaning head connection pipe 57, and the cleaning liquid. 9 is supplied from the opening 7 of the outer cylinder 4 of the gas supply path 8 to the gas supply path 8 of the beer extraction valve 3 through the first flow path 20 of the head 13. As shown in FIG. 5, the gas (residual air) in the beer barrel 1 flows into the down tube 5 from the tip due to the increase in the barrel internal pressure accompanying the detergent liquid injection, and the washing head 13 The second flow path 21, the cleaning head connection pipe 67, the discharge relay section 65, and the common discharge pipe 60 are discharged from the outlet of the discharge pipe 60.
[0086]
In addition, air is fed into the detergent liquid B filled in the beer barrel 1 by supplying the supply control valve 51 of the air supply pipe 41, the discharge control valve 64 of the common discharge pipe 60, and the first flow of the cleaning head 13. The opening / closing valve 25a of the inflow side port portion 20a communicating with the passage 20 and the opening / closing valve 25d of the outflow side port portion 21b communicating with the second flow path 21 are opened.
[0087]
When each of the valves 51, 64, 25 a, 25 d is opened, the sterilized air becomes beer via the air supply pipe 41, the supply relay unit 50, the cleaning head connection pipe 57, and the first flow path 20 of the cleaning head 13. The gas is supplied to the gas supply path 8 of the dispensing valve 3, and the air flows into the detergent liquid B in the beer barrel 1 from the opening 7 of the outer cylinder 4 of the gas supply path 8.
[0088]
Then, as shown in FIG. 9 (e), the air sent into the detergent liquid B rises as bubbles b in the detergent liquid B. Due to the foaming of the detergent liquid B, the down tube 5 The outer surface and the inner surface of the barrel are cleaned by bubbling.
[0089]
In addition, the air that has risen as bubbles b in the detergent liquid B accumulates in the space above the detergent liquid surface in the barrel, but the air is reduced due to an increase in the pressure inside the barrel as the air is fed into the detergent liquid B. It flows into the tube 5 from its tip, passes through the second flow path 21 of the cleaning head 13, the cleaning head connection pipe 67, the discharge relay section 65 and the common discharge pipe 60, and is discharged from the outlet of the discharge pipe 60. Is done.
[0090]
That is, in the bubbling cleaning, the detergent liquid B is injected into the beer barrel 1 from the gas supply path 8 of the beer extraction valve 3 while discharging the gas in the barrel through the down tube 5 of the beer extraction valve 3. The barrel is filled with the detergent liquid B, and then air is sent into the detergent liquid B from the gas supply path 8 and the air accumulated in the space above the detergent liquid surface in the barrel is discharged through the down tube 5. However, the outer surface of the down tube 5 and the inner surface of the barrel are washed by bubbling of the detergent liquid B caused by the air sent from the gas supply path 8 rising as bubbles in the detergent liquid B.
[0091]
In this bubbling cleaning, the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 communicates with the inside of the barrel at the base of the mouthpiece 2 of the beer barrel 1 through the opening 7 of the outer cylinder 4. The air bubbles fed into the detergent liquid B in the beer barrel 1 mainly rises around the down tube 5, and the detergent liquid B bubbles more intensely around the down tube 5.
[0092]
Therefore, this bubbling cleaning does not have a sufficient cleaning effect on the inner surface of the barrel, but since the cleaning effect on the outer surface of the down tube 5 is high, the outer surface of the down tube is cleaned well.
[0093]
In the main cleaning, the inside of the beer barrel 1 is cleaned by both the jet cleaning that has a high cleaning effect on the inner surface of the barrel and the bubbling cleaning that has a high cleaning effect on the outer surface of the down tube. Both the outer surface and the outer surface can be cleaned well.
[0094]
After performing the bubbling cleaning, the supply control valve 51 of the air supply pipe 41 and the discharge control valve 62 of the detergent liquid discharge pipe 58 are opened, and the inflow side communicating with the second flow path 21 of the cleaning head 13 is opened. The opening / closing valve 25c of the mouth portion 21a and the opening / closing valve 25b of the outflow side mouth portion 20b communicating with the first flow path 20 are opened, and the detergent solution B in the beer barrel 1 is discharged.
[0095]
Although the flow path for the detergent liquid discharge is not shown, the detergent liquid discharge flow path is different from the above-described flow path for discharging the remaining beer, and the sterilization air supply flow path is the same as that for discharging the remaining beer. Yes, the sterilized air is supplied into the down tube 5 of the beer dispensing valve 3 through the air supply pipe 41, the supply relay unit 50, the cleaning head connection pipe 57 and the second flow path 21 of the cleaning head 13. The beer barrel 1 is supplied into the beer barrel 1 from the tip of the down tube 5 and the air pressure causes the detergent B in the beer barrel 1 to enter the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4. It flows into the detergent liquid tank 48 through the first flow path 20 of the cleaning head 13, the cleaning head connection pipe 67, the discharge relay part 65, and the detergent liquid discharge pipe 58.
[0096]
The detergent liquid B in the detergent liquid tank 48 is continuously measured for its liquid temperature, detergent concentration, and dirt level, and the liquid temperature and detergent concentration are substantially constant by a temperature control device and a concentration adjustment device (not shown). Each time the soiling degree reaches a predetermined level, it is replaced with a new detergent solution.
[0097]
After performing the main cleaning by the jet cleaning and the bubbling cleaning and discharging the detergent liquid B in the beer barrel 1 after the bubbling cleaning, the hot water cleaning, the rinsing cleaning, and the steam sterilization are sequentially performed by the jet cleaning. .
[0098]
FIG. 10 is a flow chart for each of hot water cleaning, rinsing and steam sterilization, (f) showing a flow path during hot water cleaning, (g) showing a flow path during rinsing, (H) has shown the flow path at the time of steam sterilization.
[0099]
The hot water cleaning is performed on the supply control valve 51 of the air supply pipe 41, the supply control valve 54 of the first hot water supply pipe 44, the discharge control valve 64 of the common discharge pipe 60, and the second flow path 21 of the cleaning head 13. The open / close valve 25c of the inflow side port portion 21a communicating with the open / close valve of the outflow side port portion 20b communicating with the first flow path 20 is opened.
[0100]
When each of the valves 51, 54, 64, 25c, and 25b is opened, the first hot water C delivered from the first hot water tank 49 by the pump 49a is supplied to the supply relay unit 50 via the first hot water supply pipe 44. In addition, sterilization air is supplied to the supply relay unit 50 through the air supply pipe 41, and air is mixed into the first hot water in the supply relay unit 50, so that the first hot water containing bubbles is It is supplied from the supply relay section 50 into the down tube 5 of the beer dispensing valve 3 through the cleaning head connection pipe 57 and the second flow path 21 of the cleaning head 13.
[0101]
And the 1st warm water supplied in the said down tube 5 spouts into the beer barrel 1 from the front-end | tip of this down tube 5, and as shown by the arrow in FIG.10 (f), a barrel inner surface and a down tube outer surface are shown. It flows along and cleans the inside of the barrel and the outside of the down tube. In this case, since air is mixed in the first warm water in this embodiment, effective warm water cleaning can be performed with warm water containing bubbles.
[0102]
Moreover, the 1st warm water which accumulates in the beer barrel 1 flows into the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4, and the first flow path 20 of the cleaning head 13 is connected to the cleaning head. It is discharged to the drain 61 through the pipe 67, the discharge relay portion 65 and the common discharge pipe 60.
[0103]
The rinse cleaning is performed by supplying the control valve 51 of the air supply pipe 41, the supply control valve 55 of the second hot water supply pipe 45, the discharge control valve 63 of the rinse drain discharge pipe 59, and the second flow path 21 of the cleaning head 13. The opening / closing valve 25c of the inflow side port portion 21a communicating with the first opening 20 and the opening / closing valve of the outflow side port portion 20b communicating with the first flow path 20 are opened.
[0104]
When each of the valves 51, 55, 63, 25 c and 25 b is opened, the second hot water (rinse water) which is new hot water supplied from a supply source (not shown) is supplied via the second hot water supply pipe 45. The sterilized air is supplied to the supply relay unit 50 through the air supply pipe 41, and the pre-wash water is mixed with air in the supply relay unit 50, so that the second hot water containing bubbles Is supplied from the supply relay section 50 into the down tube 5 of the beer dispensing valve 3 through the cleaning head connection pipe 57 and the second flow path 21 of the cleaning head 13.
[0105]
And the 2nd warm water supplied in the said down tube 5 spouts into the beer barrel 1 from the front-end | tip of this down tube 5, and as shown by the arrow in FIG.10 (g), a barrel inner surface and a down tube outer surface are shown. It flows along and cleans the inside of the barrel and the outside of the down tube. In this case, since air is mixed in the second warm water in this embodiment, it is possible to perform an effective rinse cleaning with warm water containing bubbles.
[0106]
Further, the second warm water accumulated in the beer barrel 1, that is, the rinse drainage, flows into the gas supply path 8 of the beer dispensing valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4, and the first flow path 20 of the cleaning head 13, The water is discharged into the first hot water tank 49 through the cleaning head connection pipe 67, the discharge relay section 65, and the rinse drain discharge pipe 59, and is stored as the first hot water C used for the hot water cleaning. In addition, the 1st warm water C stored in this 1st warm water tank 49 measures the liquid temperature continuously, and it adjusts so that a liquid temperature may become substantially constant with the temperature control apparatus which is not shown in figure.
[0107]
The steam sterilization includes the supply control valve 56 of the steam supply pipe 46, the discharge control valve 64 of the common discharge pipe 60, and the opening / closing valve 25 c of the inflow side opening 21 a communicating with the second flow path 21 of the cleaning head 13. The opening / closing valve 25b of the outflow side opening 20b communicating with the first flow path 20 is opened.
[0108]
When the valves 56, 64, 25 c and 25 b are opened, steam supplied from a supply source (not shown) is supplied to the steam supply pipe 46, the supply relay unit 50, the cleaning head connection pipe 57 and the cleaning head 13. The beer is supplied into the down tube 5 of the beer pouring valve 3 via the passage 21, and the steam is jetted into the beer barrel 1 from the tip of the down tube 5 as shown by the arrow in FIG. The inside of the barrel 1 is filled, and the entire inside of the barrel is steam sterilized including the outer surface of the down tube.
[0109]
Further, the steam jetted into the beer barrel 1 flows into the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 from the opening 7 of the outer cylinder 4 together with hot water that drops by the temperature drop and accumulates in the barrel, and is used for washing. It is discharged to the drain 61 through the first flow path 20 of the head 13, the cleaning head connection pipe 67, the discharge relay portion 65 and the common discharge pipe 60.
[0110]
In addition, after performing the steam sterilization, although not shown in the drawing, sterilizing air is supplied into the beer barrel 1 in the same manner as the above-described remaining beer discharge, residual steam and hot water in the barrel are discharged, and the beer barrel is discharged. 1 washing is finished.
[0111]
And the washed beer barrel 1 is conveyed to the beer filling line of a beer manufacturing factory, is filled with draft beer in the barrel, and is shipped. Although this beer filling is not shown, the beer barrel 1 is turned upside down, the base 2 is directed downward, and the beer pouring valve 3 is connected to the gas supply path 8 and the down tube 5 respectively, and the beer supply path and the beer supply path. The beer filling valve 3 is connected to open the gas valve and the beer valve of the beer pouring valve 3, and in this state, the gas in the barrel is supplied to the down tube 5 of the beer pouring valve 3 and for the filling. The draft beer is supplied to the beer supply path of the filling head while being discharged through the exhaust path of the head, and the beer is injected into the barrel from the gas supply path of the beer dispensing valve 3.
[0112]
In addition, although not shown, the draft beer is poured out from the beer barrel 1 in a beer hall or the like, the beer barrel 1 is placed with the base 2 facing upward, the beer pouring valve 3, its gas supply path 8 and the down tube 5. A gas flow path connected to each other and a dispensing head having a beer flow path, the gas valve of the beer dispensing valve 3 and the beer valve being opened, and the gas of the dispensing head The beer delivery gas is supplied to the flow path, the gas is supplied to the space above the beer in the barrel through the gas supply path of the beer extraction valve 3, and the beer in the barrel is poured out by the gas pressure. It is carried out by letting it flow out through the down tube 5 of the valve 3 and the beer flow path of the dispensing head.
[0113]
In addition, a carbon dioxide gas cylinder is connected to the gas flow path of the pouring head via a gas hose, and when the gas cylinder valve is opened with the pouring head connected to the beer pouring valve of the beer barrel, Beer delivery gas (carbon dioxide gas) is supplied to the space above the beer in the barrel through the gas flow path of the pouring head and the gas supply path of the beer pouring valve. Further, a beer extraction pipe connected to a beer extraction cock through a beer cooler is connected to the beer flow path of the extraction head, and when the beer extraction cock is opened, the beer in the barrel is It flows into the down tube 5 of the beer pouring valve 3 by gas pressure, and is poured out from the cock through the beer flow path and the beer pouring pipe of the pouring head.
[0114]
As described above, in the beer barrel cleaning method of the above embodiment, the main cleaning is performed among the pre-washing, the main cleaning, the hot water cleaning, and the rinsing cleaning performed in a state where the beer barrel 1 is inverted.
While discharging detergent liquid into the barrel through the down tube 5 of the beer pouring valve 3 of the beer barrel 1 and discharging the detergent liquid accumulated in the barrel from the gas supply path 8 of the beer pouring valve 5, A jet cleaning that cleans the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube with a detergent liquid that is ejected from the tip of the down tube 5 and flows along the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube; The detergent liquid is poured into the barrel from the gas supply path 8 of the beer pouring valve 3 while being discharged, and then the barrel is filled with the detergent liquid, and then air is introduced into the detergent liquid from the gas supply path 8. The air sent from the gas supply path 8 is discharged into the detergent liquid while discharging the air accumulated in the space above the detergent liquid surface in the barrel through the down tube 5. Those carried out by both the bubbling cleaning for cleaning the down tube outer surface and barrel inner surface by foaming of the detergent liquid by rising as bubbles.
[0115]
According to this cleaning method, the main cleaning in the beer barrel 1 is not sufficient for cleaning the outer surface of the down tube, but the jet cleaning with a high cleaning effect for the inner surface of the barrel and the cleaning effect for the inner surface of the barrel are sufficient. Although it is performed by both bubbling cleaning which has a high cleaning effect on the outer surface of the down tube but has a high effect, both the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube can be cleaned well.
[0116]
Moreover, in the cleaning method of the above embodiment, air is mixed into the detergent liquid supplied to the down tube 5 of the beer pouring valve 3 during the jet cleaning, so that the detergent liquid spouted into the barrel is bubbled. Subsidized by the mixed air, the cleaning effect of the inner surface of the barrel by the jet cleaning can be further enhanced, and the cleaning effect of the outer surface of the down tube can be enhanced to some extent.
[0117]
Moreover, the beer barrel washing | cleaning apparatus of the said Example is connected to the beer extraction valve 3 of the beer barrel 1, and the gas supply path 8 and the down tube 5 of this beer extraction valve 3, respectively. The cleaning head 13 having two mouth portions 20a, 20b and 21a, 21b that communicate with the flow paths 20, 21, respectively, is connected to the supply head and the discharge means. The detergent liquid is supplied to the supply side port 21 a communicating with the second flow path 21 of the cleaning head 13 by 40 and the detergent liquid is discharged from the discharge side port 20 b communicating with the first flow path 20. In this manner, the jet cleaning is performed, and the supply / discharge means 40 supplies the detergent liquid to the supply-side port portion 20a communicating with the first flow path 20 of the cleaning head 13 and supplies the detergent liquid to the second flow path 21. The barrel side gas is discharged from the discharge side port portion 21 b that passes through, and then the air is supplied to the supply side port portion 20 a that communicates with the first flow path 20 and the discharge side that communicates with the second flow path 21. Bubbling cleaning is performed by discharging the air from the mouth portion 21b. According to this cleaning device, the jet cleaning and the bubbling cleaning can be performed continuously.
[0118]
In the cleaning apparatus of the above embodiment, air is mixed in the detergent liquid supplied to the supply side port portion 21a communicating with the second flow path 21 of the cleaning head 13 (described above). In the embodiment, since the supply relay section 50 is provided with a configuration in which the supply air from the air supply pipe 41 is mixed into the supply detergent liquid from the detergent liquid supply pipe 43), the beer pouring valve 3 is used for the jet cleaning. The detergent solution supplied to the down tube 5 can be mixed with air to enhance the cleaning effect of the inner surface of the barrel by jet cleaning and to enhance the cleaning effect of the outer surface of the down tube to some extent.
[0119]
Further, in the cleaning apparatus of the above embodiment, each of the two mouth portions 20a, 20b, 21a, 21b communicating with the first and second flow paths 20, 21 of the cleaning head 13 has its mouth portion. Since the valves 25a, 25b, 25c, and 25d for opening and closing are provided, the flow paths between the respective ports 20a, 20b, 21a, and 21b of the cleaning head 13 and the supply / discharge means 40 are selected at the ports. The first or second flow in which a part of the detergent solution or air supplied from the supply system of the supply / discharge means 40 to the supply side ports 20a, 21a of the cleaning head communicates with the ports. It is possible to prevent leakage from the discharge side ports 20b and 21b communicating with the paths 20 and 21 to the discharge system side of the supply and discharge means 40, and to efficiently supply the detergent solution or air supplied to the cleaning head 13 to the beer barrel 1 Within It is possible to enter.
[0120]
In the cleaning method of the above embodiment, the main cleaning of the beer barrel 1 is performed in the order of bubbling cleaning after the jet cleaning, but the main cleaning may be performed in the order of jet cleaning after the bubbling cleaning.
[0121]
【The invention's effect】
The method for cleaning a beer barrel according to the present invention includes performing the main cleaning of the beer barrel by both jet cleaning with a high cleaning effect on the inner surface of the barrel and bubbling cleaning with a high cleaning effect on the outer surface of the down tube. Since both the tube outer surface and the outer surface of the tube are effectively cleaned, both the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube can be cleaned well.
[0122]
Further, in the cleaning method of the present invention, when air is mixed in the detergent liquid supplied to the down tube of the beer pouring valve in the jet cleaning, the foaming of the detergent liquid sprayed into the barrel is mixed with the air. As a result, the cleaning effect on the inner surface of the barrel by the jet cleaning can be further enhanced, and the cleaning effect on the outer surface of the down tube can be enhanced to some extent.
[0123]
Further, the beer barrel cleaning device of the present invention has first and second flow paths respectively connected to the gas supply path and the down tube of the beer pouring valve of the beer barrel and communicates with these flow paths. Using a cleaning head having two mouth portions, this cleaning head is connected to the beer dispensing valve, and a detergent solution or air is supplied to a predetermined mouth portion of the cleaning head by a supply / discharge means. Since the supply and the detergent solution or the gas in the barrel and the air are discharged from the predetermined mouth, the jet cleaning and the bubbling cleaning can be performed continuously.
[0124]
In the cleaning apparatus of the present invention, if the supply / discharge means is provided with means for mixing air into the detergent liquid supplied to the supply-side opening communicating with the second flow path of the cleaning head, the above-mentioned Air can be mixed into the detergent liquid supplied to the down tube of the beer dispensing valve at the time of jet cleaning, and the cleaning effect on the inner surface of the barrel by jet cleaning can be further enhanced and the cleaning effect on the outer surface of the down tube can be enhanced to some extent.
[0125]
Further, in this cleaning apparatus, if each of the two mouth portions communicating with the first and second flow paths of the cleaning head is provided with a valve for opening and closing the mouth portion, each port of the cleaning head is provided. Part of the detergent liquid or air supplied to the supply side port of the cleaning head from the supply system of the supply / discharge unit by selectively blocking the flow path between the supply unit and the supply / discharge unit at the port Is prevented from leaking to the discharge system side of the supply / discharge means from the discharge side port portion communicating with the first or second flow path with which the mouth portion communicates, and the detergent liquid or air supplied to the cleaning head Can be efficiently introduced into the barrel.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a beer barrel cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a cleaning head of the beer barrel cleaning apparatus.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a beer barrel to be cleaned.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of a beer pouring valve of the beer barrel.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state where the cleaning head is connected to the beer dispensing valve.
FIG. 7 is a cleaning process diagram of a beer barrel.
FIG. 8 is a flow chart of each of remaining beer discharge and pre-washing.
FIG. 9 is a flow path diagram for jet cleaning, detergent liquid injection, and bubbling cleaning in the main cleaning.
FIG. 10 is a flow chart for each of hot water cleaning, rinsing cleaning, and steam sterilization.
[Explanation of symbols]
1 ... Beer barrel
2 ... base
3 ... Beer pouring valve
5 ... Down tube for beer delivery
8 ... Gas supply path
13 ... Cleaning head
20 ... 1st flow path
21 ... Second flow path
20a, 21a ... supply side opening
20b, 21b ... discharge side opening
40. Supply / discharge means

Claims (5)

樽上面の中央部に口金が設けられ、この口金に、前記口金の基部において樽内に連通するガス供給路と、樽内に垂下されて樽底近くおいて樽内に連通するビール送出用ダウンチューブとを有するビール注出バルブが装着されたビール樽の内部を洗浄する方法において、
前記ビール樽を逆さにした状態で行なう予洗、本洗浄、温水洗浄、すすぎ洗浄の各洗浄のうち、前記本洗浄を、
前記ビール注出バルブのダウンチューブを介して樽内に洗剤液を噴出するとともに樽内に溜まる前記洗剤液を前記ビール注出バルブのガス供給路から排出しながら、前記ダウンチューブの先端から噴出され樽内面およびダウンチューブ外面を伝って流れる洗剤液により前記樽内面およびダウンチューブ外面を洗浄する噴流洗浄と、
樽内気体を前記ビール注出バルブのダウンチューブを介して排出しながら前記ビール注出バルブのガス供給路から樽内に洗剤液を注入して樽内に前記洗剤液を満たし、その後、前記ガス供給路から前記洗剤液中にエアーを送り込むとともに樽内の洗剤液面上の空間に溜まるエアーを前記ダウンチューブを介して排出しながら、前記ガス供給路から送り込まれたエアーが洗剤液中を気泡となって上昇することによる洗剤液の泡立ちによりダウンチューブ外面および樽内面を洗浄するバブリング洗浄と、
の両方によって行なうことを特徴とするビール樽の洗浄方法。A base is provided at the center of the upper surface of the barrel, and a gas supply path that communicates with the interior of the barrel at the base of the mouth, and a beer sending down that is suspended in the barrel and communicates with the interior of the barrel near the bottom of the barrel. In a method for cleaning the inside of a beer barrel equipped with a beer pouring valve having a tube,
Of the pre-washing, main washing, warm water washing, and rinsing washing performed in a state where the beer barrel is inverted, the main washing is performed.
Detergent liquid is ejected into the barrel through the down tube of the beer dispensing valve and the detergent liquid accumulated in the barrel is ejected from the tip of the down tube while being discharged from the gas supply path of the beer dispensing valve. Jet cleaning for cleaning the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube with a detergent solution flowing along the inner surface of the barrel and the outer surface of the down tube;
While discharging the gas in the barrel through the down tube of the beer extraction valve, the detergent liquid is injected into the barrel from the gas supply path of the beer extraction valve to fill the barrel with the detergent liquid, and then the gas While air is fed into the detergent solution from the supply path and air accumulated in the space above the detergent liquid surface in the barrel is discharged through the down tube, the air fed from the gas supply path bubbles in the detergent liquid. Bubbling cleaning that cleans the outer surface of the down tube and the inner surface of the barrel by bubbling detergent liquid by rising as
A method for cleaning a beer barrel, characterized by being carried out by both. 前記噴流洗浄に際して、前記ダウンチューブに供給する洗剤液にエアーを混入することを特徴とする請求項１に記載のビール樽の洗浄方法。The method for cleaning a beer barrel according to claim 1, wherein air is mixed in a detergent solution supplied to the down tube during the jet cleaning. 請求項１に記載の洗浄方法によるビール樽の内部洗浄を行なうための装置であって、
前記ビール樽のビール注出バルブに接続される洗浄用ヘッドと、洗剤液およびエアー等の供給排出手段とからなり、
前記洗浄用ヘッドは、前記ビール注出バルブのガス供給路につながる第１の流路と、前記ビール注出バルブのダウンチューブ内につながる第２の流路とを有するとともに、前記第１の流路に連通する供給側および排出側の２つの口部と、第２の流路に連通する供給側および排出側の２つの口部とを備えており、
前記供給排出手段は、
前記噴流洗浄に際して、前記洗浄用ヘッドの第２の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに第１の流路に連通する排出側口部から前記洗剤液を排出し、
前記バブリング洗浄に際して、前記洗浄用ヘッドの第１の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに第２の流路に連通する排出側口部から樽内気体を排出し、その後、前記第１の流路に連通する供給側口部に洗剤液を供給するとともに前記第２の流路に連通する排出側口部からエアーを排出することを特徴とするビール樽の洗浄装置。An apparatus for performing internal cleaning of a beer barrel by the cleaning method according to claim 1,
The cleaning head connected to the beer pouring valve of the beer barrel, and supply and discharge means such as detergent liquid and air,
The cleaning head has a first flow path connected to a gas supply path of the beer extraction valve and a second flow path connected to a down tube of the beer extraction valve, and the first flow Two supply-side and discharge-side ports communicating with the path, and two supply-side and discharge-side ports communicating with the second flow path,
The supply and discharge means is
During the jet cleaning, the detergent liquid is supplied to the supply-side opening communicating with the second flow path of the cleaning head and the detergent liquid is discharged from the discharge-side opening communicating with the first flow path.
During the bubbling cleaning, the detergent liquid is supplied to the supply-side opening communicating with the first flow path of the cleaning head and the barrel gas is discharged from the discharge-side opening communicating with the second flow path. A cleaning device for a beer barrel, wherein a detergent solution is supplied to a supply-side opening communicating with the first flow path and air is discharged from a discharge-side opening communicating with the second flow path. 前記供給排出手段は、前記洗浄用ヘッドの第２の流路に連通する供給側口部に供給する洗剤液にエアーを混入する手段を備えていることを特徴とする請求項３に記載のビール樽の洗浄装置。4. The beer according to claim 3, wherein the supply / discharge unit includes a unit that mixes air into a detergent solution supplied to a supply-side opening communicating with the second flow path of the cleaning head. Barrel cleaning equipment. 前記洗浄用ヘッドの第１および第２の流路に連通する２つずつの口部にそれぞれ、その口部を開閉するバルブが設けられていることを特徴とする請求項３に記載のビール樽の洗浄装置。The beer barrel according to claim 3, wherein a valve that opens and closes each of the two mouth portions communicating with the first and second flow paths of the cleaning head is provided. Cleaning equipment.
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