JP3920099B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置等に用いられる熱交換器に関し、とくにヘッダパイプ内に、乾燥剤が収納された乾燥剤収容体が内挿される熱交換器、たとえば受液器一体型凝縮器等に好適な熱交換器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器、たとえば受液器を凝縮器に一体化した受液器一体型凝縮器においては、いずれか一方のヘッダパイプ内に、乾燥剤が収納された乾燥剤収容体が内挿されている。たとえば、図8、図9に示すように、複数のチューブ101が挿入されたヘッダパイプ102内には、通液性を有す袋体103に充填された乾燥剤(図示略)が収納された乾燥剤収容体105が内挿されている。乾燥剤収容体105は、ヘッダパイプ102の内面に接合(たとえば、ろう付け)された環状の支持部材106、107に挿通されている。乾燥剤収容体105の下部はストレーナ部108に挿入されている。ヘッダパイプ102の端部には蓋体110、111が設けられており、ストレーナ部108は蓋体111に支持されている。なお、図8において、112はチューブ101間に配設されたフィンを示している。
【0003】
上記のような熱交換器においては、支持部材107の上部に接続されたチューブ101からヘッダパイプ102内に流入した冷媒は、乾燥剤収容体105に設けられた開口部113から該収容体105内に流入し乾燥剤により水分が除去された後、ヘッダパイプ102の支持部材107の下部に形成された液溜め部114に一時的に貯留され該液溜め部114に連通されたサブクールコアを形成する各チューブ101に流入するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような熱交換器においては、乾燥剤収容体105をヘッダパイプ102に内挿する際の作業性を向上するため、図9に示すように支持部材106、107の乾燥剤収容体105の挿通孔115、116の径は、乾燥剤収容体105の外径よりも若干大きく設定されている。つまり、乾燥剤収容体105と挿通孔115、116の周縁との間には必ずクリアランスが存在する。このため、たとえば熱交換器が自動車等の車両用空調装置の熱交換器として使用された場合には、乾燥剤収容体105が振動し騒音が発生したり、あるいは乾燥剤収容体105と支持部材106、107との擦れにより異物が発生し流体中に異物が混入するおそれがある。
【0005】
本発明の課題は、ヘッダパイプ内に乾燥剤収容体が内挿される熱交換器に関し、とくに車両用空調装置の熱交換器として用いても、騒音の発生や熱交換媒体中への異物の混入を確実に防止できる熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の熱交換器は、互いに並設された一対のヘッダパイプと、少なくとも一方のヘッダパイプに内挿される乾燥剤収容体と、該乾燥剤収容体が挿通される挿通孔を備えた環状の支持部材とを有する熱交換器において、前記乾燥剤収容体を、長手方向に連続的に延びる開口部を有する筒状体から構成するとともに、該乾燥剤収容体を前記支持部材の挿通孔の周縁に固定したことを特徴とするものからなる。
【0007】
上記乾燥剤収容体を構成する筒状体は、横断面を略C字状に形成することができる。たとえば、一枚の平板の両端部に隙間をあけてロール成形したり、あるいは横断面が円形、だ円形、一部に平面を有するトラック形、多角形等の直管状パイプに長手方向に連続的に延びる切欠きを設ければ簡単に上記のような乾燥剤収容体を構成することができる。また、押し出し成形によれば上記のような筒状体を簡単に成形することができる。
【0008】
上記乾燥剤収容体の開口部は、筒状体の横断面中心を中心とする円周角の10°以上、90°以下の範囲に開口することが好ましい。10°未満になり開口寸法が小さくなると乾燥剤収容体内部への通液抵抗が著しく増大するおそれがある。一方、90°を越え開口寸法が大きくなり過ぎると乾燥剤収容体による乾燥剤等の保持強度が低下するおそれがある。
【0009】
また、上記乾燥剤収容体を構成する筒状体は、樹脂または純アルミニウム、アルミニウム合金等の金属から構成することができる。
【0010】
上記乾燥剤収容体は、支持部材にろう付けすることができる。上記のような熱交換器は、通常、各部材を仮組み状態(アセンブリ状態)にし炉中において各部材が一括してろう付けされるようになっている。したがって、乾燥剤収容体と支持部材とのろう付けも上記炉中におけるろう付けと同時に行うことができる。また、乾燥剤収容体をヘッダパイプに内挿した後に乾燥剤収容体を拡径して、支持部材に接合することもできる。
【0011】
上記環状の支持部材の外周には、たとえば扇状等の切り欠きを設けることが好ましい。支持部材に上記のような切り欠きを設ければ、ヘッダパイプ中における流体の圧力損失を低減することができる。
【0012】
上記ヘッダパイプには、支持部材挿入用のスリットが設けられていることが好ましい。このようなスリットを設ければヘッダパイプ内に支持部材を簡単に、しかも位置決め精度よく挿入することができる。
【0013】
本発明に係る熱交換器は、ヘッダパイプ内に乾燥剤を収納した乾燥剤収容体が挿入されるタイプの熱交換器に広く適用することができるが、とくにヘッダパイプの下部に液溜め部が形成され、冷却コアとサブクールコアとを有するサブクールタイプコンデンサに好適なものである。
【0014】
上記のような熱交換器においては、乾燥剤収容体は長手方向に連続的に延びる開口部を有する筒状体から構成されている。このような筒状体は、たとえば、一枚の平板の両端部に隙間をあけてロール成形することにより、また、市販の直管状パイプに長手方向に連続的に延びる切り欠きを設けることにより、あるいは射出成形、押し出し成形等により一つの工程で簡単に成形することができる。また、上記のような開口部を設ければ、乾燥剤収容体をヘッダパイプ内に内挿する際には、乾燥剤収容体を弾性変形させて自由状態における径よりも縮径させることができるので、支持部材に乾燥剤収容体を簡単に挿通させることができる。また、乾燥剤収容体がヘッダパイプに挿通された後は、弾性復元力により乾燥剤収容体は自由状態における径にもどろうとするので、乾燥剤収容体の自由状態の径を支持部材の挿通孔の径と同一にするか若干大きめに設定すれば、乾燥剤収容体の外周面が挿通孔の周縁に当接しヘッダパイプ内に乾燥剤収容体を所定の位置に確実に固定することができる。さらに、この状態で乾燥剤収容体を支持部材に対してろう付け等すれば乾燥剤収容体を支持部材に対して位置決め精度よく接合することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る熱交換器の望ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施態様に係る熱交換器を示している。本実施態様においては、主として受液器一体型凝縮器、中でもとくにサブクールタイプコンデンサに本発明を適用した場合について説明する。
【0016】
図において、1はサブクールタイプコンデンサを示している。サブクールタイプコンデンサ1は、上下方向に互いに並行に延びる第2のヘッダパイプ2および第1のヘッダパイプ3と、両ヘッダパイプ2、3間を連通する、並行に延びる複数の熱交換チューブ4を有している。各熱交換チューブ4間およびそれらの最外層部には、コルゲートタイプのフィン5が設けられている。第2のヘッダ2の上部には冷媒の入口パイプ6が、下部には冷媒の出口パイプ7が、それぞれ設けられている。
【0017】
第2のヘッダパイプ2内には仕切板8が設けられており、該仕切板8により、第2のヘッダパイプ2内が上部空間と下部空間とに区画されている。この仕切板8により、上記複数の熱交換チューブ4の配設領域が、コンデンサ1に導入されてきた冷媒を凝縮する冷媒凝縮コア9と、該冷媒凝縮コア9で凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクールコア10とに区画されている。すなわち、一体に形成された第2のヘッダパイプ2内に仕切板8を設けることにより、コンデンサ1のコア全体が、冷媒凝縮コア9とサブクールコア10とに区画されている。そして本実施態様では、冷媒凝縮コア9における、並行に延びる複数の熱交換チューブ4によって形成される冷媒通路が1パス通路に形成されている。したがって、入口パイプ6から第2のヘッダパイプ2内に導入された冷媒は、冷媒凝縮コア9の各熱交換チューブ4を1パス通路形態で通過して第1のヘッダパイプ3内に流入し、第1のヘッダパイプ3内を下方に流動した後、直接、サブクールコア10への入口側に導入されてサブクールコア10の各熱交換チューブ4を通過し、出口パイプ7から流出される。ただし、冷媒凝縮コア9部を2パス以上の通路に構成することも可能である。
【0018】
なお、本実施態様においては、サブクールタイプコンデンサコア全体に対する、サブクールコア部の占有率を約10%程度にしている。本出願人による実験によれば、占有率は、5〜12%程度が好ましく、この範囲内に設定することにより、車両エンジンルーム内のコンデンサ設置スペースの制限、すなわち、限られたコンデンササイズ内におけるサブクール化から生じる、高圧側圧力の上昇、それに伴う、車両燃費の低下を抑制しつつ、最適な過冷却度を実現できる。
【0019】
そして、本実施態様では、第1のヘッダパイプ3における、サブクールコア10への入口側に相当するヘッダ部分が、液溜め部11に構成されている。冷媒凝縮コア9からの冷媒、つまり、第1のヘッダ3の上部側からの冷媒は乾燥剤12により水分が除去された後、この液冷媒一時貯留部11に溜められ、そこからサブクールコア10の各熱交換チューブ4へと流入されることになる。
【0020】
また、第1のヘッダパイプ3内には、乾燥剤ユニット13が挿入されている。乾燥剤ユニット13は、乾燥剤12が充填された通液性を有する袋体17とこれらが収納される乾燥剤収容体18とを有している。
【0021】
本実施態様においては、図5に示すように乾燥剤収容体18は長手方向に連続的に延びる開口部19を有する筒状体から構成されており、横断面は略C字状になっている。また、本実施態様においては、乾燥剤収容体18の開口部19は、図2、図3に示すように冷媒凝縮コア9を構成する熱交換チューブ群4から流出した冷媒が乾燥剤収容体18の外周面とヘッダパイプ3の内周面との間を回り込んだ後に乾燥剤収容体18内へ流入する方向、換言すれば開口部19はチューブ4から流出した冷媒が乾燥剤収容体18内へ直接流入しない方向に向けられているが、これに限定されるものではなくいずれの方向であってもよい。また、開口部19の開口寸法Crは横断面中心を中心とする円周角の10°以上、90°以下の範囲に開口されている。このため、乾燥剤収容体18内への冷媒の流路抵抗の増大を防止しつつ、乾燥剤収容体18による乾燥剤等の保持強度が十分確保されるようになっている。
【0022】
乾燥剤収容体18は、アルミニウム合金等の金属から構成されている。長手方向に連続的に延びる開口部19を有する乾燥剤収容体18は、たとえば金属等からなる一枚の平板の両端部に隙間をあけてロール成形することにより、また市販の直間状のパイプに長手方向に連続的に延びる切り欠きを設けることにより、あるいは射出成形、押し出し成形等により一つの工程で簡単に成形することができる。
【0023】
乾燥剤収容体18は、環状の支持部材15、16の挿通孔22、23に挿通されており、乾燥剤収容体18の外周面と挿通孔22、23の周縁部はろう付けされている。挿通孔22、23の径は、自由状態における乾燥剤収容体18の外径寸法と同一または若干小さめに設定されている。支持部材15、16はヘッダパイプ3の内周面にろう付けされている。また、支持部材15、16の外周には、略扇状の切り欠き24、25が設けられており、本実施態様においては切り欠き24、25の開口寸法は、乾燥剤収容体18の開口部19の開口寸法Crと略一致するようになっている。
【0024】
ヘッダパイプ3には、図6、図7に示すように周方向に延びる支持部材挿入用のスリット26、27設けられている。
【0025】
乾燥剤収容体18の下部は冷媒中に混入した異物等を捕捉するストレーナ14に挿入されている。ストレーナ14は、ヘッダパイプ3の一端に螺合された蓋体20に支持されている。ヘッダパイプ3の他端には蓋体21がろう付けされている。なお、本実施態様においては、ヘッダパイプ3に乾燥剤収容体18を内挿し、支持部材15、16にろう付けした後、乾燥剤収容体18内に乾燥剤等が挿入されるようになっている。
【0026】
本実施態様においては、乾燥剤収容体18には長手方向に連続的に延びる開口部19が設けられているので、乾燥剤収容体18をヘッダパイプ3内に内挿する際には、乾燥剤収容体18を弾性変形させて自由状態における径よりも縮径することができる。したがって、乾燥剤収容体18の自由状態の径と同一または若干小径である挿通孔22、23に容易に乾燥剤収容体18を挿入することができる。また、乾燥剤収容体18が挿通孔22、23に挿入された後は、乾燥剤収容体18の弾性復元力により乾燥剤収容体18は自由状態における径にもどろうとするので、乾燥剤収容体18の外周面が挿通孔22、23の周縁に当接し乾燥剤収容体18はヘッダパイプ3内の所定の位置に確実に固定される。さらに、この状態で炉中において各部材を一括してろう付けすれば、支持部材15、16に乾燥剤収容体18を位置決め精度よくろう付けすることができる。したがって、熱交換器1が自動車用熱交換器として用いられる場合においても、乾燥剤収容体18の振動を抑制することができるので、騒音や擦れにより異物の発生を防止できる。なお、本実施態様においては、支持部材15、16に乾燥剤収容体18がろう付けされているが、乾燥剤収容体18を支持部材15、16の挿通孔22、23に挿通した後、乾燥剤収容体18を治具等を用いて拡径することにより乾燥剤収容体18と支持部材15、16を接合するようにしてもよい。
【0027】
なお、本実施態様においては、乾燥剤収容体18を金属から構成して支持部材15、16にろう付け等しているが、乾燥剤収容体18の弾性復元力のみでも支持部材15、16に乾燥剤収容体18を確実にしかも強固に固定できる。したがって、乾燥剤収容体18には樹脂を用いることも可能である。
【0028】
また、本実施態様においては、支持部材15、16には切り欠き24、25が設けられているので、ヘッダパイプ3内の冷媒は、切り欠き24、25を通過しヘッダパイプ3の下部へと流通することができる。したがって、熱交換器1内における圧力損失を抑制することができる。ただし、この構成に限らず、支持部材15、16に切り欠き24、25を設けず、支持部材15、16を完全な円環形状とし、該円環形状の挿通孔22、23に乾燥剤収容体18を挿入固定するように構成してもよい。
【0029】
また、ヘッダパイプ3には、図6に示したように周方向に延びる支持部材挿入用のスリット26、27が設けられているので、該スリット26、27から支持部材15、16をヘッダパイプ3内に挿入し仮固定状態にした後他部材とともに炉中において一括してろう付けすることができる。したがって、熱交換器1の組付け作業性を向上することができる。さらに、本実施例では、乾燥剤収容体18を支持部材15、16に固定したが、支持部材15の代わりに、例えば、蓋体21に収容体嵌合凹部を設け、該凹部に前記収容体18の端部を嵌合固定するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱交換器によるときは、乾燥剤収容体を支持部材に強固にしかも容易に固定することができるので、熱交換器に振動が加わった場合においても乾燥剤収容体の振動を防止できる。したがって、騒音の発生や擦れによる異物の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る熱交換器の正面図である。
【図2】図1の熱交換器の第1のヘッダパイプの拡大縦断面図である。
【図3】図1の熱交換器の第1のヘッダパイプの拡大横断面図である。
【図4】図1の熱交換器の第1のヘッダパイプに内挿される乾燥剤収容体の支持部材の平面図である。
【図5】図1の熱交換器の第1のヘッダパイプに内挿される乾燥剤収容体の斜視図である。
【図6】図1の熱交換器の第1のヘッダパイプの斜視図である。
【図7】図2の第1のヘッダパイプのA部の拡大断面図である。
【図8】従来の熱交換器の部分拡大縦断面図である。
【図9】従来の熱交換器の支持部材による乾燥剤収容体の支持状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サブクールタイプコンデンサ
2 第2のヘッダパイプ
3 第1のヘッダパイプ
4 熱交換チューブ
5 フィン
6 入口パイプ
7 出口パイプ
8 仕切板
9 冷媒凝縮コア
10 サブクールコア
11 液冷媒一時貯留部(液溜め部)
12 乾燥剤
13 乾燥剤ユニット
14 ストレーナ
15、16 支持部材
17 袋体
18 乾燥剤収容体
19 開口部
20、21 蓋体
22、23 挿通孔
24、25 切り欠き
26、27 スリット
Claims (5)
- 互いに並設された一対のヘッダパイプと、少なくとも一方のヘッダパイプに内挿される乾燥剤収容体と、該乾燥剤収容体が挿通される挿通孔を備えた環状の支持部材とを有する熱交換器において、前記乾燥剤収容体を、長手方向に連続的に延びる開口部を有する筒状体から構成するとともに、該乾燥剤収容体を前記支持部材の挿通孔の周縁に固定したことを特徴とする熱交換器。
- 前記乾燥剤収容体が支持部材にろう付けされている、請求項1の熱交換器。
- 前記乾燥剤収容体が拡径され支持部材に接合されている、請求項1の熱交換器。
- 前記支持部材に切り欠きが設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記ヘッダパイプに、周方向に延びる支持部材挿入用のスリットが設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交換器。
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