JP3919785B2 - 発泡ポリスチレンの減容化剤及び該減容化剤を使用する発泡ポリスチレンの回収方法 - Google Patents

発泡ポリスチレンの減容化剤及び該減容化剤を使用する発泡ポリスチレンの回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、使用済みの発泡ポリスチレンからポリスチレンを回収する技術に関する。より詳細には、本発明は、減容化剤を用いて使用済みの発泡ポリスチレンを減容化し、減容化した発泡ポリスチレンと減容化剤の混合物から、ポリスチレンと減容化剤を回収する技術に関する。
発泡ポリスチレンは、軽くて丈夫で、加工性、断熱性、耐衝撃性等に優れ、安価であるので、家電製品の包装材、魚箱、食品の容器等として大量に使用されている。したがって、使用済みの発泡ポリスチレンが大量に発生している。
使用済みの発泡ポリスチレンは、一部は回収して再使用されているが、なお多くの部分がごみとして廃棄されている。省資源、環境汚染の防止等の観点から、使用済みの発泡ポリスチレンは、ごみとして廃棄せずに出来るだけ回収して再使用することが望ましい。
使用済みの発泡ポリスチレンを回収する技術としては、使用済みの発泡ポリスチレンを加熱溶融して脱泡しポリスチレンの塊とする方法、使用済みの発泡ポリスチレンを溶剤で減容化した後ポリスチレンと溶剤を回収する方法等が知られている。
使用済みの発泡ポリスチレンを加熱溶融して脱泡しポリスチレンの塊とする方法は、加熱溶融して脱泡する際、ポリスチレンが劣化すること、悪臭が発生すること等の問題がある。
使用済みの発泡ポリスチレンを溶剤で減容化した後ポリスチレンと溶剤を回収する方法では、ポリスチレンの劣化は比較的少ないが、使用済みの発泡ポリスチレンを減容化して回収することが出来る溶剤について、なお多くの点で改善が求められている。
当該技術分野において、使用済みの発泡ポリスチレンを減容化してポリスチレンを回収するために使用される幾つかの溶剤が知られている。またこのような溶剤を用いる発泡ポリスチレンの回収方法が知られている。
例えば、リモネン、酢酸イソアミル、プロピオン酸ベンジル、酪酸エチルから選ばれる少なくとも1種類の化合物を含む液体組成物からなる発泡ポリスチレン収縮剤、および同収縮剤を密閉空間内で発泡ポリスチレン成形体と接触させてポリスチレン組成物に変化させることを特徴とする発泡ポリスチレンの回収方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特定のグリコールエーテル系化合物、および特定の脂肪酸ジアルキルエステル系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を主成分とするポリスチレンの溶剤が知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、発泡スチロールの廃材をその発生箇所の近傍において液状炭化水素を主体とする石油系の有機溶媒に浸漬し軟化させて餅状の中間生成物を生成し、この中間生成物を前記有機溶媒から物理的に分離して再生処理工場に運搬し、この運搬先の再生処理工場において前記中間生成物からこれに含まれるスチロールを再生することを特徴とする発泡スチロールの処理方法が知られており、さらに、同方法において前記有機溶媒は、芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素との混合物を主体とし、この混合物中の前記芳香族炭化水素の重量比が20%乃至60%の範囲に設定されたことを特徴とする発泡スチロールの処理方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
またさらに、発泡ポリスチレンをグリコールエーテル酢酸エステル系化合物、グリコールエーテル系化合物、アセチルアセトン、炭酸ジエチルおよびオルトギ酸エチルよりなる群から選ばれた溶解溶剤に溶解することを特徴とする発泡ポリスチレンの減容化方法が知られている(例えば、特許文献4参照)。
さらにまた、イソプロピルブロマイド及び/又はノルマルプロピルブロマイドを主成分とした発泡ポリスチレン溶解剤を用いる発泡ポリスチレンの回収リサイクル方法であって、前記発泡ポリスチレン溶解剤と発泡ポリスチレンとを接触させて前記発泡ポリスチレン溶解剤により発泡ポリスチレンを溶解させつつその体積を収縮させる処理を行った後、この処理により得られた発泡ポリスチレン溶解生成物を加熱処理することで溶剤成分を蒸発させて発泡ポリスチレンを取り出すことを特徴とする発泡ポリスチレンの回収リサイクル方法が知られている(例えば、特許文献5参照)。
しかしながら、当該技術分野において依然として、改善された発泡ポリスチレンの減容化剤、例えば発泡ポリスチレンの減容化において優れ、減容化した発泡ポリスチレンの処理において優れ、かつポリスチレンの回収において優れている発泡ポリスチレンの減容化剤が求められている。
特開平5−263065号公報 特開平9−25358号公報 特開平9−40802号公報 特開平11−80418号公報 特開平11−302441号公報
本発明が解決しようとする第一の課題は、発泡ポリスチレンの減容化において優れ、減容化した発泡ポリスチレンの処理において優れ、かつポリスチレンの回収において優れている発泡ポリスチレンの減容化剤を提供することである。
次に、本発明が解決しようとする第二の課題は、上記減容化剤を用いる発泡ポリスチレンの減容化方法を提供することである。
さらに、本発明が解決しようとする第三の課題は、上記減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンの混合物を提供することである。
さらにまた、本発明が解決しようとする第四の課題は、上記減容化剤を用いる減容化した発泡ポリスチレンの回収方法を提供することである。
上で述べた課題は、本発明に従って解決することができる。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、プソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤である。
本発明において、プソイドクメン(1,2,4−トリメチルベンゼン)は、例えば改質ガソリンを精密蒸留することによって得られる実質的に単一の化合物であることができる。
プソイドクメン(1,2,4−トリメチルベンゼン)の物理的性状を次に示す。
分子量120.2:沸点169.4℃:融点−43.9℃:比重(15/4℃)0.8796:引火点(密閉式)54℃:
改質ガソリンを精密蒸留することによって得られるプソイドクメンは、例えば下記の性状を有している。
比重(15/4℃)0.8797(JIS−K−2435):蒸留試験;初留点169.0℃:乾点169.6℃:全留出量98.5vol%(JIS−K−0066):組成1,2,4−トリメチルベンゼン99.5wt%(ガスクロマトグラフ法):
一方、本発明において、イソドデカンは、イソブテン3量体の水素化物であって、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物であることができる。
2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンの物理的性状を次に示す。
分子量170.34:沸点177℃:密度(15℃)0.750g/cm3:流動点−10℃以下:引火点(密閉式)48℃:
イソブテン3量体の水素化によって得られる2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物イソドデカンは、例えば下記の性状を有している。
密度(15℃)0.7499g/cm3(JIS−K−2249):蒸留試験;初留点178.5℃:乾点181.0℃:全留出量98.0vol%(JIS−K−0066):引火点47℃(JIS−K−2265):
イソドデカンは、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物であって成分数が少ないため、沸点範囲が非常に狭く、品質のバラツキがすくなく、また安定性に優れ、経時変化や化学変化を起こしにくく、極めて低臭気、低毒性である等の優れた特長を有している。
以下、本明細書において、イソドデカンは、イソブテン3量体の水素化物であって、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物を意味する。
プソイドクメンを常温において発泡ポリスチレンに接触させると、発泡ポリスチレンは減容化される。これに対して、イソドデカンを常温において発泡ポリスチレンに接触させても、発泡ポリスチレンは減容化されない。
そこで、プソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤中のプソイドクメンとイソドデカンの割合を変えて、プソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤が常温において発泡ポリスチレンを減容化する様子を調べたところ、イソドデカンの量が0〜35容量%(0〜31.5重量%)の間は、発泡ポリスチレンを減容化する速度及び重量において、大きな相違はなかったが、イソドデカンの量が37〜38容量%(33.4〜34.3重量%)を越えると、発泡ポリスチレンを減容化する速度及び重量が顕著に増大することが分かった。
また、イソドデカンの量が43〜44容量%(39.1〜40.1重量%)を越えると、減容化した発泡ポリスチレンが硬くなってしまうので、プソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤と減容化した発泡ポリスチレンからなる混合物の粘着性、流動性が非常に悪くなることが分かった。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、プソイドクメンとイソドデカンを常温において、例えば15〜25℃において、所定の割合で混合することによって得られる。例えば、本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、プソイドクメンとイソドデカンを常温において、プソイドクメンが58〜62容量%(61.8〜65.7重量%)そしてイソドデカンが42〜38容量%(38.2〜34.3重量%)となるように混合することによって得られる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤である。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、プソイドクメン58〜62容量%(61.8〜65.7重量%)とイソドデカン42〜38容量%(38.2〜34.3重量%)からなる溶剤に加えて、プソイドクメンとイソドデカンの沸点に近い沸点を有する少量の他の有機化合物、例えば少量の他の炭化水素、少量の芳香剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、着色剤等を含有していることが出来る。
発泡ポリスチレンの減容化剤と発泡ポリスチレンとの接触は、発泡ポリスチレンの減容化剤が発泡ポリスチレンを減容化させることが出来る限り、常温で行ってもよいし、常温より高い温度で行ってもよいし、常温より低い温度で行ってもよい。使用する減容化装置のコストや取り扱いの便宜さの点からすると、一般に常温で行うのが有利である。
発泡ポリスチレンの減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンからなる混合物は、例えば発泡ポリスチレンの減容化剤を発泡ポリスチレンと接触させることによって生成する。発泡ポリスチレンの減容化剤と発泡ポリスチレンとの接触は、例えば、発泡ポリスチレンの減容化剤に発泡ポリスチレンを浸漬させることによって行うことが出来る。また例えば、発泡ポリスチレンの減容化剤と発泡ポリスチレンとの接触は、発泡ポリスチレン上に発泡ポリスチレンの減容化剤を散布することによって行うことが出来る。
この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンの量は、混合物の粘着性や流動性が維持される限り特に制限はない。この混合物は、例えば発泡ポリスチレンの減容化剤100重量部と減容化した発泡ポリスチレン10〜100重量部、好ましくは50〜90重量部からなる混合物であることができる。混合物の粘着性や流動性は混合物の温度によっても影響を受ける。すなわち、混合物の温度が上昇すると混合物の粘着性や流動性は増大し、混合物の温度が降下すると混合物の粘着性や流動性は減少する。使用する温度によって、混合物の組成を調整してもよい。
減容化した発泡ポリスチレンの回収は、例えば発泡ポリスチレンの減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンからなる混合物を加熱することによって該混合物から該減容化剤を蒸留除去し、減容化した発泡ポリスチレンを回収することによって行うことが出来る。減容化剤の蒸留は、常圧で行ってもよいし、減圧下で行ってもよいし、加圧下で行ってもよい。使用する蒸留装置のコストの点からすると、一般に常圧で行うのが有利である。回収したポリスチレンは、熱分解してスチレンモノマー等として回収することも出来る。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、沸点が互いに接近したプソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤を主体としており、蒸留沸点範囲が非常に狭いので、蒸留が極めて容易であり、蒸留装置も簡単にすることが出来る。
上で述べた第一の課題は、本発明に従って、
1. プソイドクメン 58〜62容量%
及び
イソドデカン 42〜38容量%
からなる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化溶剤。
によって、解決することができる。
また、上で述べた第二の課題は、本発明に従って、
2. プソイドクメン 58〜62容量%
及び
イソドデカン 42〜38容量%
からなる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤を発泡ポリスチレンと接触させることを特徴とする発泡ポリスチレンの減容化方法。
によって、解決することができる。
さらに、上で述べた第三の課題は、本発明に従って、
3.実質的に、
プソイドクメン 58〜62容量%
及び
イソドデカン 42〜38容量%
からなる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤 100重量部
ならびに、
減容化した発泡ポリスチレン 10〜100重量部
からなる混合物。
によって、解決することができる。
さらにまた、上で述べた第四の課題は、本発明に従って、
4. 実質的に、
プソイドクメン 58〜62容量%
及び
イソドデカン 42〜38容量%
からなる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤を発泡ポリスチレンと接触させて、該減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンとからなる混合物を生成し、該混合物を加熱することによって該混合物から該減容化剤を蒸留除去し、減容化した発泡ポリスチレンを回収することを特徴とするポリスチレンの回収方法。
によって、解決することができる。
また、回収したポリスチレンから、スチレンモノマーを下記の方法:
実質的に、
プソイドクメン 58〜62容量%
及び
イソドデカン 42〜38容量%
からなる溶剤を主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤を発泡ポリスチレンと接触させて、該減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンとからなる混合物を生成し、該混合物を加熱することによって該混合物から該減容化剤を蒸留除去し、減容化した発泡ポリスチレンを回収し、回収した減容化した発泡ポリスチレンをポリスチレンの熱分解温度以上の温度に加熱して熱分解物を生成し、該熱分解物を蒸留することを特徴とするスチレンモノマーの生産方法。
によって、得ることが出来る。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、プソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤のうち、とくに、発泡ポリスチレンの減容化量(減容量)が多く、減容化速度(減容速度)が大きい組成を有するものを主体とする発泡ポリスチレンの減容化剤である。このように本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、発泡ポリスチレンの減容化量(減容量)が多く、減容化速度(減容速度)が大きいので、発泡ポリスチレンの減容化に適している。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、減容化した発泡ポリスチレンと一緒になって、粘着性や流動性を有する混合物を生成することができ、その粘着性や流動性を容易に調整することができる。この混合物は、粘着性や流動性を有するので、例えばポンプ輸送が可能なものとすることが出来る。このポンプ輸送は、例えば常温において、例えばスクリューポンプを用いて行うことが出来る。減容化した発泡ポリスチレンが硬くなると、粘着性や流動性が低下し、ポンプ輸送が困難になる。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等を溶解することなく、発泡ポリスチレンを減容化することが出来る。したがって、本発明に係る粘着性や流動性を有する混合物は、不溶性の塩化ビニル製のラベル、紙製のラベル等を、例えば金網で濾別して除去することができる。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、蒸留温度範囲が狭いので、蒸留が容易であり、蒸留装置も簡単なものとすることができる。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、蒸留によって回収し繰り返し使用しても殆んど劣化しない。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、酸化されにくく、加水分解されない。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、蒸留の際、減容化した発泡ポリスチレン内に残留する量が少ない。したがって、回収されるポリスチレンが高品質である。また、回収されたポリスチレンを熱分解油化する際、熱分解油中に混入する減容化剤の量が少ないので、熱分解油から、例えば分留によって、スチレンモノマーを分離回収する際、有利である。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、常温における蒸気圧が低く、臭気が少ないので、取り扱いにおいて有利である。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、ハロゲン原子を含有していないので、装置に対する腐食性が小さい。
プソイドクメンとイソドデカンからなる溶剤を主体としている本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、減容化剤を構成する成分が明確であり、成分の数が少ないので、例えば最初に調製するときも、回収後再調製するときも、成分調整が容易である。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤は、蒸留沸点範囲がたかだか165〜185℃程度であるので、本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンからなる混合物を加熱することによって該混合物から該減容化剤を蒸留除去し、減容化した発泡ポリスチレンを回収する際、ポリスチレンの熱劣化が起こりにくい。
本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤の蒸留温度範囲(165〜185℃)は、スチレンモノマーの沸点(145.1℃)と充分に離れているので、本発明に係る発泡ポリスチレンの減容化剤とスチレンモノマーは、蒸留によって容易に分離することができる。これに対して、従来発泡ポリスチレンの減容化剤として使用されている沸点144.4℃のオルトキシレン、沸点139.1℃のメタキシレン、沸点138.4℃のパラキシレンとスチレンモノマーは、沸点が接近しているので、蒸留によって分離することが困難である。また、これらのキシレン類は臭気が強く、毒性が大きいから、ISO等により使用が規制されている事業所等において使用することが困難である。
プソイドクメン及びイソドデカンからなる溶剤を調製し、これを用いて発泡ポリスチレンを減容化させ、発泡ポリスチレンの減容化重量(減容重量)と発泡ポリスチレンの減容化速度(減容速度)を調べた。
プソイドクメン60容量%とイソドデカン40容量%からなる溶剤100ml(81.82g)中に、室温において40gの発泡ポリスチレンを浸漬したところ、43分間で減容化した。
このとき生成したプソイドクメン及びイソドデカンからなる溶剤と減容化した発泡ポリスチレンとの混合物では、減容化した発泡ポリスチレンは、硬くなっておらず、室温において粘着性及び流動性を保っていた。
A.減容化溶剤の調製
プソイドクメン及びイソドデカンは、丸善石油化学株式会社から入手した市販のプソイドクメン及びイソドデカンを使用した。
丸善石油化学株式会社のデータシートによると、プソイドクメンは単一製品であって、1,2,4−トリメチルベンゼンの含有量は99%以上であり、沸点は169.4℃である。同じく丸善石油化学株式会社のデータシートによると、イソドデカンは異性体混合物であって、異性体混合物の含有量は99%以上であり、沸点は179〜182℃である。
丸善石油化学株式会社から入手した市販のプソイドクメン及びイソドデカンを使用して、プソイドクメン及びイソドデカンからなる下記の組成を有する溶剤1〜溶剤9を室温(15℃〜25℃)で調製した。
溶剤1: プソイドクメン100容量% イソドデカン 0容量%
溶剤2: プソイドクメン 90容量% イソドデカン 10容量%
溶剤3: プソイドクメン 80容量% イソドデカン 20容量%
溶剤4: プソイドクメン 70容量% イソドデカン 30容量%
溶剤5: プソイドクメン 65容量% イソドデカン 35容量%
溶剤6: プソイドクメン 63容量% イソドデカン 37容量%
溶剤7: プソイドクメン 60容量% イソドデカン 40容量%
溶剤8: プソイドクメン 57容量% イソドデカン 43容量%
溶剤9: プソイドクメン 55容量% イソドデカン 45容量%
B.減容化試験:
溶剤1〜溶剤9の各々について、発泡ポリスチレンの減容化試験を行った。
減容化試験1
発泡ポリスチレンの減容化試験は、次の手順で行った。
内径3.7cm、容量200mlのメスシリンダーに100mlの溶剤1をいれ、重量を測定した発泡倍率55倍の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の一本を、メスシリンダーの底部に発泡ポリスチレンの試料片が着かないようにかつ発泡ポリスチレンの試料片の頭部が液面より下になるように棒を用いて浸漬した。白色の発泡ポリスチレンの試料片は、溶剤1に浸漬すると、表面から脱泡しながら容積を縮小して半透明になった。発泡ポリスチレンの試料片を溶剤1に浸漬してから半透明になるまでの時間をストップウォッチで測定した。引き続き、重量を測定した発泡倍率55倍の、2本目の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)を溶剤1に浸漬して、浸漬してから半透明になるまでの時間をストップウォッチで測定した。さらに引き続き、重量を測定した発泡倍率55倍の、3本目の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)を溶剤1に浸漬して、浸漬してから半透明になるまでの時間をストップウォッチで測定した。同様にして、それぞれ重量を測定した発泡倍率55倍の、4本目から34本目までの発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を続けた。減容化試験の結果を、表1に示す。
Figure 0003919785
減容化試験2
溶剤1を溶剤2に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、34本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表2に示す。
Figure 0003919785
減容化試験3
溶剤1を溶剤3に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、34本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表3に示す。
Figure 0003919785
減容化試験4
溶剤1を溶剤4に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、30本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表4に示す。
Figure 0003919785
減容化試験5
溶剤1を溶剤5に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、30本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表5に示す。
Figure 0003919785
減容化試験6
溶剤1を溶剤6に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、32本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表6に示す。
Figure 0003919785
減容化試験7
溶剤1を溶剤7に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、59本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表7に示す。
Figure 0003919785
減容化試験8
溶剤1を溶剤8に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、66本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表8に示す。
Figure 0003919785
減容化試験9
溶剤1を溶剤9に変えた以外は同様にして、重量を測定した発泡倍率55倍の、67本の発泡ポリスチレンの試料片(25mm×25mm×100mm)の減容化試験を行った。減容化試験の結果を、表9に示す。
Figure 0003919785
表1のポリスチレン累積重量(PS累積重量)(g)と減容時間(累計時間)(sec.)との関係を、図1に示す。
同様に、表2〜表9のポリスチレン累積重量(PS累積重量)(g)と減容時間(累計時間)(sec.)との関係を、それぞれ図2〜図9に示す。
図1〜図9から、溶剤1〜溶剤9に関して、減容時間(累計時間)が600秒(10分)、1200秒(20分)、1800秒(30分)及び3600秒(60分)のときのポリスチレン累積重量(PS累積重量)(g)を読み取り、表10に纏めた。
Figure 0003919785
表10から、プソイドクメンの量が100〜65容量%(100〜68.5重量%)の間、即ちイソドデカンの量が0〜35容量%(0〜31.5重量%)の間は、発泡ポリスチレンを減容化する速度及び重量において大きな相違はないが、プソイドクメンの量が63〜62容量%(66.6〜65.7重量%)よりも減少すると、即ちイソドデカンの量が37〜38容量%(33.4〜34.3重量%)を越えると、発泡ポリスチレンを減容化する速度及び重量が顕著に増大することが分かる。
C.減容化混合物の粘着性流動性試験
上記の溶剤1〜溶剤9の各々によって発泡ポリスチレンを減容化し、生成した溶剤1〜溶剤9と減容化した発泡ポリスチレンの混合物の粘着性と流動性を調べた。
粘着性流動性試験1
200mlの広口のガラス瓶に100mlの溶剤1を入れ、ついで発泡ポリスチレン30gを入れて、発泡ポリスチレンを溶剤1に浸漬し、溶剤1と減容化した発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験2
溶剤1を溶剤2に変えた以外は、粘着性流動性試験1と同様にして発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験3
溶剤1を溶剤3に変えた以外は、粘着性流動性試験1と同様にして発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験4
溶剤1を溶剤4に変えた以外は、粘着性流動性試験1と同様にして発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験5
溶剤1を溶剤5に変えた以外は、粘着性流動性試験1と同様にして発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験6
溶剤1を溶剤6に変えた以外は、粘着性流動性試験1と同様にして発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験7
200mlの広口のガラス瓶に100mlの溶剤7を入れ、ついで発泡ポリスチレン60gを入れて、発泡ポリスチレンを溶剤7に浸漬し、溶剤7と減容化した発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回したところ、この混合物はガラス棒に絡みついた。またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転した。
粘着性流動性試験8
200mlの広口のガラス瓶に100mlの溶剤8を入れ、ついで発泡ポリスチレン60gを入れて、発泡ポリスチレンを溶剤8に浸漬し、溶剤8と減容化した発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンはかなり硬く、この混合物にガラス棒を突っ込んでも、この混合物はガラス棒に絡みつかなかった。またこの混合物は、ガラス棒を突っ込んでかき回すと、ガラス瓶に粘着することなく回転した。
粘着性流動性試験9
200mlの広口のガラス瓶に100mlの溶剤9を入れ、ついで発泡ポリスチレン60gを入れて、発泡ポリスチレンを溶剤9に浸漬し、溶剤9と減容化した発泡ポリスチレンの混合物を調製した。この混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは硬く、この混合物にガラス棒を突っ込んでも、この混合物はガラス棒に絡みつかなかった。またこの混合物は、ガラス棒を突っ込んでかき回すと、ガラス瓶に粘着することなく回転した。
粘着性流動性試験1〜粘着性流動性試験9から、プソイドクメンの量が100〜58容量%(100〜61.8重量%)の間、即ちイソドデカンの量が0〜42容量%(0〜38.2重量%)の間は、溶剤と減容化した発泡ポリスチレンの混合物中の減容化した発泡ポリスチレンは柔らかであり、この混合物にガラス棒を突っ込んでかき回すと、この混合物はガラス棒に絡みつき、またこの混合物は、ガラス瓶を回転するとガラス瓶の壁に粘着しつつ共に回転することが分かる。しかしながら、プソイドクメンの量が57〜56容量%(60.9〜59.9重量%)よりも減少すると、即ちイソドデカンの量が43〜44容量%(39.1〜40.1重量%)よりも増大すると、溶剤と減容化した発泡ポリスチレンの混合物中の減容化した発泡ポリスチレンが硬くなり、粘着性を失うことが分かる。このように、溶剤と粘着性を失った減容化した発泡ポリスチレンの混合物は、例えばスクリューポンプで輸送することが困難である。
本発明の発泡ポリスチレン減容化剤を用いることによって、容易に、使用済みの発泡ポリスチレンを減容化し、減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンの混合物からポリスチレンを回収することができる。
溶剤1を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験1) 溶剤2を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験2) 溶剤3を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験3) 溶剤4を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験4) 溶剤5を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験5) 溶剤6を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験6) 溶剤7を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験7) 溶剤8を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験8) 溶剤9を使用したときの、発泡ポリスチレンの減容化重量(PS重量)(g)と減容化時間(減容時間)(sec.)との関係を示すグラフである。(減容化試験9)

Claims (4)

  1. プソイドクメン 58〜62容量%
    及び
    イソブテン3量体の水素化物であって、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物 42〜38容量%
    からなる溶剤を主体とする蒸留沸点範囲がたかだか165〜185℃程度である発泡ポリスチレンの減容化剤。
  2. プソイドクメン 58〜62容量%
    及び
    イソブテン3量体の水素化物であって、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物 42〜38容量%
    からなる溶剤を主体とする蒸留沸点範囲がたかだか165〜185℃程度である発泡ポリスチレンの減容化剤を発泡ポリスチレンと接触させることを特徴とする発泡ポリスチレンの減容化方法。
  3. 実質的に、
    プソイドクメン 58〜62容量%
    及び
    イソブテン3量体の水素化物であって、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物 42〜38容量%
    からなる溶剤を主体とする蒸留沸点範囲がたかだか165〜185℃程度である発泡ポリスチレンの減容化剤 100重量部、
    ならびに、
    減容化した発泡ポリスチレン 10〜100重量部
    からなる混合物。
  4. 実質的に、
    プソイドクメン 58〜62容量%
    及び
    イソブテン3量体の水素化物であって、2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンを主体とする異性体混合物 42〜38容量%
    からなる溶剤を主体とする蒸留沸点範囲がたかだか165〜185℃程度である発泡ポリスチレンの減容化剤を発泡ポリスチレンと接触させて、該減容化剤と減容化した発泡ポリスチレンとからなる混合物を生成し、該混合物を加熱することによって該混合物から該減容化剤を蒸留除去し、減容化した発泡ポリスチレンを回収することを特徴とするポリスチレンの回収方法。
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