JP3919565B2 - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御装置及び印刷制御方法に関し、特に1つの画像を複数のブロックに分割し、各ブロックに対応する印刷出力結果によって前記画像に対応する出力を得るポスター印刷制御が可能な印刷制御装置及び印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、A4サイズの出力が可能な印刷装置を用いてA2,A1等の大型画像の出力を得る手段として、ホストコンピュータ側のポスター印刷機能が知られている。ポスター印刷機能は、印刷対象の画像情報を必要に応じて縮尺した後、出力用紙サイズの印刷領域でこの画像情報を分割し、分割した各領域毎に生成した印刷データの出力を印刷装置に対して、行うことにより、出力結果をつなぎ合わせて最終的な出力結果を得るものである。ホストコンピュータ側におけるポスター印刷機能を用いることにより、印刷装置側は従来と同じ構成で、ポスター印刷を実現できるため、複写機の拡大連写機能のように複雑なデバイス構成を必要とせずコストダウンを図ることが可能になっている。
【0003】
従来このようなポスター印刷機能においては、アプリケーションにより入力される1ページの画像情報を複数ページの印刷データとして出力する場合に、ホストコンピュータのプリンタドライバを簡単な構成にするために、N×Nに拡大分割されるN×Nページの印刷データはまとめて印刷出力されている。
また、近年、プリンタドライバの高機能化により、アプリケーションからの画像情報を一旦メモリにスプールし、印刷装置に出力する印刷データを生成する前に、ユーザに印刷プレビューとしてプレビュー表示を行わせることが可能になってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
また、プリンタドライバにおいて、分割された領域の一部のみを指定して印刷を行うポスター部分印刷機能が近年考えられている。ポスター部分印刷機能により、ポスター分割された必要なページのみを印刷することが可能になるからである。しかしながら、従来のプレビュー機能は、簡単のためスプールされている画像情報における各ページからプレビュー画像を生成する構成をとっているため、ポスター部分印刷の印刷結果を事前に確認するための印刷プレビューは考えられていない。
【0005】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、その目的は、ポスター部分印刷機能を提供可能な印刷制御装置及び印刷制御方法において、ポスター部分印刷指示に基づく印刷結果を事前に確認可能な印刷制御装置及び印刷制御方法を提供することにある。
【0006】
また、本発明の別の目的は、その目的は、ポスター部分印刷機能を提供可能な印刷制御装置及び印刷制御方法において、印刷が指定された領域を印刷前に変更可能とした印刷制御装置及び印刷制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、1つの画像情報を複数領域に分割し、複数領域を構成する各領域に対応する印刷データを生成し、印刷装置に印刷させることによって、1つの画像に対応した印刷結果を得るポスター印刷制御が可能な印刷制御装置であって、複数領域のうち、指定された領域の印刷処理に対応するスプールデータを生成するスプールデータ生成手段と、スプールデータに基づいて、印刷プレビュー画像を生成するプレビュー生成手段と、印刷プレビュー画像を表示すべく制御する表示制御手段と、印刷処理の実行指示に応答して、スプールデータから印刷データを生成し、印刷装置に出力する印刷データ生成手段とを有し、プレビュー生成手段は、1ページの画像情報を複数ページに拡大分割するポスター印刷指示と、拡大分割された複数ページの一部のページを印刷する指示がなされた場合に、印刷指示された一部のページに対する印刷プレビュー画像を生成することを特徴とする印刷制御装置に存する。
【0008】
また、本発明の別の要旨は、1つの画像情報を複数領域に分割し、複数領域を構成する各領域に対応する印刷データを生成し、印刷装置に印刷させることによって、1つの画像に対応した印刷結果を得るポスター印刷制御が可能な印刷制御方法であって、複数領域のうち、指定された領域の印刷処理に対応するスプールデータを生成するスプールデータ生成ステップと、スプールデータに基づいて、印刷プレビュー画像を生成するプレビュー生成ステップと、印刷プレビュー画像を表示すべく制御する表示制御ステップと、印刷処理の実行指示に応答して、スプールデータから印刷データを生成し、印刷装置に出力する印刷データ生成ステップとを有し、プレビュー生成ステップは、1ページの画像情報を複数ページに拡大分割するポスター印刷指示と、拡大分割された複数ページの一部のページを印刷する指示がなされた場合に、印刷指示された一部のページに対する印刷プレビュー画像を生成することを特徴とする印刷制御方法に存する。
【0009】
また、本発明の別の要旨は、1つの画像情報を複数領域に分割し、複数領域を構成する各領域に対応する印刷データを生成し、印刷装置に印刷させることによって、1つの画像に対応した印刷結果を得るポスター印刷制御が可能な、コンピュータ装置が実行可能な印刷制御プログラムであって、複数領域のうち、指定された領域の印刷処理に対応するスプールデータを生成するスプールデータ生成工程のプログラムと、スプールデータに基づいて、印刷プレビュー画像を生成するプレビュー生成工程のプログラムと、印刷プレビュー画像を表示すべく制御する表示制御工程のプログラムと、印刷処理の実行指示に応答して、スプールデータから印刷データを生成し、印刷装置に出力する印刷データ生成工程のプログラムとを有し、プレビュー生成工程のプログラムは、1ページの画像情報を複数ページに拡大分割するポスター印刷指示と、拡大分割された複数ページの一部のページを印刷する指示がなされた場合に、印刷指示された一部のページに対する印刷プレビュー画像を生成することを特徴とする印刷制御プログラムに存する。
【0010】
また、本発明の別の要旨は、本発明による印刷制御プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ装置読み取り可能な記憶媒体に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<印刷システムの構成例>
図1は、本発明に係る印刷制御装置の一例としてのホストコンピュータと、ホストコンピュータにより印刷制御されるプリンタとが通信可能に接続されてなる印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【0012】
図において、ホストコンピュータ3000は、ROM3を構成するプログラム用ROM、あるいはハードディスクドライブやリムーバブルディスクドライブ、半導体メモリ等の外部メモリ11に記憶された、各種アプリケーションプログラムを実行し、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備える。
【0013】
CPU1は、システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)や後述するプリンタドライバ等が記憶され、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶される。
【0014】
RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイス(マウス等)からの入力を制御する。ここで入力されるデータとしては、後述するポスター印刷時の種々の設定事項が含まれる。ディスプレイコントローラ(DC)6は、CRTディスプレイ、LCD等のディスプレイ(DSP)10の表示を制御する。
【0015】
ディスクコントローラ(DKC)7は、ブートプログラム、各種のアプリケーションプログラム、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1500に接続され、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0016】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された、表示情報RAM(ビデオRAM)へのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、印刷される画像と同一の画像をディスプレイ10上に表示するWYSIWYG(What You See Is What You Get)を可能としている。また、CPU1は、ディスプレイ10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことが可能である。
【0017】
プリンタ1500はプリンタCPU12により制御される。CPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいはオプションとして接続される外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づき、印刷部I/F16を介してシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に、出力情報としての画像信号を出力する。
【0018】
また、ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
【0019】
CPU12は入力部18を介してホストコンピュータ3000と通信可能に接続され、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域としても用いられる。また、その少なくとも1部が不揮発性メモリ(NVRAM)として構成される。
【0020】
前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、ディスクコントローラ(DKC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、例えばCPU12の制御プログラム、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、1501は操作部であり、プリンタに各種設定を行ったり、指示を入力するためのスイッチおよび、各種情報を表示、報知するためのLCD、LED等が配されている。操作部1501から入力された各種設定は、例えばRAM19のNVRAM部分に記憶される。
【0021】
また、前述した外部メモリ14は1個に限らず、複数個接続することが可能であり、フォントROMに記憶された内蔵フォント以外のフォントを追加したり、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するためのエミュレーションプログラムを追加することが可能である。
【0022】
図2は、図1に示したシステムでの典型的な印刷処理において、特にホストコンピュータ3000を中心として、処理の流れと関係する構成を説明する図である。
【0023】
図2におけるアプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、ホストコンピュータ3000の外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、OSや他のモジュールによってRAM2にロードされ、実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROMから読み出したり、あるいは不図示のネットワークを経由して受信し、外部メモリ11に追加記憶することが可能である。
【0024】
外部メモリ11に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用する。
【0025】
グラフィックエンジン202は、プリンタ1500の機種毎に用意されたプリンタドライバ203を外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、例えばOSがWindows(登録商標)である場合、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphics Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。
【0026】
プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタ1500が解釈、実行可能なプリンタ制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)を生成する。生成されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェース21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される。
【0027】
図3は、本実施形態に係るホストコンピュータ3000の機能構成をより詳細に示すブロック図である。
概要を説明することを目的とした図2では説明しなかったが、本実施形態に係るホストコンピュータ3000では、縮小、拡大、レイアウト、ポスター印刷等の印刷データの加工や、プリントプレビュー等の付加機能を実現するため、中間コードデータによって印刷データをスプールする構成を有している。ユーザが上述の印刷データ加工を希望する場合、通常はプリンタドライバ203がGUIとして提供する設定ウインドウにおいてキーボード、マウス等を用いて所望の設定を行う。設定内容はプリンタドライバ203がRAM2上あるいは外部メモリ11上に保管する。
【0028】
具体的には、グラフィックエンジン202からの印刷命令であるDDI関数をプリンタドライバ203が直接受け取らずに、ディスパッチャ301が受け取る。そして、ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令(DDI関数)が、アプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令(GDI関数)に基づくものである場合には、ディスパッチャ301は外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令(DDI関数)を送付する。
【0029】
スプーラ302は受け取った印刷命令を解析し、ページ単位に中間コードに変換してスプールファイル303に出力する。このページ単位に格納されている中間コードのスプールファイルをページ描画ファイル(PDF:Page DescriptionFile)と呼ぶ。また、スプーラ302は、上述した設定画面によってプリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定(Nup(Nページ分を1枚に印刷)、両面印刷、ステイプル、カラー/モノクロ指定、ポスター部分印刷等)をプリンタドライバ203から取得し、ジョブ単位のファイルとしてスプールファイル303に保存する。
【0030】
この時、部単位に格納されている設定ファイルをジョブ設定ファイル(簡略してSDF:Spool Description Fileと呼ぶこともある)と呼ぶ。なお、本実施形態において、スプールファイル303は外部メモリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に生成されても構わない。更にスプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。
【0031】
スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、スプールファイル303に記述された中間コードのページ描画ファイルの印刷処理を行うように指示する。
【0032】
デスプーラ305はスプールファイル303に含まれる中間コードのページ描画ファイルを、スプールファイル303に含まれる、加工設定情報を含むジョブ設定ファイルに従って加工し、GDI関数を再生成し、もう一度グラフィックエンジン202経由でGDI関数を出力する。
【0033】
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令(DDI関数)がデスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令(GDI関数)に基づいたものである場合には、ディスパッチャ301はスプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。
【0034】
プリンタドライバ203はグラフィックエンジン202から取得したDDI関数に基づいて、ページ記述言語等からなるプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204経由でプリンタ1500に出力する。
【0035】
図3に示すホストコンピュータ3000では、さらに、プレビューア306、設定変更エディタ307有し、各種設定状態のプレビュー、印刷設定変更、複数ジョブの結合が可能である。
【0036】
例えば、ユーザが印刷プレビューを希望する場合、図14に示す、プリンタドライバが提供する設定画面20.1において、「印刷時にプレビュー画面を表示」チェックボックス20.2をマウス等によりチェックを行う。この設定がなされた場合、ページ描画ファイルを一時保存する必要がある。
【0037】
このような、プリンタドライバの設定画面で設定されている内容は、設定ファイルとしてOSが提供する構造体(Windows(登録商標)では、DEVMODEと呼ばれる)に格納される。この構造体には、例えばスプールファイル303に含まれる加工設定中に、スプールファイルマネージャ304にストアを行うかどうかの設定が含まれている。スプールファイルマネージャ304がプリンタドライバ203を介してスプールファイル303中の加工設定を読み込んだ際、ストア指定がなされていた場合、前述したようにスプールファイル303にページ描画ファイルとジョブ設定ファイルとが生成・格納されるとともに、図10のようにスプールファイルマネージャ304のウィンドウ画面がディスプレイ10に表示され、スプールファイル303にスプールされたジョブがリスト表示される。
【0038】
図10は、4つのジョブがスプールされている場合の画面表示例を示しており、メニューバーもしくは、そのすぐ下のメニューアイコン(1601〜1612)を押下することにより、ジョブの操作を行うことができる。本実施形態において、メニューバーとメニューアイコンの操作の数は同じである。
【0039】
本実施形態において、ジョブに対する操作には、ジョブを選択した状態で、「印刷」、中間コードのスプールファイルをそのまま残して印刷を行わせる「セーブして印刷」、印刷設定を考慮したジョブの出力プレビューを見るための「プレビュー」、中間コードのスプールファイルを削除する「削除」、中間コードのスプールファイルのコピーを生成する「複製」、複数の中間コードのスプールファイルのジョブを結合して1つのジョブにする「結合」、結合ジョブを元の複数のジョブに分割する「分割」、単体ジョブもしくは結合ジョブの印刷設定(レイアウト設定やフィニッシング設定等)を変更する「ジョブ編集」、あるジョブの印刷順序を最初にする「先頭に移動」、あるジョブの印刷順序を1つ早くする「1つ上に移動」、あるジョブの印刷順序を1つ後ろにする「1つ下に移動」、あるジョブの印刷順序を最後にする「最後に移動」の12操作がある。
【0040】
スプールファイルマネージャ304のウィンドウ画面(図10)上で、ある単体ジョブもしくは結合ジョブのプレビューが指定された場合、スプールファイルマネージャ304は、外部メモリ11に格納されているプレビューア306をRAM2にロードし、プレビューア306に対して、スプールファイル303に記述された中間コードのジョブのプレビュー処理を行うように指示する。
【0041】
この指示に応答して、表示制御手段であるプレビューア306は、スプールファイル303に含まれる中間コードのページ描画ファイル(PDF)を順次読み出し、スプールファイル303に格納されているジョブ設定ファイル(SDF)に含まれる加工設定情報の内容に従って加工した後、グラフィックエンジン202に対してGDI関数を呼び出し、グラフィックエンジン202が自身のクライアント領域(ディスプレコントローラ6)に描画データを出力することによって、ディスプレイ10にプレビュー画面が表示される。プレビュー画面の例を図11に示す。
【0042】
このように、グラフィックエンジン202は、同一の関数により、指定された出力先(プリンタ、ディスプレイ)に応じた適切なレンダリング(描画)を行うことが可能である。
【0043】
このようなグラフィックエンジン202の動作について、図7を用いて説明する。図7では、オリジナルページ7.1(幅sx、高さsy)を、幅W、高さHに拡大(縮小)し、拡大結果の右下部(幅cx、高さcy)7.9をディスプレイに表示させる時の処理を模式化している。
【0044】
初期化処理として、グラフィックエンジン202にオリジナルページの有効印字領域の対角頂点座標(0,0)及び(sx,sy)と、展開先の論理座標原点、展開後の大きさ(幅W、高H)及び、論理座標空間内の表示領域座標(0,0)、(cx,cy)を設定した後、レンダリング関数をコールすることで、オリジナルページの拡大、縮小を実現することが可能である。
【0045】
レンダリング関数をコールする際、出力先のデバイス(プリンタ、ディスプレイ)を指定することにより、出力解像度が異なるプリンタとディスプレイに対して、同一の処理で同一の出力結果を得ることが可能である。
【0046】
本機能をもちいることで、プレビューア306は、デスプーラ305同様に、スプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、グラフィックエンジン202を利用して出力する方法で実現可能となる。
【0047】
このように、プリンタドライバ203で設定されている加工設定をジョブ設定ファイルとしてスプールファイル303に格納し、このジョブ設定ファイルに基づいてページ描画ファイルのデータを加工して画面出力することにより、実際の描画データがどのように印刷されるかが、プリンタで出力されるものに近い印刷プレビューにより確認することが可能となる。
【0048】
プレビュー結果に問題がある場合は、「ジョブ編集」により設定の変更手段をユーザに提供することができる。なお、従来の文書作成等のアプリケーションソフトウェアが有している印刷プレビュー機能は、あくまでそのアプリケーションにおけるページ設定に基づいて描画したプレビュー結果であるため、例えばNup印刷など、プリンタドライバでの印刷設定は反映されず、実際に印刷されるプレビューをユーザに提示することはできなかった。
【0049】
<カラーレーザビームプリンタの構成>
図4は、プリンタ1500の一例としての、両面印刷機能を有するカラーレーザプリンタの断面図である。このプリンタはホストコンピュータ3000より入力した印刷データに基づいて得られるイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(B)各色毎の画像データで変調されたレーザ光をポリゴンミラー31で反射し、一様に帯電された感光ドラム15を露光走査して、画像データに対応した静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を後述するように各色のトナーで現像して可視画像を得、これを中間転写体9へ全色について多重転写してカラー可視画像を形成する。そして更に、このカラー可視画像を記録紙等の転写材2へ転写し、転写材2上にカラー可視画像を定着させる。以上の制御を行う画像形成部は、感光ドラム15を有するドラムユニット、接触帯電ローラ17を有する一次帯電部、クリーニング部、現像部、中間転写体9、用紙カセット1や各種ローラ3、4、5、7を含む給紙部、転写ローラ10を含む転写部及び定着部25によって構成されている。
【0050】
ドラムユニット13は、感光ドラム(感光体)15と感光ドラム15のホルダを兼ねたクリーニング機構を有するクリーナ容器14とを一体に構成したものである。このドラムユニット13はプリンタ本体に対して着脱自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易に交換可能に構成されている。上記感光ドラム15は例えばアルミシリンダの外周に有機光導電体層を塗布して構成し、クリーナ容器14に回転可能に支持されている。感光ドラム15は、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム15を画像形成動作に応じて反時計回り方向に回転させる。感光ドラム15の表面を画像データに対応したレーザ光で選択的に露光することにより、画像データに対応した静電潜像が形成される。スキャナ部30では、画像データで変調されたレーザ光を、モータ31aにより画像信号の水平同期信号に同期して回転するポリゴンミラーにより反射し、レンズ32、反射鏡33を介して感光ドラムを露光走査する。
【0051】
現像部は、上記静電潜像をトナー等の現像剤によって可視画像化するために、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の現像を行う3個のカラー現像器20Y、20M、20Cと、ブラック(B)の現像を行う1個のブラック現像器21Bとを備えた構成を有する。カラー現像器20Y、20M、20C及びブラック現像器21Bには、スリープ20YS、20MS、20CS及び21BSと、これらスリープ20YS、20MS、20CS、21BSそれぞれの外周に圧接する塗布ブレード20YB、20MB、20CB及び21BBとがそれぞれ設けられる。また3個のカラー現像器20Y、20M、20Cには塗布ローラ20YR、20MR、20CRが設けられている。
【0052】
また、ブラック現像器21Bはプリンタ本体に対して着脱可能に取り付けられており、カラー現像器20Y、20M、20Cは回転軸22を中心に回転する現像ロータリー23にそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
【0053】
ブラック現像器21Bのスリープ21BSは感光ドラム15に対して例えば300μm程度の微小間隔を持って配置されている。ブラック現像器21Bは、器内に内蔵された送り込み部材によってトナーを搬送すると共に、時計回り方向に回転するスリープ21BSの外周に塗布ブレード21BBによって塗布するように摩擦帯電によってトナーへ電荷を付与する。また、スリープ21BSに現像バイアスを印加することにより、静電潜像に応じて感光ドラム15に対して現像を行って感光ドラム15にブラックトナーによる可視画像を形成する。
【0054】
3個のカラー現像器20Y、20M、20Cは、画像形成に際して現像ロータリー23の回転に伴って回転し、所定のスリープ20YS、20MS、20CSが感光ドラム15に対して300μm程度の微小間隔を持って対向することになる。これにより所定のカラー現像器20Y、20M、20Cが感光ドラム15に対向する現像位置に停止し、感光ドラム15に可視画像が作成される。
【0055】
カラー画像形成時には、中間転写体9の1回転毎に現像ロータリー23が回転し、イエロー現像器20Y、マゼンダ現像器20M、シアン現像器20C、次いでブラック現像器21Bの順で現像工程がなされ、中間転写体9が4回転してイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのそれぞれのトナーによる可視画像を順次形成し、その結果フルカラー可視画像を中間転写体9上に形成する。
【0056】
中間転写体9は、感光ドラム15に接触して感光ドラム15の回転に伴って回転するように構成されたもので、カラー画像形成時に時計回り方向に回転し、感光ドラム15から4回の可視画像の多重転写を受ける。また、中間転写体9は画像形成時に後述する転写ローラ10が接触して転写材2を挟持搬送することにより転写材2に中間転写体9上のカラー可視画像を同時に多重転写する。中間転写体の外周部には、中間転写体9の回転方向に関する位置を検知するためのTOPセンサ9a及びRSセンサ9bと、中間転写体に転写されたトナー像の濃度を検知するための濃度センサ9cが配置されている。
【0057】
転写ローラ10は、感光ドラム15に対して接離可能に支承された転写帯電器を備えたもので、例えば金属軸を中抵抗発泡弾性体により巻回することによって構成されている。
【0058】
転写ローラ10は、図4に実線で示すように中間転写体9上にカラー可視画像を多重転写している間は、カラー可視画像を乱さぬように下方に離開している。そして、上記中間転写体9上に4色のカラー可視画像が形成された後は、このカラー可視画像を転写材2に転写するタイミングにあわせてカム部材(不図示)により転写ローラ10を図示点線で示す上方に位置させる。これにより転写ローラ10は転写材2を介して中間転写体9に所定の押圧力で圧接すると共に、バイアス電圧が印加され、中間転写体9上のカラー可視画像が転写材2に転写される。
【0059】
定着部25は、転写材2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転写材2を加熱する定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ27とを備えている。定着ローラ26と加圧ローラ27とは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ28、29が内蔵されている。即ち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、熱及び圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
【0060】
可視画像定着後の転写材2は、その後排紙ローラ34、35、36によって排紙部37へ排出して画像形成動作を終了する。感光ドラム15上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体9に転写した後の廃トナーあるいは、中間転写体9上に作成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器14に蓄えられる。
【0061】
印刷される転写材(記録用紙)2は、給紙トレイ1から給紙ローラ3により取り出されて中間転写体9と転写ローラ10との間に挟まれるようにして搬送されてカラートナー画像が記録され、定着部25を通過してトナー像が定着される。片面印刷の場合には、案内38が上方の排紙部に記録用紙を導くように搬送経路を形成するが、両面印刷に対しては、下方の両面ユニットに導くように経路を形成する。
【0062】
両面ユニットに導かれた記録用紙は、搬送ローラ40によりトレイ1の下部(二点鎖線で示す搬送経路)に一旦送り込まれた後に逆方向に搬送され、両面トレイ39に送られる。両面トレイ39上では、用紙は給紙トレイ1に載置された状態とは表裏が逆になり、また搬送方向について前後が逆になっている。この状態で再びトナー像の転写、定着を再度行うことで、両面印刷ができる。
【0063】
<ポスター部分印刷>
次に、ポスター部分印刷の設定、プレビュー表示及び設定変更の処理手順を以下に詳細に説明する。
図8はポスター印刷による印刷結果を例示した図である。ポスター印刷機能は、アプリケーションより描画される1ページ分の内容を、上述の図1乃至図3のシステムを用いて拡大(縮小)描画を行い、複数の物理ページに分割して印刷を行う機能である。分割された用紙を貼り合わせることで、印刷装置がサポートする用紙サイズよりも大きな出力結果を得ることができる。図8には用紙数を2×2に設定してポスター印刷を行うことで、元の4倍の大きさの出力を得た場合を示すが、用紙数を3×3、4×4等に設定し、さらに大きな出力を得ることも可能である。
【0064】
ポスター部分印刷機能とは、このようなポスター印刷機能において、設定された用紙数の一部のみを印刷する機能である。また、ポスター部分印刷プレビュー表示機能は、ポスター部分印刷で指定された部分のプレビュー表示機能である。さらに、本実施形態においては印刷指定部分を変更する機能も追加する。
【0065】
<設定画面>
前述した通り、プリンタドライバによる設定を反映したプレビュー表示を行うには、印刷設定時に明示的にプレビュー表示することをプリンタドライバに指示する必要がある。例えば図14に示す印刷設定画面における基本設定シート210の「印刷時にプレビュー画面を表示」チェックボックス211にチェックをつけることで、この明示的な指示が可能である。
【0066】
さらに、ポスター部分印刷を指定するために、印刷設定画面におけるページ設定シート212(図15)のページレイアウト指定プルダウンメニュー213を用い、「ポスター」を指定する。なお、図15においては用紙数を4×4としたポスター印刷を指定した例を示すが、上述のように用紙数は2×2、3×3等他の値であってもよい。
【0067】
ページレイアウトを指定したら、部分印刷を行う部分を指定するために、設定ボタン214を押して(実際にはマウスポインタで指してマウスボタンをクリックしたり、キーボードを用いて設定ボタン214を選択し、リターンキー等を押下する)、「ポスター印刷設定」画面221(図16)を開く。
【0068】
「ポスター印刷設定」画面211は、出力する部分を指定する出力ページ指定領域223と、指定した結果を模式的に図示する小プレビュー領域222で構成されている。本実施形態において、出力するページの指定は、出力ページ指定領域に表示されるページ数と同数のチェックボックスの、ページ数に対応したものを例えばマウスを用いてチェックすることにより行う。チェックボックスがチェックされたページは、小プレビュー領域222においても確認できるよう、例えば網掛け表示されるなど、チェックがされていないページとは視覚的に異ならせて表示される。
【0069】
なお、反転ボタン224は、出力ページ指定領域223におけるチェックボックスのチェック状態を一括して反転させるボタンである。すなわち、図16に示すように、ページ1〜8に対応するチェックボックスがチェックされている状態で反転ボタン224を押下すると、ページ1〜8のチェックボックスは空白になり、ページ9〜16のチェックボックスがチェックされた状態になる。
【0070】
従って、例えばデフォルトではすべてのページが出力されるよう、全ページに対応したチェックボックスがチェックされているような場合に、いずれかの1ページ分のみを出力指定したい場合には、最初に反転ボタン224を押下してすべてのチェックボックスを空白にしてから、出力を希望するページに対応したチェックボックスをチェックすれば指定の手間を省くことが可能である。図16では用紙数4×4のポスター印刷で、上2段(ページ数1,2,3,4,5,6,7,8)の印刷を指定した場合を例として示している。図14〜図16に示した設定画面で指定された各種情報は、ジョブ設定ファイル(SDF)に保存される。
【0071】
ポスター印刷設定画面211において、OKボタン225又はキャンセルボタン226を押下することにより、ポスター印刷設定画面211が閉じられる。OKボタン225を押下した場合には設定内容が更新され、キャンセルボタン226を押下した場合には以前の状態のままに保たれる。
【0072】
<ポスター部分印刷プレビュー>
以上の印刷設定を行った後、アプリケーションプログラムから印刷処理を実行すると、前記した様にスプーラ302がジョブ単位のSDFファイルと、ページ単位のページ描画ファイル(PDF)を生成し、スプールファイルマネージャ304を起動する。スプールファイルマネージャ304は、外部メモリ11に格納されているプレビューア306をRAM2にロードし、プレビューア306に対して、スプールファイル303に記述された中間コードのジョブのプレビュー処理を行うように指示する。
【0073】
プレビューア306はスプールファイル303に含まれる中間コードのページ描画ファイル(PDF)を順次読み出し、スプールファイル303に格納されているジョブ設定ファイル(SDF)に含まれる加工設定情報の内容に従って加工し、グラフィックエンジン202に対してGDI関数を呼び出し、グラフィックエンジン202が自身のクライアント領域(ディスプレイコントローラ6)に描画データを出力することによって、ディスプレイ10への印刷プレビュー表示が可能となる。
【0074】
ポスター部分印刷のプレビューを行う場合、ジョブ設定ファイルSDFには、ポスター印刷の設定パラメータ(用紙数等)、出力する部分を示す配列等が記述されている。その結果、図19に示すように、スプールファイル303に含まれる加工設定情報の内容を反映したプレビュー251がプレビューア306によって画面上に表示され、制御がスプールファイルマネージャ304のウィンドウ画面(図10)に移行する。
【0075】
図19に示すように、大プレビューウィンドウには、プリンタドライバの印刷設定画面で印刷を指定したページ(1〜8ページ)だけが、ページ毎に分かれてプレビュー表示される。
【0076】
ユーザがプレビューア306によって表示された内容に従って、印刷を行うならば、上述したように、図10に示したスプールファイルマネージャ304のウィンドウ画面において、リスト表示された当該ジョブを選択し、「印刷」もしくは「セーブして印刷」を指示することにより印刷要求を発行する。印刷要求は前述したように、デスプーラ305によりジョブ設定ファイルに基づいてページ描画ファイルを加工してGDI関数を呼び出し、グラフィックエンジン202に伝えられ、ディスパッチャ301経由で、プリンタドライバ203に印刷命令が送られ、印刷が実行される。
【0077】
<設定変更エディタ>
ユーザがプレビューア306での確認同様、設定変更を行う場合は、スプールファイルマネージャ304のウィンドウ画面(図10)から編集したいジョブを選択し、画面中のメニュー又はボタンを用いて「ジョブ編集」指示を行う。この指示に応答して、スプールファイルマネージャ304は、外部メモリ11に格納されている設定変更エディタ307(図3)をRAM2(図2)にロードし、設定変更エディタ307に対して、現在またはデフォルトの加工設定の表示を行うように指示する。
【0078】
設定変更エディタ307は、この指示により図17に示すようなジョブ設定画面231を表示する。この際、設定変更エディタ307は、「ジョブ編集」が指定されたジョブのジョブ設定ファイル(SDF)をスプールファイル303から取得し、そのジョブ設定ファイルに指定されている設定項目に基づいてジョブ設定画面に表示される各項目の値を変更する。
【0079】
本実施形態では、「ジョブ編集」指定されたジョブのジョブ設定ファイルには、部数:1部、印刷方法:片面、レイアウト:ポスター(4×4)等が指定されており、例えば図17に示すジョブ設定画面のドキュメント一覧シート及び図18に示すジョブ設定画面の印刷設定シートで表示される値が変更される。
【0080】
この設定変更エディタ307でもスプールファイル303に含まれる中間コードのページ描画ファイル(PDF)をスプールファイル303に格納されているジョブ設定ファイル(SDF)に含まれる加工設定の内容に従って加工し、グラフィックエンジン202を用いて自身のクライアント領域であるディスプレイコントローラ6に出力することによって、図17及び図18に示す、ジョブ設定画面上部に配置されたプレビュー領域233に小プレビュー表示が可能となる。なお、本実施形態において、ジョブがポスター部分印刷の場合、元のページ全体の縮小画像のうち、印字指定されていない領域をバックグラウンドパターンで塗りつぶすとともに、指定された用紙数に対応する格子とによって小プレビュー画像232及び244を実現している。
【0081】
ユーザは、設定変更エディタ307が表示するジョブ設定画面の印刷設定シート(図18)を通じて、このジョブに対してスプールファイル303に格納されているジョブ設定ファイル(SDF)に含まれる加工設定の内容を変更、修正することが可能である。その際、プリンタドライバ203の設定画面である図14〜図16において設定可能な項目をジョブ設定画面中に持っていても、プリンタドライバ203の設定画面を呼び出しても構わない。本実施形態では、図18に示す印刷設定シートに含まれる、ポスター印刷の「設定」ボタン243を押すことで、プリンタドライバ203の設定画面である図16の「ポスター印刷設定」ウィンドウ221を呼び出す。
【0082】
従って、ユーザはポスター印刷設定画面の出力ページ指定領域223のチェックボックスに対するチェック内容を変更することで、ポスター部分印刷の出力指定ページを変更することが可能となる。
【0083】
変更された変更項目は設定変更エディタ307上の認証要求に従い、変更が認証され、制御がスプールファイルマネージャ304に移行する。変更が認証されたものは、印刷設定の変更を保存することになるが、オリジナルのジョブ設定ファイルには保存せずに、ジョブ編集等で用いられるジョブ出力用設定ファイルを新たに生成して保存することになる。
【0084】
設定内容に従って再度プレビューを行う場合は、再度スプールファイルマネージャ304上でプレビュー要求を発行する。また、図18に示す印刷設定シートの「設定」ボタンから「ポスター印刷設定」ウィンドウ221を呼び出し、設定変更を行った場合、同画面の「OK」ボタン225によって設定が終了した時点で、設定変更エディタ307が自動的に小プレビュー表示を更新するように構成することも可能である。
【0085】
このように構成した場合、例えば、当初1ページから8ページまでをポスター部分印刷する様に設定されていたジョブについて、1ページから5ページまでの印刷に変更した場合、設定変更エディタ307が起動した時点では図17の小プレビュー232のように、設定変更後には図18の小プレビュー244のように表示される。
【0086】
印刷を行う場合には、ジョブ設定画面231の「OK」ボタン234又は「キャンセル」ボタン235を用いてファイルマネージャ304のウィンドウ画面(図10)に戻り、印刷要求を発行する。印刷要求はグラフィックエンジン202に伝えられ、ディスパッチャ301経由で、プリンタドライバ203に印刷命令が送られ、印刷が実行される。
【0087】
図5は、本実施形態における印刷モード制御プログラムを含む印刷関連モジュールがホストコンピュータ3000上のRAM2へロードされ、実行可能となった状態のメモリマップを示している。
【0088】
<ポスター部分印刷の印刷プレビュー処理>
図6に示す模式図及び、図12、図13に示すフローチャートを用いて、本実施形態におけるポスター部分印刷プレビュー処理について説明する。この処理はグラフィックエンジン202にデータを送信する際にプレビューア306又はデスプーラ305から起動される。
【0089】
グラフィックエンジン202は、プレビュー時はディスプレイコントローラ6を、本印刷時はプリンタドライバ203をコールし、それぞれの出力先(プレビュー時はディスプレイ、本印刷時はプリンタ)に表示、または印字処理を実現している。ここでは拡大(縮小)印刷機能(ポスター印刷機能)の処理方法を簡単に説明する。
【0090】
最初に、図12で示す出力用紙に関する設定が行われる。まず、ポスター印刷における出力用紙の向き及び出力用紙のサイズの取得処理(ステップS161)により、これらの値を取得する。次に、ポスター印刷用の出力用紙のサイズが設定されているかを判定し(ステップS162)、サイズが設定されていれば、そのサイズが出力用紙のサイズとして設定する(ステップS163)。設定されていなければ、現在設定されている用紙のサイズが、ポスター印刷のための用紙サイズとして設定される(ステップS164)。
【0091】
次に、ポスター印刷用の用紙の向きが設定されているかを判定する(ステップS165)。設定されていれば、設定されている向きをポスター印刷用の出力用紙の向きとして設定する(ステップS166)。設定されていなければ、現在設定されている用紙の向きを、ポスター印刷用の用紙の向きとして設定する(ステップS167)。
以上の手順により出力用紙のサイズ及び向きが設定される。
【0092】
図13では、画像の拡大(縮小)及び分割方法を設定する。最初に、出力される縦方向及び横方向の用紙枚数が指定されていればその値が、画像の拡大(縮小)率が指定されていればその値が、ポスター印刷の出力する部分を示す値と共に取得される(ステップS191)。
【0093】
ここでは、縦方向の用紙枚数をCol,横方向の用紙枚数をRow,拡大(縮小)率をScale,ポスター印刷の印刷する部分を示す値は、二次元配列Able[](添字は左上を0番として、右方向に1づつ番号を増やし、右端に到達したら1段下の左端に移る。を繰り返す。図9参照)とする。
【0094】
次に、元画像(図6、61)の有効出力領域(printableW(63),printableH(62))及び出力先(ディスプレイ10、またはプリンタ1500)の論理用紙サイズ(cx(615),cy(616))の取得を行う(ステップS192)。両者とも(幅,高さ)で表すものとする。ここでいう論理用紙のサイズとは、図12の処理により出力用紙のサイズ及び向きが設定された後の論理用紙のサイズである。
【0095】
これらの値を踏まえ、まず、拡大(縮小)率指定がされているかの判定処理(ステップS193)が行われる。拡大(縮小)率指定が行われている場合には、先に指定した用紙枚数に関わらずその拡大(縮小)率を用いて元画像を拡大(縮小)する。本実施形態において、入力される拡大(縮小)率Scaleはパーセントで指定されるので、拡大(縮小)率dは、
d = scale/100
として求められる(ステップS194)。
【0096】
このとき、ポスター印刷に用いる縦横それぞれの用紙枚数Row,Colを算出しておく。縦の枚数Rowとしては、printableH*d/cyの値の小数部を切り上げた値を、横の枚数Colとしては、printableW*d/cxの値の小数部を切り上げた値を用いる。
【0097】
また、拡大(縮小)率が指定されていない場合、拡大(縮小)率dは、
d=min((cx*Col)/printableW,(cy*Row)/printableH) (図6、65)
により算出される(ステップS195)。上式は、縦方向及び横方向について、元画像の寸法と拡大(縮小)後の画像の寸法との比を求め、小さい方を拡大(縮小)率とする、ということを意味する。
【0098】
次に、拡大(縮小)画像を分割する際の基準となる点、すなわち分割された各領域から見た論理座標の原点を算出する処理を行う。n個(n=Col×Row)に分割される各画像領域nIndex(nIndexはAble[0〜N-1])から見た論理座標の原点(xnIndex,ynIndex)を、次のように求める。
xnIndex=-cx*(nIndex%col)
ynIndex=-cy*(nIndex/col) (ステップS196及び図6、66)
ここで演算%は剰余を示す。
【0099】
これにより、プリンタで出力される各画像領域から見た論理座標の原点が算出される。nIndexは、出力順序を示しており、この値には、ポスター印刷の出力を行う部分の番号配列Able[]の値0〜N-1を入力する。
【0100】
次に、拡大(縮小)された画像全体のサイズ(W(610),H(611))を求める設定処理(ステップS197)が行われる。先に取得、算出した論理用紙サイズ及び拡大(縮小)率より、
W=printableW*d
H=printableH*d (ステップS197及び図6、67)
となる。
【0101】
以上のようにして得られた用紙1枚ごとに印刷される画像の原点座標及び拡大(縮小)後の画像サイズは、以下のように用いられる。
プレビュー時:プレビューア306からグラフィックエンジン202に送られ、グラフィックエンジン202がこの座標原点及び画像サイズに基づき、拡大(縮小)・分割された画像を形成する。この画像がディスプレイコントローラ6に渡され、プレビュー画面としてディスプレイ10に表示される。
プリンタ印刷時:デスプーラ305からグラフィックエンジン202に送られて、グラフィックエンジン202がこの座標原点及び画像サイズに基づき、拡大(縮小)・分割された画像を形成する。この画像がプリンタドライバ203に送られて印刷(ポスター印刷)が行われる。
【0102】
図8は、出力用紙のサイズ、向き及び拡大(縮小)率指定がされず、縦横の用紙枚数が2×2と指定された場合の印字結果の一例である。この例では、拡大(縮小)率dは、d=min(2cx/printableW,2cy/printableH)で与えられ、cx=printableWかつcy=printableHであるので、拡大(縮小)率d=min(2,2)=2となる。すなわち、縦横それぞれ2倍に拡大され、4つに分割される。
【0103】
そして、右下部分(nIndex=3)のみを部分印刷する場合には、図6に示すような論理印刷ページ及び論理プレビューページが生成される。図6において、網掛けされている部分が部分印刷される領域である。
【0104】
【他の実施形態】
上述の実施形態においては、1つのホストコンピュータで本発明による画像処理を行う場合についてのみ説明したが、と同等の機能を複数の機器から構成されるシステムによって実現しても良い。
【0105】
尚、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図12、図13のいずれか1つ以上に示すフローチャートに対応したプログラム)を、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行することによって同等の機能が達成される場合も本発明に含む。
【0106】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0107】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0108】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
【0109】
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
【0110】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
【0111】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0112】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0113】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ポスター部分印刷の印刷プレビューが可能になるため、出力した時の様子を印刷前に確認することが可能になる。
さらに、指定内容を変更可能としたため、再度印刷処理を行うことなく変更が可能になる。
また、指定内容に変更があった場合、その変更を反映した印刷プレビューを提示するため、変更後の状態も印刷前に確認可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷制御装置の実施形態としてのホストコンピュータ3000を用いた印刷システムの基本構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したシステムでの典型的な印刷処理において、特にホストコンピュータ3000を中心として、処理の流れと関係する構成を説明する図である。
【図3】本実施形態に係るホストコンピュータ3000の機能構成をより詳細に示すブロック図である。
【図4】図1におけるプリンタ1500の一例としての、両面印刷機能を有するカラーレーザプリンタの断面図である。
【図5】本実施形態における印刷モード制御プログラムを含む印刷関連モジュールがホストコンピュータ3000上のRAM2へロードされ、実行可能となった状態のメモリマップを示す図である。
【図6】本実施形態に係るホストコンピュータ3000の内部処理を示す模式図である。
【図7】本実施形態に係るホストコンピュータ3000の内部処理を示す模式図である。
【図8】ポスター印刷の概要を示す模式図である。
【図9】ポスター部分印刷における各領域の番号の振り方の一例を示す模式図である。
【図10】図1におけるスプールファイルマネージャ304のウィンドウ画面例を示す図である。
【図11】プレビューウィンドウ画面の例を示す図である。
【図12】本実施形態に係るポスター部分印刷時のプレビュー処理の流れを説明するフローチャートである。
【図13】本実施形態に係るポスター部分印刷時のプレビュー処理の流れを説明するフローチャートである。
【図14】本実施形態に係る、ポスター部分印刷における印刷プレビューを指定するためのプリンタドライバ設定画面の例を示す図である。
【図15】本実施形態に係る、ポスター部分印刷における印刷プレビューを指定するためのプリンタドライバ設定画面の例を示す図である。
【図16】本実施形態に係る、ポスター部分印刷における印刷プレビューを指定するためのプリンタドライバ設定画面の例を示す図である。
【図17】本実施形態に係る印刷設定変更画面の例を示す図である。
【図18】本実施形態に係る印刷設定変更画面の例を示す図である。
【図19】ポスター部分印刷における印刷プレビュー画面の例を示す図である。
Claims (16)
- 1つの画像情報を複数領域に分割し、前記複数領域を構成する各領域に対応する印刷データを生成し、印刷装置に印刷させることによって、前記1つの画像に対応した印刷結果を得るポスター印刷制御が可能な印刷制御装置であって、
前記複数領域のうち、指定された領域の印刷処理に対応するスプールデータを生成するスプールデータ生成手段と、
前記スプールデータに基づいて、印刷プレビュー画像を生成するプレビュー生成手段と、
前記印刷プレビュー画像を表示すべく制御する表示制御手段と、
前記印刷処理の実行指示に応答して、前記スプールデータから前記印刷データを生成し、印刷装置に出力する印刷データ生成手段とを有し、
前記プレビュー生成手段は、1ページの画像情報を複数ページに拡大分割するポスター印刷指示と、拡大分割された複数ページの一部のページを印刷する指示がなされた場合に、印刷指示された一部のページに対する印刷プレビュー画像を生成することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記スプールデータを記憶するスプーラ手段と、
前記スプーラ手段に記憶された前記スプールデータに対応する印刷処理について、前記領域の指定変更を受け付け、実行する変更受付手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。 - 前記プレビュー作成手段が、当該変更を反映した前記プレビュー画像を生成することを特徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
- 前記変更受付手段が、前記スプールデータに付随する設定情報の内容を変更することにより前記指定変更を行うことを特徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
- 前記複数領域が、予め指定された拡大(又は縮小)率で縮尺した前記1つの画像を分割して生成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 1つの画像情報を複数領域に分割し、前記複数領域を構成する各領域に対応する印刷データを生成し、印刷装置に印刷させることによって、前記1つの画像に対応した印刷結果を得るポスター印刷制御が可能な印刷制御方法であって、
前記複数領域のうち、指定された領域の印刷処理に対応するスプールデータを生成するスプールデータ生成ステップと、
前記スプールデータに基づいて、印刷プレビュー画像を生成するプレビュー生成ステップと、
前記印刷プレビュー画像を表示すべく制御する表示制御ステップと、
前記印刷処理の実行指示に応答して、前記スプールデータから前記印刷データを生成し、印刷装置に出力する印刷データ生成ステップとを有し、
前記プレビュー生成ステップは、1ページの画像情報を複数ページに拡大分割するポスター印刷指示と、拡大分割された複数ページの一部のページを印刷する指示がなされた場合に、印刷指示された一部のページに対する印刷プレビュー画像を生成することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記スプールデータをスプーラに記憶する記憶ステップと、
前記スプーラに記憶された前記スプールデータに対応する印刷処理について、前記領域の指定変更を受け付け、実行する変更受付ステップを更に有することを特徴とする請求項6記載の印刷制御方法。 - 前記プレビュー作成ステップが、当該変更を反映した前記プレビュー画像を生成することを特徴とする請求項7記載の印刷制御方法。
- 前記変更受付ステップが、前記スプールデータに付随する設定情報の内容を変更することにより前記指定変更を行うことを特徴とする請求項7記載の印刷制御方法。
- 前記複数領域が、予め指定された拡大(又は縮小)率で縮尺した前記1つの画像を分割して生成されることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
- 1つの画像情報を複数領域に分割し、前記複数領域を構成する各領域に対応する印刷データを生成し、印刷装置に印刷させることによって、前記1つの画像に対応した印刷結果を得るポスター印刷制御が可能な、コンピュータ装置が実行可能な印刷制御プログラムであって、
前記複数領域のうち、指定された領域の印刷処理に対応するスプールデータを生成するスプールデータ生成工程のプログラムと、
前記スプールデータに基づいて、印刷プレビュー画像を生成するプレビュー生成工程のプログラムと、
前記印刷プレビュー画像を表示すべく制御する表示制御工程のプログラムと、
前記印刷処理の実行指示に応答して、前記スプールデータから前記印刷データを生成し、印刷装置に出力する印刷データ生成工程のプログラムとを有し、
前記プレビュー生成工程のプログラムは、1ページの画像情報を複数ページに拡大分割するポスター印刷指示と、拡大分割された複数ページの一部のページを印刷する指示がなされた場合に、印刷指示された一部のページに対する印刷プレビュー画像を生成することを特徴とする印刷制御プログラム。 - 前記スプールデータをスプーラに記憶する記憶工程のプログラムと、
前記スプーラに記憶された前記スプールデータに対応する印刷処理について、前記領域の指定変更を受け付け、実行する変更受付工程のプログラムを更に有することを特徴とする請求項11記載の印刷制御プログラム。 - 前記プレビュー作成工程のプログラムが、当該変更を反映した前記プレビュー画像を生成することを特徴とする請求項12記載の印刷制御プログラム。
- 前記変更受付工程のプログラムが、前記スプールデータに付随する設定情報の内容を変更することにより前記指定変更を行うことを特徴とする請求項12記載の印刷制御プログラム。
- 前記複数領域が、予め指定された拡大(又は縮小)率で縮尺した前記1つの画像を分割して生成されることを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載の印刷制御プログラム。
- 請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載の印刷制御プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ装置読みとり可能な記憶媒体。
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