JP3918530B2 - 画像出力装置、画像出力処理プログラム、及び画像出力方法 - Google Patents

画像出力装置、画像出力処理プログラム、及び画像出力方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば人物等の現在状況を把握して画像として出力するための画像出力装置、画像出力処理プログラム、画像出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある場所における人物等の現在状況を把握して他の場所でモニタするシステムとしては、まずカメラによるモニタ監視システムが広く利用されている。
【0003】
このモニタ監視システムは、例えば警備会社により実施され、監視対象となる特定の場所に設置されたカメラによりその場所を常時撮影し、警備室や監視室などの他の場所に設置されたモニタにより撮影画像を表示させてそこに写し出される人物の状況を監視するもので、このモニタ監視システムでは、監視対象となる人物がそのまま撮影されて表示される。
【0004】
また、病院において前記同様のモニタ監視システムを導入することにより、各病室における患者の状況を常時撮影してナースステーションなどでモニタ表示し、病室巡回の手間を減らすのと共に患者の異常に迅速に対応できるようにした患者モニタシステムも実用化されている。
【0005】
さらに近年、携帯電話を利用した情報サービスの一つとして、保育園の教室に設置されたカメラによる子供の撮影画像を、電話利用者からの要求により中継して配信する画像配信サービスも実用化されている。
【0006】
しかしながら、このような従来のモニタ監視(観察)システムでは、カメラにより撮影された監視(観察)対象となる人物画像を、そのままリアルにモニタ表示させるものであるため、観察される側としてはカメラにより常に監視されているという圧迫感があり、プライバシ上の問題も含めてこのようなシステムを導入することが不適切とされる場合も多い。
【0007】
そこで、例えば一人暮らし老人世帯の電気ポットの使用状況をモニタしてその生活状況を把握できるようにしたサービスや、子供に持たせたPHS(personal handy phone system)を利用して親元などに現在位置を知らせるようにしたサービスなど、直接撮影によるモニタ表示でない監視(観察)システムも考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一方で電気ポットなどの特定機器の使用状況検知による生活状況の把握や位置検知システムによる現在位置の把握のみでは、観察対象としての人物の今ある状況を把握する上であまりにも不十分である。
【0009】
例えば子供が自室で何をしているかを親が把握したい場合、あるいは在宅勤務制度の導入に当たり在宅社員の状況を会社側で把握したい場合、あるいはシルバーマンションなどの集合住宅において各住人がどのような状況にあるのかを管理人や隣近所で把握したい場合など、観察する側にとっては前記カメラによる直接モニタなどによりリアルな状況が把握できることが望ましいが、観察される側にとってはできるだけ干渉されたくないため、そこに観察する側とされる側とのミスマッチが生じ、容易にシステム化には至っていない問題がある。
【0010】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、観察される側にとってプレッシャーになることになく、対象人物の状況を必要十分に把握することが可能になる画像出力装置、画像出力処理プログラム、及び画像出力方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係る画像出力装置は、観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段と、このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段と、この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段とを備え、前記行動情報出力手段は、前記観察対象人物の予定情報とこれに対応する行動情報とを対応づけて複数組記憶する予定行動情報記憶手段を有し、前記モニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報が所定のモニタ情報である場合には、前記観察対象人物の予定情報に対応する行動情報を前記予定行動情報記憶手段から読み出して出力することを特徴とする。
【0012】
このような、本発明に係る画像出力装置では、観察対象人物をモニタしたモニタ情報が取得されると、観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報が出力され、この出力された行動情報に対応する画像が出力されるので、観察対象人物のそのものの行動画像ではない模倣画像等が観察する側に出力されることになる。しかも観察対象人物のモニタ情報が所定のモニタ情報(例えば一定時間本人が見えない)である場合には、前記観察対象人物の予定情報とこれに対応する行動情報とを対応づけて複数組記憶している予定行動情報記憶手段から当該観察対象人物の予定情報(例えば出張)に対応する行動情報(例えば不在)が読み出されて出力され、対応する画像が出力される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の画像出力装置の実施形態に係る画像配信システムの全体の構成を示すブロック図である。
【0015】
この画像配信システムは、インターネットなどの通信ネットワークNに接続された画像配信サーバ10を備えている。
【0016】
この画像配信サーバ10は、前記通信ネットワークNに接続されたカメラ付き自宅PC(personal computer)であるモニタ端末20によりモニタされた自宅H内における観察対象人物Pのモニタ情報を取得し、モニタ情報に応じた行動情報に対応した物真似アニメ画像を配信出力する物真似画像出力装置であり、この物真似アニメ画像の配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが、例えば親と子の関係である場合には、子供(P)の自室(H)に設置されたモニタ端末20によりモニタされた該子供(P)のモニタ情報に応じた物真似アニメ画像が画像配信サーバ10により選択されて親の表示端末(携帯電話)30へ配信されて表示される。
【0017】
また、例えば在宅勤務制度のある会社と在宅社員との関係である場合には、在宅社員(P)の自室(H)に設置されたモニタ端末20によりモニタされた該社員(P)の行動に応じた物真似アニメ画像が選択されて会社の本人デスク上に設置された表示端末(会社PC)40へ配信表示される。
【0018】
この場合、例えば、在宅社員(P)は生のモニタ情報を画像配信サーバ10に送ることを好まない場合もある。それに対応して、モニタ端末20がモニタされた該社員(P)のモニタ情報から対応する行動情報を選択出力して、画像配信サーバ10では、生のモニタ情報でなく行動情報を受信して、対応した物真似アニメ画像を配信出力するようにしても良い。なお、モニタ端末20自身でも、アニメ画像を表示するようにすれば、会社の表示端末(会社PC)40で表示される最終的なアニメ画像を自宅でも確認でき、在宅社員(P)の観察されることに対するプレッシャは、さらに小さくなる。この場合、自宅のモニタ端末20が、観察対象をモニタし、モニタ情報に対する行動情報を出力し、その行動情報に対応するまね画像を表示出力するまね画像出力装置として機能する。
【0019】
さらに、前記画像配信サーバ10は、前記通信ネットワークNに接続されたマンションM内各住居101,102,…,303にあるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iによりモニタされた各住居内における観察対象人物P101-P303のそれぞれの行動に応じた物真似アニメ画像を管理人室Kの表示端末(自宅PC)60へ配信するもので、この際、各住居における観察対象人物P101-P303同士で自分の行動観察を許可している相手に対しては、その物真似アニメ画像は許可相手であるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iへも配信されて表示される。
【0020】
この場合、マンションの各端末(管理人室の表示端末60、各住居内のモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50i)をネットワークで直結して、モニタ端末兼表示端末でモニタされたモニタ情報を表示端末やモニタ端末兼表示端末に送り表示させる側で、取得したモニタ情報から対応する行動情報を選択出力して対応する画像を表示出力させるようにしても良い。この場合は、表示端末側(表示端末・モニタ端末兼表示端末)が、物真似画像出力装置として機能する。
【0021】
ここで、前記観察対象人物Pの行動に応じた物真似アニメ画像とは、例えば動物やロボットや人のキャラクタを各部屋の背景画像と組み合わせ、それが例えば勉強する画像であったり、忙しそうな画像であったり、休憩中の画像であったり、暇そうな画像であったり、不在の画像であったりするもので、この場合、物真似アニメ画像は、観察対象人物Pの行動そのものではなく、あくまでモニタ端末20(50a〜50i)でモニタされた情報に応じて、幾つかの設定行動情報の中から選択作成された「真似」のアニメ画像であるため、当該観察対象人物Pにおいてその観察がプレッシャーになる度合いは大幅に緩和される。
【0022】
また、この画像配信システムを構成する通信ネットワークNには、前記画像配信サーバ10からの指令により、物真似アニメ画像の配信依頼者(利用者)それぞれの銀行口座に対する課金を実施する利用者銀行サーバ70、及び各表示端末30,40,50,60へ配信する物真似アニメ画像に広告を掲載した場合にその広告主それぞれの銀行口座に対する課金を実施する広告主銀行サーバ80が接続される。
【0023】
そして、この各銀行サーバ70,80における配信依頼者(利用者)や広告主への課金処理により、この画像配信サービスの収益を上げ、事業の成立を図る。
【0024】
次に、前記画像配信システムにより各配信依頼者(利用者)の表示端末30,40,50,60へ配信される物真似アニメ画像の幾つかの例について説明する。
【0025】
図2(A)〜(C)は前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば親と子の関係である場合の各物真似アニメ画像(その1)を示す図である。図2(D)は、観察対象である子供の自室に設置されたモニタ端末(自宅PC)20によってモニタされたモニタ情報であるカメラ画像を示す図である。
【0026】
図3は前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば親と子の関係である場合の各物真似アニメ画像(その2)を示す図である。
【0027】
観察対象人物Pである子供の自室(H)に設置されたモニタ端末(自宅PC)20によるカメラ画像(図2(D))がモニタ情報として画像配信サーバ10に送信される。画像配信サーバ10は、モニタ端末20からのモニタ情報を受信して取得する。画像配信サーバ10はモニタ情報であるカメラ画像(図2(D))の解析により、モニタされた情報に応じて「移動」の行動情報を選択し、その行動情報に応じた「移動」のアニメ画像G1を読み出し、当該子供(P)により予め選択設定された自室(H)の背景画像(H′)と動物キャラクタとの組み合わせ画像において、図2(A)に示すように、その動物キャラクタが自室内で動き回っている様子の「移動」の物真似アニメ画像G1が選択され、その物真似アニメ画像G1に対し広告「チケットペア」が付加され、配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0028】
また、同様に、画像配信サーバ10が、モニタ端末20から子供が自室内で止まっているカメラ画像をモニタ情報としてモニタ受信して取得すると、モニタされた情報に応じて「休憩/遊び」の行動情報を選択し、その行動情報に応じた「休憩/遊び」のアニメ画像G2を読み出し、図2(B)に示すように、動物キャラクタが自室内で止まって遊んでいる様子の「休憩/遊び」のアニメ画像G2が選択され、その物真似アニメ画像G2に対し前記同様に広告が付加され、配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0029】
また、同様に、子供が自室内の机に向かっている行動のカメラ画像がモニタ端末20からモニタ情報として取得されると、画像配信サーバ10では、モニタされた情報に応じて「本を読んでいる」行動情報を選択し、その行動情報に応じた「本を読んでいる」のアニメ画像G3を読み出し、図2(C)に示すように、動物キャラクタが自室内の机に向かって腰掛けて「本を読んでいる」様子のアニメ画像G3が選択され、その物真似アニメ画像G3に対し前記同様に広告が付加され、配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0030】
このモニタ端末20から画像配信サーバ10を経由して表示端末(携帯電話)30へ配信される物真似アニメ画像Gnは、同時にモニタ端末20における表示画面にもサブウインドウとして表示され、観察対象人物Pである子供自身が配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30へ配信されて表示される物真似アニメ画像Gnを見て確認することができる。すなわち、モニタ端末20も物真似アニメ画像を表示出力する物真似画像出力装置としての機能を有している。
【0031】
なお、この画像配信システムにおけるモニタ端末(自宅PC)20での初期設定に際しては、観察対象人物P自身によって、前記自室背景画像と動物キャラクタとの組み合わせ画像の選択設定と共に、当該モニタ端末20による観察対象人物Pのモニタの正確さ(正答率:50%〜100%)及び物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)が任意に設定されるもので、これにより設定された正確さ(正答率:50%〜100%)や物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)に応じた割合で、前記物真似アニメ画像Gnは時として実際の観察対象人物Pの行動とは異なる行動に応じた画像選択が成されて配信され、また、物真似さぼり(停止)の場合には動物キャラクタが物真似をさぼっている様子のアニメ画像G4(図3(A)参照)が選択されて配信される。
【0032】
このように、観察対象人物P自身によって、モニタ情報に応じた物真似アニメ画像Gnを見て確認できることや、そのモニタ情報の正確さ(正答率)及び物真似さぼり度(停止率)を設定できることで、当該観察対象人物Pにとってその観察がプレッシャーになる度合いは大幅に緩和される。
【0033】
すなわち、モニタ端末20においてその定期的(例えば10分おき)なモニタ実行・行動情報の選択・画像選択処理毎に更新される“0”〜“100”の範囲での乱数発生値が、前記観察対象人物P自身によって任意設定された物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)の範囲内に入った場合には、図3(A)に示すように、「さぼっている」行動情報が選択され、動物キャラクタが自室内で寝ころんでいる様子の「さぼっている」アニメ画像G4が選択され、前記同様に配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0034】
なお、このさぼって人真似をしていないときのアニメ画像G4が配信された場合に、その表示端末(携帯電話)30において、当該アニメ画像G4上の動物キャラクタをクリックすると、モニタ端末20に対し物真似の再開を要望する注意信号が送信される。そして、この表示端末(携帯電話)30からの注意信号がモニタ端末20に受信されると、当該モニタ端末20では、図3(B)に示すように、さぼって寝ころんでいる動物キャラクタが注意に気づいた様子のアニメ画像G5が選択されてモニタ再開され、前記同様に配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0035】
また、子供が自室内に一定時間見えていない状態となったことがモニタされると、この受信して取得されたモニタ情報に応じて画像配信サーバは、「不在」の行動情報を選択し、その行動情報に応じた「不在」のアニメ画像G6を読み出し、図3(C)に示すように、動物キャラクタが自室内に不在である様子の「外出中」メッセージが付加された「不在」のアニメ画像G6が選択され、前記同様に配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0036】
さらに、前記表示端末(携帯電話)30から送信されたメールがモニタ端末20に受信されると、図3(D)に示すように、動物キャラクタが自室内でメールを運んでいる様子のアニメ画像G7が選択され、前記同様に配信依頼者(利用者)である親の表示端末(携帯電話)30に配信されて表示される。
【0037】
図4は前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば在宅勤務制度のある会社と在宅社員との関係である場合の各物真似アニメ画像(その1)を示す図である。
【0038】
図5は前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば在宅勤務制度のある会社と在宅社員との関係である場合の各物真似アニメ画像(その2)を示す図である。
【0039】
物真似アニメ画像配信の仕組みは、図2・図3の親子で利用する例と同様である。すなわち、在宅社員(P)の自室(H)に設置されたモニタ端末20によりモニタされた該社員(P)のモニタ情報が、画像配信サーバ10によって受信して取得され、そのモニタ情報に応じた行動情報が選択され、それに対応した物真似アニメ画像が配信サーバ10から、会社の本人デスク上に設置された表示端末(会社PC)40へ配信表示される。
【0040】
この場合、例えば、在宅社員(P)は生のモニタ情報を画像配信サーバ10に送ることを好まない場合もある。それに対応して、モニタ端末20がモニタされた該社員(P)のモニタ情報から対応する行動情報を選択出力して、画像配信サーバ10では、生のモニタ情報でなく行動情報を受信して、対応した物真似アニメ画像を配信出力するようにしても良い。以下は、この「モニタ端末20で行動情報を選択出力する」例を示す。
【0041】
観察対象人物Pである在宅社員の自室(H)に設置されたモニタ端末(自宅PC)20によってPC操作がモニタ(検知)されると、「PCの操作」の行動情報が選択され、この行動情報が配信サーバ10に送信される。配信サーバ10では、対応する「PC操作」のロボットの画像が選択され、当該在宅社員(P)により予め選択設定された自室(H)の背景画像とロボットキャラクタとの組み合わせ画像において、図4(A)に示すように、そのロボットキャラクタが自室内でパソコン操作している様子の「在席」メッセージが付加された[業務中]物真似アニメ画像J1が作成され、配信依頼者(利用者)である会社の表示端末(会社PC)40に配信されて表示される。
【0042】
なお、この在宅社員の自室背景画像とロボットキャラクタからなる組み合わせ画像には、当該在宅社員(P)のモニタ端末(自宅PC)20に記憶されているスケジュールデータ(予定表)に対応した予定表が共に組み合わせされ、表示端末(会社PC)40に配信表示された物真似アニメ画像Jnにおいてその予定を確認できる。
【0043】
また、在宅社員(P)によるPC操作が一定時間(例えば20分)モニタ端末(自宅PC)20によってモニタされない場合に、「予定表」の行動情報が選択され、前記スケジュールデータ(予定表)に従い在宅社員(P)の「休憩時間」であることが読み出されると、対応する「休憩/遊び」の行動情報に変更して選択され、この行動情報が配信サーバ10に送信される。配信サーバ10では、図4(B)に示すように、この「休憩/遊び」のロボットキャラクタが音楽を聴いて休憩している様子の「在席」メッセージが付加された[休憩中]アニメ画像J2が選択され、配信依頼者(利用者)である会社の表示端末(会社PC)40に配信されて表示される。
【0044】
この在宅社員(P)のモニタ端末(自宅PC)20の物真似アニメ画像Jnは、同時にモニタ端末20における表示画面にもサブウインドウとして表示され、観察対象人物Pである在宅社員自身が配信依頼者(利用者)である会社の表示端末(会社PC)40へ配信されて表示される物真似アニメ画像Jnを見て確認することができる。すなわち、モニタ端末(自宅PC)20でモニタされたモニタ情報に対応する行動情報が選択されると、モニタ端末(自宅PC)20においても、行動情報に対するアニメ画像J2が選択され表示出力する。従って、モニタ端末(自宅PC)20も物真似画像出力装置としての機能を有する。
【0045】
なお、この在宅勤務制度に伴う画像配信システムにおけるモニタ端末(自宅PC)20での初期設定に際しても、観察対象人物P自身によって、前記自室背景画像と動物キャラクタとの組み合わせ画像の選択設定と共に、当該モニタ端末20による観察対象人物Pのモニタの正確さ(正答率:50%〜100%)及び物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)が任意に設定されるもので、これにより設定されたモニタ正確さ(正答率:50%〜100%)や物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)に応じた割合で、前記物真似アニメ画像Jnは時として実際の観察対象人物Pの行動とは異なる行動に応じた画像選択が成されて配信され、また、ロボットキャラクタが観察対象人物Pの観察・物真似をさぼっている様子のアニメ画像J3(図5(A)参照)が選択されて配信される。
【0046】
このように、観察対象人物(在宅社員)P自身によって、モニタに応じた物真似アニメ画像Jnを見て確認できることや、そのモニタの正確さ(正答率)及び物真似さぼり度(停止率)を設定できることで、当該観察対象人物(在宅社員)Pにとってその観察がプレッシャーになる度合いは大幅に緩和される。
【0047】
すなわち、モニタ端末(自宅PC)20においてその定期的な(例えば10分おき)モニタ・画像選択処理毎に更新される“0”〜“100”の範囲での乱数発生値が、前記観察対象人物(在宅社員)P自身によって任意設定された物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)の範囲内に入った場合には、図5(A)に示すように、ロボットキャラクタが居眠りをしてさぼっている様子のアニメ画像J3が選択され、前記同様に配信依頼者(利用者)である会社の表示端末(会社PC)40に配信されて表示される。
【0048】
また、モニタ端末(自宅PC)20によって、在宅社員(P)のPC操作が一定時間(例えば1時間)検知されない場合に、このモニタ情報に応じて「不在」の行動情報が選択され、この行動情報が配信サーバ10に送信される。配信サーバ10では、図5(B)に示すように、対応する、ロボットキャラクタが自室内に不在である様子の「不在」メッセージが付加された[外出中]アニメ画像J4が選択され、前記同様に配信依頼者(利用者)である会社の表示端末(会社PC)40に配信されて表示される。
【0049】
図6は前記画像配信システムのマンションM内各住居101,102,…,303にあるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iによる観察対象である住人のモニタのしくみを示す図である。
【0050】
前記画像配信サーバ10は、図1に示すように、前記通信ネットワークNに接続されたマンションM内各住居101,102,…,303にあるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iによりモニタされた各住居内における観察対象人物P101-P303のそれぞれの行動に応じた物真似アニメ画像を管理人室Kの表示端末(自宅PC)60へ配信するもので、この際、各住居における観察対象人物P101-P303同士で自分の行動観察を許可している相手に対しては、その物真似アニメ画像は許可相手であるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iへも配信されて表示される。
【0051】
この場合、マンションの各端末(管理人室の表示端末60、各住居内のモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50i)をネットワークで直結して、モニタ端末兼表示端末でモニタされたモニタ情報を表示端末やモニタ端末兼表示端末に送り表示させる側で、取得したモニタ情報から対応する行動情報を選択出力して対応する画像を表示出力させるようにしても良い。この場合は、表示端末側(表示端末・モニタ端末兼表示端末)が、物真似画像出力装置として機能する。
【0052】
以下は、この「表示端末側(表示端末・モニタ端末兼表示端末)が、物真似画像出力装置として機能」する例を示す。
【0053】
このモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iでは、カメラ29aからの撮像画像の解析による住人のモニタだけでなく、住居で使用する各家電製品(ポット29b,エアコン29c,TV29d,ビデオ29e,TVドアホン29f,照明29g,電気・ガス・水道メータ29h,圧力センサ付き座布団29iなど)からのBluetooth(R)(短距離無線技術)を利用した行動情報に基づき住人のモニタが行われる。
【0054】
図7は前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えばマンションM内の管理人と住人P101-P303との関係である場合の各住居対応の物真似アニメ画像を示す図である。
【0055】
観察対象人物Pである住人P101の住居(H101)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50iによってモニタされた、各家電製品29a〜29i(BT)のモニタ情報が、「表示端末60及びモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50i」(以下「表示端末等」と記載する)に送信される。表示端末等は、各モニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50iから送信されたモニタ情報を受信して取得する。表示端末等は、この取得したモニタ情報に対応する行動情報を選択し、対応する行動情報のキャラクタ画像を読み出して、背景画像と組み合わせアニメ画像を表示する。例えば電気・ガス・水道メータ29hからの「消費電力情報が最低電力(待機電力)となっている」モニタ情報が、表示端末等に送信され、表示端末等では、受信して取得した「消費電力情報が最低電力(待機電力)となっている」のモニタ情報に応じて「不在」の行動情報が選択される。そして、101号室の住人P101により予め選択設定された自室(H101)の背景画像とキャラクタとの組み合わせ画像において、当該キャラクタが自室内に不在である様子の「外出中」メッセージが付加されたアニメ画像X101が選択され、表示出力される。
【0056】
また、住居(H102)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50bにより、例えば「調理器具の使用」がモニタされると、このモニタ情報が、表示端末等に送信され、表示端末では「調理器具の使用」に対応する「食事」の行動情報が選択され、当該住人P102により予め選択設定された背景画像と人物キャラクタとの組み合わせ画像において、当該人物キャラクタが忙しそうに料理している様子の「食事」の物真似アニメ画像X102が選択され表示端末等において表示出力される。
【0057】
また、住居(H103)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50cにより、例えば「PC・調理器具以外の使用」がモニタされると、このモニタ情報が表示端末等に送信される。表示端末等では、この「PC・調理器具以外の使用」のモニタ情報に対応する「休憩/遊び」の行動情報が選択され、当該住人P103により予め選択設定された個人情報(休憩中にすること「1人将棋」)に基づき、自室(H103)の選択背景画像と選択動物キャラクタとの組み合わせ画像において、当該動物キャラクタが1人で将棋を指している様子の「休憩/遊び」の物真似アニメ画像X103が選択され、表示端末等において表示出力される。
【0058】
また、住居(H201)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50dにより、例えばTVドアホン29fにより他人の入室がモニタされると、「ドアホンで他人検知、入室」のモニタ情報が表示端末等に送信される。表示端末等では、この「ドアホンで他人検知、入室」のモニタ情報に対応する「来客中」の行動情報が選択され、当該住人P201により予め選択設定された自室(H201)の背景画像と動物キャラクタとの組み合わせ画像において、「来客中」の行動情報に対応する「来客中」のメッセージを付加したアニメ画像X201が選択され、受信端末等において表示出力される。
【0059】
なお、このマンション住人用の画像配信システムにおける各モニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50iでの初期設定に際しても、観察対象人物P101-P303自身によって、前記自室背景画像とキャラクタとの組み合わせ画像の選択設定と共に、当該モニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50iによる観察対象人物Pのモニタの正確さ(正答率:50%〜100%)及び物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)が任意に設定されるもので、これにより設定された正確さ(正答率:50%〜100%)や物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)に応じた割合で、前記各住人対応の物真似アニメ画像は時として実際の観察対象人物Pの行動とは異なる行動に応じた画像選択が成されて配信され、また、キャラクタが観察対象人物Pの観察・物真似をさぼっている様子のアニメ画像が選択されて配信される。
【0060】
すなわち、例えば住居(H203)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50fにおいてその定期的な(例えば10分おき)モニタ・画像選択処理毎に更新される“0”〜“100”の範囲での乱数発生値が、その住人P203自身によって任意設定された物真似さぼり度(停止率:90%〜0%)の範囲内に入った場合には、当該住人P203により予め選択設定された動物キャラクタが居眠りをしてさぼっている様子のアニメ画像X203が選択され、前記同様に配信依頼者(利用者)である管理人室Kの表示端末(自宅PC)60に配信されて表示される。
【0061】
また、住居(H302)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50hにより、例えば「PC・調理器具以外の使用」がモニタされると、このモニタ情報が表示端末等に送信される。表示端末等では、「PC・調理器具以外の使用」のモニタ情報に対応する「休憩/遊び」の行動情報が選択され、当該住人P302により予め選択設定された個人情報(「休憩/遊び」にすること「TV」)に基づき、自室(H302)の選択背景画像と選択動物キャラクタとの組み合わせ画像において、当該動物キャラクタがあくびをしながらTVを見ている様子の「休憩/遊び」の物真似アニメ画像X302が選択され、表示出力される。
【0062】
さらに、住居(H303)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50iにおいて、例えば「デスク用ライトの使用」がモニタされると、このモニタ情報が表示端末等に送信される。表示端末等では、この「デスク用ライトの使用」のモニタ情報に対応する「勉強中・読書中」の行動情報が選択され、当該住人P303により予め選択設定された自室(H303)の選択背景画像と選択ロボットキャラクタとの組み合わせ画像において、当該ロボットキャラクタが勉強中でである様子の「勉強中・読書中」の物真似アニメ画像X303が選択され、表示出力される。
【0063】
そして、例えば住居(H103)に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50cにおいて、外部からメールの受信がモニタされると、このモニタ情報が表示端末等に送信される。表示端末等では、この「新規メールの受信」のモニタ情報に対応する「メールを運ぶ」の行動情報が選択され、動物キャラクタが自室内でメールを運んでいる様子の「メールを運ぶ」のアニメ画像X103′が選択され、表示出力される。
【0064】
なお、モニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a〜50iにおいて、予めその住人観察の禁止が初期設定された場合には、住居(H301)あるいは(H202)で示すように、カーテンの閉まっているアニメ画像が配信される。
【0065】
そして、このようなマンションMにおける各住居H101-H303の住人P101-P303に対応の物真似アニメ画像X101-X303は、当該各住居H101-H303における観察対象人物P101-P303同士で自分の行動観察を許可している相手に対しては、その物真似アニメ画像Xnは許可相手であるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iへも配信されて表示される。
【0066】
このようなマンションM内の住民コミュニケーションを対象とする画像配信システムの場合でも、各観察対象人物(住人)P101-P303自身によって、モニタに応じた物真似アニメ画像を見てサブウインドウ上で確認できることや、そのモニタの正確さ及び物真似さぼり度を設定できることで、当該観察対象人物(住人)P101-P303にとってその観察がプレッシャーになる度合いは大幅に緩和される。
【0067】
このようにマンション内の住人相互のコミュニケーションにおいて、自分が希望するレベルで適度に自分の行動情報を周囲の住人に開示できることとなり、お互いに遠慮やお節介のしすぎを気にすることなくコミュニケーションを図ることができる。また、管理人にとっては、住人のプライバシを侵害することを気にすることなく、住民の状態等を知る事も可能になり、効率よい管理が行える。
【0068】
図8は前記画像配信システムにおける画像配信サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0069】
画像配信サーバ10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU11が備えられる。
【0070】
CPU11は、EEP−ROMやハードディスク,フラッシュメモリなどのメモリ12に予め記憶されたサーバ制御プログラム、あるいはCD−ROMやフロッピディスクなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上の他のコンピュータ端末から電送制御部15を介して前記メモリ12に読み込まれたサーバ制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶されたサーバ制御プログラムは、通信ネットワークNを介して電送制御部15に受信される例えば子供や在宅社員の自室(H)に設置されたモニタ端末(自宅PC)20、親が所有する表示端末(携帯電話)30、在宅勤務制度のある会社の社員デスクに設置された表示端末(会社PC)40、マンションM内の各住居H101-H303に設置されたモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50i、管理人室Kに設置された表示端末(自宅PC)60などの各コンピュータ端末からの信号に応じて起動される。
【0071】
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、電送制御部15が接続される他に、キーボードやマウスなどの入力部16、CRTやLCDなどの表示部17、現在時刻の計時を行う時計部18などが接続される。
【0072】
この画像配信サーバ10のメモリ12には、当該サーバ10の全体の動作を司るサーバシステムプログラムや電送制御部15を介して通信ネットワークN上の各コンピュータ端末とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、前記モニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iにおけるモニタに応じた画像選択処理に対応してその選択画像である物真似アニメ画像の配信及び広告の掲載及び利用者への課金処理などを行うための画像配信処理プログラム12a、モニタ端末(自宅PC)20と表示端末(携帯電話)30,(会社PC)40との間、あるいはモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50i相互間や表示端末(自宅PC)60との間での当該画像配信サーバ10を介したメールの送受信処理を行うためのメール配信プログラム12bが記憶される。
【0073】
また、前記画像配信サーバ10のメモリ12には、各利用者別のデータメモリ12cが備えられ、この利用者別データメモリ12cには、その画像配信の依頼者(利用者)に対応する携帯電話番号及び認証データからなる利用者ID12d、モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)のメールアドレスであるモニタ端末アドレス12e、利用者の銀行口座番号・課金実績からなる利用者課金情報12f、モニタ端末20でのキャラクタ及び背景画像の組み合わせ及びこの組み合わせ画像からなるモニタに応じた画像選択に従い動物・ロボット・人などのキャラクタの種類や背景画像である部屋のイメージを選択設定するための画像設定データ12g、観察対象人物Pの個人情報に対して物真似キャラクタの行動情報を対応付けた個人情報データ・対応キャラ選択データ12h、広告主から掲載依頼された広告情報12i、広告主の銀行口座番号・課金実績からなる広告先課金情報12j、観察対象人物Pにより任意設定される正答率(モニタ正確さ)・停止率(さぼり度)12k、個人の予定表12l、取得したモニタ情報に対応する行動情報を複数組記憶する「モニタ・行動情報テーブル」12m、記憶された個人情報データに対応する行動情報を複数組記憶する「個人情報・行動情報テーブル」12n、記憶された予定表に対応する行動情報を複数組記憶する「予定表・行動情報テーブル」12o、行動情報に対応した画像を複数記憶する行動画像データ12pなどが記憶される。
【0074】
図9は前記画像配信システムにおける表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0075】
表示端末30,40,60は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU31が備えられる。
【0076】
CPU31は、EEP−ROMやハードディスク,フラッシュメモリなどのメモリ32に予め記憶された表示端末制御プログラム、あるいはCD−ROMやフロッピディスクなどの外部記録媒体33から記録媒体読取部34を介して前記メモリ32に読み込まれた表示端末制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上の他のコンピュータ端末から電送制御部35を介して前記メモリ32に読み込まれた表示端末制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ32に記憶された表示端末制御プログラムは、入力部36からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは電送制御部35に受信される通信ネットワークN上の画像配信サーバ10やモニタ端末(自宅PC)20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)などの他のコンピュータ端末からの信号に応じて起動される。
【0077】
前記CPU31には、前記メモリ32、記録媒体読取部34、電送制御部35、入力部36が接続される他に、CRTやLCDからなる表示部37、現在時刻の計時を行う時計部38などが接続される。
【0078】
この表示端末30,40,60のメモリ32には、当該表示端末30,40,60の全体の動作を司る表示端末システムプログラム、電送制御部35を介して通信ネットワークN上の各コンピュータ端末とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、前記画像配信サーバ10から配信される物真似アニメ画像を表示出力するための画像配信処理プログラム(表示端末用)32a、前記画像配信サーバ10をメールサーバとしてモニタ端末(自宅PC)20、あるいはモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iとの間でメールの送受信処理を行うためのメールプログラム32bが記憶される。
【0079】
また、前記表示端末30,40,60のメモリ32には、この表示端末のユーザを配信依頼者(利用者)とする利用者別のデータメモリ32cが備えられ、この利用者別データメモリ32cには、その依頼者(利用者)に対応する携帯電話番号及び認証データからなる利用者ID32d、モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)のメールアドレスであるモニタ端末アドレス32e、利用者の銀行口座番号・課金実績からなる利用者課金情報32f、モニタ端末20でのキャラクタ及び背景画像の組み合わせ及びこの組み合わせ画像からなるモニタに応じた画像選択に従い動物・ロボット・人などのキャラクタの種類や背景画像である部屋のイメージを選択設定するための画像設定データ32g、観察対象人物Pの個人情報に対して物真似キャラクタの行動情報を対応付けた個人情報データ・対応キャラ選択データ32h、広告主により掲載された広告情報32i、広告主の銀行口座番号・課金実績からなる広告先課金情報32j、観察対象人物Pにより任意設定される正答率(モニタ正確さ)・停止率(さぼり度)32k、行動情報に対応した画像を複数記憶する行動画像データ32mなどが記憶される。
【0080】
図10は前記画像配信システムにおけるモニタ端末(自宅PC)20の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0081】
モニタ端末(自宅PC)20は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU21が備えられる。
【0082】
CPU21は、EEP−ROMやハードディスク,フラッシュメモリなどのメモリ22に予め記憶されたモニタ端末制御プログラム、あるいはCD−ROMやフロッピディスクなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24を介して前記メモリ22に読み込まれたモニタ端末制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上の他のコンピュータ端末から電送制御部25を介して前記メモリ22に読み込まれたモニタ端末制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ22に記憶されたモニタ端末制御プログラムは、入力部26からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは電送制御部25に受信される通信ネットワークN上の画像配信サーバ10や表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)などの他のコンピュータ端末からの信号、あるいはモニタセンサ29による観察対象人物Pのモニタ信号に応じて起動される。
【0083】
前記CPU21には、前記メモリ22、記録媒体読取部24、電送制御部25、入力部26、モニタセンサ29が接続される他に、CRTやLCDからなる表示部27、現在時刻の計時を行う時計部28などが接続される。
【0084】
ここで、モニタ端末(自宅PC)20におけるモニタセンサ29としては、例えばカメラやマイク,タッチセンサなどが備えられるが、例えばこのモニタ端末(自宅PC)20がマンションMの各住居H101-303に設置されるモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iである場合には、前記図6において示したような、各住居で使用する各家電製品(ポット29b,エアコン29c,TV29d,ビデオ29e,TVドアホン29f,照明29g,電気・ガス・水道メータ29h,圧力センサ付き座布団29iなど)からのBT(Bluetooth(R):短距離無線技術)を利用したモニタ情報が電送制御部25にて受信され、観察対象人物Pである住人のモニタが行われる。
【0085】
このモニタ端末(自宅PC)20のメモリ22には、当該モニタ端末20の全体の動作を司るモニタ端末システムプログラム、電送制御部25を介して通信ネットワークN上の各コンピュータ端末とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、当該モニタ端末20が設置された場所(H)における観察対象人物Pの行動をモニタし、このモニタに応じた物真似アニメ画像を選択して前記画像配信サーバ10へ送信するための画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22a、前記画像配信サーバ10をメールサーバとして表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)との間でメールの送受信処理を行うためのメールプログラム22bが記憶される。
【0086】
また、前記モニタ端末(自宅PC)20のメモリ22には、対応する表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ配信させるべき物真似アニメ画像を構成する動物・ロボット・人などのキャラクタの種類や背景画像である部屋のイメージを選択設定するための画像設定データ22c、当該モニタ端末(自宅PC)20のユーザである観察対象人物Pにより任意設定されるモニタの正答率(正確さ)・停止率(さぼり度)22d、そして、同モニタ端末(自宅PC)20のユーザである観察対象人物P本人のスケジュールデータ(予定表)22e、観察対象人物Pの個人情報に対して物真似キャラクタの行動情報を対応付けた個人情報データ・対応キャラ選択データ22f、取得したモニタ情報に対応する行動情報を複数組記憶する「モニタ・行動情報テーブル」22g、記憶された個人情報データに対応する行動情報を複数組記憶する「個人情報・行動情報テーブル」22h、記憶された予定表に対応する行動情報を複数組記憶する「予定表・行動情報テーブル」22i、行動情報に対応した画像を複数記憶する行動画像データ22jが記憶される。
【0087】
図11は前記画像配信システムのモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22aに組み込まれたモニタ内容と物真似の行動情報を対応付けするためのモニタ・行動情報テーブルを示す図である。
【0088】
図12は前記物真似の行動情報に対応する画像コードの各キャラクタ別の画像データを示す図である。
【0089】
この画像データは動画又は静止画で構成される。また、画像データそのものでなく、物真似の行動情報に対応する動画又は静止画を作成するための実行プログラムデータであってもよい。
【0090】
このモニタ・行動情報テーブルには、▲1▼PC動作、▲2▼家電製品からのBT情報、▲3▼カメラ画像のそれぞれに従ったモニタ情報の種類と、各種のモニタに応じた物真似するキャラクタの行動情報、行動情報に対応する行動画像の画像コード、及び特定のキャラクタの行動情報に伴う追加処理が対応付けされて設定されるもので、モニタ端末(自宅PC)20の“PC−ON”がモニタされた場合には、対応するキャラクタの行動情報として[(0)PCの前に座る]が選択されて、指定のキャラクタについて図12のその物真似アニメ画像Oが読み出され、配信又は表示されると共に、追加処理として当該モニタ端末20でのモニタの開始が表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ通知される。この際、表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)では、前記モニタ端末20からのモニタの開始通知に応じて電源がONされ物真似アニメ画像が表示される、又は配信された先で物真似アニメ画像が表示される。
【0091】
また、例えばモニタ端末(自宅PC)20の“PC操作”がモニタされた場合には、対応するキャラクタの行動情報として[(A)PCの操作]が選択されてその物真似アニメ画像が配信又は表示される。
【0092】
また、モニタ端末(自宅PC)20において、“20分間キー操作なし”がモニタされた場合には、対応するキャラクタの行動情報として[(X)予定表]が選択され、メモリ22内のスケジュールデータ(予定表)22eに記憶された観察対象人物Pの現在の予定に応じたキャラクタの行動情報が、図13における予定表・行動情報テーブルに従い選択されてその物真似アニメ画像が図12から読み出され、配信又は表示される。
【0093】
図13は前記画像配信システムのモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22aに組み込まれた行動予定内容と物真似の行動情報を対応付けするための予定表・行動情報テーブルを示す図である。
【0094】
つまり、モニタ端末(自宅PC)20において、“20分間キー操作なし”がモニタされた場合に、メモリ22内のスケジュールデータ(予定表)22eに基づき観察対象人物Pの現在の予定が例えば“休憩時間”であった場合には、対応するキャラクタの行動情報として[(D)休憩/遊び]が選択され、その物真似アニメ画像が図12から読み出され、配信又は表示される。
【0095】
なお、この観察対象人物Pの予定表に応じて[(D)休憩/遊び]が選択された場合には、当該休憩・遊びに対応するキャラクタの行動情報の内容が、図14における個人情報・行動情報テーブルに従い選択されてその物真似アニメ画像が図12から読み出され、配信又は表示される。
【0096】
図14は前記画像配信システムのモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22aに組み込まれた個人情報・行動情報テーブルを示す図である。
【0097】
つまり、前記観察対象人物Pの予定表に応じて[(D)休憩/遊び]が選択された場合に、前記個人情報・行動情報テーブルに基づき観察対象人物Pの個人情報として「好きな飲み物(お茶/コーヒ紅茶/ジュース)」における「好きな飲み物(お茶)」、「休憩時間にすること(音楽聞く/1人将棋/TV)」における「休憩時間にすること(1人将棋)」などが得られた場合には、当該好きな飲み物を飲んだり好きなことをするキャラクタの行動情報の1つがランダム選択され、その物真似アニメ画像が図12から読み出され、一定時間ずつ切り替わって配信又は表示される。
【0098】
一方、さらにモニタ端末(自宅PC)20において、“1時間キー操作なし”が▲1▼PC動作に基づきモニタされるか、“消費電力最低=待機電力”が▲2▼家電製品からのBT情報に基づきモニタされるか、“一定時間本人が見えない”が▲3▼カメラ画像に基づきモニタされた場合には、対応するキャラクタの行動情報として[(B)不在]が選択されてその物真似アニメ画像が図12から読み出され、配信又は表示される。
【0099】
以下同様に、モニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける▲1▼PC動作、▲2▼家電製品からのBT情報、▲3▼カメラ画像のそれぞれに従ったモニタ情報に応じて、前記モニタ情報・行動情報テーブル及び予定表・行動情報テーブル及び個人情報・行動情報テーブルに従い対応するキャラクタの行動情報として決定され、その物真似アニメ画像が図12から読み出され、配信又は表示される。
【0100】
なお、このモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける観察対象人物Pのモニタ・画像選択に従った物真似アニメ画像の配信は、選択されたキャラクタの行動情報の画像番号(例えばモニタ・行動情報テーブルにおけるキャラの行動情報記号(0)(A)(X)(B)…)として画像配信サーバ10や表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ送信され、当該画像配信サーバ10や表示端末30/40/60内のメモリに記憶された画像設定データに基づいて対応する物真似アニメ画像に作成変換されて表示出力される。または、画像配信サーバ10において物真似アニメ画像に作成変換されて動画や静止画として表示端末に送信出力される。または、画像配信サーバ10において、選択されたキャラクタの行動情報の画像番号(例えばモニタ・行動情報テーブルにおけるキャラの行動情報記号(0)(A)(X)(B)…)として表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ送信され、当該表示端末30/40/60内のメモリに記憶された画像設定データに基づいて対応する物真似アニメ画像に作成変換されて表示出力されるようにしても良い。
【0101】
また、画像配信サーバ10には、マンションMの各住居H101-H303におけるモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iによってモニタされた各住人P101-P303それぞれの物真似アニメ画像を、マンション管理人及び当該マンション各住人P101-P303同士間で表示許可するか不可するかを設定した配信可否設定テーブルが組み込まれる。
【0102】
図15は前記画像配信システムの画像配信サーバ10における画像配信処理プログラム12aに対応付けられて用意される配信可否設定テーブルを示す図である。
【0103】
この配信可否設定テーブルによれば、マンションM内の各住人P101-P303のそれぞれにおいて、自分の行動を知られたくない住居Hnの表示端末(自宅PC)50,60に対し、個別に画像配信の不可を設定することができる。この配信可否設定テーブルにおける各住居H101-H303毎の配信可否設定データは、当該各住居H101-H303の住人P101-P303によるモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iでの初期設定処理に伴い設定されて登録される。
【0104】
次に、前記構成の画像配信システムによる観察対象人物Pのモニタに応じた物真似画像の配信機能について説明する。
【0105】
図16は前記画像配信システムによる画像配信機能の全体処理を示すフローチャートであり、同図(A)はモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での処理を示すフローチャート、同図(B)は画像配信サーバ10での処理を示すフローチャート、同図(C)は表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)での処理を示すフローチャートである。
【0106】
モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)では、まず、図18における初期設定処理が起動される(ステップAD)。
【0107】
図18は前記画像配信システムのモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)による初期設定処理を示すフローチャートである。
【0108】
この初期設定処理では、まずこの画像配信システムによる画像の配信を利用する利用者のIDが入力されて登録され(ステップD1)、また、当該モニタ端末20のメールアドレスが入力されて登録される(ステップD2)。
【0109】
さらに、利用者の課金情報(銀行口座番号)が入力されて登録される(ステップD3)。
【0110】
また、このモニタ端末20を使用する観察対象人物Pによって、物真似アニメ画像を構成するキャラクタの種類(動物・ロボット・人など)及び背景画像となる部屋のイメージが、メモリ22内の画像設定データ22cに基づき選択されて登録される(ステップD4)。
【0111】
そして、このモニタ端末20を使用する観察対象人物Pによって、図14における個人情報・行動情報テーブルに基づき、例えば好きな飲み物や休憩時間にすることなどの個人情報が選択的に入力されると(ステップD5)、選択入力された個人情報に対応して複数用意されたキャラクタの行動情報の画像の1つが表示される(ステップD6)。
【0112】
例えば個人情報(好きな飲み物)として「コーヒ紅茶」が選択された場合には、前記ステップD4において選択された種類のキャラクタがコーヒ紅茶を飲んでいる様子の第1の動作画像が表示される。
【0113】
ここで、「OK」の操作がなされると(ステップD7)、前記選択入力された個人情報(好きな飲み物)及びその対応動作画像が設定登録され、次の個人情報(例えば休憩時間にすること)の選択待機状態となる(ステップD9→D5)。
【0114】
一方、前記ステップD6において表示された選択個人情報に対応する動作画像について「OK」の操作がなされない場合には、他の動作画像、すなわち例えば前記コーヒ紅茶を飲んでいる様子の第2の動作画像が選択されて設定登録される(ステップD7→D8)。
【0115】
そして、前記ステップD5〜D9の処理に従って、個人情報の選択及びその対応動作画像の設定登録がなされると、当該個人情報に応じた広告(例えばコーヒ紅茶の広告)が選択されて登録される(ステップD10)。
【0116】
するとさらに、当該モニタ端末20におけるモニタの正確さ(正答率:50%〜100%)及び物真似キャラクタによる物真似動作のさぼり度(停止率:90%〜0%)が所望の割合に選択されて登録される(ステップD11,D12)。
【0117】
こうして、前記図18における初期設定処理(ステップAD)に従って、利用者ID、当該モニタ端末20のメールアドレス、利用者課金用の銀行口座番号、物真似アニメ画像を構成するキャラクタの種類(動物・ロボット・人など)及び背景画像となる部屋のイメージ、個人情報及びその対応動作画像と広告、そして、モニタ正答率(正確さ)及び停止率(さぼり度)が設定されると、このモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での各設定データは、通信ネットワークNを介して画像配信サーバ10へ送信される(ステップA1)。
【0118】
すると、画像配信サーバ10では、前記モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)から受信された各種の設定データがそのままさらに通信ネットワークNを介して各モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)に対応する表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ送信転送されると共に(ステップB1)、当該画像配信サーバ10内のメモリ12(図8参照)に対して、前記受信された各設定データが登録される(ステップB2)。
【0119】
さらに、表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)においても、前記画像配信サーバ10を経由して転送受信された前記モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)からの各種の設定データが、当該表示端末(30/40/60)内のメモリ32(図9参照)に対して登録される(ステップC1)。なお、本実施例においては、この初期設定処理をモニタされる側のモニタ端末で行うこととしたが、画像配信サーバ装置10や表示端末で行うようにしてもよい。
【0120】
そして、モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)において、時計部28による計時信号に基づき、例えば10分間隔に設定されたモニタタイミングになったと判断されると(ステップA2)、モニタセンサ29における観察対象人物Pの行動のモニタ情報(▲1▼PC動作/▲2▼家電製品からのBT情報/▲3▼カメラ画像)がモニタされて(検知されて)ワークメモリに取得される(ステップA3)。
【0121】
この取得された観察対象人物Pの行動のモニタ情報は、画像配信サーバ10へ送信される(ステップA4)。
【0122】
そして、画像配信サーバ10では、前記モニタ端末20からモニタ情報が、受信されて取得されメモリのワークエリアに入れられ(ステップB3、ステップB3′)、図19における行動情報選択処理に移行され(ステップAE)、観察対象人物Pに対するモニタ情報に応じた行動情報の選択処理が実行される。
【0123】
図19は前記画像配信システムの画像配信サーバ10又はモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)によってそれぞれ実行される行動情報選択処理を示すフローチャートである。
【0124】
すなわち、この行動情報選択処理(ステップAE)が起動されると、まず、“1”〜“100”の整数値の範囲で乱数が発生され(ステップE1)、その乱数値がメモリ22内に選択設定された正答率(モニタ正確さ)・停止率(さぼり度)22dにおけるさぼり度(%)の範囲内か否か判断される(ステップE2)。
【0125】
ここで、前記発生乱数値が前記設定停止率(さぼり度)(%)の範囲内ではないと判断されると、さらに、“1”〜“100”の整数値の範囲で乱数が発生され(ステップE3)、その乱数値がメモリ22内に選択設定されたモニタ正確さ・さぼり度22dにおける正答率(モニタ正確さ)(%)の範囲内か否か判断される(ステップE4)。
【0126】
ここで、前記発生乱数値が前記正答率(モニタ正確さ)(%)の範囲内であると判断されると、モニタセンサ29における観察対象人物Pの行動のモニタ情報(▲1▼PC動作/▲2▼家電製品からのBT情報/▲3▼カメラ画像)がワークメモリから読み出される(ステップE4→E5)。
【0127】
そして、前記▲3▼カメラ画像によるモニタ情報、または前記▲2▼家電製品からのBT情報によるモニタ情報、または▲1▼PC動作によるモニタ情報の何れかによる取得の有無が判断され(ステップE6〜E8)、例えば観察対象人物Pが在宅社員で配信依頼人(利用者)が該社員の会社である場合に、▲1▼PC動作によるモニタ情報として“PCキー操作”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(A)PCの操作」と決定され、選択される(ステップE8→E9→E10)。
【0128】
すると、この情報の表示が許可されているか否か判別され(ステップB4)、許可されていれば、この選択された画像設定データ22cにて設定されたロボットキャラクタについての、行動情報「(A)PCの操作」に対応する画像Oの物真似アニメ画像J1(例えば図4(A)参照)が選択されアニメ表示データが作成される(ステップB5)。さらに広告情報が付加されて画面上で表示出力されるとともに、対応する表示端末(会社PC)40へ送信出力され(ステップB6〜B7)、前記在宅社員のデスク上にある表示端末(会社PC)40では、受信された前記PC操作中の[業務中]物真似アニメ画像J1が、共に受信された広告情報が付加されて表示部37に表示される(ステップC2→C3)。
【0129】
また、例えば観察対象人物Pが子供で配信依頼人(利用者)が該子供の親である場合に、▲3▼カメラ画像によるモニタ情報として“本を読んでいるカメラ画像”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応する行動情報「(H)勉強中・読書中」と決定され、選択される(ステップE6→E11→E12)。
【0130】
すると、この情報の表示が許可されているか否か判別され(ステップB4)、許可されていれば、この選択された行動情報「(H)勉強中・読書中」に対応する画像Hの物真似アニメ画像G3が選択されアニメ表示データが作成される(ステップB5)。さらに、広告情報が付加されて画面上で表示出力されるとともに、対応する表示端末(携帯電話)30へ送信出力され(ステップB6〜B7)、前記親の所有する表示端末(携帯電話)30では、受信された前記勉強中・読書中の物真似アニメ画像G3が、共に受信された広告情報「チケットペア」が付加されて表示部37に表示される(ステップC2→C3)。
【0131】
また、例えば観察対象人物PがマンションM内の住居(H101)の住人(P101)で配信依頼人(利用者)が該マンションMの管理人である場合に、▲2▼家電製品からのBT情報によるモニタ情報として“消費電力最低=待機電力”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(B)不在」と決定され、画像設定データ22cにて設定された背景画像からなる[外出中]アニメ画像(例えば図7の101号室参照)が選択される(ステップE7→E13→E14)。
【0132】
すると、この情報の表示が許可されているか否か判別され(ステップB4)、許可されていれば、この選択された行動情報[(B)不在]に対応する画像Bの物真似アニメ画像G3が選択されアニメ表示データが作成される(ステップB5)。さらに、広告情報が付加されて画面上で表示出力されるとともに、対応する前記管理人室Kの表示端末(自宅PC)60へ送信出力され(ステップB6〜B7)、前記管理人室Kの表示端末(自宅PC)60では、受信された前記[不在]のアニメ画像が、共に受信された広告情報が付加されて表示部37に表示される(ステップC2→C3)。
【0133】
なお、前記画像配信サーバ10におけるモニタ端末20(この場合はマンションMの住居H101に設置されたモニタ端末兼表示端末50a)からの選択画像設定番号の転送配信に際し、図15における配信可否設定テーブルにおいて当該住居H101の住人P101によって管理人室Kの表示端末(自宅PC)60に対する配信表示の不可が設定されていた場合には(ステップB4)、該管理人室Kの表示端末(自宅PC)60に対する画像設定番号の配信は行われず、この101号室のアニメ画像表示は表示禁止の設定状態になる。
【0134】
また、例えば観察対象人物Pが在宅社員で配信依頼人(利用者)が該社員の会社である場合に、▲3▼カメラ画像によるモニタ情報として“室内で作業”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(D)休憩/遊び」と決定され、画像設定データ22cにて設定されたロボットキャラクタ及び背景画像からなる[休憩中]物真似アニメ画像J2(例えば図4(B)参照)が選択される(ステップE8→E9→E10)。
【0135】
ここで、前記観察対象人物Pのモニタに応じたキャラクタの行動情報として「(D)休憩/遊び」が選択された場合には、図14における個人情報・行動情報テーブルに従って、当該観察対象人物Pである在宅社員の休憩時間にすることに対応するキャラクタ動作がランダムに選択されるので、例えば音楽を聞く物真似アニメ画像(図4(B)参照)やその他の設定個人情報に応じた[休憩中]の物真似アニメ画像が一定時間毎にランダム選択される(ステップE15→E16)。
【0136】
また、例えば観察対象人物Pが在宅社員で配信依頼人(利用者)が該社員の会社である場合に、▲1▼PC動作によるモニタ情報として“20分間キー操作なし”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(X)予定表」と決定され、本人のスケジュールデータ(予定表)22eに従って画像設定データ22cにて設定されたロボットキャラクタ及び背景画像からなるスケジュール対応の物真似アニメ画像が選択される(ステップE8→E9→E10)。
【0137】
ここで、前記観察対象人物Pのモニタに応じたキャラクタの行動情報として「(X)予定表」が選択された場合には、図13における予定表・行動情報テーブルに従って、当該観察対象人物Pである在宅社員のスケジュールに対応するキャラクタ行動情報が選択されるので、例えば「出張」予定時間内においては、[不在中]のアニメ画像(図5(B)参照)が選択される(ステップE17→E18,E19)。
【0138】
一方、前記ステップE3,E4において、発生乱数値がメモリ22内に選択設定された正答率(正確さ)・停止率(さぼり度)22dにおけるモニタ正確さ(%)の範囲内でないと判断された場合には、前記▲3▼カメラ画像によるモニタ情報、または前記▲2▼家電製品からのBT情報によるモニタ情報、または前記▲1▼PC動作によるモニタ情報の何れにも関係なく、観察対象人物Pについてモニタ正確さのない様々な様子の物真似アニメ画像がランダムに選択される(ステップE23)。
【0139】
また、例えば観察対象人物Pが子供で配信依頼人(利用者)が該子供の親である場合で、前記ステップE1,E2において、発生乱数値がメモリ22内に選択設定された正答率(正確さ)・停止率(さぼり度)22dにおける設定さぼり度(%)の範囲内であると判断された場合には、画像設定データ22cにて設定された動物キャラクタ及び背景画像からなる、さぼって真似していないときの物真似アニメ画像G4(例えば図3(A)参照)が選択される(ステップE22)。
【0140】
また、前記モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)でのモニタ情報は画像配信サーバ10に送信されるとともに、モニタ端末20自身でも、このモニタ情報に従って、行動情報選択処理AEが実行され、行動情報決定される。そして、行動情報に応じたアニメ画像が画像設定データ22cに従い作成され、表示部27に対し広告情報が付加されてモニタ端末20自身においても、サブウインドウ表示される(ステップA5)。
【0141】
また、画像配信サーバ10では、前記モニタ端末20から受信されたモニタ情報が、配信依頼者(利用者)について表示許可されているか否か、図15における配信可否テーブルに従い判断された後、表示許可されている場合に、モニタ情報に対応する行動情報に対するアニメ画像を当該配信依頼者(利用者)に対応する表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ、広告情報が付加されて送信される(ステップB3〜B7)。
【0142】
すると、メモリ12内に記憶された利用者課金情報12fに従い利用者の銀行サーバ70へアクセスされて利用料金が課金処理されると共に(ステップB8)、同メモリ12内に記憶された広告先課金情報12jに従い広告主の銀行サーバ80へアクセスされて広告料金が課金処理される(ステップB9)。
【0143】
これにより、表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)では、前記画像配信サーバ10から受信された画像設定番号に対応した物真似アニメ画像が画像設定データ32gに従い作成され、共に受信された広告情報が付加されて表示部37に表示される(ステップC2→C3)。
【0144】
ここで、例えば前記モニタ端末20から画像配信サーバ10を経由して、さぼって真似していないときの物真似アニメ画像G4(例えば図3(A)参照)が表示端末(携帯電話)30に配信されて表示された場合に、当該物真似アニメ画像G4上の動物キャラクタをクリックして注意の指示をすると、当該注意情報が対応するモニタ端末20へ送信される(ステップC4→C5)。
【0145】
そして、モニタ端末20において、前記対応する表示端末(携帯電話)30から送信された注意情報が受信されると、再び前記図19における行動情報選択処理が起動される(ステップA6→A3,A4,AE)。
【0146】
ここで、▲1▼PC動作によるモニタ情報として“表示端末から注意あり”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(Z)寝ていれば起きる」と決定され、図3(B)に示すように、さぼって寝ころんでいる動物キャラクタが注意に気づいた様子のアニメ画像G5が選択配信される(ステップE8→E9→E10)。
【0147】
そして、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づく行動情報「(Z)寝ていれば起きる」の追加処理として、一定時間の間、正答率(モニタの正確さ)・停止率(さぼり度)22dにおける正答率が100%、停止率(さぼり度)が0%に強制設定され、前記▲3▼カメラ画像によるモニタ情報、または前記▲2▼家電製品からのBT情報によるモニタ情報、または前記▲1▼PC動作によるモニタ情報による各モニタに正確に対応した物真似アニメ画像が選択配信される(ステップE20→E21)。
【0148】
また、例えば表示端末(携帯電話)30において、対応するモニタ端末20へメールを送信した場合(ステップC6→C7)、メールを受信したモニタ端末20では、▲1▼PC動作によるモニタ情報として“新規メール受信”が取得されるので、図11におけるモニタ・行動情報テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(Y)メールを運ぶ」と決定され、図3(D)に示すように、動物キャラクタが自室内でメールを運んでいる様子のアニメ画像G7が選択配信される(ステップE8→E9→E10)。
【0149】
したがって、前記構成の画像配信システムによる観察対象人物Pのモニタに応じた物真似画像の配信機能によれば、観察対象人物Pの自室(H)に設置されたパーソナルコンピュータをモニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)として機能させ、カメラ画像や家電製品からのBT(Bluetooth)情報そしてPCモニタ情報により前記観察対象人物Pの行動がモニタされて画像配信サーバ10へ送信される。そして画像配信サーバ10では、モニタ情報を受信して取得すると対応する行動情報を選択して読み出し、この行動情報に応じた物真似をする動物・ロボットなどのキャラクタ及び背景画像からなる物真似アニメ画像が選択作成されて、配信依頼者(利用者)の表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)に対して前記物真似アニメ画像が配信されて表示されるので、観察対象人物Pそのもののリアルなカメラ画像が配信されることなく、観察によるプレッシャーを緩和することができ、しかも、配信依頼者(利用者)側では観察対象人物Pの行動を必要十分に把握できるようになる。
【0150】
また、前記構成の画像配信システムによる観察対象人物Pのモニタに応じた物真似画像の配信機能によれば、物真似アニメ画像を構成するキャラクタや背景画像は観察対象人物P自身により任意に選択設定され、しかもモニタに応じた物真似アニメ画像はそのモニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)側でもサブウインドウ表示により確認できるばかりか、モニタ処理の正確さ(50%〜100%)や物真似をさぼっているアニメ画像を配信する割合の物真似さぼり度(90%〜0%)も同観察対象人物P自身によって選択設定されるので、観察対象の状況を必要な程度で配信しつつも、観察によるプレッシャーをより緩和することができる。
【0151】
なお、図16の実施形態では、モニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)によるモニタ情報が、画像配信サーバ10へ送信され、画像配信サーバ10においてモニタ情報に応じて選択された行動情報に応じた物真似アニメ画像は、さらに広告が付加されて表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ配信されて表示出力されるのと共に、画像配信サーバ10において、配信依頼者(利用者)と広告主に対する課金処理が行われる構成としたが、この画像配信サーバ10における広告の付加と課金処理を行わない場合には、前記モニタ端末20(50a,50b,…)から表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)に対し直接に物真似アニメ画像の配信を行う構成としてもよい。
【0152】
また、モニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)によるモニタに応じてモニタ端末20で行動情報を選択して、表示端末に送信し、表示端末で行動情報に対応した物真似アニメ画像を作成して表示出力する構成としてもよい。
【0153】
また、モニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)によるモニタに応じてモニタ端末20で行動情報を選択して、画像配信サーバ10へ送信するようにしてもよい。
【0154】
図17は、前記画像配信システムによる画像配信機能の全体処理を示すフローチャートであり、同図(A)はモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での処理を示すフローチャート、同図(B)は画像配信サーバ10での処理を示すフローチャート、同図(C)は表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)での処理を示すフローチャートである。
【0155】
以下、図16と異なる部分を中心に説明する。
【0156】
モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)において、時計部28による計時信号に基づき、例えば10分間隔に設定されたモニタタイミングになったと判断されると(ステップA20)、モニタセンサ29における観察対象人物Pの行動のモニタ情報(▲1▼PC動作/▲2▼家電製品からのBT情報/▲3▼カメラ画像)がモニタされて(検知されて)ワークメモリに取得される(ステップA30)。
【0157】
そして、図19における行動情報選択処理に移行され(ステップAE)、観察対象人物Pに対するモニタに応じた行動情報の選択処理が実行される。図19の前記画像配信システムのモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)による行動情報選択処理において、例えば観察対象人物Pが在宅社員で配信依頼人(利用者)が該社員の会社である場合に、▲1▼PC動作によるモニタ情報として“PCキー操作”が取得された場合には、図11におけるモニタ・行動テーブルに基づき対応するキャラクタの行動情報「(A)PCの操作」と決定され、選択される(ステップE8→E9→E10)。
【0158】
すると、この選択された行動情報「(A)PCの操作」番号が画像配信サーバ10へ送信され(ステップA40)、画像配信サーバ10では、画像設定データ12gにて設定されたロボットキャラクタについての、行動情報「(A)PCの操作」に対応する画像Oの物真似アニメ画像J1(例えば図4(A)参照)が選択される。さらに対応する表示端末(会社PC)40へ広告情報が付加されて送信されることで(ステップB30〜B60)、前記在宅社員のデスク上にある表示端末(会社PC)40では、受信された画像設定番号に対応した前記PC操作中の[業務中]物真似アニメ画像J1が共に受信された広告情報が付加されて表示部37に表示される(ステップC20→C30)。
【0159】
このように、モニタ端末で検知されたモニタ情報はモニタ端末において行動情報に変換して、画像配信サーバ10に送信される。このように、生のモニタ情報が送信されないので、観察される側のストレスをさらに小さくできる。
【0160】
また、モニタ端末においてモニタの正確さ(正答率:50%〜100%)及び物真似さぼり度(停止率90%〜0%)が任意に設定されるので、モニタ端末側で、所望の正確さや停止率で行動情報を送信でき、観察されるというストレスを非常に小さくできる。
【0161】
上記のように、本発明に係る画像出力装置10 / 20 / 30 / 40 / 50 / 60は、観察対象をモニタしたモニタ情報が取得されると、この取得された観察対象のモニタ情報に対応する行動情報が出力され、行動情報に対応する画像が出力されるので、観察対象のそのものの行動画像ではない模倣画像等が観察する側に配信されるようになる。
【0162】
このモニタ情報としては、▲1▼観察対象について配置された所定の電子機器の動作状況に関するモニタ情報(たとえば、観察対象の自宅PCのON状態や操作の検知情報)▲2▼観察対象について使用される複数の家電製品からのモニタ情報(例えば、観察対象の部屋のパソコンや床マットやドアホンや調理器具等の各家電製品からの無線通信による動作情報)▲3▼観察対象について撮影された撮影画像に応じて選択されたモニタ情報(例えば観察対象の部屋に設置されたテレビカメラの撮影情報から観察対象の動作として選択されたモニタ情報)など、種々のモニタ情報を利用することができる。すなわち、観察対象について利用可能な電子機器やモニタしたい正確さに応じて種々のモニタ情報を利用することができる。
【0163】
また、これら種々のモニタ情報を複数種類組み合わせてより正確に行動を検知して、対応画像を出力することができる。
【0164】
さて、「▲3▼撮影画像に応じたモニタ情報」を利用する場合には撮影画像を解析等することによって、決定されたモニタ情報(例えば読書中、食事中等)を利用するが、このモニタ情報の検知には種々の方法が利用できる。以下に、カメラの撮影画像からモニタ情報を決定する方法の1つを示す。
【0165】
図20は、カメラの撮影画像からモニタ情報を決定する「カメラによるモニタ処理」を示すフローチャートである。
【0166】
図21は、カメラ撮影画像から、変化部分を観察対象として抽出する例を示す図である。
【0167】
例えば部屋の天井に設置された行動検知センサ29であるテレビカメラと接続されたPC本体によるモニタ端末が構成されており、PC本体はメモリに記憶された「カメラによるモニタ処理」プログラムに従って、このテレビカメラで撮影された撮影画像からモニタ情報を決定して、このモニタ情報を画像出力装置に送信する。
【0168】
図20において、テレビカメラで順次撮影された複数の撮影画像がPC本体に取得されると(ステップF1)、その複数の画像のうち変化している部分を矩形の画像として抽出する。変化している部分が複数ある場合は複数の矩形の画像を抽出する(ステップF2)。図21は、テレビカメラで順次撮影された複数の撮影画像(A)、(B)に対して3つの変化部分をそれぞれ画像(C)、画像(D)、画像(E)のように抽出した例を示している。
【0169】
次に最初の変化部分の画像を1つめの変化部分の画像(例えば画像(C))として指定する(ステップF3)。そしてその画像サイズが、予め規定された人のサイズの画像であるか否かが判断され(ステップF4)、人のサイズである場合は(ステップF4;Yes)、さらに、観察対象である本人の特徴(例えば、髪型、目鼻の配置、顔の輪郭等)があるか否かが判断される(ステップF5)。
【0170】
本人であると判断されると(ステップF5;Yes)本人と認定され(ステップF6)、元の画像におけるこの画像がPC画像と接触しているか否かが判断される。すなわち、この変化部分の画像に接して、PCの特徴(キーボード又はディスプレイ)が存在するか否かが判断される(ステップF7)。PC画像と接触していると判断されると(ステップF7;Yes)、モニタ情報として、「PC操作」と決定される(ステップF8)。
【0171】
また、PC画像と接触していないと判断されると(ステップF7;No)、元の画像におけるこの画像が書籍画像と接触しているか否かが判断される。すなわち、この変化部分の画像に接して、書籍の特徴(四角の形状、文字の整列)が存在するか否かが判断される(ステップF9)。書籍画像と接触していると判断されると(ステップF9;Yes)、モニタ情報として、「読書中」と決定される(ステップF10)。
【0172】
また、書籍画像と接触していないと判断されると(ステップF9;No)、元の画像におけるこの画像が食品画像と接触しているか否かが判断される。すなわち、この変化部分の画像に接して、食品の特徴(ラーメンのどんぶり形状、種々のパンの形状、フォークやナイフの形状、器の形状等)が存在するか否かが判断される(ステップF11)。食品画像と接触していると判断されると(ステップF11;Yes)、モニタ情報として、「食事中」と決定される(ステップF12)。
【0173】
また、食品画像と接触していないと判断されると(ステップF11;No)、移動中であるか否かが判断される(ステップF13)。移動中であると判断されると、モニタ情報として、「移動中」と決定される(ステップF14)。
【0174】
また、移動中でないと判断されるとモニタ情報として、「室内で作業」と決定される(ステップF15)。
【0175】
またステップF5において、本人の特徴ありと判断されなかった場合は(ステップF5;No)、他人と認定され(ステップF16)、その画像が退出中の画像であるか否かが検知される。すなわち、人がドアを開けて出る画像の特徴を有するか否かが検知される(ステップF17)。退出画像であると検知された場合は(ステップF17;Yes)、モニタ情報として「他人の在室」と決定され(ステップF19)、退出画像でないと検知された場合は(ステップF17;No)、モニタ情報として「他人の退出」と決定される。
【0176】
ステップF4において、人のサイズと同じでないと判断されると(ステップF4;No)、人のサイズより小さいか否かが判断される(ステップF20)。ここで人のサイズより小さいと判断されない場合は、人より大き移動画像であり、画面全体が揺れた場合等が想定され、エラー処理に進む。
【0177】
ステップF20において、人のサイズより小さいと判断されると(ステップF20;Yes)、小物体(ペット・動くおもちゃ等)であると判断され、観察対象と異なるため、モニタ情報の決定は行われない(ステップF21)。
【0178】
次に他に変化部分の画像がある場合は(ステップF22;Yes)、次の変化部分の画像を指定(ステップF23)してステップF4に戻る。他に変化部分の画像がない場合は、これまでの処理で本人と認定される画像が有ったか否かが判断される(ステップF24)。
【0179】
本人が認定されなかった場合は、本人不在が記憶され(ステップF24→F25)、この本人不在が所定時間継続する場合は、モニタ情報として「一定時間本人が見えない」が決定される。そして、本処理が終了する。
【0180】
このようにして、モニタ端末で、撮影画像からモニタ情報を決定して、このモニタ情報を画像出力装置に送信する。なお、この実施例では、モニタ端末で撮影画像からモニタ情報を決定するようにしたが、モニタ端末では、撮影画像そのものをモニタ情報として画像出力装置に送信して、画像出力装置で、モニタ情報である画像そのものから、行動情報を直接決定するようにしてもよい。その処理は、ほぼ上記処理と同様にして行われる。
【0181】
また、画像出力装置において、画像そのものから直接対応する行動画像データを決定して合成出力するようにしてもよい。
【0182】
また、撮影される画像は、動画であっても、静止画であってもよい。
【0183】
なお、上記実施例においては、人についての物真似画像を表示する例で説明したが、動物や植物の状態をモニタして対応する物真似画像等を表示するようにしてもよい。例えば花がしおれかかっている状態をカメラでモニタして、対応する疲れた花の妖精の動画を表示するようにしてもよい。また動植物に限らず、環境状態をモニタして対応する画像を表示するようにしても良い。例えば、大気汚染度を検知するためのCO2濃度や窒素酸化物濃度をセンサでモニタしてそのモニタ情報から仮想的なペットの行動情報を選択してそのペット画像を表示するようにしてもよい。例えば、汚染濃度が低いとモニタされると、ペットが元気に遊び回っているアニメ画像を表示するようにしても良い。
【0184】
また、前記実施形態では、モニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)においてモニタに応じた物真似アニメ画像の選択を行い、画像配信サーバ10へ送信、また画像配信サーバ10から表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)へ配信する構成としたが、セキュリティ機能さえ十分に確保できれば、前記モニタ端末(自宅PC)20(50a,50b,…)からはそのモニタ情報のみを送信し、表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)において、受信されたモニタ情報に応じた物真似アニメ画像の選択を行い表示する構成としてもよい。
【0185】
また、本発明の画像出力装置は、単体の装置に組み込んで実施することもできる。例えば、ビデオカメラやビデオ再生装置、携帯電話やゲーム機に組み込んで実施することができる。
【0186】
なお、前記実施形態において記載した画像配信システムによる物真似画像配信処理の手法、すなわち、図16(A)[図17(A)]のフローチャートに示すモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での処理、図16(B)[図17(B)]のフローチャートに示す画像配信サーバ10での処理、図16(C)[図17(C)]に示す表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)での処理、図18のフローチャートに示す前記モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での初期設定処理、図19のフローチャートに示す前記モニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での行動情報選択処理、図20のフローチャートに示すカメラ撮影画像からモニタ情報を決定するための「カメラによるモニタ処理」等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13,23,33に格納して配布することができる。そして、通信ネットワークNとの接続機能を有するサーバコンピュータやモニタ用コンピュータ、そして表示端末コンピュータは、この外部記録媒体13,23,33に記憶されたプログラムを各記録媒体読取部14,24,34によってメモリ12,22,32に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した観察対象人物Pのモニタに応じた物真似画像の配信機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0187】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した観察対象人物Pのモニタに応じた物真似画像の配信機能を実現することもできる。
【0188】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0189】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る画像出力装置によれば、観察対象人物をモニタしたモニタ情報が取得されると、この取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報が出力され、行動情報に対応する画像が出力されるので、観察対象のそのものの行動画像ではない模倣画像等が観察する側に配信されるようになる。しかも観察対象人物のモニタ情報が所定のモニタ情報(例えば一定時間本人が見えない)である場合には、前記観察対象人物の予定情報とこれに対応する行動情報とを対応づけて複数組記憶している予定行動情報記憶手段から当該観察対象人物の予定情報(例えば出張)に対応する行動情報(例えば不在)が読み出されて出力され、対応する画像(例えば[不在中]の画像)が出力される。
【0190】
よって、観察される側にとってプレッシャーになることになく、対象人物の状況を必要十分に把握することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像配信システムの全体の構成を示すブロック図。
【図2】前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば親と子の関係である場合の各物真似アニメ画像(その1)、及びモニタ情報である元のカメラ撮影画像を示す図。
【図3】前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば親と子の関係である場合の各物真似アニメ画像(その2)を示す図。
【図4】前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば在宅勤務制度のある会社と在宅社員との関係である場合の各物真似アニメ画像(その1)を示す図。
【図5】前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えば在宅勤務制度のある会社と在宅社員との関係である場合の各物真似アニメ画像(その2)を示す図。
【図6】前記画像配信システムのマンションM内各住居101,102,…,303にあるモニタ端末兼表示端末(自宅PC)50a,50b,…,50iによる住人モニタのしくみを示す図。
【図7】前記画像配信システムにおいて配信依頼者(利用者)とその観察対象人物Pが例えばマンションM内の管理人と住人P101-P303との関係である場合の各住居対応の物真似アニメ画像を示す図。
【図8】前記画像配信システムにおける画像配信サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図9】前記画像配信システムにおける表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)の電子回路の構成を示すブロック図。
【図10】前記画像配信システムにおけるモニタ端末(自宅PC)20の電子回路の構成を示すブロック図。
【図11】前記画像配信システムのモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22aに組み込まれたモニタ内容と物真似動作を対応付けするためのモニタ・行動情報テーブルを示す図。
【図12】前記図11における物真似の行動情報についての各行動画像データを示す図である。
【図13】前記画像配信システムのモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22aに組み込まれた行動予定内容と物真似動作を対応付けするための予定表・行動情報テーブルを示す図。
【図14】前記画像配信システムのモニタ端末(自宅PC)20やモニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50iにおける画像配信処理プログラム(モニタ端末用)22aに組み込まれた個人情報・行動情報テーブルを示す図。
【図15】前記画像配信システムの画像配信サーバ10における画像配信処理プログラム12aに対応付けられて用意される配信可否設定テーブルを示す図。
【図16】前記画像配信システムによる画像配信機能の全体処理を示すフローチャート(I)であり、同図(A)はモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での処理を示すフローチャート、同図(B)は画像配信サーバ10での処理を示すフローチャート、同図(C)は表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)での処理を示すフローチャート。
【図17】前記画像配信システムによる画像配信機能の全体処理を示すフローチャート(II)であり、同図(A)はモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)での処理を示すフローチャート、同図(B)は画像配信サーバ10での処理を示すフローチャート、同図(C)は表示端末(携帯電話30/会社PC40/自宅PC60)での処理を示すフローチャート。
【図18】前記画像配信システムのモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)による初期設定処理を示すフローチャート。
【図19】前記画像配信システムのモニタ端末20(モニタ端末兼表示端末50a,50b,…,50i)による行動情報選択処理を示すフローチャート。
【図20】カメラの撮影画像からモニタ情報を決定する「カメラによるモニタ処理」を示すフローチャート。
【図21】カメラ撮影画像から、変化部分を観察対象として抽出する例を示す図。
【符号の説明】
N …通信ネットワーク
P …観察対象人物
H …自宅(自室)
M …マンション
K …管理人室
10 …画像配信サーバ
20 …モニタ端末(カメラ付き自宅PC)
30 …表示端末(携帯電話)
40 …表示端末(会社PC)
50a,50b,…モニタ端末兼表示端末(自宅PC)
60 …表示端末(自宅PC)
70 …利用者の銀行サーバ
80 …広告主の銀行サーバ
G1 …動いているときの物真似アニメ画像
G2 …止まって何かしているときの物真似アニメ画像
G3 …机に向かっているときの物真似アニメ画像
G4 …さぼって真似をしていないときのアニメ画像
G5 …注意に気づいた様子のアニメ画像
G6 …「外出中」メッセージが付加されたアニメ画像
G7 …メールを運んでいる様子のアニメ画像
J1 …[業務中]物真似アニメ画像
J2 …[休憩中]アニメ画像
J3 …物真似をさぼっている様子のアニメ画像
J4 …[外出中]アニメ画像
11、21、31…CPU
12、22、32…メモリ
12a…画像配信プログラム
22a…画像配信プログラム(モニタ端末用)
32a…画像配信プログラム(表示端末用)
12b…メール配信プログラム
22b、32b…メールプログラム
12c、32c…利用者別データメモリ
12d、32d…利用者ID
12e、32e…モニタ端末アドレス
12f、32f…利用者課金情報
12g、22c、32g…画像設定データ
12h、22f、32h…個人情報データ・対応キャラ選択データ
12i、32i…広告情報
12j、32j…広告先課金情報
12k、22d、32k…正答率(モニタの正確さ)・停止率(さぼり度)
12l、22e…スケジュールデータ(予定表)
12m、22g…モニタ・行動情報テーブル
12n、22h…個人情報・行動情報テーブル
12o、22i…予定表・行動情報テーブル
12p、22j…行動画像データ
13、23、33…外部記録媒体
14、24、34…記録媒体読取部
15、25、35…電送制御部
16、26、36…入力部
17、27、37…表示部
18、28、38…時計部
29 …モニタセンサ
29a…カメラ
29b…ポット
29c…エアコン
29d…TV
29e…ビデオ
29f…TVドアホン
29g…照明
29h…電気・ガス・水道メータ
29i…圧力センサ付き座布団

Claims (19)

  1. 観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段と、
    このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段と、
    この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段とを備え、
    前記行動情報出力手段は、前記観察対象人物の予定情報とこれに対応する行動情報とを対応づけて複数組記憶する予定行動情報記憶手段を有し、前記モニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報が所定のモニタ情報である場合には、前記観察対象人物の予定情報に対応する行動情報を前記予定行動情報記憶手段から読み出して出力することを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記モニタ情報取得手段は、他の通信機器から観察対象人物をモニタしたモニタ情報を受信するモニタ情報受信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 前記対応画像出力手段は、前記行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を、ネット接続された端末に送信する画像送信手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像出力装置。
  4. 前記画像送信手段による画像の送信に応じた課金を行う課金手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像出力装置。
  5. 前記対応画像出力手段は、前記行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像出力装置。
  6. 前記対応画像出力手段により出力する画像に対して広告を付加する広告付加手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像出力装置。
  7. 観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段と、
    このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段と、
    この行動情報出力手段により出力される行動情報の正答率を設定する正答率設定手段と、
    前記正答率設定手段により設定された正答率に応じた正確さで、前記行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段と、
    を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  8. 観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段と、
    このモニタ情報取得手段による観察対象人物のモニタ情報取得を停止する停止率を設定する停止率設定手段と、
    前記モニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段と、
    この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段とを備え、
    前記モニタ情報取得手段は、前記停止率設定手段により設定された停止率に応じて、前記観察対象人物のモニタ情報の取得を停止することを特徴とする画像出力装置。
  9. 観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段と、
    このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段と、
    この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段とを備え、
    前記モニタ情報取得手段は、少なくとも観察対象人物が当該画像出力装置の電源をONにする行動を含む該観察対象人物の行動をモニタしたモニタ情報を取得し
    前記対応画像出力手段は、前記行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を、ネット接続された端末に送信する画像送信手段を有し
    前記モニタ情報取得手段により当該画像出力装置の電源をONにする観察対象人物の行動がモニタされたモニタ情報が取得された場合には、前記画像送信手段による画像の送信先である他の通信端末の電源をONさせる連動制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像出力装置。
  10. 前記モニタ情報は、前記観察対象人物について撮影された撮影画像に応じて選択されたモニタ情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像出力装置。
  11. 前記モニタ情報は、前記観察対象人物について撮影された複数の撮影画像から、当該撮影画像の変化部分として抽出された観察対象人物の画像をモニタしたモニタ情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像出力装置。
  12. コンピュータを制御するための画像出力処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段、
    このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段、
    この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段として機能させ、
    前記行動情報出力手段は、前記コンピュータを、前記モニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報が所定のモニタ情報である場合には、前記観察対象人物の予定情報とこれに対応する行動情報とを対応づけて複数組記憶している予定行動情報記憶手段から当該観察対象人物の予定情報に対応する行動情報を読み出して出力するように機能させることを特徴とするコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。
  13. 画像出力装置のコンピュータによる画像出力方法であって、
    前記コンピュータにより、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得ステップ、
    このモニタ情報取得ステップにて取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力ステップ、
    この行動情報出力ステップにて出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力ステップとからなり、
    前記行動情報出力ステップでは、前記モニタ情報取得ステップにて取得された観察対象人物のモニタ情報が所定のモニタ情報である場合に、前記観察対象人物の予定情報とこれに対応する行動情報とを対応づけて複数組記憶している予定行動情報記憶手段から当該観察対象人物の予定情報に対応する行動情報を読み出して出力することを特徴とする画像出力方法。
  14. コンピュータを制御するための画像出力処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段、
    このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段、
    この行動情報出力手段により出力される行動情報の正答率を設定する正答率設定手段、
    前記正答率設定手段により設定された正答率に応じた正確さで、前記行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。
  15. コンピュータを制御するための画像出力処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段、
    このモニタ情報取得手段による観察対象人物のモニタ情報の取得を停止する停止率を設定する停止率設定手段、
    前記モニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段、
    この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段として機能させ、
    前記モニタ情報取得手段は、前記コンピュータを、前記停止率設定手段により設定された停止率に応じて、前記観察対象人物のモニタ情報の取得を停止するように機能させることを特徴とするコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。
  16. 画像出力装置のコンピュータを制御するための画像出力処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得手段、
    このモニタ情報取得手段により取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力手段、
    この行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力手段として機能させ、
    前記モニタ情報取得手段は、前記コンピュータを、少なくとも観察対象人物が当該画像出力装置の電源をONにする行動を含む該観察対象人物の行動をモニタしたモニタ情報を取得するように機能させ、
    前記対応画像出力手段は、前記行動情報出力手段により出力された行動情報に対応する画像を、ネット接続された端末に送信する画像送信手段を有し、
    前記モニタ情報取得手段により当該画像出力装置の電源をONにする観察対象人物の行動がモニタされたモニタ情報が取得された場合には、前記画像送信手段による画像の送信先である他の通信端末の電源をONさせる連動制御手段としてさらに機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。
  17. 画像出力装置のコンピュータによる画像出力方法であって、
    前記コンピュータにより、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得ステップと、
    このモニタ情報取得ステップにて取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力ステップと、
    この行動情報出力ステップにて出力される行動情報の正答率を設定する正答率設定ステップと、
    前記正答率設定ステップにて設定された正答率に応じた正確さで、前記行動情報出力ステップにて出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力ステップと、
    からなることを特徴とする画像出力方法。
  18. 画像出力装置のコンピュータによる画像出力方法であって、
    前記コンピュータにより、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得ステップと、
    このモニタ情報取得ステップでの観察対象人物のモニタ情報の取得をユーザ操作に応じて停止する停止率を設定する停止率設定ステップと、
    前記モニタ情報取得ステップにて取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力ステップと、
    この行動情報出力ステップにて出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力ステップとからなり、
    前記モニタ情報取得ステップでは、前記停止率設定ステップにて設定された停止率に応じて、前記観察対象人物のモニタ情報の取得を停止することを特徴とする画像出力方法。
  19. 画像出力装置のコンピュータによる画像出力方法であって、
    前記コンピュータにより、
    観察対象人物をモニタしたモニタ情報を取得するモニタ情報取得ステップと、
    このモニタ情報取得ステップにて取得された観察対象人物のモニタ情報に対応する行動情報を出力する行動情報出力ステップと、
    この行動情報出力ステップにて出力された行動情報に対応する画像を出力する対応画像出力ステップとからなり、
    前記モニタ情報取得ステップでは、少なくとも観察対象人物が当該画像出力装置の電源をONにする行動を含む該観察対象人物の行動をモニタしたモニタ情報を取得し、
    前記対応画像出力ステップは、前記行動情報出力ステップにて出力された行動情報に対応する画像を、ネット接続された端末に送信する画像送信ステップを有し
    前記モニタ情報取得ステップにて当該画像出力装置の電源をONにする観察対象人物の行動がモニタされたモニタ情報が取得された場合には、前記画像送信ステップによる画像の送信先である他の通信端末の電源をONさせる連動制御ステップをさらに備えたことを特徴とする画像出力方法。
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