JP3917743B2 - 板状体の支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は窓ガラスなどの矩形板状体を縦向き若しくは傾斜させた状態で支える板状体の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅やビルディングの矩形の窓ガラスは、例えばアルミニウム製の窓枠(以下サッシと呼ぶ。)に嵌め込んで取付けられる。サッシは、窓ガラスの外形に合せて矩形状の枠体に形成して窓ガラスの全周を押え付けることにより窓ガラスを支持する部材である。従って、サッシによれば、窓ガラスの自重を下枠で受けることができ、且つ窓ガラスの面直角方向にかかる力(風荷重など)を上下左右の枠で受けることにより、窓ガラスの面直角方向のたわみを抑えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、サッシは一般に、押出し成形品であるために同一断面の長尺物であり、且つ重力方向の荷重と面直角方向の荷重の双方に耐える剛性を持たせるために断面は大きく、その形状も複雑となり、サッシは重くなる。そのために、窓ガラス全体が重くなり、見栄えの良くないサッシが外からも見えるので外観性が良くないなどの不都合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは窓ガラス等の矩形板状体の支持構造を見直すことにした。この結果、板状体は下辺の両端部で支えるだけで重力方向の力を支持することができ、面直角方向の力は下辺の中央、上辺の中央(及び/又は左辺の中央、右辺の中央)で支持することが有効であるを見出し、この様な知見に基づいて以下に述べる発明をするに至った。
【0005】
面直角方向の力は上・下辺の中央で支持することが有効であると判断した理由は、板状体において面直角方向のたわみは板状体の辺の中央が最も大きくなり、板状体に発生する応力も最大となるため、板状体の辺を中央で支持することが耐風圧力を高めることになるからである。
【0006】
具体的には、本発明の請求項1は、板ガラスなどの矩形板状体を縦向き若しくは傾斜させた状態で支える支持構造において、この支持構造は、板状体の下辺の左・右隅のみを支える一対の板状体支持部材と、板状体の上辺の左・右隅のみを下から差し込む一対の振れ止め部材と、前記板状体の辺の面直角方向のたわみを抑えるために、板状体の一辺及びこの辺に対向する辺に夫々沿わせ、端部を前記板状体支持部材若しくは前記振れ止め部材に結合したたわみ防止部材と、からなることを特徴とする。
【0007】
板状体の下辺の両隅のみを板状体支持部材で支持させ、板状体の上辺の両隅のみを振れ止め部材で抑え、板状体の一辺及びこの辺に対向する辺を、板状体支持部材若しくは振れ止め部材に結合したたわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、板状体支持部材、振れ止め部材及びたわみ防止部材を、各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できることから支持構造のトータル重量を容易に軽減することができ、容易に外観性を高めることもできる。
【0008】
請求項2は、たわみ防止部材を、板状体下辺の面直角方向のたわみを抑えるために一対の板状体支持部材間に渡した下部たわみ防止部材と、板状体上辺の面直角方向のたわみを抑えるために前記一対の振れ止め部材間に渡した上部たわみ防止部材とから構成したことを特徴とする。
板状体の下辺中央部を下部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の上辺中央部を上部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、横長の矩形板状体を好適に支持することができる。
【0009】
請求項3は、板状体の上及び下に上位板状体及び下位板状体を連続的に並べるときに、板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成するとともに、下部たわみ防止部材で下位板状体の上辺の面直角方向のたわみをも抑え、上部たわみ防止部材で上位板状体の下辺の面直角方向のたわみを抑えさせる構造としたことを特徴とする。
板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成したので、部材の共用化が図れ、支持構造の部材点数の削減と軽量化とが図れる。
【0010】
請求項4は、たわみ防止部材を、板状体左辺の面直角方向のたわみを抑えるために左側の板状体支持部材と左側の振れ止め部材との間に渡した左部たわみ防止部材と、板状体右辺の面直角方向のたわみを抑えるために右側の板状体支持部材と右側の振れ止め部材との間に渡した右部たわみ防止部材とから構成したことを特徴とする。
板状体の左辺中央部を左部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の右辺中央部を右部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、縦長の矩形板状体を好適に支持することができる。
【0011】
請求項5は、板状体の上及び下に上位板状体及び下位板状体を連続的に並べ且つ板状体の左及び右に左側板状体及び右側板状体を連続的に並べるときに、板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成し、且つ左部たわみ防止部材で左側板状体の右辺の面直角方向のたわみをも抑え、右部たわみ防止部材で右側板状体の左辺の面直角方向のたわみを抑えさせる構造としたことを特徴とする。
【0012】
板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成し、且つ左部たわみ防止部材に左側板状体のたわみ防止部材を一体形成し、右部たわみ防止部材に右側板状体のたわみ防止部材を一体形成した。このため、部材の共用化が図れ、支持構造の部材点数の削減と軽量化とが図れる。
【0013】
請求項6は、たわみ防止部材を、板状体下辺の面直角方向のたわみを抑えるために一対の板状体支持部材間に渡した下部たわみ防止部材と、板状体上辺の面直角方向のたわみを抑えるために一対の振れ止め部材間に渡した上部たわみ防止部材と、板状体左辺の面直角方向のたわみを抑えるために左側の板状体支持部材と左側の振れ止め部材との間に渡した左部たわみ防止部材と、板状体右辺の面直角方向のたわみを抑えるために右側の板状体支持部材と右側の振れ止め部材との間に渡した右部たわみ防止部材とから構成したことを特徴とする。
【0014】
板状体の下辺中央部を下部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の上辺中央部を上部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。さらに板状体の左辺中央部を左部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の右辺中央部を右部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。
板状体の上・下辺中央部及び左・右辺中央部のそれぞれの面直角方向のたわみを抑えることができるので、正方形若しくは正方形に近似した板状体、或いは外形寸法が比較的大きい板状体や設計風圧力が比較的大きく作用する板状体を好適に支持することができる。
【0015】
請求項7は、板状体支持部材に補強用の金属板の基部を差込み、この金属板の先端部で上部・下部たわみ防止部材の一端をサポートさせることを特徴とする。補強用の金属板で板状体支持部材と上部・下部たわみ防止部材との突合せ部を補強するので、突合せ部の強度を十分に確保することができる。
【0016】
請求項8は、板状体支持部材を躯体柱又は射体柱に渡した補強枠に固定したねじ座と、このねじ座にねじ固定する横ロッドと、この横ロッドの先端に固定した水平部材と、この水平部材に嵌合することで取付ける係合部材と、この係合部材に形成した板状体の挿入溝とで構成したことを特徴とする。
補強枠に固定したねじ座を利用して板状体支持部材を取付けることができる。従って、板状体支持部材の取付け施工が容易になる。
【0017】
請求項9は、横ロッドを長いロッドにし、それの前部を縦ロッドで吊り上げる構造にしたことを特徴とする。
横ロッドの前部、すなわち自由端側を縦ロッドで吊り上げることにより、長い横ロッドを使用して板状体を支持することができる。このため、横ロッドの長さを変更して板状体の取付け位置を任意に設定することができる。
【0018】
請求項10は、たわみ防止部材に、たわみを防止する為のリブを形成し、このリブを透明体で構成したことを特徴とする。
たわみ防止用のリブを透明体で構成したので、視界や太陽光線がリブで遮られることがない。従って、室内からの視界が広くなり、且つ太陽光線を室内に十分に取入れることができる。
【0019】
請求項11は、板状体支持部材を略く字形に折曲げ形成し、この板状体支持部材で板状体を連結することで大きな多角形構造物を構成できるようにしたことを特徴とする。
多角形構造物に適用することができるので、板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【0020】
請求項12は、板状体支持部材を湾曲形成し、この板状体支持部材で湾曲板状体を連結することで大きな湾曲構造物を構成できるようにしたことを特徴とする。
湾曲構造物に適用することができるので、板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)を示す斜視図である。なお、説明中、「左」、「右」、「前」及び「後」は図中に示す通りである。
板状体の支持構造1は、建築物を支える躯体柱又は射体柱に渡した補強枠2…(…は複数個を示す。以下同様。)と、補強枠2…に上下方向に一定間隔をおいて取付けた窓ガラス取付け部材4…と、左右の窓ガラス取付け部材4,4間に渡した中央たわみ防止部材5…とからなる。
窓ガラス3は、フロートガラス又は強化ガラス(半強化ガラスも含む)で構成されており、前記ガラスは単板ガラス、複層ガラス又は合わせガラスのいずれであってもよく、さらに熱線吸収、紫外線吸収又は熱線反射(遮熱用も含む)等の機能を具備しているものでも構わない。
【0022】
図2は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)を示す正面図であり、窓ガラス取付け部材4…及び中央たわみ防止部材5…で窓ガラス3を支持した状態を示す。
8…は目地であり、目地8…は隣接する窓ガラス3,3間の隙間Sをシール剤でシールしたものである。
【0023】
図3は図2の3−3線断面図である。
補強枠2…は、窓ガラス3に沿って2列に配置した筒体であり、第1ロッド12…及び第2ロッド13でつないだ部材である。
窓ガラス取付け部材4は窓ガラス3近傍の補強枠2…に取付けた部材であり、左右の窓ガラス取付け部材4,4間に渡した中央たわみ防止部材5は、両端部の外側を一部を切り欠いて切欠端部14,14間の長さL1を全長Lより短くした部材であり、両端部を左右の窓ガラス取付け部材4,4に差し込むとともに切欠端14,14を左右の窓ガラス取付け部材4,4の端部に突き当てた部材である。
16…は固定ボルトであり、固定ボルト16…は、中央たわみ防止部材5の両端部を窓ガラス取付け部材4…に固定する部材である。
【0024】
図4は図2の4−4線断面図であり、窓ガラス取付け部材4の断面を示す図である。
窓ガラス取付け部材4…は、補強枠2…に固定したねじ座20…と、ねじ座20…にねじ固定する横ロッド21…と、横ロッド21…の先端に固定した水平部材としてのインナ部材22…と、インナ部材22…に嵌合することで取付ける係合部材23…と、係合部材23…の外側上面に備えた板状体の挿入溝としての支持溝部24と、支持溝部24内に配置して窓ガラス3の下辺右隅6bを載せる左ブロック25と、窓ガラス3の下辺左隅6aを載せる右ブロック26(図1参照)と、支持溝部24に係止して窓ガラス3を保持する第1押し縁27(図1も参照)と、係合部材23…の外側下面に形成した板状体の挿入溝としての振れ止め溝部28…とからなる。
【0025】
インナ部材22は、断面略I形で横ロッド21の先端部に溶接で固定した部材である。第1押し縁27は、支持溝部24の係止片29に先端部を係止する弾性爪30と、弾性爪30の基端部に形成して支持溝部24のロック突起31に係止するロック凹部32とを備える。振れ止め溝部28…は窓ガラス3の上辺右隅7b及び上辺左隅7a(図1参照)の窓ガラス3の面直角方向の振れを防止するものである。
【0026】
34は第1ライナ、35は第2ライナであり、36は補強用の金属板である。補強用の金属板36は、嵌合部材23の差込み部37に差し込んだ板で、窓ガラス取付け部材4と中央たわみ防止部材5(図1参照)との連結部を補強する部材である。なお、補強用の金属板36は窓ガラス取付け部材4や中央たわみ防止部材5にボルトで固定することも可能である。
38は傾き調整ボルトであり、傾き調整ボルト38はインナ部材22にねじ結合し、先端部を嵌合部材23に突き当てた部材である。39は下方の窓ガラス3に雨水などが流れ落ちることを阻止する庇である。40…はバックアップ材、41…はシール剤である。バックアップ材40…はシール剤41…の侵入を規制するもので、シール剤41…は窓ガラス3と支持溝部24との隙間をシールし、且つ窓ガラス3と振れ止め溝部28との隙間をシールするものである。
【0027】
図5は図2の5−5線断面図であり、中央たわみ防止部材5の切欠端14(図3参照)の外側の断面を示す図である。
中央たわみ防止部材5は、係合部材23に差込んだチャンネル45と、チャンネル45から室内側に張出したリブ46とからなる。チャンネル45は、上端部が2本の固定ボルト16,16(図3も参照)で係合部材23に固定する部材である。
【0028】
図6は図2の6−6線断面図であり、中央たわみ防止部材5の切欠端14(図3参照)の内側の断面を示す図である。
中央たわみ防止部材5は、上述したチャンネル45及びリブ46と、チャンネル45の外側に上向きに備えた下部たわみ防止部材としての下部たわみ防止溝部47と、下部たわみ防止溝部47に係止して窓ガラス3の下片6を保持する第2押し縁48と、チャンネル45の外側に下向きに備えた上部たわみ防止部材としての上部たわみ防止溝部49とからなる。
【0029】
下部たわみ防止溝部47、上部たわみ防止部材49及び第2押し縁48は、それぞれ支持溝部24、振れ止め溝部28及び第1押し縁27と断面形状が同一なので、各構成部材に同一符号を付して説明を省略する。
なお、下部たわみ防止溝部47は窓ガラス3の下辺6のたわみを防止するもので、上部たわみ防止溝部49は窓ガラス3の上辺7のたわみを防止するものである。
【0030】
次に、本発明に係る板状体の支持構造の組付け工程を説明する。
図7(a)〜(c)は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第1組付け工程図である。
(a)において、横ロッド21の先端にインナ部材22を溶接し、横ロッド21のねじ部21aを補強枠2…に固定したねじ座20にねじ結合する。
(b)において、水平に配置したインナ部材22に係合部材23を嵌合する。
(c)において、第1ライナ34をインナ部材22と係合部材23との間に差し込み、第2ライナ35を横ロッド21の先端部と係合部材23との間に差し込む。
【0031】
図8(a)〜(b)は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第2組付け工程図である。
(a)において、中央たわみ防止部材5に備えたチャンネル45の左端部を係合部材23に差し込む。
(b)において、右側の係合部材23を矢印▲1▼方向にズラして、中央たわみ防止部材5を図の位置に配置し、右側の係合部材23を矢印▲2▼方向にズラすことにより、中央たわみ防止部材5の右端部を右側の係合部材23内に差込む。そして、固定ボルト16…を取付けて中央たわみ防止部材5を係合部材23,23間に掛け渡す。
【0032】
図9は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第3組付け工程図である。
前述した工程を順次繰返して窓ガラス取付け部材4…及び中央たわみ防止部材5…(図1参照)を所定位置に配置した後、窓ガラス3を矢印▲3▼方向に移動する。これにより、窓ガラス3の上辺左隅7a及び上辺右隅7b(双方図1参照)を左右の窓ガラス取付け部材4,4の振れ止め溝部28,28に差込み、且つ窓ガラス3の上辺7を中央たわみ防止部材5の上部たわみ防止溝部49に差込む。
【0033】
図10は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第4組付け工程図である。
窓ガラス3を上方に持ち上げた状態で、左ブロック25及び右ブロック26(図1も参照)を矢印▲4▼方法に移動して、左右の窓ガラス取付け部材4,4の支持溝部24,24内に左ブロック25と右ブロック26とを配置する。左ブロック26及び右ブロック25は、それぞれ窓ガラス3の下辺左隅7a及び下辺右隅7bの下方に位置する。
【0034】
図11は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第5組付け工程図である。
窓ガラス3を矢印▲5▼方向に下降して、図1に示す窓ガラス3の下辺右隅7b及び下辺左隅7aをそれぞれ左ブロック25及び右ブロック26に載せる。次に、左右の第1押し縁27,27を矢印▲6▼方向に移動して、弾性爪30,30の先端部30a,30aを支持溝部24,24に備えた係止片29,29の下側に当てる。この状態で、左右の第1押し縁27,27を矢印▲6▼方向にさらに押込んで、弾性爪30,30を弾性変形させながらロック凹部32,32をロック突起31,31に係止する。この結果、第1押し縁27,27が支持溝部24,24に係止する。
次いで、左右の第1押し縁27,27と同じ方法で、図1に示す第2押し縁48を下部たわみ防止溝部47に係止する。
【0035】
図12は本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第6組付け工程図である。
窓ガラス3の下辺6と左右の支持溝部24,24との隙間、窓ガラス3の下辺6と下部たわみ防止部材47との隙間、窓ガラス3の上辺7と振れ止め溝部28との隙間及び窓ガラスの上辺7と上部たわみ防止部材49との隙間にバックアップ材40…を配置し、このバックアップ材40…位置までシール剤41…を塗布する。次に、傾き調整ボルト38…を時計回り方向や反時計回り方向に回して係合部材23…を矢印▲7▼方向に傾動することにより、窓ガラス3の傾斜状態を調整する。
【0036】
第1実施例によれば、窓ガラス3の下辺の両端のみを窓ガラス取付け部材4の上側で支持させ、窓ガラス3の上辺の両端のみを窓ガラス取付け部材4の下側で抑え、窓ガラス3の上・下辺を窓ガラス取付け部材4,4に結合した中央たわみ防止部材5,5で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。
このため、窓ガラス取付け部材4、中央たわみ防止部材5を、各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できることから支持構造のトータル重量を容易に軽減することができ、容易に外観性を高めることもできる。
【0037】
また、窓ガラス3の上・下辺中央部を中央たわみ防止部材5,5で支えて面直角方向のたわみを抑える構成としたので、横長の窓ガラス3を好適に支持することができる。
さらに、窓ガラス取付け部材4は、上側で窓ガラス3の下辺の両端を支持し、且つ下側で窓ガラス3の上辺の両端のみを抑える構成としたので、共通部品で窓ガラス3の下辺の両端と、上辺両端とを支持することができる。この結果、部材の共用化が図れ、支持構造の部材点数の削減と軽量化とが図れる。
【0038】
次に、図13〜図15において第2実施例を説明する。
前記第1実施例において板状体の支持構造1で窓ガラス3…を上下に複数段支持した場合を説明したが、図13〜図15の第2実施例は窓ガラス3…を1段のみ支持する構造である。なお、図13〜図15において第1実施例と同一類似部材は同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
図13は本発明に係る板状体の支持構造(第2実施例)を示す正面図である。板状体の支持構造50は、下段に取付けた板状体支持部材としての窓ガラス支持部材51…と、左右の窓ガラス支持部材51,51間に渡した下部たわみ防止部材52…と、上段に取付けた振れ止め部材53…と、左右の振れ止め部材53,53間に渡した上部たわみ防止部材54…とからなる。
【0040】
図14は図13の14−14線断面図である。
窓ガラス支持部材51…は支持溝部24…のみを備え、第1実施例の振れ止め溝部28…(図4参照)を備えていない部材である。振れ止め部材53…は振れ止め溝部28…のみを備え、第1実施例の支持溝部24…(図4参照)を備えていない部材である。
【0041】
図15は図13の15−15線断面図である。
下部たわみ防止部材52は下部たわみ防止溝部47のみを備え、第1実施例の上部たわみ防止溝部49(図6参照)を備えていない部材である。上部たわみ防止部材54は上部たわみ防止溝部49のみを備え、第1実施例の下部たわみ防止溝部47(図6参照)を備えていない部材である。
【0042】
第2実施例によれば、窓ガラス3の下辺の両隅のみを窓ガラス支持部材51で支持させ、窓ガラス3の上辺の両隅のみを振れ止め部材53で抑え、窓ガラス3の下辺を下部たわみ防止部材52で支えて面直角方向のたわみを抑え、窓ガラス3の上辺を上部たわみ防止部材54で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、窓ガラス支持部材51、振れ止め部材53及び下部たわみ防止部材52及び上部たわみ防止部材54を、各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できることから支持構造のトータル重量を容易に軽減することができ、容易に外観性を高めることもできる。
【0043】
次に、図16において第3実施例を説明する。
図16は本発明に係る板状体の支持構造(第3実施例)を示す断面図である。第1実施例においては、比較的短い横ロッド21(図4参照)を使用して窓ガラス3を補強枠2…の近傍に支持した場合を説明したが、第3実施例のように比較的長い横ロッド61を使用して窓ガラス3…を補強枠2…から離して支持することも可能である。なお、図16において第1実施例と同一類似部材は同一符号を付して説明を省略する。
【0044】
第3実施例の板状体の支持構造60は、比較的長いL2の横ロッド61と、横ロッド61の自由端近傍に嵌入した環状の吊り金具62と、吊り金具62の上端及び下端にねじ結合した吊りロッド63,63とを備えることを特徴とする。
上側の吊りロッド63で横ロッド61の先端部近傍を吊ることにより、支持点から自由端までの長さL3を短く設定できるので、横ロッド61を長くしても窓ガラス3を十分に支持することができる。
【0045】
次に、図17〜図19において第4実施例を説明する。
図17は本発明に係る板状体の支持構造(第4実施例)を示す斜視図である。第3実施例では吊り金具62とインナ部材22とを別部材としたが、第4実施例のように中央インナ部材73を吊り金具として併用することも可能である。なお、図17〜図19において第1実施例と同一類似部材は同一符号を付して説明を省略する。
【0046】
第4実施例の板状体の支持構造70は、補強枠2…に取付けた窓ガラス取付け部材71を備える。この窓ガラス取付け部材71は、横ロッド72…の先端に固定した中央インナ部材73と、中央インナ部材73の左右側に配置した左インナ部材74及び右インナ部材75と、中央インナ部材73、左インナ部材74及び右インナ部材75に嵌合させて取付けた係合部材76と、中央インナ部材73の上端及び下端にねじ結合した吊りロッド77とを備えたことを特徴とする。
【0047】
図18は図17の18−18線断面図であり、横ロッド72の先端部に中央インナ部材73を固定し、中央インナ部材73の上端及び下端にそれぞれ吊りロッド77,77をねじ結合した状態を示す。78はライナである。
【0048】
図19は図17の19−19線断面図であり、左インナ部材74の補強部74aが左ブロック25の下方に配置した状態を示す。
【0049】
以上述べたように、板状体の支持構造70によれば、中央インナ部材73で吊り金具を併用することができる。従って、構成を簡素することができるので、施工時間を短縮するとともにコスト低減を図ることができる。
【0050】
前記実施例では中央たわみ防止部材5のリブ46をアルミ材で形成した場合を説明したが、リブ46を板ガラスなどの透明部材で形成することも可能である。この結果、室内からの視界や室内に照射する太陽光線がリブ46で遮られることがないので、十分な視界や太陽光線を得ることができる。
【0051】
前記実施例では板状体の支持構造に窓ガラスを支持する場合を説明したが、本発明に係る板状体の支持構造1は窓ガラスに限らず、板状体の支持構造は樹脂製の板状体、ボード類等の壁装材又は鋼板等を支持することもできる。
【0052】
次に、図20において第5実施例を説明する。
図20は本発明に係る板状体の支持構造(第5実施例)を示す正面図であり、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
板状体の支持構造100の窓ガラス取付け部材101は、第1実施例の窓ガラス取付け部材4と同一構成部材であって、窓ガラス3の左・右辺3a,3bから窓ガラス3全長L4の1/4の位置まで中央側に延ばしたものである。
【0053】
第5実施例によれば、窓ガラス3の左・右辺3a,3bから中央側にL4/4入り込んだ位置を支持することにより、比較的長い窓ガラス3を好適に支持することができる。
また、窓ガラス取付け部材101の長さを窓ガラス3のL4/4に抑えることにより、第1実施例と同様に、窓ガラス取付け部材101及び中央たわみ防止部材102を各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できる。このため、板状体の支持構造100のトータル重量を容易に軽減することができ、かつ容易に外観性を高めることもできる。
なお、中央たわみ防止部材102は、第1実施例の中央たわみ防止部材5と同一構成部材である。
【0054】
次に、図21において第6実施例を説明する。
図21(a)〜(c)は本発明に係る板状体の支持構造(第6実施例)を示す側面図である。なお、L5は区分線を兼ねた鉛直線であり、これらの鉛直線L5…より、図左側を「屋外」、図右側を「室内」とする。
(a)は鉛直線L5に対して板状体の支持構造105を角度θ1だけ屋外側にへ傾けて取付けたものである。
(b)は鉛直線L5に対して板状体の支持構造106を角度θ2だけ室内側にへ傾けて取付けたものである。
(c)は鉛直線L5に対して板状体の支持構造107を角度θ3だけ室内側にへ傾けて取付けたものである。
この様に、第6実施例によれば、板状体の支持構造105,106,107を自由に傾けることにより窓ガラス3…の傾斜度を任意に設定することができるので、本発明に係る板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【0055】
次に、図22,図23において第7実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図22は本発明に係る板状体の支持構造(第7実施例)を示す正面図である。板状体の支持構造110は、窓ガラス取付け部材111…の嵌合部材112,112を2分割にして、窓ガラス3の左右の側辺3a,3bから内側に一定間隔S分だけ内側にズラしたものである。
第7実施例によれば、窓ガラス取付け部材111,111を内側にズラすことにより、比較的長い窓ガラス3を好適に支持することができ、さらに、屋外から見える部分が少なくなり構造物の外観性を高めることができる。
【0056】
図23は本発明に係る板状体の支持構造(第7実施例)を示す分解斜視図である。
窓ガラス取付け部材111は、補強枠2…のねじ座20…に横ロッド21…をねじ固定し、横ロッド21…の先端にインナ部材22…を固定し、インナ部材22…の両側から一対の係合部材112,112を嵌合することで所定間隔をおいて取付け、一対の係合部材112,112に、第1実施例と同様に窓ガラス3(図1参照)を配置するものである。
なお、係合部材112は、第1実施例の係合部材23と同一断面形状の部材である。
【0057】
次に、図24〜図26において第8実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図24は本発明に係る板状体の支持構造(第8実施例)を示す正面図である。板状体の支持構造120は、縦長の窓ガラス121の4隅に配置した窓ガラス取付け部材122…と、窓ガラス121の左・右辺121e,121fの面直角方向のたわみを抑えるために、上下の窓ガラス取付け部材122,122間に渡した中央たわみ防止部材130…とからなる。
中央たわみ防止部材130…で窓ガラス121の左・右辺121e,121fの面直角方向のたわみを抑えることができるので、縦長の窓ガラス121の支持が可能になり、板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【0058】
図25は本発明に係る板状体の支持構造(第8実施例)を示す分解斜視図である。
窓ガラス取付け部材122は、窓ガラス121の下辺の左・右隅のみを支えるガラス支持部122aと、窓ガラス121の上辺の左・右隅のみを下から差し込むガラス振れ止め部122bとからなる部材である。
【0059】
この窓ガラス取付け部材122は、補強枠2…のねじ座20…に横ロッド21…(図26参照)を取付け、横ロッド21…の先端に固定したインナ部材123…に垂直係合部材124を嵌合し、垂直係合部材124の左右の支持溝部125,126にそれぞれL形プレート127を取付け、左側のL形プレート127に取付けた左側のブロック128で上位左側の窓ガラス121の下辺右隅を支持し、右側のL形プレート127に取付けた右側のブロック128で上位右側の窓ガラス121の下辺左隅を支持し、左側支持溝部125のL形プレート127下方に下位左側の窓ガラス121を差込み、右側支持溝部126のL形プレート127下方に下位右側の窓ガラス121を差込み、左右の押し縁129a,129bを各々左右の支持溝部125,126に係止するものである。
【0060】
中央たわみ防止部材130…は、垂直係合部材124の上下に取付ける部材であり、上位の中央たわみ防止部材130についてのみ説明する。
中央たわみ防止部材130は、垂直係合部材124の上側嵌込部124aに突出チャンネル131aを差込み、垂直係合部材124に突出チャンネル131aを図示しないボルトで固定し、左側たわみ防止溝部132に上位左側窓ガラス121を差込み、右側たわみ防止溝部133に上位右側窓ガラス121を差込み、左右のたわみ防止溝部132,133に左右の押し縁134a,134bを係止したものである。
【0061】
図26は図24の26−26線断面図であり、補強枠2…に固定したねじ座20に横ロッド21を取付け、横ロッド21の先端に固定したインナ部材123に垂直係合部材124を嵌合し、インナ部材123に垂直係合部材124をボルト123a…で固定し、垂直係合部材124の左右の支持溝部125,126にそれぞれL形プレート127,127を取付け、L形プレート127,127に取付けた左右のブロック128,128に上位左右の窓ガラス121,121を支持し、左右の支持溝部125,126にそれぞれ押し縁129a,129bを係止し、窓ガラス121,121と支持溝部125,126との隙間や窓ガラス121,121と押し縁129a,129bとの隙間をバックアップ材40…及びシール剤41…でシールした状態を示す。
【0062】
第8実施例によれば、窓ガラス121の左・右辺中央部を中央たわみ防止部材130で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、縦長の矩形窓ガラス121を好適に支持することができる。
また、窓ガラス取付け部材122は、窓ガラス121の下辺の左・右隅のみを支えるガラス支持部122aと、窓ガラス121の上辺の左・右隅のみを下から差し込むガラス振れ止め部122bとを一体形成し、中央たわみ防止部材130で窓ガラス121の左・右辺中央部を支える構成とした。このため、部材の共用化が図れ、支持構造の部材点数の削減と軽量化とが図れる。
【0063】
次に、図27において第9実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図27は本発明に係る板状体の支持構造(第9実施例)を示す正面図である。板状体の支持構造135は、下段に取付けた板状体支持部材としての窓ガラス支持部材136,136と、上段に取付けた振れ止め部材137,137と、左側の窓ガラス支持部材136と左側の振れ止め部材137との間に渡した左部たわみ防止部材138と、右側の窓ガラス支持部材136と右側の振れ止め部材137との間に渡した右部たわみ防止部材139とからなる。
【0064】
窓ガラス支持部材136は、窓ガラス121の下辺の右・左隅121a,121bを支える部材で、第8実施例のガラス振れ止め部122b(図25参照)を備えていない部材である。
振れ止め部材137は、窓ガラス121の上辺の右・左隅121c,121dを下から差込む部材で、第8実施例のガラス支持溝部122a(図25参照)を備えていない部材である。
【0065】
左部たわみ防止部材138は、窓ガラス121の左辺121eの面直角方向のたわみを抑える部材で、第8実施例の左側たわみ防止溝部132(図25参照)を備えていない部材である。
右部たわみ防止部材139は、窓ガラス121の右辺121fの面直角方向のたわみを抑える部材で、第8実施例の右側たわみ防止溝部133(図25参照)を備えていない部材である。
【0066】
第9実施例によれば、窓ガラス121の下辺の両隅のみを窓ガラス支持部材136で支持させ、窓ガラス121の上辺の両隅のみを振れ止め部材137で抑え、窓ガラス121の左辺を左部たわみ防止部材138で支え、窓ガラス121の右辺を右部たわみ防止部材139で支える構成とした。このため、窓ガラス支持部材136、振れ止め部材137、左部たわみ防止部材138及び右部たわみ防止部材139を、各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できることから支持構造のトータル重量を容易に軽減することができ、容易に外観性を高めることもできる。
【0067】
次に、図28〜図30において第10実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図28は本発明に係る板状体の支持構造(第10実施例)を示す正面図である。
板状体の支持構造140は、例えば正方形の窓ガラス141の4隅に配置した窓ガラス取付け部材142…と、窓ガラス141の上・下辺141a,141bの面直角方向のたわみを抑えるために、左右の窓ガラス取付け部材142,142間に渡した中央たわみ防止部材(上下中央たわみ防止部材)155…と、窓ガラス141の左右辺141c,141dの面直角方向のたわみを抑えるために、上下の窓ガラス取付け部材142,142間に渡した中央たわみ防止部材(左右中央たわみ防止部材)160…とからなる。
【0068】
上下中央たわみ防止部材155…で窓ガラス141の上・下辺141a,141bの面直角方向のたわみを抑え、且つ左右中央たわみ防止部材160…で窓ガラス141の左・右辺141c,141dの面直角方向のたわみを抑えることができる。このため、正方形の窓ガラス141を支持することが可能になる。この結果、本発明に係る板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
なお、上下中央たわみ防止部材155は、第1実施例の中央たわみ防止部材5と同一部材なので説明を省略する。
【0069】
図29は本発明に係る板状体の支持構造(第10実施例)を示す分解斜視図である。
窓ガラス取付け部材142は、補強枠2…のねじ座20…に横ロッド21…を取付け、横ロッド21…の先端に固定したインナ部材22…に水平係合部材143を嵌合し、水平係合部材143の上面及び下面にそれぞれ差込溝143a,143bを備え、上下の差込溝143a,143bにそれぞれ一対のL形プレート148…を取付け、L形プレート148…に上下の垂直係合部材150,150を取付けたものである。
【0070】
水平係合部材143は、第1実施例の係合部材23と同様に、支持溝部144に配置した左側ブロック145で上位左側の窓ガラス(図示しない)を支持し、支持溝部144に配置した右側ブロック146で上位右側の窓ガラス141を支持し、支持溝部144に図1に示す押し縁27と同様の押し縁(図示しない)を係止するものである。
【0071】
上位の垂直係合部材150は、水平係合部材143と断面形状が同一の部材であって、左側たわみ防止溝部151に上位左側の窓ガラスの右辺(図示しない)を配置し、右側たわみ防止溝部152に上位右側窓ガラス141の左辺を配置し、左右のたわみ防止溝部151,152に左右の押し縁153,154を係止するものである。
なお、下位の垂直係合部材150については説明を省略する。
【0072】
上位の左右中央たわみ防止部材160は、上下中央たわみ防止部材155(図28に示す)と同様の構成部材であって、上位の垂直係合部材150の差込溝150bに突出チャンネル161を差込み、垂直係合部材150に突出チャンネル161を図示しないボルトで固定し、左側たわみ防止溝部162に上位左側窓ガラス(図示しない)を差込み、右側たわみ防止溝部163に上位右側窓ガラス141を差込み、左右のたわみ防止溝部162,163に左右の押し縁164a,164bを係止したものである。
なお、下位のたわみ防止部材160については説明を省略する。
【0073】
図30は図28の30−30線断面図であり、水平係合部材143の差込溝143aにボルト149…でL形プレート148,148を取付け、L形プレート148,148を上位の垂直嵌合部材150の左右の差込溝150a,150aに差込み、L形プレート148,148に上位の垂直嵌合部材150をボルト149…で取付け、垂直嵌合部材150の差込溝150bに上位の左右中央たわみ防止部材160の突出チャンネル161を差込み、垂直嵌合部材150の左右のたわみ防止溝部151,152に上位左右の窓ガラス141,141を配置し、左右のたわみ防止溝部151,152に押し縁153,154を係止し、窓ガラス141,141とたわみ防止溝部151,152との隙間や窓ガラス141,141と押し縁153,154との隙間をバックアップ材40…及びシール剤41…でシールした状態を示す。
【0074】
第10実施例によれば、窓ガラス141の上・下辺中央部を上下中央たわみ防止部材155で支えて面直角方向のたわみを抑え、窓ガラス141の左・右辺中央部を左右中央たわみ防止部材160で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。
窓ガラス141の上・下辺中央部及び左・右辺中央部のそれぞれの面直角方向のたわみを抑えることができるので、正方形若しくは正方形に近似した、或いはガラス寸法が比較的大きい場合や設計風圧力が比較的大きい場合でも、矩形窓ガラス141を好適に支持することができる。
【0075】
次に、図31において第11実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図31は本発明に係る板状体の支持構造(第11実施例)を示す正面図である。
板状体の支持構造165は、下段に取付けた板状体支持部材としての窓ガラス支持部材166,166と、上段に取付けた振れ止め部材167,167と、
左右の窓ガラス支持部材166,166間に渡した下部たわみ防止部材168aと、左右の振れ止め部材167,167間に渡した上部たわみ防止部材168bと、左側の窓ガラス支持部材166と左側の振れ止め部材167との間に渡した左部たわみ防止部材169aと、右側の窓ガラス支持部材166と右側の振れ止め部材167との間に渡した右部たわみ防止部材169bとからなる。
【0076】
窓ガラス支持部材166は、窓ガラス141の下辺の右・左隅141e,141fを支える部材で、図14に示す第2実施例と同様の断面で且つ第10実施例の窓ガラス取付け部材142の下側垂直係合部材150(図29参照)を備えていない部材である。
振れ止め部材167は、窓ガラス141の上辺の右・左隅141g,141hを支える部材で、図14に示す第2実施例と同様の断面で且つ第10実施例の窓ガラス取付け部材142の上側垂直係合部材150(図29参照)を備えていない部材である。
【0077】
下部たわみ防止部材168aは、窓ガラス141の下辺141bの面直角方向のたわみを抑える部材で、図15の第2実施例と同様の部材である。
上部たわみ防止部材168bは、窓ガラス141の上辺141aの面直角方向のたわみを抑える部材で、図15の第2実施例と同様の部材である。
【0078】
左部たわみ防止部材169aは、窓ガラス141の左辺141cの面直角方向のたわみを抑える部材で、第10実施例の左右中央たわみ防止部材160の左側たわみ防止溝部162(図29参照)を備えていない部材である。
右部たわみ防止部材169bは、窓ガラス141の右辺141dの面直角方向のたわみを抑える部材で、第10実施例の左右中央たわみ防止部材160の右側たわみ防止溝部163(図29参照)を備えていない部材である。
【0079】
第11実施例によれば、窓ガラス141の下辺の両隅のみを窓ガラス支持部材166で支持させ、窓ガラス141の上辺の両隅のみを振れ止め部材167で抑え、窓ガラス141の下辺を下部たわみ防止部材168aで支え、窓ガラス141の上辺を上部たわみ防止部材168bで支え、窓ガラス141の左辺を左部たわみ防止部材169aで支え、窓ガラス141の右辺を右部たわみ防止部材169bで支える構成とした。このため、窓ガラス支持部材166、振れ止め部材167及び各たわみ防止部材168a,168b,169a,169bを、各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できることから支持構造のトータル重量を容易に軽減することができ、容易に外観性を高めることもできる。
【0080】
次に、図32,図33において第12実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図32は本発明に係る板状体の支持構造(第12実施例)を示す平面図である。
板状体の支持構造170は、補強枠2…に取付けた窓ガラス取付け部材171…を略く字形に構成して、複数の窓ガラス3…を所定角θ4傾けて連続的に並べた状態に取付けたものである。
第12実施例によれば、本発明に係る板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
178は中央たわみ防止部材であって、中央たわみ防止部材178は第1実施例の中央たわみ防止部材5と同一構成なので説明を省略する。
【0081】
図33は図32の33部拡大図である。
窓ガラス取付け部材171は、補強枠2…のねじ座20…に横ロッド21…をねじ固定し、横ロッド21…の先端に略く字形のインナ部材173を固定し、インナ部材173の左右側からそれぞれ係合部材174,175を嵌合することで取付け、左右の係合部材174,175で左右の窓ガラス3を支持することにより、左右の窓ガラス3を所定角θ4傾けて配置して、左右の係合部材174,175にそれぞれ押し縁176,177を係止し、窓ガラス3,3と左右の係合部材174,175との隙間や窓ガラス3,3と左右の押し縁176,177との隙間をシール剤41…でシールした状態を示す。
なお、左右の係合部材174,175は、第1実施例の係合部材23と断面形状が同一な部材なので説明を省略する。
【0082】
次に、図34,図35において第13実施例を説明する。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図34は本発明に係る板状体の支持構造(第13実施例)を示す平面図である。
板状体の支持構造180は、補強枠2…に取付けた窓ガラス取付け部材181…を湾曲形に形成して、窓ガラス取付け部材181…の左右側に差込む中央たわみ防止部材190も湾曲形に形成し、窓ガラス取付け部材181…及び中央たわみ防止部材190に湾曲窓ガラス195を連続的に並べた状態に取付けたものである。
第13実施例によれば、湾曲構造物に適用することができるので、本発明に係る板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【0083】
図35は図34の35部拡大図である。
窓ガラス取付け部材181は、補強枠2…のねじ座20…に横ロッド21…をねじ固定し、横ロッド21…の先端に湾曲形のインナ部材182…を固定し、インナ部材182…に湾曲形の係合部材183を、第1実施例の係合部材23と同様に嵌合することで取付け、係合部材183の支持溝部184で湾曲窓ガラス195を支持し、係合部材183に湾曲形の押し縁185を係止して左右の湾曲窓ガラス195の下辺を支持するものである。
中央たわみ防止部材190…は、第1実施例と同様に係合部材183の左右端部にそれぞれ左右端部を差込み、たわみ防止溝部191…に湾曲窓ガラス195を差込み、湾曲窓ガラス195を湾曲形の押し縁192…で保持したものである。
【0084】
前記実施例では、矩形の板状体や正方形の板状体を支持する支持構造について説明したが、これらの形状に限らず、多角形(例えば、台形や平行四辺形)の板状体であれば支持することが可能である。
【0085】
尚、第1実施例〜第13実施例と各請求項との関連の理解を容易にする為に、主たる請求項と図面との対比を以下に説明する。しかし、図面は例示に過ぎないから、請求項はこれらの図面に限定されるものではない。
請求項1は、図2,図13,図27及びこれらの関連図に基く。
請求項2は、図2及びこれらの関連図に基く。
請求項3は、図13及びこれらの関連図に基く。
請求項4は、図27及びこれらの関連図に基く。
請求項5は、図24,図27及びこれらの関連図に基く。
請求項6は、図28,図31及びこれらの関連図に基く。
請求項11は、図32及びこれらの関連図に基く。
請求項12は、図34及びこれらの関連図に基く。
【0086】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、板状体の下辺の両隅のみを板状体支持部材で支持させ、板状体の上辺の両隅のみを振れ止め部材で抑え、板状体の一辺及びこの辺に対向する辺を、板状体支持部材若しくは振れ止め部材に結合したたわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、板状体支持部材、振れ止め部材及びたわみ防止部材を、各々役割に応じた形状に設計することができ、無駄な部分を削減できることから支持構造のトータル重量を容易に軽減することができ、容易に外観性を高めることもできる。
【0087】
請求項2は、板状体の下辺中央部を下部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の上辺中央部を上部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、横長の矩形板状体を好適に支持することができる。
【0088】
請求項3は、板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成したので、部材の共用化が図れ、支持構造の部材点数の削減と軽量化とが図れる。
【0089】
請求項4は、板状体の左辺中央部を左部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の右辺中央部を右部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。このため、縦長の矩形板状体を好適に支持することができる。
【0090】
請求項5は、板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成し、且つ左部たわみ防止部材に左側板状体のたわみ防止部材を一体形成し、右部たわみ防止部材に右側板状体のたわみ防止部材を一体形成した。このため、部材の共用化が図れ、支持構造の部材点数の削減と軽量化とが図れる。
【0091】
請求項6は、板状体の下辺中央部を下部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の上辺中央部を上部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。さらに板状体の左辺中央部を左部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑え、板状体の右辺中央部を右部たわみ防止部材で支えて面直角方向のたわみを抑える構成とした。
板状体の上・下辺中央部及び左・右辺中央部のそれぞれの面直角方向のたわみを抑えることができるので、正方形若しくは正方形に近似した板状体、或いは外形寸法が比較的大きい板状体や設計風圧力が比較的大きく作用する板状体を好適に支持することができる。
【0092】
請求項7は、補強用の金属板で板状体支持部材と上部・下部たわみ防止部材との突合せ部を補強するので、突合せ部の強度を十分に確保することができる。
【0093】
請求項8は、補強枠に固定したねじ座を利用して板状体支持部材を取付けることができる。従って、板状体支持部材の取付け施工が容易になる。
【0094】
請求項9は、横ロッドの前部、すなわち自由端側を縦ロッドで吊り上げることにより、長い横ロッドを使用して板状体を支持することができる。このため、横ロッドの長さを変更して板状体の取付け位置を任意に設定することができる。
【0095】
請求項10は、たわみ防止用のリブを透明体で構成したので、視界や太陽光線がリブで遮られることがない。従って、室内からの視界が広くなり、且つ太陽光線を室内に十分に取入れることができる。
【0096】
請求項11は、略く字形の板状体支持部材で板状体を連結して大きな多角形構造物を構成できるようにしたので、板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【0097】
請求項12は、湾曲形成した板状体支持部材で湾曲板状体を連結することで大きな湾曲構造物を構成できるようにしたので、板状体の支持構造の利用範囲を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)を示す斜視図
【図2】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)を示す正面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第1組付け工程図
【図8】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第2組付け工程図
【図9】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第3組付け工程図
【図10】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第4組付け工程図
【図11】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第5組付け工程図
【図12】本発明に係る板状体の支持構造(第1実施例)の第6組付け工程図
【図13】本発明に係る板状体の支持構造(第2実施例)を示す正面図
【図14】図13の14−14線断面図
【図15】図13の15−15線断面図
【図16】本発明に係る板状体の支持構造(第3実施例)を示す断面図
【図17】本発明に係る板状体の支持構造(第4実施例)を示す斜視図
【図18】図17の18−18線断面図
【図19】図17の19−19線断面図
【図20】本発明に係る板状体の支持構造(第5実施例)を示す正面図
【図21】本発明に係る板状体の支持構造(第6実施例)を示す側面図
【図22】本発明に係る板状体の支持構造(第7実施例)を示す正面図
【図23】本発明に係る板状体の支持構造(第7実施例)を示す分解斜視図
【図24】本発明に係る板状体の支持構造(第8実施例)を示す正面図
【図25】本発明に係る板状体の支持構造(第8実施例)を示す分解斜視図
【図26】図24の26−26線断面図
【図27】本発明に係る板状体の支持構造(第9実施例)を示す正面図
【図28】本発明に係る板状体の支持構造(第10実施例)を示す正面図
【図29】本発明に係る板状体の支持構造(第10実施例)を示す分解斜視図
【図30】図28の30−30線断面図
【図31】本発明に係る板状体の支持構造(第11実施例)を示す正面図
【図32】本発明に係る板状体の支持構造(第12実施例)を示す平面図
【図33】図32の33部拡大図
【図34】本発明に係る板状体の支持構造(第13実施例)を示す平面図
【図35】図34の35部拡大図
【符号の説明】
1,50,60,70,100,110,120,135,140,165,170,180…板状体の支持構造、2…補強枠、3,121,141…板状体(窓ガラス)、3a,121e,141c…左辺、3b,121f,141d…右辺、4,71,101,111,122,142,171,181…窓ガラス取付け部材、5,102,130,178…中央たわみ防止部材、6a,121a,141e…下辺左隅、6b,121b,141f…下辺右隅、7a,121c,141g…上辺左隅、7b,121d,141h…上辺右隅、20…ねじ座、21…横ロッド、22…水平部材(インナ部材)、23…係合部材、24…板状体の挿入溝(支持溝部)、28…板状体の挿入溝(振れ止め溝部)、36…補強用の金属板、46…リブ、47…下部たわみ防止部材(下部たわみ防止溝部)、49…上部たわみ防止部材(上部たわみ防止溝部)、51,136,166…板状体支持部材(窓ガラス支持部材)、52,168a…下部たわみ防止部材、53,137,167…振れ止め部材、54,168b…上部たわみ防止部材、138,169a…左部たわみ防止部材、139,169b…右部たわみ防止部材、141b…下辺、141a…上辺、155…上下中央たわみ防止部材、160…左右中央たわみ防止部材、195…板状体(湾曲窓ガラス)。

Claims (12)

  1. 板ガラスなどの矩形板状体を縦向き若しくは傾斜させた状態で支える支持構造において、
    この支持構造は、板状体の下辺の左・右隅のみを支える一対の板状体支持部材と、板状体の上辺の左・右隅のみを下から差し込む一対の振れ止め部材と、前記板状体の辺の面直角方向のたわみを抑えるために、板状体の一辺及びこの辺に対向する辺に夫々沿わせ、端部を前記板状体支持部材若しくは前記振れ止め部材に結合したたわみ防止部材と、からなることを特徴とした板状体の支持構造。
  2. 前記たわみ防止部材は、板状体下辺の面直角方向のたわみを抑えるために前記一対の板状体支持部材間に渡した下部たわみ防止部材と、
    板状体上辺の面直角方向のたわみを抑えるために前記一対の振れ止め部材間に渡した上部たわみ防止部材とからなることを特徴とした請求項1記載の板状体の支持構造。
  3. 前記板状体の上及び下に上位板状体及び下位板状体を連続的に並べるときに、前記板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、前記振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成するとともに、下部たわみ防止部材で下位板状体の上辺の面直角方向のたわみをも抑え、上部たわみ防止部材で上位板状体の下辺の面直角方向のたわみを抑えさせる構造としたことを特徴とする請求項2記載の板状体の支持構造。
  4. 前記たわみ防止部材は、板状体左辺の面直角方向のたわみを抑えるために左側の板状体支持部材と左側の振れ止め部材との間に渡した左部たわみ防止部材と、
    板状体右辺の面直角方向のたわみを抑えるために右側の板状体支持部材と右側の振れ止め部材との間に渡した右部たわみ防止部材とからなることを特徴とした請求項1記載の板状体の支持構造。
  5. 前記板状体の上及び下に上位板状体及び下位板状体を連続的に並べ且つ前記板状体の左及び右に左側板状体及び右側板状体を連続的に並べるときに、前記板状体支持部材に下位板状体のための振れ止め部材を一体形成し、前記振れ止め部材に上位板状体のための板状体支持部材を一体形成し、且つ左部たわみ防止部材で左側板状体の右辺の面直角方向のたわみをも抑え、右部たわみ防止部材で右側板状体の左辺の面直角方向のたわみを抑えさせる構造としたことを特徴とする請求項4記載の板状体の支持構造。
  6. 前記たわみ防止部材は、板状体下辺の面直角方向のたわみを抑えるために前記一対の板状体支持部材間に渡した下部たわみ防止部材と、
    板状体上辺の面直角方向のたわみを抑えるために前記一対の振れ止め部材間に渡した上部たわみ防止部材と、
    板状体左辺の面直角方向のたわみを抑えるために左側の板状体支持部材と左側の振れ止め部材との間に渡した左部たわみ防止部材と、
    板状体右辺の面直角方向のたわみを抑えるために右側の板状体支持部材と右側の振れ止め部材との間に渡した右部たわみ防止部材とからなることを特徴とした請求項1記載の板状体の支持構造。
  7. 前記板状体支持部材に補強用の金属板の基部を差込み、この金属板の先端部でたわみ防止部材の一端をサポートさせることを特徴とした請求項1記載の板状体の支持構造。
  8. 前記板状体支持部材を、躯体柱又は射体柱に渡した補強枠に固定したねじ座と、このねじ座にねじ固定する横ロッドと、この横ロッドの先端に固定した水平部材と、この水平部材に嵌合することで取付ける係合部材と、この係合部材に形成した板状体の挿入溝とで構成したことを特徴とする請求項1記載の板状体の支持構造。
  9. 前記横ロッドを長いロッドにし、それの前部を縦ロッドで吊り上げる構造にしたことを特徴とする請求項8記載の板状体の支持構造。
  10. 前記たわみ防止部材に、たわみを防止する為のリブを形成し、このリブを透明体で構成したことを特徴とする請求項1記載の板状体の支持構造。
  11. 前記板状体支持部材を略く字形に折曲げ形成し、この板状体支持部材で板状体を連結することで大きな多角形構造物を構成できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の板状体の支持構造。
  12. 前記板状体支持部材を湾曲形成し、この板状体支持部材で湾曲板状体を連結することで大きな湾曲構造物を構成できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の板状体の支持構造。
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