JP3916557B2 - ペット汚物の廃棄処理設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットが排出する糞尿等の汚物を容易かつ効率良く下水に排出して処理することが可能なペット汚物の廃棄処理設備に係り、特に屋外に簡単に設置することが出来、かつ体裁が良く、しかも衛生的なペット汚物の廃棄処理設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は一般的に、散歩中に用便して排出された犬の糞尿等の汚物は、例えば後述の特許文献1に示す如く、飼い主が自宅に持ち帰り、自宅のトイレに流したり、排水ますの蓋を開けてこの中に捨てたり、或は前記汚物を紙に包んで一般の燃えるゴミと一緒にゴミの集荷場に出す等の方法が取られていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−285328号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のような処理方法に於いて、自宅のトイレに流す場合には、一旦家の中に持ち込まなければならず、かつトイレのドアやトイレの蓋を順に開いて処理しなければならないので、面倒があると共に家内に悪臭が漂う心配がある等の問題があった。
【0005】
また、排水ますに捨てる場合には、極めて重く開閉が面倒な排水ますの蓋をその都度動かさなければならず、かつ捨てられた汚物が、台所等から排水ますに排水しない場合には、排水ますの底部にそのまま残存するので不衛生である等の問題があった。
【0006】
かつ、汚物を紙に包んで一般の燃えるとゴミと一緒に集荷場に出す場合には、悪臭が紙を通して外部にもれるので、汚物を紙で幾重にも包まなければならず、手数がかかると共に、燃えるゴミの集荷日迄は家の内外に設置されたゴミ箱に収納しなければならない等の問題があった。
【0007】
さらに、ペットの飼い主にとっては、前述のように程々の処理方法を実施しても、手間がかかり、これ等の問題を根本的に解決する手段がないために、心無い飼い主はペットが排出した汚物をそのまま放置してしまうので、公衆衛生の問題に発展することもあった。
【0008】
本発明に係るペット汚物の廃棄処理設備は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新規なペット汚物の廃棄処理設備を提供するものであって、特に、ペットの汚物を投入孔から捨てることが出来、かつ給水装置より仮溜場に給水される水によって汚物を効率良くスムーズに下水管に流出させるようにした技術を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るペット汚物の廃棄処理設備の第1発明の要旨は、ペットが排出する糞尿等の汚物を下水に流して処理する屋外設備であって、該汚物を投入し得る上開きの開閉蓋付の投入口を有する垂直に起立された筒状の投入孔と、該投入孔内に給水し得る給水装置と、前記投入孔に投入された汚物を下水管に流出し得る排水設備とより構成され、前記投入孔が地面より突出して配置されたことを特徴としたペット汚物の廃棄処理設備である。
【0010】
前述の第1発明に於いては、屋外に地面より突出して配置された投入孔を設けたことにより、散歩から帰ってきた際に、ペットの汚物を投入孔の中に簡単に投入することが出来る。この投入孔に投入されたペットの汚物は、給水装置を作動させて投入孔に給水することによって、排水設備を介して容易に下水管に流出させることが出来る。
【0011】
また、第1発明のペット汚物の廃棄処理設備に於いては、前記投入孔の入口に開閉蓋を設けて構成したので、未使用時には、投入孔が開閉蓋によって閉止されているので、下水道本管の臭いが逆流したり、漏れたりする心配がない。かつ、ペットの汚物を投入した後も、直ちに投入孔を開閉蓋で閉止出来るので、臭いが外部に漏れる心配がなく衛生的である。
【0012】
本発明に係るペット汚物の廃棄処理設備の第2発明の要旨は、前記投入孔の下部に、投入された汚物を一時的に仮溜し得る仮溜場を設け、かつ該投入孔と仮溜場との間に前記給水装置の給水吐出口を設けて構成したことを特徴とした第1発明のペット汚物の廃棄処理設備である。
【0013】
前述の第2発明のペット汚物の廃棄処理設備に於いては、投入孔の下部に汚物の仮溜場を設けて構成したので、投入孔に投入された汚物をこの仮溜場に一時的に仮溜させることが出来る。かつ該投入孔と仮溜場との間に吐出口を設けたので、前記給水装置の作動によって、投入孔内に流入される給水をして、該汚物を下水管に流出させることが出来る。また、流してはいけないペット汚物以外の物を誤って投入孔に落とした場合、この仮溜場から回収することが出来る。
【0014】
本発明のペット汚物の廃棄処理設備の第3発明の要旨は、前記給水吐出口以降において、前記投入孔の下部、或はこれに続く排水横管始点近傍、またはこれ等の投入孔の下部と排水横管始点近傍の両方の内径を狭くして流路を絞って構成し、前記仮溜場を内径が狭くなった流路に設けたことを特徴とした第2発明のペット汚物の廃棄処理設備である。
【0015】
前述の第3発明のペット汚物の廃棄処理設備に於て、前記給水吐出口以降において、前記投入孔の下部(垂直部)の内径を狭くして流路を絞って構成した場合には、投入孔内に供給される水を集約させて汚物の押し出し力を増すことが出来、これによって少流量によって効果的に汚物を押し出すことが出来る。従って、仮溜場に仮留されている汚物を強い力で下水管に流すことが出来る。
【0016】
また、前記投入孔の下部に続く排水横管始点近傍の内径を狭くして流路を絞った場合には、供給される水による水深をより大きくして汚物に浮力を与えることが出来、これによって少流量でありながら汚物搬送力を増すことが出来る。
【0017】
さらに、前記投入孔の下部および排水横管始点近傍の内径を狭くして流路を絞った場合には、投入孔に供給される少量の水で汚物を横管に強く押し出すとともに、横管では浮力を与えながら強い力で汚物を確実かつ効率良く下水管に流すことが出来る。従って、配管途中に汚物が残ることを防ぎ、かつ配管の目詰りを防止することが出来る。
【0018】
本発明に係るペット汚物の廃棄処理設備の第4発明の要旨は、前記投入孔の下部とこれに続く前記排水横管始点近傍との間に内径を狭くして流路を絞ったエルボを配置連結して構成したことを特徴とした第3発明のペット汚物の廃棄処理設備である。
【0019】
前述の第4発明に於ては、内径を狭くして流路を絞ったエルボを使用し、このエルボを投入孔の下部とこれに続く排水横管始点近傍との間に配置して連結するので、投入孔の下部或は排水横管始点近傍の流路を簡単かつ安価に絞った構造に構築することが出来る。
【0020】
本発明に係るペット汚物の廃棄処理設備の第5発明の要旨は、前記給水装置の一部にトラップ機構を設けて構成したことを特徴とした第1発明〜第4発明の何れかのペット汚物の廃棄処理設備である。
【0021】
前述の第5発明のペット汚物の廃棄処理設備に於ては、前記給水装置の一部にトラップ機構を設けて構成したので、汚臭による上水汚染を防止出来る。また、給水接続部に大気開放部を構築することによって、万一の排水管詰まりが発生した場合でも汚水の上水への混入、逆流を防ぐことが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係るペット汚物の廃棄処理設備の実施例を具体的に説明すると、図1は本発明の第1実施例の処理設備の一部断面説明図。図2は本発明の第2実施例の処理設備の斜視説明図。図3は図2の要部の一部断面説明図。図4は比較例の処理設備の説明図である。
【0023】
図5は本発明の第3実施例の処理設備の要部の簡略説明図、図6は第3実施例を具体化した処理設備の説明図、図7はトラップ機構の簡略説明図、図8は第3実施例の具体的数値を示す説明図である。
【0024】
図1に於いて、本発明の第1実施例の処理設備について説明すると次の通りである。1は所定の内径を有するパイプ状の投入管であって、その上部を除く大半は地中2内に垂直に埋設されている。
【0025】
3は地中2に深く埋設された下水管であって、この下水管3と前記投入管1の下部との間には、排水管4が所定の傾斜を保って埋設されている。投入管1と排水管4との接続下部には、ペットの排出した汚物5を一時的に仮溜し得る仮溜場6が設けられている。
【0026】
前記投入管1の汚物5を投入し得る投入孔の入口には開閉蓋7が設けられており、この開閉蓋7は支軸8を中心にして手動で開閉し得るように構成されている。
【0027】
9は給水管であって、前記投入管1に沿ってほぼ垂直に地中2に埋設されており、その給水管9の下端部は前記仮溜場6の近傍に開口された給水吐出口10を形成している。
【0028】
11は屋外に起立された給水柱であって、その上側面には給水用蛇口12が取付けられており、かつこの給水用蛇口12と前記給水管9の上端部との間にはホース13が連結されている。
【0029】
本発明に係る第1実施例のペット汚物の廃棄処理設備は、図1に示すように、投入管1を地中2に垂直に埋設したので、この投入管1の投入孔にペットが排出した汚物5を投入すると共に、該投入孔は開閉蓋7で直ちに閉鎖することが出来る。
【0030】
投入孔より投入された後で仮溜場6に仮溜している汚物5は、給水柱11に設けられた給水用蛇口12を開栓してホース13より給水管9に給水することによって、その下端部の給水吐出口10より水を強く噴出させて排水管4を通って下水管3に排出することが出来る。
【0031】
続いて、図2及び図3(a),(b)によって本発明の第2実施例の処理設備を説明すると、次の通りである。14は地中2に垂直に埋設された投入管であって、その下端部には所定の傾斜を保って埋設された排水管15が連結されている。
【0032】
前記投入管14の上部の地上露出部分の周りにはカバー16が設けられており、このカバー16の上端縁には開閉蓋17がヒンジ部18を介して開閉自在に取付けられている。
【0033】
この開閉蓋17は、昇降アーム19によって下方から支持されている。該昇降アーム19の下端に連結された水平アーム20の先端のペダル21を踏むことによって、昇降アーム19は支点22を中心にして昇降し、前記開閉蓋17を開閉し得るように構成されている。
【0034】
23は給水用のフラッシュバルブであって、投入管14の側方に取付けられ、かつカバー16より露出して設けられている。24はバキュームブレーカーであって、給水管25を介してフラッシュバルブ23に連結されており、かつ給水管25の先端部は給水吐出口26を形成しており、投入管14の内面に開口されている。
【0035】
この給水吐出口26は、図に示すように、投入管14に対して斜めに取付けられており、フラッシュバルブ23の作動によって給水吐出口26より噴出される水を投入管14の投入孔に渦流となって流出させることが出来るように構成されている。
【0036】
従って、第2実施例に於いては、前述の構成を有するので、足でペダル21を踏むことによって開閉蓋17を自動的に開くことが出来、かつペット汚物(図示せず)を投入管14内に投入した後でペダル21から足を離すことによって、開閉蓋17を自動的に閉じることが出来る。
【0037】
その後、フラッシュバルブ23を作動することによって、給水吐出口26より投入管14の内周面に水を斜め方向に噴出することによって、投入管14内に渦流を発生させながら流下させて、投入管14内に投下されたペット汚物を排水管15より下水管に流出させることが出来る。第2実施例に於いては、吐出口26より投入管14内に噴出した水に渦流を生じさせることが出来るので、この渦流によって投入管14の内面を常に清掃することが出来、かつ大きな重量のあるペット汚物もスムーズに流出させることが出来る。
【0038】
図4によって本発明に対する比較例の処理設備を説明すると、次の通りである。この比較例の場合には、ペットの足洗い場と兼用する方式である。
【0039】
図に於いて、27は地表に設置されたガーデンパン式の洗い場であって、この洗い場27の中央にはペット汚物を投入し得る投入穴28が深く設けられ、かつこの投入穴28の低部には、図示しない下水管に連設された排水溝29が設置されている。該投入穴28の入口には開閉蓋30が着脱自在に取付けられている。
【0040】
また、洗い場27の隅部には前記排水溝29の先端部が開口されており、かつその開口部29aには水抜皿31が設けられている。32は洗い場27に沿って起立された給水柱であって、その側面には給水ノブ32a及びペットの足等を洗浄し得るシャワーヘッド33が取付けられている。
【0041】
比較例の処理設備に於いては、前述の構成を有しているので、ペットの汚物は洗い場27の中央に設けた投入穴28より排水溝29に投棄することが出来、かつ投入穴28は開閉蓋30で直ちに閉鎖することが出来る。
【0042】
排水溝29内に投棄されたペット汚物は、洗い場27内でペットの洗浄に使用された水を利用し、この水を水抜皿31より流出させることによって、排水溝29に連設された下水管に排出することが出来る。ペット汚物を流出させるために所定の水量を必要とする場合には、洗い場27内に一定量の水を溜めておき、水抜皿31より一気に流水することで実施することが出来る。
【0043】
図5及び図6に於て、本発明の第3実施例の処理設備を説明すると、次の通りである。この第3実施例は、前記第1実施例に於ける投入管1及び配水管4の流路を絞って構成した構造に関するものである。
【0044】
図5に於て、垂直に起立された投入管34の下部34a及びこれに続く水平に配管された配水管35は、内径を狭くして流路が絞られて構成されている。このように、投入管34の下部34aと配水管35の内径を狭くして流路を絞った場合には、前述のように投入管34に供給される少量の水で汚物5に浮力を与えながら下水管3に効率良く強力に流すことが出来る。
【0045】
第3実施例に於て、投入管34の下部34aの流路を絞った場合には、投入管34に供給される水を集約させて汚物の押し出し力を増加させることが出来る。また、配水管35の流路を絞った場合には、水深を大きくして汚物に浮力を与えることが出来る。従って第3実施例を実施した場合には、少量の水で汚物5を効率良く下水管3に流すことが出来る。
【0046】
前記第3実施例に於て、投入管34の下部34aと配水管35との流路を夫々絞った実施例を、具体的に記述すると次の通りである。
【0047】
即ち、図8に於て、投入管34の上部の内径は150mmであるのに対し、投入管34の吐出口(図示せず)以降の投入管34の下部34aの内径は100mmに絞られ、かつ、該下部34aからエルボを通って配水管35の始点近傍以降の内径は75mmに絞られて構成されている。
【0048】
図6に示す実施例は、前記図5の第3実施例をより具体化したものであって、この実施例に於ては、垂直部から水平部に行くに従って、その内径が徐々に狭くなるように流路が絞られた大曲りエルボ36が使用され、この大曲りエルボ36が夫々投入管34及び配水管35に連結されている。このような大曲りエルボ36を使用すれば、現場に於ける施工を簡単かつ安価に実施することが出来る。
【0049】
次に、図7に於て、給水装置側に設けた大気開放式のトラップ機構の実施例を説明すると、次の通りである。
【0050】
即ち、37は大きな内径を有する投入管であって、その開口部には取っ手38を有する開閉蓋39が支軸40を支点として自在に開閉し得るように取付けられている。この開閉蓋39の所定位置には、気密性を保つ為にスポンジゴム41が取付けられている。
【0051】
42は給水装置であって、給水吐出口43を介して前記投入管37の側部に連結されている。前記給水装置42の上部にはトラップ機構44が構築されている。このトラップ機構44は、給水管45、目皿46、漏斗管47及び受カップ48より構成されている。
【0052】
前述のトラップ機構44は、給水管45より供給された水が漏斗管47を通って受カップ48に流入し、受カップ48から水をあふれさせて、前記給水吐出口43に流下し得るように構成されている。従って、投入管37からの汚臭が給水側に流入して上水が汚染されることを防止出来る。さらに、万一排水管に汚物が詰って汚水が逆流した場合にも、前記目皿46からオーバーフローさせて、給水管45内に汚水が侵入することを防止出来る。
【0053】
前述のトラップ機構44は、大気開放構造となっているので、投入管37より侵入する汚臭や小動物等が上水側に侵入して汚染されることを防止すると共に、排水管側に目詰が生じた場合にも、目皿46より汚水を自動的に排出して、上水側が汚染することを防止出来る。
【0054】
前記図8においては、投入孔下部で流路を絞り、さらにこれに続くエルボで流路を絞っている。このように2段で絞ることが好ましい。即ち、投入孔下部の絞りでは流速をあげて押出力を高め、さらに、エルボの絞りでは汚物を浮かせてより確実に流すことが可能な如く構成されている。
【0055】
【発明の効果】
本発明のペット汚物の廃棄処理設備に於いては、屋外に投入孔を設けたことにより、散歩から帰ってきた際に、ペットの汚物を投入孔の中に簡単に投入することが出来る効果を有している。この投入孔に投入されたペットの汚物は、給水装置を作動させて投入孔に給水することによって、排水設備を介して容易に下水管に流出させることが出来る効果も有している。
【0056】
また、本発明に於いては、前記投入孔の入口に開閉蓋を設けて構成したので、未使用時には、投入孔が開閉蓋によって閉止されているので、下水道本管の臭いが逆流したり、漏れたりする心配がない。かつ、ペットの汚物を投入した後も、直ちに投入孔を開閉蓋で閉止出来るので、臭いが外部に漏れる心配がなく衛生的である。
【0057】
本発明に於いて、投入孔の途中に汚物の仮溜場を設けて構成した場合、投入孔に投入された汚物をこの仮溜場に一時的に仮溜させることが出来る効果を有している。かつ該投入孔と仮溜場との間に吐出口を設けた場合、前記給水装置の作動によって、投入孔内に流入される給水をして、該汚物を下水管に流出させることが出来る効果も有している。また、流してはいけないペット汚物以外の物を誤って投入孔に落とした場合、この仮溜場から回収することが出来る効果もある。
【0058】
本発明に於て、前記給水吐出口以降において、前記投入孔の下部(垂直部)の内径を狭くして流路を絞って構成した場合には、投入孔内に供給される水を集約させて汚物の押し出し力を増すことが出来、これによって少流量によって効果的に汚物を押し出すことが出来る効果を有している。従って、仮溜場に仮留されている汚物を強い力で下水管に流すことが出来る効果がある。
【0059】
また、前記投入孔の下部に続く排水横管始点近傍の内径を狭くして流路を絞った場合には、供給される水による水深をより大きくして汚物に浮力を与えることが出来、これによって少流量でありながら汚物搬送力を増すことが出来る効果も有している。
【0060】
さらに、前記投入孔の下部および排水横管始点近傍の内径を狭くして流路を絞った場合には、投入孔に供給される少量の水で汚物を横管に強く押し出すとともに、横管では浮力を与えながら強い力で汚物を確実かつ効率良く下水管に流すことが出来る効果を有している。従って、配管途中に汚物が残ることを防ぎ、かつ配管の目詰りを防止することが出来る効果がある。
【0061】
本発明に於て、内径を狭くして流路を絞ったエルボを使用し、このエルボを投入孔の下部とこれに続く排水横管始点近傍との間に配置して連結した場合、投入孔の下部或は排水横管始点近傍の流路を簡単かつ安価に絞った構造に構築することが出来る効果を有している。
【0062】
本発明に於て、前記給水装置の一部にトラップ機構を設けて構成した場合、汚臭による上水汚染を防止出来る効果を有している。また、給水接続部に大気開放部を構築することによって、万一の排水管詰まりが発生した場合でも汚水の上水への混入、逆流を防ぐことが出来る効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の処理設備の一部断面説明図である。
【図2】 本発明の第2実施例の処理設備の斜視説明図である。
【図3】 図2の要部の一部断面説明図である。
【図4】 比較例の処理設備の説明図である。
【図5】 本発明の第3実施例の処理設備の要部の簡略説明図である。
【図6】 第3実施例を具体化した処理設備の説明図である。
【図7】 トラップ機構の簡略説明図である。
【図8】 第3実施例の具体的数値を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・投入管
2・・・地中
3・・・下水管
4・・・排水管
5・・・汚物
6・・・仮溜場
7・・・開閉蓋
8・・・支軸
9・・・給水管
10・・・給水吐出口
11・・・給水柱
12・・・給水用蛇口
13・・・ホース
14・・・投入管
15・・・排水管
16・・・カバー
17・・・開閉蓋
18・・・ヒンジ部
19・・・昇降アーム
20・・・水平アーム
21・・・ペダル
22・・・支点
23・・・フラッシュバルブ
24・・・バキュームブレーカー
25・・・給水管
26・・・給水吐出口
27・・・ガーデンパン式の洗い場
28・・・投入穴
29・・・排水溝
29a・・・開口部
30・・・開閉蓋
31・・・水抜皿
32・・・給水柱
32a・・・給水ノブ
33・・・シャワーヘッド
34・・・投入管
34a・・・下部
35・・・配水管
36・・・大曲りエルボ
37・・・投入管
38・・・取っ手
39・・・開閉蓋
40・・・支軸
41・・・スポンジゴム
42・・・給水装置
43・・・給水吐出口
44・・・トラップ機構
45・・・給水管
46・・・目皿
47・・・漏斗管
48・・・受カップ

Claims (5)

  1. ペットが排出する糞尿等の汚物を下水に流して処理する屋外設備であって、該汚物を投入し得る上開きの開閉蓋付の投入口を有する垂直に起立された筒状の投入孔と、該投入孔内に給水し得る給水装置と、前記投入孔に投入された汚物を下水管に流出し得る排水設備とより構成され、前記投入孔が地面より突出して配置されたことを特徴としたペット汚物の廃棄処理設備。
  2. 前記投入孔の下部に、投入された汚物を一時的に仮溜し得る仮溜場を設け、かつ該投入孔と仮溜場との間に前記給水装置の給水吐出口を設けて構成したことを特徴とした請求項1に記載のペット汚物の廃棄処理設備。
  3. 前記給水吐出口以降において、前記投入孔の下部、或はこれに続く排水横管始点近傍、またはこれ等の投入孔の下部と排水横管始点近傍の両方の内径を狭くして流路を絞って構成し、前記仮溜場を内径が狭くなった流路に設けたことを特徴とした請求項2に記載のペット汚物の廃棄処理設備。
  4. 前記投入孔の下部とこれに続く前記排水横管始点近傍との間に内径を狭くして流路を絞ったエルボを配置連結して構成したことを特徴とした請求項3に記載のペット汚物の廃棄処理設備。
  5. 前記給水装置の一部にトラップ機構を設けて構成したことを特徴とした請求項1乃至請求項4何れかに記載のペット汚物の廃棄処理設備。
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