JP3122355U - 生ゴミ溜置装置 - Google Patents

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JP2006002358U
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俊典 上森
宮子 上森
博志 福瀧
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株式会社上森建設
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Abstract

【課題】 腐敗の進行と悪臭の逆流を防ぎ、減容化を可能にして生ゴミを屋外に溜め置く生ゴミ溜置装置を提供する。
【解決手段】流し台5とは別個に設けられ、上部に開閉可能な外蓋7が被せられ、下部に着脱可能な中蓋で塞がれた排出孔8が形成されて生ゴミが投入される生ゴミ呑み口1と、生ゴミ呑み口の排出孔に接続されて先端が下がり勾配で屋外に導かれる排出管2と、屋外に設けられ、排出管の先端を受け入れるとともに、上部が開閉可能な桝蓋11で塞がれ、底部に目皿13を通して合併槽、下水、水路等に連結される排水パイプ14が接続された溜桝3と、溜桝の中の排出管の下方に排出管を交わして上方に取出し可能に設けられ、排出管から排出された生ゴミを溜め置く透水性のある受籠4とからなることを特徴とする生ゴミ溜置装置。
【選択図】図1

Description

本考案は、生ゴミを屋外で溜め置く生ゴミ溜置装置に関するものである。
食事の支度や後片付け等で出る生ゴミは、流し台等に備えた小袋に移し、ある程度溜まると、主に屋外に置いた容器に移し替て溜め置き、所定のゴミ出し日にゴミ袋等に詰めてゴミ収集場に運んでいる。したがって、小袋には常に生ゴミが溜まっていて見た目が悪いし、衛生的ではない。また、夏場では悪臭も発生する。このため、再々屋外の容器まで運び出すことになるが、これが面倒なことは周知のとおりである。さらに、雨天等では屋外に出るのは億劫である。
そこで、台所で出る生ゴミを屋外の容器に自動的に移し替る案件が例えば下記特許文献1に提案されている。ところが、この案件のものは、屋外容器に生ゴミを排出する排出管が流し口に直結されているため、蛇口を捻るたびに水は屋外容器に供給される。したがって、屋外容器に溜められた生ゴミは常に水分で湿った状態におかれ、腐敗の進行が早いともに、容積も減容しない。また、排出管の先端に悪臭の逆流を防ぐ防臭弁が取り付けられているが、この弁が作動不良になることもあるし、さらに、この弁では、排出管に付着した生ゴミに起因する悪臭を防ぐことはできない。
特願昭60−82503号公報
本考案は、このような課題を解決したものであり、生ゴミ投入の生ゴミ呑み口を流し口とは別個に設けるとともに、悪臭の屋内流入を確実に防ぐ生ゴミ溜置装置を提供するものである。
以上の課題の下、本考案は、請求項1に記載した、流し台とは別個に設けられ、上部に開閉可能な外蓋が被せられ、下部に着脱可能な中蓋で塞がれた排出孔が形成されて生ゴミが投入される生ゴミ呑み口と、生ゴミ呑み口の排出孔に接続されて先端が下がり勾配で屋外に導かれる排出管と、屋外に設けられ、排出管の先端を受け入れるとともに、上部が開閉可能な桝蓋で塞がれ、底部に目皿を通して合併槽、下水、水路等に連結される排水パイプが接続された溜桝と、溜桝の中の排出管の下方に排出管を交わして上方に取出し可能に設けられ、排出管から排出された生ゴミを溜め置く透水性のある受籠とからなることを特徴とする生ゴミ溜置装置を提供するとともに、これにおいて、請求項2に記載した、生ゴミ呑み口がステンレス製であって排出孔に向かって漸低する漏斗状に形成される手段を提供したものである。
本考案の生ゴミ溜置装置によると、生ゴミ呑み口は流し台とは別個に設けたものであるから、水道を使うたびに水分は受籠に供給されず、溜め置いた生ゴミは一定の乾燥状態に保たれる。このため、腐敗が特別に進行することもないし、減容化も可能である。また、排出孔に中蓋が被されるものであるから、排出管を含む下流側からの悪臭を遮断する。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案に係る生ゴミ溜置装置の説明図、図2は生ゴミ呑み口と排出管の接続部分の説明図、図3は溜桝と受籠の関係を示す説明図であるが、この生ゴミ溜置装置は、生ゴミを投入する生ゴミ呑み口(以下、呑み口という)1と、呑み口1に投入された生ゴミを屋外に排出する排出管2と、屋外に設けられて排出管2の先端を受け入れる溜桝3と、溜桝3内に設置されて排出管2から排出された生ゴミを収受する受籠4等からなる。
呑み口1は、流し台5等の隣に形成されたボックス6の中に設けられるものであり、ステンレス製で漏斗状をしたものである。呑み口1の上部は開口しており、ここを開閉可能な外蓋7で塞いでいる。呑み口1の下部の最低部には排出孔8が形成されており、ここから下方に排出管2が接続されている。そして、排出孔8は、着脱可能な中蓋9で栓をされている。この中蓋9は、排出孔8をきっちりと蓋をするものであり、蓋をした場合には、排出管2を含むその下流側からの臭気は完全に遮断されるようになっている。
排出管2は、ある程度太い径を有する樹脂や金属製のパイプであり、基端が排出孔8に接続され、先端はある程度の下り勾配で壁10を貫通して屋外まで導出しているものである。溜桝3は、同じく樹脂や金属製のタンクであり、その途中に排出管2を受け入れて屋外にその底部が地面に埋められた状態で(排出管2の下り勾配を確保するため)設置される。溜桝3の上部は、開閉可能な桝蓋11で覆われており、底部には、排水口12が形成されている。なお、溜桝3の底壁は、この排水口12に向かって漸低しているのが好ましい。
排水口12には、水分のみを通過させる目皿13が設けられており、この目皿13に連続して排水パイプ14が接続されている。排水パイプ14は、溜桝3の底部が地面下に設置される関係から土中に埋まっており、その先端は、合併槽、下水或いは水路(以下、合併槽等という)まで延ばされている。受籠4は、同じく樹脂や金属製の上部が開口した網状タンクであり、溜桝3内の排出管2の先端下方に収容されている。なお、受籠4の網目は、水分のみを通して生ゴミである固形物を通さない程度のものにしてある。
以上が生ゴミ溜置装置であるが、この生ゴミ溜置装置の使用方法について説明すると、台所で出た生ゴミは、その都度、呑み口1に投入する。このとき、外蓋7を開放するのはもちろんのこと、中蓋9も外す必要がある。呑み口1に投入された生ゴミは、排出管2を通って溜桝3内の受籠4に流入するが、このとき、固形物は受籠4内に留め置かれ、水分は、目皿13から排水パイプ14を通って合併槽等に排出される。
呑み口1への生ゴミの投入が終了すると、中蓋9をして外蓋7も閉めておく。これにより、受籠4内で発生した悪臭は、中蓋9で完全に遮断され、屋内に逆流して来ない。このようにして食事の支度や後片付けで発生した生ゴミは、逐次、受籠4内に溜まって来るが、呑み口1は流し口に連結されていないから、仮に、流し口に水を流したとしても、この間、水分は供給されない。したがって、生ゴミの湿潤化が抑制され、腐敗や臭気が発生し難い。
そして、ゴミ出し日が来ると、受籠4を溜桝3から取り出して(受籠4の上部に収納式の提手リング15等を設けておけば便利である)中の生ゴミを別のゴミ袋等に詰め替え、ゴミ収集場に運ぶ。このとき、溜桝3の容積を受籠4の容積に対して十分大きなものにしておき、受籠4を排出管2の反対側に寄せると、上方に楽に抜き出せるようにしておく。このときの詰め替えに際しても、生ゴミはある程度乾燥されて腐敗が抑制されているのであるから、視感を悪くしたり、悪臭を嗅いだりすることもないし、容積も減容されて重量も軽減されている。
生ゴミ溜置装置の説明図である。 生ゴミ呑み口と排出管の接続状態を示す説明図である。 溜桝と受籠の関係を示す説明図である。
符号の説明
1 生ゴミ呑み口
2 排出管
3 溜桝
4 受籠
5 流し台
6 ボックス
7 外蓋
8 排出孔
9 中蓋
10 壁
11 桝蓋
12 排水口
13 目皿
14 排水パイプ
15 提手リング

Claims (2)

  1. 流し台とは別個に設けられ、上部に開閉可能な外蓋が被せられ、下部に着脱可能な中蓋で塞がれた排出孔が形成されて生ゴミが投入される生ゴミ呑み口と、生ゴミ呑み口の排出孔に接続されて先端が下がり勾配で屋外に導かれる排出管と、屋外に設けられ、排出管の先端を受け入れるとともに、上部が開閉可能な桝蓋で塞がれ、底部に目皿を通して合併槽、下水、水路等に連結される排水パイプが接続された溜桝と、溜桝の中の排出管の下方に排出管を交わして上方に取出し可能に設けられ、排出管から排出された生ゴミを溜め置く透水性のある受籠とからなることを特徴とする生ゴミ溜置装置。
  2. 生ゴミ呑み口がステンレス製であって排出孔に向かって漸低する漏斗状に形成される請求項1の生ゴミ溜置装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7083548B1 (ja) * 2021-11-18 2022-06-13 美藤 雅康 竪樋を臭気抜きに活用する生ごみ投入箱。

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