JP3913315B2 - 発電制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用の発電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電制御装置は発電機(以下、オルタネータという)の発電を制御するもので、特開平4−203225号公報には、オルタネータの回転数が低い状態を低発電能力状態とし、所定時間ごとに低発電能力状態時間を積算し、その積算値の所定時間に対する割合すなわちアイドル割合が所定の割合よりも大きくなった時にエンジンのアイドル回転数を高くする制御技術が開示されている。
【0003】
この制御技術によれば、都市圏では信号が多くアイドル割合が高いため、アイドル回転数が高くなって発電量が増加しバッテリの過放電の防止が図られる。また高速道路等ではアイドル割合が低いため、アイドル回転数が低くなって発電量が抑制され燃費の向上が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら都市圏でも夜間にはアイドル割合が高くとも走行中は比較的スムーズに交通が流れるため、照明等である程度の電気負荷があっても走行中にバッテリが十分に充電され、上記特開平4−203225号公報記載の制御技術ではバッテリはかえって過充電気味となったりアイドル回転数が上昇することで燃費の悪化を招くおそれがある。また高速道路等における渋滞のように20km/h程度のノロノロ走行が延々と続く場合にはアイドル割合が低いにもかかわらずバッテリは十分に充電されないため、上記特開平4−203225号公報記載の制御技術を用いた車両では過放電となるおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、車両の状態に合わせて適切な発電の制御をする発電制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、車載のエンジンにより駆動されて発電しバッテリ電圧を調整電圧に維持するレギュレータを備えた発電機の発電を制御する発電制御装置において、エンジン平均回転数演算手段によりエンジン回転数の所定時間ごとの平均回転数を演算し、電気負荷状態検出手段により負荷手段への給電状態から電気負荷を検出し、これらの結果に基づいて調整電圧補正手段が、平均回転数が高いほどまたは電気負荷が小さいほど調整電圧を低く設定する構成とする。
【0007】
平均回転数が高く電気負荷が小さいほどバッテリの充電の要請が低いから、調整電圧が低く設定されて、エンジンの負荷が軽減し燃費の低下が防止されるとともに、充電受け入れ性が抑制され過充電が防止される。反対に平均回転数が低く電気負荷が大きいほどバッテリの充電の要請が高いから、調整電圧が高く設定され、充電受け入れ性が高められて過放電が防止される。
【0008】
請求項2記載の発明では、アイドル回転数が制御される車載のエンジンにより駆動されて発電する発電機の発電を制御する発電制御装置において、エンジン平均回転数演算手段によりエンジン回転数の所定時間ごとの平均回転数を演算し、電気負荷状態検出手段により負荷手段への給電状態から電気負荷を検出し、これらの結果に基づいてアイドル回転数補正手段が、平均回転数が高いほどまたは電気負荷が小さいほどアイドル回転数を低く設定する構成とする。
【0009】
平均回転数が高く電気負荷が小さいほどバッテリの充電の要請が低いから、アイドル回転数が低く設定されて、燃費の低下と過充電とが防止される。平均回転数が低く電気負荷が大きいほどバッテリの充電の要請が高いから、アイドル回転数が高く設定され、発電量が増加して過放電が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の発電制御装置を用いた車両用の給電システムの構成図を示す。給電システムは、電装部7の負荷手段たる各電気機器7aに給電するためにオルタネータ5とバッテリ6とを備えており、オルタネータ5はエンジン1の駆動力により発電するようになっている。エンジンECU4はマイクロコンピュータ等で構成され、エンジン1と双方向の通信をしてエンジン1の制御を行うとともに、発電の制御をするようになっている。
【0011】
オルタネータ5は、エンジン1の出力軸と図略のベルトを介して連結する電機子5aと、バッテリ6より通電されて界磁を発生する界磁巻線5bとを有し、電機子5aより発電出力を得るようになっている。
【0012】
オルタネータ5にはバッテリ6から界磁巻線5bへの通電を制御するレギュレータ5cが付設され、発電出力を加減することでバッテリ6の電圧を所定の調整電圧に維持するようになっている。
【0013】
エンジン1は、アイドリング時の空気の供給量を調整するスロットルバルブ2aをアクチュエータ2bが駆動する公知のアイドリング回転数調整機構2を備え、アクチュエータ2bはエンジンECU4により制御される。またエンジン1はエンジン回転数を検出する公知のエンジン回転数センサ3を備え、その検出信号がエンジンECU4に入力している。
【0014】
電装部7は、電気機器7aがヘッドライト、フォグランプ、リアウィンドー防曇用の熱線等でなり、その給電状態を示すスイッチ7bのオンオフはエンジンECU4により知られる。電気負荷状態検出手段4bとしてのエンジンECU4はスイッチ7bがオンしている電気機器7aの定格電力等から電気負荷を求めるようになっている。
【0015】
エンジンECU4はまた、エンジン回転数センサ3の検出信号および電装部7のスイッチ7bのオンオフより知られる電気機器7aの給電状態に基づいてオルタネータ5の調整電圧およびアイドル回転数の各補正量を演算し、レギュレータ5cにおける調整電圧を変更するとともに、アイドリング回転数調整機構2のアクチュエータ2bを駆動してアイドル回転数を変更する。
【0016】
上記発電制御装置の作動を説明する。図2はエンジンECU4の制御フローで、イグニションキーがオンすると開始される。まずステップS1ではアイドル回転数補正量ΔNeup 、調整電圧補正量ΔVreg を「0」に初期化する。
【0017】
ステップS2〜S6はエンジン平均回転数演算手段4a(図1)としての作動で、ステップS2ではエンジン回転数積算変数Nesumと、経過時間カウント変数Tとを「0」に初期化する。ステップS3〜S5は1秒ごとに実行され、ステップS3ではエンジン回転数センサ3で検出されるエンジン回転数Ne を所定のインターバルである1秒間隔で読み込み、ステップS4ではエンジン回転数積算変数Nesumを、これにステップS3で読み込んだエンジン回転数Ne を加算して更新する。また経過時間カウント変数Tを、これに「1」加算して更新する。ステップS5では経過時間カウント変数Tを200と比較し、これよりも小さければステップS3に戻り、1秒ごとにステップS3〜S5が繰り返される。
【0018】
ステップS5において時間カウント変数Tが200に達するとステップS5からステップS6に進む。ステップS6ではエンジン回転数積算変数Nesumを経過時間カウント変数T(=200)で除してエンジン平均回転数〈Ne 〉を演算する。ここでエンジン回転数積算変数Nesumは所定時間(200秒)に読み込まれた200のエンジン回転数Ne の積算値であり、エンジン平均回転数〈Ne 〉は所定時間(200秒)におけるエンジン回転数Ne の平均回転数である。
【0019】
ステップS7〜S10は調整電圧補正手段4c、アイドル回転数補正手段4dとしての作動である。ステップS7ではエンジン平均回転数〈Ne 〉を予め設定したしきい値である1500rpmと比較し、1500rpmよりも大きければ発電を十分に行い得ると判断しステップS9に進む。ステップS9ではアイドル回転数補正量ΔNeup を0とするとともに、調整電圧補正量ΔVreg を、これから0.5V減算して更新しバッテリ6の充電受け入れ性を抑制して過充電を防止する。
【0020】
ステップS7においてエンジン平均回転数〈Ne 〉が1500rpm以下であればステップS8に進み、電装部7のスイッチ7bのオンオフからもとめた電気負荷の大小を判断する。この判断は例えば予め設定した所定のしきい値と比較することで行われる。電気負荷が小であれば過充電のおそれありと判断し上記ステップS9に進む。
【0021】
ステップS8において電気負荷が大であれば過放電のおそれありと判断しS10に進む。S10ではアイドル回転数補正量ΔNeup を、これに50rpm加算して更新し、アイドリング時における発電量を増加するとともに、調整電圧補正量ΔVreg を、これに0.5V加算して更新し、バッテリ6の充電受け入れ性を向上せしめる。
【0022】
その後の200秒間、以降の200秒間にもステップS2〜S10が繰り返され、アイドル回転数補正量ΔNeup 、調整電圧補正量ΔVreg が更新される。
【0023】
以上のような本発明の発電制御装置によれば、例えば都市圏でも夜間走行するときにはエンジン平均回転数〈Ne 〉は比較的高くなっているからバッテリ6の充電の要請は低くステップS7からステップS9に進み、調整電圧やアイドル回転数が低く設定され、過充電が防止されるとともに、エンジン1の負荷が軽減されて燃費が向上する。
【0024】
また高速道路における渋滞時等にはエンジン平均回転数〈Ne 〉は低くなっているから、電気負荷が大きくバッテリ6の充電の要請が高ければステップS7からステップS8を経てステップS10に進み、調整電圧やアイドル回転数が高く設定され、過放電が防止される。なお高速道路における渋滞時等でも電気負荷が小さければステップS8からステップS9に進み、過充電の防止と燃費の向上を図る。
【0025】
なおアイドル回転数補正量ΔNeup 、調整電圧補正量ΔVreg が更新される所定時間、エンジン回転数Ne を読み込むインターバル、エンジン平均回転数〈Ne 〉のしきい値、補正量の加減幅等は本実施形態に記載のものに限定されるものではなく、バッテリやエンジン等の仕様に応じ適宜設定する。
【0026】
本実施形態では、調整電圧の補正とアイドル回転数の補正との両方を行っているが、簡単にはいずれかだけの構成としてもよい。またエンジン平均回転数と電気負荷とに基づいて状態を過充電のおそれがある状態と過放電のおそれがある状態と2つに分けて調整電圧等を設定しているが、状態をさらに細分化し、エンジン平均回転数が小で電気負荷が大なる状態からエンジン平均回転数が大で電気負荷が小なる状態へと向かうにつれて補正量を小さくするように設定してもよい。また補正量は本実施形態のようなステップ式ではなく連続式でもよい。
【0027】
電気負荷は各電気機器のオンオフより求めているが、電気機器への供給電流を測定してこれより電気負荷を求める構成としてもよい。あるいは簡単にはヘッドライト等の消費電力の多い電気機器のうちオンしているものの数で電気負荷を測ってもよい。
【0028】
エンジンECUにおける上述の発電制御機能はレギュレータECUが実行する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電制御装置の全体構成図である。
【図2】本発明の発電制御装置の作動を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
4 エンジンECU(エンジン平均回転数演算手段、電気負荷状態検出手段、調整電圧補正手段、アイドル回転数補正手段)
5 オルタネータ(発電機)
5c レギュレータ
6 バッテリ
7a 電気機器(負荷手段)

Claims (2)

  1. 車載のエンジンにより駆動されて発電し、負荷手段に給電するバッテリを充電する発電機であって、バッテリ電圧を調整電圧に維持するレギュレータを備えた発電機の発電を制御する発電制御装置において、エンジン回転数の所定時間ごとの平均回転数を演算するエンジン平均回転数演算手段と、負荷手段への給電状態から電気負荷を検出する電気負荷状態検出手段と、エンジン平均回転数演算手段により演算された平均回転数と電気負荷状態検出手段により検出された電気負荷とに基づいて調整電圧を補正する調整電圧補正手段であって、平均回転数が高いほどまたは電気負荷が小さいほど調整電圧を低く設定する調整電圧補正手段とを具備することを特徴とする発電制御装置。
  2. アイドル回転数が制御される車載のエンジンにより駆動されて発電し、負荷手段に給電するバッテリを充電する発電機の発電を制御する発電制御装置において、エンジン回転数の所定時間ごとの平均回転数を演算するエンジン平均回転数演算手段と、負荷手段への給電状態から電気負荷を検出する電気負荷状態検出手段と、エンジン平均回転数演算手段により演算された平均回転数と電気負荷状態検出手段により検出された電気負荷とに基づいてアイドル回転数を補正するアイドル回転数補正手段であって、平均回転数が高いほどまたは電気負荷が小さいほどアイドル回転数を低く設定するアイドル回転数補正手段とを具備することを特徴とする発電制御装置。
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