JP3912865B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマを利用して、半導体素子基板,液晶ディスプレイ用ガラス基板等にエッチング,アッシング又はCVD等の処理を施す装置及び方法に関し、特にマイクロ波の導入によりプラズマを生ぜしめるプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
反応ガスに外部からエネルギーを与えて生じるプラズマは、LSI,LCD等の製造プロセスにおいて広く用いられている。特に、ドライエッチングプロセスにおいて、プラズマの利用は不可欠の基本技術となっている。
【0003】
図7は、従来のプラズマ処理装置の構成を示す模式的縦断面図である。本図に示すようにプラズマ処理装置は、直方体殻形状を有するアルミニウム又はステンレス鋼製の反応容器1、該反応容器1の上側に連結された金属製のマイクロ波導入容器2、該マイクロ波導入容器2のマイクロ波導入端に連結された導波管3、該導波管3のマイクロ波導入側に接続されたマイクロ波発振器4、マイクロ波導入容器2内に間隙を有して対向配置された誘電体線路5及びマイクロ波導入窓6、マイクロ波導入窓6の下側周縁部に配された円形開口部を有する対向電極7、マイクロ波導入窓6の上面外周部分に載置されたマイクロ波分散板8並びに反応容器1内に配設された試料台9とを備えて構成されている。マイクロ波導入窓6は、その下面を反応容器1の内側に形成される反応室10に臨ませて配しており、反応室10を封止している。対向電極7は電気的に接地されている。
【0004】
反応室10内の試料台9はマイクロ波導入窓6と対向して配設され、試料台9上に試料Sが載置される。試料台9には高周波電源11が接続されている。また、反応室9には、ガスを導入するための導入口12及び図示しない排気装置に接続される排気口13が形成されている。
【0005】
このようなプラズマ装置にあっては、誘電体線路5は、誘電損失が小さい材質、例えばテフロン(登録商標)のようなフッ素樹脂で形成され、マイクロ波導入窓6は、耐熱性及びマイクロ波透過性を有し、且つ誘電損失が小さい材質、例えば石英ガラス又はアルミナ(Al2 3 )のような誘電体を用いて形成されている。また、分散板8はアルミニウムのような金属製の板の中央部に矩形状の孔を設けた形状を有しており、反応室10内に導入されるマイクロ波の電界を分散させ、反応室10内でプラズマを均一に発生させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上の如き構成のプラズマ処理装置にあっては、マイクロ波発振器4から供給されるマイクロ波が誘電体線路5の導波管3側から伝搬されるので、マイクロ波の電界は誘電体線路5の入り側の方が強くなり、反応室10内に発生するプラズマは、誘電体線路5の導波管3側に対応する側で高密度になる。これを防止するために前述したような分散板8を設けているが、分散板8はマイクロ波導入窓6の外周側、即ちマイクロ波が反応室10内に導入される開口部よりも外側に設けられている。そのためにマイクロ波の電界の分散を充分に行いにくく、反応室10内のプラズマの密度が不均一になるという問題があった。
【0007】
また、反応室10内のプラズマの密度は、一般的には導波管3に近い側が大きい傾向にあるが、プラズマ処理装置の各部寸法、プラズマ処理条件、分散板8の孔部の形状等が異なると、発生するプラズマの密度分布が異なる。プラズマが高密度に発生する領域では、反応室10内に載置された試料Sのエッチングレートが大きくなるという問題があった。
【0008】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、マイクロ波導入窓に、プラズマが高密度に発生する領域に対応する領域を厚くする厚み調整部を設けることにより、反応室内でのプラズマの発生が均一化されるプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプラズマ処理装置は、導波管を経て供給されたマイクロ波が誘電体線路を伝搬し、該誘電体線路と空間を隔てて対向配置されたマイクロ波導入窓を介して反応室に導入され、該反応室内にプラズマを発生させるプラズマ処理装置において、前記マイクロ波導入窓は、前記反応室内でプラズマがより高密度に発生する位置に対応する部分を厚くすべく、その面内方向で厚みを異ならせてある導入窓厚み調整部を前記空間側に設けてあることを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、マイクロ波導入窓の厚みを反応室内にてプラズマが高密度に発生する領域に対応する部分において空間側に向けて厚くしてあり、この部分において誘電体線路とマイクロ波導入窓との間の空間を伝わる電界の減衰が大きくなり、電界の強度分布を調整でき、反応室内部の高密度発生領域でのプラズマの発生が抑制されてプラズマ密度が均一になる。マイクロ波導入窓の厚み調整部は、マイクロ波導入窓として一体成形されていても良いし、例えば石英ガラス又はアルミナのような誘電体で形成された別体を、前記空間側に取付けてあっても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。このプラズマ処理装置の全体構成は、図7に示す従来のプラズマ処理装置と同様であり、図中に一部を示す反応容器1の上側に、蓋形状の金属製のマイクロ波導入容器2を連結している。マイクロ波導入容器2は、マイクロ波導入のための導波管3をマイクロ波導入側である一端側に連結しており、他端側は閉塞されている。導波管3のマイクロ波導入側にはマイクロ波発振器4が接続されている。
【0020】
マイクロ波導入容器2内には、板状の誘電体線路5がマイクロ波導入容器2及び導波管3の上壁内側に接触せしめて配されている。これにより、導波管3から導入されたマイクロ波は誘電体線路5内を長さ方向に伝搬する。誘電体線路5はテフロン(登録商標)のようなフッ素樹脂で形成されている。
【0021】
誘電体線路5と所定間隔を有してその下側に、本発明の特徴となるマイクロ波導入窓6が対向配置されている。マイクロ波導入窓6により、反応容器1の内側に形成される反応室が封止されている。マイクロ波導入窓6は、板状の窓本体の上面中央部に厚み調整板6bを載置して構成されている。厚み調整板6bはマイクロ波の供給側が厚いテーパ形状を有している。窓本体及び厚み調整板6bは、石英ガラス、アルミナ(Al2 3 )等の誘電体製である。
【0022】
マイクロ波導入窓6の下面には対向電極7を接触させて設けてある。対向電極7は、アルミニウム製であり、略中央に円形状の開口部を有している。マイクロ波導入窓6は、厚み調整板6bを設けた中央部が前記開口部と整合するように対向電極7の上に配置されている。この配置によりマイクロ波導入窓6の厚み調整板6bは、反応容器1の内側の反応室の底部に図7に示すように設けられた試料台、及びこの試料台上に載置される試料に対向する。図1中の8は、従来のプラズマ処理装置にも設けられている分散板である。
【0023】
このような形状のマイクロ波導入窓6を備えるプラズマ処理装置は、マイクロ波の供給側、即ち、反応容器1の内側の反応室の導波管に近い側でプラズマ密度が高い場合に適用される。以上の如き構成のプラズマ処理装置を用いて、試料にエッチング処理を施した場合のエッチングレートを測定した。反応室内に、20sccmでCHF3 ガスを供給し、圧力を10mTorr に保ち、マイクロ波消費電力1.3kWでプラズマを発生させ、試料のエッチングレートを光学式膜厚計を用いて測定した。
【0024】
図2は、図1に示した本発明に係るプラズマ処理装置を用いた場合の試料Sのエッチングレートの分布図であり、図3は従来のプラズマ処理装置を用いた場合の試料Sのエッチングレートの分布図である。これらの図中には、エッチングレートの同値を線で結んで示してある。
【0025】
図2、図3から明らかなように、従来の装置の結果ではマイクロ波の供給側でエッチングレートが高くなっているが、本実施の形態では、従来の装置の結果と比較してエッチングレートのばらつきの範囲が狭くなっており、反応室内でのプラズマの発生が均一になっていることが判る。このことから、プラズマ処理により、図3に示したようなエッチングレート分布のパターンを示す場合には、図1に示すプラズマ処理装置を用いることが有効であることが判る。
【0026】
本実施の形態のプラズマ装置によれば、反応容器1の内部の反応室へ導入されるマイクロ波の電界強度を、導入方向と略垂直な面内で均一化できる。これにより、反応室内でのプラズマの発生密度が均一化され、試料Sを均一にエッチングすることができる。
【0027】
図4は、本発明の第2の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。この実施の形態のマイクロ波導入窓6は、窓本体の上面に厚み調整板6cを載置しており、厚み調整板6cはマイクロ波導入窓6の中央部分で厚みが厚い円柱状を有している。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同部分に同符号を付してその説明を省略する。このような形状のマイクロ波導入窓6を備えるプラズマ処理装置は、反応室10の中央側、即ち試料台9の中央側のプラズマ密度が高い場合に適用される。
【0028】
図5は、本発明の第3の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。この実施の形態のマイクロ波導入窓6は、窓本体の上面に厚み調整板6dを載置しており、厚み調整板6dはマイクロ波導入窓6の中央部分で最も厚みが厚い凸レンズ形を有している。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同部分に同符号を付してその説明を省略する。このような形状のマイクロ波導入窓6を備えるプラズマ処理装置は、反応室10の中央、即ち試料台9の中央が最もプラズマ密度が高く、外周側ほど低い場合に適用される。
【0029】
図6は、本発明の第4の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。この実施の形態のマイクロ波導入窓6は、窓本体の上面に厚み調整板6eを載置しており、厚み調整板6eはマイクロ波導入窓6の中央部分で最も厚みが薄い凹レンズ形を有している。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同部分に同符号を付してその説明を省略する。このような形状のマイクロ波導入窓6を備えるプラズマ処理装置は、反応室10の中央側、即ち試料台9の中央が最もプラズマ密度が低く、外周側ほど高い場合に適用される。なお、図1及び図4〜図6に示したマイクロ波導入窓6は、導入窓本体と厚み調整板6b〜6eとが一体成形してあっても良いし、別工程で形成された後に互いに着設してあっても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、マイクロ波導入窓を、誘電体線路と対向する空間側に向けて、反応室内でプラズマがより高密度に発生する位置に対応する領域を厚くしてあるので、厚い領域で電界が減衰し、反応室内でのプラズマの発生が均一になる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。
【図2】 図1のプラズマ処理装置を用いた試料のエッチングレートの分布図である。
【図3】 従来のプラズマ処理装置を用いた試料のエッチングレートの分布図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態のプラズマ処理装置の要部の構成を示す模式的縦断面図である。
【図7】 従来のプラズマ処理装置の構成を示す模式的縦断面図である。
【符号の説明】
1 反応容器
3 導波管
5 誘電体線路
6 マイクロ波導入窓
6b〜6e 厚み調整板
9 試料台
10 反応室
S 試料

Claims (1)

  1. 導波管を経て供給されたマイクロ波が誘電体線路を伝搬し、該誘電体線路と空間を隔てて対向配置されたマイクロ波導入窓を介して反応室に導入され、該反応室内にプラズマを発生させるプラズマ処理装置において、
    前記マイクロ波導入窓は、前記反応室内でプラズマがより高密度に発生する位置に対応する部分を厚くすべく、その面内方向で厚みを異ならせてある導入窓厚み調整部を前記空間側に設けてあることを特徴とするプラズマ処理装置。
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