JP3912592B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気軸受けと位置センサを用い摺動摩擦が無く絶対位置決めが可能なリニアアクチュエータに関し、特にコギングに起因するリップルを低減させることが可能なニアアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気軸受けと位置センサを用い摺動摩擦が無く絶対位置決めが可能なリニアアクチュエータに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−058271号公報
【0004】
図10はこのような従来のリニアアクチュエータの一例を示す斜視図である。但し、図10において制御回路等の記載は省略されている。図10において1は空気軸受けによって空気浮上している可動部であるスライダーをリニアモータで駆動し、磁歪ポテンショセンサ等の絶対位置検出が可能な位置センサが内蔵されているモータ部、2はモータ部1に内蔵されている位置センサからの信号を処理する位置センサ信号処理回路、3は電磁弁である。
【0005】
ここで、図10に示す従来例を簡単に説明する。電磁弁3からは図10中”AR01”に示すように加圧された空気がモータ部1に供給され、可動部であるスライダーを空気浮上させる。
【0006】
一方、図10中”DS01”に示すように図示しない制御回路からのリニアモータの駆動信号がモータ部1に印加され、モータ部1は当該駆動信号に基づきリニアモータでスライダーの位置を直接移動させ、位置センサ信号処理回路2で処理されたスライダーの絶対位置の位置信号が図10中”PS01”に示すように図示しない制御回路に帰還されスライダーの位置制御がなされる。
【0007】
この結果、磁歪ポテンショセンサ等によりスライダーの絶対位置が検出可能で、可動部であるスライダーが空気軸受けによって空気浮上しているので摺動摩擦が無いので高寿命、コンタミレス及び高制御性が得られることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図10に示すような従来のリニアアクチュエータでは、これまでの搬送系に専ら用いられてきたボールネジとは異なり、可動部であるスライダーを駆動するリニアモータでは推力リップルの原因となるコギング(電気バネ)が生じてしまうと言った問題点があった。
【0009】
このようなコギングを低減させるためにリニアモータに用いられている永久磁石の形状を最適化することによって実現できるものの推力の低下を伴うと言った問題点があった。
【0010】
ここで、図11、図12、図13及び図14を用いて従来例の問題点を説明する。図11は従来の制御回路の一例を示す構成ブロック図、図12はシミュレーションで用いた位置指令値の一例を示す特性曲線図、図13は速度指令値とシミュレーションにおけるスライダー速度の一例を示す特性曲線図、図14はシミュレーションにおける推力の変動を示す特性曲線図である。
【0011】
図11において4はCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の制御手段、5,6及び7はD/A変換手段、8はA/D変換手段、9は速度指令信号発生手段、10は速度/電圧変換手段、11はモータ部、12は位置センサ、13及び14は減算器である。また、4,5,6,7,8,9,10,13及び14は制御回路50を構成している。
【0012】
制御手段4からの複数の出力はD/A変換手段5,6及び7にそれぞれ接続され、D/A変換手段5の出力は減算器14の第1の加算入力端子に接続される。また、D/A変換手段6及び7の出力はそれぞれ減算器13の加算入力端子及び減算器14の減算入力端子に接続される。
【0013】
減算器13の出力は速度指令信号発生手段9に接続され、速度指令信号発生手段9の出力は減算器14の第2の加算入力端子に接続される。また、減算器14の出力は速度/電圧変換手段10に接続され、速度/電圧変換手段10の出力である駆動信号はモータ部11に印加される。
【0014】
一方、位置センサ12の出力はA/D変換手段8に接続されると共に減算器13の減算入力端子に接続され、A/D変換手段8の出力は制御手段4に接続される。
【0015】
ここで、図11に示す従来例の動作を簡単に説明する。制御手段4は図11中”CP11”に示すような位置指令値を出力し、減算器13で図11中”PS11”に示す位置センサ12からの位置信号との差分を演算して速度指令信号発生手段9に印加する。
【0016】
例えば、位置指令値とは図12中”CH21”に示すような時間に対する位置を示す台形状の特性曲線であり、図12中”CH21”に示す位置指示値では絶対位置”0m”から絶対位置”0.02m”に”約0.5秒”で移動し、絶対位置”0.02m”の位置で”約0.5秒”停止し、再び、絶対位置”0.02m”から絶対位置”0m”に”約0.5秒”で移動することを示している。
【0017】
速度指令信号発生手段9は印加された差分に基づき図11中”SS11”に示すような速度指令信号を発生させる。
【0018】
一方、制御手段4は図11中”CS11”に示すような速度指令値を出力し、減算器14で速度指令値と図11中”SS12”に示す位置センサ12からの位置信号に基づき演算した速度信号との差分を図11中”SS11”に示す速度指令信号に加算する。
【0019】
例えば、速度指令値とは図13中”CH31””に示すような時間に対する速度を示す台形状の特性曲線であり、図13中”CH31”に示す速度指示値ではでは”0.2〜0.7秒”の間に”0.05m/s”の速度で移動し、”0.7〜1.1秒”の間に”0.0m/s”の速度で移動し(停止)、”1.1〜1.6秒”の間に”−0.05m/s”の速度で移動することを示している。また、加減速度は”0.1G”である。
【0020】
最後に、速度/電圧変換手段10は印加された速度指令信号に基づき図11中”DS11”に示すような駆動信号を発生させてモータ部11に供給してリニアモータを駆動する。
【0021】
以上のような条件でシミュレーションを行った結果、可動部であるスライダーは図13中”CH32”に示すような挙動を示し、速度指示値に対して”約20%”のリップルが発生することが分かる。また、図14中”CH41”に示すように周期的な推力のリップルが見受けられる。
【0022】
すなわち、図13中”CH32”に示すような速度のリップルが存在する場合には、スライダー上の搬送品が振動し、機械的外力にもろい化合物半導体ウェハやチップ等が破損する恐れがある。
従って本発明が解決しようとする課題は、コギングに起因するリップルを低減させることが可能なリニアアクチュエータを実現することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
空気軸受けと位置センサを用い摺動摩擦が無く絶対位置決めが可能なリニアアクチュエータにおいて、
前記位置センサから位置信号を取り込みスライダーの位置速度制御を行う位置速度制御手段と、推定外乱値をアナログ信号に変換するD/A変換手段と、前記位置速度制御手段の出力から前記D/A変換手段の出力を減算して駆動信号として前記スライダーを移動させるリニアモータに供給する減算器と、この減算器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、外乱オブザーバを用いて外乱値テーブル作成モードで前記A/D変換手段の出力に基づき実際の外乱と前記推定外乱値との間の位相差を前記位相差をパラメータとしておきこのパラメータを変化させながら前記スライダーの速度波形をモニタし、リップルが最小となる予め設定された位相差補正値を用いて補正した上で推定外乱値テーブルを予め作成し、通常搬送モードで前記推定外乱値テーブルから求めた前記推定外乱値として出力する制御手段とを備えたことにより、コギングに起因するリップルを低減させ、リニアアクチュエータ毎の位相差のバラツキによる外乱補償に対する影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るリニアアクチュエータの制御回路の一例を示す構成ブロック図である。
【0031】
図1において5,6,7,8,9,10,11,12,13及び14は図11と同一符号を付してあり、4aはCPUやMPU等の制御手段、15はA/D変換手段、16はD/A変換手段、17は減算器である。
【0032】
また、4a,5,6,7,8,9,10,13,14,15,16及び17は制御回路51を、5,6,7,8,9,10,13及び14は位置速度制御手段52をそれぞれ構成している。
【0033】
制御手段4aからの複数の出力はD/A変換手段5,6,7及び16にそれぞれ接続され、D/A変換手段5の出力は減算器14第1の加算入力端子に接続される。また、D/A変換手段6及び7の出力はそれぞれ減算器13の加算入力端子及び減算器14の減算入力端子に接続される。さらに、D/A変換手段16の出力は減算器17の減算入力端子に接続される。
【0034】
減算器13の出力は速度指令信号発生手段9に接続され、速度指令信号発生手段9の出力は減算器14の第2の加算入力端子に接続される。また、減算器14の出力は速度/電圧変換手段10に接続される。
【0035】
そして、速度/電圧変換手段10の出力である駆動信号は減算器17の加算入力端子に接続され、減算器17の出力である外乱補償が施された駆動信号がモータ部11に印加される。
【0036】
また、減算器17の出力はA/D変換手段15に接続され、A/D変換手段15の出力は制御手段4aに接続される
【0037】
一方、位置センサ12の出力はA/D変換手段8に接続されると共に減算器13の減算入力端子に接続され、A/D変換手段8の出力は制御手段4aに接続される。
【0038】
ここで、図1に示す従来例の動作を図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8及び図9を用いて説明する。但し、図11に示す従来例と同様の部分に関する説明は省略する。
【0039】
図2は外乱値テーブル作成モードにおける制御回路51の動作を説明するフロー図、図3は外乱値テーブル作成モードにおける位置指令値の一例を示す特性曲線図、図4は外乱値テーブル作成モードにおける速度指令値の一例を示す特性曲線図、図5は外乱値テーブル作成モードにおける外乱と推定外乱値の一例を示す特性曲線図、図6は推定外乱値の一例を示す特性曲線図、図7は通常搬送モードにおける制御回路51の動作を説明するフロー図、図8は外乱補償を行った場合の速度指令値と可動部であるスライダーの挙動を示す特性曲線図、図9は外乱補償を行った場合の推力の一例を示す特性曲線図である。
【0040】
外乱値テーブル作成モード時、図2中”S001”において制御回路51は通常搬送モードと同様の負荷が装着されたスライダーを低速で移動させて駆動信号を順次取り込む。
【0041】
例えば、負荷が装着されたスライダーを図3中”CH61”に示す位置指令値及び図4中”CH71”に示す速度指令値に基づき低速で等速移動させた時の図1中”DS51”に示す駆動信号をA/D変換手段15で取り込む。
【0042】
図2中”S002”において制御回路51は図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを用いて取り込んだ駆動信号に基づき外乱を推定し推定外乱値を求め、図2中”S003”において制御回路51は図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを用いて当該推定外乱値と位置指令値との関係を記憶する。
【0043】
例えば、コギングの数周期(4周期)程度低速で等速移動させることにより、図5中”CH81”に示す外乱に対して図5中”CH82”に示すような推定外乱値を求める。そして、図6中”CH91”に示すような当該推定外乱値と位置指令値との関係を記憶する。
【0044】
また、図5中”CH82”に示す推定外乱値は図5中”BO81”に示すスライダーが等速度になった時点で図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを起動させ、図5中”SO81”に示すスライダーの速度が変化した時点で図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを停止させる。
【0045】
最後に、図2中”S004”において制御回路51は図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを用いてコギング1周期分の推定外乱値テーブルを作成する。この場合、コギングの位置周期性を利用して1周期分の推定外乱値を求める。
【0046】
例えば、図6中”CH91”に示すようにコギングの数周期(4周期)を平均化処理等することにより、コギング1周期分の推定外乱値テーブルを作成する。
【0047】
但し、設計上外乱オブザーバの極は制御系の極と比較して十分高く取れないため実際の外乱と推定外乱値との間には図5中”PH81”に示すような位相差が生じるので、予め設定された位相差補正値を用いて補正した上で1周期分の推定外乱値テーブルを作成する。
【0048】
このような、制御回路51は外乱値テーブル作成モードで推定外乱値テーブルを作成した後、通常搬送モードで制御する。
【0049】
すなわち、図7中”S101”において制御回路51は位置指令値が変化したか否かを判断し、もし、位置指令値が変化した場合には、図7中”S102”において制御回路51は図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを用いて位置指令値に基づき推定外乱値テーブルから推定外乱値を求める。
【0050】
そして、図7中”S103”において制御回路51は図1中”OB51”に示す外乱オブザーバを用いて推定外乱値を駆動信号から減算して外乱補償を行う。
【0051】
例えば、図1中”OB51”に示す外乱オブザーバは推定外乱値テーブルから求めた推定外乱値をD/A変換手段16により図1中”CM51”に示すようなアナログ信号に変換し、減算器17において駆動信号から減算させて図1中”DS51”に示すような外乱補償された駆動信号をモータ部11に供給する。
【0052】
以上のような条件でシミュレーションを行った結果、可動部であるスライダーは図8中”CH102”に示すような挙動を示し、図8中”CH101”に示す速度指示値に対して”約7%”(従来例では”約20%”のリップル)のリップルに低減することができる。また、図9中”CH111”に示すように従来例のような周期的な推力のリップルは見受られなくなる。
【0053】
この結果、外乱オブザーバを用いて外乱値テーブル作成モードでコギング1周期分の推定外乱値テーブルを作成し、通常搬送モードで作成されたコギング1周期分の推定外乱値テーブルから求めた推定外乱値を駆動信号から減算させて外乱補償することにより、コギングに起因するリップルを低減させることが可能なリニアアクチュエータを実現する。
【0054】
なお、図1に示す実施例では制御系である位置速度制御手段52ではアナログ信号処理を行っているが、勿論、ディジタル信号処理をする構成であっても構わない。すなわち、制御手段4a内で外乱補償された駆動信号を生成して、最終的にアナログ信号に変換してモータ部11に供給しても構わない。
【0055】
この場合には、D/A変換手段の一部が削除可能になるため回路規模を小さくすることが可能になる。
【0056】
また、図1に示す実施例では、予め設定された位相差補正値を用いて補正した上で1周期分の推定外乱値テーブルを作成しているが、製品出荷時の検査において前述の実際の外乱と推定外乱値との間の位相差を制御手段4a内のパラメータとしておき、検査時に当該パラメータを変化させながら可動部であるスライダーの速度波形をモニタし、リップルが最小となる最適な値を位相差補正値として決定して制御手段4a内のROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等の記憶手段に書き込むことにより位相差補正値を設定しても構わない。
【0057】
この場合には、個々のリニアアクチュエータに対する最適の位相差を設定することができるので、リニアアクチュエータ毎の位相差のバラツキによる外乱補償に対する影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0058】
また、図1に示す実施例では、コギングの位置周期性を利用して1周期分の推定外乱値テーブルを求めているが、勿論、全ての位置指令値に対応する推定外乱値を推定して推定外乱値テーブルを求めても構わない。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1の発明によれば、外乱オブザーバを用いて外乱値テーブル作成モードで推定外乱値テーブルを作成し、通常搬送モードで作成された推定外乱値テーブルから求めた推定外乱値を駆動信号から減算させて外乱補償することにより、コギングに起因するリップルを低減させることが可能なリニアアクチュエータを実現する。また、実際の外乱と推定外乱値との間の位相差をパラメータとしておき、当該パラメータを変化させながらスライダーの速度波形をモニタし、リップルが最小となる位相差補正値を決定して設定することにより、リニアアクチュエータ毎の位相差のバラツキによる外乱補償に対する影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0060】
また、請求項5の発明によれば、実際の外乱と推定外乱値との間の位相差をパラメータとしておき、当該パラメータを変化させながらスライダーの速度波形をモニタし、リップルが最小となるを位相差補正値として決定して設定することにより、リニアアクチュエータ毎の位相差のバラツキによる外乱補償に対する影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0061】
また、請求項7の発明によれば、位置速度制御手段をディジタル信号処理をする構成にする。すなわち、制御手段内で外乱補償された駆動信号を生成して、最終的にアナログ信号に変換してモータ部に供給することにより、D/A変換手段の一部が削除可能になるため回路規模を小さくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアアクチュエータの制御回路の一例を示す構成ブロック図である。
【図2】外乱値テーブル作成モードにおける制御回路の動作を説明するフロー図である。
【図3】外乱値テーブル作成モードにおける位置指令値の一例を示す特性曲線図である。
【図4】外乱値テーブル作成モードにおける速度指令値の一例を示す特性曲線図である。
【図5】外乱値テーブル作成モードにおける外乱と推定外乱値の一例を示す特性曲線図である。
【図6】推定外乱値の一例を示す特性曲線図である。
【図7】通常搬送モードにおける制御回路の動作を説明するフロー図である。
【図8】外乱補償を行った場合の速度指令値とスライダーの挙動を示す特性曲線図である。
【図9】外乱補償を行った場合の推力の一例を示す特性曲線図である。
【図10】従来のリニアアクチュエータの一例を示す斜視図である。
【図11】従来の制御回路の一例を示す構成ブロック図である。
【図12】シミュレーションで用いた位置指令値の一例を示す特性曲線図である。
【図13】速度指令値とシミュレーションにおけるスライダー速度の一例を示す特性曲線図である。
【図14】シミュレーションにおける推力の変動を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1,11 モータ部
2 位置センサ信号処理回路
3 電磁弁
4,4a 制御手段
5,6,7,16 D/A変換手段
8,15 A/D変換手段
9 速度指令信号発生手段
10 速度/電圧変換手段
12 位置センサ
13,14,17 減算器
50,51 制御回路
52 位置速度制御手段
Claims (1)
- 空気軸受けと位置センサを用い摺動摩擦が無く絶対位置決めが可能なリニアアクチュエータにおいて、
前記位置センサから位置信号を取り込みスライダーの位置速度制御を行う位置速度制御手段と、
推定外乱値をアナログ信号に変換するD/A変換手段と、
前記位置速度制御手段の出力から前記D/A変換手段の出力を減算して駆動信号として前記スライダーを移動させるリニアモータに供給する減算器と、
この減算器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
外乱オブザーバを用いて外乱値テーブル作成モードで前記A/D変換手段の出力に基づき実際の外乱と前記推定外乱値との間の位相差を前記位相差をパラメータとしておきこのパラメータを変化させながら前記スライダーの速度波形をモニタし、リップルが最小となる予め設定された位相差補正値を用いて補正した上で推定外乱値テーブルを予め作成し、通常搬送モードで前記推定外乱値テーブルから求めた前記推定外乱値として出力する制御手段と
を備えたことを特徴とするリニアアクチュエータ。
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