JP3912335B2 - 映像音声記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にコンピュータベースのノンリニア編集システムで編集した映像音声データをIEEE1394規格に準拠したシリアルバスインターフェースを介してディジタルVTR(以降VTRと記す)などに記録する用途における映像音声記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ技術の進歩により、映像や音声の編集をコンピューター上で行うことが広く普及している。そして、編集後のデータを、蓄積、配布するメディアとして安価であり信頼性のある磁気テープメディアに書き戻す記録機器が必要となるのであるが、デジタル伝送技術の進歩により、映像信号や音声信号(以下AVデータと記す)と共にコントロール情報を共通のデジタル伝送路(以下バスと称する)を介して転送する機器が開発されている。
【0003】
AVデータは記録、再生処理に同期して送受信される必要があるため、リアルタイム通信が可能なバスが必要となる。リアルタイム性とは映像や音声を途切れることなく転送することができることを示し、例えば、ディジタルVTR等の記録再生機器においては、記録媒体から連続的にAVデータを再生し、また記録媒体に連続的にAVデータを記録するため、リアルタイム性が要求される。
【0004】
このようなAVデータを転送するためのバスとして、例えばIEEE1394シリアルバス(以下1394バスと称する)が規格化(以下1394規格と記す)されており、前記1394バスにおいてAVデータを転送するための規定を1394規格の上位プロトコルとしてIEC61883が規格化(以下AVプロトコルと記す)されている。さらに、コントロール情報の通信手順を規定するために、AV/C Digital Interface Command Set(以下、AV/Cコマンドと記す)が規格化されている。
【0005】
図5は、パソコンなどのコンピュータベースによるノンリニア編集システム(以降NLEと略す)とVTRを1394バスを介しての接続を示すとともに、NLEからAVデータをVTRに書き戻す際の制御手順を示したものである。
【0006】
図5において、500は、NLEであり、書き戻し動作をアッセンブル編集にて行う場合の一般的な制御コマンド例を示している。501は、NLEにて編集したテープに書き戻すためのAVデータを示しており、その有効区間をN〜N+Mとする。502は、1394バスである。503は、1394規格においてリアルタイム性が要求されるAVデータを送信するパケットとして用いられる同期パケット(Isochronous packet)を送信している様子をフレーム単位で示したものである。504はVTRを示しており、1394バスを介してNLE(500)と接続している。
【0007】
以上の接続において、編集データ501のN〜N+Mフレームまでの有効AVデータを、VTRを制御しながら、VTRに挿入されたテープ中のB〜B+Mフレームの位置に書き戻す際の一般的な手順を順に説明する。
【0008】
(1)イン点のサーチ
テープ走行を制御するコマンドを用いて、所望のイン点Bの位置にテープ位置を制御する。
【0009】
(2)PLAY PAUSEコマンド
イン点Bの位置にて、一旦テープ走行を停止し、一般にSTILLと呼ばれる再生待機状態にする。
【0010】
(3)REC PAUSEコマンド
本コマンドは、次にRECコマンドが来る場合に有効な制御コマンドであり、確実にイン点Bの位置から新しいAVデータを記録する場合(アッセンブル編集)に用いられる。REC PAUSEコマンドを受信したVTRは、当該VTR固有の助走期間分(B−A)だけテープを巻き戻した(AUTO BACK)後に待機(REC PAUSE)する。またNLEは、記録すべき有効AVデータ510を前記同期パケットを用いて送信開始する前に、VTR側とフレームタイミングを同期させるために、同期調整用AVデータ(記録されない予定であるAVデータ)を送信しなければならない。VTRは、この同期調整用のAVデータのパケットヘッダから、同期情報を取り出しPLL回路によりNLEの送信フレーム周期に同期したクロックを生成して動作する。
【0011】
(4)RECコマンド
NLEは、機器の状態を問い合わせるTRANCEPORT STATEコマンドによりVTRがREC PAUSE状態になったことを確認したのち、RECコマンドを発行する。VTRはこのRECコマンドを受領すると、前記助走期間分テープを走行させた後、イン点Bより記録を開始する。NLEは、このVTRが記録するタイミングにあわせて同期調整区間のデータから有効AVデータに切り替えて送信しなければならない。ところが、前記助走期間の長さはVTR毎に異なるため一般的なNLEでは、RECコマンド発行タイミングから有効AVデータに切り替わるまでの区間530の長さを変更可能とするためのパラメータを定義しており、ユーザーは前記パラメータを試行錯誤の上調整して用いる。
【0012】
(5)STOPコマンド
NLEは、編集データ501の有効データを送信し終えるタイミングを見計って、事前にSTOPコマンドなどの記録停止を行うためのコマンドを送信する。アッセンブル編集では、記録のOut点の精度を問題としないのであるが、使い方によってはOut点の精度も重要となる。一般的なVTRでは、STOPコマンドを受信したのち、実際に記録を停止するには、固定の遅延を必要とするため、NLEによっては、Out点においてもSTOPコマンドの発行と有効AVデータを送信し終えるまでの区間540を調整することが可能な場合がある。
【0013】
【非特許文献1】
IEC61883−1 「Consumer Audio/Video Equipment − Digital Interface Part1:General」
【非特許文献2】
IEC61883−2 「Consumer Audio/Video Equipment − Digital Interface Part2:SD−DVCR data transmission」
【非特許文献3】
1394 Trade Association 「AV/C Digital Interface Command Set General Specification Version 4.1」
【非特許文献4】
1394 Trade Association 「AV/C Tape Recorder/Player Subunit Specification 2.2」
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの方法では、NLEによっては当該VTRの助走期間にマッチする前記パラメータを設定することができなかったり、NLEがパソコンなどによって構成されているため、パソコンの性能や他のプログラムの負荷状況などに起因して、前記530で示した区間のタイミングを保てない場合があり、書き戻しの精度がJustである場合を520とすると、521や522のように前後にずれる場合が発生し、フレーム精度の編集を保証することができないという問題点を有していた。
【0015】
本発明は、このような状況を鑑みて、ノンリニア編集システムから映像音声信号の記録機器への書き出し動作に対して、Just精度の編集が可能なディジタルVTRを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、映像や音声のディジタルデータの記録装置であって、外部から前記ディジタルデータを入力するインターフェース手段と、前記ディジタルデータを記録蓄積する手段と、前記インターフェース手段と前記ディジタルデータを記録蓄積する手段との間に配置され、前記ディジタルデータを一時的に記憶し指定のタイミング後に前記記憶されたディジタルデータを読み出すことによって前記ディジタルデータを所定の遅延量を遅延させる手段と、前記インターフェース手段を介して外部から前記記録装置を制御する方法により記録開始を示すコマンドを受領した後に、入力中の前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段と、前記ディジタルデータを記録蓄積する手段が記録動作を始めるまでの時間遅延を判断して前記遅延量を調節する手段によって構成したものである。
【0017】
この構成によって、RECやSTOPコマンドなどの記録するタイミングを制御するコマンドの送受信のタイミングのずれに影響されず、伝送ストリームの歩進状況から記録開始位置や終了位置を判断することが可能となり、フレームJust精度の編集制御が実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、映像や音声のディジタルデータの記録装置であって、外部から前記ディジタルデータを入力するインターフェース手段と、前記ディジタルデータを記録蓄積する手段と、前記インターフェース手段と前記ディジタルデータを記録蓄積する手段との間に配置され、前記ディジタルデータを一時的に記憶し指定のタイミング後に前記記憶されたディジタルデータを読み出すことによって前記ディジタルデータを所定の遅延量を遅延させる手段と、前記インターフェース手段を介して外部から前記記録装置を制御する方法により記録開始を示すコマンドを受領した後に、入力中の前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段と、前記ディジタルデータを記録蓄積する手段が記録動作を始めるまでの時間遅延を判断して前記遅延量を調節する手段とを備えたことを特徴とする映像音声記録装置であり、RECやSTOPコマンドなどの記録するタイミングを制御するコマンドのタイミングではなく、受信中のAVデータから所望の編集タイミングを抽出して記録するという作用を有する。
【0019】
請求項2に記載の発明は、前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段は、前記ディジタルデータのビデオデータの1フレーム分に相当する処理単位毎に、特定の位置のディジタルデータと後続のフレームにおける同じ位置の前記ディジタルデータを比較することによって前記ディジタルデータの歩進状況を判断することを特徴とする請求項1記載の映像音声記録装置であり、従来例にて記載の同期調整用AVデータと有効AVデータの境界を簡単な方式にて判断するという作用を有する。
【0020】
請求項3に記載の発明は、DV規格で定められたディジタルデータの場合、前記ディジタルデータの補助データであるタイムコード情報をフレーム毎に比較して前記ディジタルデータの歩進状況を判断することを特徴とする請求項2記載の映像音声記録装置であり、タイムコードの歩進状況から、有効AVデータを抽出するという作用を有する。
【0021】
請求項4に記載の発明は、前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段は、前記ディジタルデータの所定の位置に記録するタイミングを示す記録制御データをフレーム毎に判断することによって前記ディジタルデータの歩進状況を判断することを特徴とする請求項1記載の映像音声記録装置であり、AVデータと共に伝送された記録制御データに基づいて記録制御を行うという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を用いて説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の構成例として、映像や音声のディジタルデータを入力するインターフェース手段として1394インターフェースを有するDV規格のディジタルVTRの構成を示したものである。図1において100はNLEであり、1394バス110を介してVTR120と接続している。
【0024】
まず、従来例にて詳述した書き戻し動作を実施する場合のAVデータの処理経路を説明する。NLE100にて作成されたAVデータは、従来例に記載の手順に従い1394バス110に出力される。121は、1394インターフェース部であり、PHY/LINKレイヤーを通じてパケット形式となり、内部のデータバス形式に変換されたAVデータ125になる。AVデータ125は、メモリ131とメモリコントローラー132によって構成されたAVデータの遅延手段130により、後述の遅延量の設定に基づき遅延させた後、AVデータ140に出力される。AVデータ140は、エラー訂正符号の付加やテープ変調処理を施す記録蓄積処理150によって磁気テープメディア151に記録される。DV規格の場合、AVデータはDV圧縮された形式であるため、圧縮伸張処理210によってデコード処理を施しモニターへ出力される。
【0025】
次に、本実施例における制御コマンドに関する処理経路を説明する。AV/Cコマンド規格によるコマンドは、IEC61883−1に規定されるFCPの手順に準じており、1394バス上を非同期パケット(Asyncronos packet)の形式で伝送される。コマンドの伝送手順は本発明に直接関係しないため詳細は省略するが、コマンド処理160にて受信を確認した後、制御部170に通知する。
【0026】
図2は、書き戻し動作の場合の遅延制御方法を、従来例記載のREC PAUSEコマンドからの処理について示したものである。本実施例におけるNLE動作200及びVTR動作220は従来例にて説明した動作と同様であるため、図1における制御部170の処理内容について詳しく説明する。S1において、NLEからのRECコマンドを受信した後、メモリコントローラ132を介して一時的に記憶されたAVデータを部分的に読み出すことによって確認し、その歩進状況、すなわち同期調整用のAVデータと有効なAVデータとの境界をS2にて確認する。歩進状況の確認手段については以降の実施例にて詳述する。歩進状況を確認した後、記録蓄積処理150より、現在のテープ走行状態を確認することによって記録開始タイミングを得る(S3)。この記録開始タイミングに一致するようにAVデータの遅延手段130の遅延量をS4にて設定することによって記録蓄積処理150における記録開始タイミングと有効AVデータの先頭フレーム位置を一致させることができる。
【0027】
図3は記録処理を停止する場合の制御タイミングについて示したものである。300は、NLEから出力されたAVデータ125を時系列にフレーム単位で示したものであり、310は、遅延後に出力されたAVデータ140を同じくフレーム単位で示したものである。本実施形態によれば、NLEがVTRの記録停止にかかるコマンド遅延として事前にSTOPコマンドを送信している場合の遅延量320とすると、AVデータの遅延手段130により遅延した遅延量330と、制御部170から記録蓄積処理150に記録停止を通知して記録処理を停止するまでにかかる遅延340を考慮して、記録停止指令までの遅延350を算出し記録蓄積処理150に記録停止指令を通知する。
【0028】
以上のように本実施の形態によれば、1394インターフェース121から出力されるAVデータ125をその歩進状況を判断して遅延させる手段を設けることによって、NLEが出力したAVデータから有効区間を判断して記録するため、記録開始及び終了を指示するコマンド送信タイミングのずれに影響されず正確なタイミングでの記録制御が実現できる。さらにこの特徴によって、VTR毎に異なる記録開始時の助走期間530や記録停止時のコマンド遅延540を、ユーザーが試行錯誤してNLEのパラメータ設定を実施する負担が大きく軽減される。
【0029】
なお、本実施の形態に置いてはDV規格のVTRとしたが、例えばDVCPRO規格など、その圧縮方式やVTR記録方式を限定するものではない。
【0030】
(実施の形態2)
図4は、実施の形態1におけるAVデータの遅延手段130のメモリマップを例として判りやすく示したものである。ここでは、525/60モード(NTSC方式)のDVデータのフレーム構造を示しており、ビデオデータの1フレーム分に相当するDV圧縮されたAVデータは、10個のDIF Sequenceより構成される。各DIF ブロックは80バイトのデータより構成され、各DIF Sequenceは150個のDIF ブロックより構成される。本実施の形態における前記歩進状況の確認方法として、ヘッダーブロックのTFを確認する例について説明する。図6はDV規格のヘッダーブロックの定義を示したものである。TF2は一般にビデオデータの有効性を示しており、このTF2をフレーム毎にメモリコントローラ132を介して読み出すことによって、NLEが出力したAVデータの有効部分を判断することができる。即ちNフレームまでのヘッダーブロック410におけるTF2=1であり、N+1フレーム目のヘッダーブロック420においてTF2=0となれば、N+1フレーム目から有効AVデータであるという具合に簡単な方法で歩進状況が判断できる。
【0031】
(実施の形態3)
次にタイムコード情報をフレーム毎に比較して歩進状況を判断する方法について説明する。図7は、525/60モードのTime Code Packの定義を示したものである。Time Code Packは図4におけるSubcodeブロック(430など)に格納されている。710は、タイムコードのフレーム桁の10の位を示し、720は、同フレーム桁の1の位を示している。
【0032】
このフレーム桁の動きをフレーム毎に実施の形態2同様に確認することによってNLEが出力したAVデータの有効部分を判断することができる。また、NLEが有効AVデータの先頭位置及び終了位置をAV/Cコマンドによって予め通知すれば、歩進状況の確認よりも簡単に記録開始及び終了タイミングを、タイムコードを確認する方法にて知ることが可能である。
【0033】
なお、以上の説明では、ヘッダーブロックのTFやタイムコードを確認する例で説明したが、その他のブロックのデータで確認することも考えられ、また、これら複数のデータを組み合わせて確認することも実施可能である。
【0034】
(実施の形態4)
次に、歩進状況をさらに容易に判断するために、例としてヘッダブロックの未定義位置に記録制御のための情報を追加した実施の形態について説明する。
【0035】
図8は、図6同様のヘッダブロックに記録制御のために1バイトの情報を追加する際の定義例を示したものである。
【0036】
810は、AVデータの有効部分を示すフラグであり、定義例を830に示す。820は、無効AVデータの送信区間(REC=0)においては、有効AVデータを送信するまでの時間経過をフレーム単位でデクリメントするTimerであり、有効AVデータの送信区間(REC=1)においては、有効データの送信終了(記録のエンド点)までの時間経過をフレーム単位でデクリメントするものとする。確認の手順は実施の形態2と同様であるが、Timer820を確認することによって、事前に記録制御のタイミングを得ることが可能となり、機器への実装が容易となる。
【0037】
なお、以上の説明では例としてヘッダーブロックに記録制御情報を定義し、その具体的定義方法について示したわけたが、この定義に限定するものではないことはいうまでもない。
【0038】
(実施の形態5)
次に、記録制御のための情報を追加する方法として、ビデオデータに記録開始点と終了点を示すデータを挿入する実施の形態について図9を用いて説明する。
【0039】
NLEにて編集したデータ900は、実際に書き戻すための有効AVデータである記録クリップ930と、次のフレームが記録スタートフレームを示す記録制御情報を埋め込んだフレーム940を含むスタートマーククリップ910と、前のフレームが記録終了フレームであること示す記録制御情報を埋め込んだフレーム950を含んだエンドマーククリップ920よりなる。記録制御情報の埋め込み方法を説明する。例えば、フレーム先頭のビデオデータを格納したDIFブロック440に格納するものとする。図10は、DV規格におけるビデオデータのDIFブロックの定義である。1010は、CBのマクロブロックにおけるAC成分の格納エリアであり、本実施の形態では、ランダムな固有データで構成したID領域1030(7バイト)と、スタートフレーム940であるかエンドフレーム950であるかの違いを示すS/E1040(1バイト)を定義する。実施の形態2と同様の確認手順により、マクロブロックの終わりを示すEOBとID領域をフレーム毎にチェックすることによって、スタートフレーム940及びエンドフレーム950を判別することが可能となり、有効AVデータである記録クリップ930だけをジャスト精度で記録できる。本実施の形態によれば、NLEの種類や機能に関わらず、本発明の効果を得ることが可能となる。
【0040】
なお、以上の説明では例として具体的に特定のビデオデータのDIFブロック位置や、記録制御情報の埋め込み位置や定義方法について示したわけたが、例えば、ID領域1030を多くのバイト数にするなど、その位置や方法を限定するものではない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ノンリニア編集システムからVTRに編集データを書き戻す処理において、RECコマンドやSTOPコマンドなどの記録するタイミングを制御するコマンドの送受信のタイミングのずれに影響されず、フレーム単位の高い編集精度で記録するディジタルVTRを提供できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディジタルVTRの構成図
【図2】本発明の実施の形態1における書き戻し動作の制御方法を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における記録処理を停止する場合の制御タイミングを示した図
【図4】本発明の実施の形態1におけるAVデータの遅延手段におけるメモリマップを示した図
【図5】従来のNLEとVTRの接続および制御手順を示した図
【図6】DV規格のヘッダブロックの定義を示した図
【図7】DV規格のTime Code Packの定義を示した図
【図8】ヘッダブロックに記録制御のための情報を追加する際の定義例を示した図
【図9】NLEにて記録制御情報を埋め込んで作成した編集データを示した図
【図10】DV規格のビデオデータのDIFブロックのマクロブロックの格納方法を示した図
【符号の説明】
100 NLE
110 1394バス
120 ディジタルVTR
121 1394インターフェース部
130 AVデータの遅延手段
150 記録蓄積処理部
170 遅延制御部
210 圧縮伸張処理部

Claims (4)

  1. 映像や音声のディジタルデータの記録装置であって、
    外部から前記ディジタルデータを入力するインターフェース手段と、
    前記ディジタルデータを記録蓄積する手段と、
    前記インターフェース手段と前記ディジタルデータを記録蓄積する手段との間に配置され、前記ディジタルデータを一時的に記憶し指定のタイミング後に前記記憶されたディジタルデータを読み出すことによって前記ディジタルデータを所定の遅延量を遅延させる手段と、
    前記インターフェース手段を介して外部から前記記録装置を制御する方法により記録開始を示すコマンドを受領した後に、入力中の前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段と、
    前記ディジタルデータを記録蓄積する手段が記録動作を始めるまでの時間遅延を判断して前記遅延量を調節する手段とを
    備えたことを特徴とする映像音声記録装置。
  2. 前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段は、前記ディジタルデータのビデオデータの1フレーム分に相当する処理単位毎に、特定の位置のディジタルデータと後続のフレームにおける同じ位置の前記ディジタルデータを比較することによって前記ディジタルデータの歩進状況を判断することを特徴とする請求項1記載の映像音声記録装置。
  3. 前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段は、DV規格で定められたディジタルデータの場合、前記ディジタルデータの補助データであるタイムコード情報をフレーム毎に比較して前記ディジタルデータの歩進状況を判断することを特徴とする請求項2記載の映像音声記録装置。
  4. 前記ディジタルデータの歩進状況を判断する手段は、前記ディジタルデータの所定の位置に記録するタイミングを示す記録制御データをフレーム毎に判断することによって前記ディジタルデータの歩進状況を判断することを特徴とする請求項1記載の映像音声記録装置。
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