JP3911781B2 - 姿勢制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は人工衛星、航空機や飛行船、気球などの飛翔体の飛翔時姿勢角度を制御する姿勢制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の姿勢制御装置を説明するための図であり、図において1は地球上空を飛翔する飛翔体、2は上記飛翔体1に搭載され、飛翔体の位置座標を示す信号を受信するアンテナ、3は上記アンテナ2で受信した信号を処理して位置座標を解析する航法衛星信号受信機、4は上記飛翔体1の姿勢角度を変更するスラスタやリアクションホイールなどの姿勢変更機、5は電波伝搬時間を利用して距離を測定するための電波を発生する、軌道上位置が既知の複数の航法衛星、7は地球、14は上記飛翔体1の姿勢角度を検出する地球センサやジャイロなどの角度検出機である。従来の姿勢制御装置では、航法衛星信号受信機3が、アンテナ2が受信した航法衛星5の発信する電波を解析してアンテナ2の位置座標を算出し、解析結果を姿勢変更機4に送信する。また角度検出機14は飛翔体の姿勢角度を測定し、予め計画された目標姿勢角度と測定した姿勢角度の差分を解析して解析結果を姿勢角度変更量として姿勢変更機4に送信する。姿勢変更機4は受信した姿勢角度変更量に応じて飛翔体1の姿勢を変更して、予め目標とする姿勢角度を維持して飛翔していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の姿勢制御装置の中で、角度検出機として地球センサを用いた姿勢制御装置においては、角度検出機の捉える地球の形状情報が、飛翔体の飛翔高度や飛翔位置に依存して変化したり、地球の楕円形状効果に依存して変化するので、十分精度の高い角度検出はできないため、飛翔体の地球指向ベクトルを十分精度よく制御することができないという課題があった。また角度検出機としてジャイロを用いた姿勢制御装置においては、短時間内の角度変化は十分正確に把握できるが、時間がたつと測定値がドリフトして、絶対値が把握できなくなるという課題があった。また地球と飛翔体の相対角度は精度よく把握できないという課題があった。このため従来の姿勢制御装置においては、飛翔体の指向方向ベクトルを精度よく制御するために、地上の基準点を用いた補正を施したり、地球から飛翔体の位置を観測して衛星姿勢情報を補正するなどの別の手段を併用しなければならないという課題があった。
【0004】
この発明による姿勢制御装置は上記のような課題を解決するためになされたものであり、飛翔体の指向方向ベクトルが地球に固定された単一の座標系上において起点とベクトルが決定し、かつ指向目標に対するベクトルも同様に単一の座標系上において起点とベクトルが決定することにより精度の高い姿勢制御を実現可能な姿勢制御装置を提供する。また角度検出機を使用しないで姿勢角度を把握できる姿勢制御装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明による姿勢制御装置は地球上空を飛翔する飛翔体、上記飛翔体に搭載され、飛翔体の位置座標を示す信号を受信するアンテナ、上記アンテナで受信した信号を処理して位置座標を解析する航法衛星信号受信機、上記航法衛星信号受信機から衛星位置情報と姿勢角度変更情報を受信し、上記飛翔体の姿勢角度を変更する姿勢変更機、及び電波伝搬時間を利用して距離を測定するための電波を発生する軌道上位置が既知の複数の航法衛星とにより構成し、かつ上記アンテナとして上記飛翔体上の異なる位置に固定された3式のアンテナを具備し、かつ上記航法衛星信号受信機は航法衛星の採用する地心を原点とする座標系に基づき3式のアンテナそれぞれの位置座標を解析し、3式のアンテナの相対位置関係に基づき飛翔体の地球指向方向ベクトルを解析し、飛翔体の地球指向方向ベクトルと飛翔体から地心へのベクトルとの相対角度差を解析して姿勢変更機に入力し、飛翔体の地球指向方向ベクトルが地心方向と一致するように動作する姿勢変更機を具備したものである。
【0006】
また第2の発明による姿勢制御装置は地球上空を飛翔する飛翔体、上記飛翔体に搭載され、飛翔体の位置座標を示す信号を受信するアンテナ、上記アンテナで受信した信号を処理して位置座標を解析する航法衛星信号受信機、上記航法衛星信号受信機から衛星位置情報と姿勢角度変更情報を受信し、上記飛翔体の姿勢角度を変更する姿勢変更機、及び電波伝搬時間を利用して距離を測定するための電波を発生する軌道上位置が既知の複数の航法衛星とにより構成され、かつ上記飛翔体の地球指向ベクトルを指向させる指向目標と、航法衛星の採用する地心を原点とする座標系に基づき上記指向目標の位置座標を記述した位置座標データベースを具備し、かつ上記アンテナとして上記飛翔体上の異なる位置に固定された3式のアンテナを具備し、かつ上記航法衛星信号受信機は上記座標系に基づき3式のアンテナそれぞれの位置座標を解析し、3式のアンテナの相対位置関係に基づき飛翔体の指向方向ベクトルを解析し、飛翔体の地球指向方向ベクトルと飛翔体から上記指向目標へのベクトルとの相対角度差を解析して姿勢変更機に入力し、飛翔体の指向方向ベクトルが指向目標と一致するように動作する姿勢変更機を具備したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す構成図であり、図において1は地球上空を飛翔する飛翔体、2aは上記飛翔体1に搭載され、飛翔体1の位置座標を示す信号を受信する第1のアンテナ、2bは上記飛翔体1上で上記第1のアンテナ2aとは異なる位置に搭載され、飛翔体1の位置座標を示す信号を受信する第2のアンテナ、2cは上記飛翔体1上で上記第1のアンテナ2a及び第2のアンテナ2bとは異なる位置に搭載され、飛翔体1の位置座標を示す信号を受信する第3のアンテナ、3は上記第1のアンテナ2a、第2のアンテナ2b及び第3のアンテナ2cで受信した信号を処理して位置座標を解析する航法衛星信号受信機、4は上記航法衛星信号受信機3から姿勢角度変更情報を受信し、上記飛翔体1の姿勢角度を変更するスラスタやリアクションホイールなどの姿勢変更機、5は電波伝搬時間を利用して距離を測定するための電波を発生する軌道上位置が既知の複数の航法衛星、7は地球、8は地球の重力中心としての地心、9は上記飛翔体1の基準軸が地球7を指向する方向を示す地球指向ベクトルをそれぞれ示す。図において第1のアンテナ2a、第2のアンテナ2b及び第3のアンテナ2cはそれぞれ異なる位置に固定されているので、航法衛星5の採用する座標系における3点の位置座標として上記航法衛星信号受信機3によって上記3式のアンテナの位置座標を解析することにより3式のアンテナの位置座標が決定できる。また飛翔体1の基準軸としての地球指向ベクトル9の具体例としては、例えば飛翔体1の構造体の地球指向面側パネルの法線方向ベクトルと平行で、飛翔体の重心位置を起点とするベクトルなどを設定すればよい。第1のアンテナ2a、第2のアンテナ2b及び第3のアンテナ2cと、飛翔体1の重心位置及び地球指向ベクトル9の相対位置関係は予め測定しておくことができるので、3式のアンテナの配置される3点の位置座標が既知になることにより、飛翔体1の重心位置及び地球指向ベクトル9の方向が決定し、また飛翔体1の姿勢角度が決定される。また姿勢変更機は上記衛星信号受信機3で解析した3式のアンテナの位置座標に基づく地球指向ベクトル9の方向と、飛翔体1の重心から地心8へのベクトルの方向との差分を解析した結果により飛翔体1の姿勢角度を変更するので、飛翔体1は常に地球指向ベクトル9が地心8の方向を向くように制御されることになる。
【0008】
次に地球指向ベクトル9が地心8の方向を指向するための姿勢変更機4の必要姿勢角度変更量を決定する方法について図2を用いて説明する。図において2aは第1のアンテナ、2bは第2のアンテナ、2cは第3のアンテナでありその設定条件は図1と同様である。また7は地球、8は地心、9は飛翔体の基準軸が地球7を指向する方向を示す地球指向ベクトル、10は飛翔体の飛翔方向を示す飛翔方向ベクトル、15は航法衛星の採用する地心を原点とする座標系、16aは飛翔方向ベクトル10を回転軸として地球指向ベクトル9が地心方向ベクトルとなす第1の姿勢変更角度、16bは第1のアンテナ2aから第3のアンテナ2cを指向するベクトルを回転軸として地球指向ベクトル9が地心方向ベクトルとなす第2の姿勢変更角度をそれぞれ示す。この図では第1のアンテナ2aが地球指向ベクトル9の起点と一致し、第1のアンテナ2aから第2のアンテナ2bを指向する方向ベクトルを飛翔方向ベクトル10と一致させ、かつ第1のアンテナ2aから第3のアンテナ2cを指向する方向ベクトルが地球指向ベクトル9及び飛翔方向ベクトル10と直交するように配置された例を示している。図に示す如く第1のアンテナ2aから地心8に向けた方向ベクトルと地球指向ベクトル9が食い違う場合には、そのずれ量は飛翔方向ベクトル10に対する回転角度φ及び第1のアンテナ2aから第3のアンテナ2cを指向する方向ベクトルに対する回転角度θとして一意に決定され、上記φを第1の姿勢変更角度16aとし、上記θを第2の姿勢変更角度16bとして姿勢変更機を動作させれば、この地球指向ベクトル9は地心8の方向と一致するように飛翔体1は姿勢制御されることになる。なおここでは図示していないが、地球指向ベクトル9に対する回転角度を制御することも可能なことはいうまでもない。またここでは第1のアンテナ2aから第2のアンテナ2bを指向する方向ベクトルを飛翔方向ベクトル10と一致させた場合の例を示したが、第1のアンテナ2a、第2のアンテナ2b及び第3のアンテナ2cの配置と飛翔体の進行方向ベクトルが上記と異なる関係であっても、特定の座標系における位置座標既知の3点の解析が可能なので同様に動作できることは言うまでもない。
【0009】
次に航法衛星信号受信機における処理について図3を用いて説明する。図において2aは第1のアンテナ、2bは第2のアンテナ、2cは第3のアンテナ、3は航法衛星信号受信機、4は姿勢変更機、8は地心、s1は飛翔方向ベクトルを解析する処理1、s2は指向目標ベクトルを算出する処理2、s3は地球指向ベクトルを解析する処理3、s4は姿勢角変更量を算出する処理4を示す。図は航法衛星の採用する座標系において、第1のアンテナ2aが位置座標(x1,y1,z1)に、第2のアンテナ2bが位置座標(x2,y2,z2)に、第3のアンテナ2cが位置座標(x3,y3,z3)にそれぞれ位置する場合の処理について示したものであり、航法衛星信号受信機3が第1のアンテナ2aから受信した信号を解析すると、x1,y1及びz1を数値化できる。同様にして航法衛星信号受信機3が第2のアンテナ2bから受信した信号を解析すると、x2,y2及びz2を、第3のアンテナ2cから受信した信号を解析すると、x3,y3及びz3をそれぞれ数値化できる。3式のアンテナの配置が図2と同様で、第1のアンテナ2aから第2のアンテナ2bを指向する方向ベクトルが飛翔方向ベクトルと一致している場合には、処理1として第1のアンテナ2aの信号を解析したx1,y1及びz1と、第2のアンテナ2bの信号を解析したx2,y2及びz2とを差分評価することにより飛翔方向ベクトルを算出できる。また処理2として第1のアンテナ2aの信号を解析したx1,y1及びz1と、第2のアンテナ2bの信号を解析したx2,y2及びz2、及び第3のアンテナ2cの信号を解析したx3,y3及びz3を解析すると地球指向ベクトルを算出できる。一方地心8の位置座標は航法衛星の採用する座標系の原点と一致しているので、位置座標(0,0,0)であるから、第1のアンテナ2aが地球指向ベクトルの起点位置となる場合は、処理3として第1のアンテナ2aの位置座標(x1,y,z1)と地心8の位置座標(0,0,0)を差分評価すれば、姿勢制御すべき目標方向を示すところの指向目標ベクトルが算出できる。次に処理4として地球指向ベクトルと指向目標ベクトルの差分評価をすれば、目標とすべき姿勢角度と現在の姿勢角度とのずれ量を示すところの姿勢角変更量(Δφ、Δθ、Δλ)が算出できる。この値を姿勢変更機4に送信し、姿勢変更機4を動作させれば、目標とすべき姿勢角度と現在の姿勢角度が一致するよう制御されるので、飛翔体1の地球指向ベクトルが地心8の方向を指向するように制御されることになる。なお第1のアンテナ2a、第2のアンテナ2b及び第3のアンテナ2cの配置と飛翔体1の進行方向ベクトルが上記と異なる関係であっても、特定の座標系における位置座標既知の3点の解析が可能なので同様に動作できることは言うまでもない。
【0010】
次に航法衛星を用いて飛翔体の位置を精度よく決定する方法について図4を用いて説明する。図において1は飛翔体、5aは第1の航法衛星、5bは第2の航法衛星、5cは第3の航法衛星、5dは第4の航法衛星、7は地球、9は地球指向ベクトル、10は飛翔方向ベクトル、11は飛翔体の軌道、12は航法衛星の軌道である。航法衛星の任意の瞬間の飛翔位置は、航法衛星の採用する座標系における位置座標として把握されている。そこで飛翔体1において第1の航法衛星5a、第2の航法衛星5b、及び第3の航法衛星5cからの電波が到達する時間を計測することにより飛翔体1の位置座標も精度よく測定できる。更に第4の航法衛星5dからの情報を併用することにより、軌道伝搬に伴う時刻誤差を補正できるので、更に精度のよい測定が可能となる。
【0011】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2を示す構成図であり、図において1から5及び7と9は図1と同様である。6は地球上の各地の場所を航法衛星5の採用する座標系における位置座標として記録している位置座標データベース、13は飛翔体1の地球指向ベクトル9を指向させたい指向目標である。実施の形態1では地球指向ベクトル9が座標系の原点である地心を指向するように構成したのに対して、実施の形態2は指向目標13の位置座標を予め位置座標データベース6に登録しておき、航法衛星受信機の中で解析することにより地球指向ベクトル9が任意の地点を指向するように構成したものである。
【0012】
次に航法衛星信号受信機における処理について図6を用いて説明する。図において2aから4、及びs1からs4は図3と同様であり、6は位置座標データベース、13は指向目標である。図において指向目標13を決めると、その位置座標が予め登録された位置座標データベース6により検索されて、位置座標(X0,Y0,Z0)として把握され、航法衛星受信機3に入力される。第1のアンテナ2aが地球指向ベクトルの起点位置となる場合は、処理2として第1のアンテナ2aの位置座標(x1,y1,z1)と指向目標13の位置座標(X0,Y0,Z0)を差分評価すれば、姿勢制御すべき目標方向を示すところの指向目標ベクトルが算出できる。次に処理4として地球指向ベクトルと指向目標ベクトルの差分評価をすれば、目標とすべき姿勢角度と現在の姿勢角度とのずれ量を示すところの姿勢角変更量(Δφ、Δθ、Δλ)が算出できる。この値を姿勢変更機4に送信し、姿勢変更機4を動作させれば、目標とすべき姿勢角度と現在の姿勢角度が一致するよう制御されるので、飛翔体1の地球指向ベクトルが指向目標13の方向を指向するように制御されることになる。その他の動作は実施の形態1と同様である。
【0013】
【発明の効果】
第1の発明によれば、飛翔体の指向方向ベクトルが地球に固定された単一の座標系上において起点とベクトルが決定し、かつ指向目標に対するベクトルも同様に単一の座標系上において起点とベクトルが決定するので精度の高い姿勢制御を実現可能となるという効果がある。また角度検出機を使用せずに姿勢角度を把握できるという効果がある。
【0014】
第2の発明によれば、飛翔体の指向方向ベクトルが地球に固定された単一の座標系上において起点とベクトルが決定し、かつ指向目標に対するベクトルも同様に単一の座標系上において起点とベクトルが決定するので精度の高い姿勢制御を実現可能となるという効果がある。また角度検出機を使用せずに姿勢角度を把握できるという効果があるという点は第1の発明と同様であるが、更に任意の点を指向目標とした姿勢制御が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による監視装置の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】 この発明による監視装置において姿勢角度変更量を決定する方法を示す図である。
【図3】 この発明による監視装置の実施の形態1における航法衛星受信機の処理を示す図である。
【図4】 この発明による監視装置において精度よく位置座標を決定する方法を示す図である。
【図5】 この発明による監視装置の実施の形態2を示す構成図である。
【図6】 この発明による監視装置の実施の形態2における航法衛星受信機の処理を示す図である。
【図7】 従来の監視装置を示す図である。
【符号の説明】
1 飛翔体、2 アンテナ、3 航法衛星信号受信機、4 姿勢変更機、5 航法衛星、6 位置座標データベース、7 地球、8 地心、9 地球指向ベクトル、10 飛翔方向ベクトル、11 飛翔体の軌道、12 航法衛星の軌道、13 指向目標、14 角度検出機、15 座標系、16 姿勢変更角度。
Claims (2)
- 地球上空を飛翔する飛翔体に搭載され、電波伝搬時間を利用して距離を測定するための電波を発生する、軌道上位置が既知の複数の航法衛星から上記飛翔体の位置座標を示す信号を受信するアンテナ、上記アンテナで受信した信号を処理して位置座標を解析する航法衛星信号受信機、上記航法衛星信号受信機から衛星位置情報と姿勢角度変更情報を受信し、上記飛翔体の姿勢角度を変更する姿勢変更機とにより構成される姿勢制御装置において、
上記アンテナとして上記飛翔体上の互いに異なる位置に固定された3式のアンテナを具備し、
かつ上記航法衛星信号受信機は航法衛星の採用する地心を原点とする座標系に基づき上記3式のアンテナそれぞれの位置座標を解析し、上記3式のアンテナの位置座標に基き一意に定まる飛翔体の地球指向方向ベクトルを解析し、
かつ上記航法衛星信号受信機は、上記座標系と同一の座標系における上記3式のアンテナそれぞれの位置座標の少なくとも1式の上記位置座標と上記地心の位置座標に基づき、飛しょう体から地心へのベクトルを算出し、飛翔体の地球指向方向ベクトルと上記飛翔体から地心へのベクトルとの差分を算出し上記姿勢変更機に入力させる手段を有し、
さらに上記姿勢変更機は、上記差分を用いて上記飛翔体の地球指向方向ベクトルが上記地心への方向と一致するように飛翔体の姿勢角度を変更する手段を有することを特徴とする姿勢制御装置。 - 地球上空を飛翔する飛翔体に搭載され、電波伝搬時間を利用して距離を測定するための電波を発生する、軌道上位置が既知の複数の航法衛星から上記飛翔体の位置座標を示す信号を受信するアンテナ、上記アンテナで受信した信号を処理して位置座標を解析する航法衛星信号受信機、上記航法衛星信号受信機から衛星位置情報と姿勢角度変更情報を受信し、上記飛翔体の姿勢角度を変更する姿勢変更機とにより構成される姿勢制御装置において、
上記飛翔体を指向させる目標である指向目標と、航法衛星の採用する地心を原点とする座標系に基づき上記指向目標の位置座標を記述した位置座標データベースを具備し、
かつ上記アンテナとして上記飛翔体上の互いに異なる位置に固定された3式のアンテナを具備し、
かつ上記航法衛星信号受信機は上記座標系と同一の座標系に基づき上記3式のアンテナそれぞれの位置座標を解析し、上記3式のアンテナの位置座標に基き一意に定まる飛翔体の地球指向方向ベクトルを解析し、
上記航法衛星信号受信機は、前記座標系と同一の座標系における上記3式のアンテナそれぞれの位置座標の少なくとも1式の上記位置座標と上記指向目標の位置座標に基づき、飛しょう体から上記指向目標へのベクトルを算出し、
飛翔体の地球指向方向ベクトルと上記飛翔体から上記指向目標へのベクトルとの差分を算出し上記姿勢変更機に入力させる手段を有し、さらに上記姿勢変更機は、上記差分を用いて上記飛翔体の指向方向ベクトルが上記指向目標への方向と一致するように飛翔体の姿勢角度を変更する手段を有することを特徴とする姿勢制御装置。
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