JP3910632B2 - 遠距離通信システム内の遠距離通信ネットワーク範囲を拡大するための方法ならびに構成 - Google Patents

遠距離通信システム内の遠距離通信ネットワーク範囲を拡大するための方法ならびに構成 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は互いに異なる指定標準を有するいわゆるサービスネットワークと呼ばれる、少なくとも2つの遠距離通信ネットワークの範囲を拡大するための構成ならびに方法に関する。
背景技術
遠距離通信システムでの機動性に対する需要が増大するに伴い、電話ネットワークが地理的に大きな領域をカバーすることが要求される。電話ネットワークの地理的な範囲を拡大するための自然な解決策は、ネットワークを拡張する事である。その拡張は指定されたネットワーク標準に適合するように最適化される。欧州特許明細書0 602 857は電話ネットワークの範囲を拡大するための別の解決方法を開示している。この明細書は固定電話ネットワーク内のサービスに、移動体電話ネットワーク内の移動体装置から如何にして透過的に接続出来るかを記述している。この刊行物によれば、移動体から外部へ出る全ての呼は最初に固定電話ネットワーク内のプログラム装置へ回送または転送される。この呼は続いてそれがあたかもプログラム装置から設定されたかの様に取り扱われ、固定ネットワークのサービスへのアクセスが与えられる。別の解決策が国際特許明細書WO94/13112に開示されており、これは無線基盤のアクセスを地上基盤の遠距離通信システムに供給するための方法を示している。先に述べた明細書は指定信号標準を有する電話ネットワークを拡張して、より広い地理的領域をカバーするための解決方法を教えている。もしもこれらの刊行物に示されている解決策が、相互に異なる指定標準を有するいくつかのネットワークのカバー領域を拡大するために適用されるとなると、個々のネットワーク所有者に対する総コストは膨大なものとなるであろう。米国特許明細書US5,303,286はセルラネットワークと統合されているPCNシステム(パーソナル通信ネットワーク)を含む遠距離通信システムを開示している。PCNシステムはセルラネットワークの一部であり、PCNシステムの負荷が非常に重くなるとセルラシステム内のある周波数をPCNシステムの中で使用者を割り振ることができる。この遠距離通信システムはまた、地上基盤ネットワーク部も含み、これは信号をPCN使用者からPCNシステムへセルラネットワーク経由で送信することが可能であり、セルラネットワークが無線アクセスの中で使用されているにも関わらずあたかもPCNシステムの使用者がPCNネットワーク内に存在するかのように認識されるごとく行われる。2つのシステムにはセルラネットワークから接続することが出来る。両システムへのアクセスを行うために共通の無線装置が使用される。米国特許明細書の中で提案されている解決策は、複雑でかつシステムの柔軟性を提供することに失敗しており、また含まれている2つのシステムに対して特別に適合されている標準無線インタフェースを必要とする。異なる型式の指定信号標準を有するサービスネットワークを更に追加する場合は、既に実施されているものに加えて更なる適応化を必要とし、この解決策を更に複雑なものとする。
発明の開示
互いに異なる指定標準を有するいくつかの遠距離通信ネットワークの地理的なカバー領域を拡大する際の問題は、各々個別のネットワークを拡張する際にネットワーク所有者に課せられるコストにある。いわゆるサービスネットワークと呼ばれる、遠距離通信ネットワークを最適化するための努力は事実上、相互に異なる指定標準を有するいくつかの遠距離通信ネットワークに対して共通の遠距離通信ネットワークを使用するという、心理的な障害との戦いであったといって過言ではない。指定ネットワーク標準は、前記ネットワーク内で通信する際にネットワークで使用されるシグナリングプロトコルとして定義され、すなわちネットワーク内の”言語”シグナリングノードが互いに通信を行うために使用される。ネットワークの地理的カバー領域を拡大する際に直面する別の問題は、共通ネットワーク内の加入者に対して共通インタフェースが必要であると言う点である。共通ネットワーク加入者は地上基盤サービスネットワークと無線基盤サービスネットワークの両方に属するはずである。
この問題は本発明によれば、それらのサービスネットワークを共通無線基盤ユニバーサルネットワークに接続することで解決されている。ユニバーサルネットワークはアクセスネットワーク部と転送ネットワーク部とを含む。本発明によれば、透過シグナリング接続が必要な場合、最初にいわゆる信号キャリアがアクセスネットワークを通して前記アクセスネットワーク内の無線装置と、そこに無線装置が属するサービスネットワーク、いわゆる無線装置本拠ネットワークとの間に確立される。これにより無線装置と本拠ネットワークとの間の通信が可能となり、これは本拠ネットワーク内で使用されているのと同一の指定シグナリング標準で実行される。無線装置はアクセス部を含み、これはアクセスネットワークとの無線接続を経由して、アクセスネットワークを通して本拠ネットワークへの透過接続の確立を処理する。無線装置はまたサービス部を含み、これは希望するシグナリングメッセージを透過接続を経由して送受信することが可能である。この点に関して、サービス部は本拠ネットワーク内で使用されている標準と同一の指定シグナリング標準に基づいて信号の受信および送信を行う。従って本発明によれば、最初に信号キャリアがアクセスネットワークを経由して、無線装置のアクセス部と前記装置の本拠ネットワークとの間に確立される。次にメッセージがアクセスネットワークを通して信号キャリア経由でサービス部と本拠ネットワークとの間で透過的に輸送出来る。
無線装置と本拠ネットワークとの間のシグナリングの際に、透過データキャリアが先に説明した輸送ネットワークを通して要求に応じて確立出来る。次にデータをサービス部とその無線装置の本拠ネットワークとの間で、その本拠ネットワーク内で使用されているのと同一の通信レートまたは速度で通信することが出来る。音響データ(音声)およびビデオデータは異なるサービスネットワーク内で異なる通信レートを有するデータ情報の例である。
本発明の1つの目的は異なるサービスネットワークの地理的範囲を拡張することである。
この目的は異なる指定標準を有するサービスネットワークに対して共通のアクセスネットワークを使用することで実現できる。この目的はまた、異なる指定標準を有するサービスネットワークに対して共通の輸送ネットワークを使用することで実現できる。
本発明の別の目的はユニバーサルネットワーク内に配置されている使用者に対する柔軟性を強化することである。この目的は本発明によればアクセスおよび輸送ネットワークに無線通信機能を具備させることで実現されている。
本発明の別の目的はアクセスネットワークを通して信号キャリアを確立し、アクセスネットワーク内に配置されサービスネットワークの1つ、いわゆる本拠ネットワークの中の本拠地加入者として登録される無線装置が、本拠ネットワークと該本拠ネットワークの指定シグナリング標準の助けを借りて通信出来るようにすることである。
本発明の更に別の目的は、要求時にデータキャリアを輸送ネットワークを通して確立し、無線装置が本拠ネットワークの指定データ通信レートでデータ通信が行えるようにすることである。
本発明でもたらされる1つの重要な特長は、異なるサービスネットワークに所属する加入者に関して機動性と柔軟性の強化が得られる点にある。
本発明でもたらされる別の特長は、機動性と柔軟性を増すための強化に掛かるコストが、各々のサービスネットワーク毎に拡張する場合に掛かるコストに比較して少ない点にある。
次に本発明を例として示す実施例および添付図を参照して詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
図1は複数のサービスネットワークに接続されたアクセスネットワークの俯瞰図。
図2は第7シグナリング用OSIモデルの原理を図式的に示す。
図3は遠距離通信システムのブロック図であり、信号およびデータキャリアに印が付けられている。
図4は異なる指定標準を有する2つのサービスネットワークに接続されたアクセスネットワークの概要図。
図5はGSMネットワークに属しアクセスネットワーク内に配置されている無線装置を登録するための1つの方法に於けるシグナリングを図示する。
図6は図5に示すシグナリングを図示する流れ図。
図7はPSTNネットワークに属しアクセスネットワーク内に配置されている無線装置に別の呼を設定する際に実行されるシグナリングを図示する。
図8は図7に示されるシグナリング処理手順を図示する流れ図。
好ましい実施例の説明
図1は遠距離通信システムTSを図示し、これはユニバーサル移動体電話ネットワークUMTSを含む。このユニバーサル移動体電話ネットワークUMTSはアクセスネットワークACCと輸送ネットワークTRNとを含む。アクセスネットワークACCおよび輸送ネットワークTRNは共に図1内に共通の記号で示されている。この輸送ネットワークTRNは後ほど更に詳しく説明する。アクセスネットワークACCは複数の基地局BS1およびBS2を含み各々1つの地理的領域、それぞれいわゆるセルC1およびC2を無線信号でカバーしている。図1はアクセスネットワークACC内に配置されている僅かの基地局BS1,BS2を示すのみである。基地局BS1およびBS2は無線制御装置RNC2に接続されている。無線制御装置RNC2は接続されている基地局BS1,BS2相互間で信号を配信する。図1の遠距離通信システムTSは複数のサービスネットワークVOD,GSM,PSTNおよびINTERNETを含む。サービスネットワークVOD、これはビデオネットワーク(ビデオオンデマンド)であり例えばビデオ貸し出し業者によって使用され、ビデオフィルムからの信号をそのフィルムを借りる個人に対して、すなわち前記個人のテレビ機器TEに対して料金支払いに応じて輸送する。サービスネットワークGSMは移動体電話ネットワークであり、例えば音声信号をこの移動体電話ネットワーク内の加入者の移動体電話機器ME相互間で輸送するために使用される。サービスネットワークPSTNは公衆交換機電話ネットワークであり、公衆電話ネットワーク内の加入者の恒久的に接続された電話器PEへ音声信号を輸送するために使用される。サービスネットワークINTERNETは電子郵便をその郵便ネットワークの使用者のコンピュータ機器CE相互間で輸送するために使用される。指定ネットワーク標準が前記ネットワーク内での通信時にそのネットワークで使用されるシグナリングプロトコルで定義される、すなわち”言語”シグナリングノードがそのネットワーク内で互いに通信するために使用される。プロトコルの例はMAPおよびBSSAPであり、これらは共に移動体電話ネットワークGSM内で使用される。シグナリングプロトコルはそれぞれのネットワークの指定標準の中に詳細に記述されている。
遠距離通信ネットワークTS内の各々のサービスネットワークVOD,GSM,PSTNおよびINTERNETはアクセスネットワークACCに少なくとも1つの入力ポート01,P1,P2,P3,P4,Q1,R1を経由して接続されている。図示されている実施例によれば、アクセスネットワークACC内の無線制御装置RNC2は各々のサービスネットワークの少なくとも1つの入力ポート01,P1,Q1,R1に接続されている。遠距離通信システムTSは無線装置TU,GU,PUおよびCUを含みこれらはアクセスネットワークACCの無線カバー領域内に配置されている。各々の無線装置TU,GU,PU,CUはアクセスネットワークACC内の各々の基地局BS1,BS2と接続を確立できる。無線装置の1つと選択されたサービスネットワークとの間の信号輸送は、いわゆる信号キャリアの上で行われる。信号キャリアはデータを2つのシグナリングノード間で透過的に移動させる。アクセスネットワークACC内の異なるシグナリングノードの例は入力ポート01,P1,P2,P3,P4,Q1,R1,無線制御装置RNC2,基地局BS1,BS2および無線装置TU,GU,PU,CUである。
第一信号キャリアSC1が図1内にGSM型のサービスネットワークに接続された入力ポートP2と無線制御装置RNC2との間の鎖線で示されている。第二信号キャリアSC2が図1内に無線制御装置RNC2と携帯型無線装置GUとの間に基地局BS2を経由する鎖線で示されている。信号キャリアSC1およびSC2は後ほど更に詳細に説明する。無線装置TU,GU,PUおよびCUはアクセス部とサービス部とを含む。アクセス部はアクセスネットワークACCに属し、無線装置GUとアクセスネットワークACC内の無線制御装置RNC2との間の第二信号キャリアを確立するために必要なシグナリングを取り扱う。図示されている実施例の第二信号キャリアSC2の無線基盤部はCDMA基盤無線インタフェースで構成されている。このインタフェースは後ほど更に詳細に説明する。サービス部はサービスネットワークVOD,GSM,PSTNまたはINTERNETのいずれか1つに属し、そのサービスネットワークで指定された標準に従い、確立された信号キャリアSC1およびSC2経由で信号の受信および送信を行う。無線装置のアクセス部およびサービス部は後ほど更に詳細に説明する。
従って、本発明に基づけば少なくとも1つの信号キャリアがアクセスネットワークを通して、無線装置と前記装置の本拠ネットワークとの間に確立される。メッセージはその後その信号キャリア上をアクセスネットワークを通してサービス部とその無線装置の本拠ネットワークとの間を透過的に輸送される。
図2は信号キャリアの構成例を図示する。
図2はCCITT第7シグナリングシステム型の信号輸送システムを図示する。第7システムに基づくシグナリング、いわゆるC7シグナリングは当業分野で知れらており、CCITT青書第6巻、勧告Q.700に詳細に記述されている。以下にC7シグナリングの原理を、本発明の理解を助ける目的で簡単に説明する。信号キャリアは輸送機構MTPを含み、これは1つのメッセージを信頼性を保ちながら2つの指定されたシグナリングノード間で輸送する。そのメッセージは発信元ノード内の”ダウンパックされたか”?である。このメッセージは続いて物理リンク上を発信元ノードから宛先ノードへ輸送され、その中でのメッセージは”アップパックされたか”?である。このメッセージのダウンパック、輸送およびアップパックは輸送機構MTPの助けを借りて実行されるが、これは後ほど更に詳細に説明する。この輸送機構MTPはC7信号輸送システムの一部であり、ネットワーク通信に於ける1つの標準モデルであるいわゆるOSIモデルで表現される。OSIモデルの全体が図2aに図式的に示されており、見て分かるように全部で7つの層L7−L1を含む。下位の3層L3,L2,L1は先に述べたメッセージ輸送部MTPに対応し、これは図2bを参照して更に詳しく説明する。上位4層L7,L6,L5およびL4はサービスネットワークの指定シグナリング標準に対応する。先に述べた無線装置TU,PU,RLLおよびCUはサービスネットワークの標準に従ってメッセージを生成する装置の例である。OSIモデル内での層がより深くなると、その層は異なる指定標準を有する複数の異なるサービスネットワークで更に一般的に使用できるようになる。一方OSIモデル内で層がより高くなると、当該層は特定サービスネットワークに専用に適用されるようになる。MAP(移動体アプリケーション部)およびBSSAP(基地局システムアプリケーション部)、は共にGSMを意図しているが、これらは最上位層L7に属するプロトコルの例である。電話機使用者部TUP(電話機使用者部)はPSTN向けメッセージを生成し、これは上位2層L6およびL7に属し、使用者プロトコルの別の例である。図は最上位層に属するプロトコルの更に別の例、例えばISUP(統合サービスディジタルネットワーク使用者部)を示しており、これはISDN向けメッセージを生成する。
図2bは輸送機構MTPを示し、此処ではOSIモデル内の下位3層L1,L2およびL3で表現されている。メッセージDATAはサービスネットワークの指定シグナリング標準に基づいて生成される。例えばMAP型メッセージであるそのメッセージDATAは、図で>=4と印をされた上位層から第三層L3に配信される。この第三層L3はネットワーク層であってそのメッセージDATAを正しいシグナリングノードに分配し発信する。メッセージDATAはこの第三層内に、なかんずく発信元アドレスOPCと宛先アドレスDPCと一緒に配置される。第三層L3の内容は第二層L2へ送られる。第二層L2はその第三層の内容を信頼性高く輸送する責任を有する。第三層の内容は第二層内に、なかんずくチェック和CKと誤り訂正ビットCorrと共に配置される。次に第二層L2の内容が第一層L1に送られる。第一層L1はシグナリング輸送に必要なハードウェアを含む。第一層は第二層からのビット情報を正しい大きさおよび形状のパルスに変換する。これらのパルスはそれらの正しい宛先、物理シグナリングリンクへ輸送される。先に説明したように、これは下位三層L3,L2およびL1の助けを借りて、無線装置とサービスネットワークとの間に透過接続がユニバーサルネットワークを通して確立されているので実現できる。図2に示された信号キャリアは、考えられる信号キャリアの単に1つの例に過ぎない。
1つの実施例に基づけば、先に述べた第一信号キャリアSC1は、X.75型シグナリングシステムである、別の信号輸送システムの助けを借りて確立される。X.75システムに基づくシグナリングは当業分野で知られており、CCITT青書第8巻、勧告X.75に詳細に記述されている。本発明をより良く理解させることを意図して、X.75シグナリングシステムの原理を以下に簡単に説明する。X.75シグナリングは輸送装置を含み、この助けを借りてメッセージが2つのシグナリングノードの間で輸送される。輸送装置はパケット層、リンク層および物理層を含む。第一シグナリングノードから第二ノードへ移動されるべきメッセージはパケット層に配送される。パケット層はそのメッセージをX.75基盤ネットワーク内で輸送するために適したフォーマットに変換する。パケット層の内容はリンク層に配送される。このリンク層はパケット化されたメッセージを宛先シグナリングノードに信頼性高く輸送することを、中でもチェック和およびパリティービットを含めることで保証する。リンク層の内容は次に物理層に配送される。物理層は信号輸送に必要なハードウェアを含む。物理層は第二層からのビット情報を正しい大きさおよび形状の電気パルスに変換する。これらのパルスは物理リンク上のそれらの正しい宛先に輸送される。この様にして複数の層が互いに輸送機構を形成し、これはメッセージを信頼性高く正しいシグナリングノードに輸送する。最も基本的な形式として、メッセージはそれらの相互の順番が輸送機構には重要な意味を持たない複数のバイナリー文字を含む。メッセージの内容は輸送機構にとって重要ではないので、異なる信号標準を有するネットワーク内で生成されたメッセージをその輸送機構の助けを借りて輸送することが出来る。そのメッセージの内容は端末ポイントを構成する信号ノード、すなわち信号キャリアへ配送される前にそのメッセージが生成されたノードまたは信号キャリアから受信された後そのメッセージが読み出されかつ処理される信号ノードに到達するまで重要で無いかまたは意味を持たない。図1に示される第一信号キャリアSC1はGSMメッセージを透過的にGSM入力ポートP2と無線制御装置RNC2との間で輸送する。理解されるように第一信号キャリアSC1はアクセスネットワークACCを通る信号キャリアの一例に過ぎない。別の型式の信号キャリアを考慮することも可能であり、例えば先に説明したCCITT第7の信号キャリアでも構わない。
図1に示す無線制御装置RNS2と無線装置GUとの間の第二信号キャリアSC2は、この目的のために特に専用の論理チャンネルの助けを借りて、無線制御装置RNC2と無線装置GUとの間に確立される。この専用チャンネルは無線制御装置RNC2または無線装置GU、いずれかからの要求に応じて確立される。専用チャンネルの確立に続いて、信号輸送が前記チャンネル上で無線制御装置RNC2から無線装置GUへ、またはその逆方向のいずれかで実行出来る。この専用チャンネルはその解放要求がなされるまで、その無線制御装置と無線装置との間のシグナリング専用に残される。図示された実施例に於いて、無線装置GUと基地局BS2との間の第二信号キャリアSC2の空中基盤部は、CDMA基盤無線インタフェースを含む。この第二信号キャリアSC2の地上基盤部はCCITT青書第8巻、勧告X.25に記載のX.25システムに基づく信号キャリアである。第二信号キャリアを形成する上記部分はアクセスネットワークACC内で考えることの出来る信号キャリアの例に過ぎない。
図3は、図1を参照して先に説明したユニバーサルネットワークUMTSがGSM型サービスネットワーク、いわゆるGSMネットワークに接続されているブロック図である。2つのネットワークUMTSおよびGSMは相互に入力ポートP2を経由して接続されている。ユニバーサルネットワーク内のアクセスネットワークACCは携帯型無線装置GU、基地局BS2、無線制御装置RNC2および入力ポートP2の一部を含む。無線装置GUはGSMネットワーク内の本拠地装置、いわゆるGSM装置GUとして登録されている。GSM装置GUはアクセス部APGおよびサービス部SPGを含む。アクセス部APGはアクセスネットワークACCに属し先に述べたGSM装置GUと無線制御装置RNC2との間の信号キャリアSC2を確立するために必要なシグナリングを取り扱う。先に述べた第一信号キャリアSC1と第二信号キャリアSC2は図3の中でGSM装置GU、無線制御装置RNC2および入力ポートP2の間の太線で示されている。サービス部SPGはGSMネットワークに属しGSMネットワークの指定標準に基づいて、第一および第二信号キャリアSC1およびSC2経由で信号の送受信を行う。無線制御装置RNC2は無線資源装置RRRを含み、これはGSM装置GU内のアクセス部APGと共に無線制御装置RNC2とGSM装置GUとの間の第二信号キャリアSC2の確立、保守および解放を行う。無線制御装置RNC2は信号端末STERを含み、これは入力ポートP2内の信号端末STEPと共に、無線制御装置RNC2と入力ポートP2との間の第一信号キャリアSC1の確立、保守および解放を行う。信号端末STERおよびSTEPは先に述べたX.75システム内の輸送層(パケット、リンクおよび物理層)を生成する。無線制御装置RNC2は伝送装置TERを含み、これはメッセージを第一の確立された信号キャリアSC1から第二信号キャリアSC2へ、またはその逆方向へ移動させる。入力ポートP2はまた伝送装置TEPをも含み、これは第一の確立された信号キャリアSC1と、GSMネットワーク内で入力ポートP2とGSMネットワーク内の移動体サービス交換センタMSCとの間で確立されているGSMキャリアSCGSMとの間でメッセージを移動させる。このメッセージの輸送が図3の中で伝送装置TEPの上側に尖った先端を有する太い実線で印されている。1つの型式の信号キャリアから別の型式へのこのメッセージ輸送は従来型電話技術の一部を形成しており、例えばCCITT青書第8巻、勧告X.75の中に詳しく記述されている。簡単に説明すると、2つの信号キャリアSC1とSCGSMを確立する際に”ポインタ”が伝送装置TEP内に格納される。メッセージが第一信号キャリアSC1から到着する際にはGSM信号キャリアSCGSMが指示される。メッセージがGSM信号キャリアSCGSMから到着する際には第一信号キャリアSC1が指示される。先に述べたようにそれに基づいてメッセージが生成された指定標準は、信号キャリアがメッセージを透過的に輸送または伝送し、かつメッセージがシグナリングノードに到着した時点で1つのキャリアから別のキャリアへ伝送する事にのみ責任を有している場合は、信号キャリアにとって重要では無い。入力ポートP2はメッセージ輸送装置MTPPを含み、これは第7シグナリングの助けを借りてGSM信号キャリアSCGSMの確立、保守および解放を取り扱う。移動体交換センタMSCはメッセージ輸送装置MTPMを含み、これは入力ポートP2のメッセージ輸送装置MTPPと共にGSM信号キャリアSCGSMを処理する。移動体サービス交換センタMSCはシグナリングノードSPMを含み、これはGSMネットワーク内の指定標準に基づきメッセージを生成する。先に述べたBSSAPプロトコルはこの様な標準の一例である。図示された事例に於いて、シグナリングノードSPMはGSMネットワークの中でGSMネットワークとGSM装置GUとの間で輸送されるBSSAPメッセージに関する開始点または終端点である。GSM装置GU内のサービス部SPGはBSSAPメッセージの輸送に関する別の開始点または終端点を形成する。このBSSAPメッセージはGSMネットワーク内でGSM信号キャリアSCGSM経由で輸送される。入力ポート内の伝送装置TEPの助けを借りて、BSSAPメッセージはGSM信号キャリアSCGSMから、X.75型である第一信号キャリアSC1へ輸送される。BSSAPメッセージは第一信号キャリアSC1経由で輸送され、無線制御装置RNC2内で受信される。無線装置内で受信された後、BSSAPメッセージは第一信号キャリアSC1から、X.25の地上基盤部を含む第二信号キャリアSC2へ、無線制御装置のアクセスネットワーク内の伝送装置TERの助けを借りて伝送される。このメッセージは無線制御装置からGSM装置GUへ基地局BS2経由で輸送される。従ってBSSAPメッセージは移動体サービス交換センタMSCからGSM信号キャリア経由でアクセスネットワークを通してGSM装置GUへ、第一信号キャリアSC1および第二信号キャリアSC2を介して透過的に輸送される。アクセスネットワークを通して無線装置TU,GU,PU,CUとそれらのそれぞれの本拠ネットワークVOD,GSM,PSTN,INTERNETとの間でシグナリングを実行する際の種々のシグナリング処理手順を別の実施例を参照して更に詳しく説明する。先に説明した信号キャリアSC1,SC2およびSCGSMは先に述べたテキスト内の仕様の中に詳しく規定されている。しかしながら当業者には容易に理解されるように、メッセージを異なる型式の信号キャリアの助けを借りてアクセスネットワークを通して透過的に輸送する事が可能であり、また異なる指定標準に基づいて生成された信号を前記信号キャリアを経由して透過的に輸送することが出来る。
アクセスネットワークACCを図示することに加えて、図3はまた輸送ネットワークTRNをも示している。アクセスネットワークと同様、輸送ネットワークTRNはGSM装置GU、基地局BS2、無線制御装置RNC2および入力ポートP2の一部を含む。輸送ネットワークTRNは入力ポートP2と基地局BS2との間に地上基盤部ATMを含み、当該部は図示された事例ではATM型式である。輸送ネットワークTRNはまた基地局BS2と無線装置との間に空中搬送部CDMAを含み、これは図示された事例ではCDMA型式である。データは輸送ネットワークTRN内のデータキャリア経由で、原理的に先に述べた信号輸送と同様の方法で輸送される。輸送ネットワークはまた先に説明した信号キャリアSC1,SC2およびSCGSMを確立する際に必要なAPG,RRR,STER,STEP,MTPPおよびMTPMに相当する機器も含む。しかしながらこれらの機器は図3には示されていない。地上基盤ATM部は第一データキャリアDC1を入力ポートP2と無線制御装置RNC2との間に、また第二データキャリアDC2の第一部を無線制御装置RNC2と基地局BS2との間に含む。先に述べたように基地局BS2とGSM装置GUとの間の第二データキャリアDC2の第二部は空中基盤でありCDMA型式である。データキャリアは図3の中で中抜きの太線で示されている。1つのデータキャリアからもう一方へデータが輸送される原理は、異なる信号キャリア間での輸送を参照して先に説明したものと同様である。第一データキャリアDC1とGSMデータキャリアDSGSMがGSMネットワーク内に確立されるのと同時にポインタが伝送装置TEPの中に格納される。例えばデータパケットが第一データキャリアDC1から到着すると、ポインタはGSM信号キャリアDCGSMを指し、データがGSM信号キャリアから到着するとポインタは第一データキャリアを指示する。この伝送に関してはATMフォーラム(版1.0、1993年9月)のB−ICI仕様の中に詳しく記述されている。ATMネットワークはデータを要求されたレートまたは速度で伝送することを可能とする。ATMネットワークは当業分野で良く知られておりまたATMフォーラムのB−ICI,AALおよびUNI仕様の中に詳細に記述されている。ATMネットワークと同様、SDMAネットワークは可変通信レートまたは速度でのデータ通信を可能とする。可変データ通信レートを具備したCDMAネットワークに関する報告書がIEEE発行の通信特集”CDMAネットワーク”の中にファイルされている。この報告書は可変データ通信レートを有するCDMAシステムを開示している。先に説明したGSM装置GUと基地局BS2との間のシグナリングに特化した専用チャンネルに加えて、GSM装置GUと基地局BS2との間のデータ通信用の専用チャンネルを割り当てることも可能である。ATMネットワークおよびCDMAネットワークはデータを広範なスペクトルの中で通信することを可能とする。2つのネットワークは広い周波数範囲でデータを通信する事、すなわち可変レートでのデータ通信を可能とする。異なる通信レートでのキャリアサービスの例は:
*狭帯域:0から64kビット/秒
*中帯域:63kビット/秒から2Mビット/秒
*広帯域:2Mビット/秒から155Mビット/秒、である。
異なるデータ通信の例は:
−音声、これは通常狭帯域を使用する。
−低速度データ、これは通常中帯域を使用する。
−Lan、これは通常中帯域を使用する。
−マルチメディアメール、これは通常中帯域を使用する。
−オーディオ、これは通常中帯域を使用する。
−ビデオ、これは通常中帯域を使用する。
ATMネットワークおよびCDMAネットワークは本発明を実施することの出来る異なるネットワークの例として示しているに過ぎない。
図4は先に図1および図3を参照して説明したアクセスネットワークACCを図示する。アクセスネットワークACCは、いわゆる検索領域と呼ばれるLA1,LA2,LA3およびLA4の様なロケーション領域を含み、その各々は複数のセルを含む。先に述べたように、セルは異なる基地局BS2の無線カバー領域を象徴する。異なる検索領域LA1,LA2,LA3およびLA4の境界は図の中で、それぞれの検索領域内のセル群の間の太い実線で印されている。各々の検索領域LA1,LA2,LA3およびLA4内の基地局BS2は無線制御装置RNC1,RNC2,RNC3およびRNC4の1つで処理されている。先に述べたように、アクセスネットワーク内の携帯型無線装置GUはいわゆるGSM装置であって、これはGSMネットワークに所属するものとして登録されている。従ってGSMネットワークはその無線装置の本拠ネットワーク、いわゆるGSM本拠ネットワークである。アクセスネットワーク内のその他の無線装置、いわゆるPSTN装置PUはPSTN型サービスネットワーク、その無線装置PUのいわゆるPSTN本拠ネットワークに所属するものとして登録されている。GSM本拠ネットワークはアクセスネットワークACCに、先に図1を参照して説明した入力ポートP1,P2,P3およびP4を介して接続されている。図は更に別のポートP2’およびP2”を示している。更に別の入力ポートはGSM本拠ネットワークを取り扱う運用管理者以外の運用管理者(所有者)に属する。スウェーデンGSM運用管理者の例は、TELIA,EUROPOLITANおよびCOMVIQである。各運用管理者はサービスネットワークGSM,GSM’およびGSM”を取り扱い、各々のネットワークはアクセスネットワークACCにポートP2,P2’およびP2”経由で接続されている。各ポートは無線制御装置RNC1,RNC2,RNC3およびRNC4の少なくとも1つに接続されている。図示された実施例によれば、前記運用管理者の全てのポートP2,P2’およびP2”は同一場所に配置され同一無線制御装置RNC2に接続されている。本拠ネットワークGSMは移動体サービス交換センタMSCを含み、これは本拠ネットワークGSM内部のシグナリングノードに接続されている。GSMネットワーク内のシグナリングノードの例は本拠地レジスタHLRおよび訪問地レジスタVLRである。移動体サービス交換センタはまた入力ポートP1,P2,P3およびP4にも接続されている。GSM装置GUは本拠ネットワークGSMに所属するものとして本拠地レジスタHLR内に恒久的に登録される。GSM装置GUは移動体サービス交換センタMSCで取り扱われているGSMネットワーク内の1つのセルへの訪問者として訪問地レジスタVLRの中に一時的に登録される場合もある。本発明によれば、GSM装置はまたアクセスネットワークACC内の1つのセルの中の1訪問者としても登録される。セルには移動体サービス交換センタMSCからポートP1,P2,P3,P4の1つを経由して接続できる。GSM装置が接続することの出来るポートP1,P2,P3またはP4に関する情報は訪問地レジスタVLRの中に格納されている。自身の本拠ネットワークGSMおよびアクセスネットワークACC両方の無線インタフェースへのアクセスを取り扱えるようにするために、二重無線インタフェース、いわゆる二重モード装置を具備した移動体電話装置を持つ必要がある。二重モード装置は移動体電話機がアクセスネットワークACC内で使用される第一無線インタフェースおよび本拠ネットワークGSM内で使用される第二無線インタフェースを選択することを可能とする。選択されるインタフェースはその移動体が2つのネットワークACC,GSMのどちらに配置されているかに依存する。移動体がアクセスネットワークACCからGSMネットワークに移動する際、すなわち2つのネットワークACCとGSMの間のセル境界を通過する際に、従来型GSM技術に基づいてGSMネットワーク内での登録が実行される。移動体がGSMネットワークGSMからアクセスネットワークACCへ移動する時これはアクセスネットワーク内で登録されるが、その方法は後ほど本文の中で更に説明する。先に述べたPSTN装置PUはアクセスネットワークACC内に恒久的に設置されている電話機装置であり、これはその本拠ネットワークPSTNとアクセスネットワークACC内の無線インタフェース経由で通信を行う。PSTN本拠ネットワークは第一ローカル交換機LE1、第二ローカル交換機LE2および第一中継交換機TEを含む。PSTNネットワーク内の電話機装置PEは第一ローカル交換機LE1に接続されている。中継交換機TEは2つのローカル交換機LE1およびLE2とを相互接続する。第二ローカル交換機LE2はアクセスネットワークに入力ポートQ1経由で接続されている。このポートQ1は無線制御装置RNC2に接続されている。次に先に述べた無線装置GUおよびPUのそれぞれの本拠ネットワークGSMおよびPSTNへのシグナリングをいくつかの方法ステップを参照して説明する。理解されるようにこの方法は異なるシグナリング処理手順の中で必要とされる全てのステップを図示することを要求してはいない。方法ステップの間で順序は変わりうる。またアクセスネットワークの構成も少し変更しうることを指摘しておく必要がある。例えば、各々の無線制御装置RNC1,RNC2,RNC3およびRNC4が前記入力ポートP1,P2,P3およびP4に属すると考えることも出来る。
GSM装置GUを登録するための方法が図5に図示されている。例えばGSM装置はそれがGSMネットワークからアクセスネットワークに通過する際に登録されるはずである。別の例はGSM装置が検索領域を通過する時またはGSM装置の電源が投入された時である。図5は図4と共に読まれたい。この方法は最初に、無線制御装置が接続されている入力ポート上にどのサービスネットワークが接しているかを開示する無線制御装置RNC2情報を格納することから始まる。この方法は以下のステップを含む:
−GSM装置の電源が入れられる。これは図5の中で円形の太い輪1で示されている。
−ブロードキャストメッセージ2がGSM装置GUへ無線制御装置RNC2から基地局BS2経由で送られる。このメッセージ2はGSM装置の位置をGSM本拠ネットワークで更新し続けるために必要な登録内容をこのGSM装置が理解するのに必要な情報を含む。メッセージ2内の情報の例は位置領域識別子(LAID)、チャンネル記述またはアクセスネットワークACCへアクセスするために必要な電力等である。
−”チャンネル要求”メッセージ3が無線制御装置RNC2へGSM装置GUから基地局BS2経由で送られる。このメッセージはチャンネルに対する要求を含み、これはGSM装置と基地局BS2との間の排他的シグナリングを専用に行うためのいわゆる専用チャンネルである。
−受諾メッセージ4が無線制御装置RNC2からGSM装置GUへ送られる。受諾メッセージ4は専用チャンネルを指示する。この専用チャンネルは利用可能なチャンネルの間で選択した後に指示される。第二信号キャリアSC2は専用チャンネルがGSM装置と基地局BS2との間のシグナリングに割り当てられた際に確立される。この信号キャリアSC2はその解放要求がなされるまで確立された状態で残る。?
−アクセスメッセージ5がGSM装置GUから無線制御装置RNC2へ第二信号キャリアSC2経由で送られる。このアクセスメッセージ5はGSM装置の使用者を表す加入者識別子AIを含む。アクセスメッセージ5はまたサービス識別子をも含み、これは図示された実施例の場合は第一サービスネットワーク識別子を表し、これはその使用者の本拠ネットワークであるGSMサービスネットワークを指示する。
−アクセスメッセージ5は無線制御装置RNC2内で分析され、ポートP2が先に格納された情報に助けを借りてGSM本拠ネットワークへの入力ポートとして指示される。これは図の中で太い円形の輪6で印されている。
−図示された事例ではX.75である第一信号キャリアSC1が無線制御装置RNC2と指定された入力ポートP2との間に、本文の中で先に説明したように確立される。第一信号キャリアSC1はその解放要求が来るまで確立された状態が保たれる。
−2つの確立された信号キャリアSC1,SC2が相互に接続される。信号キャリアのこの相互接続により、もしも両信号キャリアが確立されている場合はメッセージを第二信号キャリアSC2から第一信号キャリアSC1へ、またその逆方向へ連続的に配信する事が可能となる。第一および第二信号キャリアSC1およびSC2は図にSC2&SC1として示されている様に共通信号キャリアを形成する。
−加入者識別子AIが無線制御装置RNC2から入力ポートP2へ第一信号キャリアSC1経由で、矢印7で示されるように転送される。
−GSM信号キャリアSCGSMが入力ポートP2と移動体サービス交換センタMSCとの間に本拠ネットワークGSM内で使用されている輸送システムに基づいて確立される。図示された例によれば、GSM信号キャリアSCGSMは第7型であり、本文の中で先に説明した仕様に基づいて確立される。このGSM信号キャリアSCGSMはその解放が要求されるまで確立されたまま残る
−確立された信号キャリアSC1&SC2およびSCGSMは相互接続される。この相互接続により、もしも全ての信号キャリアが確立されている場合にはメッセージをGSMネットワーク内のGSM信号キャリアSCGSMからアクセスネットワーク内の信号キャリアSC1&SC2へ、またその逆方向へ連続的に配信することが可能となる。このメッセージ配信は今までに説明した。第一信号キャリアSC1、第二信号キャリアSC2およびGSM信号キャリアSCGSMはこれらで図中にSC2&SC1&SCGSMと示された共通信号キャリアを形成する。
−加入者識別子は入力ポートP2から移動体サービス交換センタMSCへ矢印8で示されるように転送される。
−認証チェックに必要なシグナリングが、GSM装置GU内のサービス部と本拠ネットワークGSMとの間に信号キャリアSC1,SC2およびSCGSMの上を双方向に送られる。シグナリングは本拠ネットワークGSMの指定標準に基づいて実行され、これは図中で両端矢印9で示されている。
−加入者は本拠ネットワークGSMに所属するものとして受け付けられ、その加入者識別子AIが移動体サービス交換センタ内の訪問地レジスタVLRの中に入力ポートP2に関連するデータと共に格納される。このデータ格納は図5の中の円形の輪10で印されている。
−信号キャリアの解放要求11がシグナリングプロセスの終了に関連して行われる。
−確立された信号キャリアSC1,SC2およびSCGSMが解放される。この解放は図5の中で2つの太い実線矢印12で示されている。
図6は先に説明した処理手順内の最も重要なステップを簡単に記述する流れ図である。図6は図4および図5と共に読まれたい。この図6の流れ図は下記のステップを図示する:
−GSM装置の電源が投入される。これは図6内のブロック101で示されている。
−チャンネル要求メッセージ3がGSM装置GUから無線制御装置RNC2へ基地局BS2経由で、ブロック102に基づいて送られる。このメッセージはGSM装置と基地局BS2との間でシグナリングを排他的に割り当てることの出来るチャンネル、いわゆる専用チャンネル要求を含む。
−受諾メッセージ4が無線制御装置RNC2からGSM装置GUへ、ブロック103に基づいて送られる。この受諾メッセージ4は専用チャンネルを指示する。この専用チャンネルは利用可能なチャンネルの間で選択した後に指定される。第二信号キャリアSC2は専用チャンネルがGSM装置と基地局BS2の間のシグナリングに割り当てられた際に確立される。
−アクセスメッセージ5がGSM装置GUから無線制御装置RNC2へ第二信号キャリアSC2経由で、ブロック104に基づいて送られる。このアクセスメッセージ5はまた第一サービスネットワーク識別子をも含み、これはGSMサービスネットワークをその使用者の本拠ネットワークとして指定する。
−アクセスメッセージ5は無線制御装置RNC2内で分析され、ポートP2がGSM本拠ネットワークに対する入力ポートとして指定される。これは図中ブロック105で印されている。
−第一信号キャリアSC1が無線制御装置RNC2と指定された入力ポートP2との間で、ブロック106に基づいて確立される。
−加入者識別子AIが無線制御装置RNC2から入力ポートP2へ第一信号キャリアSC1経由で、ブロック107に基づいて転送される。
−GSM信号キャリアSCGSMが入力ポートP2と移動体サービス交換センタMSCとの間に、ブロック108に基づいて確立される。
−認証チェックのために必要なシグナリングがGSM装置GU内のサービス部と本拠ネットワークGSMとの間で、ブロック109に基づいて送られる。
−加入者識別子AIが入力ポートP2から移動体交換センタMSCへ、ブロック110に基づいて転送される。
−加入者識別子AIが移動体交換センタ内の訪問地レジスタVLRの中に、入力ポートP2に関連するデータと共に格納される。このデータ格納は図6の中にブロック111で印されている。
−確立された信号キャリアSC1,SC2およびSCGSMが解放される。このキャリア解放は図6の中にブロック112で示されている。
上記の図4−6を参照したシグナリング例の中に図示されている動作はGSM装置の登録である、もちろんその発信元をGSM装置GUに持ち、例えば呼接続の設定またはその他の型式のサービス要求といったその他の動作を考えることも可能である。その動作を実行するために異なる信号キャリアSC1およびSC2を確立する必要がある。透過シグナリングは信号キャリアの確立に続いてアクセスネットワークを通して実施される。この件に関して、GSM装置は本拠ネットワークGSMによってGSM本拠ネットワーク内に配置された無線装置として識別される。以下にアクセスネットワークACC内に配置され、GSMプロトコルBSSAP以外の標準シグナリングプロトコルを使用し、GSM本拠ネットワークと異なる本拠ネットワークを有するPSTN装置PUがどの様にその本拠ネットワーク、すなわちPSTN本拠ネットワーク内の無線装置として識別されるかを説明する。
PSTNネットワーク内のA加入者からアクセスネットワークACC内のB加入者への呼接続が設定される様子が以下の例に示されている。呼接続が確立された後、音声信号がデータ輸送ネットワークTRN経由で輸送される。この事例で、輸送ネットワークは一部がATM型(非同期伝送モード)また一部がCDMA型であり、これは図3を参照して先に説明した。PSTN装置がアクセスネットワークACC内に組み込まれる際に、この装置は基地局BS2で取り扱われるセルまたは、セル2を取り囲む6つのセルの内の1つのいずれかの中に恒久的に存在するものとして登録される。PSTN装置はPSTNネットワーク内に、PSTNネットワーク内の残りの加入者と同一型式の電話番号と共に登録される。PSTN装置を登録する際、入力ポートQ1がそこを通して無線装置が連絡することの出来るポートとして与えられる。無線空間内で変化が生じるとPSTN装置が周辺セルの1つの中に配置されたように受け取られる。従ってこのPSTN装置は無線制御装置RNC2内で、基地局BS2で取り扱われているセルC2を取り囲むセルの内の1つの中に存在する可能性があるものとして登録される。図4に於いて、セルC2は周辺セルよりも若干大きく示されている。従ってPSTN装置は基地局BS2で取り扱われるセルまたは、セルC2を取り囲む6つのセルの内の1つのいずれかの中に配置されているはずである。
呼をPSTNネットワーク内の恒久的に接続された電話機装置PEの使用者とPSTN装置PUの使用者との間で接続する際の処理手順が図7のアクセスネットワークACCの中に示されている。図7は図4と共に検証されたい。この方法は種々の方法ステップの中で後に続く完全なシグナリング処理手順を図示することを要求してはいない。この方法は下記のステップを含む:
−PSTNネットワーク内の恒久的に接続された電話機装置PEを使用するA加入者が、アクセスネットワークACC内のPSTN装置PUへの呼接続要求を、電話番号すなわちPSTN装置PUのいわゆるB番号を与えることで行う。この要求は図の中で円形の輪21で示されている。
−このB番号は第一ローカル交換機LE1の中で分析される。第一ローカル交換機LE1はB番号が指示する加入者が第一ローカル交換機LE1内で見つけられないことを発見し、この呼要求を中継交換機TEへ転送し、これはまたB番号を分析しこのB番号が第二ローカル交換機LE2内の加入者を指示することを発見する。この呼は第二ローカル交換機LE2へ転送される。この分析中に第二ローカル交換機LE2は対象の加入者がポートQ1に接続されていることを発見する。このポートQ1はいわゆるV5.1インタフェース(ETSI標準ETS300 324−1 1994年2月参照)を第二ローカル交換機LE2に対して構築している。この第二ローカル交換機LE2は呼接続要求をポートQ1に対して送り、ここでV5.1インタフェース内の加入者を表すポート番号が指示される。この呼接続要求はその入力ポートQ1内でページング要求に翻訳される。このページング要求はPSTN装置PUの識別子を含む。この方法ステップが図7の矢印22で示されている。
−このページング要求は入力ポートQ1から無線制御装置RNC2へ、図7の矢印23で示されるように転送される。
ページングメッセージ24が無線制御装置RNC2から、それが担当するセルの中に当該PSTN装置PUが配置できるかまたはその可能性のある全ての基地局BS2へ送られる。この事例ではページングメッセージは当該PSTN装置が配置されている可能性のある7つの基地局に送られる。メッセージ23はこのPSTN装置が空きチャンネルを要求するために必要な情報を含む。この様な情報の例は、ポート識別子、チャンネル記述またはアクセスネットワークACCへアクセスするために必要な電力等である。
−チャンネル要求メッセージ25がPSTN装置PUから無線制御装置RNC2へ基地局BS2経由で送られる。このメッセージは特にPSTN装置PUと基地局BS2との間でのシグナリング専用のチャンネルに対する要求を含む。
−受諾メッセージ26が無線制御装置RNC2からPSTN装置PUへ送られる。受諾メッセージ26は利用可能なチャンネルの中から専用チャンネルを指示する。
−第四信号キャリアSC4がPSTN装置PUと基地局BS2との間のシグナリング用に特に割り当てられた専用チャンネルに基づいて確立される。第四信号キャリアSC4はその解放要求がなされるまで確立されたまま維持される。
−アクセスメッセージ27がPSTN装置PUから無線制御装置RNC2へ第四信号キャリアSC4経由で送られる。このアクセスメッセージ27は加入者識別子AIを含み、これはPSTN装置の使用者を表す。アクセスメッセージ27はまた第一サービスネットワーク識別子をも含み、これはそのPSTNサービスネットワークを現在の使用者の本拠ネットワークとして指示する。
−アクセスメッセージ27は無線制御装置RNC2の中で分析されて、ポートQ1がPSTN本拠ネットワークへの入力ポートとして指し示される。これは図の中で円形の輪28で印されている。
−第三信号キャリアSC3が確立される。この第三信号キャリアSC3はその解放要求がなされるまで確立されたまま維持される。
−この2つの確立された第三信号キャリアSC3およびSC4が相互接続される。この相互接続により、もしも両信号キャリアが確立されている場合は第四信号キャリアSC4からのメッセージが第三信号キャリアSC3に対して、またその逆方向にも連続的に配信されるようになる。第三および第四信号キャリアSC3およびSC4はこれにより図の中でSC4&SC3と表されている共通信号キャリアを形成する。
−加入者識別子AIが無線制御装置RNC2から入力ポートQ1へ第三信号キャリアSC3経由で、矢印29で示されるように転送される。
−加入者識別子AIは入力ポートQ1の中で分析され、この入力ポートは第二ローカル交換機LE2からの元の呼接続要求を識別する。これは図の中で円形の輪30で印されている。
−PSTN信号キャリアSCPSTNがその本拠ネットワーク内で使用されている輸送システムに基づいて確立される。PSTN信号キャリアSCPSTNはその解放要求がなされるまで確立されたまま維持される。
−確立された信号キャリアSC3&SC4およびSCPSTNが相互接続される。信号キャリアのこの相互接続により、もしもこれらの信号キャリアが確立されている場合はPSTNネットワーク内のPSTN信号キャリアSCPSTNからのメッセージがアクセスネットワーク内の信号キャリアSC3&SC4に対して、またその逆方向にも連続的に配信されるようになる。第三信号キャリアSC3、第四信号キャリアSC4およびPSTN信号キャリアSCPSTNはこれにより図の中でSC4&SC3&SCPPSTNと表されている共通信号キャリアを形成する。
−呼接続を確立するために必要なシグナリングが、矢印31で示されるようにPSTN装置PUと本拠ネットワークPSTNの間を信号キャリアSC3,SC4およびSCPSTNの上で双方向に送られる。シグナリングは本拠ネットワークPSTNの指定された標準に基づいて実行される。このシグナリングは電話機装置PEおよびPUの二人の使用者、A加入者およびB加入者の間のデータ伝送リンクの接続要求を含み、ここで通信レートまたは速度がPSTN本拠ネットワークの通信レートに基づいて選択される。オーディオデータを通信しようとしているので狭帯域キャリアサービスが選択される。
−PSTNデータ伝送リンクDCPSTNがPSTNネットワークを通して恒久接続された電話機装置PEと入力ポートQ1との間に接続される。データ伝送リンクは図7の中で太い中空の線で印されている。
−第一データ伝送リンクDC1がATMネットワークを通して入力ポートQ1と無線制御装置RNC2との間に、先に述べたATM仕様に基づいて接続される。
−第二データ伝送リンクDC2がATMネットワークとCDMAネットワークとを通して、無線制御装置RNC2とPSTN装置PUとの間に接続される。
−これらのデータ伝送リンクは相互接続される。このリンクの相互接続により、もしも信号キャリアが確立されている場合は、PSTNネットワーク内のPSTNデータ伝送リンクDCPSTNからのデータがアクセスネットワークACC内のデータ伝送キャリアDC1およびDC2に対して、またその逆方向に連続的に配信される。これにより種々のデータ伝送キャリアが図の中でDC2&DC1&DCPSTNと表された共通キャリアを形成する。
−音声データはA加入者とB加入者の間、すなわち恒久接続された電話機装置PEとPSTN装置PUとの間に共通データ伝送キャリアDC2&DC1&DCPSTN経由で伝送される32。
−その呼が終了される際にデータキャリアDC2&DC1&DCPSTNの解放要求33がなされる。
−データ伝送リンクが解放される。この解放は図7の中で2つの太い矢印34で印されている。
−シグナリングの終了に関連して信号キャリアSC4&SC3&SCPSTNの解放要求35がなされる。
−確立されていた信号キャリアSC3,S℃およびSCPSTNが解放される。この解放は図7の中で2つの太い実線矢印36で示されている。
図8は先に説明した方法の中で最も重要なステップを簡単に説明する流れ図である。図8は図4、5、6および7と共に読まれたい。図8の流れ図は下記のステップを含む:
−PSTNネットワーク内で恒久接続された電話機装置PEを使用する加入者がアクセスネットワークACC内のPSTN装置PUに対して、電話番号すなわちPSTN装置PUのいわゆるB番号を与えることで呼接続要求を行う。この要求は図の中でブロック201で示されている。
−B番号が分析される。その分析の中で第二ローカル交換機LE2は対象の加入者がポートQ1に接続されていることを、ブロック202に基づいて発見する
−この要求は入力ポートQ1の中でページング要求に翻訳され、これは入力ポートQ1から無線制御装置RNC2へ、図8のブロック203に基づいて転送される。
−ページングメッセージ24が無線制御装置RNC2から、それが担当するセルの中に当該PSTN装置PUが配置できるかまたはその可能性のある全ての基地局BS2へ、ブロック204に基づいて送られる。
−第四信号キャリアSC4と第三信号キャリアSC3とが、先の例で第二信号キャリアSC2と第一信号キャリアSC1とが確立されたのと同じ方法で確立される。第二および第一信号キャリアの確立は図5および6に示されている。この確立は図8の中にブロック205で印されている。
−PSTN信号キャリアSCPSTNが本拠ネットワーク内で使用されている輸送システムに基づいて、ブロック206に基づいて確立または設定される。
−呼接続を設定するために必要なシグナリングがPSTN装置PUと本拠ネットワークPSTN内の恒久接続された電話機装置PEとの間で、信号キャリアSC3,SC4およびSCPSTNの上を双方向に、ブロック207に基づいて送られる。シグナリングは本拠ネットワークPSTNの指定された標準に基づいて実行される。このシグナリングは電話機装置PEおよびPUの二人の使用者、A加入者およびB加入者の間にデータ伝送リンクを接続するための要求を含み、伝送レートはPSTN本拠ネットワークの伝送レートに基づいて選択される。
−PSTNデータ伝送リンクDCPSTNがPSTNネットワークを通して、恒久接続された電話機装置PEと入力ポートQ1との間に、ブロック208に基づいて確立される。
−第一データ伝送リンクDC1がATMネットワークを通して、入力ポートQ1と無線制御装置RNC2との間に、ブロック209に基づいて確立される。
−第二データキャリアDC2がATMネットワークとCDMAネットワークとを通して、無線制御装置RNC2とPSTN装置PUとの間に、ブロック210に基づいて確立される。
−オーディオデータがA加入者とB加入者の間、すなわち恒久接続された電話機装置PEとPSTN装置PUとの間に、共通データ伝送キャリアDC2&DC1&DCPSTN経由で、ブロック211に基づいて伝送される32。
−呼が終了した後、データキャリアDC2,DC1およびDCPSTNの解放要求33が、ブロック212に基づいてなされる。
−データ伝送リンクが解放される。この解放は図8のブロック213で示されている。
−確立されていた信号キャリアSC3,SC4およびSCPSTNが解放される。この解放は図8のブロック214で示されている。
先に述べたように、これまで説明し図示してきたいくつかの異なる方法が考えられる。例えばアクセスネットワーク内の無線制御装置のセル領域内に配置されている加入者を、その無線制御装置が接続されているサービスネットワークを取り扱う運用管理者とは異なる運用管理者または所有者によって取り扱われているサービスネットワークに属するものとして登録されることも考えられる。この場合、処理手順は最初にその無線制御装置内に異なる運用管理者との間に存在する協調関係に関する情報を格納することから始まり、その無線制御装置にとって未知の運用管理者を含むサービスネットワーク識別子を受信した際に協調関係が認められる別の運用管理者を指示する。協調関係が存在しない場合は、そのサービスネットワーク識別子で開示されている運用管理者によって取り扱われているものと同一指定ネットワーク型式のサービスネットワークの運用管理者が、ランダムにまたは予め定められた順序づけリストに基づいて指示される。
その他の改変もまた考えられる。例えばアクセスネットワークの運用管理者が、それぞれの本拠ネットワークの運用管理者に対してアクセスネットワークの使用に対する請求を行うために必要な情報を、本拠ネットワークGSMまたはPSTNの指定に関連して格納することも可能である。更に別のシグナリング例がスウェーデン特許明細書第9404285−0、LMエリクソン941207により申請の中に開示されている。この明細書は移動体電話ネットワーク(アクセスネットワークACCに相当する)内に配置されている移動体電話機装置が、地上基盤電話ネットワーク(本拠ネットワークに相当する)に属する場合を示している。このスウェーデン特許明細書は如何にしてその移動体電話機装置が地上基盤ネットワーク(本拠ネットワーク)の中に登録され、また如何にして呼接続が確立できるかまた如何にしてその移動体の移動体電話ネットワーク(アクセスネットワーク)内での動きが処理されるかを開示している。理解されるように、先に説明しかつ図示した本発明を例として示す実施例は、本発明の概念から逸脱することなく改変および変更する事が可能である。例えば、アクセスネットワーク内の無線インタフェースを衛星基盤のものとすることも可能である、すなわちアクセスネットワーク内の無線装置とアクセスネットワーク内の基地局との間の通信が衛星経由で行われる。無線信号の通信は実施例に基づくようなCDMA技術の助けを借りて実行される必要も無い。無線信号をTDMA技術(時分割多重アクセス)、FDMA技術(周波数分割多重アクセス)またはその他の適切な通信技術を用いて通信することも可能である。標準信号をアクセスネットワークを通して透過的に輸送する信号キャリアは、先に説明しかつ例で示した多くの使用可能な型式の中から選択することが出来る。
当然、ここに開示した以外のシグナリング標準を具備したその他の型式の多くのサービスネットワークも考えられる。ネットワーク型式のその他の例として、NMT,AMPS,TACS,PDCがあげられる。更に別のネットワークの型式もまた考えられ、例えばデータゲームネットワークGOM(ゲームオンデマンド)が、例えばデータゲーム代理店で使用でき、これはデータゲーム信号をそのゲームを借りる人に対価を受けて輸送する。
本発明の概念から逸脱することなく、いくつかの異なるアクセスネットワークの構成もまた考えられる。例えばあるサービスネットワークへアクセスネットワークの一部からバーアクセスすることも考えられる。またある場合には、無線制御装置とポートとを1つの同一場所内に配置して1つの同一ハードウェアに属するようにすることも考えられる。その他の別事例としては、先に図示し本文の中でユニバーサルネットワークとして参照したハードウェアに関連して、共通ネットワークの代わりにアクセスネットワークと輸送ネットワークとを分離したものも含まれる。
従って理解されるであろうが、本発明は先に説明しかつ図示した例として示した実施例に限定されるものではなく、改変を以下の請求の範囲内で行いうる。

Claims (8)

  1. 相互に異なる指定シグナリング標準を有する少なくとも2つのサービスネットワーク(GSM,PSTN)の範囲を拡張するための遠距離通信システム(TS)に於いて、該遠距離通信システム(TS)は無線基盤アクセスネットワーク(ACC)を含み、これは各々のサービスネットワーク(GSM,PSTN)に対して少なくとも1つのポート(P2,Q1)を含み、ここでポート(P2,Q1)はアクセスネットワーク(ACC)内の少なくとも1つの基地局(BS2)に接続されており、ここでアクセスネットワーク(ACC)はまた無線基盤アクセスネットワーク部を含み、これは基地局(BS2)をアクセスネットワーク内の無線装置(GU)に接続することが可能であり、この無線装置(GU)は該無線装置(GU)の本拠ネットワーク(GSM)と呼ばれるサービスネットワークの1つに属するものとして登録され、アクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(SC1,SC2)は無線装置(GU)内に第一端末ポイントをまたアクセスネットワーク(ACC)を本拠ネットワーク(GSM)と接続するポート(P2)内に第二端末ポイントを有し、ポート(P2)はアクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(SC1,SC2)と本拠ネットワーク(GSM)内の信号キャリア(SCGSM)とを結合するように機能
    前記遠距離通信システム(TS)が無線基盤データ輸送ネットワーク(TRN)を含み、ここでこの輸送ネットワーク(TRN)はポート(P2)と基地局(BS2)とに接続され、この輸送ネットワーク(TRN)は無線基盤輸送ネットワーク部を含みこれは基地局(BS2)を無線装置(GU)に接続することが可能であり、無線装置(GU)は輸送ネットワーク(TRN)を通る透過データキャリア(DC1,DC2)用の第一端末ポイントを形成し、ポート(P2)は輸送ネットワーク(TRN)を通る透過データキャリア(DC1,DC2)用の第二端末ポイントを形成し、ここでポート(P2)は輸送ネットワーク(TRN)内のデータキャリア(DC1,DC2)を本拠ネットワーク(GSM)内のデータキャリア(DCGSM)と結合するように機能し、
    前記無線装置(GU)がアクセス装置(APG)を含みこれはアクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(SC1,SC2)用の第一端末ポイントを形成し、無線装置(GU)はまたサービス装置(SPG)をも含みこれはアクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(SC1,SC2)上で、本拠ネットワーク(GSM)内で指定されたシグナリング標準と同一の指定シグナリング標準で信号の送信および受信を行うように機能し、
    前記アクセス装置(APG)がまた輸送ネットワーク(TRN)内のデータキャリア(DC1,DC2)用の第一端末ポイントを形成し、サービス装置(SPG)が輸送ネットワーク(TRN)内のデータキャリア(DC1,DC2)上で、本拠ネットワーク(GSM)内で指定されたデータ通信レートと同一データ通信レートでデータの送信および受信を行うように機能する、前記遠距離通信システム(TS)。
  2. 請求項に記載の遠距離通信システム(TS)に於いて、ポート(P2)がアクセスネットワーク(ACC)の境界上にある第一シグナリングノード(STEP)と、本拠ネットワーク(GSM)の境界上にある第二シグナリングノード(MTPP)とを含み、ここで第一シグナリングノード(STEP)がアクセスネットワークを通る信号キャリア用の第二端末ポイントを形成し、第二シグナリングノード(MTPP)が本拠ネットワーク(GSM)を通る信号キャリア用の端末ポイントを形成し、そしてノード(STEP,MTPP)がそれぞれのノード(STEP,MTPP)が境界を接するネットワーク(ACC,GSM)内で使用されているものと同一の指定シグナリング標準を使用する、前記遠距離通信システム(TS)。
  3. 請求項に記載の遠距離通信システム(TS)に於いて、ポート(P2)が伝送装置(TEP)を含みこれは本拠ネットワーク標準を有する信号をアクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(SC1,SC2)から本拠ネットワーク(GSM)内の信号キャリア(SCGSM)へ伝送するように機能し、そして伝送装置(TEP)は本拠ネットワーク標準を具備する信号を本拠ネットワーク(GSM)内の信号キャリア(SCGSM)からアクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(SC1,SC2)へ伝送するように機能する、前記遠距離通信システム(TS)。
  4. 請求項に記載の遠距離通信システム(TS)に於いて、ポート(P2)が伝送装置を含みこれは本拠ネットワーク通信レートを具備する信号を輸送ネットワーク(TRN)内のデータキャリア(DC1,DC2)から本拠ネットワーク(GSM)内の信号キャリア(DCGSM)へ伝送するように機能し、そして伝送装置は本拠ネットワーク通信速度を具備する信号を本拠ネットワーク(GSM)内の信号キャリア(DCGSM)からアクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリア(DC1,DC2)へ伝送するように機能する、前記遠距離通信システム(TS)。
  5. 異なる指定シグナリング標準を有する少なくとも2つのサービスネットワーク(GSM,GSM’,GSM”,PSTN)の範囲を拡張するための遠距離通信システム(TS)に関する方法であって、この方法が:
    −少なくとも1つの入力ポート(P2,P2’,P2”,Q1)を各々のサービスネットワーク(GSM,GSM’,GSM”,PSTN)に接続し;
    −無線基盤アクセスネットワーク(ACC)を入力ポート(P2,P2’,P2”,Q1)に接続し;そして
    −アクセスネットワーク(ACC)内の少なくとも1つの基地局(BS2)を入力ポート(P2,P2’,P2”,Q1)に接続するステップを含み、ここで基地局(BS2)はアクセスネットワーク内の少なくとも2つの無線装置(GU,PU)への無線接続を確立する事が可能であり、この無線装置はサービスネットワーク(GSM,GSM’,GSM”,PSTN)の1つと同一標準型式である電話ネットワークに属するものとして登録され、この電話ネットワークがこの無線装置の本拠ネットワークとして指定される、以上のステップを含み、
    前記アクセスネットワーク(ACC)が基地局(BS2)と入力ポート(P2,P2’,P2”,Q1)との間に接続された無線制御装置(RNC2)を含み、前記方法が更に:
    −無線制御装置(RNC2)内にポート(P2,P2’,P2”,Q1)と境界を接するサービスネットワーク(GSM,GSM’,GSM”,PSTN)を開示する情報を格納し、そしてサービスネットワーク(GSM,GSM’,GSM”,PSTN)の運用管理者とその他のネットワークの運用管理者との間の協調関係を開示する情報を格納し;
    −無線装置の本拠ネットワークに対応するサービスネットワーク識別子を前記無線装置から無線制御装置(RNC2)へ送り;
    −無線制御装置(RNC2)内に、それとの間に協調関係が見いだされかつ、その指定標準が本拠ネットワークの標準と同一であるサービスネットワーク(GSM)の入力ポート(P2)を指示し;
    −信号キャリアを無線装置と指定されたサービスネットワーク(GSM,GSM’)の入力ポート(P2,P2’)との間に確立し;
    −アクセスネットワーク(ACC)内の信号キャリアとサービスネットワーク(GSM,GSM’)内の信号キャリアとを結合し;そして
    −無線装置と指定されたサービスネットワーク(GSM,GSM’)との間に信号を伝送するステップを含み、前記信号が指定されたサービスネットワーク(GSM,GSM’)内で指定された標準と同一の指定標準である、以上のステップを含む、前記遠距離通信システムに関する方法。
  6. 請求項に記載の遠距離通信システム(TS)に関する方法であって、この方法が:
    −輸送ネットワーク(TRN)を入力ポート(P2,Q1)に接続し;
    −輸送ネットワーク(TRN)を基地局(BS2)と無線装置(GU)とに接続し;
    −輸送ネットワーク内のデータキャリア(DC2,DC1)を無線装置(GU)と入力ポート(P2)との間に確立し;
    −輸送ネットワーク内のデータキャリア(DC1,DC2)と本拠ネットワーク内のデータキャリア(DCGSM)とを結合し;そして
    −データを無線装置(GU)と本拠ネットワーク(GSM)との間でデータキャリア(DC1,DC2,DCGSM)上で送るステップを含み、前記データが本拠ネットワーク(GSM)内で指定された通信レートと同一の通信レートで通信される、以上のステップを含む前記遠距離通信システム(TS)に関する方法。
  7. 異なる指定標準を有する少なくとも2つのサービスネットワーク(VOD,GSM,PSTN,INTERNET)に接続されているアクセスネットワーク(ACC)内の1つの無線装置(TU,GU,PU,CU)であって、この無線装置は1つのサービスネットワークに属するものとして登録され、前記サービスネットワーク(GSM)が無線装置(GU)の本拠ネットワークとして指定され、無線ネットワーク(GU)がアクセスネットワーク(ACC)内の基地局(BS2)との無線接続を保持するように機能するアクセス装置(APG)を含み、またこの無線装置(GU)がまた無線接続を経由して本拠ネットワーク(GSM)内で指定された標準と同一の指定信号標準を有する信号を送信および受信するように機能するサービス装置(SPG)を含む、前記無線装置。
  8. 請求項に記載の無線装置(GU)に於いて、このサービス装置(SPG)がまた本拠ネットワーク内で指定された通信レートと同一のデータ通信レートを有するデータ信号を送信および受信するように機能する、前記無線装置。
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