JP3910330B2 - 防音壁のパネル落下防止工法 - Google Patents
防音壁のパネル落下防止工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3910330B2 JP3910330B2 JP2000047568A JP2000047568A JP3910330B2 JP 3910330 B2 JP3910330 B2 JP 3910330B2 JP 2000047568 A JP2000047568 A JP 2000047568A JP 2000047568 A JP2000047568 A JP 2000047568A JP 3910330 B2 JP3910330 B2 JP 3910330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- expansion
- bolt
- locking
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路等に沿って構築した防音壁の各パネルに、その外側から付設してパネル落下防止装置を取り付ける防音壁のパネル落下防止工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の防音壁は、図6に示すように道路等の側部aに設けた支柱b群の内側に、多数の防音用のパネルcをボルト等で張り詰め、支柱群の外側に多数の外装用のパネルdをボルト等で複数段に張り詰めた構造になっている。また、振動等によるボルト・ナツトの緩みなどで生じるパネルdの落下を防止するため、拡開爪付き係止金具e3及び拡開用スリーブe4を嵌装したボルトe1の頭部e2側を各パネルd(ボルト孔)に外側Xから挿入し、ボルト外側に座金e5を嵌装してナツトe6をねじ込むことにより、ボルトe1とともに係止金具e3をパネルd側へ引き寄せて、拡開用スリーブe4により係止金具e3の各係止爪を拡開しパネルの内面に係止せしめて、各パネルdに立上金具eとして装着した後、ボルトe1の外側にリングfを取り付けて、そのリング部f3に条材(張線器h付きの撚り合わせ線やワイヤー)gを挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法を開発して提案した(特開平10−25715号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の防音壁のパネル落下防止工法は、前記のように張り詰めた各パネルに立上金具を外側から容易に装着して、係止金具(拡開爪)と座金及びナツトによる挟着によりパネルに強力に装着できるなどの特徴を有しているが、ナツトのねじ込みに際し係止金具(拡開爪)がボルトとともに回転されて、各拡開爪の端縁部が各パネル板の内側面に食い込み、パネルが損傷されて腐食の一因になる恐れがあるため、その損傷を防止して耐久性を高める必要がある。また、各拡開爪の拡開や拡開用スリーブの充填にバラツキが生じる恐れがあるため、係止力の信頼性をさらに高める必要があるなどの課題がある。
【0004】
本発明は、前記のような課題に対処するために開発されたものであって、その目的とする処は、拡開爪付き係止金具の回転止めとともにパネルへの食い込みを解消し、拡開爪の拡開性及び拡開用スリーブによる充填率を高めるなど、立上金具の装着性や係止性能、信頼性とともに耐久性を向上した防音壁のパネル落下防止工法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、構築した防音壁の各パネルに、拡開爪付き係止金具と拡開用スリーブを嵌装したボルトの頭部側を外側から嵌挿し、ボルトの外側に座金を介してナツトをねじ込み、係止金具をパネル側へ引き寄せて拡開用スリーブで各拡開爪を拡開せしめパネル内面に係止し立上金具として突設し、ボルトの外側にリングを付設し条材を挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法において、反頭部側端部に回転止め部を設けたボルトを用いるとともに、各拡開爪の先端縁部が外周に向けて開くように変形した湾曲部を有する係止金具を用い、前記ボルトに設けた回転止め部を工具により挟持してナツトをねじ込むことにより、ボルトとともに係止金具の回転を止めてパネル側に引き寄せ、各拡開爪の先端部に設けた前記湾曲部により拡開爪を二次的に拡開せしめ、係止金具内に拡開用スリーブを充満させて、係止金具をパネル内側に係止することを特徴としている。
これによれば、ボルトに設けた回転止め部によりボルト及び係止金具の回転を止めてナツトをねじ込むことにより、係止金具の引き寄せ及びその各拡開爪の拡開が円滑となり、各拡開爪によるパネルの回転損傷が解消される。また、各拡開爪の先端部に設けた湾曲部により、パネル内側面の食い込み損傷を効果的に解消し、各拡開爪の先端部を効果的に二次的に拡開せしめることができ、この二次拡開に伴って拡開用スリーブを係止金具内に効果的に充満させて、パネル内側への係止力を著しく高めかつ各拡開爪の係止、ボルトの緩みを防止することができる。構築した防音壁の各パネルの外側から立上金具を強力に装着して、リングを付設し条材を挿通して張設することにより、パネル落下防止装置として容易に施工されるなど、立上金具の装着性や係止力、信頼性とともに耐久性を効果的に高めている。
【0006】
前記の防音壁のパネル落下防止工法において、前記の湾曲部に代えて、各拡開爪の先端部に設けた滑性の被覆膜により拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめることに特徴を有し、各拡開爪の先端部に設けた滑性の被覆膜は、前記の湾曲部と同様に各拡開爪を二次的に拡開せしめ、前記の湾曲部とほぼ同様な作用、効果が得られる。
【0007】
前記の湾曲部又は滑性の被覆膜に代えて、ボルトに嵌装してパネル内側に配置したワツシャーにより各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめることに特徴を有し、ワツシャーによりパネル内側面を格別に損傷しないで各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめるなど、前記の湾曲部又は滑性の被覆膜とほぼ同様な作用、効果が得られる。
【0008】
ボルトに嵌装して拡開用スリーブのパネル側に配置した硬質筒状材により、拡開用スリーブのパネル側に設けた凹アール付き鍔部を拡径せしめて、凹アール付き鍔部の拡径により各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめることに特徴を有し、凹アール付き鍔部は、係止金具の各拡開爪の先端部をさらに効果的に二次拡開せしめるとともに、各拡開爪の先端部内でさらに膨張、充満して、立上金具の装着性、信頼性をさらに高める。
【0009】
また、ボルトに嵌装して拡開用スリーブのパネル側に配置した硬質筒状材により、拡開用スリーブのパネル側に設けた凹アール付き鍔部を拡径せしめて、凹アール付き鍔部の拡径により各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめることに特徴を有し、硬質筒状材により拡開用スリーブに設けた凹アール付き鍔部が受け止められて積極的に拡径され、この拡径により係止金具の各拡開爪の二次拡開がさらに助長されるとともに、各拡開爪の先端部で凹アール付き鍔部がさらに膨径(外周の膨らみ)されて充満されるなど、総合的に優れた立上金具の装着性、信頼性とともに耐久性が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の第1実施例を示す防音壁のパネル落下防止工法、図2に第2実施例を示す防音壁のパネル落下防止工法、図3A,Bに立上金具のボルトの実施例とその変形例、図3C,Dに係止金具の実施例とその変形例、図3Eにワツシャーの一実施例、図4に拡開用スリーブの実施例とその変形例、図5にリングの実施例とその変形例を示している。図中1は支柱bや防音用のパネルc及び外装用のパネルd等からなる構築された防音壁(図6A参照)、10a,10bは頭部2a付きのボルト2や、複数の拡開爪3d付き係止金具3、ワツシヤー4、拡開用スリーブ5、硬質筒状材6、ワツシヤー7、座金8、ナツト9等からなる立上金具、20a,20b,20c又は23a,23b,23cはボルト2の外側に取り付けるリング、30は各リングに挿通して張設する条材(撚り線やワイヤー等)である。
【0011】
図示の実施例は、構築した防音壁1の各パネルdに、拡開爪3d付き係止金具3と拡開用スリーブ5を嵌装したボルト2の頭部2a側を外側Xから嵌挿し、ボルト2の外側に座金8を介してナツト9をねじ込み、係止金具3をパネルd側へ引き寄せ拡開用スリーブ5で各拡開爪3dを拡開せしめてパネル内側に係止し立上金具10aとして突設し、ボルト外側にリング20a,20b,20cを付設し条材30を挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法において、ボルト2に設けた回転止め部2bによりボルト2とともに係止金具3の回転を止めてナツト9をねじ込み、各拡開爪3dの先端部に設けた湾曲部3eにより拡開爪を二次的に拡開せしめ、係止金具3内に拡開用スリーブ5を充満させて、係止金具3をパネルd内側に係止することを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法になっている。
【0012】
前記の防音壁のパネル落下防止工法において、前記の湾曲部3eに代えて、各拡開爪3dの先端部に設けた滑性の被覆膜3fにより拡開爪の先端部3dを二次的に拡開せしめることを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法になつている。
【0013】
前記の湾曲部3e又は滑性の被覆膜3fに代えて、ボルト2に嵌装してパネルd内側に配置したワツシャー4により各拡開爪3dの先端部を二次的に拡開せしめることを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法になっている。
【0014】
拡開用スリーブ5の外周面により拡開された係止金具3の各拡開爪3dの先端部を、拡開用スリーブ5のパネルd側に設けた凹アール付き鍔部5cにより二次的に拡開せしめることを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法になつている。
【0015】
拡開用スリーブ5のパネルd側に配置した硬質筒状材6により、拡開用スリーブ5のパネルd側に設けた凹アール付き鍔部5cを拡径せしめて、凹アール付き鍔部の拡径により各拡開爪3dの先端部を二次的に拡開せしめることを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法になっている。
【0016】
さらに詳述すると、立上金具10a,10bは、ボルト2、複数の拡開爪3d付き係止金具3、ワツシヤー4、拡開用スリーブ5、あるいはまた硬質筒材6、及びワツシヤー7、座金8、ナツト9等からなり、この立上金具は、図6Aに示すように構築された防音壁1において、張り詰められているパネル(外装板)dに外側Xから挿着して突設し、さらに、そのボルト2の外側にリング10a、10b又は10cを取り付けて、そのリングに条材(撚り線やワイヤー等)30を挿通させて張設することによりパネル落下防止装置として容易に施工される。
【0017】
前記のボルト2は、図3Aに示すように係止金具3の抜け止め用の頭部2aを有し、外端側に断面多角形(図示例)又は少なくとも対設した一対の平面部(図示省略)からなる回転止め部2bを設け、又は、図3Bに示すようにボルト2の外側のねじ部中に少なくとも対設した一対の切り欠き溝(図示例)又は断面多角形部(図示省略)からなる回転止め部2bを設けた構造にしている。ナツト9のねじ込みに際し、回転止め部2bを適宜の工具によつて挟持することにより、ボルト2とともに拡開爪3d付き係止金具3を効果的に回転止めして、ナツトのねじ込みを容易とし、各拡開爪3dの先端縁部によるパネルd内側面の回転損傷を防止する。
【0018】
図3Cに示す係止金具3は、好ましくは適度に強靭な金属により基本的に筒状に形成して、基端側面(図示左端面部)にボルト2に嵌装するボルト孔3bを設け、前部側(図示右側)から複数の切り欠き溝3cを周間隔をおき形成して複数(図示例は4個)の拡開爪3dを設け、各拡開爪3dの先端縁部を適度に外周へ向けて変形した湾曲部3eを付設した構造にしている。ボルト2に嵌装してパネルdのボルト孔(符号省略)に外側Xから挿入する際は、各拡開爪3dの先端縁部(湾曲部3e)を適度に縮径することにより、ボルト2に嵌装してパネルdのボルト孔に外側から容易に挿入される。また、ナツト9のボルト2へのねじ込みに際し、各拡開爪3dは、拡開用スリーブ5の外周面5bで一次的に拡開された後、先端縁部の湾曲部3eによりパネルd内側面への食い込みが効果的に回避されて、二次的に拡開せしめられ、パネル内側面の食い込み損傷を解消するなど、優れた係止性能、信頼性が得られる(図1,図2参照)。
【0019】
図3Dに示す変形例の係止金具3は、前記の湾曲部3eに代えて、各拡開爪3dの先端縁部を適度の凸アール形状とし、先端部の適宜の範囲にわたり滑性(表面)の保護膜3fを施して被覆した構造に特徴を有し、その他の構造は図3Cに示す実施例と同様な構造にしている。この係止金具3は、その各拡開爪3dの先端縁部に凸アール部を形成して滑性(表面)の保護膜3fで被覆しているので、ボルト2にナツト9をねじ込みボルトとともにパネルd側へ引き寄せられる際に、その各拡開爪3dは、拡開用スリーブ5の外周面5bで一次的に拡開された後、その滑性(表面)の保護膜3fによりパネルd内面への各拡開爪3dの先端縁部の食い込み損傷を効果的に回避して、かつその二次的な拡開を円滑に助長せしめ、最終的にはパネルとの摩擦を適度に高めるなど優れた係止性能、信頼性が得られる。
【0020】
ワツシャー4は、適度の硬度や可撓性、滑性(表面)及び弾性(金属製の場合は凸湾曲形状に形成するなど)を有する各種の合成樹脂製やゴム製又は金属製の薄い硬質円板として、図3Eに示すように中央部にボルト2に嵌装するボルト孔4aを形成し、必要に応じ複数の切り線4bを周間隔をおき付設した構造にしている。ワツシャー4は、防音壁1に張り詰めているパネルdに、立上金具10b(図2参照)のボルト2に嵌装して挿入する際に、複数の切り線4bによりその周囲を縮径せしめることにより、パネルdの外側Xからボルト2とともに容易に挿入して内側に配置される。また、ナツト9のねじ込みによりボルト2を介し係止金具3をパネルd側へ引き寄せる際に、拡開用スリーブ5で一次的に拡開されたその各係止爪3bの先端縁部(必要に応じ図3のように湾曲部3eや保護膜3fを付設)は、このワツシャー4により外周側へ二次的に拡開されて、パネルd内側面の食い込み損傷を解消するなど係止性能、信頼性を著しく高める。また、防音壁1に張り詰める前のパネルdにボルト孔を予め設ける場合は、必要に応じワツシャー4をパネルdの内面側に接着剤等で予め取り付けることも可能である。図1、図2に示すガスケツト7は、ワツシャー4と同様な硬質円板であり、中央部にボルト2に嵌装するためのボルト孔を設けた構造になっている。
【0021】
図4Aに示す実施例の拡開用スリーブ5は、適度に硬質で適度の膨張性、弾性を有する各種の合成樹脂やゴム製等とし、立上金具10a,10bのボルト2に嵌装するボルト孔5aを貫設し、パネルd側を適度に拡径したテーパ面としかつ適度の滑性面に形成した一次拡開用の外周面5bを設け、好ましくはパネルd側の端部に凹アール付き鍔部5cを設けた構造にしている。この拡開用スリーブ5は、ナツト9のボルト2へのねじ込みによりボルトとともに係止金具3をパネルd側へ引き寄せる際に、外周面5bにより係止金具3の各拡開爪3dを一次的に適度に拡開した後、凹アール付き鍔部5cにより各拡開爪3dの先端部を二次的に拡開せしめる。係止金具3の各拡開爪3dが二次的に拡開されてパネルd内側面に係止される段階になると、拡開用スリーブ5が係止金具3内でその長さが適度に圧縮されて周囲へ膨径(外周への膨らみ)されて充満される。凹アール付き鍔部5cの膨径は前記の二次的な拡開をさらに助長して顕著とし、パネルd内側面の食い込み損傷を解消するなど係止性能、信頼性を効果的に高める。
【0022】
図4Bに示す変形例の拡開用スリーブ5は、適度に硬質で適度の膨張性、弾性を有する各種の合成樹脂やゴム製とし、図4Aに示す実施例に比べると凹アール付き鍔部5cを設けたパネルd側に周間隔をおき複数の切り線5dを設けた構造に特徴を有し、その他の構造は実施例と同様になっている。この変形例では、図示のように各種の硬質材(金属製、硬質合成樹脂製等)で短い円筒に形成し、ボルト孔6aを設けた拡開用スリーブ5拡径用の短い硬質筒状材6を組み合わせてセットし、硬質筒状材6の一面6bにより、拡開用スリーブ5の切り線5d付き凹アール付き鍔部5cを受け止めて効果的に拡径せしめ、この拡径により各拡開爪3dの先端部の二次拡開をさらに助長せしめ、パネル板d内面の食い込み損傷を解消するなど係止性能、信頼性を著しく高める。
【0023】
図5Aに示す実施例のリング20aは、ボルト2の先端側へねじ込み連結するボルト孔22a付きの本体21a(好ましくは金属製)を有し、本体に突設したリング23a(好ましくは金属製)等からなり、リング23aの先端部に隙間αを形成する交差部24を設けた構造にしている。リング20aは、防音壁1のパネルdに取り付けた立上金具のボルト2の外側にねじ込み連結して、リング23aに条材(撚り線やワイヤー)30を交差部24の隙間αから容易に挿入することができる。図5Bに示す変形例のリング金具20bは、前記の実施例に比べボルト孔22b付きの本体21bに完全なリング23bを突設した構造に特徴を有し、その他の構造は実施例と同様になっている。リング23bに条材30を挿入する。図5Cに示す変形例のリング金具20cは、適宜の幅の金属板を折曲して重合した両端部21cにボルト孔22cを設け、折曲部を短い円筒状に形成したリング23cとした構造にしている。リング金具20cは、図1Bに示すように立上金具のボルト2外側にナツト9をさらにねじ込み固定して、そのリング23cに条材30を挿入する。
【0024】
第1実施例の防音壁のパネル落下防止工法は、図6に示すように道路等の側部aに相互間隔をおき建てた支柱b群の内側に、多数の防音用のパネル板cをボルト等で張り詰め、支柱群の外側に多数の外装用のパネル板dを水平方向に指向させてボルト等で複数段に張り詰めた防音壁1において、図1Aに示すように複数の湾曲部3e付き拡開爪3dを有する係止金具3及び凹アール付き鍔部5c付き拡開用スリーブ5を嵌装した回り止め部2b付きボルト2の頭部2a側を各パネル(外装用)dのボルト孔(符号省略)にその外側Xから挿入する。係止金具3は先端部の湾曲部3eを縮径させることによりパネルd内側へ格別な支障なく挿入される。さらに、ボルト2の外側に好ましくはガスケツト7と座金8を嵌装してナツト9を螺合し、ボルト2の外側に設けた回転止め部2bを適宜の工具(図示省略)で挟持しボルト2の回転止めをして、ナツト9をねじ込むことにより、ボルト2とともに係止金具3の回転止めをしてパネルd側へ引き寄せる。係止金具3の各拡開爪3dは拡開用スリーブ5の外周面5bで一次的に拡開された後、各拡開爪3dの湾曲部3eが、拡開用スリーブ5の凹アール付き鍔部5cで二次的に拡開せしめられる。各湾曲部3eは、パネルd内面を格別に損傷しないで強力に係止される。拡開用スリーブ5は、各拡開爪3dの前記の二次拡開に伴って最終的には長さが短縮されて外周へ向け著しく膨径(外周の膨らみ)され、係止金具3内に蜜に充填されて、その摩擦により各拡開爪3とボルト2及びパネルdが一体化され、振動等による緩みなどが防止されるなど、立上金具10aの係止力、信頼性を効果的に高める。図1Bに示すように外装用の各パネルdに容易に強力に装着された立上金具10aは、その各ボルト2の外側Xから容易にかつ強力に挟持させて装着され、その装着に際し係止金具3とボルト2の回転止め、各拡開爪3dの湾曲部3eによる前記のような二次拡開等により、各パネルdは格別に損傷されずその腐食が効果的に解消されるなど、優れた装着性、係止力、信頼性とともに耐久性が得られる。
【0025】
さらに、図1Bに示すように各パネルdに装着した立上金具10aのボルト2外側に、リング20aや20b又は20cを螺合し又は嵌装してナツト9で挟持して取り付け、各リング20aや20b又は20cの23aや23b又は23cに条材(撚り線やワイヤー)30を挿通して両端を適宜の手段で固定し、介装した張線器hにより撚り線やワイヤー30を適度に引き締めて張設することにより、既設の防音壁1においてもパネル落下防止装置(図6A参照)を容易に施工することができる。多数の立上金具10aに長尺の条材30を挿通する場合はリング20aを適用し、比較的に少ない立上金具に短い条材30を挿通する場合は必要に応じリング20bの適用が可能となり、パネルdに対し条材30を比較的に近く配置する場合にはリング20cが好適となる。
【0026】
図1に示す防音壁のパネル落下防止工法において、各拡開爪3dの先端部に設けた湾曲部3eは、凹アール付き鍔部5cのない拡開用スリーブ5を適用した場合でも、パネルd内面で格別に食い込まないで外周へ滑り変形し易く前記のような二次拡開の機能が得られる。また、凹アール付き鍔部5cは湾曲部3eの二次拡開をさらに助長する。さらに、図3Dに示すように各拡開爪3dの先端縁部に設けた凸アール付き被覆膜3fを施した係止金具3を適用すると、被覆膜3fは、前記の湾曲部3eとほぼ同様な機能を発揮して、同様な作用、効果が得られる。
【0027】
第2実施例の防音壁のパネル落下防止工法は、図1に示す第1実施例の防音壁のパネル落下防止工法に比べ、湾曲部3e付き拡開爪3dを有する係止金具3及び凹アール付き鍔部5cを有する拡開用スリーブ5とともに、ガスケツト4及び硬質筒状材6を嵌装したボルト2の頭部2a側を各パネルdのボルト孔(符号省略)に外側Xから挿入する工法に特徴を有する。このガスケツト4は、好ましくは複数の切り線4c(図3E参照)を設けるなどにより、前記のように縮径させてパネルd内側へ格別な支障もなく容易に挿入される。また、拡開用スリーブ5は、必要に応じその凹アール付き鍔部5cの部分に複数の切り線5dを設け硬質筒状材6を図示のように組み合わせることにより、硬質筒状材6により凹アール付き鍔部5cの膨径かさらに高められる。係止金具3及び拡開用スリーブ5とともにガスケツト4及び硬質筒状材6を嵌装したボルト2の頭部2a側を各外装用のパネルdのボルト孔(符号省略)に外側Xから挿入し、ボルト2の外側に好ましくはガスケツト7と座金8を嵌装しナツト9を螺合して、ボルト2の回転止め部2bを適宜の工具(図示省略)で挟持しボルト2の回転止めをしてナツト9をねじ込み、ボルト2とともに係止金具3を回転止めしてパネルd側へ引き寄せると、係止金具3の各拡開爪3dは拡開用スリーブ5の外周面5bで一次的に拡開された後、各拡開爪3dの湾曲部3eは、拡開用スリーブ5の凹アール付き鍔部5c及びガスケツト4の内側面で効果的に二次拡開せしめられ、パネルd内側面を損傷しないでガスケツト4を介し強力に係止される。拡開用スリーブ5は、各拡開爪3dの前記の二次拡開に伴って最終的には適度に長さが短縮されて外周への膨径がさらに助長されるとともに、硬質筒状材6の前面により凹アール付き鍔部5cが効果的に膨径されて、係止金具3内に蜜に充填され、各拡開爪3d、ボルト2及びガスケツト4に圧着して係止力がさらに効果的に助長され、立上金具10bの係止力、信頼性がさらに高められる。基本的には第1実施例とほぼ同様な作用、効果が得られる。
【0028】
さらに、図2Bに示すように各パネルdに装着した立上金具10bのボルト2の外側に、リング20aや20b又は20cを螺合し又は嵌装してナツト9で挟持して取り付け、各リング23aや23b又は23cに条材30を挿通して両端を適宜の手段で固定し緊張させい張設することにより(図6A参照)、既設の防音壁1においてもパネル落下防止装置(図6A参照)を容易に施工できる。
【0029】
図2に示す防音壁のパネル落下防止工法においても、各拡開爪3dの先端部に設けた湾曲部3eに代えて、各拡開爪3dの先端部に凸アール付き被覆膜3fを設けた係止金具3を適用すると、この凸アール付き被覆膜3fは、前記の湾曲部3eとほぼ同様な機能を発揮して、同様な作用、効果が得られるなどの改変が可能である。
【0030】
本発明は、図示の実施例に限らず必要に応じ垂直に構築して防音壁にも適用され、立上金具を必要に応じ防音用のパネルに装着したり、また、係止金具の各拡開爪3dの先端縁部に設けた湾曲部3eに必要に応じ被覆膜3fをさらに施すなど、図示の各実施例の構成は必要に応じ組み合わせるなどの改変が可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、前述のような構成からなり構築した防音壁の各パネルに、拡開爪付き係止金具と拡開用スリーブを嵌装したボルトの頭部側をパネルに外側から嵌挿し、ボルトの外側に座金を介しナツトをねじ込み、係止金具を引き寄せて拡開用スリーブで各拡開爪を拡開せしめてパネル内面に係止し立上金具として突設し、ボルトの外側にリングを付設し条材を挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法において、反頭部側端部に回転止め部を設けたボルトを用いるとともに、各拡開爪の先端縁部が外周に向けて開くように変形した湾曲部を有する係止金具を用い、前記ボルトに設けた回転止め部を工具により挟持してナツトをねじ込むことにより、ボルトとともに係止金具の回転を止めてパネル側に引き寄せるので、
ナツトのねじ込みや係止金具の引寄せ及びその各拡開爪の拡開が円滑となり、各拡開爪の回転によるパネル損傷が解消される。
また、各拡開爪の先端縁部が外周に向けて開くように変形した湾曲部を有する係止金具を用い、前記ボルトに設けた回転止め部を工具により挟持してナツトをねじ込むことにより、ボルトとともに係止金具の回転を止めてパネル側に引き寄せ、各拡開爪の先端部に設けた前記湾曲部により拡開爪を二次的に拡開せしめるので、拡開爪がパネル内面に食い込まないで外周へ滑り変形し、パネル内側面の食い込み損傷を効果的に解消でき、各拡開爪の先端部が効果的に二次的に拡開せしめられることにより、拡開用スリーブ5が係止金具3内でその長さが適度に圧縮されて周囲へ膨径(外周への膨らみ)されて充満されるので、パネル内側への係止力が著しく高められかつ各拡開爪、ボルトの緩みが防止される。したがって、前記のように構築した防音壁の各パネル外側から立上金具を強力に装着して、リングを付設し条材を挿通して張設することにより、パネル落下防止装置として容易に施工されるなど、立上金具の装着性や係止力、信頼性とともに耐久性を著しく向上している。
【0032】
前記の防音壁のパネル落下防止工法において、前記の湾曲部に代えて、各拡開爪の先端縁部に設けた滑性の被覆膜により拡開爪を二次的に拡開せしめ、この滑性の被覆膜は、前記の湾曲部と同様に各拡開爪を二次的に拡開せしめ、ほぼ同様な作用、効果が得られる。
【0033】
また、前記の湾曲部又は滑性の被覆膜に代えて、ボルトに嵌装してパネル内側面に配置したワツシャーにより各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめ、そのワツシャーにより各拡開爪の先端部はパネル内面を格別に損傷しないで二次的に拡開されるなど、ほぼ同様な作用、効果が得られる。
【0034】
拡開用スリーブの外周面により拡開された係止金具の各拡開爪の先端部を、拡開用スリーブのパネル側に設けた凹アール付き鍔部により二次的に拡開せしめることにより、この凹アール付き鍔部は、係止金具の各拡開爪の先端部を二次的にさらに効果的に拡開せしめ、各拡開爪の先端部において拡開用スリーブがさらに膨張されて充満されるなど、立上金具の装着性、係止性能、信頼性をさらに高めている。
【0035】
さらに、拡開用スリーブのパネル側に配置した硬質筒条材により、拡開用スリーブのパネル側に設けた凹アール付き鍔部を拡径せしめて、凹アール付き鍔部の拡径に伴って各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめることにより、その硬質筒条材で拡開用スリーブの凹アール付き鍔部が積極的に拡径され、この拡径に伴って各拡開爪の二次拡開をさらに高め、係止金具内で拡開用スリーブをさらに充満せしめるなど、総合的に優れた立上金具(ボルト)の装着性、信頼性とともに耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す立上金具の装着工程を示す側視図(A)及び立上金具とリングの装着状態を示す側視図(B)
【図2】第2実施例を示す立上金具の装着工程を示す側視図(A)及び立上金具とリングの装着状態を示す側視図(B)
【図3】立上金具のボルトの実施例を示す側視図(A)とその変形例を示す側視図(B)と係止金具の実施例を示す側視図(C)とその変形例を示す側視図(D)及びワツシャーの一実施例を示す側視・正面図(E)
【図4】立上金具の拡開用スリーブの実施例を示す側視図(A)及びその変形例を示す側視図(B)
【図5】リングの各実施例を示す側視図(A)(B)(C)
【図6】防音壁の側視図(A)と従来の立上金具の側視図(B)とそのリングの側視図(C)及びその装着状態を示す側視図(D)である。
【符号の説明】
1 防音壁
3 係止金具
3d 拡開爪
3e 湾曲部
3f 被覆膜
4 ワツシャー
5 拡開用スリーブ
6 硬質筒状材
5c 凹アール付き鍔部
10a 立上金具
23a,23b,23c リング
30 撚り線やワイヤー
d パネル
X 外側
Claims (5)
- 構築した防音壁の各パネルに、拡開爪付き係止金具と拡開用スリーブを嵌装したボルトの頭部側を外側から嵌挿し、ボルトの外側に座金を介してナツトをねじ込み、係止金具をパネル側へ引き寄せて拡開用スリーブで各拡開爪を拡開せしめパネル内面に係止し立上金具として突設し、ボルトの外側にリングを付設し条材を挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法において、反頭部側端部に回転止め部を設けたボルトを用いるとともに、各拡開爪の先端縁部が外周に向けて開くように変形した湾曲部を有する係止金具を用い、前記ボルトに設けた回転止め部を工具により挟持してナツトをねじ込むことにより、ボルトとともに係止金具の回転を止めてパネル側に引き寄せ、各拡開爪の先端部に設けた前記湾曲部により拡開爪を二次的に拡開せしめ、係止金具内に拡開用スリーブを充満させて、係止金具をパネル内側に係止することを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法。
- 構築した防音壁の各パネルに、拡開爪付き係止金具と拡開用スリーブを嵌装したボルトの頭部側を外側から嵌挿し、ボルトの外側に座金を介してナツトをねじ込み、係止金具をパネル側へ引き寄せて拡開用スリーブで各拡開爪を拡開せしめパネル内面に係止し立上金具として突設し、ボルトの外側にリングを付設し条材を挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法において、反頭部側端部に回転止め部を設けたボルトを用いるとともに、各拡開爪の先端部に滑性の被覆膜を設けた係止金具を用い、前記ボルトに設けた回転止め部を工具により挟持してナツトをねじ込むことにより、ボルトとともに係止金具の回転を止めてパネル側に引き寄せ、各拡開爪の先端部に設けた滑性の被覆膜により拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめ、係止金具内に拡開用スリーブを充満させて、係止金具をパネル内側に係止することを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法。
- 構築した防音壁の各パネルに、拡開爪付き係止金具と拡開用スリーブを嵌装したボルトの頭部側を外側から嵌挿し、ボルトの外側に座金を介してナツトをねじ込み、係止金具をパネル側へ引き寄せて拡開用スリーブで各拡開爪を拡開せしめパネル内面に係止し立上金具として突設し、ボルトの外側にリングを付設し条材を挿通して張設する防音壁のパネル落下防止工法において、反頭部側端部に回転止め部を設けたボルトを用いるとともに、ボルトに嵌装してパネル内側に配置したワツシャーを用い、前記ボルトに設けた回転止め部を工具により挟持してナツトをねじ込むことにより、ボルトとともに係止金具の回転を止めてパネル側に引き寄せ、パネル内側に配置した前記ワツシャーにより各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめ、係止金具内に拡開用スリーブを充満させて、係止金具をパネル内側に係止することを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法。
- 請求項1、請求項2又は請求項3記載の防音壁のパネル落下防止工法において、拡開用スリーブの外周面により拡開された係止金具の各拡開爪の先端部を、拡開用スリーブのパネル側に設けた凹アール付き鍔部により二次的に拡開せしめることを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法。
- 請求項4記載の防音壁のパネル落下防止工法において、ボルトに嵌装して拡開用スリーブのパネル側に配置した硬質筒状材により、拡開用スリーブのパネル側に設けた凹アール付き鍔部を拡径せしめて、凹アール付き鍔部の拡径とともに各拡開爪の先端部を二次的に拡開せしめることを特徴とする防音壁のパネル落下防止工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047568A JP3910330B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 防音壁のパネル落下防止工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047568A JP3910330B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 防音壁のパネル落下防止工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234513A JP2001234513A (ja) | 2001-08-31 |
JP3910330B2 true JP3910330B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=18569802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000047568A Expired - Fee Related JP3910330B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 防音壁のパネル落下防止工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3910330B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723351B2 (ja) * | 2005-11-07 | 2011-07-13 | 日鐵住金建材株式会社 | パネル落下防止用ワイヤー挿通具 |
WO2015151302A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 友志郎 久保 | パネル及びその取付構造 |
CN107740589B (zh) * | 2017-09-21 | 2024-04-30 | 浙江益能建材科技有限公司 | 保温板安装支架锁止结构 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000047568A patent/JP3910330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001234513A (ja) | 2001-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0645051Y2 (ja) | アンカーナット締着装置 | |
EP1039195B1 (fr) | Collier de fixation pour pièce tubulaire | |
AU2005311624B2 (en) | Self-drilling hollow wall anchor | |
US4950001A (en) | Graduated friction anchor | |
GB2243425A (en) | Anchoring of bolts or screws in holes | |
KR20010006368A (ko) | 자유 작동식 토오크 너트 | |
JP3910330B2 (ja) | 防音壁のパネル落下防止工法 | |
JP2007239437A (ja) | タイケーブル結束装置 | |
JPH0830547B2 (ja) | 管継手 | |
JPH0236806B2 (ja) | ||
HU206763B (en) | Tightening key | |
JPH05118309A (ja) | 拡張可能な固定装置 | |
JPH10245898A (ja) | 円環継手及びその締付治具 | |
JP3153130U (ja) | ダブルナット | |
JP3873531B2 (ja) | ホース接続継手を用いた補強層入りホース接続構造体 | |
JPH06193151A (ja) | 拡開アンカー | |
JP3194633U (ja) | ボルト | |
CN216742348U (zh) | 一种紧固锚定件 | |
JPH0425532Y2 (ja) | ||
JP2769111B2 (ja) | マンホ−ルと導管の接続等に用いる継手及びその圧着治具 | |
JPS5938523Y2 (ja) | 基礎コンクリ−ト用ゆるみ止めアンカ−ボルト | |
JP2004011876A (ja) | ブラインドナット | |
JPH11210736A (ja) | 緩み止め部材 | |
JP3105059B2 (ja) | 化粧胴差の取付け構造 | |
JPH0558267U (ja) | インサート金具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040831 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041228 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3910330 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |