JP3910258B2 - 自動製氷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製氷皿内に給水した後、製氷皿を冷却して製氷を進行させ、製氷完了時点で離氷動作させるように構成された自動製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動製氷装置を内部に配設して成る冷蔵庫が従来より販売されている。このような自動製氷装置付き冷蔵庫においては、給水タンクを冷蔵室に設けると共に、製氷皿を製氷室に設け、給水ポンプにより給水タンク内の水を製氷皿へ供給するように構成されている。
【0003】
ところで、上記給水タンク内に貯留されている水には、細菌やバクテリヤ等がある程度含まれていることがわかっている。即ち、上記した自動製氷装置により製造される氷には、細菌やバクテリヤ等が含まれている。これに対して、近年、衛生上の観点から、細菌やバクテリヤ等を含まない氷を希望するユーザーが増えている。そこで、細菌やバクテリヤ等を含まない氷を製造する自動製氷装置が考えられており、その一例として特開平5−157422号公報に記載された構成がある。
【0004】
この公報に記載された構成では、冷蔵室内に紫外線ランプを設け、この紫外線ランプを発光させることにより水に含まれている細菌やバクテリヤ等を殺菌し、この殺菌した水を給水ポンプにより製氷皿へ給水するように構成されている。この構成によれば、殺菌した水を用いて氷を製造するから、細菌やバクテリヤ等を含まない氷を製造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成では、水の殺菌時に紫外線ランプを発光させているが、紫外線ランプは発光時にある程度熱を発生する。このため、上記構成では、紫外線ランプが発生した熱により冷蔵室内の温度が上昇してしまうおそれがあった。即ち、紫外線ランプが発生する熱エネルギーは、全く無駄になっているばかりか、冷蔵庫の冷却運転に悪影響を与えていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、紫外線ランプを用いて細菌やバクテリヤ等を含まない氷を製造することができる構成でありながら、紫外線ランプが発生する熱エネルギーを有効に利用することができる自動製氷装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動製氷装置は、製氷皿内に給水し、前記製氷皿を冷却して製氷を進行させ、そして、前記製氷皿内の製氷が完了した時点で離氷動作させるように構成された自動製氷装置において、前記製氷皿の上方に紫外線ランプを設けると共に、前記製氷皿内の製氷が完了するまで前記紫外線ランプを間欠通電する通電制御手段を設けたところに特徴を有する。
【0008】
上記構成によれば、製氷皿内の製氷が完了するまで、製氷皿の上方に設けられた紫外線ランプを間欠通電する構成であるので、紫外線ランプから放射される紫外線により製氷皿内の水に含まれている細菌やバクテリヤ等が殺菌される。これにより、細菌やバクテリヤ等を含まない氷を製造することができる。しかも、上記構成では、紫外線ランプが発生する熱が製氷皿内の水の上面部を加熱することから、製氷皿内の水は、底部から上部へ向けて製氷が進行していくと共に、製氷進行速度が遅くなる。この結果、透明な氷を製造することができる。従って、紫外線ランプが発生する熱エネルギーを透明氷製造用に利用することができる。
【0009】
また、上記構成の場合、紫外線ランプの上方を覆う蓋を設けると共に、この蓋により製氷皿の上面開口部の一部分を覆うように構成することが好ましい。更に、製氷皿の上面開口部を覆う蓋を設けると共に、この蓋の内面に紫外線ランプを配設することが良い構成である。更にまた、蓋と紫外線ランプとの間に、ヒータを配設することがより一層好ましい構成である。
【0010】
一方、製氷皿を2列に配列された複数個の製氷ボックス部を有するように構成すると共に、この製氷皿の2列の製氷ボックス部の間に断熱材を配設することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動製氷装置付き冷蔵庫に適用した第1の実施例について図1ないし図3を参照しながら説明する。まず、図2は上記冷蔵庫のうちの自動製氷装置を搭載した部分周辺を示す部分縦断側面図である。この図2において、冷蔵庫の本体1の内部には、冷蔵室2及び製氷室3が仕切壁4を介して上下に設けられている。上記冷蔵室2の底部には、給水装置5が配設されている。
【0012】
この給水装置5は、支持台6上に載置された給水タンク7と、この給水タンク7の給水口を閉塞するキャップ8に設けられた給水弁(図示しない)と、この給水弁を開閉駆動する弁駆動機構9と、支持台6に上記給水弁から流れ出した水を受けるように設けられた水受容器10とから構成されている。弁駆動機構9は、給水弁を開閉駆動する操作軸、この操作軸を動作させる弁駆動モータ11(図3参照)及びカム機構等を有している。
【0013】
また、水受容器10の底部には、該水受容器10内に受けた水を流下させる注水管12が下方へ向けて突設されている。この注水管12は、仕切壁4を貫通するように配設されており、その先端開口部が製氷室3内に臨むように構成されている。尚、給水タンク7は支持台6上に着脱可能に載置されており、この給水タンク7の有無は検知レバー13を介してタンクスイッチ14により検知されるように構成されている。
【0014】
さて、製氷室3内の上部には、製氷皿15が上記注水管12から流下する水を受けるように配設されている。上記製氷皿15は、仕切壁4の下面に設けられた製氷皿回動機構16によりほぼ上下反転する位置まで回動駆動されると共に、ねじられるように構成されている。この構成の場合、製氷皿15内の製氷が完了した状態で、製氷皿回動機構16により製氷皿15が回動されると共にねじられると、製氷皿15から離氷されるようになっている。上記製氷皿回動機構16は、皿駆動モータ17(図3参照)及びギヤ機構の他に、製氷皿15の水平位置及び反転位置を検知する位置センサ18(図3参照)等を備えている。
【0015】
また、製氷室3内には、上記製氷皿15から離氷されて落下する氷を貯留する貯氷ボックス19が配設されている。この貯氷ボックス19内に貯留された氷が満杯であるか否かは、貯氷検知レバー20により検知されるように構成されている。この貯氷検知レバー20は、上記製氷皿回動機構16により上下方向へ揺動されるように構成されている。具体的には、貯氷検知レバー20は、離氷動作時に上方へ揺動された後、離氷動作が完了すると下方へ揺動されるように構成されている。また、上記貯氷検知レバー20が氷の満杯状態を検知すると、製氷皿回動機構16内に設けられた貯氷スイッチ21(図3参照)がスイッチ動作する構成となっている。
【0016】
さて、上記製氷皿15は、例えばプラスチックにより成形されており、図1にも示すように、2列に配列された複数個の製氷ボックス部22を有するように構成されている。この製氷皿15の上面開口部は、断熱材製(例えば発泡スチロール製)の蓋23により覆われている。この蓋23の内面(図1中下面)には、2列の製氷ボックス部22に対応するように2列の収容溝24、25が形成されている。これら2列の収容溝24、25内に、2本の紫外線ランプ26、27がそれぞれ収容固定されている。尚、本実施例の場合、上記紫外線ランプ26、27として、それぞれ例えば1.7Wタイプのものを使用している。
【0017】
また、上記製氷皿15の外底面における製氷ボックス部22の間の部位には、製氷皿15の温度を検知する製氷温度センサ28(図3にのみ図示する)が配設されている。この製氷温度センサ28は、製氷皿15内に給水されたことや、製氷皿15内の製氷が完了したこと等を検知するための温度センサである。
【0018】
尚、上記蓋23は、製氷皿回動機構16により開閉動作されるように構成されている。具体的には、蓋23は、離氷動作時には製氷皿15の上面開口部を開放するように動作されると共に、製氷皿15が水平位置に戻ったときには製氷皿15の上面開口部を閉塞するように動作される構成となっている。
【0019】
また、図3は電気的構成を機能ブロックの組み合わせにて示す図である。尚、図3には自動製氷装置の電気的構成だけを示し、冷蔵庫の他の電気的構成については図示することを省略した。この図3において、制御装置29は、マイクロコンピュータ等から構成されており、冷蔵庫及び自動製氷装置の運転を制御する機能を有している。この制御装置29が通電制御手段を構成している。
【0020】
上記制御装置29は、タンクスイッチ14、位置センサ18、貯氷スイッチ21及び製氷温度センサ28からの各検知信号を入力するように構成されている。そして、制御装置29は、弁駆動モータ11、皿駆動モータ17及び紫外線ランプ26、27を駆動回路30を介して各別に通電制御することが可能な構成となっている。
【0021】
次に、上記した構成の自動製氷装置の動作について説明する。この場合、製氷皿15の離氷動作が完了した時点、即ち、位置センサ18により製氷皿15が水平位置(水平状態)に戻ったことを検知した時点から説明する。製氷皿15が水平状態に戻ったことを検知すると、制御装置29は製氷皿15内へ給水動作を実行する。具体的には、制御装置29は、弁駆動モータ11を通電制御して弁駆動機構9を動作させることにより、給水タンク7のキャップ8の給水弁を開閉操作する。これにより、給水タンク7から所定量の水が水受容器10及び注水管12を通って製氷皿15内に供給(注水)される。
【0022】
続いて、制御装置29は、紫外線ランプ26、27の通電制御を開始する。この場合、制御装置29は、紫外線ランプ26、27を間欠通電するように、具体的には、紫外線ランプ26、27を設定時間L1オンし、且つ、設定時間L2オフする通断電を繰り返すように構成されている。そして、制御装置29は、製氷温度センサ28により製氷皿15内の製氷完了を検知するまで、上記紫外線ランプ26、27の間欠通電を実行するように構成されている。
【0023】
ここで、上記紫外線ランプ26、27の間欠通電により、紫外線が製氷皿15内の水に照射されることから、製氷皿15内の水に含まれている細菌やバクテリヤ等が殺菌される。また、紫外線ランプ26、27から発生する熱により製氷皿15内の水の上面(水面)部分が加熱される。これと共に、製氷室3内に供給される冷気により製氷皿15内の水が冷却され、製氷動作が進行する。この場合、製氷は製氷皿15内において底部から上部へ向けて進行する。これにより、水に含まれている空気等が水面から放出されるようになり、製氷皿15内に透明氷が製造される。
【0024】
さて、製氷完了が検知されると、制御装置29は、紫外線ランプ26、27を断電し、製氷皿回動機構16を駆動させて離氷動作を行なう。この場合、制御装置29は、製氷皿回動機構16の皿駆動モータ17を通電制御することにより、製氷皿15を回動させて上下反転させると共にひねる。これにより、製氷皿15から氷が落下して貯氷ボックス19内に貯留される。そして、制御装置29は、皿駆動モータ17を反転方向へ通電することにより、製氷皿15を水平状態に復帰させる。これにより、離氷動作が完了する。この後は、製氷皿15内への給水動作を再び実行し、上述した製氷動作を繰り返すように構成されている。
【0025】
尚、貯氷検知レバー20により貯氷ボックス19内が氷で満杯であることが検知されている場合には、製氷完了を検知しても上記離氷動作を実行しないで待機するように構成されている。
【0026】
このような構成の本実施例によれば、製氷皿15の上方に紫外線ランプ26、27を設けると共に、製氷皿15内の製氷動作中に紫外線ランプ26、27を間欠通電するように構成したので、紫外線ランプ26、27から放射される紫外線により製氷皿15内の水に含まれている細菌やバクテリヤ等を確実に殺菌することができる。これにより、細菌やバクテリヤ等を含まない氷を製造することができる。
【0027】
しかも、上記実施例では、紫外線ランプ26、27が発生する熱が製氷皿15内の水の上面部(水面部)を加熱して暖めることから、製氷皿15内の水は、その底部から上部へ向けて製氷が進行していくと共に、製氷進行速度が遅くなる。この結果、透明な氷を製造することができる。即ち、上記実施例においては、紫外線ランプ2、27が発生する熱エネルギーを透明氷製造用に利用することができる。
【0028】
また、上記実施例の場合、製氷皿15の上面開口部を覆う蓋23を設けると共に、この蓋23の内面に紫外線ランプ26、27を配設するように構成した。この構成によれば、紫外線ランプ26、27を製氷皿15の上方に配設する構成を簡単な構成にて容易に実現することができる。また、蓋23を断熱材により形成したので、製氷室3内の冷気により製氷皿15内の水の上面部が強く冷却されることを防止できる。これにより、紫外線ランプ26、27が発生する熱により製氷皿15内の水の上面部を十分に暖めることができ、製氷の進行方向を確実に制御することができる。この結果、一層透明度の高い透明氷を製造することができる。
【0029】
尚、上記実施例において、紫外線ランプ26、27を間欠通電する場合のオン用の設定時間L1及びオフ用の設定時間L2の各長さは、製氷の速度等を考慮して適宜決めれば良い。即ち、製氷皿15の大きさや製氷室3内に供給される冷気の量を考慮し、製氷速度を早くしたい場合には、設定時間L1を長くしたり、或いは、設定時間L2を短くしたりすることが考えられる。ここで、設定時間L1、L2を調整する場合に、透明氷が製造可能なように製氷の進行方向を設定することは勿論である。
【0030】
図4は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第2の実施例では、図4に示すように、製氷皿15の2列の製氷ボックス部22の間に、例えば発泡スチロールからなる断熱材31を配設している。このように断熱材31を配設する理由は、製氷皿15から氷を剥離し易くするためである。以下、離氷性が良くなる理由について簡単に述べる。
【0031】
まず、透明氷を製造しない場合(即ち、不透明な普通の氷を製造する場合)は、製氷皿15内において製氷はその上部から底部へ向けて進行するため、製造された氷に浮き上がろうとする上向きの力が残った状態で製氷が完了するようになる。このため、製氷皿15を上下反転させてひねった場合、氷が製氷皿15から離氷し易い。これに対して、透明氷を製造する場合は、製氷皿15内において製氷はその底部から上部へ向けて進行するため、製造された氷は製氷皿15内にこびりつくような状態で製氷が完了する。このため、製氷皿15を上下反転させてひねった場合、氷が製氷皿15から離氷し難い。実際、透明氷を製造した場合には、離氷動作させた後も、製氷皿15内に氷が一部残ってしまう事態が多々あることが確認されている。
【0032】
これに対して、第2の実施例では、断熱材31を製氷皿15の外底面における2列の製氷ボックス部22の間に取り付けた。この構成の場合、断熱材31により製氷皿15の2列の製氷ボックス部22の対向する部分の冷却の強さが他の部分よりも低下する。このため、製氷皿15内において、製氷はその底部から上部へ向けて進行すると共に、外側から内側へ向けて斜めに進行するようになる。この結果、製造された氷は製氷皿15内にこびりつくような状態になるものの、そのこびりつく力(こびりつき方)がアンバランスになった状態で製氷が完了する。そして、このような製氷完了状態で、製氷皿15を上下反転させてひねるのであるから、製氷皿15から氷が離氷し易くなるのである。本発明者は、第2の実施例によって透明氷を製造した場合、離氷動作が良好に行なわれることを実験により確認している。
【0033】
図5は本発明の第3の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第3の実施例では、図5に示すように、蓋23に代わる蓋32により製氷皿15の上面開口部を覆うように構成している。上記蓋32は、製氷皿15の上面開口部の一部分である例えば中間部分を覆うだけであり、図5中左右端部を覆わないように構成している。そして、上記蓋32の内面(下面)の中央部に1個の収容溝33を形成すると共に、この収容溝33内に1個の紫外線ランプ34を収容固定している。また、上述した以外の第3の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0034】
従って、第3の実施例においても、第1の実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第3の実施例によれば、蓋32により製氷皿15の上面開口部を覆う場合に、製氷皿15の上面開口部の図5中左右端部を覆わないように構成したので、製氷室3内に供給された冷気を製氷皿15内の水の上面に吹き付けることができる。このため、製氷皿15内の水をより早く冷却することができるから、製氷速度を早くすることができる。また、上記第3の実施例では、紫外線ランプ34を1個しか使用しないから、製造コストを低減することができる。
【0035】
図6は本発明の第4の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第4の実施例では、図6に示すように、蓋23の内面(下面)の中央部に1個の収容溝35を形成すると共に、この収容溝35内に1個の紫外線ランプ36を収容固定している。これ以外の第4の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第4の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0036】
図7は本発明の第5の実施例を示すものであり、第2の実施例と異なるところを説明する。尚、第2の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第5の実施例では、図7に示すように、蓋23の内面(下面)の中央部に1個の収容溝35を形成すると共に、この収容溝35内に1個の紫外線ランプ36を収容固定している。これ以外の第5の実施例の構成は、第2の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第5の実施例においても、第2の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0037】
図8は本発明の第6の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。尚、第5の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第6の実施例では、図8に示すように、蓋37の内面の中央部に形成された収容溝38と紫外線ランプ39との間に、ほぼ半円筒状をなすヒータ40を配設するように構成している。上記ヒータ40としては、例えば3Wの出力のヒータを使用している。そして、紫外線ランプ39は、蓋37の内面に取り付けられたランプカバー41により覆われている。
【0038】
上述した以外の第6の実施例の構成は、第5の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第6の実施例においても、第5の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第6の実施例では、ヒータ40により紫外線ランプ39を加熱するように構成したので、製氷室3内でありながら、紫外線ランプ39の設置環境の温度を約20℃程度に設定することが可能となる。これにより、紫外線ランプ39の寿命を大幅に長くすることができる。ちなみに、紫外線ランプ39は、環境温度が低いと、寿命がかなり短くなるという特性がある。
【0039】
また、上記第6の実施例では、ヒータ40から発生する熱により製氷皿15内の上面部の水を加熱することができるから、紫外線ランプ39を点灯させる時間は、製氷皿15内の水に含まれている細菌やバクテリヤ等を殺菌するのに必要な時間程度とすることができる。即ち、紫外線ランプ39を点灯させる時間を必要最小限の時間とすることができるので、紫外線ランプ39の寿命をより一層長くすることができる。
【0040】
ところで、水に含まれている細菌やバクテリヤ等を99.9%殺菌するのに必要な紫外線エネルギーの値は、10000μW・SEC/cmであることが知られている。ここで、製氷皿15の上面の面積が160cm(8cm×20cm)程度であるとすると、製氷皿15内の水を殺菌するのに必要な紫外線エネルギーの値は、160×10000=1.6W・SECとなる。即ち、1.6Wの紫外線ランプを1秒間発光させれば、製氷皿15内の水を十分殺菌することができるのである。従って、本実施例の場合、1.7Wの紫外線ランプを使用しているので、1秒以上発光させるように構成すれば良い。
【0041】
また、紫外線ランプの寿命は、環境温度が約20℃で間欠通電する場合、約4500h程度であることが知られている。そして、製氷動作は1日最大6回程度である。更に、冷蔵庫の使用年数は12年とすることが一般的である。これにより、製氷動作1回当たりの紫外線ランプの最大発光時間は約10分程度となることが計算により求まる。即ち、製氷動作1回当たりの紫外線ランプの発光時間を約10分程度以下に抑えれば、紫外線ランプの寿命が12年以上となることがわかる。そして、紫外線ランプの発光時間を約10分に設定することは、上述したように製氷皿15内の水を殺菌するのに十分な時間でもある。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通りの構成であるので、次の効果を得ることができる。即ち、請求項1の自動製氷装置によれば、製氷皿の上方に紫外線ランプを設けると共に、製氷皿内の製氷が完了するまで紫外線ランプを間欠通電するように構成したので、細菌やバクテリヤ等を含まない氷を製造することができる構成でありながら、紫外線ランプが発生する熱エネルギーにより透明氷を製造することができ、該紫外線ランプの熱エネルギーを有効に利用することができる。
【0043】
請求項2の自動製氷装置によれば、紫外線ランプの上方を覆う蓋を設けると共に、この蓋により製氷皿の上面開口部の一部分を覆うように構成したので、紫外線ランプを製氷皿の上方に配設する構成を簡単な構成にて容易に実現することができると共に、製氷速度を早くすることができる。
【0044】
請求項3の自動製氷装置によれば、製氷皿の上面開口部を覆う蓋を設けると共に、この蓋の内面に紫外線ランプを配設するように構成したので、紫外線ランプを製氷皿の上方に配設する構成を簡単な構成にて容易に実現することができると共に、紫外線ランプが発生する熱により製氷皿内の水の上面部を十分に暖めることができ、製氷の進行方向を確実に制御可能である。
【0045】
請求項4の自動製氷装置によれば、蓋と紫外線ランプとの間に、ヒータを配設するように構成したので、ヒータによる加熱により紫外線ランプの設置環境の温度を常温(約20℃)程度に設定することが可能となり、紫外線ランプの寿命を大幅に長くすることができる。
【0046】
請求項5の自動製氷装置によれば、製氷皿を2列に配列された複数個の製氷ボックス部を有するように構成すると共に、この製氷皿の2列の製氷ボックス部の間に断熱材を配設するように構成したので、製氷皿から氷を離氷させる場合の離氷性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す製氷皿の縦断面図
【図2】冷蔵庫の部分縦断側面図
【図3】ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は本体、2は冷蔵室、3は製氷室、5は給水装置、7は給水タンク、9は弁駆動機構、15は製氷皿、16は製氷皿回動機構、22は製氷ボックス部、23は蓋、24、25は収容溝、26、27は紫外線ランプ、29は制御装置(通電制御手段)、31は断熱材、32は蓋、33は収容溝、34は紫外線ランプ、35は収容溝、36は紫外線ランプ、37は蓋、38は収容溝、39は紫外線ランプ、40はヒータ、41はランプカバーを示す。

Claims (5)

  1. 製氷皿内に給水し、前記製氷皿を冷却して製氷を進行させ、前記製氷皿内の製氷が完了した時点で離氷動作させるように構成された自動製氷装置において、
    前記製氷皿の上方に紫外線ランプを設けると共に、
    前記製氷皿内の製氷が完了するまで前記紫外線ランプを間欠通電する通電制御手段を設けたことを特徴とする自動製氷装置。
  2. 前記紫外線ランプの上方を覆う蓋を設けると共に、
    この蓋により前記製氷皿の上面開口部の一部分を覆うように構成したことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
  3. 前記製氷皿の上面開口部を覆う蓋を設けると共に、
    前記蓋の内面に前記紫外線ランプを配設したことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
  4. 前記蓋と前記紫外線ランプとの間に、ヒータを配設したことを特徴とする請求項3記載の自動製氷装置。
  5. 前記製氷皿を、2列に配列された複数個の製氷ボックス部を有するように構成すると共に、
    前記2列の製氷ボックス部の間に断熱材を配設したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自動製氷装置。
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