JP3910051B2 - 電子メールサーバ装置、電子メールシステム及び電子メール配信方法 - Google Patents

電子メールサーバ装置、電子メールシステム及び電子メール配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの送受信を行う電子メールサーバ装置、これを備えた電子メールシステム及び電子メール配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機を使用して電子メールをやり取りすることが多くなってきている。携帯電話機のメールアドレスは、ある特定のドメイン名でアカウントのみが異なることが多く、携帯電話機の普及台数から考えてその特定のドメイン名におけるアドレス数は膨大なものとなっている。なお、電子メールアドレスは、「name@matsushita.co.jp」のように、「ユーザ名@ドメイン名」で標記される。ドメイン名は、数値の羅列であるIPアドレスを人間が理解し易いように文字列に置き換えたものである。
【0003】
また、メールアドレスのアカウントには主に名前や電話番号などが用いられていることから、不特定な文字を入力するだけで知らない誰かによってアドレスが見つけ出される可能性が大きく、現実SPAM(スパム)といわれる宣伝や悪戯のメールが氾濫して迷惑を受けている人が数多くいる。この対策として、メールアドレスを変えたり、特開2000−339236号公報で開示されている技術がある。
【0004】
ここで、特開2000−339236号公報で開示された技術内容について説明する。
図9は、同公報で開示された悪戯メール防止装置の構成を示すブロック図である。この図において、電子メール配信用のサーバ装置1が、ある一定のフォーマットに該当するメールアドレスを全て特定の人に送る。例えば、メールアドレスが、
ueda@xxxxx.server.com
あるいはueda.xxxxx@server.com
のようなフォーマットのメールについて、そのメールアドレス内の任意の「xxxxx」に該当するメールに対して登録されたメールアドレスへの転送、もしくは該メールに対して登録された特定のメールボックスへの配送を行う。
【0005】
そして、「xxxxx」部分に任意の長さの文字を許すようにすれば、理論的に無限のメールアドレスが可能であり、十分に長い固定長の文字列を許すようにしても非常に多数のメールアドレスから1つのメールボックスへの配送ができる。このことにより、ユーザは自分が受け取ると決めた「xxxxx」を含まないメールアドレスに対するメールを拒否あるいは消去することが簡単にできるようになる。通常の使用では、メールのユーザは自分にメールを出す可能性のある人それぞれに対して異なったメールアドレスを通知し、通知した全てのメールアドレス以外のメールアドレスに届いたメールは捨てるか無視する。
【0006】
ユーザは、予めサーバ装置1に対して受信するメールのアドレスの登録を行い、受信メールの送信先として、自分宛のメールアドレスを取得してあるものとする。このメールアドレスを仮に「name@server」とする。サーバ装置1は、無限個のメールアドレスを用意するために以下のいずれかを行う。
(1)name部分に使わない文字(例えば「.」を用いて「name.任意の文字列@server」宛のメールを全て「name@server」宛のメールとして扱い、必要に応じて再配布あるいはメールボックスに入れる。
【0007】
(2)Domain Name ServiceのMX(Media eXchange)フィールドを用いて「name@任意のドメイン名.server」宛のメールをサーバ1で受け取る旨を世界中に通知し、受け取ったメールを全て「name@server」宛のメールとして扱い、必要に応じて再配布あるいはメールボックスに入れる。
【0008】
さらに、サーバ装置1は、メール受付部3において、送信されてきたメールのアドレス又はアドレスパターンの照合を行った後、前以って与えられたユーザからの指示に従って、メールの破棄、エラーメールを送出することによるメールの拒絶、あるいはユーザのメールリーダソフトが処理できるような何らかのフィールドの追加などの処理を行う。
【0009】
ユーザは、サーバ装置1に対して、指示を行う際に以下のような処理を実施する手段のどれか1つ以上あるいは全てを持つ。
(1)ある特定のメールアドレスと処理方法を指定し、それ以降そのメールアドレスに届いたメールはその方法で処理する。
(2)ある特定のメールアドレスのパターンとその処理方法を指定し、それ以降そのパターンにマッチするメールアドレスアドレスに届いたメールはその方法で処理する。
(3)全てのメールアドレスに対して処理方法を指定し、それ以降の全てのメールはその方法で処理する。
【0010】
このために、サーバ装置1の内部に、指定されたアドレスとそのアドレスに対応する処理方法とを対にして記憶する処理内容記憶部2を設ける。図10は処理内容記憶部2に記憶されるテーブルの例である。このテーブル2aの1行は、アドレス又はアドレスパターンを格納するフィールド、該アドレス又はアドレスパターンに対応する処理方法を格納するフィールド、及び該処理方法において使用される処理方法のパラメータなどを記憶するオプションを記憶するフィールドからなる。
【0011】
サーバ装置1は、届いたメールのアドレスをテーブル2aに登録されている指定されたアドレスまたはアドレスパターンと照合し、テーブル2a内にマッチするアドレスまたはアドレスパターンが存在する場合、そのマッチしたアドレスあるいはアドレスパターンに対応する処理を行う。また、全てのメールアドレスに対して処理が指定されている場合は、そのユーザへ届いた全てのメールに対して処理を行う。
【0012】
サーバ装置1はまた、ユーザが処理方法の登録/参照を行うための入出力部4を有しており、ユーザから、入出力部4を介して処理方法のリストの参照要求があった場合は、そのユーザ名に対応する全ての処理方法のリスト(アドレスパターン、オプションを含む)をユーザに提示する。また、同じく入出力部4を介するユーザからの処理方法の登録に際しては、
・古い登録の消去
・登録内容の変更
・新規の登録
を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の迷惑メール防止装置においては、次のような問題がある。
すなわち、迷惑を受けている人自身で迷惑メールの処置(例えば上述した(1)〜(3))を行わなければならず操作が面倒であり、特に操作に不慣れな人にとっては容易に行えるものではない。
【0014】
また、使い捨てのメールアドレスを作成したり、特定の相手専用のメールアドレスを作成したり、受信者にしか分からないメールアドレスを作成したりしても、真のメールアドレスを見破られることも考えられることから、完全に迷惑メールを防止することは難しい。
【0015】
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、迷惑メールの被害を受けている人が何も処置をしなくても迷惑メールを防止することができる電子メールサーバ装置、電子メールシステム及び電子メール配信方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子メールサーバ装置は、ドメイン名を共通とする宛先が所定数以上である電子メールを削除する構成を採る。
【0022】
本発明の電子メール配信方法は、ドメイン名を共通とする宛先が所定数以上である電子メールを識別する識別工程と、前記識別工程により識別された前記電子メールを削除する削除工程と、を具備する。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、ユーザ間を接続するメールサーバ装置において、宛先が所定数以上である電子メールを削除することで、SPAMなどの迷惑メールの配信を防止することである。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図である。
【0033】
この図において、本実施の形態の電子メールシステム10は、パソコンや携帯電話等の電子機器に搭載されたメール通信機能にて送信されてきた電子メールを受信する送信メール入力部11と、送信メール入力部11より入力される電子メールを宛先のユーザに配信する処理を行う送信メールサーバ装置12と、送信メールサーバ装置12より出力される送信可能な電子メールを出力する送信メール出力部13とを備えて構成される。
【0034】
送信メールサーバ装置12は、一定時間内に送信処理された電子メールを蓄積する送信メール受付部14と、一定時間内に送信処理された電子メールが1ユーザから同一ドメイン名(例えば「name@matsushita.co.jp」における「matsushita.co.jp」部分)の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものであるか否かを判定し、複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものであって、そのメールアドレス数が所定数以上である場合に当該メールを削除し、所定数未満である場合に当該メールを削除することなくそのまま出力する判定部15とを備えて構成される。
【0035】
メールサーバ装置12の判定部15は図示せぬCPUを有して構成され、このCPUは記録媒体15Aに記録されているプログラム(電子メール配信プログラム)に従って動作する。なお、記録媒体15Aとして、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等が挙げられる。
【0036】
図2は、本実施の形態に係る電子メールシステム10の動作を示すフローチャートである。
まず、一定時間内に送信処理された電子メールを蓄積する(ステップ20)。一定時間内に送信処理された電子メールを蓄積した後、その時間内に処理された電子メールが1ユーザから同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものであるか否かを判定する(ステップ22)。この判定において、当該メールが1ユーザから同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものであると判断した場合、そのアドレス数が所定数以上であるか否かを判定する(ステップ24)。この判定において、同一ドメイン名のアドレス数が所定数未満である場合には当該メールをそのまま配信する(ステップ26)。当該メールの送信後ステップ20に戻る。
【0037】
これに対して、同一ドメイン名のアドレス数が所定数以上である場合は当該メールを配信することなく削除する(ステップ28)。そして、当該メールの削除後、電子メール送信元ユーザに電子メールを削除したことを知らせる旨の通知を行う(ステップ30)。電子メール削除通知を行った後、ステップ20に戻る。
【0038】
一方、ステップ22において、一定時間内に処理された電子メールが1ユーザから同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものではないと判断した場合即ち1つのメールアドレスに向けて送信されたものである場合、当該メールをそのまま配信する(ステップ26)。
【0039】
このように、本実施の形態の電子メールシステム10によれば、同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて電子メールが配信される場合で、配信されるメールアドレス数が所定数以上であれば、その電子メールを配信することなく削除する。これにより、今まで迷惑を受けていた人は何も処置しなくても迷惑メールの配信を受け取ることがなくなる。また、仲間同士の同報メールなど所定数未満の人数間の電子メールについては今まで通り受け取ることができる。
【0040】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図である。なお、この図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
【0041】
本実施の形態の電子メールシステム30は、電子メール送信元ユーザのメールアドレスを登録するための記憶部32を有する送信メールサーバ装置31を備えている。送信メールサーバ装置31の判定部33は、同一ドメイン名の所定数以上のメールアドレスに向けて電子メールが送信されてきた場合で、その電子メールの送信元ユーザのメールアドレスが未登録であれば当該メールを削除し、登録済みであれば削除しない。なお、メールアドレスの登録は、例えば送信メールサーバ装置31を管理する管理者に電子メールを出すか、あるいは電話連絡することで当該管理者に設定してもらえば良い。
【0042】
送信メールサーバ装置31の判定部33は図示せぬCPUを有しており、このCPUは記録媒体33Aに記録されているプログラム(電子メール配信プログラム)に従って動作する。なお、記録媒体33Aとして、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等が挙げられる。
【0043】
図4は、本実施の形態に係る電子メールシステム30の動作を示すフローチャートである。
まず、一定時間内に送信処理された電子メールを蓄積する(ステップ40)。一定時間内に送信処理された電子メールを蓄積した後、その時間内に処理された電子メールが1ユーザから同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものであるか否かを判定する(ステップ42)。この判定において、一定時間内に処理された電子メールが1ユーザから同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものであると判断した場合、そのアドレス数が所定数以上であるか否かを判定する(ステップ44)。この判定において、同一ドメイン名のアドレス数が所定数未満であれば、当該メールをそのまま配信する(ステップ46)。そして、当該メールの配信処理を行った後、ステップ40に戻る。
【0044】
これに対して、同一ドメイン名のアドレス数が所定数以上であれば、その電子メールの送信元ユーザのメールアドレスが登録されているか否かを判定する(ステップ48)。この判定において、電子メール送信元ユーザのメールアドレスが登録されていればステップ46に進み、当該メールを配信する。これに対して、電子メール送信元ユーザのメールアドレスが未登録であれば、当該メールを配信することなく削除する(ステップ50)。当該メールの配信後、電子メール送信元ユーザに電子メールを削除したことを知らせる旨の通知を行う(ステップ52)。電子メール削除通知を行った後ステップ40に戻る。
【0045】
一方、ステップ42において、一定時間内に処理された電子メールが1ユーザから同一ドメイン名の複数のメールアドレスに向けて送信されてきたものではないと判断した場合即ち1つのメールアドレスに向けて送信されてきたものである場合は、当該メールをそのまま配信する(ステップ46)。
【0046】
このように、本実施の形態の電子メールシステム30は、事前に自己のメールアドレスを登録したユーザに対して、同一ドメイン名の所定数以上のメールアドレスに向けた電子メールの送信を許可する。これにより、メールマガジンなどを発行しているユーザも自己のメールアドレスを事前に登録することによって、今まで通りに電子メールの送信を行うことができる。
【0047】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図である。
【0048】
この図において、本実施の形態の電子メールシステム50は、送信メールサーバ装置(図示略)より送信されてきた電子メールを受信する受信メール入力部51と、受信メール入力部51より入力される電子メールを受信し、パソコンや携帯電話等の電子機器のメール通信機能による読み出し要求により配信を行う受信メールサーバ装置52と、受信メールサーバ装置52より出力される電子メールを出力する受信メール出力部53とを備えて構成される。
【0049】
受信メールサーバ装置52は、一定時間内に受信処理された電子メールを蓄積する受信メール受付部54と、一定時間内に処理された電子メールが1ユーザから複数のメールアドレスに向けて送られてきたものであるか否かを判定し、複数のメールアドレスに向けて送られてきたものであって、そのメールアドレス数が所定数以上であれば当該メールを削除し、所定数未満であれば当該メールを削除することなくそのまま出力する判定部55とを備えて構成される。
【0050】
受信メールサーバ装置52の判定部55は図示せぬCPUを有しており、このCPUは記録媒体55Aに記録されているプログラム(電子メール配信プログラム)に従って動作する。なお、記録媒体55Aとして、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等が挙げられる。
【0051】
図6は、本実施の形態に係る電子メールシステム50の迷惑メール防止動作を示すフローチャートである。
まず、一定時間内に受信処理された電子メールを蓄積する(ステップ60)。一定時間内に受信処理された電子メールを蓄積した後、その時間内に受信処理された電子メールが1ユーザから複数のメールアドレスに向けて送られてきたものであるか否かを判定する(ステップ62)。この判定において、電子メールが1ユーザから複数のメールアドレスに向けて送られてきたものであれば、そのメールアドレスの数が所定数以上であるか否かを判定する(ステップ64)。
【0052】
この判定において、メールアドレス数が所定数以上である場合、当該メールを受信することなく削除する(ステップ66)。そして、当該メールを削除した後、電子メール送信元ユーザに削除した旨の通知を行う(ステップ68)。これに対して、メールアドレス数が所定数未満である場合は当該メールを削除することなく受信する(ステップ70)。一方、ステップ62において、一定時間内に処理された電子メールが1ユーザから複数のメールアドレスに向けて送られてきたものでなければ(即ち1つのメールアドレスに向けて送られてきたものである場合)、当該メールをそのまま受信する(ステップ70)。
【0053】
このように、本実施の形態の電子メールシステム50によれば、電子メールが1ユーザから所定数以上のメールアドレスに向けて送られてきたものである場合、当該メールを削除し、所定数未満の場合には削除することなくそのまま受信する。これにより、今まで迷惑を受けていた人は何も処置しなくても迷惑メールを受け取ることがなくなる。また、仲間同士の同報メールなど所定数未満の人数間の電子メールについては今まで通り受け取ることができる。
【0054】
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図である。なお、この図において前述した図5と共通する部分には同一の符号を付けている。
【0055】
この図において、本実施の形態に係る電子メールシステム70は、電子メール送信元ユーザのメールアドレスを登録するための記憶部72を有する受信メールサーバ装置71を備えている。受信メールサーバ装置71の判定部73は、同一の送信者から所定数以上のメールアドレスに向けられた電子メールが送信されている場合で、その電子メール送信元ユーザのメールアドレスが未登録である場合には当該メールを受信することなく削除し、登録済みである場合には削除することなく受信する。なお、メールアドレスの登録は、例えば受信メールサーバ装置を管理する管理者に電子メールを出すか、あるいは電話連絡することで当該管理者に設定してもらえば良い。
【0056】
受信メールサーバ装置71の判定部73は図示せぬCPUを有しており、このCPUは記録媒体73Aに記録されているプログラム(電子メール配信プログラム)に従って動作する。なお、記録媒体73Aとして、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等が挙げられる。
【0057】
図8は、本実施の形態に係る電子メールシステム70の動作を示すフローチャートである。
まず、一定時間内に受信処理された電子メールを蓄積する(ステップ80)。一定時間内に受信処理された電子メールを蓄積した後、その時間内に処理された電子メールが1ユーザから複数のメールアドレスに向けられたものであるか否かを判定する(ステップ82)。この判定において、複数のメールアドレスに向けて送られたものであれば、そのメールアドレス数が所定数以上であるか否かを判定する(ステップ84)。
【0058】
この判定において、当該アドレス数が所定数以上である場合、電子メール送信元ユーザのメールアドレスが登録されているか否かを判定し(ステップ86)、未登録であれば当該メールを受信することなく削除する(ステップ88)。そして、電子メール送信元ユーザにメールを削除したことを通知する(ステップ90)。これに対して、電子メール送信元ユーザのメールアドレスが登録済みであれば、当該メールを削除することなくそのまま受信する(ステップ92)。一方、ステップ82において、一定時間内に処理された電子メールが1ユーザから複数のメールアドレスに向けて送られてきたものでない場合、即ち1つのメールアドレスに向けて送られてきたものである場合、当該メールをそのまま受信する(ステップ92)。
【0059】
このように、本実施の形態の電子メールシステム70によれば、同一の送信者から同時に所定数以上のメールアドレスに向けて電子メールが送られてきた場合で、その電子メール送信元ユーザのメールアドレスが登録済みであれば、当該メールを削除することなく受信し、当該メールアドレスが未登録であれば、当該メールを受信することなく削除する。これにより、メールマガジンなどを発行しているユーザも事前に自己のメールアドレスを登録することによって、今まで通りに電子メールの送信を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メールサーバ装置で迷惑メールと思われるものを配信前に削除するようにしたので、メール受信者は迷惑メールに対する対策を行う必要がない。また、複数のメールを送信するユーザは事前に登録をすれば、今まで通りの使用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る電子メールシステムの動作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る電子メールシステムの動作を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の実施の形態3に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る電子メールシステムの動作を説明するためのフローチャート
【図7】本発明の実施の形態4に係る電子メールシステムの主要部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4に係る電子メールシステムの動作を説明するためのフローチャート
【図9】従来の悪戯メール防止装置の構成を示すブロック図
【図10】従来の悪戯メール防止装置の処理内容記憶部に記憶されるテーブルを示す図
【符号の説明】
10、30、50、70 電子メールシステム
11 送信メール入力部
12、31 送信メールサーバ装置
13 送信メール出力部
14 送信メール受付部
15、33、55、73 判定部
15A、33A、55A、73A 記録媒体
32、72 記憶部
51 受信メール入力部
52、71 受信メールサーバ装置
53 受信メール出力部
54 受信メール受付部

Claims (10)

  1. ドメイン名を共通とする宛先が所定数以上である電子メールを削除することを特徴とする電子メールサーバ装置。
  2. 前記メールサーバ装置は、ドメイン名を共通とする宛先の電子メールが所定時間内に所定数以上送信された場合に、前記電子メールを削除することを特徴とする請求項1記載の電子メールサーバ装置。
  3. 前記メールサーバ装置は、前記電子メールのユーザのメールアドレスが予め登録されていれば、前記電子メールの削除を行わないことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子メールサーバ装置。
  4. 請求項1から請求項3いずれかの電子メールサーバ装置と、メール入力部とメール出力部とを具備した電子メールシステム。
  5. ドメイン名を共通とする宛先が所定数以上である電子メールを識別する識別工程と、前記識別工程により識別された前記電子メールを削除する削除工程と、を具備することを特徴とする電子メール配信方法。
  6. 前記識別工程は、前記電子メールが所定時間に所定数以上送信されたことを識別することを特徴とする請求項5記載の電子メール配信方法。
  7. 前記電子メール配信方法はさらに、電子メールアドレスを登録する登録工程と、前記識別工程により識別された電子メールの電子メールアドレスが前記登録工程により登録された電子メールアドレスであれば前記電子メールを配信する配信工程と、を具備し、前記削除工程は、前記識別工程により識別された電子メールの電子メールアドレスが未登録であれば当該メールを削除することを特徴とした請求項5又は請求項6記載の電子メール配信方法。
  8. メール通信機能を有する電子機器より送信された電子メールがドメイン名を共通とする所定数以上の宛先を有するものであるか否かを判定する宛先数判定ステップと、前記電子メールが所定数以上の宛先を有するものであれば、前記電子メールを削除するメール削除ステップと、を具備することを特徴とする電子メール配信プログラム。
  9. 前記宛先数判定ステップは、所定時間内にメール通信機能を有する電子機器より送信された電子メールがドメイン名を共通とする所定数以上の宛先を有するものであるか否かを判定することを特徴とする請求項8記載の電子メール配信プログラム。
  10. 前記電子メール配信プログラムはさらに、前記電子メールがドメイン名を共通とする所定数以上の宛先を有するものである場合、前記電子メールの送信元ユーザのメールアドレスが登録済みのものであるか否かを判定するユーザ認証ステップと、前記電子メールがドメイン名を共通とする所定数以上の宛先を有するものであって、前記電子メールの送信元ユーザのメールアドレスが登録済みである場合と、前記電子メールがドメイン名を共通とする又は共通としない所定数未満の宛先を有するものである場合に当該メールを全ての宛先のメールアドレスに配信するメール配信ステップと、を具備し、
    前記メール削除ステップは、前記電子メールが所定数以上の宛先を有するものであって、当該メールの送信元ユーザのメールアドレスが未登録であれば、当該メールを削除することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の電子メール配信プログラム。
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