JP3908981B2 - 成形用組成物の製造方法および装置 - Google Patents

成形用組成物の製造方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、古紙を原料とした古紙繊維と熱可塑性樹脂とを混練して得られる成形用組成物の製造方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、古紙をリサイクルして再利用する方法として、古紙を粉砕し、熱可塑性樹脂と混合した複合樹脂組成物とすることが行われている。このような複合樹脂組成物の製法として、たとえば、特開平5−320367号に開示された方法がある。この方法は、ターボミル等によって解繊した古紙にポリプロピレン等の樹脂材料を加え、加熱溶融混練してノズルから押出して樹脂ペレットを得、この樹脂ペレットを射出成形して成形品を得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記方法では、細断した古紙を直接ターボミル等に投入して解繊を行なうため、古紙がある程度まで解繊されてしまうと、ミル中で繊維が浮遊してしまい、ミルの切刃が繊維にほとんど作用しなくなり、ミルのクリアランスが同じではそれ以上に細かくするのが困難であった。このため、現実には古紙が十分に解繊されない状態で各種の成形品に成形されることがほとんどであり、比較的肉厚のある成形品では問題がなかったものの、薄肉の成形品では成形材料の流れが悪くなって成形不良が生じたり、成形品の強度不足が生じたりしやすいという問題があった。また、このような問題を解消しようとして古紙を細かく解繊するためには、ミルのクリアランスを詰めた解繊工程を複数段階にわたって行なう必要があり、その分余分な設備が必要になったり、工程が複雑化したりする等、製造コストが大幅にアップしてしまうという問題があった。さらに、ミルのクリアランスをあまりに小さく設定するのは、少しの異物が噛み込んでも切刃等を損傷させやすく、装置の寿命を大幅に縮める結果となるため、現実的な問題としてクリアランスを詰めるにも限界があり、希望するレベルまで解繊できなかった。
【0004】
また、上記方法では、加熱溶融混練してノズルから押出すことにより樹脂ペレットを形成するため、解繊した古紙と樹脂とを加熱混練りしたり押出したりする工程における加熱や摩擦等により、古紙に焼けが生じて物性劣化しやすい。古紙に焼けが生じると、繊維中のセルロースが加熱分解して臭気が発生したり成形品に着色が生じるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、古紙をより細かく解繊して薄物の成形品にも適した成形材料を得られる成形用組成物の製造方法および装置の提供を第1の目的とし、加熱による古紙の物性劣化を防止しうる成形用組成物の製造方法および装置の提供を第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の成形用組成物の製造方法は、解砕した古紙と熱可塑性樹脂を混合させた状態でペレット化して一次ペレットを生成する工程と、上記一次ペレットを微粉砕機で粉砕することにより古紙をさらに解砕したのちペレット化して二次ペレットを生成する工程と、上記二次ペレットを樹脂材料と混合して成形用材料を生成する工程とを含むことを要旨とする。
【0007】
また、本発明の成形用組成物の製造装置は、解砕した古紙と熱可塑性樹脂を混合させた状態でペレット化して一次ペレットを生成するペレット成形機と、上記一次ペレットを粉砕することにより古紙をさらに解砕する微粉砕機と、上記微粉砕機で粉砕した古紙をペレット化して二次ペレットを生成するペレット成形機と、上記二次ペレットを樹脂材料と混合して成形用材料を生成する成形材料生成手段とを備えたことを要旨とする。
【0008】
このように、本発明の成形用組成物の製造方法および装置は、解砕した古紙と熱可塑性樹脂を混合させた状態でペレット化して一次ペレットを生成し、上記一次ペレットを微粉砕機で粉砕することにより古紙をさらに解砕したのちペレット化して二次ペレットを生成する。このため、古紙を一次ペレットにした状態で微粉砕機に投入することにより、一旦解砕された古紙繊維に対して微粉砕機の切刃が十分作用して、古紙繊維をさらに細かく解砕することが可能となる。したがって、従来に比べ簡素化された工程で低コストに古紙繊維を細かく解繊できる。そして、このようにして得られた成形用組成物で成形された成形品は、従来のものに比べて樹脂の流れがよくなり、薄肉品でも成形不良の発生率が少なくなり、成形品の強度も向上する。また、微粉砕機のクリアランスも広めに設定して稼動させることができ、異物による装置の損傷を大幅に減少させることができる。
【0009】
本発明の成形用組成物の製造方法において、上記成形用材料を生成する工程が、二次ペレットを樹脂材料と混合して微粉砕機で粉砕することにより古紙と樹脂を混合したのちペレット化するものである場合、あるいは、本発明の装置において、上記成形用材料生成手段が、二次ペレットを樹脂材料と混合して粉砕することにより古紙と樹脂を混合する微粉砕機と、上記微粉砕機で粉砕した古紙と樹脂の混合物をペレット化するペレット成形機とを有するものである場合には、成形用材料を生成する際に、従来のような加熱溶融混練やノズルからの押出しを行なわなくてよいため、解繊した古紙に対する加熱や摩擦等が大幅に緩和され、古紙に焼けが生じることによる物性劣化を防止できる。したがって、繊維の加熱分解による臭気や成形品の着色を防止できるようになる。
【0010】
本発明の成形用組成物の製造方法および装置において、上記一次ペレットを粉砕する微粉砕機が、円筒状に形成されてその内周面に中心線に沿った方向に延びる固定刃が設けられたケーシングと、このケーシングの中心線上に同軸状に設けられた回転軸と、上記回転軸に取り付けられてそれぞれ上記中心線に沿った方向に延びる回転刃が設けられた複数の回転子とを備え、上記各回転子の回転刃と固定刃とのクリアランスが、材料の投入口側から排出口側に向かって順に狭くなるように設定されている場合には、投入口側の回転子から排出口側の回転子に向かって徐々に砕けた一次ペレットと古紙繊維が送られ、徐々にクリアランスが狭くなるため、より効率的に細かく解繊することができる。
【0011】
本発明の成形用組成物の製造方法および装置において、上記二次ペレットと樹脂材料の混合物を粉砕する微粉砕機が、円筒状に形成されてその内周面に中心線に沿った方向に延びる固定刃が設けられたケーシングと、このケーシングの中心線上に同軸状に設けられた回転軸と、上記回転軸に取り付けられてそれぞれ上記中心線に沿った方向に延びる回転刃が設けられた複数の回転子とを備え、上記各回転子の回転刃と固定刃とのクリアランスが、材料の投入口側から排出口側に向かって順に狭くなるように設定されている場合には、徐々にクリアランスが狭くなる複数の回転子の回転刃と固定刃によるせん断作用等の外力を受け、二次ペレットは粉砕されて古紙繊維がさらに細かく解繊されるとともに樹脂ペレットも細かく粉砕され、古紙繊維と粉砕された樹脂粉がまんべんなく混合される。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0013】
本発明の成形用組成物の製造方法は、図1に示すように、古紙を解砕する工程である粗粉砕Aおよび中粉砕B、一次ペレットの生成工程C、一次ペレットの粉砕・解繊工程D、二次ペレットの生成工程E、樹脂材料の混合・粉砕工程F、成形用ペレットの生成工程G、成形品の成形工程Hの各工程を備えている。
【0014】
そして、上記各工程A,B,C,D,E,F,G,Hでは、それぞれ、粗粉砕機1,中粉砕機2,ペレット成形機20,微粉砕機31,ペレット成形機20,微粉砕機31,ペレット成形機20,射出成形機が用いられ、これらの装置により本発明の成形用組成物の製造装置が構成されている。
【0015】
本発明の成形用組成物の製造方法では、まず、古紙を細かく解砕する古紙の解砕工程である粗粉砕Aおよび中粉砕Bを行なう。
【0016】
上記古紙としては、特に限定するものではなく、各種の古紙を用いることができる。例えば、OA関連の古紙,ダンボール,新聞,雑誌,トムソン加工の破材,樹脂原料ペレットの袋,使用済みの乗車券・馬券等の磁気粉末が付着したもの等があげられる。
【0017】
また、本発明では、上記古紙として、紙材料に対して熱可塑性樹脂材料が含浸および/またはラミネートされたものを効果的に適用することができる。たとえば、牛乳パック,各種包装箱用紙,包装袋用紙等の打ち抜きかす等をあげることができる。
【0018】
この粗粉砕Aおよび中粉砕Bにより、古紙が平均太さ0.01〜0.1mm,平均長さ2.5mm以下程度の繊維状になるまで解砕される。
【0019】
上記古紙の解砕工程である粗粉砕Aおよび中粉砕Bに用いる解砕装置としては、例えば、図2に示すように、古紙を粗粉砕する粗粉砕機1と、粗粉砕された古紙を中粉砕する中粉砕機2とを備えたものが好適に用いられる。
【0020】
上記解砕装置は、粗粉砕機1上部のホッパ4にシート状の古紙を投入し、粗粉砕機1で粗粉砕が行なわれた古紙を圧送ブロア3および圧送管5を介して中粉砕機2に送り、中粉砕機2で中粉砕することが行なわれる。
【0021】
上記解砕装置には、圧送管5の中粉砕機2直前の部分および中粉砕機2に、添加剤を投入する添加剤投入口6,7が設けられ、中粉砕の段階もしくはその直前の少なくともいずれかにおいて添加剤として酸化防止剤と中和剤の少なくともいずれかを添加するようになっている。このように、古紙を解砕する際に酸化防止剤や中和剤を添加することにより、解砕中の摩擦熱等により古紙が加熱されたとしても、酸化防止剤によりアルデヒド類の発生が抑制され、中和剤により発生したアルデヒド類が中和される。このため、成形品等に発生する臭気や着色が大幅に低減される。
【0022】
上記酸化防止剤としては、特に限定するものではなく、各種のものを用いることができる。例えば、フェノール系および芳香族アミン系化合物のほかに、硫黄系,りん系,有機金属系化合物等をあげることができる。これらは、単独でもしくは併せて用いることができる。
【0023】
これらのなかでも、フェノール系酸化防止剤およびリン系酸化防止剤を好適に用いることができる。フェノール系としては、ヒドロキノンモノベンジルエーテル,2.6−ジ−tert−ブチルフェノール,2.6−ジ−tert−ブチル−P−クレゾール,2.4.6−トリ−tert−ブチルフェノール,4.4’−ビス(3.5−ジ−tert−ブチルフェノール),ビス(4−オキシ−2.6−ジ−tert−ブチルフェニル)メタン,各種のアルキル化フェノール,またはクレゾール類,スチレン化フェノール等があげられる。リン系としては、ホスファイト類でアリールあるいはアルキルアリールホスファイト類,例えば、トリフェニルホスファイト,ノニルフェニルホスファイト等があげられる。
【0024】
また、上記酸化防止剤としては、ラジカル連鎖を防止したり過酸化物を分解させることにより、樹脂材料の酸化を効果的に防止することから、ラジカル連鎖禁止剤と過酸化物分解剤の少なくともいずれかを含むものが好適に用いられる。例えば、ラジカル連鎖禁止剤としては、旭電化工業社製アデカブスタA30(商品名)等があげられ、過酸化物分解剤としては、旭電化工業社製アデカブスタPEP2(商品名)等をあげることができる。
【0025】
また、上記中和剤としては、セルロースの加熱分解で生じたアルデヒド類を効果的に中和し、成形品の臭気や着色を効果的に防止することができるため、アルデヒドを中和するものが好適に用いられる。例えば、環状活性イミノ化合物が有効で、5.5ジメチルヒダントイン等のヒダントイン類やイミダゾール化合物等があげられる。
【0026】
上記添加剤の添加量としては、古紙と熱可塑性樹脂との混在物に対して0.005重量%以上1重量%以下が好ましく、さらに好ましくは、0.01重量%以上0.5重量%以下であり、一層好ましくは、0.05重量%以上0.1重量%以下である。上記添加量において樹脂材料の酸化や成形品の臭気や着色を効果的に防止することができるからである。
【0027】
上記粗粉砕機1は、この例では、図3に示すように、軸心が実質的に上下方向に向かって延びる回転刃9と(図は上側から見た図である)、上記回転刃9の周囲に設けられた固定刃10とで古紙を粗粉砕する縦型粉砕機を用いている。上記固定刃10と回転刃9の周囲は、メッシュドラム11で囲まれており、粗粉砕された古紙がメッシュドラム11のメッシュ穴を通過して圧送管5に送られるようになっている。
【0028】
上記粗粉砕機1として、軸心が上下に延びる回転刃9と固定刃10とで古紙を粗粉砕する縦型粉砕機を用いたことにより、粗粉砕された古紙が詰まりにくく、かりに詰まったとしても除去が容易である。
【0029】
上記中粉砕機2は、この例では、図4に示すように、円板の片面に、同心円P上に並ぶよう固定ピン15が列設された固定円板13と、円板の片面に、上記同心円Pの間に位置する同心円Q上に並ぶように回転ピン16が列設された回転円板14とを備えたピンミルが用いられている。そして、図5に示すように、上記固定円板13と回転円板14とを対面させ、固定ピン15と回転ピン16とを噛み合わせる。
【0030】
この状態で、回転円板14を円板の中心を軸心として回転させることにより、固定ピン15と回転ピン16の間で古紙を摩擦して粉砕するようになっている。図5において18はケース、17はメッシュドラムである。このように、固定ピン15と回転ピン16の間で古紙を摩擦して粉砕するため、固定ピン15と回転ピン16の間で古紙がもみほぐされるため、繊維の切断が少なく、かつ十分に解繊される。
【0031】
なお、上記古紙の解砕工程に用いる装置としては、上述したものに限定するものではなく、高速シュレッダーとジェットミルの組み合わせ,紙おむつ用の開綿状パルプの粉砕機,ターボカッター等、各種のものを用いることができる。
【0032】
ついで、上記解砕された繊維状の古紙を混練して造粒することにより一次ペレットとする一次ペレット生成工程Cが行なわれる。
【0033】
図6は、この一次ペレット生成工程Cに用いるペレット成形機20の一例を示す。このペレット成形機20は、ホッパ21から解砕された古紙を投入し、混練りおよび造粒してペレット状に形成し、排出口22から一次ペレットを排出するようになっている。
【0034】
この造粒の際に、上述したものと同様の酸化防止剤や中和剤を添加するのが好ましい。このようにすることにより、造粒中の加熱や摩擦熱等により古紙が加熱されたとしても、酸化防止剤によりアルデヒド類の発生が抑制され、中和剤により発生したアルデヒド類が中和される。このため、成形品等に発生する臭気や着色が大幅に低減される。
【0035】
上記造粒は、古紙と熱可塑性樹脂とが混在する状態で行なうのが好ましい。使用される古紙が、紙材料に対して熱可塑性樹脂材料が含浸および/またはラミネートされたものであれば、そのまま用いることができる。使用される古紙が樹脂分を含まないものであれば、解砕された古紙にポリオレフィンエラストマー等のオレフィン系樹脂を重量比で2〜10%混合することが行なわれる。
【0036】
このようにすることにより、解砕された古紙と熱可塑性樹脂が造粒されて一次ペレットとなるため、繊維状の古紙の嵩がおよそ10分の1から30分の1程度にまで減少する。したがって、古紙を装置に供給する速度が早くなり、生産性が極めて向上する。また、ペレット状であるため、解砕した古紙を保管する場合にも場所をとらず、移送等の取り扱いも容易になる。さらに、重量測定の精度も良くなるため、熱可塑性樹脂との混合比率も安定して品質が向上する。しかも、上記一次ペレットでは、各種の樹脂と混じりやすい熱可塑性樹脂が繊維の周囲にコーティングされるため、繊維と樹脂材料とのなじみ性が格段に向上し、各種の樹脂が混じる割合が多い再生樹脂等であっても成形品の強度が確保される。
【0037】
上記ポリオレフィンエラストマーとしては、高密度ポリエチレン,低密度ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブデン,ポリ−4−メチルペンテン−1,エチレンとα−オレフィンの共重合体,プロピレンとα−オレフィンの共重合体などのオリゴマー類、エチレン・オクテン・コーポリマー(商品名「エンゲージ」:ダウケミカル社)等のエラストマーがあげられる。これらは、単独でもしくは併せて用いられる。
【0038】
上記ポリオレフィンエラストマーの古紙に対する混合率は、重量比で2〜10%が好ましい。2%未満では、嵩を減少させたり樹脂とのなじみ性を向上させる効果に乏しく、10%を超えると、生産性は向上するものの、オレフィン系以外の樹脂と混合する場合にかえって成形品の強度が低下するからである。
【0039】
上述したように、古紙が、紙材料に対して熱可塑性樹脂材料が含浸および/またはラミネートされたものである場合には、オレフィン系樹脂を添加することなく、同様の効果を得ることができるが、オレフィン系樹脂を添加して造粒することも可能である。
【0040】
上記ペレット成形機20は、図7に示すように、周面に多数のペレット押出孔24が穿設された回転ドラム23と、外周面が上記回転ドラム23の内周面と所定のクリアランスを保持して回転自在に軸支された第1ロール25および第2ロール26とを備えている。
【0041】
そして、回転ドラム23内に投入された解砕された古紙と熱可塑性樹脂は、第1および第2ロール25,26の外周面と回転ドラム23の内周面との間に挟まれて圧縮され、ペレット押出孔24から押出されて効率的に造粒される。図7において27はペレット押出孔24から押出された古紙繊維と樹脂の混合物を切断するカッターである。
【0042】
上記第1ロール25は、図8に示すように、外周面に回転ドラム23の回転方向と直交する方向に延びる溝28が刻設されている。このため、上記溝28により第1ロール25の外周面と回転ドラム23の内周面との間で発生する摩擦熱が熱可塑性樹脂を溶融させ、解砕された古紙と熱可塑性樹脂とが効果的に造粒されペレット化される。
【0043】
上記第2ロール26は、図9に示すように、外周面に多数の凹部29が設けられている。このため、上記凹部29により、第2ロール26の外周面と回転ドラム23の内周面との間に解砕された古紙と熱可塑性樹脂とが押込まれ、効果的に造粒されペレット化される。
【0044】
このように、混練および造粒することにより、2〜6mm程度の一次ペレットが得られる。ここで、混練温度は、80〜110℃が好ましい。80℃未満では、混練の際の混練機の負荷が大きくなりすぎ、110℃を超えると、ポリオレフィンエラストマーや熱可塑性樹脂が完全に溶融してしまうため、かえって古紙との練りが悪くなるからである。
【0045】
なお、造粒の際の混練は、上述したペレット成形機20に限定するものではなく、ヘンシェルミキサーで混合して押出機で混練するか、ニーダールーダーや高混練タイプの二軸押出機を散ることもできるし、他の方式でもよい。
【0046】
つぎに、上記一次ペレットを微粉砕機31で粉砕することにより、解砕された古紙をさらに細かく解繊する一次ペレットの粉砕・解繊工程Dが行なわれる。
【0047】
上記微粉砕機31は、例えば、図10に示すように、円筒状のケーシング32と、このケーシング32の中心線R−R上に同軸状に設けられた回転軸33と、上記回転軸33に取り付けられた複数(この例では4つ)の第1〜第4回転子34A,34B,34C,34Dとを備えている。
【0048】
上記回転軸33は、ケーシング32の両側壁に軸受35により支持され、その端部に固定されたプーリ36に掛けられたベルト(図示せず)により、上記中心線R−Rを軸心として高速回転されるようになっている。
【0049】
上記ケーシング32の内周面には、図11に示すように、上記中心線R−Rに沿った方向に延びる多数の突条である固定刃37が設けられている。一方、上記第1〜第4回転子34A,34B,34C,34Dにはそれぞれ、上記中心線R−Rに沿った方向に延びる多数の突条もしくは羽根である回転刃38が設けられている。そして、上記固定刃37と回転刃38の間には所定のクリアランスtが設けられている。
【0050】
上記ケーシング32には、その一側端部にワークである一次ペレットが投入される投入口39が設けられ、ケーシング32の他端部には粉砕・解繊された一次ペレットが排出される排出口40が設けられている。
【0051】
上記投入口39に近い側から順にならんだ複数の第1〜第4回転子34A,34B,34C,34Dでは、それぞれ上記クリアランスtが異なるように設定されており、投入口39に近い側から排出口40側に向かって順にクリアランスtが徐々に狭くなるように設定されている。例えば、投入口39に最も近い第1回転子34Aではクリアランスtが5mmに設定され、つぎの第2回転子34Bでは4mm、そのつぎの第3回転子34Cでは2mm、最も排出口40側の第4回転子34Dでは1.5mmに設定される。
【0052】
上記微粉砕機31では、投入口39から多量の空気と共に一次ペレットが供給され、供給された一次ペレットが、第1〜第4回転子34A,34B,34C,34Dの回転刃38とケーシング32の固定刃37との間で細かく粉砕されるとともに、一次ペレットの主体成分である古紙繊維がさらに細かく解繊される。そして、粉砕・解繊された古紙繊維は、空気とともに排出口40から排出される。
【0053】
このとき、古紙繊維を解砕された状態のままで微粉砕機31に供給するのではなく、一旦一次ペレットに成形し、このペレット状のものを供給するようにしているため、各回転子34A,34B,34C,34Dの回転刃38とケーシング32の固定刃37によるせん断作用等の外力を受け、細かく解砕された古紙繊維をさらに細かく解繊することができるのである。
【0054】
そして、投入口39に近い側の第1回転子34Aから排出口40側の回転子34Dに向かって徐々に砕けた一次ペレットと古紙繊維が送られ、徐々にクリアランスが狭くなるため、より効率的に細かく解繊することができる。例えば、上述したクリアランスの設定では、繊維長が0.3mm以下程度になるまで解繊することが可能である。
【0055】
つぎに、上記微粉砕機31で細かく解繊された古紙繊維を、図6〜図9で説明したペレット成形機20によりペレット化して二次ペレットを生成する二次ペレットの生成工程Eを行なう。
【0056】
この二次ペレット生成工程Eは、基本的には上述した一次ペレット生成工程Cと同様にして行なうことができ、ペレット成形機20も同じ機械を兼用することができる。また、二次ペレット生成工程Eにおいても、ポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂を追加して行なうこともできる。また、この工程において、上述したものと同様の酸化防止剤や中和剤を添加することもできる。
【0057】
つぎに、上記二次ペレットに、成形材料である熱可塑性樹脂ペレットを混合して、混合された樹脂ペレットおよび二次ペレット(古紙ペレット)を粉砕する樹脂材料の混合・粉砕工程Fを行なう。
【0058】
この混合・粉砕工程Fは、図10および図11で説明した微粉砕機31が用いられる。この混合・粉砕工程Fは、基本的には上述した一次ペレットの粉砕・解繊工程Dと同様にして行なうことができ、微粉砕機31も同じ機械を兼用することができる。
【0059】
ここで混合される熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン,ABS樹脂,スチロール樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリアセタール,ポリカーボネート等、ポリオレフィンエラストマーと容易に混合するものが用いられる。
【0060】
上記熱可塑性樹脂ペレットの混合率は、最終的な成形用組成物の樹脂含有率が重量比で20〜80%となる範囲が好ましく、30%〜70%であればより好ましい。成形用組成物の樹脂含有率が20%以下では、繊維の占める比率が多すぎて成形品の強度が低下し、80%を超えると、成形品を燃焼させたときの発生熱量が高くなり、処分が困難になるからである。また、上記樹脂材料からなるフィルム,シート粕,成形不良品等を粉砕機で2〜6mm程度に粉砕した再生樹脂も好適に用いられる。
【0061】
この微粉砕機31を用いた工程Fによれば、徐々にクリアランスtが狭くなる複数の第1〜第4各回転子34A,34B,34C,34Dの回転刃38とケーシング32の固定刃37によるせん断作用等の外力を受け、古紙ペレットである二次ペレットは粉砕されて古紙繊維がさらに細かく解繊されるとともに樹脂ペレットも細かく粉砕され、古紙繊維と粉砕された樹脂粉がまんべんなく混合される。
【0062】
つぎに、解繊された古紙繊維と樹脂粉との混合物を、図6〜図9で説明したペレット成形機20によりペレット化して成形用ペレットを生成する成形用ペレットの生成工程Gを行なう。
【0063】
この成形用ペレット生成工程Gは、基本的には上述した一次ペレット生成工程Cや二次ペレット成形工程Eと同様にして行なうことができ、ペレット成形機20も同じ機械を兼用することができる。このようにして従来の押出し成形を行なうことなく成形用ペレットを生成することが可能となり、成形用材料を生成する際に、従来のような加熱溶融混練やノズルからの押出しを行わなくてよいため、解繊した古紙に対する加熱や摩擦等が大幅に緩和され、古紙に焼けが生じることによる物性劣化を防止できる。したがって、繊維の加熱分解による臭気や成形品の着色を防止できるようになる。
【0064】
そして、上記工程Gで形成された成形用ペレットを射出成形機にかけることにより、所望の形状の成形品を得ることができる。このとき、成形前に、繊維に吸着した水分を除去するため、ホッパードライヤーもしくは箱型乾燥機等で80〜100℃程度で約3〜4時間乾燥させるのが好ましい。また、成形温度は、繊維の炭化を防止するため比較的低温に設定するのが好ましい。それ以外は、通常の樹脂材料の成形と同様にして成形することができる。
【0065】
このようにして得られた成形品は、成形材料の流れが良くなってしわ等の成形不良の発生率が少なくなり、機械的強度も良好である。また、燃焼させたときの発生熱量が少なく、一般の可燃物と同様の焼却処理が可能である。しかも、古紙の焼け焦げやアルデヒド類の発生が効果的に抑制され、着色や臭気の問題もほとんど発生しない。
【0066】
このように、上記成形用組成物の製造方法および装置によれば、古紙を一次ペレットにした状態で微粉砕機に投入することにより、一旦解砕された古紙繊維に対して微粉砕機の切刃が十分作用して、古紙繊維をさらに細かく解砕することが可能となる。したがって、従来に比べ簡素化された工程で低コストに古紙繊維を細かく解繊できる。そして、このようにして得られた成形用組成物で成形された成形品は、従来のものに比べて樹脂の流れがよくなり、薄肉品でも成形不良の発生率が少なくなり、成形品の強度も向上する。また、微粉砕機のクリアランスも従来に比べて広めに設定して稼動させることができ、異物による装置の損傷を大幅に減少させることができる。
【0067】
なお、上記工程F,Gの代わりに、工程Eを経て生成された古紙ペレットである二次ペレットに、熱可塑性樹脂ペレットを混合し、押出装置によって加熱混練したのち造粒してペレット化することにより成形用組成物を生成するようにしてもよい。このときの加熱混練の温度は、100〜150℃で行なうのが好ましい。100℃未満では、混練に時間がかかり、150℃を超えると古紙が焼け焦げるおそれがあるからである。造粒は、古紙の保熱により繊維が焦げるおそれがあるため、水中押出しによって行なうのが好ましい。
【0068】
この場合も、古紙を一次ペレットにした状態で微粉砕機に投入することにより、古紙繊維をさらに細かく解砕しているため、得られた成形用組成物で成形された成形品は、従来のものに比べて樹脂の流れがよくなり、薄肉品でも成形不良の発生率が少なくなり、成形品の強度も向上する。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、本発明の成形用組成物の製造方法および装置によれば、古紙を一次ペレットにした状態で微粉砕機に投入することにより、一旦解砕された古紙繊維に対して微粉砕機の切刃が十分作用して、古紙繊維をさらに細かく解砕することが可能となる。したがって、従来に比べ簡素化された工程で低コストに古紙繊維を細かく解繊できる。そして、このようにして得られた成形用組成物で成形された成形品は、従来のものに比べて樹脂の流れがよくなり、薄肉品でも成形不良の発生率が少なくなり、成形品の強度も向上する。また、微粉砕機のクリアランスも広めに設定して稼動させることができ、異物による装置の損傷を大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形用組成物の製造方法の一実施の形態を示す工程説明図である。
【図2】本発明の成形用組成物の製造装置の一実施の形態に用いる解砕装置を示す説明図である。
【図3】粗粉砕機を示す説明図である。
【図4】中粉砕機の円板を示す図であり、(a)は固定円板、(b)は回転円板である。
【図5】中粉砕機の構造を示す断面図である。
【図6】ペレット成形機を示す側面図である。
【図7】ペレット成形機の内部構造を示す説明図である。
【図8】第1ロールを示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図9】第2ロールを示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図10】微粉砕機を示す断面図である。
【図11】上記微粉砕機の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
A 古紙を解砕する工程(粗粉砕)
B 古紙を解砕する工程(中粉砕)
C 一次ペレットの生成工程
D 一次ペレットの粉砕・解繊工程
E 二次ペレットの生成工程
F 樹脂材料の混合・粉砕工程
G 成形用ペレットの生成工程
H 成形品の成形工程
P 同心円
Q 同心円
1 粗粉砕機
2 中粉砕機
3 圧送ブロア
4 ホッパ
5 圧送管
6 添加剤投入口
7 添加剤投入口
9 回転刃
10 固定刃
11 メッシュドラム
13 固定円板
14 回転円板
15 固定ピン
16 回転ピン
17 メッシュドラム
18 ケース
20 ペレット成形機
21 ホッパ
22 排出口
23 回転ドラム
24 ペレット押出孔
25 第1ロール
26 第2ロール
27 カッター
28 溝
29 凹部
31 微粉砕機
32 ケーシング
33 回転軸
34A 第1回転子
34B 第2回転子
34C 第3回転子
34D 第4回転子
35 軸受
36 プーリ
37 固定刃
38 回転刃
39 投入口
40 排出口

Claims (6)

  1. 解砕した古紙と熱可塑性樹脂を混合させた状態でペレット化して一次ペレットを生成する工程と、上記一次ペレットを微粉砕機で粉砕することにより古紙をさらに解砕したのちペレット化して二次ペレットを生成する工程と、上記二次ペレットを樹脂材料と混合して成形用材料を生成する工程とを含むことを特徴とする成形用組成物の製造方法。
  2. 上記成形用材料を生成する工程が、二次ペレットを樹脂材料と混合して微粉砕機で粉砕することにより古紙と樹脂を混合したのちペレット化するものである請求項1記載の成形用組成物の製造方法。
  3. 解砕した古紙と熱可塑性樹脂を混合させた状態でペレット化して一次ペレットを生成するペレット成形機と、上記一次ペレットを粉砕することにより古紙をさらに解砕する微粉砕機と、上記微粉砕機で粉砕した古紙をペレット化して二次ペレットを生成するペレット成形機と、上記二次ペレットを樹脂材料と混合して成形用材料を生成する成形材料生成手段とを備えたことを特徴とする成形用組成物の製造装置。
  4. 上記成形用材料生成手段が、二次ペレットを樹脂材料と混合して粉砕することにより古紙と樹脂を混合する微粉砕機と、上記微粉砕機で粉砕した古紙と樹脂の混合物をペレット化するペレット成形機とを有するものである請求項3記載の成形用組成物の製造装置。
  5. 上記一次ペレットを粉砕する微粉砕機が、円筒状に形成されてその内周面に中心線に沿った方向に延びる固定刃が設けられたケーシングと、このケーシングの中心線上に同軸状に設けられた回転軸と、上記回転軸に取り付けられてそれぞれ上記中心線に沿った方向に延びる回転刃が設けられた複数の回転子とを備え、上記各回転子の回転刃と固定刃とのクリアランスが、材料の投入口側から排出口側に向かって順に狭くなるように設定されている請求項3記載の成形用組成物の製造装置。
  6. 上記二次ペレットと樹脂材料の混合物を粉砕する微粉砕機が、円筒状に形成されてその内周面に中心線に沿った方向に延びる固定刃が設けられたケーシングと、このケーシングの中心線上に同軸状に設けられた回転軸と、上記回転軸に取り付けられてそれぞれ上記中心線に沿った方向に延びる回転刃が設けられた複数の回転子とを備え、上記各回転子の回転刃と固定刃とのクリアランスが、材料の投入口側から排出口側に向かって順に狭くなるように設定されている請求項4または5記載の成形用組成物の製造装置。
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