JP3907349B2 - 電動式舵取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は操舵補助力の発生源として用いられるモータの回転を、螺旋溝を有する舵取軸に動力変換機構を介して伝達し、該舵取軸を軸長方向へ移動させて操舵補助するようにした電動式舵取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
操舵輪に加えられる操舵トルクの検出結果に基づいて操舵補助用のモータを駆動し、該モータの回転力を舵取軸に伝えて操舵を補助する構成とした電動式舵取装置は、操舵補助力の発生源として油圧アクチュエータを用いる油圧パワーステアリング装置と比較して、車速の高低,操舵の頻度等、走行状態に応じた補助力特性の制御が容易に行えるという利点を有することから、近年、その使用範囲が拡大する傾向にある。
【0003】
図6は従来例の電動式舵取装置の縦断正面図である。
一方、電動式舵取装置の難点は、舵取り補助のために十分な回転力を発生し得る小型のモータが得難く、該モータの占有スペースを、伝動対象となる舵取機構の周辺に確保することが難しいところにある。この難点の解消のため、図6の如く車体の左右方向に延設され、その両端部にタイロッドを介して操向用の車輪(前輪)が連結される舵取軸100の周りに円筒状のロータ101及び円筒状のステータ102を有する操舵補助用のモータ103及び前記ロータ101の回転力を前記操舵軸100の軸長方向への移動力に変換するボールねじ機構104を配置することにより、配設スペースの削減を図った電動式舵取装置が従来から提案されている。
【0004】
図7は従来例の電動式舵取装置のモータ及び動力変換機構部分の拡大縦断正面図である。
ボールねじ機構104は、舵取軸100の外周面に設ける第1の螺旋溝105と、該第1の螺旋溝105に係合する複数のボール106が保持されており、軸長方向への移動が拘束されて回転が可能な保持環107とを備え、前記モータ103からの伝動により前記保持環107を回転駆動して、この回転力を、前記第1の螺旋溝105に沿って転動するボール106を介して舵取軸100に伝え、該舵取軸100を軸長方向に移動せしめ、操舵輪の操作に応じて行われる操舵を補助する構成となっている。
【0005】
保持環107には前記第1の螺旋溝105に対応する第2の螺旋溝108が設けてあり、該第2の螺旋溝108に沿って前記ボール106が転動することになるため、保持環107の材料として軸受鋼が使用され、前記第2の螺旋溝108が刻設された後、焼き入れ等の熱処理が施される。これに対し前記ロータ101はその外周に例えば永久磁石109が設けられる構造であり、焼き入れ等の熱処理を施す必要がないため、その材料が前記保持環107の材料と異なる。従って、保持環107は、前記ロータ101と別個に設けられ、該保持環107の一端を前記ロータ101の一端に一体回転可能に嵌合してある。
【0006】
ロータ101の両端は舵取軸100を回転可能に支持するハウジング110内に一対の軸受111,112を介して保持され、保持環107の他端は軸受113を介して前記ハウジング110内に保持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上の如くボールねじ機構104を用いた電動式舵取装置においては、螺旋溝108を有する保持環107がモータ103のロータ101と別個に設けられるため、前記ロータ101への嵌合構造及び該嵌合部114の周りを保持する軸受112が必要であり、比較的コストが高くなるとともに、嵌合部114及び軸受112部の軸長方向への長さに見合う分だけ操舵補助部分の全長が長くなるという問題がある。また、ロータ101及び保持環107は、3個の軸受111,112,113を用いて3点が支持されているため、組立てるとき舵取軸100の軸心に対しロータ101及び保持環107の軸心が偏心し易いという問題があり、また、保持環107を熱処理する必要があるため、より一層コスト高になるという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題点を解決することができる電動式舵取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る電動式舵取装置は、螺旋溝が設けられている舵取軸を支持するハウジングと、前記舵取軸の周りに配置される円筒状のロータを有する操舵補助用のモータと、該モータの回転力を前記舵取軸の軸長方向への移動力に変換する動力変換機構とを備えた電動式舵取装置において、前記動力変換機構は、内面に前記螺旋溝と係合する突起を有する内環部材及び該内環部材を複数の転動体を介して回転可能に保持する外環部材を備え、前記ハウジング内に一対の軸受を介して前記ロータの両端部が支持されており、該ロータの一端部内周面は前記外環部材が嵌合保持され、且つ該外環部材の軸長方向への移動を阻止する嵌合溝を備え、該嵌合溝の一側位置から外周面にかけて貫通する挿入孔を前記ロータに設けてあり、該ロータの一端部を支持する一方の前記軸受は、前記外環部材が保持される軸長方向領域内の外周部を前記ハウジング内に支持していることを特徴する。
【0010】
第1発明にあっては、内環部材及び外環部材を有する動力変換機構を用いるため、ボールねじ機構が必要とする第2の螺旋溝をなくし、該第2の螺旋溝部分の熱処理工程を省くことができ、コストを低減できる。また、このように熱処理工程を省くことができる動力変換機構をロータ内に設けてあるため、ボールねじ機構を用いるものの如くロータへの嵌合部及び該嵌合部の周りを保持する軸受が必要でなく、ボールねじ機構を用いるものに比較して操舵補助部分の全長、ひいては舵取軸の全長を短くできる。また、動力変換機構用の軸受を省くことができ、一対の軸受を用いてロータの両端部を支持することができるため、組立てるときロータの一端及び他端間の偏心量を容易に少なくでき、また、一対の軸受によって軸受間の間隔を長くできるため、ロータの一端及び他端間の偏心量をより一層少なくできる。
しかも、外環部材を挿入孔から嵌合溝へ容易に挿入することができ、また、外環部材の軸長方向への移動を嵌合溝によって阻止でき、また、この状態で舵取軸を内環部材に挿入することによって外環部材の挿入孔からの抜け出しを阻止することができるため、内環部材及び外環部材の組込を簡易にできる。
【0012】
第2発明にあっては、軸受が支持するロータの一端部内に外環部材が保持されているため、ロータの回転力を内環部材の突起から舵取軸に伝達するとき、ロータの撓みを良好に防止でき、前記突起及び螺旋溝の係合量を安定させることができる。
【0015】
発明に係る電動式舵取装置は、前記ハウジングに、前記舵取軸の回りを止める回り止め手段を設けてあることを特徴とする。
【0016】
発明にあっては、動力変換機構によって舵取軸が軸長方向へ移動するとき該舵取軸に回転トルクが加わることになるが、この回転トルクによる舵取軸の回りを回り止め手段によって良好に止めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明に係る電動式舵取装置の縦断正面図である。
【0018】
図1に示した電動式舵取装置は、一端部がコラム軸を介して操舵輪に連動連結され、他端部にピニオン(図示せず)が設けられたピニオン軸1と、前記ピニオンに噛合するラック歯(図示せず)及び螺旋溝21が軸長方向に離隔して設けられ、車体の左右方向に延設された舵取軸2と、該舵取軸2を軸長方向へ移動が可能に支持する円筒状のハウジング3と、該ハウジング3内に前記舵取軸2と同軸的に配置され、操舵輪の操舵に伴い駆動されて操舵補助するブラシレス形のモータ4と、前記ハウジング3内に前記舵取軸2と同軸的に配置され、前記モータ4の回転力を前記舵取軸2の軸長方向への移動力に変換する動力変換機構5とを備えている。
【0019】
モータ4は、前記舵取軸2の周りであり、前記ハウジング3内に固定される円筒状のステータ41、及び該ステータ41の内周面及び舵取軸2の外周面間に回転可能に支持されており、その外周面に複数個の永久磁石43が周方向に離隔して設けられている円筒状のロータ42を備えている。尚、永久磁石43はその磁極が交互に異なるように配置されている。
【0020】
このロータ42は、その両端が前記ステータ41よりも軸長方向外方へ突出しており、この両端部が軸受6,7を介して前記ハウジング3内に支持されている。ロータ42の一端部の内周面には周方向へ延びる嵌合溝44が軸長方向へ適宜の間隔を隔てて複数個(実際には3個)設けてあり、また、これら嵌合溝44の一側位置から外周面にかけて貫通する挿入孔45を設けてある。
【0021】
図2はモータ4及び動力変換機構5部分の拡大縦断正面図である。
動力変換機構5は、内面に前記螺旋溝21と係合する環状の突起51を有する内環部材52及び該内環部材52の外周部をボールを用いてなる複数の転動体53を介して回転可能に保持する外環部材54を備えた複数個(実際には3個)の伝動環50と、前記螺旋溝21とによって構成されている。各伝動環50は前記挿入孔45に挿入され、外環部材54が前記各嵌合溝44に嵌合保持されている。
【0022】
図3は動力変換機構5部分の拡大縦断側面図である。
伝動環50は、ロータ42の回転中心に対し偏倚されている。換言すれば、内環部材52の突起51はロータ42の回転中心、ひいては舵取軸2の軸心に対し周方向に等分した位置で偏倚しており、該突起51の周方向一部分を螺旋溝21に確実に係合させ、伝動環50の回転トルクをその3つの係合箇所から舵取軸2の螺旋溝21に伝達し、回転トルクの分力により舵取軸2を軸長方向へ移動させるようにしてある。
【0023】
伝動環50は、例えばロータ42の軸長方向両側に配置されるものをロータ42の回転中心に対し一方側へ偏倚させ、中間に配置されるものを他方側へ偏倚させ、換言すれば略180度の位相差で偏倚させ、内環部材52の突起51を舵取軸2の軸心に対し両側の位置で螺旋溝21に係合させ、伝動環50の回転によって舵取軸2を軸長方向へ移動させるとき、該舵取軸2が回転することを防止する。尚、伝動環50が挿入される挿入孔45は、前述した偏倚側位置と反対側位置に設けられている。
【0024】
ロータ42の前述した偏倚側位置には前記嵌合溝44に開口するネジ孔46を設け、該ネジ孔46に前記外環部材54に当接し、前記伝動環50の偏倚量を調整する調整ネジ47が螺着されている。また、ロータ42の一端部の外周面には軸受嵌合部48及び環状溝49が設けてあり、軸受嵌合部48に前記軸受6を嵌合し、環状溝49に止め輪8が嵌め込みされ、軸受6の抜け出しを防止してある。
【0025】
以上の如く構成された電動式舵取装置は、操舵輪の操舵力がピニオン軸1のピニオンから舵取軸2のラック歯に伝達されるとともに、操舵輪の操舵に伴って生ずる操舵トルクに応じてモータ4が駆動制御される。この駆動制御によりモータ4が発生するロータ42の回転力は伝動環50に伝達され、該伝動環50が回転するとともに、伝動環50の回転トルクが内環部材52の突起51から螺旋溝21に伝達され、その分力により舵取軸2が軸長方向へ移動され、操舵のために操舵輪に加えるべき力が軽減される。
【0026】
ロータ42の回転力を舵取軸2に伝達する動力変換機構5は内環部材52の突起51が舵取軸2の螺旋溝21に係合する構造であるため、舵取軸2の螺旋溝21に対応する螺旋溝及び該螺旋溝部分の熱処理工程を省くことができ、ボールねじ機構を用いるものに比較してコストを低減できる。
【0027】
また、動力変換機構5を組み込む場合、内環部材52を保持している外環部材54を挿入孔45からロータ42内へ挿入した後、舵取軸2を前記内環部材52に挿入することによって外環部材54の挿入孔45からの抜け出しを阻止することができ、また、外環部材54の軸長方向への移動を嵌合溝44によって阻止することができ、動力変換機構5を簡易に組み込むことができる。
【0028】
このように外環部材54は両端部が軸受6,7に支持されたロータ42内に保持されるため、ボールねじ機構を用いるものの如くロータ42への嵌合部及び該嵌合部の周りを保持する軸受が必要でなく、ボールねじ機構を用いるものに比較して操舵補助部分の全長、ひいては舵取軸の全長を短くできる。また、ロータ42の両端部は一対の軸受6,7を用いて支持するため、ロータ42の一端及び他端間の偏心量をボールねじ機構を用いるものに比較して容易に少なくできる。また、ロータ42の両端部を支持する一対の軸受6,7によって軸受6,7間の間隔を長くできるため、ロータ42の一端及び他端間の偏心量をより一層少なくできる。
【0029】
しかも、外環部材54は一方の軸受6が支持するロータ42の一端部内に保持されるため、ロータ42の回転力を内環部材52の突起51から舵取軸2に伝達するとき、ロータ42の撓みを良好に防止でき、前記突起51及び螺旋溝21の係合量を安定させることができる。
【0030】
実施の形態2
図4はラックピニオン機構部分の断面図である。
この実施の形態2の電動式舵取装置は、前記ハウジング3に、前記舵取軸2のラック歯22と反対の周面2aに摺接部材9を介して接触し舵取軸2の軸長方向への移動を案内する案内体10を備えた電動式舵取装置において、前記舵取軸2のラック歯22と反対側の周面2aに軸長方向へ延びる平坦面23を設け、該平坦面23に接触する平接触面11aを有し、前記舵取軸2の回りを止める回り止め体11を前記摺接部材9に設けたものであり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同じであるため、共通部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用を省略する。
【0031】
実施の形態2において、前記ハウジング3には前記案内体10を収容する収容孔31及び該収容孔31に連続するネジ孔32が設けてあり、該ネジ孔32に前記案内体10に当接して前記摺接部材9を前記周面2aに摺接させる調整ネジ13が螺着されている。また、前記平坦面23及び回り止め体11が舵取軸2の回りを止める回り止め手段を構成している。
【0032】
実施の形態2にあっては、前記動力変換機構5によって舵取軸2を軸長方向へ移動させるとき該舵取軸2に加わる回転トルクによって舵取軸2が回ることを前記回り止め体11及び前記ラック歯22に噛合するピニオン1a(舵取軸に係合する係合部分)によって良好に防止できるため、例えば前記伝動環50を備えた動力変換機構5に代えて、前記ボールねじ機構を用いた場合においても、舵取軸2の回りを良好に防止できる。
【0033】
すなわち、前記ボールねじ機構を用いた場合、該ボールねじ機構によって舵取軸2を軸長方向へ移動させるとき、該舵取軸2に比較的大きな回転トルクが加わることになる。ところが、従来にあっては、舵取軸2のラック歯22と反対側の周面2aに略C字形の摺接部材9が接触しているだけであるため、舵取軸2に加わる回転トルクを前記ピニオン1aが負担するだけであり、従って、ピニオン1aの軸径及び歯部を強化する必要があるが、実施の形態2にあっては、舵取軸2に加わる回転トルクを前記ピニオン1a及び回り止め体11で負担することができるため、ピニオン1aの軸径及び歯部の強度を特別に高める必要がない。これによって、操舵補助用の油圧シリンダが用いられた動力舵取装置のピニオンと同じピニオンを用いることができる。
【0034】
実施の形態3
図5はラックピニオン機構部分の実施の形態2を示す断面図である。
この実施の形態3の電動式舵取装置は、実施の形態2と同様、前記ハウジング3に、前記舵取軸2のラック歯22と反対の周面2aに摺接部材9を介して接触し舵取軸2の軸長方向への移動を案内する案内体10を備えた電動式舵取装置において、前記舵取軸2のラック歯22と反対側の周面2aに軸長方向へ延びる一対の略V字形の溝24,24を設け、これら溝24,24に接触する略V字形の接触面12aを有し、前記舵取軸2の回りを止める一対の回り止め体12,12を前記摺接部材9に設けたものであり、その他の構成及び作用は実施の形態2と同じであるため、共通部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用を省略する。尚、前記溝24,24及び回り止め体12,12が舵取軸2の回りを止める回り止め手段を構成している。
【0035】
実施の形態3にあっては、前記動力変換機構5によって舵取軸2を軸長方向へ移動させるとき該舵取軸2に加わる回転トルクによって舵取軸2が回転することを一対の回り止め体12,12及びピニオン1aによって良好に防止できる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述した如く第1発明によれば、舵取軸の螺旋溝に対応する螺旋溝及び該螺旋溝部分の熱処理工程を省くことができるため、ボールねじ機構を用いるものに比較してコストを低減できる。また、ボールねじ機構を用いるものの如くロータへの嵌合部及び該嵌合部の周りを保持する軸受が必要でなく、ボールねじ機構を用いるものに比較して操舵補助部分の全長、ひいては舵取軸の全長を短くできるとともに、ロータの一端及び他端間の偏心量を少なくできる。
しかも、一対の軸受の一方は、外環部材が保持される前記一端部の軸長方向領域内の外周部をハウジング内に支持しているため、ロータの回転力を内環部材の突起から舵取軸に伝達するとき、ロータの撓みを良好に防止でき、前記突起及び螺旋溝の係合量を安定させることができる。また、内環部材及び外環部材の組込みを簡易にできる。
【0039】
発明によれば、回転トルクによる舵取軸の回りを回り止め手段によって良好に止めることができ、舵取軸に係合する係合部分の強度を特別に高める必要がなく、汎用品の係合部分を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式舵取装置の実施の形態1の縦断正面図である。
【図2】本発明に係る動力舵取装置のモータ及び動力変換機構部分の拡大縦断正面図である。
【図3】本発明に係る電動式舵取装置の動力変換機構部分の拡大縦断側面図である。
【図4】本発明に係る電動式舵取装置のラックピニオン機構部分の断面図である。
【図5】ラックピニオン機構部分の実施の形態2を示す断面図である。
【図6】従来例の電動式舵取装置の縦断正面図である。
【図7】従来例の電動式舵取装置のモータ及び動力変換機構部分の拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
2 舵取軸
21 螺旋溝
23 平坦面
3 ハウジング
4 モータ
42 ロータ
44 嵌合溝
45 挿入孔
5 動力変換機構
51 突起
52 内環部材
53 転動体
54 外環部材
6 軸受
7 軸受
11 回り止め体

Claims (2)

  1. 螺旋溝が設けられている舵取軸を支持するハウジングと、前記舵取軸の周りに配置される円筒状のロータを有する操舵補助用のモータと、該モータの回転力を前記舵取軸の軸長方向への移動力に変換する動力変換機構とを備えた電動式舵取装置において、前記動力変換機構は、内面に前記螺旋溝と係合する突起を有する内環部材及び該内環部材を複数の転動体を介して回転可能に保持する外環部材を備え、前記ハウジング内に一対の軸受を介して前記ロータの両端部が支持されており、該ロータの一端部内周面は前記外環部材が嵌合保持され、且つ該外環部材の軸長方向への移動を阻止する嵌合溝を備え、該嵌合溝の一側位置から外周面にかけて貫通する挿入孔を前記ロータに設けてあり、該ロータの一端部を支持する一方の前記軸受は、前記外環部材が保持される軸長方向領域内の外周部を前記ハウジング内に支持していることを特徴する電動式舵取装置。
  2. 前記ハウジングに、前記舵取軸の回りを止める回り止め手段を設けてある請求項記載の電動式舵取装置。
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