JP3907019B2 - 離乳食用の調理容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、離乳食用の調理容器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
離乳年齢となった幼児に与えられる離乳食は、大人の食物と異なり、食品をつぶしたり、すりおろしたりして、加工する必要があり、食物に対応して多くの調理品目がある。
そこで、このような複数の調理品目に対応して調理用の器具を別々に用意しなくてもすむように、まとめられた調理容器としては、例えば実公昭58−16327号に示すものが知られている。
【0003】
このような従来の離乳食用調理容器では、すり鉢、レモンシボリ、オロシ板、ウラゴシ網が一体に重合されているので、食品をすりおろし、すりつぶしたり、裏ごししたりする作業において、これらの道具を別々に準備することがないので、その範囲においては便利なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような離乳食の各調理品目について、詳しく見ると、上述の各調理器具のうち、「レモンシボリ」、「オロシ板」については、これら以外に調理具を用いなくても調理できる。しかし、例えば「すり鉢」については、「すりこ木」がないとすりつぶしたり、すりおろしたりする調理をすることができない。
【0005】
ところが、このような離乳食用調理容器の小さな「すり鉢」に対応した、サイズの小さい「すりこ木」は、しまいなくしたりして紛失しやすく、代用になる道具が入手しにくいという問題がある。
【0006】
本発明は、以上の点を解決するためになされたもので、離乳食の調理に用いられる、紛失しやすい調理具や食器を着脱自在に備えることで、これを調理容器と別に保管する場合の紛失を防止できる離乳食の調理容器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、食品を収容する容器を兼ねたすり鉢と、前記食品を離乳食に適するようにすりおろしたり、絞ったりするために、前記すり鉢に対して重ねて着脱できるようにされた複数の調理器とを有しており、さらに、前記すり鉢及び/又は複数の調理器に関連して用いる、調理具もしくは食器の着脱手段を有し、前記調理具が、長尺の調理具であり、前記調理具の着脱手段が、この長尺の調理具を差し込むことのできる孔とされている離乳食用の調理容器により、達成される。
【0009】
前記すり鉢には、把手が形成されており、この把手に前記長尺の調理具を差し込む孔を設けてもよい。
【0010】
前記すり鉢には、その開口の周縁の互いに対向する位置に、それぞれ注ぎ口を形成してもよい。
【0011】
前記複数の調理器には、すり鉢に対して重ねて着脱される順番に対応して、それぞれマーキングがされていてもよい。
【0012】
上記構成によれば、食品の容器を兼ねたすり鉢に対して、複数の離乳食の調理器を重ねて着脱できるようにしたから、離乳食の調理に必要な複数の調理品目に対応して、これらの調理に必要な調理器を別々に用意する必要がない。
しかも、これらすり鉢や調理器による調理に必要な調理具まで着脱できるので、調理に必要とされる道具がすべて備えられることになる。これにより、調理具を紛失したりして、一部の調理具が足らなくなって調理できないという事態を有効に防止できる。
尚、ここで、「調理具」とは、すり鉢に重ねて着脱できる調理器とは別の重合できない調理手段であって、離乳食の調理品目において必要となる調理手段をいう。
また、これらすり鉢や調理器による調理や幼児に離乳食を食べさせる際に必要な長尺の食器も着脱できるので、このような食器を紛失してしまうことも防止できる。
【0013】
前記調理具が長尺の調理具であり、前記着脱手段が、この長尺の調理具を差し込む孔である場合には、離乳食の各調理器に対応して用いる「すりこ木」などの長尺の道具を、この孔に対して着脱できる。このため、特に他の調理器と形状の異なる道具を一緒に保管できるので、このような道具が紛失することを防止できる。
【0014】
前記すり鉢の把手に前記孔が形成されている場合には、長尺の道具の着脱手段を簡単な構造にて実現できる。
【0015】
前記すり鉢の開口周縁の対外に対向する位置にそれぞれ注ぎ口を有している場合には、すり鉢内の液状の収容物を他の容器に注ぐ場合に、左右どちらの手にもっても、同様の使い勝手を実現できる。
【0016】
前記複数の調理器には、すり鉢に対して重ねて着脱される順番に対応して、それぞれマーキングがされている場合には、各調理器を重ねて収納しようとする場合に、目印となって、容易に誤りなく重ねることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る離乳食用の調理容器10を重ねた状態を示す正面図であり、図2はその分解斜視図である。
図において、離乳食用の調理容器10は、図2に示す複数の調理器が重合された状態でひとつの調理容器となるように構成されている。
すなわち、この実施形態では、調理容器10は、複数の調理器として、すり鉢11と、その上に重ねられる果実しぼり器12と、その上に重ねられるオロシ板13と、その上に重ねられる中蓋14と、その上に重ねられるウラゴシ器15と、その上に重ねられる蓋体16とを備えている。
さらに、この離乳食用の調理容器10は、他の調理具として、例えばすりこ木等の長尺の道具を着脱できるようになっている。
【0019】
すり鉢11は、碗状の本体(容器本体)21を有し、この碗状の本体には把手22が形成されている。碗状の本体21は、食品を収容するのに充分な容積を有していて、離乳食として調理の対象となる食品,もしくは調理後の食品を収容できるようになっている。
碗状本体21の内側周面には、細かい多数の山形溝25が形成されており、収容した食品をすりおろすことができるようになっている。碗状本体21の底部には糸尻21aが備えられていて、容器としての安定性を有するようにされている。
【0020】
把手22は、碗状本体21の上端付近から水平に延びる水平部22aと、この水平部22aの先端側から下方に延びる垂下片部22bとを備えていて、垂下片部22bの下端は、すり鉢11を水平面上に載置したとき、この水平面に当接することで、安定した載置状態を保持することができるようになっている。
碗状本体21の上縁部には、その開口周縁に沿って外側に突出した注ぎ口23,24が形成されている。各注ぎ口23,24は周縁上で互いに対向する位置に設けられている。これにより、把手をもつ人が左右のどちらの手でこの把手をもっても、いずれかの注ぎ口を利用できるようになっている。
また、碗状本体21は、透明な耐熱性のプラスチック材料などにより形成すれば、すりおろした食品等を収容したまま中蓋14を被せて電子レンジなどにおいて加熱調理するさいに、中の様子や食品の量等を外部から視認できる。
【0021】
さらに、本実施形態においては、上記把手22の水平部22aに、他の調理具の着脱手段26が設けられている。ここで、他の調理具とは、離乳食の調理品目に対応して必要とされる調理具である。
例えば、すり鉢11を用いて食品をすりつぶす場合に、食品とすり鉢だけでは目的とする調理はできない。すり鉢11をつかった調理には、必ず「すりこ木」を必要とするのである。ところが、この実施形態によるすり鉢11は、汎用のすり鉢と比べると、はるかに小さく、このすり鉢11専用のすりこ木も小さなものになる。このようなすりこ木は、離乳食用の調理容器10と別に、食器戸棚の引き出し等にいれておくと、紛失しやすく、他の調理具と混じって見つけにくくなってしまう。このようなことは、離乳食に必要な調理品目を実行する際に、大変不便であるため、本実施形態では、このような他の調理具の着脱手段を備えるようにしている。この実施形態では、着脱手段26は、小さくて長尺の調理具であるすりこ木17を簡単に通すことのできる貫通孔によって構成されている。
【0022】
このように、他の調理具17は、すり鉢11に重ねることができない形状のものであるが、離乳食の調理に欠かすことができない調理手段である。このようなものには長尺のものが多い。そして、一般的には、長尺の調理具を着脱するには、この実施形態のように、調理容器10の構成品に孔状の着脱手段を設けるのが好ましい。
また、着脱手段26としては、このような貫通孔だけなく、筒状の底が塞がれた孔を形成してもよいが、この実施形態の構成であると、簡単で、掃除などもしやすい。
さらに、着脱手段26に収容される他の調理具はすりこ木17に限らず、例えばスプーンやフォークといったすりこ木の代用になるものや長尺の専用食器、ウラゴシ用の長尺のヘラ等が考えられる。
この場合、例えば把手22の水平部22aの幅を大きくし、複数の貫通孔を形成すれば、上述のすりこ木だけでなく、フォークやヘラ等の複数の長尺物を収容できる。
【0023】
果実しぼり器12は、レモンやミカン等の果実の果汁をしぼるためのものである。果実しぼり器12は、図2に示すように、円形の外形の周縁部において、互いに逆方向にそれぞれ立ち上がる周壁部12a,12bが形成されており、中央の凸部31との間にフランジ状の平らな周辺部32が形成されている。果実しぼり器12は、収納状態においては、中央の凸部31は、下のすり鉢11の容器本体21内に収容されている。使用の際には、図2の状態から上下は反対にして周壁12aがすり鉢11の開口の内周面にほぼ入り込むようにされ、中央の凸部31は上方に突出するようにされる。
果実しぼり器12のフランジ状の周辺部32には図2に示す多数の孔が、周状に配置されている。これにより、上記凸部31に押しつけられた果実の果汁は、多数の孔から落下して、下に位置するすり鉢11の本体21内に溜まるようになっている。
【0024】
フランジ状の周辺部32の外周には、さらに外方に半円状に突出する2つの突出部12c,12cが設けられている。この突出部12c,12cは、果実しぼり器12をすり鉢11に重ねたときに、その注ぎ口23,24をそれぞれ塞ぐようになっており、これによって、すり鉢11の容器本体21内を清潔にたもつことができ、しかも図1に示されているように、重合状態における外観を美しく整えるようになっている。
また、この突出部12c,12cは、果実しぼり器12を図2の状態から上下を逆にして、果汁をしぼる作業をするためにすり鉢11に重ねたときは、その注ぎ口23,24に嵌まり混む。このため、凸部31に対して、果実の切り口を押しつけて回して行う果実しぼり作業の際、果実しぼり器12が、すり鉢11上でからまわりすることが防止される。
さらに、この突出部12c,12cの少なくとも一方の上面には、小さな突起33が一体に設けられている。この突起33は、果実しぼり器12がすり鉢11の上に第1番目に重ねられるものであることを示しているマーキングである。
したがって、マーキングとしての突起33は、外部から目立つ場所でれば、他の箇所に設けられてもよいが、突出部12cは外部に張りだした箇所であることから、この位置に設けると視認しやすいので、好ましい。
【0025】
オロシ板13は、図2に示されているように、果実しぼり器12の上に重ねられるものである。収納状態においては、図3に示す周壁13bが果実しぼり器12の周壁12aの外周に嵌まるようになっている。オロシ板13を使用の際には、図2の状態から上下を逆にするように裏返すと、周壁13aがすり鉢11の開口周縁の内側に嵌まるようになっている。オロシ板内側の水平な平面部には多数の貫通孔が形成され、図3において、各貫通孔の周縁の下側には、クサビ状の小さな突起13dが形成されている。したがって、使用の際オロシ板13を図3の状態から裏返せば、この小さな突起13dにより食品をすりおろすことができ、すりおろされた食品は貫通孔を通って落下してすり鉢11の容器本体21内に溜まるようになっている。
【0026】
オロシ板13の周辺部の外周には、果実しぼり器12と同じように、外方に半円状に突出する2つの突出部13e,13eが設けられている。またその上面部にはマーキングとしての小さな突起34が二つ設けられている。したがって、突起34が2つあるので、オロシ板13は、すり鉢11の上に複数の調理器を重ねたもののなかで第2番目(二つ目)に重合されるものであることが外部から視認できる。
【0027】
中蓋14は、この離乳食用の調理容器10を構成する各調理器の蓋として使用するものである。したがって、図2に示すように、全体に円盤状のプレートであり、周縁部には、互いに逆方向に起立する周壁14aと14bをそれぞれ有している。この各周壁14aと14bがそれぞれ選択的に各調理器の開口周縁に嵌入されることによって、蓋がされるようになっている。
また、収容状態においては、中蓋14の周壁14bは、オロシ板13の外周にはめ込まれることにより、重合される。
中蓋14も収納状態において他の調理器と同じ位置になる箇所に突出部14c,14cを有している。そして、この突出部14c,14cの一方の上面には、小さな突起3つでなるマーキング35がなされている。
これにより、突起35が3つあるので、中蓋14は、すり鉢11の上に複数の調理器を重ねたもののうち、第3番目(三つ目)に重合されるものであることが外部から視認できる。
【0028】
ウラゴシ器15は、図1に示すように、中蓋14の上に重ねられるものである。
ウラゴシ器15は、環状の本体15cの周縁に沿って、互いに逆方向に起立する周壁15a,15bと、環状本体15cに固定され、図1において上に凸となるようにドーム状をなす金網部15dを備えている。
図2の状態では、ウラゴシ器15の周壁15bは中蓋14の周壁14aの外側に嵌入されることにより、収納されるようになっている。
【0029】
ウラゴシ器15を使用する際は、図2の状態からウラゴシ器15の上下が逆になるように裏返すと、その周壁15aがすり鉢11の開口の内周に入り込むようになっている。この状態において、金網部15dはすり鉢11の容器本体21内に収容されるように、下に凸の状態となるので、その上に食品をのせ、すりこ木17もしくは、図示しないヘラ等を用いて、これを裏ごしすれば、こされた食品がすり鉢11内に収容される。
さらに、ウラゴシ器15も図2に示すように、収納状態において他の調理器と同じ位置になる箇所に突出部15e,15eを有している。そして、この突出部15e,15eの一方の上面には、小さな突起4つでなるマーキング36がなされている。
これにより、突起36が4つあるので、ウラゴシ器15は、すり鉢11の上に複数の調理器を重ねたもののうち、第4番目(四つ目)に重合されるものであることが外部から視認できる。
【0030】
蓋体16は、離乳食用の調理容器10の一番上に重ねられるもので、浅い碗状になっていて、図2に示されているように、収納状態において、下部周縁にウラゴシ器15の周壁15aがはめ込まれ、碗状の本体41の内部には、ウラゴシ器15の金網部15dが収容されるようになっている。この蓋体16は、好ましくは、熱性のプラスチック等で、透明に形成されていおり、図2の状態から上下を逆にして図4の状態で水平面上に載置すると、浅い透明な容器になるようになっている。
【0031】
すなわち、図4において、蓋体16の碗状の本体41の底面には、例えば円錐状もしくはクサビ状の小さな突起42が多数一体に設けられている。これにより、例えば幼児の食べさせる食品のうち、すり鉢11を用いるまでもない、比較的柔らかな食品等を入れる容器(食器)として用いることができる。
つまり、図4の状態において、碗状の本体41内に食器を取り分け、すりこ木17やスプーン等を用いて、これを突起42にこすりつけることによって、食品をすりつぶして、食べやすいように調理し、あるいはすりつぶしながら、随時幼児に与えることができる。
さらに、蓋対16は、図2の状態から上下を逆にして、水平面上等に載置すれば、その上に本実施形態の調理器をセットすることができるようになっている。これにより、すり鉢11以外にも、すりおろしたり、うらごししたりした食品をうける容器が提供されることになる。
【0032】
また、蓋体16の図4における開口の上縁部には、外方に突出する突出部43が一体に設けられている。
これにより、蓋体16を調理用の食器として用いる場合に、例えば、図4の状態で碗状本体41内に食品を取り分け、蓋体16に対して中蓋14を上から装着する。このとき、中蓋14の突出部14cと、蓋体16の突出部43とが一致しないように、水平方向にずらしておくと、突出部43は中蓋14の周縁部より外方に突出することになる。これにより、例えば電子レンジ(図示せず)内で加熱した場合には、碗状の本体41内で加熱により膨張した空気や蒸気等が、突出部43から逃げるので、安全に加熱調理を行うことができる。
【0033】
本実施形態による離乳食用の調理容器10は以上のように構成されているので、図1に示すように、複数の調理器であるすり鉢11、果実しぼり器12、オロシ板13、中蓋14、ウラゴシ器15、蓋体16は、全て重ね合わされて、一体に収納される。
これにより、離乳食に係わる複数の調理品目毎に別々の調理器を用意する必要がない。しかも使用に際しても、別の容器を準備する必要がない。しかも不使用時には一体に収納できる。さらに、これらの調理器を用いて、すりおろしたり、する調理においては、すりこ木等の他の調理具を用いることが必要になるが、これらの調理具17は、図2に示す着脱手段に収納されているので、別に用意する必要がない。また、不使用時には、このような他の調理具も、複数の調理器とともに一体に収納できるので、小さな道具を紛失したりするおそれがない。
【0034】
尚、上述の実施形態では、すり鉢11、果実しぼり器12、オロシ板13、中蓋14、ウラゴシ器15、蓋体16等の調理器を一体に収納する例を説明したが、本発明に含まれる調理器は、これに限らず、重合して一体に収納できる調理器であれば、他の種類の調理器を含めてもよい。また、これらの調理器のうち、ひとつまたは2つ以上の調理器を重要度の点等から省略して、コンパクトなセットを構成してもよい。
さらに、他の調理具または食器の着脱手段26は、図示の構成に限られるものではなく、すり鉢以外の構成調理器に設けてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、離乳食の調理に用いられる、紛失しやすい調理具や食器を着脱自在に備えることで、これを調理容器と別に保管する場合の紛失を防止できる離乳食の調理容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による離乳食用の調理容器の収納状態を示す正面図である。
【図2】図1の離乳食用の調理容器の分解斜視図である。
【図3】図2の離乳食用の調理容器のオロシ板の部分断面図である。
【図4】図2の離乳食用の調理容器の蓋体の部分断面図である。
【符号の説明】
10・・・離乳食用の調理容器、11・・・すり鉢、12・・・果実しぼり器、13・・・オロシ板、14・・・中蓋、15・・・ウラゴシ器、16・・・蓋体、17・・・調理具(すりこ木)、33,34,35,36・・・マーキング。
Claims (4)
- 食品を収容する容器を兼ねたすり鉢と、
前記食品を離乳食に適するようにすりおろしたり、絞ったりするために、前記すり鉢に対して重ねて着脱できるようにされた複数の調理器と
を有しており、
さらに、前記すり鉢及び/又は複数の調理器に関連して用いる、調理具もしくは長尺の食器の着脱手段を有し、
前記調理具が、長尺の調理具であり、前記調理具の着脱手段が、この長尺の調理具を差し込むことのできる孔とされている
ことを特徴とする、離乳食用の調理容器。 - 前記すり鉢には、把手が形成されており、この把手に前記長尺の調理具を差し込む孔を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の離乳食用の調理容器。
- 前記すり鉢には、その開口の周縁の互いに対向する位置に、それぞれ注ぎ口を形成したことを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の離乳食用の調理容器。
- 前記複数の調理器には、すり鉢に対して重ねて着脱される順番に対応して、それぞれマーキングがされていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の離乳食用の調理容器。
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