JP3906918B2 - データ通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサ等から計測した計測データをネットワークを介して連続的にデータ伝送するに好適なデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プラントには温度、圧力、流量等を検出する目的で種々のセンサが設けられている。これらセンサは、所定の周期でプラントの状態を検出するものである。そして、このセンサによって検出された検出値は、プラントを監視・制御する監視制御装置に伝送される。
【0003】
ところで大規模なプラントにあっては、検出すべき部位が多く、多数のセンサが必要とされる。したがってセンサ毎に監視制御装置まで信号線を配線するとなると膨大な配線が必要となる。このため各種センサが検出した計測データは、専らネットワークを介して監視制御装置に伝送するように構成されている(例えば特許文献1参照)。そして、この種の計測データを集約する監視制御装置には、FIFO(先入先出メモリ)が設けられて、ネットワークを介してリアルタイムに該監視制御装置に送り込まれてくる計測データの取り損ねを防ぎ、該データの欠落を防止するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−42378号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した監視制御装置には、低コスト化の要請から、従来用いられていた専用の監視制御装置に代わってパソコンが多用されるようになってきている。しかしながらパソコンを適用して各種センサから送出される計測データを受信する場合、パソコンの内部処理に伴うオーバヘッドにより、ネットワークを介して送られてくるデータの取り損ねが生じるという問題があった。具体的には、この内部処理は、例えばパソコンのディスク装置に対する書き込み/読み出し、マウスの操作等である。このような内部処理がパソコンで行なわれると、ネットワークを介して短い周期で連続的に監視制御装置(パソコン)に送り込まれてくる各種計測値の受信処理が間にあわず取り損ねるという懸念があった。
【0006】
このようなパソコン側の受信データの取り損ねを防止するため、ネットワークを介してセンサから送出される計測データの送出周期を長くすることが考えられるが、監視制御装置の計測に係るリアルタイム性が失われるという問題がある。
そこで本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、その目的は、ネットワークを介してデータ伝送するデータ通信システムにおいて、データ受信装置の受信取り損ねによるデータの欠落を補正するに最適なデータ通信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明のデータ通信システムは、ネットワークを介して接続されたデータ送信部とデータ受信部とからなり、
前記データ送信部は、
一定時間毎にデータを取り込むデータ入力部と、
このデータ入力部から順次取り込んだデータを所定数に亘って順に記憶するメモリと、
データ送信回数を管理するスキャンカウンタと、
前記メモリに記憶された所定数のデータと前記スキャンカウンタの値とからなるフレーム構成のデータをネットワークに送出すると共に、このデータ送信を行う都度前記スキャンカウンタの値を歩進する送信制御部と
を備えることを特徴としている。
【0008】
またネットワークに接続されて、前述したデータ送信部が送信したデータを受信するデータ受信部は、
受信フレームから最新データを抽出するデータ抽出部と、
前記受信フレームにより示されるスキャンカウンタの現在値と前回の受信フレームにより示されるスキャンカウンタの前回値とを比較して受信抜けの有無を判定する判定部と、
この判定部の判定結果に従い、受信抜けがあるときは前記スキャンカウンタの現在値と前回値との差に従って前記受信フレーム中の最新データと過去のデータとを抽出する受信データ補償手段と
を備えることを特徴としている。
【0009】
即ち、本発明に係るデータ通信システムは、データ受信部において受信抜けがあるとき、前記スキャンカウンタの現在値と前回値との差に従って、受信抜けを判定すると共に、この差の値によって前記受信フレーム内の過去のデータを抽出して、受信抜けを補償することを特徴としている。
したがって、データ受信部がネットワークから受信すべきデータを取り損ねたとしても、このデータの欠落を補正することが可能なデータ通信システムを提供することができる。
【0010】
また、本発明の請求項1に係るネットワーク通信システムは、ネットワークを介して接続されたデータ送信部とデータ受信部とからなり、
前記データ送信部は、一定時間毎にデータを取り込むデータ入力部と、
このデータ入力部から順次取り込んだデータを所定数に亘って順に記憶するメモリと、
このメモリに保持された最新のデータと前回のデータとを比較する判定部と、
この判定部の判定結果に応じて、最新のデータと前回のデータとが等しいときに歩進されるスキップカウンタと、
データの送信回数を管理するスキャンカウンタと、
前記判定部により最新のデータが前回のデータとは異なることが判定されたとき、前記メモリに記憶された所定数のデータと前記スキップカウンタおよびスキャンカウンタの値とからなるフレーム構成のデータを送信すると共に、前記スキャンカウンタの値を歩進および前記スキップカウンタの値をリセットする送信制御部と
を備えることを特徴としている。
【0011】
また、このデータ通信システムにおける前記データ受信部は、
受信フレーム中の最新データを累積加算する加算器と、
前記受信データ中のスキップカウンタの値を該受信データ中の前回のデータに乗算する乗算器と、
上記乗算値を前記加算器による累積加算値に加えるデータ補償手段と、
前記受信フレーム中のスキャンカウンタの現在値と前回の受信フレーム中のスキャンカウンタの前回値とを比較して受信抜けの有無を判定する判定部と、
この判定部の判定結果に従い、受信抜けがある場合には前記受信データ中の最新データと前記乗算値とから受信抜けデータを推定し、この推定したデータを前記加算器による累積加算値に加えるデータ補間手段と
を備えることを特徴としている。
【0012】
したがって、本発明によれば、ネットワークのトラフィックの増加を抑えつつ、データ受信部がネットワークから受信すべきデータを取り損ねたとしても、このデータの欠落を補正することが可能なデータ通信システムを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るデータ通信システムは、所定の時間毎にデータ送信部が取り込んだデータをネットワークを介してパソコン等のデータ受信部に送り込むものとして構成される。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係るデータ通信システムを適用した積算流量計を示す概念図であって、データ送信部10に接続した流量計1から、一定時間毎に計測値を取り込み、ネットワーク2を介してデータ受信部(パソコン)20側に送り込む一方、データ受信部(パソコン)20側は、この計測値から流量計1の流量データを累積加算して積算流量を求めるものである。
【0014】
この図において、1は例えば電磁流量計などの流量計であり、流量に比例したパルスを出力するものである。このパルスは、データ送信部10に与えられて、ネットワーク2に送出されるようになっている。
詳しくは、第1の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部10には、一定時間を計時するタイマ11が設けられて、このタイマ11の計時周期毎に流量計1等のセンサから出力されるパルス信号を取り込むデータ入力部12が設けられたものとなっている。またデータ送信部10は、このデータ入力部12が取り込んだパルス信号の値を保持する記憶部13を備えたものとなっている。この記憶部13は、例えば、図2および図3(a)に示すような所定数に亘るデータ格納領域からなっており、データ入力部12から転送された順にその記憶部13内に格納されるようになっている。
【0015】
また、データ送信部10には、記憶部13に記憶された所定数に亘るデータおよびスキャンカウンタ14aの値とからなるフレーム構成のデータを、送信インタフェース16を介してネットワーク2に送出する制御部15が設けられている。このスキャンカウンタ14aは、制御部15がネットワーク2にデータの送出を行なう都度、該スキャンカウンタ14aが保持するカウント値をインクリメント[+1]またはデクリメント[−1]するもので、データ送信部10がネットワーク2に送出したフレームの送出回数をカウントする役割を担っている。
【0016】
尚、前述したネットワーク2には、ディジタル入力部3、ディジタル出力部4等の各種入出力装置が接続されることもある。
一方、図1および図4に示すようにデータ受信部(パソコン)20側には、データ送信部10がネットワーク2に送出したフレームを取り込む受信インタフェース21が設けられている。またデータ受信部20には、この受信インタフェース21から取り込まれたデータに含まれるスキャンカウンタの値(現在値)と、前回受信したときのスキャンカウンタの値(前回値)とを比較して受信抜けの有無を判定する判定部22が備えられている。
【0017】
そして、データ受信部20が受信したフレームに抜けがある(連続していない)と判定部22が判定したとき、詳細は後述するがスキャンカウンタの現在値と前回値との差に従って上述したフレーム構成に含まれるデータの現在値と前回値および前々回値とを抽出してフレームの受信抜けを補償する補償部23をデータ受信部20に備えたものとなっている。
【0018】
このような構成の第1の実施形態に係るデータ通信システムにおけるデータ送信部が特徴とするところは、データ送信部10がネットワーク2にフレームを送出する都度、カウンタの値を更新するスキャンカウンタ14aの値と、データ入力部12から順次取り込んだデータを所定数に亘って記憶部13に順に記憶して、この記憶部13に記憶した所定数のデータとからなるフレーム構成のデータをネットワーク2に送出する点にある。すなわち、このフレームには、フレームの通番を示すスキャンカウンタの値および最新の計測データの他に、この最新の計測データより以前の過去の計測データ(履歴データ)が含まれるものとなっている。
【0019】
一方、本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムにおけるデータ受信部20が特徴とするところは、データ受信部20がフレームを受信する都度、前回受信したフレームに含まれるスキャンカウンタの値と今回受信したフレームに含まれるスキャンカウンタ14aの値とを比較することによって受信データの取り損ねを検出すると共に、該フレームに含まれるデータの前回値および前々回値を用いて受信データの取り損ねを補償する点にある。
【0020】
より具体的には、上述したように構成された第1の実施形態においてデータ送信部10がネットワーク2に送出するフレームは、例えば図3(a)に示すように、該データ送信部10がネットワーク2に送出したフレームの送出回数を示す3ビットのスキャンカウンタの値およびデータ入力部12が取り込んだデータの現在値(DATA1)、前回値(DATA2)および前々回値(DATA3)とからなる、それぞれ8ビットのデータ領域を含むものとなっている。尚、図3(a)に図示する1ビットの(S)は、データ送出部が送信するフレームの送出周期を示すフラグであって、例えば10ms周期でフレームを送出する場合[S=0]、100ms周期でフレームを送出する場合[S=1]のように設定される。また、図3(a)に図示する[0000]は4ビットのダミーデータである。
【0021】
さて、このように構成された第1の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部10の動作について、図5に示すデータ送信部の動作手順に従ってより詳細に説明する。
まず、制御部15は、記憶部13に保存されているフレームのDATA3(前々回値)の領域にDATA2(前回値)の値を上書きする(ステップS1)。次いで制御部15は、DATA1(現在値)をDATA2(前回値)の領域に上書きする(ステップS2)。そして、データ入力部12は、データ送信部10に接続された例えば流量計1等が計測したデータを取り込む(ステップS3)。このデータ入力部12が取り込んだデータは、制御部15により現在値として記憶部13のDATA1に書き込まれる(ステップS4)。
【0022】
このようにして記憶部13に格納されたデータ(DATA1〜3)は、スキャンカウンタの値と共に、図2(a)に示すフレーム構成のデータとして、送信インタフェース16を介してネットワーク2に送出される(ステップS5)。そして、制御部15は、スキャンカウンタ14aの値をインクリメント[+1]する(ステップS6)。次いで、タイマ11を動作させ、予め定めた時間待機する(ステップS7)。このタイマ11は、データ送信部10が流量計1等の計測装置から計測値を取り込んで、ネットワーク2にフレームを送出する周期を決める役割を担っている。
【0023】
以降、データ送信部10は、上述した手順を繰り返して計測した計測値を一定時間間隔でネットワーク2に送出する。
ここで、上述したように構成したデータ送信部10が送出するフレーム構成のデータについて図3を用いて詳細に説明する。尚、スキャンカウンタ14aの値(SC)およびデータ(DATA1〜3)の領域には、初期値として0が入っているものとする。
【0024】
まず、データ入力部12が所定の時間間隔で取り込んだデータ(例えばA)は、制御部15により現在値として記憶部13のDATA1に書き込まれる(図3(b))。そして、所定時間経過後、制御部15は、記憶部13のDATA2のデータをDATA3の領域に、DATA1のデータ(A)をDATA2の領域に上書きすると共に、データ入力部12が取り込んだデータ(例えばB)を現在値としてDATA1に書き込む。このようにして記憶部13に設定されたデータは、制御部15の指令により送信インタフェース16を介してネットワーク2に送出される。すると、スキャンカウンタ14aは、ネットワーク2に対するフレームの送出により、スキャンカウンタ14aが保持している値をインクリメントするのでSCが[1]になる(図3(c))。
【0025】
更に所定時間経過したとき、データ入力部12がデータを取り込むと、上述したようにデータの上書きが行なわれて、データ入力部12が取り込んだデータ(例えばC)が最新データとしてDATA1の領域に保存されると共に、SCが[2]となる(図3(d))。以降、上述した構成のフレームは、データ入力部12がデータを取り込む毎にデータ格納領域に格納されたデータがシフトされ、更にスキャンカウンタ14aの値(SC)が歩進される。
【0026】
一方、前述したように構成された第1の実施形態に係るデータ受信部20の動作について、図6に示すデータ受信部20の動作フローチャートに基づいて、より詳細に説明する。まずデータ受信部20は、データ送信部10からネットワーク2に送出されたフレームの到着を待つ(ステップS10)。そして、受信データ(フレーム)がある場合、データ受信部20は、受信インタフェース21から受信したフレーム構造のデータを読込む(ステップS11)。尚、この受信データの読込みは、受信したフレームに含まれるスキャンカウンタの値が、前回受信したときの受信フレームに含まれるスキャンカウンタの値と変わっていることを判定部22が判定することにより行なうものである。或いは、受信インタフェース21からの受信割り込みをデータ受信部20の受信制御部24に通知する等して行なっても勿論かまわない。
【0027】
そして、判定部22は、この読み込んだデータに含まれるスキャンカウンタの値[N:現在値]を取り込み、前回受信したときのフレームに含まれるスキャンカウンタの値[N-1:前回値]とからデータ抜け回数を次式により算出する。
フレーム抜け回数=[N−N-1+1]
この式により算出された値が、フレームの抜け回数を表す(ステップS12)。
【0028】
このようにして得られたフレーム抜け回数から判定部22は、受信したフレームの抜けがないと判定した場合(ステップS13)、該フレーム中に格納されている計測データの最新値(DATA1)を取り出すよう補償部23に指令する。この指令を受けた補償部23は、フレーム中に格納されている計測データの最新値(DATA1)を累積加算器25に出力する。そして、補償部23から出力された最新値を受けた累積加算器25は、この最新データと前回までの積算値とを加えて、積算流量を算出する(ステップS15)。
【0029】
一方、判定部22がステップS13で、フレームの抜けが1回と判断した場合、受信したフレームに含まれる計測データの最新値(DATA1)と受信できなかったフレームに含まれる計測データ、すなわち一つ前の計測データ(前回値:DATA2)とを補償部23が取り出すよう指令を出す。そして、累積加算器25は、この補償部23から出力された計測データと前回までの累積値とを加算することで積算流量を算出する(ステップS16)。
【0030】
また、判定部22がステップS13で、フレームの抜けが2回と判断した場合、受信したフレームに含まれる計測データの最新値(DATA1)と受信できなかったフレームに含まれる一つ前の計測データ(前回値:DATA2)および更に一つ前の計測データ(前々回値:DATA3)とを補償部23が出力するように指令を出す。そして、累積加算器25は、この乗算器23から出力された計測データと前回までの累積値とを加算することで積算流量を算出する(ステップS17)。
【0031】
一方、上述したステップS13で、フレーム抜けの回数が3回以上の場合、本発明の特徴する点と異なるので詳細は述べないが、フレームに含まれるデータ等を用いて、補償部23が例えば直線近似等の統計的手法によって抜けたデータを補償すればよい。
尚、上述した第1の実施形態においてフレーム抜けの回数が3回を超えた場合、補償部23は、例えば直線近似等の統計的手法を用いて抜けたデータを補償する必要があるが、フレーム内のデータ領域を増やして、より多くの過去のデータをデータ送信部10とデータ受信部20との間で授受することにより、フレーム抜けが3回以上になったとしても適切にフレームの抜けを補償することができる。つまり、必要に応じてデータ送信部10とデータ受信部20とが送受するフレーム内のデータ数を設定すればよい。
【0032】
また、上述した第1の実施形態は、流量計1が計測した流量値をネットワーク2を介して送受して累積加算器25で累積加算する積算流量計について説明したものである。勿論、この累積加算器25の代わりに特に図示しないリングバッファやデータを保持するメモリ等の記憶部をデータ受信部20に設けて、流量計1が計測した流量値のトレンドを取るように構成してもかまわない。
【0033】
かくして上述したように構成した第1の実施形態に係るデータ通信システムは、データ送信部10のデータ入力部12から取り込んだ計測データを所定数に亘って順次、記憶部13に保持し、この保持データとフレームを送出する毎に歩進されるスキャンカウンタ14aの値とからなるフレームをネットワーク2を介してデータ送信部10とデータ受信部20との間で授受できるようにしている。
【0034】
このためデータ受信部20は、フレームを受信するとき、このフレームに含まれるスキャンカウンタの値と、前回受信したスキャンカウンタの値とを判定部22で比較することによりフレームの受信抜けの回数を確実に検出することができる。そして、この検出したフレームの受信抜けの回数を用いて受信したフレームに含まれるデータ列から受信フレームの抜けによるデータの欠落を補償することが可能となる。
【0035】
次に本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムについて説明する。この第2の実施形態が前述した第1の実施形態と異なるのは、流量計1等の計測装置等から取り込んだデータを記憶部13に所定長に亘って順に記憶する点に加えて、データ送信部10がネットワーク2に送出するフレームを間引いてネットワーク2のトラフィックの増加を防止するものである。
【0036】
具体的に、第2の実施形態に係るデータ通信システムにおいて、流量計1により測定した計測値(流量)をデータ送信部10がネットワーク2を介して送出すると共に、この送出されたデータをデータ受信部(パソコン)20側で受け取り、このデータに含まれる計測値を累積して積算流量を算出するデータ通信システムについて図8乃至図10を用いて説明する。
【0037】
図8は、本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムを適用した積算流量計を示す概念図であって、データ送信部10に接続した流量計1から、一定時間毎に計測値を取り込み、ネットワーク2を介してデータ受信部(パソコン)20側に送り込む一方、データ受信部(パソコン)20側は、この計測値から流量計1の流量データを累積加算して積算流量を求めるものである。
【0038】
この図において、1は例えば電磁流量計などの流量計であり、流量に比例したパルスを出力するものである。このパルスは、データ送信部10に与えられて、ネットワーク2に送出されるようになっている。
詳しくは、第2の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部10には、一定時間を計時するタイマ11が設けられて、このタイマ11の計時周期毎に流量計1等のセンサから出力されるパルス信号を取り込むデータ入力部12が設けられたものとなっている。またデータ送信部10は、このデータ入力部12が取り込んだパルス信号の値を保持する記憶部13を備えたものとなっている。この記憶部13は、例えば、図9に示すような所定数に亘るデータ格納領域(DATA1およびDATA2)からなっており、データ入力部12から転送された順にその記憶部13内に格納されるようになっている。
【0039】
また、データ送信部10には、記憶部13に記憶された所定数に亘るデータおよびスキャンカウンタ14aの値とからなるフレーム構成のデータを送信インタフェース16を介して、ネットワーク2に送出する制御部15が設けられている。このスキャンカウンタ14aは、制御部15がネットワーク2にデータの送出を行なう都度、該スキャンカウンタ14aが保持するカウント値をインクリメント[+1]またはデクリメント[−1]するもので、データ送信部10がネットワーク2に送出したフレームの送出回数をカウントする役割を担っている。
【0040】
このデータ送信部10には、データ入力部12から取り込んで記憶部13に格納された入力データ(DATA1)と、前回取り込んだデータ(DATA2)とを比較する比較部17が設けられている。また、データ送信部10には、この比較部17がそれぞれのデータを比較してデータが一致する場合にカウンタ値を歩進するスキップカウンタ14bが設けられている。このスキップカウンタ14bは、データ入力部12から同じデータが何回連続してデータ送信部10に取り込まれたかを示す値を保持する役割を担う。
【0041】
尚、前述したネットワーク2には、ディジタル入力部3、ディジタル出力部4等の各種入出力装置が接続されることもある。
ちなみに、第2の実施形態におけるデータのフレーム構造は、例えば図7に示すように、フレームの送出間隔(スキャン時間)を示すフラグ(S)、スキャンカウンタ14aおよびスキップカウンタ14bの各値を保持する領域の(SC)および(SK)、データ入力部12から取り込んだデータの現在値(DATA1)および前回データを取り込んだときの前回値(DATA2)とをそれぞれ格納するデータ領域とからなっている。
【0042】
一方、第2の実施形態に係るデータ受信部20には、ネットワーク2から受け取ったフレームに含まれる現在値(DATA1)を累積して加算する累積加算器25が設けられている。この累積加算器25は、データ送信部10から送出されたデータ(流量)を累積加算することで、積算流量を算出する役割を担っている。また、データ受信部20には、前記フレームに含まれるスキップカウンタの値(SK)および該フレームに含まれる前回値(DATA2)とを乗算する乗算器26が設けられている。そして、この乗算器26で得られた乗算値は、前記累積加算器25に加えられて流量の積算値が算出されるようになっている。また、データ受信部20には、受信したフレームの受信間隔を計時するフレーム受信間隔タイマ27が設けられている。詳細は後述するが、このフレーム受信間隔タイマ27は、データ受信部20が取りこぼした受信フレームのデータを補償する役割を担っている。
【0043】
つまり、本発明の第2の実施形態が特徴とするところは、データ入力部12から連続して同じデータが取り込まれたとき、スキップカウンタ14bの値を歩進する一方、取り込んだデータをネットワーク2に送出しない点およびデータ入力部12が取り込んだ入力データに変化があったとき、前回までのデータと共に新たに取り込んだデータをネットワーク2へ送出するようにしている点にある。つまり、データ送信部10側でデータの圧縮を行ないネットワーク2のトラフィックの増加を防ぐと共に、データ受信部20側でデータ送信部10がデータ入力部12から取り込んだデータの復元を行なうよう構成している。
【0044】
このように構成された本発明の第2の実施形態に係るデータ送信部10の動作について、図11に示すデータ送信部の動作手順に従って詳細に説明する。
データ送信部10は、データ取り込みに先立ち、記憶部13に記憶されているDATA1(現在値)をDATA2(前回値)の領域に上書きする(ステップS20)。そして、データ入力部12は、制御部15の指令により該データ入力部12に接続されている測定器(例えば流量計1)の計測データを取り込む(ステップS21)。そして、制御部15は、データ入力部12によって取り込まれた計測値を記憶部13の現在値(DATA1)の領域に記憶する(ステップS21)。
【0045】
次いで比較部17は、上述したようにして記憶部13に記憶された現在値と前回値を比較する(ステップS23)。この比較部17が、DATA1(現在値)とDATA2(前回値)とが異なると判断したとき、制御部15は、後述するフレームの送出間隔(スキャン時間)を示すフラグ(S)、スキャンカウンタ14aの値(SC)とスキップカウンタ14bの値(SK)および現在値(DATA1)と前回値(DATA2)とから構成されるフレームを一括してネットワーク2に送出する。
【0046】
そうして制御部15は、ネットワーク2にフレームを送出した後、スキャンカウンタ14aの値(SC)をインクリメント[+1]し、(ステップS25)スキップカウンタ14bの値をクリアする(ステップS26)。
次いで制御部15は、タイマ11を動作させて予め定めた時間待機する(ステップS27)。このタイマ11は、データ送信部10が流量計1の計測装置から計測値を取り込んで、ネットワーク2にフレームを送出する周期を決める役割を担っている。以降、上述した手順を繰り返すことによって、データ送信部10が計測した計測値をネットワーク2に一定時間間隔TCでフレームを送出する。
【0047】
この時間間隔TCは、例えば[10]msや[100]msなどの予め設定された所定の値である。そして、前述したスキャン時間を示すフラグ(S)に、TC=[10]msの場合は[S=1]、TC=[100]msのときは[S=0]などして設定されてネットワーク2に送出される。
一方、比較部17がステップS23においてDATA1(現在値)とDATA2(前回値)とに保持された値が一致すると判断したとき、制御部15は、スキップカウンタ14bの値(SK)をインクリメントする(ステップS28)。そして制御部15は、このスキップカウンタ14bの値(SK)が、予め定めた閾値を超えていないかどうかを判断する。このスキップカウンタ14bの値(SK)が、上記閾値未満であるとき制御部15は、タイマ11を動作させ、予め定めた時間待機する(ステップS27)。
【0048】
一方、制御部15は、ステップS29でスキップカウンタ14bの値(SK)が上記閾値以上であるとき、ステップS24に移行してフレームを送信する。そして制御部15は、スキャンカウンタ14aの値(SC)をインクリメント(ステップS25)して、スキップカウンタ14bの値(SK)をクリアする(ステップS26)。そうして制御部15は、タイマ11を動作させ、予め定めた時間待機する(ステップS27)。
【0049】
以降、上述した手順を繰り返すことによって、データ送信部10が計測した計測値は、一定時間間隔でネットワーク2に送出される。
一方、本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムにおいて、前述したように構成されたデータ受信部20の動作について、図12に示すデータ受信部20の動作フローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0050】
データ受信部20は、先ずフレーム受信間隔タイマ27の値をクリアして、計時を開始する(ステップS30)。次いでデータ受信部20は、データ送信部10からネットワーク2に送出されたフレームの到着を待つ(ステップS31)。受信データがある場合、受信制御部24は、受信インタフェース21を介して、ネットワーク2から伝送されたフレームを読み込む(ステップS32)。尚、この受信データの読込みは、受信したフレームに含まれるスキャンカウンタの値が、前回受信したときの受信フレームに含まれるスキャンカウンタの値と変化していることにより行なうものである。或いは、受信インタフェース21からの受信割り込みをデータ受信部20の受信制御部24に通知する等して行なっても勿論かまわない。
【0051】
そして判定部22は、この読み込んだデータに含まれるスキャンカウンタの値[N:現在値]を取り込み、前回受信したときのフレームに含まれるスキャンカウンタの値[N-1:前回値]とからデータ抜け回数を次式により算出する(ステップS33)。
フレーム抜け回数=[N−N-1+1]
そして、この演算式により得られたフレーム抜け回数が0(フレーム抜けなし)の場合(ステップS34)、累積加算器25は、この読み込んだフレームに含まれる現在値(DATA1)、前回値(DATA2)およびスキップカウンタの値(SK)から、積算値を次式により算出する(ステップS35)。
【0052】
積算値=前回までの積算値+現在値(DATA1)+前回値(DATA2)・スキップカウンタの値(SK)
この計算式により求められた積算値は、データ送信部10が一定周期で取り込んだ流量計1の流量を積算したものであって、流量計1の積算流量値になるものである。以降、データ受信部20は、この動作を繰り返すことにより積算流量を求めることができる。
【0053】
一方、判定部22は、ステップS34でフレーム抜けがあると判定した場合、データ受信部20は、受信したフレームの送出間隔(スキャン時間)を示すフラグ(S)に対応付けられたフレーム送出間隔TCと、フレーム受信間隔タイマ27の値を取得して受信抜けしたフレームに含まれるデータの補正を行なう。ステップS36でフレーム受信間隔タイマ27の値TFが、(3/2)TC以上(5/2)TC未満の場合、データ受信部20は、前回受信したフレームの現在値(DATA1)を補償値に設定する(ステップS37)。一方、ステップS36でフレーム受信間隔TFの値が(5/2)TC以上の場合、データ受信部20は補償値を次式により算出する(ステップS38)。
【0054】
補償値=前回値(DATA2)+前回受信したフレームの現在値(DATA1)・補償時間TH
この補償時間THは、フレーム受信間隔TFをフレーム送出間隔TCで丸め処理を行なったもので、例えば、TC=[100ms]で、TFが[50ms]〜[149ms]の場合、TH=[100ms]、或いはTFが[150ms]〜[249ms]の場合、TH=[200ms]のようにTcの整数倍になるように処理(四捨五入)を行うものである。
【0055】
このようにして、補償されたデータ(補償値)を用いて、累積加算器25は、流量の積算値を次式により算出する(ステップS39)。
積算値=前回までの積算値+現在値(DATA1)+補償値
かくして上述したように構成した本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムは、データ送信部10が取り込んだデータが変化した時点で、このデータ送信部10がネットワーク2を介してデータ受信部20に伝送するようになっている。この為、例えばプロセス制御等の長時間計測量が変化しないような監視制御装置に適用するとネットワーク2のトラフィックを増大させることがない。
【0056】
一方、データ受信部20は、スキャンカウンタの値を用いてフレームの抜けを検出すると共に、上述したスキップカウンタの値とデータ受信部20が取り込んだデータを乗算することにより、データ送信部10が取り込んだデータの積算値を算出することが可能となる。したがって、計測点数の多いデータ通信システムに適用するとネットワーク2のトラフィックを増大させることがなく効果的である。このため、データ受信部20にパソコンなどのリアルタイム処理能力の低い汎用機器を適用することが可能となる。
【0057】
尚、上述したように第2の実施形態に係るデータ送信部10は、ステップS29でスキップカウンタ14bの値が予め定めた閾値を超えたかどうかを判定している。このようにすることで、データ送信部10は、該データ送信部10に取り込まれたデータが変化しなかったとしても、所定の時間間隔でデータをネットワーク2に送出することができる。このため、データ送信部10の動作の健全性確認と、データ受信部20側における累積値の算出(更新)を定期的に行なうことが可能となり好ましい。
【0058】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のデータ通信システムによれば、データ受信部がネットワークを介してデータ送信部から伝送されるフレームを取り損ねたとしても、該フレーム内のスキップカウンタおよび過去のデータを用いて、データの取り損ねを補償することができる。
【0059】
また、データ送信部が取り込んだデータが変化しなかったとき、その変化しなかった回数をスキップカウンタで計数してネットワークに送出されるフレーム数が少なくなるようにしている。この為、ネットワークのトラフィックの増加を防ぐと共に、データ受信側は、受信したフレームに含まれる累積値とデータとからデータの積算値を容易に算出することができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムの概略構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部の構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムのフレーム構成を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムのデータ受信部の構成を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムのデータ受信部の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムのフレーム構成を示す図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムの概略構成を示す図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部の構成を示す図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムのデータ受信部の構成を示す図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムのデータ送信部の動作を示すフローチャート。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムのデータ受信部の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 ネットワーク
10 データ送信部
12 データ入力部
13 記憶部
14 カウンタ部
15 制御部
20 データ受信部
22 判定部
23 補償部
Claims (2)
- ネットワークを介して接続されたデータ送信部とデータ受信部とからなり、
前記データ送信部は、
一定時間毎にデータを取り込むデータ入力部と、
このデータ入力部から順次取り込んだデータを所定数に亘って順に記憶するメモリと、
このメモリに保持された最新のデータと前回のデータとを比較する判定部と、
この判定部の判定結果に応じて、最新のデータと前回のデータとが等しいときに歩進されるスキップカウンタと、
データの送信回数を管理するスキャンカウンタと、
前記判定部により最新のデータが前回のデータとは異なることが判定されたとき、前記メモリに記憶された所定数のデータと前記スキップカウンタおよびスキャンカウンタの各値とからなるフレーム構成のデータを送信すると共に、前記スキャンカウンタの値を歩進および前記スキップカウンタの値をリセットする送信制御部と
を備えることを特徴とするデータ通信システム。 - 請求項1に記載のデータ通信システムであって、
前記データ受信部は、
受信フレーム中の最新データを累積加算する加算器と、
前記受信データ中のスキップカウンタの値を該受信データ中の前回のデータに乗算する乗算器と、
上記乗算値を前記加算器による累積加算値に加えるデータ補償手段と、
前記受信フレーム中のスキャンカウンタの現在値と前回の受信フレーム中のスキャンカウンタの前回値とを比較して受信抜けの有無を判定する判定部と、
この判定部の判定結果に従い、受信抜けがある場合には前記受信データ中の最新データと前記乗算値とから受信抜けデータを推定し、この推定したデータを前記加算器による累積加算値に加えるデータ補間手段と
を備えることを特徴とするデータ通信システム。
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