JP3905985B2 - プレスブレーキ - Google Patents

プレスブレーキ Download PDF

Info

Publication number
JP3905985B2
JP3905985B2 JP28162598A JP28162598A JP3905985B2 JP 3905985 B2 JP3905985 B2 JP 3905985B2 JP 28162598 A JP28162598 A JP 28162598A JP 28162598 A JP28162598 A JP 28162598A JP 3905985 B2 JP3905985 B2 JP 3905985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
pressure
hydraulic oil
hydraulic
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28162598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000107814A (ja
Inventor
孝則 大久保
和宏 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP28162598A priority Critical patent/JP3905985B2/ja
Publication of JP2000107814A publication Critical patent/JP2000107814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3905985B2 publication Critical patent/JP3905985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレスブレーキに関し、特に可動テーブルを昇降駆動するテーブルシリンダやクラウニング装置のクラウニングシリンダ等の油圧シリンダをエネルギー効率よく作動せしめるプレスブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プレスブレーキは図13に示されているように上部テーブル201が可動テーブルとして上下方向に可動する下降式プレスブレーキ203と、図14に示されているように下部テーブル205が可動テーブルとして可動する上昇式プレスブレーキ207があり、上記の可動テーブルと本体フレーム(サイドフレーム)209に固定された固定テーブルに装着したパンチPとダイDとの協働により板材が折曲げ加工される。なお、上記の各可動テーブルが油圧シリンダ211により油圧で駆動されるプレスブレーキは油圧式プレスブレーキと称する。
【0003】
油圧式プレスブレーキでは一般的に大容量の油圧源とその供給される作動油の圧力、流量を電磁比例弁やサーボ弁等のバルブにより変化させ、また経路を変化させることにより可動テーブルを動作させるものである。
【0004】
例えば、図13においてはリリーフ弁213により使用最高圧力が決定され、切換弁215により作動油の方向が切り換えられ、作動油が油圧シリンダ211に供給されて駆動される。
【0005】
図14においては下部テーブル205が駆動される動作は上記の図13における下降式プレスブレーキ203と同様であり、下部テーブル205の高さはブリードオフバルブ217により最終位置決めが行われる。
【0006】
なお、図13又は図14において、可動テーブルとして上部テーブル201又は下部テーブル205を上下動せしめるシリンダ駆動部は、タンク233のオイルがモータ235により駆動される油圧ポンプ237により行われるものである。
【0007】
また、従来のプレスブレーキにおいては、例えば図14及び図15に示されているように上部テーブル201及び下部テーブル205を支持する支持部材219,221は各両端側で本体フレーム209に支持されているという機械の構造上、曲げ加工が行われる際には図16に示されているように上部テーブル201及び下部テーブル205の長手方向のほぼ中央部(図16においてハッチングを設けた範囲)が変形するために、製品の長手方向のほぼ中央部の曲げ角度が甘くなる。
【0008】
この製品の中央部の角度の中垂れを防止するための現在主流な方法としては、例えば図17に示されているように圧力によって上部テーブル201が変形するカーブと同様な曲率を下部テーブル205に持たせることにより上記のような中垂れを防止している。
【0009】
従来、下部テーブル205を湾曲させる主な方法としては油圧式とメカ式の2通りがある。
【0010】
油圧式は図17に示されているように下部テーブル205に油圧式クラウニングシリンダ223が設けられており、下部テーブル205は図18に示されているように前、後プレート225,227と中央プレート229からなる3つのプレートによるサンドイッチ構造になっており、前、後プレート225,227と中央プレート229間でクラウニングシリンダ223が圧力を発生させることにより下部テーブル205が湾曲に形成される。
【0011】
シリンダ駆動部231は図17においては右側のクラウニングシリンダ223を代表して示されており、通常、タンク233のオイルがモータ235により駆動される油圧ポンプ237とクラウニングシリンダ223との間にあるリリーフバルブ239を通してタンク233に戻されるような回路が構成されている。上記のタンク233に戻される流量が電磁比例リリーフバルブ241を作動して調整されることによりクラウニングシリンダ223の圧力が制御される。
【0012】
メカ式は図19及び図20に示されているように下部テーブル205の長手方向に複数個のクサビ243が下部テーブル205に配列されており、複数のクサビ243の傾斜面に金型受け台245が載せられている。各クサビ243の勾配は下部テーブル205の長手方向の中央部がきつくなっており、両端側に行くに従って緩くなっている。上記の複数のクサビ243が前後に移動されることにより金型受け台245の上面が上部テーブル201と同様の湾曲形状が形成される構造である。
【0013】
ちなみに、図20においては(A)に対してクサビ243が左方向に移動されると(B)に示されているように金型受け台245の上面が上方に移動され、クサビ243が右方向に移動されると(C)に示されているように金型受け台245の上面が下方に移動される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図13及び図14に示されるような従来の油圧式プレスブレーキにおいては、回路内の油圧を確保するために油圧ポンプ237が常時回転され、且つ余分な作動油がリリーフ弁213よりオイルタンク233に逃がされる。従って以下に示されるような問題点があった。
【0015】
(1) 不要なエネルギーが熱となり油温が上昇する。
(2) 油圧モータが常時回転するので無駄な消費電力が発生している。
(3) 作動油が発熱するので冷却装置が必要となる。
(4) 油温の上昇により作動油の劣化が激しい。
(5) 大きな騒音が発生する。
(6) 油温の上昇を押さえるために必要以上の余分な作動油が必要となる。
(7) 油温の上昇により機械が局部的に熱せられ変形する。
(8) 油温の変化によりバルブの開度特性が変化する。
【0016】
以上のことから、プレスブレーキによる加工特性としては経時変化により製品の折曲げ角度がバラツクという問題点があった。
【0017】
また、エネルギー効率が大変悪いためにすべて熱になって消費されているという問題点があった。
【0018】
また、図17に示されているように下部テーブル205を湾曲させるための油圧式の方法では、ブリードオフ回路のためにメータイン回路に比べて負荷を駆動する圧力しか回路に発生しないので、従来の油圧回路としてはエネルギー効率としては優れている。
【0019】
しかし、油圧を発生させるときはリリーフバルブ239により回路を絞り抵抗として制御しているので、エネルギーはロスとなり、すべて熱に変化されて結果的に油温の上昇につながることになるという問題点があった。プレスブレーキの場合は油温が上昇すると、前述した図13及び図14における問題点と同様に、機械各部が熱により変形し、製品の折曲げ角度がバラツクという問題点があった。
【0020】
また、負荷の状態に関係なく油圧ポンプ237は常時一定の回転速度で駆動されている。必然的に作動油は油圧回路の管路内を常時循環しているので、無負荷であっても油温は上昇し作動油の劣化が激しいという問題点があった。また、常時騒音が発生されていることになる。
【0021】
また、図19に示されているように下部テーブル205を湾曲させるためのメカ式の方法では、上述した油圧式と比較してエネルギーのロス等が無いので発熱する部分はなく、騒音等が発生することがないので、この点では大変優れているが、傾斜角が異なる複数のクサビ243が必要となるので、コスト高や調整の難しさが問題となる。
【0022】
また、メカ式は曲げ加工中にクラウニング量の変更ができないので、油圧式に比べて機能的に劣っている。
【0023】
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、油圧のエネルギー効率の向上を図り、作動油の温度上昇を減少し、作動油の容量を削減し、オイルクーラ等の冷却装置を不要とし、低騒音を図り、曲げ角度の経時変化を削減し、油圧ポンプのサイズを小さくし、作動油交換不要を実現することを可能とするプレスブレーキを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のプレスブレーキは、可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
可動テーブルを昇降駆動する油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの加圧側に連通する加圧側管路と油圧シリンダの背圧側に連通する背圧側管路との作動油を直接、吐出方向・流量・圧力を制御する双方向流体ポンプを設け、前記加圧側、背圧側管路のうちの低圧側の管路に作動油の流れを切換える低圧優先型切換弁を前記加圧側管路の途中と背圧側管路の途中とに接続せしめると共に前記低圧優先型切換弁を作動油供給源に連通してなることを特徴とするものである。
【0025】
したがって、可動テーブルを固定テーブルの方向に急速移動時は、双方向流体ポンプにより油圧シリンダの背圧側の作動油が加圧側へ移動する。このときは背圧側と加圧側との面積差により加圧側の方が低圧になるので、低圧優先型切換弁により作動油供給源からの作動油が直接加圧側へ吸い込まれる。双方向流体ポンプでは低圧側からの作動油のみが通過するので過剰圧力がかからないため油温の上昇が抑えられる。
【0026】
曲げ加工時は加圧側の方が高圧になるので、低圧優先型切換弁により作動油供給源からの作動油が直接背圧側へ吸い込まれる。通常のシリンダによる加圧の場合は背圧側と加圧側の圧力と面積からの差分より加圧力が決定されるが、本システムでは加圧停止中には加圧力に必要のないロッド圧力は発生しない。
【0027】
可動テーブルを固定テーブルから離れる方向に急速移動時は、双方向流体ポンプにより油圧シリンダの加圧側の作動油が背圧側へ移動する。このときは加圧側の面積が大きいために加圧側の作動油が抜けないので背圧側の方が高圧になる。加圧側と作動油供給源との間が低圧優先型切換弁により連通するので、加圧側の大流量の作動油は双方向流体ポンプを経由せずに直接作動油供給源へ戻される。したがって、双方向流体ポンプにより移動される作動油には過剰な圧力がかからないので油温の上昇が抑えられる。
【0028】
結果として、油圧のエネルギー効率の向上、油温上昇の抑制、作動油の容量の削減、作動油冷却装置の不要化、低騒音化、曲げ角度の経時変化の減少、油圧ポンプの小サイズ化による省スペース化、作動油交換不要が実現される。
【0029】
請求項2によるこの発明のプレスブレーキは、可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
可動テーブルを昇降駆動する油圧シリンダを小シリンダと大シリンダとから構成し、作動油の吐出方向・流量・圧力を制御する双方向流体ポンプを作動油供給源に連通すると共に無負荷時に可動テーブルを停止状態に維持すると共に上昇及び下降時及び曲げ加工時に弁を開放する第1方向制御弁を介して前記小シリンダを前記双方向流体ポンプに連通し、曲げ加工時にのみ弁を開放する第2方向制御弁を介して前記大シリンダを前記双方向流体ポンプに連通すると共に、上昇及び下降時及び曲げ加工時に弁を開放する第3方向制御弁を介して前記大シリンダを前記作動油供給源に直接連通してなることを特徴とするものである。
【0030】
したがって、可動テーブルが無負荷時は、第1方向制御弁により小シリンダの圧力が保持されるので、双方向流体ポンプには負荷がかからない。
【0031】
可動テーブルを固定テーブルの方向に急速移動時は、双方向流体ポンプの回転により作動油供給源からの作動油が第1方向制御弁を経て小シリンダに供給されて固定テーブルの方向に移動する。このとき、大シリンダは負圧となるが第3方向制御弁が開放されているので作動油供給源の作動油が直接大シリンダへ吸い込まれる。双方向流体ポンプにより移動される小シリンダの作動油は比較的少量であるので油温の上昇が抑えられる。
【0032】
曲げ加工時は双方向流体ポンプの回転により作動油供給源からの作動油が第1方向制御弁を経て小シリンダに供給されると共に第2方向制御弁を経て大シリンダにも供給されるので、曲げスピードは減少するが曲げ力が増大する。
【0033】
可動テーブルを固定テーブルから離れる方向に急速移動時は、第1方向制御弁と第3方向制御弁が開放されると共に双方向流体ポンプの逆回転により小シリンダの作動油が作動油供給源へ戻される。このとき、大シリンダの作動油は第3方向制御弁を経由して直接作動油供給源へ戻される。双方向流体ポンプにより移動される小シリンダの作動油は比較的少量であるので油温の上昇が抑えられる。
【0034】
結果として、請求項1記載の作用と同様に、油圧のエネルギー効率の向上、油温上昇の抑制、作動油の容量の削減、作動油冷却装置の不要化、低騒音化、曲げ角度の経時変化の減少、油圧ポンプの小サイズ化による省スペース化、作動油交換不要が実現される。
【0035】
請求項3によるこの発明のプレスブレーキは、請求項2記載のプレスブレーキにおいて、前記第1方向制御弁に連通する両側の管路に、双方向流体ポンプからの作動油を小シリンダへ流入可能であると共に小シリンダからの作動油の逆流を防止するチェック弁を並設してなることを特徴とするものである。
【0036】
したがって、第1方向制御弁に連通する両側の管路に並設したチェック弁は、小シリンダへ流入した双方向流体ポンプからの作動油の逆流を確実に防止するので、無負荷状態では双方向流体ポンプに負荷がかからないので回転不要にできる。
【0037】
請求項4によるこの発明のプレスブレーキは、可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
前記可動テーブルのたわみ量を調整するクラウニングシリンダを備えたクラウニング装置を設け、作動油供給源からの作動油の吐出方向・流量・圧力を制御する双方向流体ポンプを作動油供給管路を経て前記クラウニングシリンダに連通すると共に、前記作動油供給管路に双方向流体ポンプからの作動油をクラウニングシリンダへ流入可能であると共にクラウニングシリンダからの作動油の逆流を防止する第1チェック弁を介設し、前記双方向流体ポンプを絞り弁と第2チェック弁とを介して並列に作動油供給源に連通し、前記第1チェック弁と前記双方向流体ポンプとの間の作動油供給管路と作動油供給源とを第3チェック弁を介して連通し、前記第1チェック弁とクラウニングシリンダの間の作動油供給管路と作動油供給源とをパイロットチェック弁を介して連通し、このパイロットチェック弁を前記双方向流体ポンプと絞り弁との間の管路に連通してなることを特徴とするものである。
【0038】
したがって、クラウニングシリンダの圧力上昇動作時は、双方向流体ポンプの回転により作動油供給源からの作動油が第2チェック弁と第1チェック弁を経てクラウニングシリンダへ供給され圧力が上昇する。設定圧力まで上昇すると双方向流体ポンプの回転が停止するが、第1チェック弁により双方向流体ポンプ側へ逆流することなくクラウニングシリンダの圧力は維持される。双方向流体ポンプには負荷がかからないので油温の上昇が抑えられる。
【0039】
クラウニングシリンダの減圧動作では、双方向流体ポンプの逆回転により作動油供給源からの作動油が第3チェック弁を経由して双方向流体ポンプを通過して絞り弁を経て再び作動油供給源へ戻される。このとき、絞り弁を通過する手前では圧力が上昇し、この圧力がパイロットチェック弁にパイロット圧として作用するのでパイロットチェック弁が開放され、クラウニングシリンダの高圧、大流量の作動油は双方向流体ポンプを通過することなくパイロットチェック弁を経て作動油供給源へ戻される。
【0040】
双方向流体ポンプはパイロット圧を発生せしめるための低圧で少量の作動油を制御するだけであるので油温の上昇が抑えられる。
【0041】
請求項5によるこの発明のプレスブレーキは、可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
前記可動テーブルのたわみ量を調整するクラウニングシリンダを備えたクラウニング装置を設け、作動油供給源からの作動油を供給する流体ポンプを作動油供給管路を経て前記クラウニングシリンダに連通すると共に前記作動油供給管路に前記流体ポンプからの作動油をクラウニングシリンダへ流入可能であると共にクラウニングシリンダからの作動油の逆流を防止する第1チェック弁を介設し、前記作動油供給管路と作動油供給源とを電磁比例アンロードリリーフバルブを介して連通し、前記流体ポンプを駆動する駆動手段に前記クラウニングシリンダの圧力を上昇せしめるべく駆動指令を与える圧力上昇回路と、前記クラウニングシリンダの圧力を減圧せしめるべく指令を電磁比例アンロードリリーフバルブに与える減圧回路とを備えた圧力制御部を設けてなることを特徴とするものである。
【0042】
したがって、油圧ポンプは圧力を上昇するときのみ動作し、クラウニングシリンダの圧力が設定圧力に達成すると停止する。その後は、第1チェック弁によりクラウニングシリンダの圧油は逆流せず圧力が保持されるので油圧ポンプには反力が生じない。また、圧力保持中はエネルギーのロスが無いので油温が上昇することはない。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプレスブレーキの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0044】
(第1実施の形態)
図1を参照するに、本実施の形態に係わるプレスブレーキ1は例えば下降式であり、可動テーブルとしての上部テーブル3はその長手方向の両端側が本体フレームを構成する側板5に固定された油圧シリンダとしての例えば上部テーブルシリンダ7のピストンロッド9の先端に連結され、この上部テーブルシリンダ7の動作により昇降自在に設けられている。
【0045】
上部テーブル3を昇降駆動するシステムとしては油圧回路部11と制御部13とから構成されている。
【0046】
油圧回路部11には、上部テーブルシリンダ7の加圧側としてのヘッド側15は加圧側管路17を経て双方向流体ポンプとしての例えば双方向ポンプ19に接続され、シリンダ7の背圧側としてのロッド側21は背圧側管路23を経て上記の双方向ポンプ19に接続されている。この双方向ポンプ19は加圧側管路17と背圧側管路23との作動油を直接、吐出方向・流量・圧力を制御するポンプであり、駆動モータとしての例えばサーボモータ25により回転駆動される。
【0047】
したがって、サーボモータ25により双方向ポンプ19が回転することによりシリンダ7のロッド側21の作動油がヘッド側15に移動し、あるいはシリンダ7のヘッド側15の作動油がロッド側21に移動することになり、上部テーブルシリンダ7のピストンロッド9が上下動作する。
【0048】
また、1つの管路を他の2つの管路のうちの低圧側に連通せしめる機能を有する低圧優先型切換弁としての例えば低圧優先型シャトル弁27が加圧側管路17と背圧側管路23に上述した双方向ポンプ19と並列に連通されており、しかも低圧優先型シャトル弁27は作動油供給源としての例えばオイルタンク29にタンク側管路31を経て連通されている。なお、低圧優先型シャトル弁27と加圧側管路17とは加圧側シャトル弁管路33を経て連通されており、低圧優先型シャトル弁27と背圧側管路23とは背圧側シャトル弁管路35を経て連通されている。
【0049】
ちなみに、低圧優先型シャトル弁27としては、例えば加圧側シャトル弁管路33と背圧側シャトル弁管路35の両方の圧力が取り込まれてパイロット操作により圧力の高い方が低圧優先型シャトル弁27のブロックを押圧することにより、圧力の低い方の管路がタンク側管路31と連通する構造となっている。
【0050】
なお、低圧優先型切換弁としては上記の低圧優先型シャトル弁27に限定されず、加圧側管路17と背圧側管路23の圧力を監視し、圧力の低い側の管路とタンク側管路31とを接続せしめる切換弁であればよい。例えば、上部テーブルシリンダ7のロッド側21とヘッド側15の圧力をそれぞれ圧力検出装置等の検出手段により検出されたデータを制御装置により監視し、この制御装置により電磁切換弁等の切換弁に指令が与えられて圧力の低い側の管路とタンク側管路31とを接続するように構成することもできる。
【0051】
また、上記の加圧側管路17にはリリーフ弁37を経てタンク側管路31に連結されている。
【0052】
また、プレスブレーキ1には上部テーブル3の位置を検出するテーブル位置センサ39が設けられており、このテーブル位置センサ39にて検出された検出データの帰還信号は制御部13にフィードバックされるよう構成されている。
【0053】
制御部13としては、フィードバックされたテーブル位置の検出データと予め設定されたテーブル位置指令と比較されて、その差が制御要素としてサーボモータ25の回転指令がアンプ41に入力される。この入力された回転指令に従ってサーボモータ25が回転され双方向ポンプ19が回転するので、上部テーブルシリンダ7に作動油が流れて上部テーブル3が動作する。
【0054】
上記構成により、プレスブレーキ1の動作、とりわけ可動テーブルとしての上部テーブル3の動作について図2〜図4を参照して説明する。
【0055】
上部テーブル3の動作としては、急下降動作、曲げ加工動作、上昇動作に分類できる。
【0056】
図2を参照するに、急下降動作は矢印に示されているように双方向ポンプ19によりロッド側21の作動油がヘッド側15に移動する。このとき、上部テーブル3の自重落下と、上部テーブルシリンダ7のロッド側21とヘッド側15との面積差とからヘッド側15の圧力、換言すれば加圧側管路17及び加圧側シャトル弁管路33の圧力がロッド側21の背圧側管路23及び背圧側シャトル弁管路35より低下するので、低圧優先型シャトル弁27によりタンク側管路31と加圧側シャトル弁管路33が接続される。ちなみに、本実施の形態では上部テーブルシリンダ7のロッド側21とヘッド側15との面積差は、1:10である。
【0057】
したがって、オイルタンク29の作動油は低圧優先型シャトル弁27から加圧側シャトル弁管路33を経て加圧側管路17に吸い込まれて流れるので、この急下降動作では双方向ポンプ19としてはロッド側21から排出される作動油の必要な流量が確保できればよい。したがって、双方向ポンプ19により移動される作動油には過剰な圧力がかからないので、従来のように油温が上昇することはない。
【0058】
図3を参照するに、曲げ加工動作は矢印に示されているように双方向ポンプ19によりロッド側21の作動油がヘッド側15に移動する。このとき、曲げ加工動作では必然的に上部テーブルシリンダ7のヘッド側15の圧力が上昇する。換言すれば加圧側管路17及び加圧側シャトル弁管路33の圧力よりロッド側21の背圧側管路23及び背圧側シャトル弁管路35の方が圧力が低くなるので、低圧優先型シャトル弁27によりタンク側管路31と背圧側シャトル弁管路35が接続される。
【0059】
したがって、オイルタンク29の作動油は低圧優先型シャトル弁27から背圧側シャトル弁管路35を経て背圧側管路23にロッド側21とヘッド側15の面積差分の作動油が吸い込まれて流れる。通常の上部テーブルシリンダ7による加圧の場合はロッド側21とヘッド側15の圧力と面積からの差分より加圧力が決定される。しかし、本システムでは加圧停止中には加圧力に必要のないロッド圧力は発生しない。
【0060】
図4を参照するに、上昇動作は矢印に示されているように双方向ポンプ19によりヘッド側15の作動油がロッド側21に移動する。このとき、上部テーブルシリンダ7のヘッド側15の面積の方が大きいためにヘッド側15の作動油が抜けないので、ロッド側21の圧力が上昇する。換言すれば、ヘッド側15の加圧側管路17及び加圧側シャトル弁管路33の圧力がロッド側21の背圧側管路23及び背圧側シャトル弁管路35より低下するので、低圧優先型シャトル弁27によりタンク側管路31と加圧側シャトル弁管路33が接続される。
【0061】
したがって、前述したように本実施の形態では上部テーブルシリンダ7のロッド側21とヘッド側15との面積差は、1:10であるので、ヘッド側15から大流量の作動油が排出されるが、この大流量の作動油は双方向ポンプ19を経由せずに、加圧側管路17及び加圧側シャトル弁管路33から低圧優先型シャトル弁27を経てタンク側管路31よりオイルタンク29に戻されるので、この上昇動作では双方向ポンプ19としてはロッド側21に上昇時必要な作動油の流量が確保できればよい。したがって、双方向ポンプ19により移動される作動油には過剰な圧力がかからないので、従来のように油温が上昇することはない。
【0062】
なお、本実施の形態では、以上の動作においてプレスブレーキ1の接近速度と曲げ速度の比は約1:10である。また、本実施の形態では上部テーブルシリンダ7のロッド側21とヘッド側15との面積差は、1:10であるが、下降式プレスブレーキの場合、双方向ポンプ19により移動される作動油は上部テーブルシリンダ7のロッド側21へ供給あるいは排出される流量だけ確保されればよいので、双方向ポンプ19の容量は通常のシリンダの動作の1/10でよいことになる。この点は、低コスト化及び省スペース化の面からも効果的である。
【0063】
(第2実施の形態)
本発明のプレスブレーキの他の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0064】
図5を参照するに、本実施の形態に係わるプレスブレーキ1は例えば上昇式であり、可動テーブルとしての下部テーブル43はその長手方向の両端側が図示せざる本体フレームに固定された油圧シリンダとしての例えば下部テーブルシリンダ45のピストンロッド47の先端に連結され、この下部テーブルシリンダ45の動作により昇降自在に設けられている。なお、下部テーブルシリンダ45は小シリンダ49と大シリンダ51とから構成されている。
【0065】
下部テーブル43を昇降駆動するシステムとしては油圧回路部53と制御部55とから構成されている。
【0066】
油圧回路部53には、双方向流体ポンプとしての例えば双方向ポンプ57が設けられている。双方向ポンプ57は正逆転可能でPポートからTポートへ、あるいはTポートからPポートへ双方の作動油を送ることができる。つまり、吐出方向・流量・圧力を制御するポンプであり、駆動モータとしての例えばサーボモータ59により回転駆動される。
【0067】
双方向ポンプ57のTポートは第1タンク側管路61を経て作動油供給源としての例えばオイルタンク29に連通されており、双方向ポンプ57のPポートはポンプ側管路63を経て第1ソレノイドバルブSOL1のBポートに連通されており、第1ソレノイドバルブSOL1のAポートは第1シリンダ側管路65を経て小シリンダ49に連通されている。また、第1ソレノイドバルブSOL1のAポート側とBポート側の管路、つまり第1シリンダ側管路65とポンプ側管路63には第1ソレノイドバルブSOL1と並列に第1逆止弁67を介してバイパスされている。
【0068】
上記の第1ソレノイドバルブSOL1と第1逆止弁67は、無負荷時に下部テーブル43を停止状態に維持し、上昇及び下降時及び曲げ加工時に第1シリンダ側管路65とポンプ側管路63とを連通せしめる第1方向制御弁69を構成している。
【0069】
大シリンダ51は、曲げ加工時にのみ弁を開放する第2方向制御弁71としての例えば第2ソレノイドバルブSOL2を介して第2シリンダ側管路73並びに第2タンク側管路75により双方向ポンプ57に連通されている。さらに、上記の大シリンダ51は、上昇及び下降時及び曲げ加工時に弁を開放する第3方向制御弁77を経てオイルタンク29に直接連通されている。
【0070】
この第3方向制御弁77としては、例えば第3ソレノイドバルブSOL3と第3逆止弁79とから構成されている。大シリンダ51は第3ソレノイドバルブSOL3のAポートに第3シリンダ側管路81を経て連通されており、第3ソレノイドバルブSOL3のBポートは第3タンク側管路83を経てオイルタンク29に連通されている。また、第3ソレノイドバルブSOL3のAポート側とBポート側の管路、つまり第3シリンダ側管路81と第3タンク側管路83には第3ソレノイドバルブSOL3と並列に第3逆止弁79を介してバイパスされている。
【0071】
また、上記のポンプ側管路63はリリーフ弁85を経てオイルタンク29に連通されている。
【0072】
また、プレスブレーキ1には前述した実施の形態とほぼ同様に、下部テーブル43の位置を検出するテーブル位置センサ87が設けられており、このテーブル位置センサ87にて検出された検出データの帰還信号は制御部55にフィードバックされるよう構成されている。
【0073】
制御部55としては前述した実施の形態とほぼ同様であり、フィードバックされたテーブル位置の検出データと予め設定されたテーブル位置指令と比較されて、その差が制御要素としてサーボモータ59の回転指令がアンプ89に入力される。この入力された回転指令に従ってサーボモータ59が回転され双方向ポンプ57が回転するので、下部テーブルシリンダ45つまり小シリンダ49、大シリンダ51に作動油が流れて下部テーブル43が動作する。
【0074】
上記構成により、プレスブレーキ1の動作、とりわけ可動テーブルとしての下部テーブル43の動作について図6〜図8を参照して説明する。
【0075】
上部テーブル3の動作としては、急上昇動作、曲げ加工動作、急下降動作に分類できる。
【0076】
図5を参照するに、無負荷停止状態では第1、第2、第3ソレノイドバルブSOL1、SOL2、SOL3はすべてOFF状態にある。小シリンダ49側の第1逆止弁67により下部テーブル43の位置が維持される。大シリンダ51側の第2ソレノイドバルブSOL2からのリークが考えられるので、テーブル保持には期待できない。
【0077】
図6を参照するに、急上昇動作では第1、第2、第3ソレノイドバルブSOL1、SOL2、SOL3はすべてOFF状態にある。
【0078】
制御部55から回転指令を受けてサーボモータ59が回転駆動して双方向ポンプ57が回転されると、矢印に示されているようにオイルタンク29の作動油が第1タンク側管路61、双方向ポンプ57、ポンプ側管路63から第1逆止弁67を経て第1シリンダ側管路65から小シリンダ49に供給されて、小シリンダ49により下部テーブル43が急上昇する。
【0079】
これに伴って、大シリンダ51は負圧となるのでオイルタンク29の作動油が第3タンク側管路83から第3方向制御弁77の第3逆止弁79を経て第3シリンダ側管路81から大シリンダ51に吸い込まれる。
【0080】
したがって、この急上昇動作では双方向ポンプ57としてはオイルタンク29の作動油を小シリンダ49に必要な流量が確保できればよいので、双方向ポンプ57により移動される作動油は比較的少量であるので、従来のように油温が上昇することはない。
【0081】
図7を参照するに、曲げ加工動作では第1、第2ソレノイドバルブSOL1、SOL2はON状態で、第3ソレノイドバルブSOL3はOFF状態にある。
【0082】
曲げ加工動作は第2ソレノイドバルブSOL2がON状態になり第3ソレノイドバルブSOL3はOFF状態であるので、急上昇動作時に小シリンダ49にのみ供給されていた作動油が矢印に示されているように大シリンダ51にも供給されるため、曲げスピードは減少するが曲げ力が増大する。
【0083】
なお、加圧停止では、第1ソレノイドバルブSOL1がON状態になりAポートとBポートが連通されるため、双方向ポンプ57の微少な正逆回転によりテーブル位置が維持される。
【0084】
図8を参照するに、急下降動作では第1、第3ソレノイドバルブSOL1、SOL3はON状態で、第2ソレノイドバルブSOL2はOFF状態にある。
【0085】
このとき、大シリンダ51及び小シリンダ49の双方のシリンダ圧は低下し、下部テーブル43の自重にて下降を開始し始めると共に、制御部55から回転指令を受けてサーボモータ59が回転駆動し、双方向ポンプ57は作動油がPポートからTポートへ流れる方向に回転される。このとき小シリンダ49の作動油は双方向ポンプ57の回転により矢印に示されているようにオイルタンク29へ流れる量がコントロールされて下部テーブル43の位置が制御される。
【0086】
大シリンダ51の作動油は、第3ソレノイドバルブSOL3を通過してオイルタンク29へ戻される。
【0087】
なお、圧抜き時のショック対策として、曲げ加工の状況によっては一度双方向ポンプ57を反転させて管路内の圧を抜いてから各ソレノイドバルブSOL1,SOL2,SOL3の切換えが必要になることが予想される。
【0088】
(第3実施の形態)
本発明のプレスブレーキの他の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0089】
図9を参照するに、本実施の形態に係わるプレスブレーキ1は上昇式であり、可動テーブルとしての図示せざる下部テーブルにはその長手方向のほぼ中央に油圧式クラウニングシリンダ91を備えたクラウニング装置93(従来の技術の項で述べたものと同様である)が設けられている。
【0090】
クラウニングシリンダ91を昇降駆動するシステムとしては油圧回路部95と電気制御部97とから構成されている。
【0091】
油圧回路部95には、双方向流体ポンプとしての例えば双方向ポンプ99が設けられている。双方向ポンプ99は正逆転可能でPポートからTポートへ、あるいはTポートからPポートへ双方の作動油を送ることができる。つまり、吐出方向・流量・圧力を制御するポンプであり、駆動モータとしての例えばサーボモータ101により回転駆動される。
【0092】
双方向ポンプ99のPポートは作動油供給管路103を経てクラウニングシリンダ91に連通されており、上記の作動油供給管路103には第1チェック弁CV1が介設されている。この第1チェック弁CV1は双方向ポンプ99から供給される作動油をクラウニングシリンダ91へ流入可能であると共にクラウニングシリンダ91からの作動油の逆流を防止するものである。
【0093】
双方向ポンプ99のTポートは第1タンク側管路105に介設した絞り弁107を経て作動油供給源としての例えばオイルタンク29に連通されており、双方向ポンプ99のTポートには上記の第1タンク側管路105と並列に設けた第2タンク側管路109に第2チェック弁CV2が介設され、この第2チェック弁CV2を経て作動油供給源としての例えばオイルタンク29に連通されている。
【0094】
上記の第1チェック弁CV1と双方向ポンプ99との間の作動油供給管路103にはオイルタンク29に連通する第3タンク側管路111が分岐して連通されており、第3タンク側管路111には第3チェック弁CV3が介設されている。
【0095】
また、上記の第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91の間の作動油供給管路103にはオイルタンク29に連通する第4タンク側管路113が分岐して連通されており、第4タンク側管路113にはパイロットチェック弁PC1としての例えばばね付きパイロットチェック弁PC1が介設されている。このばね付きパイロットチェック弁PC1は常時はバネ圧により弁が閉塞されており、絞り弁107と双方向ポンプ99との間の第1タンク側管路105内のパイロット圧により弁を開閉しクラウニングシリンダ91の作動油をオイルタンク29に逃がすものである。
【0096】
また、上記の第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91の間の作動油供給管路103にはオイルタンク29に連通する第5タンク側管路115が分岐して連通されており、第5タンク側管路115にはリリーフバルブ117が介設されている。
【0097】
また、リリーフバルブ117と作動油供給管路103との間の第5タンク側管路115にはクラウニングシリンダ91内の圧力を検出する圧力センサ119が設けられており、この圧力センサ119にて検出された検出データの帰還信号は電気制御部97にフィードバックされるよう構成されている。
【0098】
電気制御部97としては、フィードバックされた圧力検出データが予め設定された圧力指令と比較されて、その差が制御要素としてサーボモータ101の回転指令がサーボアンプ121に入力される。この入力された回転指令に従ってサーボモータ101が回転され双方向ポンプ99が回転するので、クラウニングシリンダ91に作動油が流れて下部テーブルの上面が湾曲形成されるよう動作する。
【0099】
上記構成により、クラウニングシリンダ91の動作について図10及び図11を参照して説明する。
【0100】
クラウニングシリンダ91の動作としては、圧力上昇動作、減圧動作に分類される。
【0101】
図10を参照するに、圧力上昇動作では圧力指令と圧力センサ119の帰還信号との関係に基づいてクラウニングシリンダ91の圧力を上昇せしめる場合、双方向ポンプ99は作動油がTポートからPポートに流れる方向に回転される。
【0102】
この双方向ポンプ99の回転により、矢印に示されているようにオイルタンク29の作動油がタンク側管路109、第2チェック弁CV2、双方向ポンプ99、作動油供給管路103から第1チェック弁CV1を経てクラウニングシリンダ91に供給されて、クラウニングシリンダ91のピストンロッド123により下部テーブルの上面が湾曲形成される。
【0103】
このとき、パイロットチェック弁PC1及び第3チェック弁CV3は、逆止弁であるので回路的に作動油は流れない。
【0104】
クラウニングシリンダ91内の圧力が上昇し、設定圧力に達成した場合、双方向ポンプ99は停止する。双方向ポンプ99の吐出が停止したことにより、第1チェック弁CV1が閉塞してクラウニングシリンダ91の圧力は第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91との間にて発生するので、双方方向ポンプには反力が生じない。
【0105】
したがって、圧力を上昇せしめるためのエネルギーは必要であるが、予め設定した圧力にすると、その後は外部からのエネルギー(駆動モータの仕事)は必要としない。但し、各弁からのリーク分は除く。
【0106】
また、圧力保持中はエネルギーのロスが無いので、従来のように油温が上昇することはない。
【0107】
図11を参照するに、減圧動作では油圧回路構成として主回路とパイロット回路とに分類される。
【0108】
減圧動作では双方向ポンプ99の回転方向が圧力上昇動作とは逆となり、作動油はPポートからTポートに流れる。双方向ポンプ99が減圧側に回転するとPポート側の圧力が下がる。しかも、第1チェック弁CV1は閉じる方向に作用するのでクラウニングシリンダ91の作動油は双方向ポンプ99には流れ込まない。したがって、Pポート側の作動供給管路に接続されている第3タンク側管路111の第3チェック弁CV3を経由してオイルタンク29の作動油が吸い込まれることになる。
【0109】
双方向ポンプ99のTポート側から吐出された作動油は、第1タンク側管路105及び絞り弁107を通過してオイルタンク29に戻される。このとき、Tポート側の第1タンク側管路105内は絞り弁107で絞られているので圧力が発生する。このTポート側の第1タンク側管路105内に発生する圧力は、双方向ポンプ99の回転の速度によって比例的に変化する。このTポート側の第1タンク側管路105内の圧力は主回路のパイロット圧力として利用される。
【0110】
すなわち、上記のパイロット圧力によりパイロット回路内のバネ付きパイロットチャック弁PC1が動作して弁が開閉され、図11の矢印に示されているようにクラウニングシリンダ91の作動油がオイルタンク29に戻される。
【0111】
以上のように、減圧動作時はクラウニングシリンダ91に発生している高圧、大流量の作動油は双方向ポンプ99にて直接制御されるのではなく、双方向ポンプ99は低圧で少量のパイロット圧を制御するのみで良いので、小さいエネルギーで減圧動作の制御が可能である。
【0112】
(第4実施の形態)
本発明のプレスブレーキの他の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0113】
図12を参照するに、上述した図9における油圧式クラウニングシリンダ91を備えたクラウニング装置93を作動する場合を例として説明する。
【0114】
クラウニングシリンダ91を昇降駆動するシステムとしては油圧回路部125と電気制御部127とから構成されている。
【0115】
油圧回路部125には、オイルタンク29からの作動油を供給する流体ポンプとしての例えば油圧ポンプ129が設けられており、油圧ポンプ129は駆動モータとしての例えばサーボモータ131により回転駆動される。
【0116】
油圧ポンプ129の吸込み側は第1タンク側管路133を介してオイルタンク29に連通されている。
【0117】
油圧ポンプ129の吐出側は作動油供給管路135を経てクラウニングシリンダ91に連通されており、上記の作動油供給管路135には第1チェック弁CV1が介設されている。この第1チェック弁CV1は油圧ポンプ129から供給される作動油をクラウニングシリンダ91へ流入可能であると共にクラウニングシリンダ91からの作動油の逆流を防止するものである。
【0118】
また、上記の第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91の間の作動油供給管路135にはオイルタンク29に連通する第2タンク側管路137が分岐して連通されており、第2タンク側管路137には電磁比例流量制御弁としての例えば電磁比例アンロードリリーフバルブ139が介設されている。この電磁比例アンロードリリーフバルブ139は詳しくは後述する電気制御部127に電気的に接続されている。
【0119】
また、上記の第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91の間の作動油供給管路135にはオイルタンク29に連通する第3タンク側管路141が分岐して連通されており、第3タンク側管路141にはリリーフバルブ143が介設されている。
【0120】
また、第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91の間の作動油供給管路135にはクラウニングシリンダ91内の圧力を検出する圧力センサ145が設けられており、この圧力センサ145にて検出された検出データの帰還信号は電気制御部127にフィードバックされるよう構成されている。
【0121】
電気制御部127としては、油圧ポンプ129を駆動する駆動手段にクラウニングシリンダ91の圧力を上昇せしめるべく駆動指令を与える圧力上昇回路147と、前記クラウニングシリンダ91の圧力を減圧せしめるべく指令を電磁比例アンロードリリーフバルブ139に与える減圧回路149とを備えた圧力制御部151が設けられている。
【0122】
また、フィードバックされた圧力検出データが予め設定された圧力指令と比較されて、その差がプラス(+)かマイナス(−)かに基づいてクラウニングシリンダ91の圧力を上昇又は減圧のいずれにするかを決定し、上記の圧力上昇回路147又は減圧回路149のいずれかに指令を切り換えるための接点153が設けられている。ちなみに、本実施の形態では接点153はc接点である。
【0123】
接点153が圧力上昇回路147に接続された場合は、制御要素としてサーボモータ131の回転指令がサーボアンプ155に入力される。この入力された回転指令に従ってサーボモータ131が回転され油圧ポンプ129が回転するので、クラウニングシリンダ91に作動油が流れて下部テーブルの上面が湾曲形成されるよう動作する。
【0124】
接点153が減圧回路149に接続された場合は、制御要素として電磁比例アンロードリリーフバルブ139の開放指令がソレノイド駆動アンプ157に入力される。この入力された指令に従って電磁比例アンロードリリーフバルブ139が開放されるので、クラウニングシリンダ91の作動油が電磁比例アンロードリリーフバルブ139を経てオイルタンク29に戻されて減圧される。
【0125】
上記構成により、油圧ポンプ129は常時回転されるのではなく、圧力を上昇するときのみ動作し、クラウニングシリンダ91内の圧力が上昇し、設定圧力に達成した場合、油圧ポンプ129は停止する。油圧ポンプ129の吐出が停止したことにより、第1チェック弁CV1が閉塞してクラウニングシリンダ91の圧力は第1チェック弁CV1とクラウニングシリンダ91との間にて発生するので、油圧ポンプ129には反力が生じない。
【0126】
以上のように、予め設定した圧力に達した後は油圧ポンプ129には外部からのエネルギーを必要としない。また、圧力保持中はエネルギーのロスが無いので、従来のように油温が上昇することはない。
【0127】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0128】
本実施の形態の例では下降式プレスブレーキにおける上部テーブルを駆動する駆動シリンダや、上昇式プレスブレーキにおける下部テーブルを駆動する駆動シリンダや、クラウニング装置のクラウニングシリンダなどの油圧シリンダを動作せしめる場合を例にとって説明したが、第1〜第4実施の形態のうちのいずれの実施の形態の例においても上記の油圧シリンダを含む他の油圧シリンダを動作せしめる場合にも適用される。第1実施の形態で下部テーブルを上昇せしめるように、第2実施の形態で上部テーブルを下降せしめるようにしても構わない。
【0129】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、可動テーブルを固定テーブルの方向に急速移動時は加圧側の方が低圧になるので、低圧優先型切換弁により作動油供給源からの作動油が直接加圧側へ吸い込まれ、双方向流体ポンプでは低圧側からの作動油のみが通過するので油温の上昇を抑えることができる。
【0130】
曲げ加工時は加圧側の方が高圧になるので、低圧優先型切換弁により作動油供給源からの作動油が直接背圧側へ吸い込まれる。加圧停止中には加圧力に必要のないロッド圧力が発生しない。
【0131】
可動テーブルを固定テーブルから離れる方向に急速移動時は、加圧側の面積が大きいために加圧側の作動油が抜けないので背圧側の方が高圧になる。加圧側の大流量の作動油は双方向流体ポンプを経由せずに低圧優先型切換弁により直接作動油供給源へ戻される。双方向流体ポンプには過剰な圧力がかからないので油温の上昇を抑えることができる。
【0132】
結果として、油圧のエネルギー効率の向上、油温上昇の抑制、作動油の容量の削減、作動油冷却装置の不要化、低騒音化、曲げ角度の経時変化の減少、油圧ポンプの小サイズ化による省スペース化、作動油交換不要を実現できる。
【0133】
請求項2の発明によれば、可動テーブルが無負荷時は、第1方向制御弁により小シリンダの圧力を保持できるので、双方向流体ポンプには負荷がかからない。
【0134】
可動テーブルを固定テーブルの方向に急速移動時は、双方向流体ポンプの回転により作動油供給源からの作動油を小シリンダに供給し、大シリンダには第3方向制御弁を開放して作動油供給源の作動油を直接吸い込まれる。したがって、双方向流体ポンプにより移動する小シリンダの作動油は比較的少量であるので油温の上昇を抑えることができる。
【0135】
曲げ加工時は双方向流体ポンプの回転により作動油供給源からの作動油を小シリンダと大シリンダにも供給するので、曲げスピードと曲げ力が増大する。
【0136】
可動テーブルを固定テーブルから離れる方向に急速移動時は、第1方向制御弁と第3方向制御弁を開放し、小シリンダの作動油は双方向流体ポンプを逆回転することにより作動油供給源へ戻される。小シリンダの動きに伴って大シリンダの大流量の作動油は第3方向制御弁を経て直接作動油供給源へ戻される。双方向流体ポンプにより移動する小シリンダの作動油は比較的少量であるので油温の上昇を抑えることができる。
【0137】
請求項3の発明によれば、第1方向制御弁に連通する両側の管路に並設したチェック弁は、小シリンダへ流入した双方向流体ポンプからの作動油の逆流を確実に防止でき、双方向流体ポンプを回転不要にできる。
【0138】
請求項4の発明によれば、クラウニングシリンダの圧力上昇動作時は、双方向流体ポンプの回転により作動油供給源からの作動油を第2チェック弁と第1チェック弁を経てクラウニングシリンダへ供給し、設定圧力まで上昇したとき双方向流体ポンプの回転を停止しても、第1チェック弁により双方向流体ポンプ側へ逆流することなくクラウニングシリンダの圧力を維持できる。双方向流体ポンプには負荷がかからないので油温の上昇を抑えることができる。
【0139】
クラウニングシリンダの減圧動作では、双方向流体ポンプの逆回転により作動油供給源からの作動油を第3チェック弁を経由して絞り弁を経て再び作動油供給源へ戻される。絞り弁を通過する手前で上昇する圧力をパイロット圧としてパイロットチェック弁を開放するので、クラウニングシリンダの高圧、大流量の作動油は双方向流体ポンプを通過することなくパイロットチェック弁を経て作動油供給源へ戻せる。したがって、双方向流体ポンプはパイロット圧を発生せしめるための低圧で少量の作動油を制御するだけであるので油温の上昇を抑えることができる。
【0140】
請求項5の発明によれば、クラウニングシリンダの圧油は第1チェック弁により逆流せず圧力を保持できるので油圧ポンプには反力が生じない。油圧ポンプはクラウニングシリンダを設定圧力まで上昇するときのみ動作する。また、圧力保持中はエネルギーのロスが無いので油温が上昇することはない。
【0141】
以上の請求項1ないしは請求項5では、いずれの場合も請求項1記載の効果で述べたように、油圧のエネルギー効率の向上、油温上昇の抑制、作動油の容量の削減、作動油冷却装置の不要化、低騒音化、曲げ角度の経時変化の減少、油圧ポンプの小サイズ化による省スペース化、作動油交換不要を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す油圧回路図である。
【図2】本発明の第1実施の形態の急下降動作を説明する油圧回路図である。
【図3】本発明の第1実施の形態の曲げ加工動作を説明する油圧回路図である。
【図4】本発明の第1実施の形態の上昇動作を説明する油圧回路図である。
【図5】本発明の第2実施の形態を示す油圧回路図である。
【図6】本発明の第2実施の形態の急上昇状態を説明する油圧回路図である。
【図7】本発明の第2実施の形態の曲げ加工状態を説明する油圧回路図である。
【図8】本発明の第2実施の形態の急下降状態を説明する油圧回路図である。
【図9】本発明の第3実施の形態を示す油圧回路図である。
【図10】本発明の第3実施の形態の圧力上昇動作を説明する油圧回路図である。
【図11】本発明の第3実施の形態の減圧動作を説明する油圧回路図である。
【図12】本発明の第4実施の形態を示す油圧回路図である。
【図13】従来例の下降式プレスブレーキの正面図並びに油圧回路図である。
【図14】従来例の上昇式プレスブレーキの正面図並びに油圧回路図である。
【図15】図14における矢視XV−XV線の断面図である。
【図16】テーブルの湾曲状態を示すプレスブレーキの正面図である。
【図17】従来例の下部テーブルに油圧式クラウニング装置を備えた上昇式プレスブレーキの正面図並びに油圧回路図である。
【図18】図17における矢視A−A線の油圧式クラウニング装置の断面図である。
【図19】従来例の下部テーブルにメカ式クラウニング装置を備えた上昇式プレスブレーキの正面図である。
【図20】メカ式クラウニング装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ
3 上部テーブル
7 上部テーブルシリンダ(油圧シリンダ)
11 油圧回路部
13 制御部
15 ヘッド側(加圧側)
17 加圧側管路
19 双方向ポンプ(双方向流体ポンプ)
21 ロッド側(背圧側)
23 背圧側管路
27 低圧優先型シャトル弁(低圧優先型切換弁)
29 オイルタンク(作動油供給源)
43 下部テーブル
45 下部テーブルシリンダ(油圧シリンダ)
49 小シリンダ
51 大シリンダ
53 油圧回路部
55 制御部
57 双方向ポンプ(双方向流体ポンプ)
67 第1逆止弁
69 第1方向制御弁
71 第2方向制御弁
77 第3方向制御弁
91 油圧式クラウニングシリンダ
93 クラウニング装置
95 油圧回路部
97 電気制御部
99 双方向ポンプ(双方向流体ポンプ)
125 油圧回路部
127 電気制御部
139 電磁比例アンロードリリーフバルブ

Claims (5)

  1. 可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
    可動テーブルを昇降駆動する油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの加圧側に連通する加圧側管路と油圧シリンダの背圧側に連通する背圧側管路との作動油を直接、吐出方向・流量・圧力を制御する双方向流体ポンプを設け、前記加圧側、背圧側管路のうちの低圧側の管路に作動油の流れを切換える低圧優先型切換弁を前記加圧側管路の途中と背圧側管路の途中とに接続せしめると共に前記低圧優先型切換弁を作動油供給源に連通してなることを特徴とするプレスブレーキ。
  2. 可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
    可動テーブルを昇降駆動する油圧シリンダを小シリンダと大シリンダとから構成し、作動油の吐出方向・流量・圧力を制御する双方向流体ポンプを作動油供給源に連通すると共に無負荷時に可動テーブルを停止状態に維持すると共に上昇及び下降時及び曲げ加工時に弁を開放する第1方向制御弁を介して前記小シリンダを前記双方向流体ポンプに連通し、曲げ加工時にのみ弁を開放する第2方向制御弁を介して前記大シリンダを前記双方向流体ポンプに連通すると共に、上昇及び下降時及び曲げ加工時に弁を開放する第3方向制御弁を介して前記大シリンダを前記作動油供給源に直接連通してなることを特徴とするプレスブレーキ。
  3. 前記第1方向制御弁に連通する両側の管路に、双方向流体ポンプからの作動油を小シリンダへ流入可能であると共に小シリンダからの作動油の逆流を防止するチェック弁を並設してなることを特徴とする請求項2記載のプレスブレーキ。
  4. 可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
    前記可動テーブルのたわみ量を調整するクラウニングシリンダを備えたクラウニング装置を設け、作動油供給源からの作動油の吐出方向・流量・圧力を制御する双方向流体ポンプを作動油供給管路を経て前記クラウニングシリンダに連通すると共に、前記作動油供給管路に双方向流体ポンプからの作動油をクラウニングシリンダへ流入可能であると共にクラウニングシリンダからの作動油の逆流を防止する第1チェック弁を介設し、前記双方向流体ポンプを絞り弁と第2チェック弁とを介して並列に作動油供給源に連通し、前記第1チェック弁と前記双方向流体ポンプとの間の作動油供給管路と作動油供給源とを第3チェック弁を介して連通し、前記第1チェック弁とクラウニングシリンダの間の作動油供給管路と作動油供給源とをパイロットチェック弁を介して連通し、このパイロットチェック弁を前記双方向流体ポンプと絞り弁との間の管路に連通してなることを特徴とするプレスブレーキ。
  5. 可動テーブルと固定テーブルに装着したパンチとダイとの協働により板材を折曲げ加工するプレスブレーキにおいて、
    前記可動テーブルのたわみ量を調整するクラウニングシリンダを備えたクラウニング装置を設け、作動油供給源からの作動油を供給する流体ポンプを作動油供給管路を経て前記クラウニングシリンダに連通すると共に前記作動油供給管路に前記流体ポンプからの作動油をクラウニングシリンダへ流入可能であると共にクラウニングシリンダからの作動油の逆流を防止する第1チェック弁を介設し、前記作動油供給管路と作動油供給源とを電磁比例アンロードリリーフバルブを介して連通し、前記流体ポンプを駆動する駆動手段に前記クラウニングシリンダの圧力を上昇せしめるべく駆動指令を与える圧力上昇回路と、前記クラウニングシリンダの圧力を減圧せしめるべく指令を電磁比例アンロードリリーフバルブに与える減圧回路とを備えた圧力制御部を設けてなることを特徴とするプレスブレーキ。
JP28162598A 1998-10-02 1998-10-02 プレスブレーキ Expired - Fee Related JP3905985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28162598A JP3905985B2 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 プレスブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28162598A JP3905985B2 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 プレスブレーキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000107814A JP2000107814A (ja) 2000-04-18
JP3905985B2 true JP3905985B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=17641737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28162598A Expired - Fee Related JP3905985B2 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 プレスブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3905985B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT505724B1 (de) * 2007-09-12 2010-06-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Antriebsvorrichtung für eine biegepresse
FI123664B (fi) * 2008-02-29 2013-09-13 Metso Paper Inc Paperi- tai kartonkikoneessa käytetyn laitteiston kuormitussylinterin hydraulijärjestelmä sekä menetelmä kuormitussylinterin paineistamiseksi hydraulijärjestelmässä
JP5849706B2 (ja) * 2012-01-04 2016-02-03 株式会社豊田自動織機 昇降装置
JP6061607B2 (ja) 2012-10-17 2017-01-18 株式会社アマダホールディングス 油圧式プレスブレーキ
JP5961089B2 (ja) * 2012-10-17 2016-08-02 株式会社アマダホールディングス 油圧式プレスブレーキ
KR101650650B1 (ko) * 2015-02-13 2016-08-24 (주)대흥유압 하이브리드 서보 프레스기
CN114669633B (zh) * 2022-04-06 2023-09-01 社旗县人民医院 一种冷热多控柔性自夹紧骨科临床手术钢板预弯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000107814A (ja) 2000-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3648245B2 (ja) プレスのための液圧駆動装置
US20060277905A1 (en) Hydraulic control device of industrial machinery
US6005360A (en) Power unit for the supply of hydraulic actuators
US20100132349A1 (en) Hydraulic drive, in particular for machine tools, and method for controlling the hydraulic drive
JP2634321B2 (ja) 荷役機械
KR20120040684A (ko) 유압 시스템 및 그러한 유압 시스템을 포함하는 작동 기계
KR20060072095A (ko) 유압 제어 장치
JP3905985B2 (ja) プレスブレーキ
JPH08118098A (ja) 油圧プレスのラム駆動用油圧回路
JP2015514586A (ja) プレス機械
US4721028A (en) Control system for hydraulic presses
CN109790855A (zh) 电液式驱动单元
JP4465543B2 (ja) 高速プレス装置
JP2007506048A (ja) 容積均等化をともなう液圧式制御・調整システム
CN102535554B (zh) 具有通过至少一个作业驱动器而能够活动的元件的工具
JP2746844B2 (ja) 油圧駆動リンクプレス機のオ−バ−ロ−ドプロテクタ
JPH10501182A (ja) 分断する工作機械のための液圧制御装置
JPH05202903A (ja) 液圧駆動システム
US11015620B2 (en) Servohydraulic drive
JP2003156005A (ja) ポンプ回転制御加圧装置
JP7231014B2 (ja) 電気式産業車両における油圧回路
JP4558867B2 (ja) プレスブレーキにおけるラム移動方法およびこのラム移動方法を用いたプレスブレーキ
CN102189698A (zh) 具有预紧机架的压力机
WO2006110068A1 (en) Mobile handling device
JP4473990B2 (ja) プレスブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees