JP3905317B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信局舎内に設置される通信装置に係り、特に、サブラック装置内に複数のシェル構造のプラグインユニットが並んで実装された構造を有し、超高速通信を行う通信装置に関する。
【0002】
近年の通信の重要性に伴って、通信局舎内に設置される通信装置の品質の向上が求められている。通信装置の品質としては、他の装置に障害を与えないようにする対策、即ち、電磁的妨害(EMI;Electromagnetic Interference)対策、及び、外来妨害電波による影響を受けないようにする対策、即ち、電磁的感受性(EMS;Electromagnetic Susceptibility)対策が十分に施されていることが必要とされる。EMI対策及びEMS対策の両者をまとめて、電磁的両立性(EMC;Electromagnetic Compatibility)対策という。
【0003】
また、通信の伝送容量が年々増大している。伝送容量を増大させるためには、プラグインユニットに実装してある発振回路の発信周波数を高くする必要がある。現在では発振回路の発振周波数が10GHzであるが、次の世代では、発振回路の発振周波数が40GHzとなることが予定されている。
【0004】
【従来の技術】
一般に、通信装置は、プラグインユニットが、その挿入方向の先端面のコネクタを、サブラック装置のバックワイヤリングボード上のコネクタと接続されて、サブラック装置内に実装されており、サブラック装置の前面が密に並んでいるプラグインユニットのフロント部材によって覆われている構造である。電磁的両立性対策は、サブラック装置を単位として施されていた。
【0005】
その後、電磁的両立性対策の向上を図るべく、プラグインユニットを単位として電磁的両立性対策を施した通信装置が種々実用化されてきている。この種の通信装置は、プラグインユニットを、発振回路が実装されているプリント基板を金属ケース内に収容したシェル構造としたものである。
【0006】
ここで、シェル構造のプラグインユニットは、サブラック装置に挿入して実装する関係から、挿入方向の先端面にコネクタが露出して設けてある構成となっており、挿入方向の先端面側は、電磁的両立性対策が十分でない。そこで、プラグインユニットがサブラック装置内に実装された状態、即ち、プラグインユニットのコネクタがバックワイヤリングボード上のコネクタと接続された状態で、プラグインユニットの挿入方向の先端側の部分をシールドする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人は、先に、図1(A)に示すように、プラグインユニット1については、コネクタ2を囲むように板バネ部材3を設けた構成とし、サブラック装置10については、バックワイヤリングボード11の前面に金属製の枠部材12を固定し、リブ13がコネクタ14の両側に位置するようにした構成とし、プラグインユニット1がサブラック装置10内に実装された図1(B)の状態で、板バネ部材3がリブ13に接触する構成として、プラグインユニット1の挿入方向の先端側の部分がその全周に亘って取り囲んでシールドした構成の通信装置を提案した。
【0008】
ここで、電磁波をシールドする部分に許容される隙間(スロット)の長さ寸法は、シールド効果に大きく影響する。シールド効果はスロットの場合
S=20log(波長÷(2×隙間長さ))dBで表される。例えば、40GHzの発振回路を有する通信装置の場合、発信器が発振する信号の波長は7.5mmとなり、開口長さを波長の20分の1(0.37mm)とした場合のシールド効果は20dBとなり、開口長さを波長の30分の1(0.25mm)とした場合のシールド効果は23dBとなり、開口長さを波長の40分の1(0.1875mm)とした場合のシールド効果は26dBとなり、隙間は小さい程シールド効果は大きくなる。また、シールド効果は波長の関数でもあるため、同じ隙間長さでも、例えば周波数が10GHzの場合、20dBのシールド効果を得るためには1.5mmの隙間まで許容されていたが、周波数が40GHzの場合には1.5mmの隙間があると、8dBのシールド効果しかもたないこととなる。
【0009】
また、シールド効果は隙間の数にも影響し、S=−20log√nで表される。ここで、nは隙間の数であり、隙間が2つになるとシールド効果は−3dBの減少となり、隙間が1つである場合には20dBのシールド効果であったものが、17dBとなってしまう。
【0010】
以上のように、シールド効果を大きくするためには隙間の長さは波長の30分の1や40分の1にする必要があり、40GHzのような超高速の発振回路の場合には、実質上、少しの隙間も許されない。
【0011】
リブ13の表面には十分に加工してもどうしてもすこしのうねりが残ってしまう。うねりの谷の部分では、板バネ部材3がリブ13の表面から少し浮いて隙間が形成されてしまう場合がある。
【0012】
このため、図1に示す構造の通信装置は、発振回路の発振周波数が40GHzである場合には、電磁的両立性対策が不十分となって、次の世代には対応することが難しいものであった。
【0013】
そこで、本発明は、上記課題を解決した通信装置及びプラグインユニットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてコネクタを上記コネクタと接続されて実装されている複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記サブラック装置は、四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記バックワイヤリングボード側コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体と、この格子本体を覆う可撓性を有し且つ導電性を有するシール体とよりなる格子部材を、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してある構成であり、
上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、プラグインユニットの挿入方向上先端側のうち、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む部分が、上記開口を塞いで、上記シール体を弾性変形させた状態で、上記格子部材に押し当った構造としたものである。
【0017】
格子本体は、格子部材の剛性を高める役割、及び格子部材の電気抵抗を低める役割を有する。シール体が弾性変形することによって、プラグインユニットの挿入方向上先端側の面のうねりに沿い、且つサブラック装置の奥の部分の面のうねりに沿う。よって、押し当っているプラグインユニットの挿入方向上先端側とシール体との間に、隙間が生じなくなる。
【0018】
請求項2の発明は、コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装される複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記サブラック装置は、
四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体が、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してあり、
且つ、ばね性を有する細長い芯部材と、該芯部材に嵌合して芯部材に沿うように設けてあるフィンガーガスケットと、該フィンガーガスケットを包む導電布とよりなる構成のシール体が、上記格子本体の上記開口内に取り付けてあり、該開口の内周に全周に亘って延在している構成であり、
上記プラグインユニットは、挿入方向の先端側に、上記格子本体の上記開口に対応する形状を有し、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲んでおり、端面が上記プラグインユニット側コネクタの端より突き出ているカバー部を有する構成であり、
上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、上記カバー部が上記格子本体の上記開口内に嵌合し、上記フィンガーガスケットが潰れる方向に弾性変形され、該弾性変形されたフィンガーガスケットの復元力によって上記導電布が上記カバー部の外周面に全周に亘って押し当っている構成としたものである。
【0019】
フィンガーガスケットの復元力を作用された導電布のカバー部の外周面の全周に亘る接触状態は、連続して、少しの隙間も無い状態となる。また、フィンガーガスケットは弾性変形された状態に長年に亘って保たれても、復元力は低下しない。
【0024】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は本発明の第1実施例になる通信装置20を示す。X軸は通信装置20の幅方向、Y軸は奥行き方向、Z軸は高さ方向である。通信装置20は、複数のプラグインユニット70がサブラック装置21内にその前面側からY1方向に挿入されて実装されており、Z1−Z2方向に二段とされて、X1−X2方向に並んでいる構造である。この通信装置20は、ファンモータ(図示せず)が発生する上向きの空気流によって強制空冷され、例えば40GHzの信号で動作する。また、この通信装置20は、サブラック装置21を左右の柱(図示せず)に取り付けられて、通信局舎内に設置されている。
【0025】
先ず、サブラック装置21について説明する。
【0026】
サブラック装置21は、左右の側板22a,22bとガイドレール付き中間仕切り板23、24とガイドレール付き天板26とガイドレール付き底板25とよりなる四角箱27と、四角箱部27の背面側のバックワイヤリングボード(以下BWBと称す)28と、BWB28のY2方向側である前面の格子部材29,30と、BWB28の裏面を覆うカバー31よりなる構造である。格子部材29はその端面を側板22a,22b及び天板26にねじ止めしてあり、格子部材30はその端面を側板22a,22bにねじ止めしてある。
【0027】
図6(A)に併せて示すように、BWB28は、複数の内層パターンを有し、且つ前面及び裏面に全面を覆うフレームグランド層32、33を有する構造である。フレームグランド層32とフレームグランド層33とは、複数のビアホールVHによって電気的に接続されている。フレームグランド層33には、図3に示すように、通信局舎内のグランドから延びているグランド線GWの端が接続してある。BWB28の前面には、複数のシートコネクタ34が、Z1−Z2方向に二段とされて、X1−X2方向に並んで実装してある。異なるシートコネクタ34間が、内層パターンの配線パターンによって電気的に接続してある。
【0028】
格子部材29は、図4(A)乃至(C)及び図5(A)乃至(E)に示すように、アルミニウムダイカスト製の格子本体40と、これを覆う導電膜60とよりなる構成である。格子本体40は、導電膜60の導電性不足と剛性不足とを補うように機能する。
【0029】
この膜60及び後述するフランジ61、62、63を形成する材料である導電性ゴムは、合成ゴムに金属フィラ又はカーボンを含有させて導電性を持たせたものであり、体積抵抗率は約0.005Ωcmである。
【0030】
格子本体40は、X1−X2方向に長い長方形の枠部41と、Z1−Z2方向に延在している複数本の縦桟42とよりなり、X1−X2方向上隣り合う縦桟42の間にZ1−Z2方向に長い長円形の開口43が形成してある。44はY2方向を向く前面、45はY1方向を向く後面である。長円形の開口43は、上記のシートコネクタ34を囲む大きさであり、シートコネクタ34の配置に対応して並んでいる。
【0031】
格子本体40は、図4(A)に示すように、シートコネクタ34のBWB28からY2方向に突き出している寸法Aより長い寸法Bの厚さを有する。格子本体40がBWB28の前面に取り付けられた状態において、長円形の開口43は、長円形の筒状の空間46を形成し、図6(B)に示すように、シートコネクタ34はこの空間46の内部に収容された状態となる。
【0032】
図4及び図5に示すように、長円形の開口43は、格子本体40の前面44側に開口縁47を有し、格子本体40の後面45側に開口縁48を有する。開口縁47は、X1方向側のZ1−Z2方向に延在している直線状縁50と、X1方向側のZ1−Z2方向に延在している直線状縁51と、Z1方向側の半円形状縁52と、Z2方向側の半円形状縁53とよりなり、直線状縁50、51のZ1−Z2方向端が半円形状縁52、53の端とスムーズにつながっており、角張った部分を有しない。開口縁48も、開口縁47と同じく角張った部分を有しない。
【0033】
導電膜60は、厚さCが約1mmであり、格子本体40の周囲の側面以外の面、即ち、前面44、後面45、長円形の開口43の内周面を覆っている。各縦桟42については、導電膜60cが全周面を覆っている。縦桟42を覆っている導電膜60cが、格子本体40の前面44を覆っている導電膜60aと、格子本体40の後面45を覆っている導電膜60bとを繋いで膜60aと膜60bとが電気的に接続されている。
【0034】
61はシール体としての導電性ゴム製のフランジであり、導電膜60と一体であり、長円形の開口43のうち前面44側の開口縁47より長円形の開口43の内側に寸法D(約2mm)迫り出しており、開口縁47の全周に亘って連続している。導電性ゴム製フランジ61は、長円形であり、角張った部分を有せず、且つ、途切れた部分も有しない。導電性ゴム製フランジ61の迫り出しの方向は、格子本体40の前面44と平行である方向である。
【0035】
62はシール体としての導電性ゴム製フランジであり、導電性ゴム製の膜60と一体であり、長円形の開口43のうち後面45側の開口縁48から、長円形の開口43より外側に、後面45に垂直の面に対して45度傾斜した角度で寸法E(約2mm)迫り出しており、開口縁48の全周に亘って連続している。導電性ゴム製フランジ62は、長円形であり、角張った部分を有せず、且つ、途切れた部分も有しない。
【0036】
63はシール体としての導電性ゴム製フランジであり、格子本体40の後面45を覆う導電性ゴム製膜60と一体であり、格子本体40の周囲の部分から内側に後面45に垂直の面に対して45度傾斜した角度で寸法F(約2mm)迫り出しており、全周に亘って連続している。
【0037】
格子部材29は、図6(B)に示すように、枠部41の複数箇所をねじ(図示せず)によりねじ止めされて、BWB28の前面に固定してあり、導電性ゴム製フランジ62,63がフレームグランド層32に密着している。よって、格子部材29は、導電性ゴム製フランジ62,63→BWB28のフレームグランド層32→バイヤホールVH→BWB28のフレームグランド層33→グランド線GWを経てグランドに電気的に接続されており、フレームグランド電位とされ、電磁シールドとして機能する。
【0038】
ここで、格子部材29をBWB28の前面に押し付けて固定するときに、格子部材29の後面45のうち、導電性ゴム製フランジ62の外側であって且つ導電性ゴム製フランジ63によって囲まれた扁平な空間内の空気が外側に押出されて上記空間内が真空とされ、吸盤効果を発揮し、格子部材29はBWB28に吸着されている。
【0039】
図6(B)に示すように、個々のシートコネクタ34は空間46の内部に収容された状態となる。
【0040】
また、図6(B)中に拡大して示すように、導電性ゴム製フランジ62が、弾性変形した状態でフレームグランド層32に押し付けられて、空間46(長円形開口43)の開口縁48とフレームグランド層32との間は、開口縁48の全周に亘って隙間が存在しないようになっている。
【0041】
上記の格子部材29は、芯である部材が金属製の格子本体40であるため、剛性を有しており、BWB28を補強する役割も有する。また、格子部材29全体を導電性ゴム製とした場合には、前面44と後面45との間の電気抵抗値が高くなって、後述する実装されたプラグインユニット70の金属ケース80の電位をフレームグランド電位に落とすことが難しくなる虞れもある。しかし、格子部材29は、芯に金属製の格子本体40を有しているため、前面44と後面45との間の電気抵抗値が格子部材29全体が金属製である場合と略同程度に低い値となり、後述する実装されたプラグインユニット70の金属ケース80の電位を確実にグランド電位に落とすことが可能となる。
【0042】
上記の導電膜60、導電性ゴム製フランジ61,62は、格子本体40を成形金型に入れてセットし、格子本体40と成形金型の内面との間に隙間が形成されるようにし、導電性ゴムを注入してインサートコーティングを行うことによって形成される。
【0043】
次に、シェル構造のプラグインユニット70について説明する。
【0044】
図7、図8、図9(A)乃至(D)に示すように、プラグインユニット70は、プリント板組立体71がアルミニウム製の金属ケース80によって覆われているシェル構造である。
【0045】
プリント板組立体71は、プリント板72上に、40GHzの発振回路73及び光電変換素子モジュール74等が実装してあり、プリント板72のY1方向端に、プラグインユニット側コネクタとしてのコネクタ75が実装してある構成である。
【0046】
金属ケース80は、第1の金属ケース半体81と第2の金属ケース半体82とが組合わされている構成であり、左右の側面83,84、前面85、背面86、上面87、底面88を有する。
【0047】
金属ケース80の上面87には、強制空冷の空気が通る小さい径の穴89aが多数形成してある。金属ケース80の底面88にも、上面87と同じく、小さい径の穴89bが多数形成してある。
【0048】
ここで、空気孔89a,89bの大きさは、直径がd=3mmで、深さがt=6mmである。これらの寸法は、遮断周波数及びシールド効果を考慮して定めてある。
【0049】
遮断周波数fcはfc=0.272×109÷孔の直径(mm)Hzで表される。つまり、遮断周波数fcは孔の直径によって決定される。例えば、孔の直径が3mmの場合、fc=58.4GHzであり、これ以下の周波数に対してはシールド効果を有し、40GHzの超高速の発振回路に対しても有効である。
【0050】
また、空気孔89a,89bのシールド効果の大きさは、
S=32×(t÷d)dBで表される。一つの空気孔89aのシールド効果は64dBである。空気孔89a,89bの数が524個であることによるシールド効果の減少はS=−20log√504=−27dBであり、よって、金属ケース80は空気孔89a,89bが形成されていても、37dBと大きいシールド効果を有する。よって、金属ケース80は十分な電磁的両立性を有する。
【0051】
なお、金属ケース80の上面87及び底面88の厚さtを増やして6mm以上とすることによって、シールド効果を37dB以上に上げることが可能である。
【0052】
金属ケース80の背面86には、略全高さに及ぶ大きさの開口90が形成してあり、上記のコネクタ75がこの開口90からY1方向に突き出している。
【0053】
また、金属ケース80の背面86には、長円形のバンク部91が設けてある。長円形のバンク部91は、その外側が、テーパ面92となっている。長円形バンク部91は、上記の開口90を取り囲んでおり、且つ前記の格子本体40の長円形の開口43に対応した大きさである。
【0054】
図10に示すように、金属ケース80の前面85には、上下側に、カードレバー93,94が取り付けてある。
【0055】
また、金属ケース80の前面85は、凹部95を有し、この凹部95の奥部に開口窓96が形成してある。
【0056】
複数の光コネクタ接続用アダプタ100が回動可能な支持部材101に支持されて設けてある。光コネクタ接続用アダプタ100の上側には、金属ケース80の内部から上記の開口窓96を通って金属ケース80の外側に延びている光ファイバ102の先端のプラグ103が接続してある。
【0057】
光コネクタ接続用アダプタ100の下側には、プラグインユニット70がサブラック装置21内に実装された後に、図9(B),(C)に示すように、外部の装置から延びている光ファイバ110の先端のプラグ111が接続される。
【0058】
図10中、120は光ファイバシール部材であり、上記の開口窓96の箇所に設けられる。この光ファイバシール部材120は、導電性ゴム製のブロック121に、光ファイバの径より少し大きい貫通穴122が千鳥状に並んで形成してあり、且つ、各貫通穴122からスリット123がブロック121の上下面まで延びており、且つ、ブロック121の上下面に腕部124,125が突き出ている構成である。
【0059】
ブロック121を適宜変形させて、光ファイバ102をスリット123を通して穴122に収め、ブロック121がX1−X2の左右側から圧縮された状態で、腕部124,125を開口窓96の縁に係合させて開口窓96に取り付けてある。各貫通穴122と光ファイバ102との間には隙間が無い状態となっている。よって、開口窓96内は、隣り合う光ファイバ102の間の部分が光ファイバシール部材120によって完全に塞がれた状態となっている。
【0060】
これによって、プラグインユニット70は、開口窓96からの電磁波の漏洩が制限された状態となっている。
【0061】
次に、プラグインユニット70がサブラック装置21内に実装された状態について説明する。
【0062】
図2及び図11に示すように、プラグインユニット70は、作業者がプラグインユニット70を持って、これをガイドレール部材24,25に案内させつつ、サブラック装置21内にY1方向に挿入し、最後にカードレバー93,94を操作することによって、コネクタ75がシートコネクタ34に接続されてサブラック装置21内に実装される。
【0063】
図11に示すように、金属ケース80の背面86の長円形のバンク部91は、格子部材29の長円形の開口43に嵌合して、導電性ゴム製フランジ61に押し当った状態となる。よって、プラグインユニット70の金属ケース80は、格子部材29の導電性ゴム製フランジ61→格子本体40→導電性ゴム製フランジ62,63→BWB28のフレームグランド層32→バイヤホールVH→BWB28のフレームグランド層33→グランド線GWを経てグランドに電気的に接続されており、フレームグランド電位とされ、電磁シールドとして機能する。
【0064】
また、シートコネクタ34に接続されたコネクタ75は、格子部材29の長円形の開口43の内部の空間46内に収まる。
【0065】
ここで、金属ケース80と格子部材29との関係についてみる。
【0066】
図11中に拡大して示すように、金属ケース80の長円形のバンク部91のテーパ面92が導電性ゴム製フランジ61を押し、導電性ゴム製フランジ61はY1方向に曲がるように弾性変形され、テーパ面92がその全周に亘って導電性ゴム製フランジ61に押し当たった状態となる。導電性ゴム製フランジ61の弾性変形は、テーパ面92のうねり等の状態に対応してなされる。よって、長円形の全周に亘って、隙間が無い状態となる。また、長円形は角張った箇所がなく、このことによっても、隙間が無い状態が高い信頼性で形成される。
【0067】
よって、プラグインユニット70がサブラック装置21内に実装された状態で、プラグインユニット70の金属ケース80と、格子部材29のうちプラグインユニット70に対応する部分と、BWB28のうちプラグインユニット70に対応する部分とが、一つの箱体130を形成する。この箱体130は、フレームグランド電位とされており、その内部にプリント板組立体71と接続されたコネクタ75及びシートコネクタ34とを内部に収容しており、プリント板組立体71とシートコネクタ34とを覆っている。よって、上記の内部に空間を有する箱体130は、密閉に近い中空の導体であり接地してある構成であるファラデーケージを構成する。
【0068】
ここで、金属ケース80と格子部材29との間は、弾性変形された導電性ゴム製フランジ61によって隙間が無い状態となっている。格子部材29とBWB28との間も、弾性変形された導電性ゴム製フランジ62によって隙間が無い状態となっている。よって、金属ケース80と格子部材29との間の部分及び格子部材29とBWB28との間の部分の電磁的両立性対策は十分であり、電磁波が40GHzと超高周波である場合であっても、金属ケース80と格子部材29との間を通っての電磁波の漏洩及び電磁波の侵入は確実に制限され、且つ格子部材29とBWB28との間を通っての電磁波の漏洩及び電磁波の侵入は確実に制限される。
【0069】
よって、プラグインユニット70がサブラック装置21内に実装された状態で、プリント板組立体71の部分及び接続されているコネクタ75及びシートコネクタ34の部分から放射されている40GHzの電磁波は上記の箱体130内に閉じ込められ、箱体130の外に漏洩することは確実に制限される。また、外部からの40GHzの電磁波が、箱体130の内部に侵入することも確実に制限される。
【0070】
また、長円形のバンク部91のテーパ面92は、長円形のバンク部91を格子部材29の長円形の開口43に嵌合するように案内する役割を有する。よって、テーパ面92が長円形の開口43の縁に沿って案内されることによって、プラグインユニット70のサブラック装置21内への実装が安定に行われる。
【0071】
また、導電性ゴム製フランジ61は、不均一に弾性変形して、ガイドレール部材24、25、格子部材29の寸法誤差、及びガイドレール部材24と格子部材29との寸法誤差を吸収する機能もある。
【0072】
また、コネクタ75がシートコネクタ34に接続されるときに、BWB28にはY1方向に力が作用して、Y1方向に膨らむように反る傾向となる。しかし、格子部材29がBWB28には吸着しているため、BWB28は、ねじ止めされていない場所、例えば中央の場所についても格子部材29によって補強されており、BWB28に上記の膨らむ変形は発生しない。
【0073】
次に、本発明の別の実施例について説明する。
【0074】
図12乃至図23において、図2乃至図11に示す上記本発明の第1の実施例の通信装置20の構成部分と同じ部分には同じ符号を付し、通信装置20の構成部分と対応する部分には同じ符号に添え字A,B、Cを付した符号を付す。
【0075】
図12は、本発明の第2の実施例になる通信装置20Aを示す。
【0076】
通信装置20Aは、BWB28と、格子部材29Aと、プラグインユニット70Aとを有する。
【0077】
格子部材29Aは、後面45Aに導電性ゴム製フランジ62を有する。前面44Aは、格子本体40が露出している。
【0078】
プラグインユニット70Aは、金属ケース80Aの背面側に、長円形状の導電性ゴム製フランジ140がコネクタ75を取り囲むように配置されて、導電性を有する接着剤で接着してある構成である。
【0079】
プラグインユニット70Aは、実装された状態では、導電性ゴム製フランジ140が弾性変形した状態で格子本体40に押し当っており、隙間が無い状態となっている。よって、金属ケース80Aと格子部材29Aとの間の電磁的両立性対策は十分である。
【0080】
図13は、本発明の第3の実施例になる通信装置20Bを示す。
【0081】
通信装置20Bは、BWB28と、プラグインユニット70Bとを有する。格子部材は有していない。
【0082】
プラグインユニット70Bは、金属ケース80Bの背面側に、長円形状の導電性ゴム製フランジ150がコネクタ75を取り囲むように配置されて、導電性を有する接着剤で接着してある構成である。
【0083】
プラグインユニット70Bは、実装された状態では、導電性ゴム製フランジ150の先端が弾性変形した状態でBWB28の前面のフレームグランド層32に押し当っており、隙間が無い状態となっている。よって、金属ケース80BとBWB28との間の電磁的両立性対策は十分である。
【0084】
なお、上記の膜60、フランジ61〜63、140、150を、導電性ゴム製に代えて、エラストマに金属フィラ又はカーボンを含有させた導電性エラストマ製、スポンジに金属フィラ又はカーボンを含有させた導電性スポンジ製、導電性プラスチック製、金属フィラ又はカーボンを含有させてなる導電性ゲルラバー製としても、同様の効果が得られる。また、膜60、フランジ61〜63、140、150は、ゴム、エラストマ、スポンジ、又はゲルラバー製とし、これらの表面に金属膜を施したもの、及び導電性シリコーンゴム製でも、また、ディスペンスガスケット製でも同様の効果が得られる。
【0085】
図14は、本発明の第4の実施例になる通信装置20Cにおいて、プラグインユニット70Cがサブラック装置に実装される直前の状態及び実装されたときの状態を示す。図15は、プラグインユニット70Cと、サブラック装置の奥の部分とを対応させて示す。
【0086】
通信装置20Cは、シートコネクタ34が実装してあるBWB28と、格子部材29Cと、シール体180と、プラグインユニット70Cとを有する。
【0087】
プラグインユニット70Cは、図16に分解して示すように、プリント板組立体71が金属ケース80Cによって覆われているシェル構造である。金属ケース80Cは、前面板パーツ160と、後面コネクタカバー161と、穴89aが多数形成してある上部通風シールドパーツ162と、穴89bが多数形成してある下部通風シールドパーツ163と、右板パーツ164と、左板パーツ165とよりなる。ここで、前面板パーツ160、上部通風シールドパーツ162、後面コネクタカバー161、下部通風シールドパーツ163は、互いにろう付けしてあり、四角の枠を形成している。右板パーツ164及び左板パーツ165は、上記の四角の枠にねじ止めしてある。プリント板72は、上部通風シールドパーツ162と下部通風シールドパーツ163とによって支持されている。
【0088】
後面コネクタカバー161は、長円形のカバー部161aを有する。このカバー部161aは、格子本体40の長円形の開口43に対応して長円形であり、コネクタ75を取り囲む大きさであり、且つ、格子本体40の長円形の開口43に嵌合する大きさである。図14に示すように、カバー部161aのY1方向の端面161bはコネクタ75の端面75aより寸法uだけY1方向に位置している。
【0089】
ここで、カバー部161aの端面161bがコネクタ75の端面75aより突き出しているため、コネクタ75はカバー部161aによって保護され、作業者がプラグインユニット70Cを取り扱っている間に、誤って床に落としたり、何かにぶつけた場合でも、カバー部161aが傷つくに留まり、コネクタ75が壊れることは防止される。
【0090】
前面板パーツ160、後面コネクタカバー161及びカードレバー93,94はダイカスト製品であり、アルミニウム製である。通信装置20C内で仮に火災が発生した場合に炎の受け易い上部通風シールドパーツ162、下部通風シールドパーツ163、右板パーツ164及び左板パーツ165は、チタン製である。チタンの融点は1675℃であり、アルミニウムの融点660℃より相当に高い。よって、プラグインユニット70Cは、金属ケース80Cを構成する全部の部品をアルミニウム製とした場合に比べて、良好な耐火性を有する。
【0091】
格子部材29Cは、図17(A)乃至(D)に示すように、アルミニウムダイカスト製の格子本体40Cと、導電性ゴム製の細長部材172とよりなる。図17(A)は前面44側から見た図、同図(B)は図17(A)の一部を断面して拡大して示す図、同図(C)は後面45側から見た図、同図(D)は図17(C)の一部を断面して拡大して示す図である。
【0092】
格子本体40Cは、枠部41と、複数本の縦桟42とよりなり、隣り合う縦桟42の間にZ1−Z2方向に長い長円形の開口43が形成してある。縦桟42及び枠部41のうち、前面44側であって且つ長円形の開口43に臨む縁に、フランジ170が形成してある。フランジ170は、後述するシール体160を固定する役割を有する。
【0093】
各縦桟42の後面45には、Z1−Z2方向に長く且つ開口43の上下の縁に沿う溝171が形成してあり、この溝171に沿って導電性ゴム製の細長部材172が嵌合して延在してある。導電細長部材172は、各縦桟42の後面45より突き出している。また、導電細長部材172は各開口43を囲むように設けてあり、隣り合う細長部材172はつながっている。この導電細長部材172は上記の格子本体40Cに対してディスペンサ成形されて形成してある。導電細長部材172は縦桟42の後面45より突き出しているため、図14に示すように、格子部材29CとBWB28とが重なってねじ止めされた状態で、適宜圧縮されてBWB28のフレームグランド層と密着して、格子部材29Cの全部の箇所をグランド電位に落とす役割を有する。
【0094】
図18及び図19は、シール体180を示す。シール体180は、芯部材181と、EMI対策用のフィンガーガスケット182と、導電布183とよりなり、格子本体40Cの長円形の開口43に対応する長円形を有する。
【0095】
芯部材181は、鉄鋼製の細長い部材であり、開口43に対応する長円形を有し、開口43の内周に沿う長さと同じ長さLを有し、ばね性を有する。181a,181bは、芯部材181の端である。
【0096】
フィンガーガスケット182は、帯状の薄いばね用燐青銅板に切り込みを入れて櫛歯状とし、これを略半円形状に曲げてなる形状であり、略半円形状のばね片182aが櫛歯状に連なっている構成である。182bは山部である。
【0097】
このフィンガーガスケット182が、芯部材181を覆うように、芯部材181に嵌合してある。芯部材181はフィンガーガスケット182の内部を貫通している。山部182bは、長円形の芯部材181の内周側に位置している。
【0098】
導電布183は、導電性を有する糸で織った布であり、帯状を有し、フィンガーガスケット182を包むように筒状とされ両端側が重ねてあり、この重なっている部分183aが接着してある。183bは接着してある部分である。183cは連なっている膨らみ部であり、長円形のシール体180の内周側にそって連なっている。
【0099】
この芯部材181は、シール体180の芯を形成する作用、すぼむ方向に弾性変形されてシール体180を開口43と同じ形状とする作用、及び、拡がる方向の復元力Fによってシール体180を開口43の内周面に密着させる作用を有する。
【0100】
フィンガーガスケット182のばね片182aは、潰されるように変形されても、確実に復元力を発生させる機能、即ち、導電布183を確実に弾性的に膨らませる機能を有する。
【0101】
導電布183は、フィンガーガスケット182の隣り合うばね片182aの間の隙間182cを塞ぐ作用、ばね片182aが折れて脱落することを防止する作用、作業者がシール体180を格子本体40Cに取り付けるときにひっかき傷をおわないようにする作用を有する。
【0102】
BWB28と、格子部材29Cと、シール体180とは、先ず、芯部材181を強制的に変形させてシール体180を開口43に対応する形状に変形させつつ、格子本体40Cの後面45側から開口43内に押し込み、フランジ170に当る位置まで押し込み、シール体180を全部の開口43内に装着し、次いで、BWB28を格子部材29Cの後面45側にねじ止めして組立てられる。
【0103】
シール体180は、芯部材181の拡がる方向の復元力Fによって開口43の内周面に全周に亘って密着し、且つ、Y2方向へのずれをフランジ170によって制限され、Y1方向へのずれをBWB28によって制限された状態で、即ち、接着剤を使用しないで、格子部材29Cに取り付けてある。膨らみ部183aは、開口43の内周面側に沿って全周に亘って連なっている。
【0104】
また、導電性ゴム製の細長部材172が適宜圧縮されてBWB28のフレームグランド層と密着しており、格子部材29Cは各縦桟42の部分もグランド電位とされる。また、シートコネクタ34が各開口43内に位置している。
【0105】
次に、図14を参照して、プラグインユニット70Cのサブラック装置内への実装について説明する。
【0106】
作業者は、第1の段階として、プラグインユニット70Cをサブラック装置内にY1方向に最終位置近くまで挿入し、次いで、第2の段階として、カードレバー93,94を操作する。図14中、左側は第1の段階の途中の状態を示し、中央は第1の段階が略完了した状態を示し、右側は、第2の段階が完了した状態を示す。
【0107】
第1の段階では、カバー部161aが格子部材29Cの開口43内に嵌合し始め、コネクタ75がシートコネクタ34に当る。第2の段階では、コネクタ75がシートコネクタ34と接続され、カバー部161aがその外周面でシール体180の膨らみ部183aを潰しつつ、開口43の奥まで進入する。
【0108】
シール体180は、全部のばね片182aが潰された状態とされて、開口43の内周面とカバー部161aの外周面との間に挟まれた状態となる。全部のばね片182aの復元する方向のばね力によって、導電布183がカバー部161aの外周の全周に亘って隙間なく、連続的に押し当る。また、ばね片182aの復元する方向のばね力によって、シール体180の外周側についても導電布183が開口43の内周面に全周に亘って隙間なく、連続的に押し当る。よって、接続されているコネクタ75及びシートコネクタ34の部分の電磁的両立性対策は十分である。
【0109】
金属製のばね片182aは潰された状態に長年の間放置されても、復元力は低下しない。よって、接続されているコネクタ75及びシートコネクタ34の部分の十分な電磁的両立性対策は長年に亘って保証される。
【0110】
図20は、シール体の第1の変形例である。2つの弓形のシール体180A−1、180A−2が開口43内に組み込まれて組み合わされた構造である。
【0111】
図21は、シール体の第2の変形例である。このシール体180Bは、上記のシール体180のフィンガーガスケット182に代えて、合成樹脂製のばね部材184を有する。このばね部材184は、断面が半円形状であり、一部が切れており、半円形の部分184aが弾性的に撓まされた構造である。
【0112】
図22はプラグインユニットの変形例である。プラグインユニット70Dは、前記のプラグインユニット70Cが二つ横に並んだ大きさであり、プリント板組立体71Dが金属ケース80Dによって覆われているシェル構造である。金属ケース80Dは、前記の金属ケース80Cを構成するパーツを使用して構成される。即ち、2つの前面板パーツ160がろう付けしてあり並んでいる合わせ前面板パーツ160Dと、2つの後面コネクタカバー161がろう付けしてあり並んでいる合わせ後面コネクタカバー161Dと、2つの上部通風シールドパーツ162がろう付けしてあり並んでいる合わせ上部通風シールドパーツ162Dと、2つの下部通風シールドパーツ163がろう付けしてあり並んでいる合わせ下部通風シールドパーツ163Dと、右板パーツ164と、左板パーツ165とよりなる。プリント板組立体71Dは、プリント板組立体71に補助プリント板190が追加してある構成である。プリント板72のX1側の面に柱191が複数本が立ててあり、この柱191に補助プリント板190が固定してある。
【0113】
図23は、本発明の第5の実施例になる通信装置20Eの一部を示す。プラグインユニット70Eは、シール体180が金属ケース80Cのカバー部161aの先端側の外周面を取り囲むように取り付けてある構成である。連なっている膨らみ部183cは、外側を向いている。
【0114】
格子部材29Eは、上記のフランジ170が形成されていず、且つ、シール体180が取り付けられていない構成である。
【0115】
プラグインユニット70Eは、カバー部161aが格子本体40Cの長円形の開口43内に進入し、シール体180が格子本体40Cの長円形の開口43の内周面に接触した状態で、サブラック装置に実装される。
【0116】
本発明は、以下の付記する発明も包含するものである。
【0117】
(付記1) コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されている複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、プラグインユニットの挿入方向上先端側と上記サブラック装置の奥の部分との間に、可撓性を有し且つ導電性を有し且つ上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む形状を有するシールド部材が、弾性変形した状態で介在した構造としたことを特徴とする通信装置。
【0118】
(付記2) コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されている複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記サブラック装置は、
四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体と、この格子本体を覆う可撓性を有し且つ導電性を有するシール体とよりなる格子部材を、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してある構成であり、
上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、プラグインユニットの挿入方向上先端側のうち、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む部分が、上記開口を塞いで、上記シール体を弾性変形させた状態で、上記格子部材に押し当った構造としたことを特徴とする通信装置。
【0119】
(付記3) 付記2記載の通信装置において、
上記格子部材は、上記開口が長円形である構成であり、
上記シール体は、上記格子本体のうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面側に、上記長円形の開口内に迫り出したフランジ部を有する構成とした通信装置。
【0120】
(付記4) 付記2記載の通信装置において、
上記格子部材は、上記開口が長円形である構成であり、
上記シール体は、上記格子本体のうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面側に、上記長円形の開口内に迫り出したフランジ部を有する構成であり、
上記プラグインユニットは、その挿入方向上先端側のうち、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む部分に、周囲がテーパ面である長円形のバンク部を有する構成であり、
上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、上記長円形のバンク部のテーパ面が、上記シール体のフランジ部に押しあたり、シール体がテーパ面に沿うように弾性変形した状態とされる構成としたことを特徴とする通信装置。
【0121】
(付記5) 付記2記載の通信装置において、
上記シール体は、上記バックワイヤリングボードに対向する面に、上記長円形の開口の縁から突き出したフランジ部を有し、
上記格子部材は、上記フランジ部が弾性変形された状態で上記バックワイヤリングボードに押し当った状態で、上記バックワイヤリングボードに固定してある構成とした通信装置。
【0122】
(付記6) 付記2記載の通信装置において、
上記シール体は、上記バックワイヤリングボードに対向する面に、上記長円形の開口の縁から突き出したフランジ部及び上記枠部の周囲から突き出したフランジ部を有し、
上記格子部材は、上記両方のフランジ部が弾性変形された状態で上記バックワイヤリングボードに押し当った状態で、上記バックワイヤリングボードに固定してある構成とした通信装置。
【0123】
(付記7) コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されている複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記サブラック装置は、
四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体よりなる格子部材を、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してある構成であり、
上記プラグインユニットは、
その挿入方向上先端側に、可撓性を有し且つ導電性を有し且つ上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む形状を有するシールド部材を有する構成であり、上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、上記シールド部材が、弾性変形した状態で、上記格子部材に押し当たる構成としたことを特徴とする通信装置。
【0124】
(付記8) コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されている複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記プラグインユニットは、
その挿入方向上先端側に、可撓性を有し且つ導電性を有し且つ上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む形状を有するシールド部材を有する構成であり、上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、上記シールド部材が、弾性変形した状態で、上記バックワイヤリングボードに押し当たる構成としたことを特徴とする通信装置。
【0125】
(付記9) 付記1、2、7又は8記載の通信装置において、
上記シール体は、導電性ゴム製、導電性エラストマ製、導電性スポンジ製、導電性プラスチック製、導電性ゲルラバー製、導電性シリコーンゴム製又はディスペンスガスケット製であることを特徴とする通信装置。
【0126】
(付記10) 金属ケースで覆われたシェル構造を有し、内部にプリント板を有し、コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されるシェル構造のプラグインユニットにおいて、
その挿入方向上先端側のうち、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む部分に、周囲がテーパ面である長円形のバンク部を有する構成としたことを特徴としたプラグインユニット。
【0127】
(付記11) 金属ケースで覆われたシェル構造を有し、内部にプリント板を有し、コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されるシェル構造のプラグインユニットにおいて、
光ファイバが通る大きさの貫通穴及び外部から貫通穴に到るスリットを有しする導電性ゴム製の光ファイバシール部材を有し、
該光ファイバシール部材が、光ファイバがスリットを通って貫通穴に嵌合された後に、圧縮された状態とされて、上記金属ケースに形成してあるプリント板上の光電変換モジュールから延びている複数本の光ファイバが通る大きさの開口窓に嵌合してある構成としたプラグインユニット。
【0128】
(付記12) コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装される複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
上記サブラック装置は、
四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体が、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してあり、
且つ、ばね性を有する細長い芯部材と、該芯部材に嵌合して芯部材に沿うように設けてあるフィンガーガスケットと、該フィンガーガスケットを包む導電布とよりなる構成のシール体が、上記格子本体の上記開口内に取り付けてあり、該開口の内周に全周に亘って延在している構成であり、
上記プラグインユニットは、挿入方向の先端側に、上記格子本体の上記開口に対応する形状を有し、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲んでおり、端面が上記プラグインユニット側コネクタの端より突き出ているカバー部を有する構成であり、
上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、上記カバー部が上記格子本体の上記開口内に嵌合し、上記フィンガーガスケットが潰れる方向に弾性変形され、該弾性変形されたフィンガーガスケットの復元力によって上記導電布が上記カバー部の外周面に全周に亘って押し当っている構成としたことを特徴とする通信装置。
【0129】
(付記13) 金属ケースで覆われたシェル構造を有し、内部にプリント板を有し、コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装されるシェル構造のプラグインユニットにおいて、
その挿入方向上先端側に、上記格子本体の上記開口に対応する形状を有し、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲んでおり、端面が上記プラグインユニット側コネクタの端より突き出ているカバー部を有する構成としたことを特徴とする通信装置。
【0130】
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることはいうまでもない。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてコネクタを上記コネクタと接続されて実装されている複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、サブラック装置は、四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体と、この格子本体を覆う可撓性を有し且つ導電性を有するシール体とよりなる格子部材を、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してある構成であり、上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、プラグインユニットの挿入方向上先端側のうち、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む部分が、上記開口を塞いで、上記シール体を弾性変形させた状態で、上記格子部材に押し当った構造としたものであるため、格子本体が格子部材の剛性を高める役割及び格子部材の電気抵抗を低める役割を有し、シール体がプラグインユニットの挿入方向上先端側との間に隙間が生じないようにする役割を有することによって、プラグインユニットを実装するとき及び引き抜くときにバックワイヤリングボードが反る変形を起こさないように出来、よって、プラグインユニットを安定に実装することが可能であり、且つ、現在の10GHz程度の周波数の電磁妨害雑音に対しては勿論、更に高い40GHzの周波数の電磁妨害雑音に対しても良好な電磁的両立性を有し、よって、40GHzで動作して超高速通信を行う次世代の通信装置を実現することが出来る。
【0133】
請求項2の発明は、箱形状のサブラック装置と、実装される複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、ばね性を有する細長い芯部材と、この芯部材に嵌合して芯部材に沿うように設けてあるフィンガーガスケットと、このフィンガーガスケットを包む導電布とよりなる構成のシール体が、格子本体の開口内に取り付けてあり、開口の内周に全周に亘って延在している構成であり、且つ、プラグインユニットは、挿入方向の先端側に、上記格子本体の上記開口に対応する形状を有し、プラグインユニット側コネクタを取り囲んでおり、端面がプラグインユニット側コネクタの端より突き出ているカバー部を有する構成であり、且つプラグインユニットがサブラック装置内に実装された状態で、カバー部が格子本体の上記開口内に嵌合し、フィンガーガスケットが潰れる方向に弾性変形され、該弾性変形されたフィンガーガスケットの復元力によって導電布がカバー部の外周面に全周に亘って押し当っている構成としたものであるため、フィンガーガスケットの復元力を作用された導電布のカバー部の外周面の全周に亘る接触状態を、連続して、少しの隙間も無い状態に出来、且つ、フィンガーガスケットは弾性変形された状態に長年に亘って保たれても、復元力は低下しないため、40GHzの周波数の電磁妨害雑音に対しても良好な電磁的両立性を長年に亘って確保することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願人が先に提案した通信装置のプラグインユニットを実装したときの状態を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例になる通信装置の斜視図である。
【図3】図2中、サブラック装置の分解斜視図である。
【図4】格子部材を示す斜視図である。
【図5】格子部材を示す図である。
【図6】バックワイヤリングボードと格子部材との関係を示す図である。
【図7】シェル構造のプラグインユニットを背面側からみて示す図である。
【図8】シェル構造のプラグインユニットの分解斜視図である。
【図9】シェル構造のプラグインユニットを示す図である。
【図10】シェル構造のプラグインユニットの前面側の構造を示す図である。
【図11】シェル構造のプラグインユニットがサブラック装置に実装された状態を示す図である。
【図12】本発明の第2実施例になる通信装置を示す図である。
【図13】本発明の第3実施例になる通信装置を示す図である。
【図14】本発明の第4実施例になる通信装置を示す図である。
【図15】シェル構造のプラグインユニットとサブラック装置の奥の部分とを対応させて示す斜視図である。
【図16】シェル構造のプラグインユニットの分解斜視図である。
【図17】格子部材を示す図である。
【図18】シール体を示す図である。
【図19】シール体を分解して示す図である。
【図20】シール体の第1の変形例を示す図である。
【図21】シール体の第2の変形例を示す図である。
【図22】プラグインユニットの変形例を示す図である。
【図23】本発明の第5実施例になる通信装置を示す図である。
【符号の説明】
20、20A〜20E 通信装置
21 サブラック装置
28 バックワイヤリングボード用枠板
29,30 格子部材
34 シートコネクタ
40 格子本体
41 枠部
42 縦桟
43 長円形の開口
60 導電膜
61、62,63、130,131 導電性ゴム製フランジ
70、70A、70B、70D 通信用プラグインユニット
71 プリント板組立体
75 コネクタ
80、80C、80D 金属ケース
91 長円形のリブ
92 テーパ面
161a カバー部
170 フランジ部
172 導電細長部材
180、180A−1、180A−2 シール体
181 芯部材
182 フィンガーガスケット
183 導電布

Claims (2)

  1. コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装される複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
    上記サブラック装置は、
    四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記バックワイヤリングボード側コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体と、この格子本体を覆う可撓性を有し且つ導電性を有するシール体とよりなる格子部材を、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してある構成であり、
    上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、プラグインユニットの挿入方向の先端側のうち、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲む部分が、上記開口を塞いで、上記シール体を弾性変形させた状態で、上記格子部材に押し当った構造であることを特徴とする通信装置。
  2. コネクタが実装してあるバックワイヤリングボードを有する箱形状のサブラック装置と、金属ケースで覆われたシェル構造を有し、該サブラック装置内に挿入されてプラグインユニット側コネクタを上記コネクタと接続されて実装される複数のシェル構造のプラグインユニットとよりなる通信装置であって、
    上記サブラック装置は、
    四角の枠部と該枠部の内側に並んだ複数の桟とよりなり、隣り合う桟の間に、上記コネクタを取り囲む形状の開口を有する金属製の格子本体が、上記バックワイヤリングボードのうち上記挿入されるプラグインユニットに対向する面に固定してあり、
    且つ、ばね性を有する細長い芯部材と、該芯部材に嵌合して芯部材に沿うように設けてあるフィンガーガスケットと、該フィンガーガスケットを包む導電布とよりなる構成のシール体が、上記格子本体の上記開口内に取り付けてあり、該開口の内周に全周に亘って延在している構成であり、
    上記プラグインユニットは、挿入方向の先端側に、上記格子本体の上記開口に対応する形状を有し、上記プラグインユニット側コネクタを取り囲んでおり、端面が上記プラグインユニット側コネクタの端より突き出ているカバー部を有する構成であり、
    上記プラグインユニットが上記サブラック装置内に実装された状態で、上記カバー部が上記格子本体の上記開口内に嵌合し、上記フィンガーガスケットが潰れる方向に弾性変形され、該弾性変形されたフィンガーガスケットの復元力によって上記導電布が上記カバー部の外周面に全周に亘って押し当っている構成としたことを特徴とする通信装置。
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