JP3904951B2 - 基地局装置、端末装置及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、端末装置及び通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体システムにおける基地局装置、端末装置及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体通信システムでは、サービスエリアをセルに分割し、各セル毎に基地局装置を配置している。移動機である端末装置がセルをまたいで移動した場合、そのセルに配置されている基地局装置に通信先を切り換えるハンドオフを行う必要がある。
【0003】
この場合、端末装置は、切り換えに先立って、周辺のセル(周辺の基地局)からの信号を測定し、当該測定結果に基づいて、ハンドオフを行うか否かを判断する。
【0004】
この周辺セルの測定において、当該周辺セルの基地局が現在端末装置がいるセルにおいて使用されている周波数チャネルと異なる周波数チャネルを使用している場合は、端末装置は、当該周波数チャネルを切り換えて測定を行う必要がある。
【0005】
このような異周波数の測定を通信中に行うために、コンプレストモード(Compressed Mode)と呼ばれる方法が提案されている。この方法については、例えば、3GPP TS(3rd Generation Partnership Project; Technical Specification)25.212、25.215に記載されている。
【0006】
図21は、従来の移動体通信システムの基地局装置10及び移動機である端末装置30の構成を示すブロック図である。この図21に示されるように、基地局装置10において、送信装置11は、入力される送信データを変調し、所定の拡散符号を乗算することにより拡散処理を行い、その結果を所定の送信電力に増幅した後、送受信共用部15及びアンテナ16を介して送信する。
【0007】
また、基地局装置10において、受信装置21は、アンテナ16を介して受信された受信信号を送受信共用部15を介して入力し、これをベースバンド信号に変換した後、逆拡散処理を行うことにより、拡散前のデータを復元する。そして、受信装置21は、当該逆拡散されたデータを復調し、復調されたデータを受信データとして出力する。
【0008】
コンプレストモードパターン指定部25は、送信装置11から送信される送信信号の非送信区間のタイミング及び当該非送信区間の長さ(コンプレストモードパターン)として、予め決められた値を指定するものであり、当該指定されたコンプレストモードパターン指定情報はコンプレストモードパターン指定部25から送信装置11に供給され、送信データに付加される。この場合、送信装置11は、送信しようとする送信データ(情報データ)とともに、通信の各種制御を行うための制御情報を送信するようになされており、コンプレストモードパターン指定部25から供給されたコンプレストモードパターン指定情報を制御情報の一部に書き込む。
【0009】
このようにして、コンプレストモードパターン指定情報が付加された送信信号は、基地局装置10から送信され、移動局である端末装置30において受信される。
【0010】
端末装置30において、受信装置41は、アンテナ36を介して受信された受信信号を送受信共用部35を介して入力し、当該入力された受信信号に対して、ベースバンドへの変換、逆拡散処理及び復調処理等を施す。
【0011】
受信装置41は、復調された信号を外部に出力する一方、コンプレストモードパターン抽出部45に供給する。コンプレストモードパターン抽出部45は、復調された信号の制御情報に含まれているコンプレストモードパターン指定情報を読み取って、当該読み取ったコンプレストモードパターン指定情報を受信装置41及び送信装置31に供給する。
【0012】
受信装置41は、コンプレストモードパターン抽出部45から供給されたコンプレストモードパターン指定情報に基づいて、基地局装置10から送信される送信信号のコンプレストモードパターンを判断し、当該コンプレストモードパターンに応じたタイミングで、当該基地局装置10から送信される送信信号のギャップ部(非送信区間)での周辺セルの測定を、他周波数チャネル測定部において行う。そして、端末装置30は、周辺セルの測定結果に基づいて、ハンドオフを行うか否かを判断し、当該判断結果に基づいた制御を実行する。
【0013】
また、端末装置30の送信装置は、入力された送信データに対して、変調処理、拡散処理及び所定の送信電力への増幅処理を施すことにより、送信信号を生成し、これを送受信共用部35及びアンテナ36を介して送信する。
【0014】
因みに、端末装置30において、コンプレストモードパターン抽出部45からコンプレストモードパターンを受け取った送信装置31は、当該コンプレストモードパターンに基づいて、上り回線でのコンプレストモードを実行することが可能となっている。
【0015】
図22は、コンプレストモードにおける送信電力レベルの変化を示す略線図である。図22に示されるように、コンプレストモードでは、あるフレーム一部の区間が非送信区間となっており、この区間で端末装置は他周波数チャネル測定部において周波数チャネルの測定を行う。
【0016】
基地局装置及び端末装置が通信中である場合には、情報を欠けることなく送受信する必要があるため、非送信区間の近辺で送信データを圧縮し、送信電力を増加させて送信する。このように送信電力を増加させることにより、圧縮区間においても所定の品質を保つようにしている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の移動体通信システムを構成する基地局装置及び端末装置においては、図22について上述したように、コンプレストモードの非送信区間の近辺において、送信電力を増加させることにより、他のユーザへの干渉の増大を招き、コンプレストモードパターンとして非送信区間の頻度を多くすると、干渉が増大し、移動体通信システム全体としての容量が低下する問題があった。
【0018】
また、逆に、非送信区間の頻度を少なくすると、他の周波数チャネルの測定が不十分になり、ハンドオフを行うことが困難になる可能性があった。
【0019】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、システム容量の低下を最小限に抑えることが可能な基地局装置、端末装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動体通信システムの基地局装置は、端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報を受信する受信手段と、受信した前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定する送信パターン決定手段と、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信する送信手段とを具備する構成を採る。
【0021】
また、本発明の移動体通信システムの基地局装置は、端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報を受信する受信手段と、受信した前記受信状態を表わす情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定する送信パターン決定手段と、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信する送信手段とを具備する構成を採る。
【0022】
本発明の移動体通信システムの通信方法は、端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報を受信するステップと、受信した前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定するステップと、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信するステップとを具備するようにした。
【0023】
また、本発明の移動体通信システムの通信方法は、端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報を受信するステップと、受信した前記受信状態を表わす情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定するステップと、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信するステップとを具備するようにした。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、端末装置における他チャネルのサーチの必要性を示唆する情報に基づいて、当該端末装置に対して送信される送信信号の不連続送信パターンを決定することである。
【0043】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0044】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置101及び端末装置201の構成を示すブロック図である。図1において、基地局装置101は、フレーム構成部112、変調部113、拡散部114及び送信部115を含む送信装置110と、受信部118、逆拡散部119及び復調部121を含む受信装置120と、受信電界強度情報を抽出する受信電界強度情報抽出部122と、コンプレストモードパターンを決定するコンプレストモードパターン決定部123と、を有する。
【0045】
送信装置110は、入力される送信データをフレーム構成部112に受ける。フレーム構成部112は、入力された送信データに対して、1フレーム(15スロット)を構成する。このようにしてフレーム構成された送信データは、続く変調部113に供給され、変調された後、拡散部114に供給される。
【0046】
拡散部114は、変調部113によって変調された信号に対して、拡散符号を乗算することにより、符号拡散処理を行い、当該符号拡散された送信信号を送信部115に供給する。送信部115は、符号拡散された送信信号を、所定の送信電力に増幅するとともに、RF(Radio Frequency)帯の信号に変換した後、これを送受信共用部116及びアンテナ117を介して送信する。
【0047】
また、受信装置120において、受信部118は、アンテナ117を介して受信された端末装置201からの信号を送受信共用部116を介して入力し、これをベースバンド信号に変換した後、逆拡散部119に供給する。
【0048】
逆拡散部119は、入力されたベースバンド信号に対して、相関検出による逆拡散処理を行うことにより、拡散前のデータを復元し、当該復元された受信データを復調部121に供給する。復調部121は、逆拡散部119によって逆拡散された受信信号を復調し、当該復調結果を受信データとして出力する。
【0049】
ここで、基地局装置101においては、受信装置120の復調部121において復調された結果を受信電界強度情報抽出部122に供給する。受信電界強度情報抽出部122は、受信装置120から供給された受信データに含まれる、端末装置201側の受信電界強度情報を抽出する。
【0050】
この受信電界強度情報は、端末装置201において基地局装置101から送信された信号の受信状態として測定され、送信データに付加されて端末装置201から送信されたものである。端末装置201における受信電界強度の測定については、後述する。
【0051】
受信電界強度情報抽出部122において抽出された端末装置201での受信電界強度を表わす受信電界強度情報は、コンプレストモードパターン決定部123に供給される。
【0052】
コンプレストモードパターン決定部123は、受信電界強度情報抽出部122から供給された端末装置201での受信電界強度を表わす受信電界強度情報に基づいて、当該端末装置201に対して送信する送信信号のコンプレストモードパターンを決定する。
【0053】
このコンプレストモードパターンは、送信信号に非送信区間を設けて送信についての不連続パターンを決定する処理であり、コンプレストモードパターン決定部123は、受信電界強度が高いほど、非送信区間の発生頻度を少なく設定し、これに対して、受信電界強度が低いほど、非送信区間の発生頻度を多く設定する。
【0054】
すなわち、コンプレストモードパターン決定部123は、端末装置201における、基地局装置101から送信された信号の受信電界強度が高い場合には、当該端末装置201における基地局装置101との通信状態が良好であり、ハンドオフを行う必要性が低いものと判断する。
【0055】
これに対して、コンプレストモードパターン決定部123は、端末装置201における、基地局装置101から送信された信号の受信電界強度が低い場合には、当該端末装置201における基地局装置101との通信状態が劣化しており、ハンドオフを行う必要性が高いものと判断する。
【0056】
コンプレストモードパターン決定部123は、このようにして決定されたコンプレストモードパターンに基づいて、コンプレストモードパターン制御信号をフレーム構成部112、拡散部114及び送信部115に供給する。フレーム構成部112は、コンプレストモードパターン決定部123から供給されたコンプレストモードパターン制御信号に基づく頻度で、コンプレストモードのフレームを構成する。
【0057】
このコンプレストモードのフレームでは、送信時間を圧縮して非送信区間を設けるためのフレーム構成が行われる。図2に示されるように、コンプレストモードのフレームでは、1フレーム(15スロット)のうち例えば前4スロット及び後ろ4スロットに送信時間を圧縮する。このため、伝送レートは通常フレームよりも高くなり、前後4スロットの間の7スロットは非送信区間となる。この非送信区間において、端末装置201側では他チャネルのモニタを行うことができる。因みに、この実施の形態の場合、コンプレストモードフレームの構成として、中間の7スロットを非送信区間としたが、本発明はこれに限らず、非送信区間の位置及び期間は種々選択可能である。
【0058】
なお、他チャネルのモニタとは、当該他チャネルでの受信状態を測定することを意味し、また、他チャネルのサーチとは、他チャネルのモニタ及び当該モニタによってハンドオフ先を見つけることを意味する。
【0059】
また、拡散部114は、コンプレストモードパターン決定部123から供給されるコンプレストモードパターン制御信号に基づいて、通常スロットの半分の拡散率でなる拡散コードを用いて、圧縮スロットを作成する。
【0060】
また、送信部115は、コンプレストモードパターン決定部123から供給されるコンプレストモードパターン制御信号に基づいて、コンプレストモード中は送信を行わないように内部の送信アンプを制御するとともに、非送信区間の前後の圧縮スロットについては、送信電力を大きくして送信する。
【0061】
このように、端末装置201における受信電界強度に基づいてコンプレストモードパターンを決定することにより、図3(A)に示されるように、端末装置201における基地局装置101からの信号の受信電界強度が高い場合、基地局装置101のコンプレストモードパターン決定部123によって決定された低い頻度で非送信区間が設定される。
【0062】
これに対して、図3(B)に示されるように、端末装置201における基地局装置101からの信号の受信電界強度が低い場合、基地局装置101のコンプレストモードパターン決定部123によって決定された高い頻度で非送信区間が設定される。
【0063】
これにより、端末装置201において、基地局装置101からの信号の受信状態が良好である場合には、低い発生頻度で非送信区間が設定された送信信号を受信することにより、他チャネルのモニタを行う頻度を少なくすることができる。
【0064】
これに対して、端末装置201において基地局装置101からの信号の受信状態が劣化している場合には、高い発生頻度で非送信区間が設定された送信信号を受信することにより、他チャネルのモニタを行う頻度を多くすることができる。
【0065】
コンプレストモードパターン決定部123において決定されたコンプレストモードパターン情報は、送信装置110から送信信号として、情報データとともに送信される制御情報(制御メッセージ)に書き込まれる。この制御情報は、例えば、フレーム構成部112においてコンプレストモードパターン決定部123からのコンプレストモードパターン制御信号に基づいて、制御情報に書き込まれる。
【0066】
因みに、基地局装置101においてコンプレストモードパターン決定部123によって決定されたコンプレストモードパターンに基づいて、受信装置120の受信部118及び逆拡散部119を制御することも可能となっている。これにより、端末装置201から基地局装置101への上り回線においてもコンプレストモードパターンを設定した信号を送信することができるようになされている。
【0067】
次に、端末装置201について説明する。図1において、移動局である端末装置201は、アンテナ217を介して受信した信号を送受信共用部216を介して、受信電界強度測定部222に受けるとともに、受信装置220の受信部218に受ける。
【0068】
受信電界強度測定部222は、受信信号の信号レベルに基づいて、受信電界強度を測定し、当該測定結果を送信装置210のフレーム構成部212に供給する。フレーム構成部212は、受信電界強度測定部222の測定結果を、送信しようとする情報データとともに送られる制御情報(制御メッセージ)に書き込んで、これを変調部213に送信する。変調部213は、フレーム構成された送信データを変調し、当該変調結果を拡散部214に供給する。
【0069】
拡散部214は、変調部213によって変調された信号に対して、拡散符号を乗算することにより、符号拡散処理を行い、当該符号拡散された送信信号を送信部215に供給する。送信部215は、符号拡散された送信信号を、所定の送信電力に増幅するとともに、RF(Radio Frequency)帯の信号に変換した後、これを送受信共用部216及びアンテナ217を介して送信する。
【0070】
かくして、端末装置201は、受信電界強度測定部222において測定された受信電界強度を表わす受信電界強度情報を、送信データに付加して基地局装置101に送信する。
【0071】
また、端末装置201において、受信装置220の受信部218は、受信された信号をベースバンド信号に変換した後、逆拡散部219に供給する。逆拡散部219は、入力されたベースバンド信号に対して、相関検出による逆拡散処理を行うことにより、拡散前のデータを復元し、当該復元された受信データを復調部221に供給する。復調部221は、逆拡散部219によって逆拡散された受信信号を復調し、当該復調結果を受信データとして出力する。
【0072】
ここで、端末装置201において、受信装置220の復調部221は、復調された結果をコンプレストモードパターン抽出部223に対して供給するようになされている。コンプレストモードパターン抽出部223は、復調部221から供給された受信データの制御情報に含まれる、コンプレストモードパターンを表わすコンプレストモードパターン情報を抽出する。
【0073】
このコンプレストモードパターン情報は、端末装置201において測定された受信電界強度に基づいて基地局装置101によって決定されたものである。
【0074】
端末装置201において、コンプレストモードパターン抽出部223は、受信データから抽出したコンプレストモードパターン情報に基づいて、受信部218及び逆拡散部219を必要に応じて制御する。
【0075】
すなわち、端末装置201では、抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて、受信信号の非送信区間のタイミングを判別し、当該非送信区間において他チャネルのモニタを行うようになされている。
【0076】
この場合、例えば、モニタを行う先のチャネルの周波数がこのとき受信している基地局装置101に割り当てられた周波数と異なる場合、受信部218は、コンプレストモードパターン抽出部223から供給されるコンプレストモードパターンに基づいて受信信号の非送信区間を判別し、当該非送信区間において、受信周波数を切り換えることにより、周波数が異なる他チャネルをモニタする。
【0077】
この場合、受信信号にコンプレストモードパターンとして設定されている非送信区間の頻度は、端末装置201における基地局装置101からの受信信号の受信電界強度の強さに応じて決められている。すなわち、受信電界強度が強い場合は、非送信区間の頻度が少ないことにより、端末装置201は、当該少ない非送信区間において他チャネルをモニタする。これに対して、受信電界強度が弱い場合、非送信区間の頻度が多いことにより、端末装置201は、当該多い非送信区間において他チャネルをモニタする。
【0078】
このように、基地局装置101からの受信信号の受信電界強度が強い場合は、当該基地局装置101との間の通信が良好であることにより、他チャネルへのハンドオフを行う必要性が低く、少ない頻度で他チャネルのモニタを行うことにより、非送信区間に伴う送信電力が大きくなる頻度を少なくすることができる。この結果、他ユーザへの干渉の増大を回避することができ、移動体通信システム全体としての容量の低下を防止することができる。
【0079】
また、端末装置201において、基地局装置101からの受信信号の受信電界強度が弱い場合は、当該基地局装置101との間の通信が劣化した状態であることにより、他チャネルへのハンドオフを行う必要性が高く、多い頻度で他チャネルのモニタを行うことにより、他チャネルでの通信状態を正確にモニタすることができる。
【0080】
かくして、端末装置201における受信電界強度に基づいて、基地局装置101における送信信号のコンプレストモードパターン、すなわち非送信区間の頻度を増減することにより、他チャネルへのハンドオフを必要とする端末装置に対しては、他チャネルの正確なモニタを可能とすることができ、また、他チャネルへのハンドオフを必要としない端末装置に対しては、他チャネルのモニタの頻度を少なくすることができる。従って、移動体通信システム全体として、必要最小限の非通信区間の設定を行うことができ、この分、システム容量の低下を防止することができる。
【0081】
因みに、図1において、端末装置201は、コンプレストモードパターン抽出部223において抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて、送信装置210のフレーム構成部212、拡散部214及び送信部215を制御して、端末装置201から基地局装置101への上り回線においてもコンプレストモードパターンを用いた送信を行い得るようになされている。
【0082】
次に、基地局装置101における、コンプレストモードパターンの決定処理手順を示すフロー図を用いて説明する。図4に示される基地局装置101のコンプレストモードパターン決定処理手順において、端末装置201との通信が開始されると、基地局装置101はステップS11において、このとき受信した端末装置201からの信号に含まれている、端末装置201での受信電界強度を表わす情報を抽出する。
【0083】
そして、基地局装置101は、ステップS12に移って、受信信号から抽出した端末装置201での受信電界強度情報に基づいて、当該端末装置201に対して送信する送信信号のコンプレストモードパターンを決定する。このコンプレストモードパターンを決定する方法としては、受信電界強度が強いほど、非送信区間の発生頻度を少なくし、また、受信電界強度が弱いほど、非送信区間の発生頻度を多くする。
【0084】
基地局装置101は、ステップS13に移って、ステップS12において決定されたコンプレストモードパターンに基づいて、送信装置110を送信制御する。具体的には、図1について上述したように、フレーム構成部112によってコンプレストモードパターン情報を送信データに付加するとともにコンプレストモードのフレームを構成し、拡散部114によって圧縮スロット生成するための所定の拡散符号を圧縮スロットに相当する信号に対して乗算し、送信部115によって非送信区間における送信の停止及び圧縮スロットに対して送信電力を高くする制御を行う。
【0085】
かくして、基地局装置101は、端末装置201での受信電界強度に基づくコンプレストモードパターンで送信信号を送信することができる。ステップS13における処理が終了すると、基地局装置101はステップS14に移って、端末装置201との通信が終了しているか否かを判断する。ここで、否定結果が得られると、このことは端末装置201との通信が続いていることを意味しており、このとき基地局装置101は、上述のステップS11に戻って、同様の処理を繰り返す。
【0086】
これに対してステップS14において肯定結果が得られると、このことは、端末装置201との通信が終了していることを意味しており、このとき、基地局装置101はステップS15に移って端末装置201に対する当該処理手順を終了する。
【0087】
かくして、基地局装置101においては、端末装置201における基地局装置101からの信号の受信電界強度、すなわち受信状態に応じて、当該端末装置201に対して送信される送信信号のコンプレストモードパターン(非送信区間の頻度)を変化させることができる。
【0088】
また、図5は、端末装置201におけるコンプレストモードパターンに基づく受信制御処理手順を示すフロー図である。図5に示されるように、端末装置201は、基地局装置101との通信が開始されると、ステップS21において、基地局装置101からの信号の受信電界強度を測定する。
【0089】
そして、端末装置201は続くステップS22に移り、ステップS21において測定された受信電界強度をその信号の送信元である基地局装置101に対して送信する。
【0090】
ステップS23では、端末装置201は、受信された基地局装置101からの受信データに含まれているコンプレストモードパターンを表わす情報を抽出し、ステップS24において、抽出されたコンプレストモードパターンを表わす情報に基づく受信制御を行う。この受信制御とは、受信部218における受信周波数の切り換え、逆拡散部219における拡散符号の切り換え等であり、受信信号の非送信区間においてモニタする他チャネルに応じた制御を行う。
【0091】
そして、端末装置201は、ステップS25に移って、コンプレストモードパターンに基づいて制御された受信装置220によって、受信信号の非送信区間での他チャネルのモニタを行う。
【0092】
なお、上述のステップS21〜ステップS25の処理のうち、ステップS21〜ステップS22の処理は一連の処理として続けて処理され、また、ステップS23〜ステップS25の処理は一連の処理として続けて処理されるのに対して、ステップS21〜ステップS22の一連の処理と、ステップS23〜ステップS25の一連の処理とは、実際には並行して実行される。
【0093】
ステップS26において、端末装置201は、通信が終了したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことは、通信が継続されていることを意味しており、端末装置201は、上述のステップS21に戻って、同様の処理を繰り返す。これに対してステップS26において肯定結果が得られると、このことは、例えば電源がオフ状態になる等の理由によって通信が終了したことを意味しており、このとき、端末装置201は、ステップS27に移って、当該処理手順を終了する。
【0094】
以上の構成において、基地局装置101から送信された信号を端末装置201において受信する際の受信電界強度は、受信の状態を表わすものであり、この受信の状態は、端末装置201が基地局装置101から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0095】
従って、端末装置201では、受信電界強度に基づいて基地局装置101からの距離、すなわち端末装置201の位置が通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置101からの信号の受信電界強度が弱くなった場合には、端末装置201においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0096】
このような場合には、基地局装置101から端末装置201に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置201では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0097】
これに対して、このときの通信先である基地局装置101からの信号の受信電界強度が強くなっている場合には、端末装置201においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0098】
このような場合には、基地局装置101から端末装置201に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置201では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0099】
このように、本実施の形態の基地局装置101及び端末装置201によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを受信電界強度に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0100】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置101から送信された信号の端末装置201における受信電界強度に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置201において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルからの信号の受信電界強度を測定し、当該測定結果に基づいて基地局装置101によってコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0101】
この場合、端末装置201は、測定された他チャネルの受信電界強度を表わす情報を基地局装置101に送信し、基地局装置101において、当該受信電界強度が強い場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置201における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、受信電界強度が弱い場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置201における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置201では、他チャネルの受信電界強度が強くなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの受信電界強度が弱くなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0102】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置301及び移動局である端末装置401の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0103】
図6に示される基地局装置301は、コンプレストモードパターン抽出部323によって、受信信号に含まれるコンプレストモードパターン情報を抽出する構成となっており、当該抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて、送信装置110のフレーム構成部112、拡散部114及び送信部115を図1について上述した場合と同様にしてコンプレストモードパターン制御を行うことにより、送信信号の非送信区間の発生頻度を変化させる。
【0104】
これに対して、端末装置401は、受信電界強度測定部222において測定された受信信号の受信電界強度を表わす情報をコンプレストモードパターン決定部423に供給する。コンプレストモードパターン決定部423は、図1について上述したコンプレストモードパターン決定部123の場合と同様にして、基地局装置301において送信される送信信号の非送信区間の発生頻度及びタイミングを決定する。
【0105】
コンプレストモードパターン決定部423は、このようにして決定された非送信区間の発生頻度及びタイミングをコンプレストモードパターンとしてフレーム構成部212に供給することにより、情報データとともに端末装置401から基地局装置301に対して送信される制御情報に、コンプレストモードパターン情報を付加する。
【0106】
これにより、端末装置401において受信した基地局装置301からの信号の受信電界強度に基づいて、端末装置401側でコンプレストモードパターンを決定するとともに、当該決定されたコンプレストモードパターンを端末装置401から基地局装置301に対して送信する。そして、当該コンプレストモードパターンを表わす情報を受け取った基地局装置301において、当該コンプレストモードパターンに基づく非送信区間の設定制御を送信信号に対して施すことにより、基地局装置301は、端末装置401における受信電界強度に基づいた非送信区間の設定を行うことができる。
【0107】
基地局装置301における、コンプレストモードパターンを用いた送信制御処理手順をフロー図を用いて説明する。図7に示される基地局装置301の送信制御処理手順において、端末装置401との通信が開始されると、基地局装置301はステップS31において、このとき受信した端末装置401からの受信データに含まれている、コンプレストモードパターンを表わすコンプレストモードパターン情報を抽出する。このコンプレストモードパターンは、端末装置401において決定されたものである。
【0108】
そして、基地局装置301は、ステップS32に移って、受信データから抽出したコンプレストモードパターンに基づいて、送信装置110を送信制御する。具体的には、図1について上述したように、フレーム構成部112によってコンプレストモードパターンを表わす情報を送信データに付加するとともにコンプレストモードのフレームを構成し、拡散部114によって圧縮スロット生成するための所定の拡散符号を圧縮スロットに相当する信号に対して乗算し、送信部115によって非送信区間における送信の停止及び圧縮スロットに対して送信電力を高くする制御を行う。
【0109】
かくして、基地局装置301は、端末装置401で決定されたコンプレストモードパターンで送信信号を送信することができる。ステップS32における処理が終了すると、基地局装置301はステップS33に移って、端末装置401との通信が終了しているか否かを判断する。ここで、否定結果が得られると、このことは端末装置401との通信が続いていることを意味しており、このとき基地局装置301は、上述のステップS31に戻って、同様の処理を繰り返す。
【0110】
これに対してステップS33において肯定結果が得られると、このことは、端末装置401との通信が終了していることを意味しており、このとき、基地局装置301はステップS34に移って端末装置401に対する当該処理手順を終了する。
【0111】
かくして、基地局装置301においては、端末装置401から送信されるコンプレストモードパターン情報に基づいて、端末装置401に対して送信される送信信号のコンプレストモードパターン(非送信区間の頻度)を変化させることができる。
【0112】
また、図8は、端末装置401におけるコンプレストモードパターンに基づく受信制御処理手順を示すフロー図である。図8に示されるように、端末装置401は、基地局装置301との通信が開始されると、ステップS41において、基地局装置301からの信号の受信電界強度を測定する。
【0113】
そして、端末装置401は続くステップS42に移り、ステップS41において測定された受信電界強度に基づいて、基地局装置301から端末装置401に対して送信される送信信号のコンプレストモードパターンを決定する。このコンプレストモードパターンを決定する方法としては、受信電界強度が強いほど、非送信区間の発生頻度を少なくし、また、受信電界強度が弱いほど、非送信区間の発生頻度を多くする。
【0114】
ステップS43において、端末装置401は、決定されたコンプレストモードパターンを表わすコンプレストモードパターン情報を送信装置210のフレーム構成部212に供給することにより、基地局装置301に対して情報データとともに送信される制御情報にコンプレストモードパターン情報を付加し、これを送信する。これにより、基地局装置301では、図7に示したステップS31においてコンプレストモードパターン情報を受信データから抽出することができる。
【0115】
ステップS44では、端末装置401は、決定されたコンプレストモードパターンに基づく受信制御を行う。この受信制御とは、受信部218における受信周波数の切り換え、逆拡散部219における拡散符号の切り換え等であり、受信信号の非送信区間においてモニタする他チャネルに応じた制御を行う。
【0116】
そして、端末装置401は、ステップS45に移って、コンプレストモードパターンに基づいて制御された受信装置220によって、受信信号の非送信区間での他チャネルのモニタを行う。
【0117】
なお、上述のステップS41〜ステップS45の処理のうち、ステップS41〜ステップS43の処理は一連の処理として続けて処理され、また、ステップS44〜ステップS45の処理は一連の処理として続けて処理されるのに対して、ステップS41〜ステップS43の一連の処理と、ステップS44〜ステップS45の一連の処理とは、実際には並行して実行される。
【0118】
ステップS46において、端末装置401は、通信が終了したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことは、通信が継続されていることを意味しており、端末装置401は、上述のステップS41に戻って、同様の処理を繰り返す。これに対してステップS46において肯定結果が得られると、このことは、例えば電源がオフ状態になる等の理由によって通信が終了したことを意味しており、このとき、端末装置401は、ステップS47に移って、当該処理手順を終了する。
【0119】
かくして、基地局装置301においては、端末装置401における基地局装置301からの信号の受信電界強度、すなわち受信状態に応じて、当該端末装置401に対して送信される送信信号のコンプレストモードパターン(非送信区間の頻度)を変化させることができる。
【0120】
以上の構成において、基地局装置301から送信された信号を端末装置401において受信する際の受信電界強度は、受信の状態を表わすものであり、この受信の状態は、端末装置401が基地局装置301から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0121】
従って、端末装置401では、受信電界強度に基づいて基地局装置301からの距離、すなわち端末装置401の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置301からの信号の受信電界強度が弱くなった場合には、端末装置401においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0122】
このような場合には、基地局装置301から端末装置401に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置401では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0123】
これに対して、このときの通信先である基地局装置301からの信号の受信電界強度が強くなっている場合には、端末装置401においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0124】
このような場合には、基地局装置301から端末装置401に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置401では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0125】
このように、本実施の形態の基地局装置及び端末装置によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを受信電界強度に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0126】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置301から送信された信号の端末装置401における受信電界強度に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置401において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルからの信号の受信電界強度を測定し、当該測定結果に基づいてコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0127】
この場合、端末装置401は、測定された他チャネルの受信電界強度をコンプレストモードパターン決定部423に供給し、当該コンプレストモードパターン決定部423において、受信電界強度が強い場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置401における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、受信電界強度が弱い場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置401における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置401では、他チャネルの受信電界強度が強くなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの受信電界強度が弱くなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0128】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る基地局装置501及び移動局である端末装置601の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0129】
図9に示される基地局装置501は、信号対干渉比(Eb(信号エネルギー)/N0(雑音電力密度))情報抽出部522によって、受信データに含まれる信号対干渉比情報を抽出し、当該抽出された信号対干渉比情報に基づいて、コンプレストモードパターン決定部123によりコンプレストモードパターンを決定する構成となっている。
【0130】
信号対干渉比情報は、端末装置601において基地局装置501からの信号を受信する際に受信状態を表わす情報として測定され、当該端末装置601から送信されたものである。
【0131】
基地局装置501は、コンプレストモードパターン決定部123によって決定されたコンプレストモードパターンに基づいて送信信号の非送信区間の発生頻度を変化させる。
【0132】
また、端末装置601において、信号対干渉比(Eb/N0)測定部622は、受信信号の信号レベルに基づいて、受信している基地局装置501からの信号の信号レベルと、その他の干渉との比率を測定し、当該測定された結果である信号対干渉比を表わす信号対干渉比情報を送信装置210のフレーム構成部212に供給する。フレーム構成部212は、信号対干渉比測定部622の測定結果を、送信しようとする情報データとともに送られる制御情報(制御メッセージ)に書き込んで送信する。
【0133】
かくして、端末装置601は、信号対干渉比測定部622において測定された信号対干渉比を表わす情報を、送信データに付加して基地局装置501に送信する。
【0134】
以上の構成において、基地局装置501から送信された信号を端末装置601において受信する際の信号対干渉比(Eb/N0)は、受信の状態を表わすものであり、この受信の状態は、端末装置601が基地局装置501から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0135】
従って、端末装置601では、信号対干渉比に基づいて基地局装置501からの距離、すなわち端末装置601の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置501からの信号の信号対干渉比の信号比率が低くなった場合には、端末装置601においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0136】
このような場合には、基地局装置501から端末装置601に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置601では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0137】
これに対して、このときの通信先である基地局装置501からの信号の信号対干渉比の信号比率が高くなっている場合には、端末装置601においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0138】
このような場合には、基地局装置501から端末装置601に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置601では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0139】
このように、本実施の形態の基地局装置501及び端末装置601によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを信号対干渉比に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0140】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置501から送信された信号の端末装置601における信号対干渉比に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置601において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルからの信号の信号対干渉比を測定し、当該測定結果に基づいて基地局装置501によってコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0141】
この場合、端末装置601は、測定された他チャネルの信号対干渉比を表わす情報を基地局装置501に送信し、基地局装置501において、当該信号対干渉比の信号比率が高い場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置601における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、信号対干渉比の信号比率が低い場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置601における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置601では、他チャネルの信号比率が高くなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの信号対干渉比の信号比率が低くなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0142】
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係る基地局装置301及び移動局である端末装置801の構成を示すブロック図である。但し、図6及び図9と同一の構成となるものについては、図6及び図9と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0143】
図10に示される基地局装置301は、コンプレストモードパターン抽出部323によって、受信データに含まれるコンプレストモードパターン情報を抽出し、当該抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて送信装置110を制御することにより、送信信号の非送信区間の頻度を変化させる。
【0144】
また、端末装置801において、信号対干渉比(Eb/N0)測定部622は、受信信号の信号レベルに基づいて、受信している基地局装置301からの信号の信号レベルと、その他の干渉との比率を測定し、当該測定された結果である信号対干渉比を表わす信号対干渉比情報をコンプレストモードパターン決定部423に供給する。コンプレストモードパターン決定部423は、図9について上述したコンプレストモードパターン決定部123の場合と同様にして、基地局装置301において送信される送信信号の非送信区間の発生頻度及びタイミングを決定する。
【0145】
コンプレストモードパターン決定部423は、このようにして決定された非送信区間の発生頻度及びタイミングをコンプレストモードパターン情報としてフレーム構成部212に供給することにより、情報データとともに端末装置801から基地局装置301に対して送信する。
【0146】
これにより、端末装置801において受信した基地局装置301からの信号の信号対干渉比に基づいて、端末装置801側でコンプレストモードパターンを決定するとともに、当該決定されたコンプレストモードパターンを端末装置801から基地局装置301に対して送信する。そして、当該コンプレストモードパターンを表わす情報を受け取った基地局装置301において、当該コンプレストモードパターンに基づく非送信区間の設定制御を送信信号に対して施すことにより、基地局装置301は、端末装置801における信号対干渉比に基づいた非送信区間の設定を行うことができる。
【0147】
以上の構成において、基地局装置301から送信された信号を端末装置801において受信する際の信号対干渉比(Eb/N0)は、受信の状態を表わすものであり、この受信の状態は、端末装置801が基地局装置301から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0148】
従って、端末装置801では、信号対干渉比に基づいて基地局装置301からの距離、すなわち端末装置801の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置301からの信号の信号対干渉比の信号比率が低くなった場合には、端末装置801においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0149】
このような場合には、基地局装置301から端末装置801に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置801では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0150】
これに対して、このときの通信先である基地局装置301からの信号の信号対干渉比の信号比率が高くなっている場合には、端末装置801においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0151】
このような場合には、基地局装置301から端末装置801に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置801では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0152】
このように、本実施の形態の基地局装置301及び端末装置801によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを信号対干渉比に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0153】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置301から送信された信号の端末装置801における信号対干渉比に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置801において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルからの信号の信号対干渉比を測定し、当該測定結果に基づいてコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0154】
この場合、端末装置801は、測定された他チャネルの信号対干渉比を表わす情報に基づいて、当該信号対干渉比の信号比率が高い場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置801における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、信号対干渉比の信号比率が低い場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置801における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置801では、他チャネルの信号比率が高くなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの信号対干渉比の信号比率が低くなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0155】
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係る基地局装置701及び移動局である端末装置901の構成を示すブロック図である。但し、図9と同一の構成となるものについては、図9と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0156】
図11に示される基地局装置701は、信号対総電力比(Ec(信号エネルギー)/Io(総受信電力))情報抽出部722によって、受信データに含まれる信号対総電力比情報を抽出し、当該抽出された信号対総電力比情報に基づいて、コンプレストモードパターン決定部123によりコンプレストモードパターンを決定する構成となっている。
【0157】
信号対総電力比情報は、端末装置901において基地局装置701からの信号を受信する際に受信状態を表わす情報として測定され、当該端末装置901から送信されたものである。
【0158】
基地局装置701は、コンプレストモードパターン決定部123によって決定されたコンプレストモードパターンに基づいて送信信号の非送信区間の発生頻度を変化させる。
【0159】
また、端末装置901において、信号対総電力比(Ec/Io)測定部922は、受信信号の信号レベルに基づいて、受信している基地局装置701からの信号の信号レベルと、当該信号レベルを含む他のすべての受信電力との比率を測定し、当該測定された結果である信号対総電力比を表わす信号対総電力比情報を送信装置210のフレーム構成部212に供給する。フレーム構成部212は、信号対総電力比測定部922の測定結果を、送信しようとする情報データとともに送信する。
【0160】
かくして、端末装置901は、信号対総電力比測定部922において測定された信号対総電力比を表わす情報を、送信データに付加して基地局装置701に送信する。
【0161】
以上の構成において、基地局装置701から送信された信号を端末装置901において受信する際の信号対総電力比(Ec/Io)は、受信の状態を表わすものであり、この受信の状態は、端末装置901が基地局装置701から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0162】
従って、端末装置901では、信号対総電力比に基づいて基地局装置701からの距離、すなわち端末装置901の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置701からの信号の信号対総電力比の信号比率が低くなった場合には、端末装置901においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0163】
このような場合には、基地局装置701から端末装置901に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置901では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0164】
これに対して、このときの通信先である基地局装置701からの信号の信号対総電力比の信号比率が高くなっている場合には、端末装置901においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0165】
このような場合には、基地局装置701から端末装置901に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置901では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0166】
このように、本実施の形態の基地局装置701及び端末装置901によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを信号対総電力比に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0167】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置701から送信された信号の端末装置901における信号対総電力比に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置901において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルからの信号の信号対総電力比を測定し、当該測定結果に基づいて基地局装置701によってコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0168】
この場合、端末装置901は、測定された他チャネルの信号対総電力比を表わす情報を基地局装置701に送信し、基地局装置701において、当該信号対総電力比の信号比率が高い場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置901における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、信号対総電力比の信号比率が低い場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置901における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置901では、他チャネルの信号比率が高くなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの信号対総電力比の信号比率が低くなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0169】
(実施の形態6)
図12は、本発明の実施の形態6に係る基地局装置301及び移動局である端末装置1001の構成を示すブロック図である。但し、図10及び図11と同一の構成となるものについては、図10及び図11と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0170】
図12に示される基地局装置301は、コンプレストモードパターン抽出部323によって、受信データに含まれるコンプレストモードパターン情報を抽出し、当該抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて送信装置110を制御することにより、送信信号の非送信区間の頻度を変化させる。
【0171】
また、端末装置1001において、信号対総電力比(Ec/Io)測定部922は、受信信号の信号レベルに基づいて、受信している基地局装置301からの信号の信号レベルと、当該信号レベルを含む他のすべての受信電力との比率を測定し、当該測定された結果である信号対総電力比を表わす信号対総電力比情報をコンプレストモードパターン決定部423に供給する。コンプレストモードパターン決定部423は、図11について上述したコンプレストモードパターン決定部123の場合と同様にして、基地局装置301において送信される送信信号の非送信区間の発生頻度及びタイミングを決定する。
【0172】
コンプレストモードパターン決定部423は、このようにして決定された非送信区間の発生頻度及びタイミングをコンプレストモードパターン情報としてフレーム構成部212に供給することにより、情報データとともに端末装置1001から基地局装置301に対して送信する。
【0173】
これにより、端末装置1001において受信した基地局装置301からの信号の信号対総電力比に基づいて、端末装置1001側でコンプレストモードパターンを決定するとともに、当該決定されたコンプレストモードパターンを端末装置1001から基地局装置301に対して送信する。そして、当該コンプレストモードパターンを表わす情報を受け取った基地局装置301において、当該コンプレストモードパターンに基づく非送信区間の設定制御を送信信号に対して施すことにより、基地局装置301は、端末装置1001における信号対総電力比に基づいた非送信区間の設定を行うことができる。
【0174】
以上の構成において、基地局装置301から送信された信号を端末装置1001において受信する際の信号対総電力比(Ec/Io)は、受信の状態を表わすものであり、この受信の状態は、端末装置1001が基地局装置301から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0175】
従って、端末装置1001では、信号対総電力比に基づいて基地局装置301からの距離、すなわち端末装置1001の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置301からの信号の信号対総電力比の信号比率が低くなった場合には、端末装置1001においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0176】
このような場合には、基地局装置301から端末装置1001に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1001では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0177】
これに対して、このときの通信先である基地局装置301からの信号の信号対総電力比の信号比率が高くなっている場合には、端末装置1001においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0178】
このような場合には、基地局装置301から端末装置1001に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1001では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0179】
このように、本実施の形態の基地局装置301及び端末装置1001によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを信号対総電力比に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0180】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置301から送信された信号の端末装置1001における信号対総電力比に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置1001において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルからの信号の信号対総電力比を測定し、当該測定結果に基づいてコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0181】
この場合、端末装置1001は、測定された他チャネルの信号対総電力比を表わす情報に基づいて、当該信号対総電力比の信号比率が高い場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置1001における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、信号対総電力比の信号比率が低い場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置1001における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置1001では、他チャネルの信号比率が高くなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの信号対総電力比の信号比率が低くなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0182】
(実施の形態7)
図13は、本発明の実施の形態7に係る基地局装置1101及び移動局である端末装置1201の構成を示すブロック図である。但し、図11と同一の構成となるものについては、図11と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0183】
図13に示される基地局装置1101は、伝播損失情報抽出部1122によって、受信データに含まれる伝播損失情報を抽出し、当該抽出された伝播損失情報に基づいて、コンプレストモードパターン決定部123によりコンプレストモードパターンを決定する構成となっている。
【0184】
伝播損失情報は、端末装置1201において基地局装置1101から送信された信号を受信する際に当該送信信号の伝送状態を表わす情報として測定され、当該端末装置1201から送信されたものである。
【0185】
また、基地局装置1101において、送信部115における送信電力を送信電力制御部1112によって制御する一方、この送信電力値は、フレーム構成部112に供給され、送信データに付加されて端末装置1201に送信される。
【0186】
基地局装置1101は、コンプレストモードパターン決定部123によって決定されたコンプレストモードパターンに基づいて送信信号の非送信区間の発生頻度を変化させる。
【0187】
また、端末装置1201において、伝播損失測定部1222は、受信信号の信号レベル(受信電力)と、当該信号に含まれて送られてきた基地局装置1101における送信レベル(送信電力)とを比較し、それらの差分に基づいて、基地局装置1101との間の伝播損失を測定する。
【0188】
そして、伝播損失測定部1222は、測定された結果である伝播損失を表わす伝播損失情報を送信装置210のフレーム構成部212に供給する。フレーム構成部212は、伝播損失部1222の測定結果を、送信しようとする情報データとともに送信する。
【0189】
かくして、端末装置1201は、伝播損失部1222において測定された信号対総電力比を表わす情報を、送信データに付加して基地局装置1101に送信する。
【0190】
以上の構成において、基地局装置1101と端末装置1201との間の伝播損失は、端末装置1201が基地局装置1101から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0191】
従って、基地局装置1101では、伝播損失に基づいて当該基地局装置1101と端末装置1201との間の距離、すなわち端末装置1201の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このとき通信を行っている基地局装置1101と端末装置1201との間の伝播損失が大きくなった場合には、端末装置1201においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0192】
このような場合には、基地局装置1101から端末装置1201に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1201では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0193】
これに対して、このときの通信先である基地局装置1101と端末装置1201との間の伝播損失が小さくなった場合には、端末装置1201においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0194】
このような場合には、基地局装置1101から端末装置1201に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1201では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0195】
このように、本実施の形態の基地局装置1101及び端末装置1201によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを伝播損失に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0196】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置1101と端末装置1201との間の伝播損失に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置1201において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルの送信元である他の基地局装置との間の伝播損失を同様の方法によって測定し、当該測定結果に基づいて基地局装置1101によってコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0197】
この場合、端末装置1201は、測定された他チャネルの伝播損失を表わす情報を基地局装置1101に送信し、基地局装置1101において、当該伝播損失が小さい場合に非送信区間の頻度を高くして、端末装置1201における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、他チャネルの伝播損失が大きい場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置1201における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置1201では、他チャネルの伝播損失が小さくなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの伝播損失が大きくなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0198】
(実施の形態8)
図14は、本発明の実施の形態8に係る基地局装置1101及び移動局である端末装置1301の構成を示すブロック図である。但し、図12及び図13と同一の構成となるものについては、図12及び図13と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0199】
図14に示される基地局装置1101は、コンプレストモードパターン抽出部323によって、受信データに含まれるコンプレストモードパターン情報を抽出し、当該抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて送信装置110を制御することにより、送信信号の非送信区間の頻度を変化させる。
【0200】
また、基地局装置1101において、送信部115における送信電力を送信電力制御部1112によって制御する一方、この送信電力値は、フレーム構成部112に供給され、送信データに付加されて端末装置1201に送信される。
【0201】
また、端末装置1301において、伝播損失測定部1222は、受信信号の信号レベル(受信電力)と、当該信号に含まれて送られてきた基地局装置1101における送信レベル(送信電力)とを比較し、それらの差分に基づいて、基地局装置1101との間の伝播損失を測定する。
【0202】
そして、伝播損失測定部1222は、測定された結果である伝播損失を表わす伝播損失情報をコンプレストモードパターン決定部423に供給する。コンプレストモードパターン決定部423は、図13について上述したコンプレストモードパターン決定部123の場合と同様にして、基地局装置1101において送信される送信信号の非送信区間の発生頻度及びタイミングを決定する。
【0203】
コンプレストモードパターン決定部423は、このようにして決定された非送信区間の発生頻度及びタイミングをコンプレストモードパターン情報としてフレーム構成部212に供給することにより、情報データとともに端末装置1301から基地局装置1101に対して送信する。
【0204】
これにより、端末装置1301において受信した基地局装置1101からの信号に基づいて、端末装置1301側でコンプレストモードパターンを決定するとともに、当該決定されたコンプレストモードパターンを端末装置1301から基地局装置1101に対して送信する。そして、当該コンプレストモードパターンを表わす情報を受け取った基地局装置1101において、当該コンプレストモードパターンに基づく非送信区間の設定制御を送信信号に対して施すことにより、基地局装置1101は、端末装置1301及び基地局装置1101間の伝播損失に基づいた非送信区間の設定を行うことができる。
【0205】
以上の構成において、基地局装置1101と端末装置1301との間の伝播損失は、端末装置1301が基地局装置1101から離れるほど劣化するのが一般的である。
【0206】
従って、端末装置1301では、伝播損失に基づいて基地局装置1101からの距離、すなわち端末装置1301の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを推定することができる。従って、このときの通信先である基地局装置1101と端末装置1301との間の伝播損失が大きくなった場合には、端末装置1201においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0207】
このような場合には、基地局装置1101から端末装置1301に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1301では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0208】
これに対して、このときの通信先である基地局装置1101と端末装置1301との間の伝播損失が小さくなった場合には、端末装置1301においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0209】
このような場合には、基地局装置1101から端末装置1301に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1301では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0210】
このように、本実施の形態の基地局装置1101及び端末装置1301によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを伝播損失に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0211】
なお、上述の実施の形態においては、基地局装置1101と端末装置1301との間の伝播損失に基づいてコンプレストモードパターンを変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置1301において、他チャネルのモニタを行う際の当該他チャネルの送信元である他の基地局装置との間の伝播損失を同様の方法によって測定し、当該測定結果に基づいて端末装置1301によってコンプレストモードパターンを決定するようにしてもよい。
【0212】
この場合、端末装置1301は、測定された他チャネルの伝播損失を表わす情報に基づいて、当該伝播損失が小さい場合に、基地局装置1101から送信される送信信号の非送信区間の頻度を高くして、端末装置1301における他チャネルのモニタ頻度を高くし、これに対して、他チャネルの伝播損失が大きい場合には、非送信区間の頻度を低くして、端末装置1301における他チャネルのモニタ頻度を低くする。これにより、端末装置1301では、他チャネルの伝播損失が小さくなると、ハンドオフを予測して他チャネルのモニタ頻度を高くすることが可能となり、これに対して、他チャネルの伝播損失が大きくなると、ハンドオフの可能性が低いものとして、他チャネルのモニタ頻度を低くすることができる。
【0213】
(実施の形態9)
図15は、本発明の実施の形態9に係る基地局装置301及び移動局である端末装置1401の構成を示すブロック図である。但し、図12と同一の構成となるものについては、図12と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0214】
図15に示される基地局装置301は、コンプレストモードパターン抽出部323によって、受信データに含まれるコンプレストモードパターン情報を抽出し、当該抽出されたコンプレストモードパターン情報に基づいて送信装置110を制御することにより、送信信号の非送信区間の頻度を変化させる。
【0215】
また、端末装置1401において、他周波数チャネル測定部1422は、予めハンドオフを行う先の他チャネルの周波数を記憶しており、当該周波数を用いて、他チャネルのモニタを行う。この場合、他周波数チャネル測定部1422は、このとき通信を継続している基地局装置301からの受信信号の非送信区間において、他の周波数チャネルの受信信号の信号レベルを測定し、当該信号レベルに応じた基地局装置301でのコンプレストモードパターンを、端末装置1401のコンプレストモードパターン決定部423において決定する。因みに、コンプレストモードパターンを決定する判断基準としては、他の周波数チャネルの受信信号レベルと、このとき通信を継続している基地局装置301からの受信信号レベルとの比較を行い、当該比較結果として、他の周波数チャネルの受信信号レベルが基地局装置301からの受信信号レベルに接近しているか、又は超えた場合に、基地局装置301から送信される送信信号の非送信区間の発生頻度を高くするようなコンプレストモードパターンを決定する。
【0216】
コンプレストモードパターン決定部423は、このようにして決定された非送信区間の発生頻度及びタイミングであるコンプレストモードパターンを、コンプレストモードパターン情報としてフレーム構成部212に供給することにより、情報データとともに基地局装置301に対して送信する。
【0217】
コンプレストモードパターンを表わす情報を受け取った基地局装置301は、当該コンプレストモードパターンに基づく非送信区間の設定制御を送信信号に対して施すことにより、基地局装置301は、端末装置1401における他の周波数チャネルの受信状態に応じた非送信区間の設定を行うことができる。
【0218】
以上の構成において、基地局装置301との通信を行っている端末装置1401がハンドオフを行う可能性のある他の基地局装置から送信された信号を、端末装置1401において受信し、当該受信信号の信号レベルに基づいて、当該受信状態を判断する。この受信状態が良好である場合、このことは当該他の周波数チャネルに対してハンドオフを行う可能性が高いことを意味しており、当該他の周波数チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0219】
このような場合には、基地局装置301から端末装置1401に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンが採用されることにより、端末装置1401では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0220】
これに対して、このときの通信先である基地局装置301からの受信信号レベルが低くなっている場合には、端末装置1401においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0221】
このような場合には、基地局装置301から端末装置1401に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1401では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0222】
このように、本実施の形態の基地局装置301及び端末装置1401によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを、他の周波数チャネルの受信状態に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0223】
(実施の形態10)
図16は、本発明の実施の形態10に係る基地局装置1501及び移動局である端末装置1601の構成を示すブロック図である。但し、図13と同一の構成となるものについては、図13と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0224】
図16に示される基地局装置1501は、位置情報抽出部1522によって、受信データに含まれる位置情報を抽出し、当該抽出された位置情報に基づいて、コンプレストモードパターン決定部123によりコンプレストモードパターンを決定する構成となっている。
【0225】
位置情報は、端末装置1601において基地局装置1501からの信号を受信する際に測定され、当該端末装置1601から送信されたものである。
【0226】
基地局装置1501は、コンプレストモードパターン決定部123によって決定されたコンプレストモードパターンに基づいて送信信号の非送信区間の発生頻度を変化させる。
【0227】
また、端末装置1601において、位置情報算出部1622は、例えば、その内部にGPS(Global Positioning System)アンテナを内蔵しており、複数の衛星から受信された受信信号と、基準周波数とに基づいてドップラー周波数を算出し、当該ドップラー周波数に基づいて端末装置1601の位置を算出することができる。
【0228】
位置情報算出部1622は、このようにして算出した端末装置1601の位置情報を送信装置210のフレーム構成部212に供給する。フレーム構成部212は、位置情報算出部1622の測定結果を、送信しようとする情報データとともに送信する。
【0229】
かくして、端末装置1601は、位置情報算出部1622において測定された端末装置1601の位置情報を、送信データに付加して基地局装置1501に送信する。
【0230】
以上の構成において、端末装置1601において算出された当該端末装置1601の位置情報は、当該端末装置1601をハンドオフするか否かを判断する基準として用いることができる。
【0231】
従って、端末装置1601は、この位置情報をこのとき端末装置1601が通信を継続している基地局装置1501に対して送信することにより、基地局装置1501では、端末装置1601の位置に応じたコンプレストモードパターンを決定することができる。
【0232】
すなわち、端末装置1601の位置が、通信を継続することが可能な程度の範囲であるか、又は通信の継続が困難でありハンドオフを行う必要性が高いものとなっているかを判断することができ、端末装置1601の位置が基地局装置1501から離れた場合には、端末装置1601においてハンドオフを行う必要性が増し、他チャネルのモニタを行うことの重要性が増すこととなる。
【0233】
このような場合には、基地局装置1501から端末装置1601に対して送信される信号の非送信区間の頻度が高いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1601では、他チャネルのモニタを高頻度で行うことができ、ハンドオフのための情報を正確に取得することが可能となる。
【0234】
これに対して、端末装置1601の位置が基地局装置1501に近い場合には、端末装置1601においてハンドオフを行う必要性が減り、他チャネルのモニタを行うことの重要性が低くなる。
【0235】
このような場合には、基地局装置1501から端末装置1601に対して送信される信号の非送信区間の頻度が低いコンプレストモードパターンを採用することにより、端末装置1601では、他チャネルのモニタを必要最小限の頻度で行うこととなり、非送信区間による他ユーザへの干渉を最小限に抑えることができる。
【0236】
なお、基地局装置1501のコンプレストモードパターン決定部123では、他の基地局装置及び当該基地局装置がカバーするエリアの位置情報をデータベースとして保持しており、当該データベースを参照して、ハンドオフの必要性を判断し、当該判断結果に基づいてコンプレストモードパターンを決定する。
【0237】
これにより、エリアの大きさが異なっている場合であっても、端末装置1601のハンドオフの必要性を的確に判断することができ、当該判断結果をコンプレストモードパターンに反映させることができる。
【0238】
このように、本実施の形態の基地局装置1501及び端末装置1601によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを端末装置1601の位置情報に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0239】
なお、上述の実施の形態においては、GPSを利用して端末装置1601の位置情報を求める場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、各基地局装置から受けた信号のタイミング差に基づいて端末装置1601の位置を算出方法等、他の算出方法を広く適用することができる。
【0240】
(実施の形態11)
図17は、本発明の実施の形態11に係る基地局装置1701及び移動局である端末装置1801の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0241】
図17に示される基地局装置1701は、受信電界強度情報抽出部122において抽出された、端末装置1801での基地局装置1701からの受信信号の受信電界強度を表わす受信電界強度情報をハンドオフ指示部1705に供給する。
【0242】
ハンドオフ指示部1705は、受信電界強度情報抽出部122から供給された端末装置1801での受信電界強度に基づいて、移動通信端末制御局(図示せず)との間で情報の授受を行いながら、端末装置1801に対してハンドオフを指示するか否かを判断し、指示する場合には、ハンドオフ指示信号を送信装置110のフレーム構成部112に供給することにより、ハンドオフ指示信号を、送信しようとする情報データとともに端末装置1801に対して送信する。
【0243】
このとき、ハンドオフ指示部1705は、ハンドオフ指示信号を、複数の基地局装置を管理するネットワーク管理装置のハンドオフ履歴管理部1750に対してもネットワークを介して送信する。ハンドオフ履歴管理部1750については、後述する。
【0244】
基地局装置1701から送信されたハンドオフ指示信号は、端末装置1801において受信され、ハンドオフ制御部1805に供給される。ハンドオフ制御部1805は、ハンドオフ指示信号に基づいて、受信装置220の受信部218及び逆拡散部219を制御することにより、ハンドオフを行う。因みに、当該ハンドオフの結果は、送信装置210から基地局装置1701及び新たな通信先である他の基地局装置に送信される。
【0245】
ここで、基地局装置1701から端末装置1801に関するハンドオフ履歴情報を受け取ったハンドオフ履歴管理部1750は、端末装置1801及びその他の各端末装置のハンドオフ履歴情報をデータベース上で管理している。
【0246】
図18は、ハンドオフ履歴管理部1750におけるデータベースDB上のハンドオフ履歴情報である。この図18に示されるように、各端末装置ごとに、それぞれのハンドオフに関する履歴情報として、例えば、滞在セル、当該滞在セルの滞在時間、ハンドオフ回数等を過去所定期間分だけ蓄積している。
【0247】
ハンドオフ履歴管理部1750は、図18に示されるハンドオフ履歴情報に基づいて、端末装置1801の現在の滞在セルを判断し、さらに当該端末装置1801の行動パターンを推定する。
【0248】
例えば、端末装置1801のハンドオフが過去殆ど行われていない場合には、当該端末装置1801が現在の滞在セルにそのまま留まる可能性が高いものと判断し、当該判断結果に基づいて、当該端末装置1801が滞在中である基地局装置1701のコンプレストモードパターン決定部123に対して、端末装置1801に対する送信信号の非送信区間の発生頻度を低くするように制御する。これにより、他チャネルのモニタの必要性が少ない端末装置1801に対しては、非送信区間の発生頻度が低く設定される。
【0249】
これに対して、例えば端末装置1801のハンドオフが頻繁に行われている場合には、当該端末装置1801が現在の滞在セルから他のセルに移動する可能性が高いものと判断し、当該判断結果に基づいて、当該端末装置1801が滞在中である基地局装置1701のコンプレストモードパターン決定部123に対して、端末装置1801に対する送信信号の非送信区間の発生頻度を高くするように制御する。これにより、他チャネルのモニタの必要性が高い端末装置1801に対しては、非送信区間の発生頻度が高く設定される。
【0250】
また、ハンドオフ履歴管理部1750は、かかるコンプレストモードパターン制御に加えて、各端末装置の過去の行動パターンに基づくコンプレストモードパターン制御をきめ細かく行うことも可能である。例えば、端末装置1801の行動パターンとして、毎日同時刻にハンドオフを行う場合には、その時刻に合わせて、基地局装置から送信される送信信号の非送信区間の発生頻度が高くなるようにコンプレストモードパターン制御を行わせることにより、必要なタイミングだけ基地局装置1701からの送信信号の非送信区間の発生頻度が高くなり、端末装置1801での他チャネルのモニタの頻度を高くすることができる。
【0251】
以上の構成において、ハンドオフ履歴管理部1750に蓄積されているハンドオフ履歴情報は、端末装置1801が現在ハンドオフを必要とするか否かを示唆している。
【0252】
従って、ハンドオフ履歴情報に基づいて、基地局装置1701から送信される送信信号のコンプレストモードパターンを決定することにより、端末装置1801が必要とするタイミングで、他チャネルのモニタ頻度を高くすることができる。これにより、端末装置ごとに非送信区間の発生頻度が必要最小限となる。
【0253】
このように、本実施の形態の基地局装置1701及び端末装置1801によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを端末装置1801のハンドオフ履歴情報に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0254】
なお、上述の実施の形態においては、ハンドオフ履歴情報として、ハンドオフ回数、時間帯及び滞在セルの各情報を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は端末装置のハンドオフの必要性を推定することができればよい。
【0255】
また、上述の実施の形態においては、基地局装置1701において、端末装置1801から送信される受信電界強度情報と、ハンドオフ履歴管理部1750から供給されるハンドオフ制御信号とを併用してコンプレストモードパターンを決定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハンドオフ履歴情報に基づくコンプレストモードパターン制御のみを行うようにしてもよい。
【0256】
(実施の形態12)
図19は、本発明の実施の形態12に係る基地局装置301及び移動局である端末装置1901の構成を示すブロック図である。但し、図6と同一の構成となるものについては、図6と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0257】
図19に示される基地局装置301は、コンプレストモードパターン抽出部323によって、受信信号に含まれるコンプレストモードパターンを表わす情報を抽出する構成となっており、当該抽出されたコンプレストモードパターンを表わす情報に基づいて、コンプレストモードパターン制御を行うことにより、送信信号の非送信区間の発生頻度を変化させる。
【0258】
これに対して、端末装置1901は、受信電界強度測定部222において測定された受信信号の受信電界強度を表わす情報をコンプレストモードパターン決定部423に供給する。コンプレストモードパターン決定部423は、基地局装置301において送信される送信信号の非送信区間の発生頻度及びタイミングを決定する。
【0259】
コンプレストモードパターン決定部423は、このようにして決定された非送信区間の発生頻度及びタイミングをコンプレストモードパターン情報としてフレーム構成部212に供給するとともに、電界強度情報をフレーム構成部212に供給することにより、情報データとともに端末装置401から基地局装置301に対して送信される制御情報に、コンプレストモードパターン情報及び受信電界強度情報を付加する。
【0260】
基地局装置301は、コンプレストモードパターン情報に基づく非送信区間の設定制御を送信信号に対して施すことにより、送信信号の非送信区間の設定を行うことができる。
【0261】
また、基地局装置301は、端末装置1901から受信した受信電界強度情報に基づいて、移動通信端末制御局(図示せず)との間で情報の授受を行いながら、端末装置1901に対してハンドオフを指示するか否かを判断し、指示する場合には、ハンドオフ指示信号を、送信しようとする情報データとともに端末装置1901に対して送信する。
【0262】
ハンドオフ指示信号を受信した端末装置1901は、当該ハンドオフ指示信号をハンドオフ制御部1905に供給する。ハンドオフ制御部1905は、受け取ったハンドオフ制御信号に基づいてハンドオフ制御を行い、他の基地局装置との間で通信を開始する一方、ハンドオフ履歴管理部1922に対してハンドオフ制御結果を供給する。ハンドオフ履歴管理部1922は、端末装置1901のハンドオフ履歴情報を記憶し管理している。
【0263】
図20は、ハンドオフ履歴管理部1922における記憶部(図示せず)上のハンドオフ履歴情報である。この図20に示されるように、端末装置1901のハンドオフに関する履歴情報として、例えば、滞在セル、当該滞在セルの滞在時間、ハンドオフ回数等を過去所定期間分だけ蓄積している。
【0264】
ハンドオフ履歴管理部1922は、図20に示されるハンドオフ履歴情報に基づいて、端末装置1901の現在の滞在セルを判断し、さらに当該端末装置1901の行動パターンを推定する。
【0265】
例えば、端末装置1901のハンドオフが過去殆ど行われていない場合には、当該端末装置1901が現在の滞在セルにそのまま留まる可能性が高いものと判断し、当該判断結果に基づいて、当該端末装置1901が滞在中である基地局装置301におけるコンプレストモードパターンを、コンプレストモードパターン決定部423において決定し、基地局装置301から端末装置1901に対する送信信号の非送信区間の発生頻度を低くするように制御する。これにより、他チャネルのモニタの必要性が少ない端末装置1901に対する非送信区間の発生頻度が低く設定される。
【0266】
これに対して、例えば端末装置1901のハンドオフが頻繁に行われている場合には、当該端末装置1901が現在の滞在セルから他のセルに移動する可能性が高いものと判断し、当該判断結果に基づいて、当該端末装置1901が滞在中である基地局装置301のコンプレストモードパターンを、コンプレストモードパターン決定部423によって決定し、基地局装置301から端末装置1901に対する送信信号の非送信区間の発生頻度を高くするように制御する。これにより、他チャネルのモニタの必要性が高い端末装置1901に対する非送信区間の発生頻度が高く設定される。
【0267】
以上の構成において、ハンドオフ履歴管理部1922に蓄積されているハンドオフ履歴情報は、端末装置1901が現在ハンドオフを必要とするか否かを示唆している。
【0268】
従って、ハンドオフ履歴情報に基づいて、基地局装置301から送信される送信信号のコンプレストモードパターンを決定することにより、端末装置1901が必要とするタイミングで、他チャネルのモニタ頻度を高くすることができる。これにより、端末装置ごとに非送信区間の発生頻度が必要最小限となる。
【0269】
このように、本実施の形態の基地局装置301及び端末装置1901によれば、他チャネルのモニタ動作の必要性が高い端末装置と、当該モニタ動作の必要性が低い端末装置とを端末装置1901のハンドオフ履歴情報に基づいて判別し、当該判別結果に基づいてコンプレストモードパターンを変化させることにより、移動体通信システム全体として、非送信区間の頻度を最小限とすることができ、コンプレストモードによるシステム容量の低下を最小限に抑えることができる。
【0270】
なお、上述の実施の形態においては、ハンドオフ履歴情報として、ハンドオフ回数、時間帯及び滞在セルの各情報を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は端末装置のハンドオフの必要性を推定することができればよい。
【0271】
また、上述の実施の形態においては、端末装置1901において、受信電界強度情報と、ハンドオフ履歴管理部1922のハンドオフ履歴情報とを併用してコンプレストモードパターンを決定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハンドオフ履歴情報に基づくコンプレストモードパターン制御のみを行うようにしてもよい。
【0272】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各端末装置に対する非送信区間の発生頻度を必要最小限とすることができ、移動通信システムの容量の低下を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るコンプレストモードパターンの説明に供する略線図
【図3】本発明の実施の形態1に係るコンプレストモードパターンの説明に供する略線図
【図4】本発明の実施の形態1に係る基地局装置の動作を説明するためのフロー図
【図5】実施の形態1に係る端末装置の動作を説明するためのフロー図
【図6】本発明の実施の形態2に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の動作を説明するためのフロー図
【図8】実施の形態2に係る端末装置の動作を説明するためのフロー図
【図9】本発明の実施の形態3に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態4に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態5に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態6に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態7に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態8に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態9に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態10に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態11に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図18】実施の形態11に係るハンドオフ履歴管理部のハンドオフ履歴情報を示す略線図
【図19】本発明の実施の形態12に係る基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図20】実施の形態12に係る端末装置のハンドオフ履歴情報を示す略線図
【図21】従来の基地局装置及び端末装置の構成を示すブロック図
【図22】コンプレストモードパターンの説明に供する略線図
【符号の説明】
101,301,501,701,1101,1501,1701 基地局装置
110,210 送信装置
120,220 受信装置
122 受信電界強度抽出部
123,423 コンプレストモードパターン決定部
201,401,601,801,901,1001,1201,1301,1401,1601,1801 端末装置
222 受信電界強度測定部
223,323 コンプレストモードパターン抽出部
522 信号対干渉比情報抽出部
622 信号対干渉比測定部
722 信号対総電力比情報抽出部
922 信号対総電力比測定部
1122 伝播損失情報抽出部
1222 伝播損失測定部
1422 他周波数チャネル測定部
1522 位置情報抽出部
1622 位置情報算出部
1705 ハンドオフ指示部
1750,1922 ハンドオフ履歴管理部
1805,1905 ハンドオフ制御部

Claims (4)

  1. 端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報を受信する受信手段と、受信した前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定する送信パターン決定手段と、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信する送信手段とを具備することを特徴とする移動体通信システムの基地局装置。
  2. 端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報を受信する受信手段と、受信した前記受信状態を表わす情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定する送信パターン決定手段と、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信する送信手段とを具備することを特徴とする移動体通信システムの基地局装置。
  3. 端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報を受信するステップと、受信した前記端末装置における受信状態を表わす情報、前記端末装置における送信信号の伝送状態を表わす情報、前記端末装置の位置を表わす情報、または前記端末装置の移動に関する履歴情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定するステップと、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信するステップとを具備することを特徴とする移動体通信システムの通信方法。
  4. 端末装置から送信される前記端末装置における受信状態を表わす情報を受信するステップと、受信した前記受信状態を表わす情報に基づいて、当該端末装置に対して送信する送信信号の不連続送信パターンを決定するステップと、前記決定された不連続送信パターンで前記送信信号を送信するステップとを具備することを特徴とする移動体通信システムの通信方法。
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