JP3904777B2 - 電線用圧着端子の取付装置 - Google Patents

電線用圧着端子の取付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3904777B2
JP3904777B2 JP31712399A JP31712399A JP3904777B2 JP 3904777 B2 JP3904777 B2 JP 3904777B2 JP 31712399 A JP31712399 A JP 31712399A JP 31712399 A JP31712399 A JP 31712399A JP 3904777 B2 JP3904777 B2 JP 3904777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
anvil
crimp
crimp terminal
transfer path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31712399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001135447A (ja
Inventor
靜一 上野
稔 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP31712399A priority Critical patent/JP3904777B2/ja
Publication of JP2001135447A publication Critical patent/JP2001135447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3904777B2 publication Critical patent/JP3904777B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば、各種の機器や車両電装部品用の配線に端子を圧着(カシメ)する電線用圧着端子の取付装置に係り、特に、リボン電線やフラットケーブル等の複数の線状導体を平行に並べて構成した電線に対し、連続的に端子を圧着するのに好適した電線用圧着端子の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の取付装置に関する技術としては例えば、特公平5−55992号公報に記載された端子の接続方法が挙げられる。この公知の接続方法では所望の電線をクランプ竿に保持した状態で所定の圧着位置に供給し、この圧着位置にて電線と端子とを相互に重ね合わせ、そして、端子圧着部(端子バレル)にて電線に端子を圧着する。より具体的には、圧着装置は端子リール、プレスラム及びプレス台を有しており、その全体が昇降シリンダにより昇降可能となっている。
【0003】
上述した圧着位置に電線が供給される際、圧着装置はその下降位置にあり、そのプレスラムとプレス台とを相互に開かせた状態で圧着位置に対して退避している。電線が圧着位置に位置付けられると、昇降シリンダにより圧着装置全体が上昇し、このとき端子がプレス台上に載置されるとともに端子圧着部に電線が重ね合わされる。この状態で、プレス台に対してプレスラムを下降させ、端子圧着部を電線に圧着する。この後、圧着装置はプレスラムを上昇させるとともに、次の圧着動作のために全体が下降位置まで下降する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した公知の接続方法では、圧着位置に対する端子の供給及びその圧着を行う装置全体を昇降させているため、大型な設備を必要とし、その駆動源の負担も大きい。また、公知の接続方法による一連の動作に示されるように、従来の技術にあっては、所定の圧着位置に対して電線の供給と端子の供給とを行い、更にこれらの重ね合わせをも行う場合、電線と端子との干渉を避けるため、始めに何れか一方を供給するときは、必ずその他方を圧着位置に対して退避させておく必要がある。このため、端子を連続的に自動圧着するには従来、電線又は端子の送り機構の他にその退避のための複雑な機構をも必要としており、それ故、装置の小型化や簡素化には一定の限界があった。
【0005】
本発明は上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構造で容易に端子の圧着を連続的に行うことができる電線用圧着端子の取付装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の電線用圧着端子の取付装置は以下の特徴を有する。なお、本発明の取付装置は、長尺な帯状をなす端子キャリアに連なって保持された複数の圧着端子を個々に切り離し、予めその基端部に半筒状に形成された端子バレルを屈曲成形することで電線に圧着するものである。
【0007】
本発明の取付装置(請求項1)は、圧着端子を端子キャリアとともにその長手方向に案内する移送経路と、この移送経路を通じて端子キャリアを一定の間隔ずつ間欠的に繰り出し、個々の圧着端子を所定の圧着位置に順次移送する移送手段とを備えている。
また、本発明の取付装置は端子の圧着に関して、端子バレルの成形を案内するクリンパを固定とする一方、アンビルをクリンパに対して可動とし、アンビルにより端子をフラットケーブルの一面側からクリンパに対して押し付けるものとしている。具体的には、クリンパは圧着位置にて圧着端子の端子バレルと対向するべく移送経路の近傍に固定して配置されており、一方、アンビルは、クリンパとの間にて移送経路を挟んで配置され、クリンパから離間した待機位置とクリンパに近接した作動位置との間を往復自在に設けられている。アンビルは圧着端子の移送と同期して往復動され、また、アンビルの往復動に同期したタイミングでクリンパ上にフラットケーブルの線状導体が供給される。
【0008】
アンビルの往復経路の途中には、端子キャリアをその厚み方向に挟み込んで支持するとともに、アンビルと協働して圧着端子に対する切れ刃を形成するカッタ部材が設けられており、更には、アンビルの作動位置への移動に伴い、アンビル及びカッタ部材の協働により圧着端子が端子キャリアから切り離されるに先立ち、圧着端子を両側から挟み込んで圧着端子の初期姿勢を保持し、そして、圧着端子の切り離し後にもアンビルの往復経路にて圧着端子の初期姿勢を維持する保持手段が設けられている。
この保持手段は、アンビルの両側に設けられ、アンビルの作動位置への移動に伴い圧着端子を両側から挟み込んで保持する一対の挟持壁と、この一対の挟持壁をアンビルに対して往復経路の方向に変位自在に支持するとともに、アンビルからクリンパに向けて突出するべく付勢力を与える支持機構とを含み、そして、クリンパは、圧着端子の圧着時、端子バレルの一部をフラットケーブルを貫通して突出させ、この突出縁をフラットケーブルの他面に向けて屈曲させる成形ガイド面を有している。
【0009】
上述した取付装置によれば、圧着端子はその間欠的な移送に伴い、所定の圧着位置に順次配置される。このような端子の移送と同期してアンビルが待機位置から作動位置に向けて移動されると、その移動過程でアンビルはカッタ部材と協働し、保持手段の一対の挟持壁により、その初期姿勢が保持されている圧着端子を端子キャリアから切り離す。一方、クリンパ上にはフラットケーブルの線状導体が供給されており、切り離された圧着端子はアンビルの移動に伴い、一対の挟持壁にその初期姿勢が維持されながら、フラットケーブルの一面側から線状導体に打ち付けられる。アンビルが最終的にその作動位置に達すると、端子バレルの一部はフラットケーブルを貫通して突出し、そして、突出縁がクリンパの成形ガイド面によりフラットケーブルの他面に向けて屈曲して、端子バレルの成形がなされ、圧着端子がフラットケーブルの線状導体に圧着される。
ここでの保持手段の働きについて具体的に説明すれば、アンビルが作動位置に向けて移動するとき、先ず一対の挟持壁が圧着端子をその両側から挟み込み、次いで、アンビルが圧着端子を押圧する。アンビルが更に作動位置に向けて移動すると、上述したようにカッタ部材との協働により圧着端子の基端が剪断され、このとき圧着端子は端子キャリアから切り離される。なお、切り離された圧着端子は一対の挟持壁に支持された状態で、アンビルとともにクリンパに向けて移動する。この後、一対の挟持壁はクリンパに当接すると、支持機構の付勢力に抗してアンビルに対し相対的に変位するので、このとき、アンビルの移動が妨げられることはない。
【0010】
また、上述した移送手段としての構成は、アンビルの往復に連動して所定のストローク内を往復するスライダと、移送経路に沿って揺動自在に設けられたフィードアームと、スライダの往復をストロークの始端部分にてフィードアームの揺動に変換して伝達するカム機構と、移送経路に沿って移動自在に設けられ圧着位置の下流側にて端子キャリアを案内する案内面を有した繰出ガイドと、フィードアームの揺動を繰出ガイドの往復動に変換して伝達する伝達機構と、繰出ガイドに設けられ、繰出ガイドが移送経路の下流方向へ移動するとき案内面との間にて端子キャリアを把持する繰出爪とを含むことができる(請求項2)。
【0011】
この場合、スライダはアンビルと連動して往復し、そのストロークの始端部分にてフィードアームを揺動させながら繰出ガイドを移動させる。すなわち、スライダはアンビルの待機位置から作動位置への移動に連動して移動するとき、その移動初期にフィードアームを初期の位置から移送経路の下流方向へ揺動させ、一方、アンビルの待機位置への復帰に連動して移動するとき、その移動終期にフィードアームを上流方向へ揺動させて初期の位置まで復帰させる。フィードアームの下流方向への揺動は繰出ガイドの下流方向への移動に変換されており、このとき繰出爪が端子キャリアを把持しているので、スライダの移動初期に上述した圧着端子の移送が完了する。
【0014】
また好ましくは、端子キャリアの長手方向に間隔を存して複数のパイロット孔が形成されている場合、アンビルの両側に移送経路に沿って互いに離間して配置された一対のパイロットピンを更に備えることができ(請求項)、これらパイロットピンは、アンビルの往復動に連動して移送経路に対し接離するとともに、上述した圧着端子の切り離しに先行してパイロット孔に填り込む。この場合、圧着端子が圧着位置に位置決めされているので、電線に対する圧着の位置精度が更に向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した電線用圧着端子の取付装置について、実施例を挙げて詳細に説明する。
図1及び図2は一実施例の取付装置の構成を具体的に示している。取付装置は先ず、水平な移送経路2を備えており、この移送経路2を通じて個々の圧着端子4を端子キャリア6とともに水平方向に案内している。
【0016】
詳細には図示されていないが、公知のように端子キャリア6は帯状をなしており、個々の圧着端子4は端子キャリア6の一側縁から側方に突出して延びている。また、圧着端子4はその本体が予め所望の形状に成形されているほか、基端部に半筒状の端子バレルが成形されている。いわゆる横連鎖状端子列と称されるように、圧着端子4は一定の間隔を存して端子キャリア6の長手方向に連なっており、上述した移送経路2では、圧着端子4は端子バレルを下向きにさせた状態で案内されている。
【0017】
取付装置は、移送経路2の下方に位置して水平に設置された基台ベース8を備えており、この基台ベース8上には、移送経路2に沿って離間する一対のサイドフレーム10が立設されている。図示のように、これらサイドフレーム10はプレート状をなしており、その一部が矩形に切り欠かれることで、この切欠12にて移送経路2との干渉が回避されている。また、サイドフレーム10はリヤプレート14を介して相互に連結されており、このリヤプレート14は、移送経路2と平行に基台ベース8上に立設されている。
【0018】
また、取付装置はブロック状をなす昇降スライダ16を備えており、この昇降スライダ16は一対のサイドフレーム10間に配置され、これらサイドフレーム10及びリヤプレート14の内面に沿って昇降自在に案内されている。なお、昇降スライダ16は、その上端にて図示しない圧着プレス機のプレスラムに接続されており、このプレスラムに連動して所定のストローク内を昇降することができる。
【0019】
図1に部分的に破断して示されているように、サイドフレーム10の一側端面(小羽)には、一対のフロントカバー18、カッタ部材20及びロワカバー22が段をなして取り付けられている。より詳しくは、最上段の一対のフロントカバー18はサイドフレーム10の上端部から互いに近接するべく対向して延び、また、これらフロントカバー18は所定の間隔を確保して互いに離間している。カッタ部材20はフロントカバー18よりも下段に位置し、サイドフレーム10間を相互に連結するべく装置本体の前面を覆っている。また、カッタ部材20の下端は上述した移送経路2よりも僅かに下方に位置付けられている。そして、ロワカバー22は、カッタ部材20の下端から所定の隙間を存して最下段に配置され、一対のサイドフレーム10間を延びている。
【0020】
また、基台ベース8上には、ロワカバー22の内側にクリンパ24が配設されている。クリンパ24は移送経路2の下方に位置しており、その成形ガイド面が上述した端子バレルに対向するべく配置されている。
上述した昇降スライダ16には、その前面側にセンタアンビル26が固着して取り付けられており、このセンタアンビル26はクリンパ24に対向するべく下方に延びている。センタアンビル26はその上端部に矩形の取付ベース27を備え、この取付ベース27にて昇降スライダ16に締結されている。なお、図1から明らかなように、これらセンタアンビル26及びクリンパ24の中心は同一の鉛直線上に配置されており、この鉛直線と移送経路2とが交叉する位置は、取付装置における圧着位置として規定されている。
【0021】
また、センタアンビル26の両側には、一対の挟持壁としての一対のサイドアンビル28が配置されており、これらサイドアンビル28は何れも、センタアンビル26の両側に沿って上下に摺動自在となっている。図示のように、サイドアンビル28の下端は、何れもセンタアンビル26の下端から更に下方に突出し、これら突出端部は対向一対の壁状に成形されている。また、サイドアンビル28はセンタアンビル26の両側にてその幅が増大されており、それぞれ上端に側方へ突出したストッパ片30が一体的に形成されている。
【0022】
一方、昇降スライダ16には、その前面に沿ってサイドアンビル28の上下方向への変位を許容する溝32が形成されており、この溝32内にて、センタアンビル26とサイドアンビル28との間に支持機構としての圧縮コイルばね34が介装されている。圧縮コイルばね34は下端部がサイドアンビル28内に没入し、一方、上端はセンタアンビル26の取付ベース27に当接しており、この状態で、圧縮コイルばね34には適当な初期圧縮変形(プリロード)が与えられている。従って、サイドアンビル28はセンタアンビル26に対して相対的に上下に変位することができるとともに、圧縮コイルばね34の反発力により下方へ付勢力を与えられている。なお、溝32はセンタアンビル26及びサイドアンビル28の厚みを受け入れるだけの深さに形成されている。
【0023】
次に、図3及び図4は、サイドフレーム10の内側における取付装置の構造を具体的に示している。上述したカッタ部材20には、下端部にその内面から水平に延びる支持溝36が形成されており、この支持溝36はカッタ部材20の幅全域に亘って延びている。また、支持溝36には、上述した移送経路2上の端子キャリア6が填り込んでおり、支持溝36は端子キャリア6の幅を受け入れるだけの深さを有している。それ故、カッタ部材20は、支持溝36内にて端子キャリア6を厚み方向に挟み込んで支持し、一方、個々の圧着端子4を支持溝36から側方に突出させている。
【0024】
また、上述したセンタアンビル26及びサイドアンビル28は何れもカッタ部材20の内面に密着しており、この状態で、プレスラムに連動して昇降する。従って、カッタ部材20はセンタアンビル26と協働して個々の圧着端子4に対する切れ刃を形成しており、この場合、カッタ部材20が固定刃として、一方、センタアンビル26が可動刃としてそれぞれ機能する。なお、これらセンタアンビル26及びカッタ部材20の協働による圧着端子4の切り離しについては更に後述する。
【0025】
また、基台ベース8上にはクリンパ24の奥に位置して、リヤプレート14との間にスペーサブロック38が配置されている。スペーサブロック38の中央には挿通孔40が上下に貫通して形成されており、この挿通孔40内に端子リフタ42が挿通されている。端子リフタ42と基台ベース8との間には、圧縮コイルばね44が直立姿勢に配置されており、端子リフタ42は、この圧縮コイルばね44により上方へ付勢されている。また、端子リフタ42とリヤプレート14との間には、スペーサブロック38を貫通して圧縮コイルばね46が水平姿勢に配置されており、端子リフタ44はこの圧縮コイルばね46により、挿通孔40の前側の内壁に密着するべく付勢されている。端子リフタ42には、その下端にストッパ48が一体的に形成されており、一方、挿通孔40は、このストッパ48と係合するべく段付き形状に成形されている。
【0026】
端子リフタ42は、圧着端子4を移送経路2に沿って案内する案内溝50を有しており、この案内溝50は、圧着端子4を先端から部分的に受け入れるだけの深さに形成されている。前述したように、端子リフタ42には圧縮コイルばね46により付勢力が与えられており、それ故、端子リフタ42はその案内溝50内に圧着端子4を受け入れた状態で、その先端を保持することができる。
【0027】
一方、図2にも示されているように、昇降スライダ16にはセンタ及びサイドアンビル26,28の奥に位置してリフタパンチ52が取り付けられており、このリフタパンチ52は、上述した昇降スライダ16の下降に伴い端子リフタ42に当接し、そして、端子リフタ42を圧縮コイルばね44の付勢力に抗して押し下げる。
【0028】
次に、圧着端子4を移送するための機構について説明する。
再度、図1を参照すれば明らかなように、取付装置は連鎖状をなす圧着端子4の列を端子キャリア6とともに案内する端子ガイド54を備えており、この端子ガイド54は取付ベース56を介して基台ベース8上に固定されている。端子ガイド54は、一方のサイドフレーム10から移送経路2の上流側に向けて延びており、その途中に第1ブレーキ58が設けられている。なお、第1ブレーキ58は圧縮コイルばね60により下方に付勢されており、移送経路2上の端子キャリア6に対して適当な制動力を付与している。
【0029】
一方、取付装置は、その装置本体を挟んで移送経路2の下流側に圧着端子4の移送機構を備えている。具体的には、下流側のサイドフレーム10には、移送経路2に沿って水平に配置された2本のガイドレール62が取り付けられており、これらガイドレール62は何れも一端がサイドフレーム10に固着され、その他端がエンドブロック64を介して相互に連結されている。エンドブロック64はその下端に第2ブレーキ66を有しており、この第2ブレーキ66は圧縮コイルばね68により下方に付勢され、端子キャリア6に対して適当な制動力を付与している。
【0030】
上述した2本のガイドレール62にはリニアベース70が摺動自在に組み合わされており、このリニアベース70は、ガイドレール62に沿って水平に移動することができる。また、ガイドレール62の外周には、リニアベース70とエンドブロック64の間に圧縮コイルばね72が配設されており、それ故、リニアベース70は通常、サイドフレーム10に近接するべく付勢されている。一方、リニアベース70には、その側面からサイドフレーム10に向けて突出するストッパ74が取り付けられており、このストッパ74は、前述した付勢力に抗してリニアベース70を図示の初期位置に停止させている。
【0031】
リニアベース70は、その下端部に爪ホルダ76を有しており、この爪ホルダ76には、移送経路2に沿って端子キャリア6の下面を案内する案内面78が形成されている。また、図示のように爪ホルダ76には、フィード爪80が上下方向に揺動自在に取り付けられており、このフィード爪80はその中央部位をピン82に貫通されている。詳しくは、フィード爪80の一端は鉤状に下方に屈曲されており、その他端は引張コイルばね84を介してリニアベース70に吊持されている。なお、引張コイルばね84の端部はブラケット86を介してリニアベース70に掛止されている。
【0032】
また、上述した昇降スライダ16にはフィードカム88が固着して取り付けられており、このフィードカム88は昇降スライダ16と一体的に昇降する。フィードカム88は、その基端が昇降スライダ16の一側面に接続されて移送経路2の下流側に向けて水平に延び、下方へ屈曲してサイドフレーム10の外面に沿って延びている。
【0033】
図示のように、フィードカム88の近傍にはフィードアーム90が配置されており、このフィードアーム90は移送経路2に沿って揺動自在となっている。具体的には、サイドフレーム10には支持プレート92が取り付けられており、フィードアーム90の上端部はピボットピン94を介して支持プレート92に回動自在に支持されている。
【0034】
また図示のように、フィードカム88の先端部は傾斜カムとして形成されており、一方、フィードアーム90には、この傾斜カムに従動するカムフォロワ96が取り付けられている。また、フィードアーム90は先端部にフリーローラ98を有しており、一方、上述したリニアベース70には、このフリーローラ98の相対的な上下方向への変位を案内するガイド溝100が設けられている。
【0035】
昇降スライダ16の昇降に伴いフィードカム88が上下動すると、昇降スライダ16の昇降は傾斜カム及びカムフォロワ96を介してフィードアーム90の揺動に変換される。更に、フィードアーム90の揺動は、フリーローラ98及びガイド溝100を介してリニアベース70の水平方向への往復動に変換される。従って、爪ホルダ76及びフィード爪80は昇降スライダ16の昇降に連動して移送経路2に沿って往復動することができる。
【0036】
取付装置はまた、移送経路2において個々の圧着端子4を上述した圧着位置に位置決めするための機構をも備えている。具体的には、取付装置はその本体の前面に一対のパイロットピン102を備えており、これらパイロットピン102は後述するパイロット孔に填り込んで圧着端子4を位置決めする。
より詳しくは、パイロットピン102はそれぞれピンホルダ103に保持されており、ピンホルダ103はカッタ部材20の前面に沿って上下方向に延びている。カッタ部材20にはその前面側に2本の案内溝104が形成されており、これら案内溝104はカッタ部材20の全域に亘って延び、ピンホルダ103を上下方向に摺動自在に案内している。
【0037】
また、カッタ部材20は案内溝104の下端に連なって部分的に切り欠かれた切欠106を有している。図2に示されているように、ピンホルダ103はその下端部が厚み方向に増大されており、この下端部にて上述した切欠106に対して係合する。カッタ部材20の前面には、パイロットピンカバー107がボルト締結されており、このパイロットピンカバー107は案内溝104との間にてピンホルダ103を挟み込み、その前面側への脱落を防止している。
【0038】
なお、図1には一方のみ示されているが、2本のピンホルダ103は上端部にて相互にパイロットベース108を介して連結されている。また、パイロットベース108は、上述したフロントカバー18に一対の引張コイルばね110を介して吊持されており、それ故、ピンホルダ103には常時、上方向への付勢力が付与されている。一方、上述のようにピンホルダ103はカッタ部材20に対して上方向に係合しているので、図示のようにパイロットピン102は通常、その先端を切欠106内に引き込ませた状態に保持されている。
【0039】
一方、昇降スライダ16には、その前面側にパイロットパンチ112が設けられており、このパイロットパンチ112は上述した一対のフロントカバー18の間を上下方向に延びている。具体的には、昇降スライダ16にはリニアガイド114が取り付けられており、パイロットパンチ112はこのリニアガイド114により上下方向へ摺動自在に支持されている。パイロットパンチ112は上端にストッパリング116を有し、このストッパリング116にてリニアガイド114に掛止されている。一方、パイロットパンチ112の外周には圧縮コイルばね118が配設されており、この圧縮コイルばね118はリニアガイドに対してパイロットパンチ112を下方へ付勢している。
【0040】
次に、図5〜図8を追加して、上述した各種機構の機能について説明する。
図5は取付装置の作動開始前の状態を示しており、この状態で圧着端子4の移送機構及びその位置決め機構は何れも初期の位置関係にある。具体的には、昇降スライダ16はその昇降ストローク中、最上端の位置(上死点)にあり、この状態で、フィード爪80はその往復ストロークの始端に位置している。また、図5には示されていないが、上述したパイロットパンチ112はパイロットベース108の上方に離間しており、それ故、パイロットピン102もまた、上述した切欠106内に没入している。
【0041】
一方、センタ及びサイドアンビル26,28もまた、昇降スライダ16とともにその待機位置にあり、図示のように、クリンパ24に対して移送経路2の反対側に大きく離間している。
取付装置を作動させる前に、所望の電線(例えばフラットケーブルFC)を取付装置に対して供給する。なお、図3に示されているように、フラットケーブルFCはカッタ部材20とロワカバー22との間の隙間を通じてクリンパ24上に載置することができる。また、クリンパ24には衝立状のケーブルストッパ120を併せて形成しておくことが好ましい。
【0042】
次に、圧着プレス機を起動させると、プレスラムと連動した昇降スライダ16が下降し、そして、図6に示されているようにフィードカム88が昇降スライダ16と一体的に下降する。このとき、カムフォロワ96がフィードカム88の傾斜カム面上を相対的に転動して、フィードアーム90を移送経路2の下流方向へ揺動させる。フィードカム88の更なる下降に伴い、カムフォロワ96が傾斜カム面を相対的に乗り越えてその鉛直面上に達すると、フィードカム88の下降に対してカムフォロワ96の従動がなくなり、フィードアーム90の揺動が停止される。
【0043】
一方、ここまでのフィードアーム90の揺動に伴い、フィード爪80は端子キャリア6を把持した状態で移送経路2の下流方向へ移動し、そして、端子キャリア6を所定の長さPだけ繰り出す。図4に示されているように圧着端子4は所定の間隔Pを存して端子キャリア6に連なって形成されており、それ故、フィード爪80による繰出長さPは圧着端子4の取付ピッチと同一に設定されている。また、このような繰り出しに伴い圧着端子4は順次、上述した圧着位置に位置付けられる。
【0044】
一方、図7に示されているように、パイロットパンチ112は昇降スライダ16の下降に伴いパイロットベース108に当接する。ここで、引張コイルばね110の引き上げ力に比較して、圧縮コイルばね118の付勢力の方が大きく設定されているので、パイロットパンチ112は、パイロットベース108とともにピンホルダ103及びパイロットピン102を押し下げることができる。
【0045】
なお、図4に示されているように端子キャリア6には、その長手方向に圧着端子4の取付間隔Pと同一のピッチでパイロット孔122が形成されており、上述のようにパイロットピン102が押し下げられると、これらパイロットピン102はそれぞれ、対応するパイロット孔122に填り込む。この状態で、パイロットピン102は圧着端子4を圧着位置に対して正確に位置決めすることができる。
【0046】
なお、図7の状態で、パイロットベース108はパイロットピンカバー107に当接しており、これにより、パイロットピン102の更なる下降が規制されている。また図7の状態では、昇降スライダ16の下降に伴い圧縮コイルばね118が圧縮変形するので、パイロットパンチ112の上端はリニアガイド114から相対的に上方へ突出している。
【0047】
更に図8〜図13を追加して、圧着端子4の切り離し及び電線への圧着について詳細に説明する。なお、これら図8〜図13には、各部位の作動についての理解を容易にするため、各部位の配置が簡略的に示されている。
図8は上述した作動前の配置を示しており、センタアンビル26はその待機位置に停止している。取付装置の作動が開始されると、図9に示されているように昇降スライダ16とともにセンタ及びサイドアンビル26,28が下降する。このとき、上述のように圧着端子4が移送されて圧着位置に位置付けられ、また、パイロットピン102もまたその下降を開始する。
【0048】
この後、図10に示されるように、センタ及びサイドアンビル26,28が圧着位置に達する前に、圧着端子4が圧着位置に正確に位置決めされる。
次いで、図11に示されているように、センタ及びサイドアンビル26,28が圧着位置まで下降すると、一対のサイドアンビル28は圧着端子4をその両側から挟み込んで保持する。また、センタアンビル26は圧着端子4に対してその背面側から当接する。
【0049】
更に、センタ及びサイドアンビル26,28が下降すると、センタアンビル26が圧着端子4を更に押し下げる。一方、端子キャリア6は、上述したようにカッタ部材20の支持溝36内にて厚み方向に支持されているので、このとき、センタアンビル26の下降に伴い圧着端子4の基端が上下方向に剪断され、圧着端子4は端子キャリア6から切り離される(図12参照)。
【0050】
また、図12に示されているように、圧着端子4は端子キャリア6から切り離された後、その両側をサイドアンビル28により保持されている。更に、本実施例では上述したように、圧着端子4の先端をも端子リフタ42により保持することができる(図3参照)。なお、端子リフタ42は上述のように、圧着端子4が切り離された後はリフタパンチ52により押し下げられるので、圧着端子4はセンタアンビル26の下降に伴い、その初期の水平姿勢を保持したままクリンパ24に向けて移動することができる。
【0051】
センタアンビル26が更に下降すると、圧着端子4がクリンパ24上のフラットケーブルFCに打ち付けられ、このとき、端子バレルはフラットケーブルFCを貫通する。なお、サイドアンビル28がクリンパ24に当接すると、センタアンビル26の下降に伴い圧縮コイルばね34が圧縮変形されるので、この時点でサイドアンビル28はその下降を停止する。
【0052】
一方、センタアンビル26は、図13に示されているように更に下降して、最終的にクリンパ24に近接した作動位置まで達する。このとき、昇降スライダ16もまた、その昇降ストロークの最下端の位置(下死点)に達する。センタアンビル26が図13に示される作動位置まで下降すると、端子バレルがクリンパ24に案内されて屈曲され、このとき、圧着端子4の圧着(カシメ)が完了となる。
【0053】
この後、プレスラムが上死点に向けて復帰するとき、昇降スライダ16の上昇過程にて、先ずセンタアンビル26が圧着端子4から離脱し、次いでサイドアンビル28がクリンパ24から離脱してフラットケーブルFCが解放される。そして、パイロットピン102がパイロット孔122から抜け出し、端子キャリア6もまた解放される。この後、フラットケーブルFCは、次の圧着動作に備えて導線の1ピッチ分だけ横方向に移送される。
【0054】
昇降スライダ16が上昇ストロークの上端近傍まで上昇すると、カムフォロワ96が相対的にフィードカム88の傾斜カムに案内され、フィードアーム90を移送経路2の上流側に向けて揺動させる。そして、昇降スライダ16がその昇降ストロークの上端位置に復帰すると、フィードアーム90もまた初期位置に復帰するので、フィード爪80は移送経路2に沿ってその上流側の初期位置まで復帰する。
【0055】
上述の一実施例において説明したように、本発明の取付装置にあっては、一連の圧着過程において圧着端子4及びフラットケーブルFCは何れも、その1ピッチ分だけ一方向(実施例では水平方向)に移送されるだけであり、その何れかを圧着位置に対して退避させる必要がない。このため、圧着端子と電線との干渉を避けるための複雑な動作がなく、プレス機本体や端子送り機構本体の作動が簡潔であり、装置全体を容易に小型化することができる。なお、フラットケーブルFCの送り機構については特に示していないが、本発明の取付装置にあっては、一般的に公知の電線送り機構を適用すればよいことはいうまでもない。
【0056】
上述のように圧着端子4の移送機構もまた、圧着端子4を一方向へ間欠的に移送するだけの機能を有しているだけでよいので、その構造が簡易であり、小型且つ安価に構成することが可能である。
また、クリンパ24及びカッタ部材20を固定としているので、可動部位が少なく、圧着プレス機の負担もまた軽減される。
【0057】
更に、本発明は電線をクリンパ24上に載置した状態で、圧着端子4を電線に打ち付けて圧着するものとしているから、このとき、電線を不所望に変形させることがない。特に、フラットケーブルのように複数の導体が平行に並んで一体的に被覆されている電線の場合、個々の導体が端子の圧着動作に際して変形を受けることがなく、また、圧着端子との干渉が避けられているので、極めてその自動化に好適である。
【0058】
また、上述した実施例のように、保持手段として一対のサイドアンビル28に加え、更に端子リフタ42を備えていれば、切り離し後の圧着端子4の姿勢保持もまたより確実である。
本発明は上述した一実施例に制約されることなく、種々に変形して実施可能である。例えば、図14及び図15に示されている例では、センタアンビル26が圧着端子4の長手方向に延長されており、また、サイドアンビル28は圧着端子4の端子本体部分を挟み込むことができる。またこの場合、端子リフタ42が省略されており、その構造が更に簡略化されている。この場合でも、サイドアンビル28による圧着端子4の挟み込みだけで、その初期姿勢を充分に保持することができる。
【0059】
図1及び図17に示されている例では、フラットケーブルFCに代えて、通常の電線が適用されている。この場合、端子バレル及び導線の形状に応じてセンタアンビル26の押圧面を円弧状に変形したり、センタアンビル26とサイドアンビル28との間に所定の隙間を確保することで、端子バレルの成形を所望の形状にて行うこともできる(図17参照)。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフラットケーブルに適用した電線用圧着端子の取付装置(請求項1)によれば、圧着端子及びフラットケーブルをそれぞれ一方向に移送しながら、所定の圧着位置にてアンビルを往復させるだけの簡単な動作だけでフラットケーブルの一面側から連続的に圧着端子の圧着動作を行うことができ、簡易な構造にして、安価且つ自動化に適した取付装置を提供できる。また、端子キャリアからの圧着端子の切り離しに先立ち、圧着端子は一対の挟持壁により容易且つ確実にして、その両側から挟み込まれることで、その初期姿勢に既に保持され、しかも、その初期姿勢が切り離し後から圧着時にも維持されていることから、クリンパの成形ガイド面により、圧着端子の端子バレルはその一部がフラットケーブルを貫通して突出し、その突出縁がフラットケーブルの他面に向けて屈曲されて、圧着端子の圧着が完了する。
【0061】
また、圧着端子の移送とアンビルの往復動が機構的に同期しているので(請求項2)、効率的な装置の作動が得られるし、更に、圧着端子を確実に位置決めすることにより(請求項)、製品の品質を高水準に安定して維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の取付装置を具体的に示す正面図である。
【図2】図1の取付装置の左側面図である。
【図3】取付装置の内部構造を部分的に示す図である。
【図4】図3の部分の平面図である。
【図5】圧着端子の移送を説明するための取付装置の正面図である。
【図6】図5の状態から、圧着端子が移送された状態を示す図である。
【図7】パイロットピンの動作を説明するための取付装置の左側面図である。
【図8】取付装置の作動前における各部位の位置関係を示す簡略図である。
【図9】図8の状態から取付装置の作動開始に伴い、端子が移送された状態を示す図である。
【図10】圧着端子が位置決めされた状態を示す図である。
【図11】圧着端子が保持された状態を示す図である。
【図12】圧着端子の切り離し及び電線への打ち付けの様子を示した図である。
【図13】圧着作業が完了したときの状態を示す図である。
【図14】センタ及びサイドアンビルの変形例を示した右側面図である。
【図15】図14の例の正面図である。
【図16】フラットケーブルに代えて電線を適用した場合の例を示す図である。
【図17】図16の例の正面図である。
【符号の説明】
2 移送経路
4 圧着端子
6 端子キャリア
16 昇降スライダ
20 カッタ部材
24 クリンパ
26 センタアンビル
28 サイドアンビル(挟持壁)
32 溝(支持機構)
34 圧縮コイルばね(支持機構)
42 端子リフタ(保持手段)
62 ガイドレール
78 案内面
80 フィード爪(繰出爪)
88 フィードカム(カム機構)
90 フィードアーム
96 カムフォロワ(カム機構)
98 フリーローラ(伝達機構)
100 ガイド溝(伝達機構)
102 パイロットピン
122 パイロット孔

Claims (3)

  1. 長尺な帯状をなす端子キャリアの一側縁から側方に突出して形成され、基端部に半筒状の端子バレルを有し且つ前記端子キャリアの長手方向に間隔を存して並ぶ複数の圧着端子を、個々に前記端子キャリアから切り離すとともに前記端子バレルにてフラットケーブルの一面側から前記フラットケーブルの線状導体に圧着させる電線用圧着端子の取付装置において、
    前記圧着端子を前記端子キャリアとともにその長手方向に案内する移送経路と、
    前記移送経路を通じて前記端子キャリアを前記間隔ずつ間欠的に繰り出し、前記圧着端子を所定の圧着位置に順次移送する移送手段と、
    前記移送経路の近傍に固定して設けられ、前記圧着位置にて前記端子バレルと対向するクリンパと、
    前記クリンパとの間にて前記移送経路を挟んで配置され、前記クリンパから離間した待機位置と前記クリンパに近接した作動位置との間を往復自在なアンビルと、
    前記圧着端子の移送と同期して前記アンビルを往復動させる駆動手段と、
    前記アンビルの往復動と同期して前記フラットケーブルの線状導体を前記クリンパ上に供給する供給手段と、
    前記アンビルの往復経路の途中に設けられ、前記端子キャリアをその厚み方向に挟み込んで支持するとともに、前記アンビルと協働して圧着端子に対する切れ刃を形成するカッタ部材と、
    前記アンビルの前記作動位置への移動に伴い、前記アンビル及び前記カッタ部材の協働により前記圧着端子が前記端子キャリアから切り離されるに先立ち、前記圧着端子を両側から挟み込んで前記圧着端子の初期姿勢を保持し、前記圧着端子の切り離し後も前記アンビルの往復経路にて前記圧着端子の初期姿勢を維持する保持手段とを具備し、
    前記保持手段は、
    前記アンビルの両側に設けられ、前記アンビルの前記作動位置への移動に伴い前記圧着端子を両側から挟み込んで保持する一対の挟持壁と、
    前記一対の挟持壁を前記アンビルに対して前記往復経路の方向に変位自在に支持するとともに、前記アンビルから前記クリンパに向けて突出するべく付勢力を与える支持機構とを含み、
    前記クリンパは、前記圧着端子の圧着時、前記端子バレルの一部を前記フラットケーブルを貫通して突出させ、この突出縁を前記フラットケーブルの他面に向けて屈曲させる成形ガイド面を有する
    ことを特徴とする電線用圧着端子の取付装置。
  2. 前記移送手段は、
    前記アンビルの往復に連動して所定のストローク内を往復するスライダと、
    前記移送経路に沿って揺動自在に設けられたフィードアームと、
    前記スライダの往復を前記ストロークの始端部分にて前記フィードアームの揺動に変換して伝達するカム機構と、
    前記移送経路に沿って移動自在に設けられ、前記圧着位置の下流側にて前記端子キャリアを案内する案内面を有した繰出ガイドと、
    前記フィードアームの揺動を前記繰出ガイドの往復動に変換して伝達する伝達機構と、
    前記繰出ガイドに設けられ、前記繰出ガイドが前記移送経路の下流方向へ移動するとき前記案内面との間にて前記端子キャリアを把持する繰出爪とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電線用圧着端子の取付装置。
  3. 前記端子キャリアは、その長手方向に前記間隔を存して複数のパイロット孔が形成されており、
    前記アンビルの両側に前記移送経路に沿って離間して配置され、前記アンビルの往復動に連動して前記移送経路に接離するとともに、前記アンビルによる前記圧着端子の切り離しに先行して前記パイロット孔に填り込む一対のパイロットピンを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線用圧着端子の取付装置。
JP31712399A 1999-11-08 1999-11-08 電線用圧着端子の取付装置 Expired - Lifetime JP3904777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31712399A JP3904777B2 (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電線用圧着端子の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31712399A JP3904777B2 (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電線用圧着端子の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001135447A JP2001135447A (ja) 2001-05-18
JP3904777B2 true JP3904777B2 (ja) 2007-04-11

Family

ID=18084703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31712399A Expired - Lifetime JP3904777B2 (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電線用圧着端子の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3904777B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20010369A1 (it) * 2001-04-13 2002-10-13 Framatome Connectors Int Unita' di aggraffatura per congiungere connettori elettrici a cavi elettrici piatti.
JP4030275B2 (ja) * 2001-05-21 2008-01-09 古河電気工業株式会社 フラットケーブルと接続端子との接続時の接続不良検出方法
JP4589946B2 (ja) * 2007-07-12 2010-12-01 日本航空電子工業株式会社 端子圧着機
US8578597B2 (en) * 2010-08-23 2013-11-12 Tyco Electronics Corporation Feed mechanism for a terminal crimping machine
JP6224953B2 (ja) * 2013-08-23 2017-11-01 矢崎総業株式会社 端子接続装置
DE102016123470A1 (de) * 2016-12-05 2018-06-07 Komax SLE GmbH & Co. KG Vorrichtung, Verfahren und System zum Inverscrimpen
CN109326944B (zh) * 2018-10-24 2024-04-09 上海雷迪埃电子有限公司 用于射频同轴连接器装配的压接机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001135447A (ja) 2001-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0050422B1 (en) Method and apparatus for making modular electrical harnesses including wire holding head
US4166315A (en) Wire gathering mechanism for wire lead production apparatus
US4551893A (en) Wire processing apparatus
EP0022637B1 (en) Apparatus for terminating a series of wires simultaneously
US4165768A (en) Wire straightening mechanism for wire lead production apparatus
JPWO2008087938A1 (ja) 端子圧着方法、端子圧着装置及び端子圧着電線製造装置
JP3904777B2 (ja) 電線用圧着端子の取付装置
US4409734A (en) Harness making apparatus and method
JPS6171575A (ja) 片端自動圧接機
US4495682A (en) Apparatus for making electrical harnesses
US4525927A (en) Method and apparatus for connecting an insulating housing of a connector and a cover
US20170033525A1 (en) Terminal crimping device
EP0001891B1 (en) Apparatus for inserting wires into electrical terminals
US3455006A (en) Wire positioning apparatus
JPH0237673B2 (ja)
US3628228A (en) Apparatus for crimping electrical connectors to wires
US3550239A (en) Terminal applicator having means for separating dies
US3386153A (en) Method and apparatus for forming an insulated electrical connection
US3673847A (en) Round socket applicator
JP2010015701A (ja) 端子圧着装置
CN110587244B (zh) 一种折弯焊接设备及方法
US3763555A (en) Method of crimping electrical connectors to wires
CN107732628B (zh) 单头端子压着机
US3562904A (en) Method for forming an insulated electrical connection
US3046636A (en) Lead making machine

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040409

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040601

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070110

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3904777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term