JP3904105B2 - 洗浄装置および洗浄車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄装置および洗浄車に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、空港の滑走路に埋設される標識灯などの照明装置を洗浄するこの種の洗浄装置は、特開平6−272220号公報等に記載されている。この洗浄装置は、図5にその要部を示すように、埋設されている標識灯41を洗浄する。洗浄装置50は、支持ロッド2を介して車両に取り付けられており、図示しない制御装置により標識灯41の高さに応じて上下方向に駆動される。支持ロッド2には円板状のノズルプレート4が回転自在に取り付けられ、このノズルプレート4には対称位置に円筒状の一対の支持アーム5,5が取り付けられ、これらの支持アーム5,5の下端部に、それぞれ洗浄ノズル6,6が取り付けられている。洗浄ノズル6,6には、それぞれ、内側下方に向かう図示しない洗浄液噴射部とエア噴射部とが交互に複数設けられている。また、洗浄装置50は、ノズルプレート4がモータ12の駆動により所定角度の範囲で回転往復運動するように構成されており、ノズルプレート4の回転往復運動に連動して洗浄ノズル6,6も回転往復運動をする。さらに、支持ロッド2の下端部には、下方に向かって弾性的に突設された棒状の当接体21を有した位置センサ20が設けられている。
【0003】
洗浄装置50を下降させると、位置センサ20の当接体21の下端部21aが標識灯41の灯体43の上端部に当接し、この当接体21が位置センサ20の内側に押し込まれる。この状態で、標識灯41の路面(設置面)40からの突出寸法が検出されて制御装置に伝達される。制御装置は検出された突出寸法に基づいて、灯体43の透光窓46,46の洗浄に最適な位置まで洗浄ノズル6,6を下降させる。そして、モータ12を駆動させてノズルプレート4を回転往復運動させると、付随して洗浄ノズル6,6も回転往復運動する。そして、洗浄ノズル6,6の各洗浄液噴射部から透光窓46,46に向かって高圧水を噴射し、透光窓46,46あるいはリングレンズ45に付着した塵埃などを洗い流す。続いて、高圧水の噴射を停止して、洗浄ノズル6,6のエア噴射部から高圧エアを噴射し、透光窓46,46あるいはリングレンズ45に残った水滴を吹き飛ばすものである。
【0004】
また、洗浄液噴射部は、通常、図6に示すように、高圧の洗浄液が周囲に飛散することを防止するため、カバー51内に収納されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
洗浄ノズル6,6から噴射された高圧水は、飛散して、カバー51の下部や洗浄装置50の位置センサ20、ノズルプレート4などに付着するが、周囲の気温によっては、この付着した水滴が凍結する場合がある。そして、凍結した水滴は、徐々につらら状態に成長する。その結果、洗浄装置50の下降のときにつららが路面40に当たり、洗浄装置50が標識灯41近辺まで移動できない場合がある。また、洗浄装置50の内部で洗浄液が凍結する場合もあり、洗浄液を搬送するパイプで、その凍結が顕著に発生し易い。
【0006】
本発明は、飛散してカバーに付着する洗浄液の凍結を抑制することのできる洗浄装置および洗浄車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の洗浄装置の発明は、昇降される装置本体と;装置本体の下部に設けられ、路面に設置された被洗浄部を有する照明装置に洗浄液を噴射する噴射手段と;装置本体が下降されたときに噴射手段と被洗浄部との相対位置を検出する位置検出用のセンサと;位置検出用のセンサの出力信号により噴射手段が前記被洗浄部に対向するように位置調整を行なう制御手段と;噴射された洗浄液が装置本体周辺に飛散しにくくなるように、噴射手段の周囲を覆い装置本体の下部に配設されたカバー体と;装置本体が上昇されて路面から離間した状態で、高圧温風を噴射させて前記カバー体に付着した洗浄液を除去する除去手段と;を具備している。
【0008】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り用語の定義および技術的意味は次のとおりとする。
【0009】
洗浄液は、照明装置の被洗浄部を洗浄できる液体であればよく、洗浄水、薬品を混入した洗浄水、薬液を包含する。
【0010】
位置検出用のセンサは、噴射手段と照明装置の被洗浄部との相対位置を検出するものであればよく、照明装置に接触してその位置を検出する接触型のセンサ、例えば、CCDカメラなどを用いて光学的に位置を検出するものや赤外線や超音波などを利用する非接触型の検出装置を包含する。
【0011】
カバー体は、噴射手段の周囲を覆うように別体的に配設されたものの他、装置本体と一体的に形成して、装置本体の下部が噴射手段の周囲を覆うように構成されたものであってもよい。
【0012】
本発明において、位置検出用のセンサは、洗浄液を噴射する噴射手段と照明装置の被洗浄部との相対位置を検出して、検出した相対位置を制御手段に出力する。制御手段は、噴射手段が被洗浄部に対向するように位置調整を行ない、噴射手段から被洗浄部に向かって洗浄液を噴射させ、被洗浄部に付着している塵埃などを洗浄させる。飛散してカバー体に付着した洗浄液は、装置本体が路面から離間した状態で、除去手段の高圧温風によって吹き飛ばされるか、または、蒸発させられてカバー体より除去される。
【0013】
したがって、カバー体に付着した洗浄液は、除去手段によってカバー体より除去されるため凍結を低減でき、噴射手段と被洗浄部との位置調整が適正に行い得る。
【0014】
請求項2に記載の洗浄装置の発明は、請求項1記載の洗浄装置において、洗浄液を貯蔵する槽体と噴射手段とが洗浄液が流動可能に連結されているとともに、外部から暖められるように構成されているパイプ部を備えている。
【0015】
槽体と噴射手段とを連結させるパイプは、洗浄液の流動に耐えるものであればよく、金属製や繊維製などは問わない。
【0016】
パイプ部は、少なくともその一部が暖められるように構成されていればよい。
【0017】
したがって、パイプ内部で洗浄液の凍結を抑制することができ、洗浄装置の所期の動作を確保し得る。
【0018】
請求項3に記載の洗浄車の発明は、洗浄車本体と;洗浄車本体に収容されている請求項1または2記載の洗浄装置と;を具備している。
【0019】
請求項1または2記載の作用および効果のある洗浄装置を具備した洗浄車を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
図1は本発明の第1の実施形態を示す洗浄装置の概略図、図2は洗浄工程を示す概略図、図3は装置本体の概略外観図、図4は洗浄車の一部切り欠き外観図である。なお、図5と同一部分または同一部分に相当する部分には同一符号を付す。
【0022】
図1に示す洗浄装置1は、被洗浄部を有する照明装置、例えば、滑走路あるいは誘導路などの路面40に所定間隔で埋設設置された埋込型の航空用の標識灯41を洗浄するものである。ここで、この標識灯41は、地中に埋設される略円筒状の基台42と、この基台42上に取り付けられた略円盤状の灯体43とを有し、灯体43はボルト44により複数箇所にて基台42に固定されている。そして、基台42の路面40上の高さ突出寸法は、灯体43の高さ寸法とほぼ等しくなっている。
【0023】
また、灯体43は、図示しない光源を内部に収納しているとともに、この光源から照射された光線を誘導する図示しない反射鏡およびリングレンズ45などからなる光学系を内部に収納している。
【0024】
さらに、灯体43の外面は、中央部が上方に突出した滑らかな曲面状をなしているとともに、反対方向に向かって2箇所が切り欠かれ、光学系により誘導された光線を照射する一対の透光窓46,46が形成されている。そして、これらの透光窓46,46の内側部には、リングレンズ45が密着し、リングレンズ45により水密に閉塞されている。透光窓46,46およびリングレンズ45は、照明装置としての標識灯41の被洗浄部である。
【0025】
洗浄装置1は、中空の支持ロッド2を有し、支持ロッド2の下端部近傍に円板状のノズルプレート4が回転自在に取り付けられている。そして、このノズルプレート4には、対称位置に円筒状をなす一対の支持アーム5,5が係合して取り付けられ、これらの支持アーム5,5の下端部に洗浄液を噴射する噴射手段としての噴射ノズル6,6が取り付けられている。
【0026】
噴射ノズル6,6には、図2に示すように、内側下方に向かう洗浄液噴射部7とエア噴射部8とが交互に複数設けられている。そして、洗浄液噴射部7とエア噴射部8には、各々支持アーム5,5の内側を通る接続チューブ9,10が接続されている。接続チューブ9は、支持ロッド2内を通って図示しないポンプおよび洗浄液の貯蔵槽に連結されている。また、接続チューブ10は、支持ロッド2内を通って図示しないコンプレッサに連結されている。そして、洗浄液噴射部7からは洗浄液としての高圧水が噴射され、エア噴射部8からは高圧の空気が噴射される。
【0027】
また、図1に示すように、支持ロッド2には架台11が固定され、この架台11の先端部の上側にモータ12が支持されている。そして、このモータ12の回転軸は、架台11の下側に突設しており、このモータ12の回転軸に円板状の回転板13が偏心した状態で取り付けられている。この回転板13の周縁部近傍には互いに螺合するボルトおよびナットなどからなる支持具14が取り付けられ、この支持具14に細長板状のリンク体15の一端部が回転自在に取り付けられている。
【0028】
一方、ノズルプレート4の中央部近傍からは、支持ロッド2を遊嵌する状態で上方に向かって円筒状をなす筒状部16が突設され、この筒状部16の上端部から径方向に向かって細長板状の連動板17が突設されている。この連動板17には、長手方向に沿って連動溝18が形成され、この連動溝18に摺動自在にリンクピン19が取り付けられている。このリンクピン19は、リンク体15の他端部に回転自在に取り付けられており、モータ12の回転軸に対し、回転板13が偏心した状態で回動し、この回転板13に連結されたリンク体15によりノズルプレート4は所定角度の範囲で回転往復運動する。
【0029】
さらに、支持ロッド2の下端部には、噴射手段としての噴射ノズル6,6と被洗浄部としての標識灯41との相対位置を検出する位置検出用のセンサ20が設けられている。この位置センサ20は、下方に向かって弾性的に突設された棒状の当接体21を有している。そして、位置センサ20は、当接体21の下端部21aを被検出物としての標識灯41に当接して当接体21を上下動させることにより、標識灯41の高さ位置を検出し、検出した高さ位置を信号として制御装置22に出力する。制御装置22は、位置センサ20の出力信号により、噴射ノズル6,6が標識灯41に対向するように洗浄装置1の位置調整を行う。制御装置22は、位置センサ20の出力信号により噴射手段としての噴射ノズル6,6が被洗浄部である標識灯41に対向するように位置調整を行う制御手段である。
【0030】
ノズルプレート4の外周には、ノズルプレート4を包囲するように、一端が密封され他端がレギュレータ23に接続された略円状のエアパイプ24が配設されている。エアパイプ24の下面には、図示しない通孔が一定間隔で設けられている。レギュレータ23は、中空の中継パイプ25を介して電気ヒータ26に接続され、さらに中空の中継パイプ27を介して図示しない電磁弁およびコンプレッサに接続されている。コンプレッサは、電磁弁が開いているときに、圧縮空気を電気ヒータ26およびレギュレータ23を介してエアパイプ24に供給し、電磁弁が閉じているときには供給しない。電気ヒータ26は、圧縮空気を加熱して温風にする。レギュレータ23は、エアパイプ24に供給される圧縮空気の圧力を調整する。エアパイプ24は通孔より高温高圧の圧縮空気を噴射する。また、レギュレータ23および電気ヒータ26は、制御装置22によりその動作が制御され、例えば、外気温に応じて、圧縮空気の温度および圧力が調整されている。
【0031】
洗浄装置1の洗浄機構部等は、図3(a)に示す装置本体3に収容されている。そして、噴射手段としての噴射ノズル6,6は、装置本体3の下部内側に配設されている。装置本体3の下部には、噴射ノズル6,6から噴射された洗浄液が装置本体3周辺に飛散しにくくなるように、噴射ノズル6,6の周囲を覆ってカバー体28が配設されている。カバー体28は、図4に示すように、カバー体28が設置面40まで下降した後、さらに装置本体3が下降すると収縮するように、伸縮性を有して構成されている。なお、装置本体3とカバー体28は、図3(b)に示すように、一体的に形成してよい。また、カバー体28は伸縮性を有するものに限定されない。
【0032】
次に、第1の実施形態の作用について述べる。
【0033】
標識灯41を洗浄する前は、装置本体3を暖めて水滴が付着しにくくするために、エアパイプ24の通孔より高圧温風を噴射させる。そして、図2(a)に示すように、制御装置22により標識灯41の中央部上方に洗浄装置1の中央部を位置させる。この時、標識灯41の洗浄が支障なく行われるようにするために、エアパイプ24の通孔より高圧温風を噴射させることを停止させる。そして、図2(b)に示すように、洗浄装置1を下降させると、位置センサ20の当接体21の下端部21aが標識灯41の灯体43の上端部に当接し、この当接体21が位置センサ20の内側に押し込まれる。この状態で、標識灯41の路面40からの突出寸法Hが検出され、この突出寸法Hが制御装置22に入力される。制御装置22は、例えば、突出寸法Hのうち約上半分の高さ位置に灯体43があるものと判断し、灯体43の透光窓46,46の洗浄に最適な所定距離を有する位置まで噴射ノズル6,6が下降した状態で洗浄装置1を停止させる。
【0034】
そして、図2(c)に示すように、モータ12の回転軸が回転してノズルプレート4が回転往復運動するとともに、このノズルプレート4に従い回転往復運動される噴射ノズル6,6の各洗浄液噴射部7,7から透光窓46,46に向かって洗浄液としての高圧水が噴射される。この状態で、透光窓46,46あるいはリングレンズ45に付着した塵埃などが洗い流される。そして、噴射ノズル6,6の各洗浄液噴射部7,7からの高圧水の噴射を停止するとともに、エア噴射部8,8から高圧エアを噴射して、透光窓46,46あるいはリングレンズ45に残った水滴を吹き飛ばして乾燥させ、標識灯41の洗浄が完了する。
【0035】
続いて、制御装置22は、洗浄装置1を上昇させる。そして、この状態で、エアパイプ24の通孔から高圧温風を再び噴射させ、カバー体28の内側、ノズルプレート4、位置センサ20などに飛散して付着した水滴を吹き飛ばし、または、蒸発させる。エアパイプ24の通孔から噴射された高圧温風は、装置本体3を暖めるとともに、カバー体28の外側に飛散して付着した水滴を除去する。したがって、カバー体28や洗浄装置1を構成する部材,部品に飛散して付着した洗浄液は、除去手段としてのエアパイプ24より噴射された高圧温風によって除去され、飛散して付着した洗浄液による凍結が低減されるので、氷点下の気温でも、カバー体28につららが成長したり、位置センサ20などが凍結することがなく、所期のとおり、標識灯41の被洗浄部と噴射ノズル6,6を対向させて洗浄を行なうことができる。
【0036】
なお、高圧温風は、エアパイプ24より常時噴射されていても、間欠的に噴射されてもよい。また、レギュレータ23による圧縮空気の圧力調整は、噴射ノズル6,6から噴射される高圧エアの圧力に応じて行ってもよい。
【0037】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0038】
図4において、3は装置本体、30は洗浄車、31は洗浄車本体、32は槽体、33はポンプ、34はパイプ部、35はコンプレッサ、36はタンク、37はヒータ、38は外囲器、39は昇降装置である。
【0039】
装置本体3には、図1に示した洗浄装置1の要部が配設されている。そして、洗浄車30は、前面側に設けた昇降装置39に装置本体3を取り付けている。洗浄車本体31を構成する運転席部31a内に配設した制御装置22(図示していない)によって、昇降装置39は装置本体3を前後、左右および上下に移動させることができる。さらに、洗浄車30は、洗浄車本体31内に洗浄液を貯蔵する槽体32、ポンプ33、パイプ部34、コンプレッサ35、タンク36、ヒータ37、パイプ部34を覆う外囲器38などを収容する。ポンプ33は、槽体32内の洗浄液を高圧にして噴射ノズル6,6の洗浄液噴射部7,7に送出する。パイプ部34は、槽体32と噴射ノズル6,6の洗浄液噴射部7,7とをポンプ33を介して洗浄液が流動可能に連結する金属性のパイプである。このパイプは、洗浄装置1の接続チューブ9と、運転席部31a内に配設された図示しない電磁弁を介して接続されている。コンプレッサ35は、空気を圧縮してタンク36に送気する。タンク36は、圧縮空気を貯蔵する。ヒータ37は、タンク36より外囲器38内に流動する圧縮空気を加熱して暖める。パイプ部34の所定範囲を覆うように設けられた外囲器38は、外囲器38内に加熱された圧縮空気を通風させ、パイプ部34を外部から暖めるように構成されている。なお、図示しないが、噴射ノズル6,6のエア噴射部8,8に高圧エアを供給するコンプレッサは、洗浄車本体31内に配設されており、このコンプレッサと洗浄装置1の接続チューブ10は運転席部31a内で図示しない電磁弁を介して連結されている。また、図示しないが、洗浄装置1のエアパイプ24の通孔より噴射される高圧エアを供給するコンプレッサは、洗浄車本体31内に配設されており、このコンプレッサと洗浄装置1の中継パイプ27は運転席部31a内で図示しない電磁弁を介して連結されている。
【0040】
装置本体3を路面40から離間した状態で、洗浄車30を移動し、被洗浄部を有する照明装置、例えば、標識灯41の中央部上方に洗浄装置1の中央部を位置させる。そして、制御装置22は、装置本体3を下降させて位置センサ20によって噴射ノズル6,6と標識灯41の被洗浄部との位置調整を行なう。装置本体3を下降させたときに、装置本体3の下部に配設されたカバー体28は、路面40に当接して押し込まれて収縮するとともに、標識灯41を覆う。そして、標識灯41は、噴射ノズル6,6から噴射された洗浄液で洗浄される。すなわち、運転席部31a内に配設された電磁弁が開かれ、ポンプ33が運転されると、槽体32に貯蔵されている洗浄液は、パイプ部34および接続チューブ9を介して噴射ノズル6,6の洗浄液噴射部7,7から噴射される。この時、カバー体28は、噴射された洗浄液が装置本体3周辺に飛散することを低減している。標識灯41の洗浄が完了すると、ポンプ33の運転が停止され、電磁弁が閉じられる。そして、装置本体3が上方に移動され、エアパイプ24より高圧温風が噴射される。そして、運転者は、次の標識灯41の位置まで洗浄車30を移動させる。
【0041】
コンプレッサ35は、タンク36内が所定の圧力範囲であるように圧縮空気をタンク36内に供給する。タンク36内の圧縮空気は、外囲器38内との圧力差に応じて、ヒータ37を介して外囲器38内に流動していく。圧縮空気はヒータ37によって加熱されて温風となる。この温風は、パイプ部34の周囲を通過してパイプ部34を暖める。そして、外囲器38の最端部に形成された通孔より洗浄車30外へ排出される。また、装置本体3は、電気ヒータ26によって加熱され、エアパイプ24から噴射された高圧エアによって暖められるので、接続チューブ10も暖められている。
【0042】
槽体32と噴射手段としての噴射ノズル6,6の間に連結されたパイプ部34は、温風によって暖められ、外気温度が氷点下であっても、パイプ部34内に停留している洗浄液が凍りつくことが防止されるので、常時、噴射ノズル6,6から洗浄液を照明装置の被洗浄部に噴射することができる。また、洗浄装置1は洗浄車30に具備されているので、洗浄車30の移動により、洗浄する照明装置の位置に洗浄装置1を早く移動させることができる。
【0043】
以上の実施形態においては、洗浄される照明装置として、航空用の標識灯41のものについて説明しているが、これに限らず、その他の標識灯やトンネル用照明器具など被洗浄部を有する照明器具であればよい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、被洗浄部へ噴射されて飛散し、カバー体に付着した洗浄液は、除去手段の高圧温風によってカバー体より除去され凍結することが低減されるので、外気温度が低温でも、被洗浄部に噴射手段を対向させて洗浄を行なうことができる。
【0045】
請求項2の発明によれば、請求項1記載の効果に加え、槽体と噴射手段との間に連結されたパイプ部は、温風によって暖められるため、外気温度が氷点下であっても、パイプ部内に停留している洗浄液が凍りつくことが防止されるので、常時、噴射手段から洗浄液を照明装置の被洗浄部に噴射することができる。
【0046】
請求項3の発明によれば、請求項1または2記載の効果を具備している洗浄車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す洗浄装置の概略図。
【図2】同じく、洗浄工程を示す概略図。
【図3】同じく、装置本体の概略外観図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す洗浄車の一部切り欠き外観図。
【図5】従来技術を示す洗浄装置の概略図。
【図6】従来技術を示す洗浄装置の外観図。
【符号の説明】
1……洗浄装置
3……装置本体
6,6…噴射手段としての噴射ノズル
20…位置センサ
22…制御手段としての制御装置
24…除去手段としてのエアパイプ
28…カバー体
32…槽体
34…パイプ部
30…洗浄車
31…洗浄車本体
41…照明装置としての標識灯

Claims (3)

  1. 昇降される装置本体と;
    装置本体の下部に設けられ、路面に設置された被洗浄部を有する照明装置に洗浄液を噴射する噴射手段と;
    装置本体が下降されたときに噴射手段と被洗浄部との相対位置を検出する位置検出用のセンサと;
    位置検出用のセンサの出力信号により噴射手段が前記被洗浄部に対向するように位置調整を行なう制御手段と;
    噴射された洗浄液が装置本体周辺に飛散しにくくなるように、噴射手段の周囲を覆い装置本体の下部に配設されたカバー体と;
    装置本体が上昇されて路面から離間した状態で、高圧温風を噴射させて前記カバー体に付着した洗浄液を除去する除去手段と;
    を具備していることを特徴とする洗浄装置。
  2. 洗浄液を貯蔵する槽体と噴射手段とが洗浄液が流動可能に連結されているとともに、外部から暖められるように構成されているパイプ部を備えていることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 洗浄車本体と;
    洗浄車本体に収容されている請求項1または2記載の洗浄装置と;
    を具備していることを特徴とする洗浄車。
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