JP3902656B2 - 眼鏡フレーム - Google Patents
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Description
本発明は、フレームボディ、一対のサイドアーム、一対の眼鏡レンズを前記フレームボディに固定するための手段、及び前記フレームボディの上部に配置されたハウジング手段を備えた眼鏡フレームに関する。サイドアームは、休止位置を取る際には、少くともその一部分がハウジング手段内に挿入されて一対のレンズの上方に延びるが、使用位置を取る際には、ハウジング手段から引き出されてフレームボディの平均平面(mean plane)に対して実質的に垂直な方向に延びる。これらのサイドアームは柔軟であり、かつ使用位置においてフレームボディに対してそれぞれ接近している前端部分と、離間している後端部分とを有している。
ユーザが眼鏡を着用しているときには、フレームボディの平均平面は実質的に垂直である。一般的に、フレームの種々の要素の異なる位置および方向(前方、後方、垂直、水平)は、フレームを通常に着用している状態におけるものであり、レンズが全体的に垂直であるのに対して、サイドアームは着用者の耳に至るまで全体的に水平である。
欧州特許出願第0354051号は、このタイプの眼鏡フレームを開示しているが、ここで、ハウジング手段は、2つの平行なチャネルによって構成され、各チャネルはサイドアームの一方をそれぞれ受け入れるようにされ、かつ眼鏡フレームの上側バー内に形成されている。サイドアームおよびチューブの断面形状をできるだけ小さくするように試みられてはいるものの、ハウジング手段の全体寸法は比較的大きく、従って上側バーは十分に厚いものとならざるを得ない。さらに、一対のチューブは互いに平行であり、かつ一対のサイドアームの出口もまた互いに平行であるため、一対のサイドアームはフレームの上側バーの方向に一列に並べられない。このため、一対のサイドアームをそれぞれ水平方向若しくは垂直方向に同一レベルでフレームに接続することができないので、眼鏡フレームは非対称となる。
したがって、フレームの上側バーのかなりの厚みと非対称さとにより、眼鏡フレームは全体的に比較的見苦しいものとなる。
そこで、本発明の目的は、眼鏡フレームの上側バーの厚みを減少させるとともに外観を完全に左右対称とすることにより、これらの欠点を解消することにある。
この目的を達成するために、ハウジング手段は2つのサイドアームを受け入れるための単一のチューブから構成され、このチューブはフレームボディの上側部分に配置されて、一対のレンズよりも上方に、いわゆる「横」方向に延在するとともに、フレームボディの上側部分の横方向の第1および第2の端部に、互いに対向する一対の開口端部をそれぞれ提供し、さらに前記サイドアームは、互いに交差した状態で前記一つのチューブ内に挿入されるように、その前端部分にテーパが付けられる。
単一のチューブの内側断面が従来技術の2つのチューブのうちの1つのそれよりわずかに大きいとしても、眼鏡フレームの上側部分においてチューブの壁厚が2回積み重ねられるのだけなので、その積み重ね方向がどの方向であっても、従来技術における2つのチューブを単一のチューブに置き換えることにより、フレームの上側部分の厚みを減少させることができる。他方、従来技術においては、一対のチューブが並置される方向において、この方向におけるチューブの内部断面の寸法に加えて、チューブの厚みが4回分収納されなければならない。
同一のチューブ内に反対方向から購入されなければならない一対のサイドアームの場合には、お互いに邪魔しあい、若しくは一対のサイドアームの前端部分が互いに当接して挿入が完全にブロックされるというおそれがある。本発明によれば、一対のサイドアームの前端部分にテーパが付けられることにより、このおそれは取り除かれる。実際、互いに接触はしても当接することは不可能であり、互いに自然に偏倚させられ、その結果、それらは単一のチューブ内に問題なく挿入される。
したがって、一対のサイドアームは、お互いにスライドし合い、最適にチューブの内部空間を自然に占める。このようにして、サイドアームの与えられた断面に対して、単一のチューブの内部断面は、従来技術の2つのチューブのうちの1つの断面の1.3倍から1.7倍の範囲内に収まることが確かめられた。
非限定的な例として示す実施例の詳細な説明によって、本発明はより容易に理解されるとともに、その利点はより明らかなものとなる。
以下の説明は添付された図面を参照してなされる。ここで:図1は、本発明による眼鏡フレームを概略的に示す斜視図。図2は、図1に示した眼鏡フレームの平面図。図3は、図1中に示したIII-III矢視線に沿った断面図。図4は、図3中に示したIV-IV矢視線に沿った要部の断面図。図5および6は、それぞれ本発明による眼鏡フレームのサイドアームにおける前端部分領域の正面図、およびその平面図。図7および8は、それぞれ、本発明による眼鏡フレームのサイドアームにおける関節部分の部材を示す水平断面図および垂直断面図。図9および10は、それぞれ関節部材を示す水平断面図および垂直断面図。図11は、間接部材の他の部分を示す垂直断面図。図12は、図11の要部の平面図。図13,14,15は、サイドアームの関節部材の各回転位置を示す水平断面図である。
図1に示した眼鏡フレームは、フレームボディ10と、一対のサイドアーム12,14と、一対の眼鏡レンズ16,18とを備えている。図示の実施例において、この眼鏡フレームは、適切な溝内への挿入によってレンズを固定可能な、従来用いられているレンズ輪20,22を備えている。
眼鏡フレームの上側部分24には、図3および4によく示されるように、単一のチューブ26から構成されたハウジングが設けられている。図1には、使用位置における一対のサイドアーム12,14が実線で示されているが、これらのサイドアームは、フレームボディの平均平面に対して実質的に垂直である。また、休止位置におけるこれらのサイドアームは点線で示されているが、これらのサイドアームはチューブ26内に挿入されるとともに、一対のレンズ16,18の上方に位置している。実際、これらのサイドアームは、実質的にその全長にわたってチューブ26内に挿入されるが、着用者の耳の後方に置かれる後端部分12b,14bはチューブ26の外側に残される。
チューブ26は、フレームボディ10の上側部分24にのみ配置される。その結果、レンズ輪20,22は非常にきれいに、かつプラスチック材料(アセテート)や亀甲若しくは金属から製造することができる。実際、レンズ16,18をフレームボディ10に固定する方式が制限されることはない。例えば、レンズに設けた溝内に挿入されるナイロン糸によってレンズを上側部分24に固定し、あるいはレンズを貫通するねじによってレンズを直接上側部分24に取り付けることもできるので、レンズ輪20,22は必ずしも必要とされるわけではない。
チューブ26は、一対のレンズ16,18および鼻部分28のブリッジの上方で、いわゆる横方向に連続的に延在している。チューブ26は、フレームボディ10の上側部分24の第1および第2の側方端部にそれぞれ位置し、互いに対向する一対の端部30,32を有している。これらの側方端部には、サイドアーム12,14の関節部分を構成する関節部材34,36が設けられている。
チューブ26は、鼻部分28のブリッジに沿って延びて、ブリッジとしての役目をも果たす。望まれる美観のために、チューブ26は、この部分において下方へのうねりを有している。
図2には、チューブ26の外側の輪郭だけが概略的に点線によって示されている。顔の全体的な形状に沿わせるために、チューブ26が湾曲していることがわかる。このチューブは、図3および4により良く表されている。チューブ26は円形断面を有している。しかし、その断面形状は、長方形若しくは楕円形とすることもできることは理解されなければならない。2つのサイドアーム12,14が休止位置を占めるときには、それらはチューブ26の内側に並置される。
図5および6は、サイドアーム12の前端部分12aを、正面図および平面図として示している。これらの図は、前記前端部分12aがテーパ状とされていることを示している。サイドアーム14の前端部分14aもまた、明らかに同一である。この形状のおかげにより、両サイドアーム12,14がチューブ26内に挿入される際に、それらの前端部分12a,14aが互いに接触しても、両サイドアームが互いに湾曲してスライドしあうので、何らの障害も生じることがない。さらに、両サイドアーム12,14の柔軟性によって、両サイドアーム12,14は、チューブ26内への挿入をより困難なものとすることなく、チューブ26の湾曲形状若しくはうねりに従うことができる。
より正確には、図5に示されるように、前端部分12aは、正面図において、二面体を画成する2つの傾斜面38,40を有している。図示された実施例においては、これらの2つの傾斜面38,40は、サイドアーム12,14の断面の最も大きい側面上に設けられている。これらの傾斜表38,40は、一対のサイドアーム12,14の前端部分が接触するときに、一対のサイドアーム12,14を互いに湾曲させる傾斜路(ramp)の役割を果たす。
一対の傾斜路が設けられているという事実は、2つのサイドアーム12,14を湾曲させるために十分である。そして、傾斜面38,40は二面体として効果的に形成されるが、この場合、それらが交差してできる線は直線状のエッジを構成する。しかしながら、図6に示したように、2つの傾斜面38,40が交差してできる線は、全体的に凸形であって突出端部42を呈している。このように、サイドアーム12,14の前端部分の正面の表面がきわめて小さいので、正面同士が互いに当接することはない。
サイドアーム12,14の前端部分のこのような特別に形状は、切削、研削およびバーリングによって得ることができる。
さらに注目されるべきことは、サイドアーム12の前端部分が、後方に向けられた作動表面44aを有する突出端部44、およびその使用が後述される凹部領域46を備えていることにある。サイドアームは美しく仕上げられなければならないので、突出端部44は、有利には、適切な工具によって形成された単純な突片として構成される。図示された実施例においては、突出端部44および凹部領域46は、サイドアーム12の互いに対向する一対の側面上に形成されている。
前記関節部材34,36は、それぞれ第1の位置と、この第1の位置に対して実質的に垂直な第2の位置とに置かれる溝を有し、前記第1の位置においては前記溝はチューブ26の対応する開口端部に一致する。この溝の第1の位置においては、対応するサイドアームは前記チューブ内に挿入され若しくはそこから取り出されるが、溝の第2の位置においては、対応するサイドアームは使用位置を占めるということが理解されるべきである。前記関節部材34,36は、さらに、対応するサイドアーム12,14がチューブ26から取り出されたときに、サイドアーム12,14の前端部分を固定するための手段を備えている。
関節部材34および36は同一であるので、図7乃至図12を参照し、一方の関節部材34についてより詳細に説明する。前記関節部材34は、チューブ26の端部30に接続された固定ベース50と、この固定ベース50上に配置されるとともに回転軸Aの回りに回転可能な回転要素52とを有している。
固定ベース50および回転要素52は、一方が他方の上に配置されていても、若しくは一方が他方の下に配置されていてもよく、本質的にそれらは上下方向に重ねられていればよい。
各回転要素52の固定ベース50は、実施例のために適切な手段、例えば溶接によってチューブ26に固定される。関節部材34,36の固定ベース50および回転要素52は、チューブ26の両端部に全く左右対称にそれぞれ配置されている。その結果、一対のサイドアーム12,14の取り出しレベルは左右対称である。
図7は図8中に示したVII−VII矢視線に沿った断面図であるが、理解を容易にするために、サイドアーム12はその外側の表面が描かれている。図8は、図7中に示したVIII−VIII矢視線に沿った縦断面図である。
前記固定ベース50は、図9および10にわかりやすく示されている。固定ベース50は、凹部58が形成された中央孔を有する実質的に円形の水平な板54を備えている。また固定ベース50は、正面側の垂直壁60、およびチューブ26に対して実質的に平行にフレームの後方に延びるとともに外側に開口するスリーブ62とを備えている。このスリーブ62は、そこを貫通する円筒形の穴を有している。
図11および図12は、前記回転要素52を示している。この回転要素52は、固定ベース50の中央孔56と同軸に配置される孔64を有している。サイドアーム12を通過させるための溝68は、回転要素52の端部側に形成されている。前記溝68は、水平ベース面70および二つの側面72,74を有している。前記側面74は、その中央部分で中断されるとともに、単に凹部とすることができるこの中断部分74cの両側に、2つの部分74aおよび74bを有している。前記孔64と同軸な、固定ベース50の板54に向かって上側に開口する環状溝66は、その円周方向の一部分が、前記側面壁74の中断部分74cに向かって横方向に連通している。
前記回転要素52は、同様に、溝68が第1の位置にあるときにチューブ26の端部30の方を向く、溝68の表面の1つに対して実質的に垂直な当接面76を有する。図示された実施例においては、前記当接面76は、側面72に対して垂直で、かつ同一の偏心垂直壁要素71に配置されている。図7に示したように、サイドアーム12がチューブ26から引き出されたときには、突出端部44の作動表面44aが回転要素34の当接面76と協働して当接し、サイドアームの最大の引き出し位置を決定する。
各関節部材34,36は、対応するサイドアーム12,14の凹部領域46と協働してサイドアーム12,14を引き出し位置に固定するために突出可能とされ、かつサイドアーム12,14が溝68内にスライドして入り込むことを許容できるよう弾性的に引込み可能な弾性部材を、回転要素52の溝内に備えている。
より正確には、図示された実施例においては、前記弾性部材は、前記環状溝66内に配置されるとともに回転方向に固定された、弾性リング78の一部から構成されている。弾性リング78のこの一部は、側面74の中断部分74c内に挿入されると、その弾性効果により溝68内に自然に突出する傾向を有する。このようにして、弾性リング78は、サイドアーム12,14の可動部分と接触すると環状溝66内に引っ込み、サイドアーム12,14のチューブ26内へのスライドを許容する。弾性リング78は、サイドアーム12,14がチューブ26から引き出された位置にあるときにのみ、その弾性効果によって凹部領域46と協働する。
図7に示したように、弾性リング78は、チューブ26の端部30に近い自由端78aと、前記端部30から離れている固定端78bとを有している。言い換えると、チューブ26から引き出す位置から使用する位置までの回転の間、サイドアーム12,14は、最初にリング78の自由端78aの近傍に接触するが、次第に固定端78bの側に接近する。前記固定端78bは、リング78の平均平面から立ち上げられるとともに、前記固定ベース50の中央孔56に設けられた凹部58内に収納され、弾性リング78の回転方向の固定を可能とする。
当接面76と44aとの協働は、サイドアーム12,14がフレームボディ10の残りの部分からすべて引き出されることの回避を可能とする。これに対して、凹部領域46と弾性リング78の協働は、サイドアームがチューブと一直線状に並んだときに、サイドアームのチューブ内への挿入に対してわずかな抵抗を加えることを可能とする。弾性リング78の剛性は、その自由端78aからその固定端78bまで増加する。このようにして、サイドアーム12,14がその使用位置にまで回転する際には、当接面76と44aとの係合の解除に対する抵抗力が増加する。これにより、サイドアーム12,14がチューブ26から引き出されたときに、サイドアーム12,14の溝68に対する不時のスライドが回避される。使用位置においてサイドアーム12が関節要素から離間することを妨げる固定ベース50の垂直壁要素60は、必然的に存在する必要はない。
さらに、図15に示したように、サイドアーム12,14は眼鏡フレームの背後に折り畳まれる第3の位置を取ることができる。この第3の位置においては、垂直壁要素は、関節部材の外側に向かうサイドアームのスライドに対する障害とはならない。この第3の位置においては、凹部領域46がかなりの剛性を提供するスプリング78と接触するので、サイドアーム12,14の前端部分が関節部材34,36から抜け出ることは非常に難しい。
固定ベース50のスリーブ62は、作動端80aを有する弾性ピストン80のためのシリンダの役目を果たす。サイドアームの回転の間、この作動端80aは、回転要素52の垂直に向けられた平らな側面と連続的に協働する。この回転部材は、少くとも互いに垂直かつ隣接する第1および第2の平らな側面82,84を備えている。
ピストン80と作動表面との協働は、サイドアーム12,14を異なる位置に位置決めする役割を果たす。このように、ピストン80の作動端面80aは回転要素52の第1の側面82と協働し、サイドアーム12とチューブ26とが一列に並ぶ位置を規定する。サイドアームが使用位置を通り越す際には、ピストンは圧縮されるが、その圧縮は、作動端面が側面82,84の間の丸められた角部83と協働する際に最大となる。
ピストン80の作動端面80aが第2の側面84と協働するとき、サイドアーム12,14の使用位置が規定されるとともに、サイドアーム12,14が不意に、別々に動いたり内側に戻ったりすることはない。図示された実施例の場合、サイドアーム12,14がフレームボディ10の背後に折り畳まれる第3の位置を取る場合、回転要素52は、側面82と平行で側面84と隣接する、第3の垂直な側面を備えている。ピストン80の作動端面80aは、サイドアーム12,14を第3の位置に位置決めするために、この第3の側面と協働する。図14は、サイドアームが使用位置(図13)と折り畳まれた位置(図15)との間で移動する状体を示している。その間、ピストンの作動端面80aは、側面84と側面86との間の丸められた角部85と協働する。
図示された実施例においては、ピストン80は、その自由端が作動端面80aを構成するキャップ88を備えるとともに、前記スリーブ62内に配置されている。圧縮ばね90は、スリーブ62の底部と前記キャップ88との間に挿入され、有利にはキャップ88内に格納されている。
注意されるべきことには、ピストン80は、ユーザが眼鏡フレームを装着するときに隠れるように、フレームの背後にチューブ26に隣接して配置されている。しかしながら、この配置は強制されるものではない。
各関節部材の異なる部分を一緒に接続するために、各関節部材は下側および上側のカバーの役割を果たす2つの頬要素92,94を備えている。そして、一方の頬要素92は固定ベース50に取り付けらるとともに、他方の頬要素94は固定ベース50と対向する回転要素52に取り付けられている。2つの頬要素92,94の一つ、例えば頬要素92は段差が形成されたスリーブを備えるが、このスリーブは固定ベース50の孔、および回転要素52のより直径の小さい孔内に収納されている。このスリーブ96には雌ねじが形成され、2つの頬要素92,94をスクリュ98によって互いに接続することにより、両頬要素92,94が互いに相対回転することが妨げられるとともに、スリーブ96の自由端は頬要素94の対向表面に接触する。
ユーザが眼鏡を着用しているときには、フレームボディの平均平面は実質的に垂直である。一般的に、フレームの種々の要素の異なる位置および方向(前方、後方、垂直、水平)は、フレームを通常に着用している状態におけるものであり、レンズが全体的に垂直であるのに対して、サイドアームは着用者の耳に至るまで全体的に水平である。
欧州特許出願第0354051号は、このタイプの眼鏡フレームを開示しているが、ここで、ハウジング手段は、2つの平行なチャネルによって構成され、各チャネルはサイドアームの一方をそれぞれ受け入れるようにされ、かつ眼鏡フレームの上側バー内に形成されている。サイドアームおよびチューブの断面形状をできるだけ小さくするように試みられてはいるものの、ハウジング手段の全体寸法は比較的大きく、従って上側バーは十分に厚いものとならざるを得ない。さらに、一対のチューブは互いに平行であり、かつ一対のサイドアームの出口もまた互いに平行であるため、一対のサイドアームはフレームの上側バーの方向に一列に並べられない。このため、一対のサイドアームをそれぞれ水平方向若しくは垂直方向に同一レベルでフレームに接続することができないので、眼鏡フレームは非対称となる。
したがって、フレームの上側バーのかなりの厚みと非対称さとにより、眼鏡フレームは全体的に比較的見苦しいものとなる。
そこで、本発明の目的は、眼鏡フレームの上側バーの厚みを減少させるとともに外観を完全に左右対称とすることにより、これらの欠点を解消することにある。
この目的を達成するために、ハウジング手段は2つのサイドアームを受け入れるための単一のチューブから構成され、このチューブはフレームボディの上側部分に配置されて、一対のレンズよりも上方に、いわゆる「横」方向に延在するとともに、フレームボディの上側部分の横方向の第1および第2の端部に、互いに対向する一対の開口端部をそれぞれ提供し、さらに前記サイドアームは、互いに交差した状態で前記一つのチューブ内に挿入されるように、その前端部分にテーパが付けられる。
単一のチューブの内側断面が従来技術の2つのチューブのうちの1つのそれよりわずかに大きいとしても、眼鏡フレームの上側部分においてチューブの壁厚が2回積み重ねられるのだけなので、その積み重ね方向がどの方向であっても、従来技術における2つのチューブを単一のチューブに置き換えることにより、フレームの上側部分の厚みを減少させることができる。他方、従来技術においては、一対のチューブが並置される方向において、この方向におけるチューブの内部断面の寸法に加えて、チューブの厚みが4回分収納されなければならない。
同一のチューブ内に反対方向から購入されなければならない一対のサイドアームの場合には、お互いに邪魔しあい、若しくは一対のサイドアームの前端部分が互いに当接して挿入が完全にブロックされるというおそれがある。本発明によれば、一対のサイドアームの前端部分にテーパが付けられることにより、このおそれは取り除かれる。実際、互いに接触はしても当接することは不可能であり、互いに自然に偏倚させられ、その結果、それらは単一のチューブ内に問題なく挿入される。
したがって、一対のサイドアームは、お互いにスライドし合い、最適にチューブの内部空間を自然に占める。このようにして、サイドアームの与えられた断面に対して、単一のチューブの内部断面は、従来技術の2つのチューブのうちの1つの断面の1.3倍から1.7倍の範囲内に収まることが確かめられた。
非限定的な例として示す実施例の詳細な説明によって、本発明はより容易に理解されるとともに、その利点はより明らかなものとなる。
以下の説明は添付された図面を参照してなされる。ここで:図1は、本発明による眼鏡フレームを概略的に示す斜視図。図2は、図1に示した眼鏡フレームの平面図。図3は、図1中に示したIII-III矢視線に沿った断面図。図4は、図3中に示したIV-IV矢視線に沿った要部の断面図。図5および6は、それぞれ本発明による眼鏡フレームのサイドアームにおける前端部分領域の正面図、およびその平面図。図7および8は、それぞれ、本発明による眼鏡フレームのサイドアームにおける関節部分の部材を示す水平断面図および垂直断面図。図9および10は、それぞれ関節部材を示す水平断面図および垂直断面図。図11は、間接部材の他の部分を示す垂直断面図。図12は、図11の要部の平面図。図13,14,15は、サイドアームの関節部材の各回転位置を示す水平断面図である。
図1に示した眼鏡フレームは、フレームボディ10と、一対のサイドアーム12,14と、一対の眼鏡レンズ16,18とを備えている。図示の実施例において、この眼鏡フレームは、適切な溝内への挿入によってレンズを固定可能な、従来用いられているレンズ輪20,22を備えている。
眼鏡フレームの上側部分24には、図3および4によく示されるように、単一のチューブ26から構成されたハウジングが設けられている。図1には、使用位置における一対のサイドアーム12,14が実線で示されているが、これらのサイドアームは、フレームボディの平均平面に対して実質的に垂直である。また、休止位置におけるこれらのサイドアームは点線で示されているが、これらのサイドアームはチューブ26内に挿入されるとともに、一対のレンズ16,18の上方に位置している。実際、これらのサイドアームは、実質的にその全長にわたってチューブ26内に挿入されるが、着用者の耳の後方に置かれる後端部分12b,14bはチューブ26の外側に残される。
チューブ26は、フレームボディ10の上側部分24にのみ配置される。その結果、レンズ輪20,22は非常にきれいに、かつプラスチック材料(アセテート)や亀甲若しくは金属から製造することができる。実際、レンズ16,18をフレームボディ10に固定する方式が制限されることはない。例えば、レンズに設けた溝内に挿入されるナイロン糸によってレンズを上側部分24に固定し、あるいはレンズを貫通するねじによってレンズを直接上側部分24に取り付けることもできるので、レンズ輪20,22は必ずしも必要とされるわけではない。
チューブ26は、一対のレンズ16,18および鼻部分28のブリッジの上方で、いわゆる横方向に連続的に延在している。チューブ26は、フレームボディ10の上側部分24の第1および第2の側方端部にそれぞれ位置し、互いに対向する一対の端部30,32を有している。これらの側方端部には、サイドアーム12,14の関節部分を構成する関節部材34,36が設けられている。
チューブ26は、鼻部分28のブリッジに沿って延びて、ブリッジとしての役目をも果たす。望まれる美観のために、チューブ26は、この部分において下方へのうねりを有している。
図2には、チューブ26の外側の輪郭だけが概略的に点線によって示されている。顔の全体的な形状に沿わせるために、チューブ26が湾曲していることがわかる。このチューブは、図3および4により良く表されている。チューブ26は円形断面を有している。しかし、その断面形状は、長方形若しくは楕円形とすることもできることは理解されなければならない。2つのサイドアーム12,14が休止位置を占めるときには、それらはチューブ26の内側に並置される。
図5および6は、サイドアーム12の前端部分12aを、正面図および平面図として示している。これらの図は、前記前端部分12aがテーパ状とされていることを示している。サイドアーム14の前端部分14aもまた、明らかに同一である。この形状のおかげにより、両サイドアーム12,14がチューブ26内に挿入される際に、それらの前端部分12a,14aが互いに接触しても、両サイドアームが互いに湾曲してスライドしあうので、何らの障害も生じることがない。さらに、両サイドアーム12,14の柔軟性によって、両サイドアーム12,14は、チューブ26内への挿入をより困難なものとすることなく、チューブ26の湾曲形状若しくはうねりに従うことができる。
より正確には、図5に示されるように、前端部分12aは、正面図において、二面体を画成する2つの傾斜面38,40を有している。図示された実施例においては、これらの2つの傾斜面38,40は、サイドアーム12,14の断面の最も大きい側面上に設けられている。これらの傾斜表38,40は、一対のサイドアーム12,14の前端部分が接触するときに、一対のサイドアーム12,14を互いに湾曲させる傾斜路(ramp)の役割を果たす。
一対の傾斜路が設けられているという事実は、2つのサイドアーム12,14を湾曲させるために十分である。そして、傾斜面38,40は二面体として効果的に形成されるが、この場合、それらが交差してできる線は直線状のエッジを構成する。しかしながら、図6に示したように、2つの傾斜面38,40が交差してできる線は、全体的に凸形であって突出端部42を呈している。このように、サイドアーム12,14の前端部分の正面の表面がきわめて小さいので、正面同士が互いに当接することはない。
サイドアーム12,14の前端部分のこのような特別に形状は、切削、研削およびバーリングによって得ることができる。
さらに注目されるべきことは、サイドアーム12の前端部分が、後方に向けられた作動表面44aを有する突出端部44、およびその使用が後述される凹部領域46を備えていることにある。サイドアームは美しく仕上げられなければならないので、突出端部44は、有利には、適切な工具によって形成された単純な突片として構成される。図示された実施例においては、突出端部44および凹部領域46は、サイドアーム12の互いに対向する一対の側面上に形成されている。
前記関節部材34,36は、それぞれ第1の位置と、この第1の位置に対して実質的に垂直な第2の位置とに置かれる溝を有し、前記第1の位置においては前記溝はチューブ26の対応する開口端部に一致する。この溝の第1の位置においては、対応するサイドアームは前記チューブ内に挿入され若しくはそこから取り出されるが、溝の第2の位置においては、対応するサイドアームは使用位置を占めるということが理解されるべきである。前記関節部材34,36は、さらに、対応するサイドアーム12,14がチューブ26から取り出されたときに、サイドアーム12,14の前端部分を固定するための手段を備えている。
関節部材34および36は同一であるので、図7乃至図12を参照し、一方の関節部材34についてより詳細に説明する。前記関節部材34は、チューブ26の端部30に接続された固定ベース50と、この固定ベース50上に配置されるとともに回転軸Aの回りに回転可能な回転要素52とを有している。
固定ベース50および回転要素52は、一方が他方の上に配置されていても、若しくは一方が他方の下に配置されていてもよく、本質的にそれらは上下方向に重ねられていればよい。
各回転要素52の固定ベース50は、実施例のために適切な手段、例えば溶接によってチューブ26に固定される。関節部材34,36の固定ベース50および回転要素52は、チューブ26の両端部に全く左右対称にそれぞれ配置されている。その結果、一対のサイドアーム12,14の取り出しレベルは左右対称である。
図7は図8中に示したVII−VII矢視線に沿った断面図であるが、理解を容易にするために、サイドアーム12はその外側の表面が描かれている。図8は、図7中に示したVIII−VIII矢視線に沿った縦断面図である。
前記固定ベース50は、図9および10にわかりやすく示されている。固定ベース50は、凹部58が形成された中央孔を有する実質的に円形の水平な板54を備えている。また固定ベース50は、正面側の垂直壁60、およびチューブ26に対して実質的に平行にフレームの後方に延びるとともに外側に開口するスリーブ62とを備えている。このスリーブ62は、そこを貫通する円筒形の穴を有している。
図11および図12は、前記回転要素52を示している。この回転要素52は、固定ベース50の中央孔56と同軸に配置される孔64を有している。サイドアーム12を通過させるための溝68は、回転要素52の端部側に形成されている。前記溝68は、水平ベース面70および二つの側面72,74を有している。前記側面74は、その中央部分で中断されるとともに、単に凹部とすることができるこの中断部分74cの両側に、2つの部分74aおよび74bを有している。前記孔64と同軸な、固定ベース50の板54に向かって上側に開口する環状溝66は、その円周方向の一部分が、前記側面壁74の中断部分74cに向かって横方向に連通している。
前記回転要素52は、同様に、溝68が第1の位置にあるときにチューブ26の端部30の方を向く、溝68の表面の1つに対して実質的に垂直な当接面76を有する。図示された実施例においては、前記当接面76は、側面72に対して垂直で、かつ同一の偏心垂直壁要素71に配置されている。図7に示したように、サイドアーム12がチューブ26から引き出されたときには、突出端部44の作動表面44aが回転要素34の当接面76と協働して当接し、サイドアームの最大の引き出し位置を決定する。
各関節部材34,36は、対応するサイドアーム12,14の凹部領域46と協働してサイドアーム12,14を引き出し位置に固定するために突出可能とされ、かつサイドアーム12,14が溝68内にスライドして入り込むことを許容できるよう弾性的に引込み可能な弾性部材を、回転要素52の溝内に備えている。
より正確には、図示された実施例においては、前記弾性部材は、前記環状溝66内に配置されるとともに回転方向に固定された、弾性リング78の一部から構成されている。弾性リング78のこの一部は、側面74の中断部分74c内に挿入されると、その弾性効果により溝68内に自然に突出する傾向を有する。このようにして、弾性リング78は、サイドアーム12,14の可動部分と接触すると環状溝66内に引っ込み、サイドアーム12,14のチューブ26内へのスライドを許容する。弾性リング78は、サイドアーム12,14がチューブ26から引き出された位置にあるときにのみ、その弾性効果によって凹部領域46と協働する。
図7に示したように、弾性リング78は、チューブ26の端部30に近い自由端78aと、前記端部30から離れている固定端78bとを有している。言い換えると、チューブ26から引き出す位置から使用する位置までの回転の間、サイドアーム12,14は、最初にリング78の自由端78aの近傍に接触するが、次第に固定端78bの側に接近する。前記固定端78bは、リング78の平均平面から立ち上げられるとともに、前記固定ベース50の中央孔56に設けられた凹部58内に収納され、弾性リング78の回転方向の固定を可能とする。
当接面76と44aとの協働は、サイドアーム12,14がフレームボディ10の残りの部分からすべて引き出されることの回避を可能とする。これに対して、凹部領域46と弾性リング78の協働は、サイドアームがチューブと一直線状に並んだときに、サイドアームのチューブ内への挿入に対してわずかな抵抗を加えることを可能とする。弾性リング78の剛性は、その自由端78aからその固定端78bまで増加する。このようにして、サイドアーム12,14がその使用位置にまで回転する際には、当接面76と44aとの係合の解除に対する抵抗力が増加する。これにより、サイドアーム12,14がチューブ26から引き出されたときに、サイドアーム12,14の溝68に対する不時のスライドが回避される。使用位置においてサイドアーム12が関節要素から離間することを妨げる固定ベース50の垂直壁要素60は、必然的に存在する必要はない。
さらに、図15に示したように、サイドアーム12,14は眼鏡フレームの背後に折り畳まれる第3の位置を取ることができる。この第3の位置においては、垂直壁要素は、関節部材の外側に向かうサイドアームのスライドに対する障害とはならない。この第3の位置においては、凹部領域46がかなりの剛性を提供するスプリング78と接触するので、サイドアーム12,14の前端部分が関節部材34,36から抜け出ることは非常に難しい。
固定ベース50のスリーブ62は、作動端80aを有する弾性ピストン80のためのシリンダの役目を果たす。サイドアームの回転の間、この作動端80aは、回転要素52の垂直に向けられた平らな側面と連続的に協働する。この回転部材は、少くとも互いに垂直かつ隣接する第1および第2の平らな側面82,84を備えている。
ピストン80と作動表面との協働は、サイドアーム12,14を異なる位置に位置決めする役割を果たす。このように、ピストン80の作動端面80aは回転要素52の第1の側面82と協働し、サイドアーム12とチューブ26とが一列に並ぶ位置を規定する。サイドアームが使用位置を通り越す際には、ピストンは圧縮されるが、その圧縮は、作動端面が側面82,84の間の丸められた角部83と協働する際に最大となる。
ピストン80の作動端面80aが第2の側面84と協働するとき、サイドアーム12,14の使用位置が規定されるとともに、サイドアーム12,14が不意に、別々に動いたり内側に戻ったりすることはない。図示された実施例の場合、サイドアーム12,14がフレームボディ10の背後に折り畳まれる第3の位置を取る場合、回転要素52は、側面82と平行で側面84と隣接する、第3の垂直な側面を備えている。ピストン80の作動端面80aは、サイドアーム12,14を第3の位置に位置決めするために、この第3の側面と協働する。図14は、サイドアームが使用位置(図13)と折り畳まれた位置(図15)との間で移動する状体を示している。その間、ピストンの作動端面80aは、側面84と側面86との間の丸められた角部85と協働する。
図示された実施例においては、ピストン80は、その自由端が作動端面80aを構成するキャップ88を備えるとともに、前記スリーブ62内に配置されている。圧縮ばね90は、スリーブ62の底部と前記キャップ88との間に挿入され、有利にはキャップ88内に格納されている。
注意されるべきことには、ピストン80は、ユーザが眼鏡フレームを装着するときに隠れるように、フレームの背後にチューブ26に隣接して配置されている。しかしながら、この配置は強制されるものではない。
各関節部材の異なる部分を一緒に接続するために、各関節部材は下側および上側のカバーの役割を果たす2つの頬要素92,94を備えている。そして、一方の頬要素92は固定ベース50に取り付けらるとともに、他方の頬要素94は固定ベース50と対向する回転要素52に取り付けられている。2つの頬要素92,94の一つ、例えば頬要素92は段差が形成されたスリーブを備えるが、このスリーブは固定ベース50の孔、および回転要素52のより直径の小さい孔内に収納されている。このスリーブ96には雌ねじが形成され、2つの頬要素92,94をスクリュ98によって互いに接続することにより、両頬要素92,94が互いに相対回転することが妨げられるとともに、スリーブ96の自由端は頬要素94の対向表面に接触する。
Claims (10)
- フレームボディ(10)と、一対のサイドアーム(12,14)と、一対の眼鏡レンズ(16,18)を前記フレームボディに取り付けるための取り付け手段と、前記フレームボディの上側部分(24)に配置された単一のチューブ(26)とを備え、
前記一対のサイドアーム(12,14)は、一対のレベル(16,18)の上に延在する休止位置を取るために、少くとも部分的に前記チューブ(26)内に挿入可能とされるとともに、前記フレームボディ(10)の平均平面に対して実質的に垂直に延びる使用位置を取るために、前記チューブから引き出し可能とされ、
前記サイドアームは柔軟で、かつ使用位置においてフレームボディに対してそれぞれ接近している前端部分と離間している後端部分(12b,14b)とを有し、
前記チューブ(26)は、一対のレンズ(16,18)の上方でいわゆる「横」方向に延びるとともに、互いに対向する一対の開口端部(30,32)を有し、これらの開口端部(30,32)は、フレームボディ(10)の上側部分(24)の第1および第2の側方端部にそれぞれ配置されている眼鏡フレームにおいて、
前記一対のサイドアーム(12,14)の前端部分(12a,14a)にテーパが付けられるとともに、
前記一対のサイドアームは、前記単一のチューブ(26)内に両方とも挿入されるために互いに交差可能となっていることを特徴とする眼鏡フレーム。 - 前記サイドアーム(12,14)の前端部分(12a,14a)が、それぞれ二面体を画成する一対の傾斜面(38,40)を有することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム。
- 各サイドアーム(12,14)は、その一対の傾斜面(38,40)が交差してできる線が突出端部(42)を呈していることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡フレーム。
- 前記フレームボディ(10)の上側部分(24)の第1および第2の側方端部にそれぞれ配置された第1および第2の関節部材(34,36)を備えるとともに、
各関節部材は、前記チューブ(26)の対応する端部(30,32)と一直線に並ぶ第1の位置と、この第1の位置に対して実質的に垂直な第2の位置とに置くことができる溝(68)が設けられるとともに、
前記サイドアーム(12,14)が前記チューブ(26)から引き出されたときに、対応するサイドアーム(12,14)の前端部分(12a,14a)を固定するための手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の眼鏡フレーム。 - 各関節部材(34,36)が、前記チューブの対応する端部に接続された固定ベース(50)と、前記固定ベース(50)上に配置されるとともに前記固定ベースに対して回転軸(A)の回りに回転可能な回転要素(52)とを備え、
前記溝(68)は、ベース面(70)および一対の側面(72,74)を有するとともに前記回転要素内に配置され、
前記回転要素(52)は、前記溝(68)の前記側面のうちの1つ(72)に対して実質的に垂直な、かつ前記溝の第1の位置において前記チューブ(26)の対応する端部(30,32)の方へ向けられる当接面(76)を有し、
各サイドアームの前記前端部分は、作動面(44a)を有した突出部(44)を備え、この作動面(44a)は、前記後端部分側に向けられるとともに対応する前記回転要素の前記当接面(76)と協働して互いに当接可能であることを特徴とする請求項4に記載の眼鏡フレーム。 - 各サイドアーム(12,14)は、その前端部分(12a,14a)の近くに凹部領域(46)を有するとともに、
各関節部材は、対応する前記サイドアーム(12,14)の前記凹部領域(46)と協働して前記サイドアームを引き出し位置に固定するために前記回転要素(52)の前記溝(68)内に突出可能で、かつ前記サイドアームが前記溝内にスライドして入り込むことを許容できるよう弾性的に引っ込み可能な弾性部材(78)を有することを特徴とする請求項5に記載の眼鏡フレーム。 - 前記回転要素(52)は、前記回転軸(A)と同軸とされた環状溝(66)を備え、
前記弾性部材は、弾性リング(78)の一部分として構成され、この弾性リング(78)は、前記溝(66)内に配置されて回転方向に固定され、かつ前記チューブ(26)の対応する端部(30,32)に対して円周方向に近い自由端(78a)と、この対応する端部に対して円周方向に離れた固定端(78b)とを有することを特徴とする請求項6に記載の眼鏡フレーム。 - 各関節部材(34,36)の回転要素(52)は、互いに垂直でかつ互いに隣接する、少くとも第1(82)および第2(84)の平坦な側面を有し、各関節部材(34,36)は、作動端(80a)を有した弾性ピストン(80)を備え、この作動端(80a)は、前記側面(82,84)の一方もしくは他方と協働して前記サイドアームの一方若しくは他方の位置を規定することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の眼鏡フレーム。
- 各関節部材の回転要素は、前記第1の側面(82)と平行でかつ前記第2の側面(84)と隣接する第3の平坦な側面(86)を有し、前記ピストン(80)の前記作動端(80a)はこの第3の側面(86)と協働して、対応する前記サイドアームが前記フレームの後部に折り畳まれるような第3の位置を規定可能となっていることを特徴とする請求項8に記載の眼鏡フレーム。
- 各ピストン(80)は、前記固定ベース(50)と一体化されたシリンダ(62)内にスライド自在に配置されるキャップ(88)と、前記シリンダ内に収納された圧縮ばね(90)とを備えることを特徴とする請求項8または9に記載の眼鏡フレーム。
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