JP3901868B2 - 電子部品実装用基板及びその製造方法 - Google Patents

電子部品実装用基板及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のヘッドライト、ワイパー、モータ等のように大電流負荷を制御する電子制御機器等に用いられる電子部品を実装するための電子部品実装用基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の大電流を負荷とする電子制御機器等に用いられる電子部品を実装するための電子部品実装用基板には、ガラスエポキシ基板のパターン厚を厚くした基板やガラスエポキシ基板に黄銅、銅等をパターンカットしたものを貼り付けた基板等が使用されていた。しかし、これらの基板は、コスト、基板面積等の観点から十分満足できる基板ではなかった。
【0003】
そこで、これらの点を改善した基板として、回路パターン部を絶縁性の樹脂で被覆した電子部品実装用基板が提案されている。
【0004】
図11は、電子部品を実装した状態の従来の電子部品実装用基板を示す斜視図であり、図12は、電子部品を実装していない状態の従来の電子部品実装用基板を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【0005】
図11及び図12に示すように、従来の電子部品実装用基板は、黄銅等の金属で作られた導電板を打ち抜いて形成された回路パターン部40(図12(C)参照)と、その回路パターン部40の両側部を直角に折り曲げて複数個形成された第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42と、第1の雄型端子部41の中間部分を絶縁性の樹脂で被覆した第1の被覆部43と、第2の雄型端子部42の中間部分を絶縁性の樹脂で被覆した第2の被覆部44と、回路パターン部40の表裏両側の全体を絶縁性の樹脂で被覆した第3の被覆部45と、を有する。
【0006】
第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42は、電源供給線や負荷装置との接続線、他の電子制御装置等との接続用コネクタとして用いられる。
【0007】
第1の被覆部43及び第2の被覆部44は、それぞれ第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42のアライメント補正と端子強度を保つために設けられている。
【0008】
第3の被覆部45には、例えばリレー部品やハイブリッド基板等の実装すべき電子部品46と回路パターン部40とを電気的に接続するために複数の開口部47が形成されている(図12(A)参照)。
【0009】
次に、従来の電子部品実装用基板の製造方法を説明する。まず、導電板をプレス機で所望の回路パターン部40となるようにプレス金型で打ち抜き、同時に、各種電子部品実装用のスルーホール、第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42も打ち抜く。なお、回路パターン部40はばらばらにならないように、ブリッジ部分によって全ての回路がつながれている。
【0010】
次いで、前述の打ち抜いた中間品をインサートモールド金型にセットして、金型のキャビティに絶縁性の樹脂を注入して、第1の雄型端子部41の中間部分、第2の雄型端子部44の中間部分及び回路パターン部40の表裏両側に、それぞれ第1の被覆部43、第2の被覆部44及び第3の被覆部45を形成する。
【0011】
次いで、必要に応じて、回路パターン部40の回路同士を繋げていたブリッジ部分を切断する。
【0012】
最後に、曲げ金型を用いて、第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42を直角に折り曲げる。以上の工程により、従来の電子部品実装用基板が完成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子部品実装用基板には、次のような課題があった。
(1)第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42の曲げ部分には、樹脂を被覆していないため、電子部品の実装エリアが狭くなる。そのため、多くの電子部品46を実装する場合には、実装エリアを広くしなければならず、基板が大型化する。
(2)第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42の曲げ部分には、樹脂を被覆していないため、水分等の付着によるリークが発生するおそれがある。実際には、コーティングを行ってリークの発生を防止しているが、曲げ部分をコーティングすることは難しく、コーティング材が回路パターン部40にたれて、接触不良を起こす場合がある。
(3)被覆部が3つに分かれているため、被覆部の形成の際に、樹脂を注入するためのゲートを少なくとも3箇所以上設けた金型を用意する必要があり、金型のコストが高くなる。
(4)第1の雄型端子部41及び第2の雄型端子部42の曲げ工程を、樹脂モールド工程の後に行うため、電子部品実装用基板を製造する際の製造工程数が増え、また、曲げ専用の曲げ金型を必要とするため、金型費が増えてコストアップの要因となる。
【0014】
本発明の目的は、電子部品の実装エリアを広くし、小型化を図ることができ、かつリークの発生を防止し、低コストな電子部品実装用基板を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、従来よりも製造工程数を減らし、低コストで製造することができる電子部品実装用基板の製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子部品実装用基板の製造方法は、順送金型上に置かれた導電板をプレスで打ち抜いて、回路パターン部及び接続用端子部を形成するとともに、前記同じ順送金型によって、順送りされた前記導電板の接続用端子部を折り曲げる工程と、前記回路パターン部の全体と接続用端子部の基端部分とに、絶縁性の樹脂でモールド成形し、電子部品と前記回路パターン部を実装する箇所には接続するための開口部を備えた被覆部を一体に形成する工程とを有することを特徴とするものである。
【0022】
前記回路パターン部の回路同士を繋ぐブリッジ部分を切断する工程を有してもよい。
前記接続用端子部を所望の厚さになるように潰し加工を行う工程を有してもよい。
【0023】
本発明の電子部品実装用基板によれば、被覆部が回路パターン部の全体と接続用端子部の基端部分とを一体に被覆しているので、接続用端子部の固定、接続用端子部間のアライメント補正、接続用端子部の補強が従来よりも良好になる。
【0024】
また、接続用端子部の曲げ部分を被覆部で被覆することにより、水分等の付着によるリークの発生を防止することができる。さらに、接続用端子部の曲げ部分を被覆部で被覆することにより、回路パターン部の全面を電子部品の実装エリアに使用することができる。
【0025】
本発明の電子部品実装用基板の製造方法によれば、回路パターン部の打ち抜きと接続用端子部の曲げ加工とを同じ工程で行うため、接続用端子部を曲げるための専用の曲げ金型が不要となり、さらに、接続用端子部の曲げ工程を特別に設ける必要がなくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図10を参照しながら説明する。図1は、電子部品を実装した状態の本発明の電子部品実装用基板を示す斜視図、図2は、電子部品を実装していない状態の本発明の電子部品実装用基板を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図、図3(A)乃至(D)は接続用端子部を説明するための説明図、図4は被覆部に形成された開口部を説明するための断面図、図5は、本発明の電子部品実装用基板に電子部品を実装した状態を示す断面図である。
【0027】
図1及び図2に示すように、本発明の電子部品実装用基板は、全体として略コ字状に形成され、導電板を打ち抜いて形成された略方形の回路パターン部1(図2(C)参照)と、その回路パターン部1の対向する両側部を略直角に折り曲げて形成された複数の第1の雄型端子部2及び第2の雄型端子部3と、絶縁性の樹脂で作られ、回路パターン部1の全体と第1及び第2の雄型端子部2,3の基端部分とを一体に被覆した被覆部4と、を有する。
【0028】
回路パターン部1は、ガラスエポキシ基板等のプリント基板の回路パターンに相当するパターンを有し、各種の電子部品5を実装することで所望の機能を有するように、パターン設計されている。電子部品5の実装位置の回路パターン部1には、図4に示すようにスルーホール1a及びランド1bが設けられ、電子部品5の半田付けを可能としている。なお、回路パターン部1は、例えば厚さ0.8mmの7:3黄銅で作られ、半田付け性を良好にするため、スズメッキを施しているのが好ましい。
【0029】
第1の雄型端子部2及び第2の雄型端子部3は、負荷電流値によって端子部サイズを設定している。例えば、5Aクラスの負荷電流値を扱う場合には、図3(A)及び(B)に示すように、090サイズの雄型端子部6が用いられる。この雄型端子部6のサイズは例えば幅(W)2.3mm、厚さ(T)0.64mm、高さ(H)10.8mmである。また、10Aクラスの負荷電流値を扱う場合には、図3(C)及び(D)に示すように、187サイズの雄型端子部7が用いられる。この雄型端子部7のサイズは、幅(W)4.8mm、厚さ(T)0.8mm、高さ(H)11.6mmである。
【0030】
なお、7:3黄銅条の厚さ0.8mmの回路パターン部1の場合、090サイズの雄型端子部6を得るためには、潰し加工が必要となる。つまり、厚さ(T)0.8mmの黄銅条を厚さ0.64mmになるように潰し加工を行う必要がある。
【0031】
なお、第1の雄型端子部2及び第2の雄型端子部3においても、回路パターン部1と同様に、7:3黄銅で作られ、スズメッキを施している。
【0032】
被覆部4は、回路パターン部1及び第1及び第2の雄型端子部2,3の表裏両側に形成されている。また、図4に示すように、回路パターン部1のスルーホール1a及びランド1bの位置には、電子部品5を実装する表側の被覆部4に第1の開口部8が形成され、裏側の被覆部4に外部に向かって幅広になるテーパ状の第2の開口部9が形成されている。被覆部4は、回路パターン部1の固定、回路パターン部1間の絶縁、第1及び第2の雄型端子部2,3の固定、補強の役割を有し、さらに、後述するように裏側の被覆部4においては、半田付け作業で半田が不要に流れてしまうのを防止するためのレジストの役割を有する。
【0033】
被覆部4に用いられる絶縁性の樹脂としては、耐熱性と樹脂モールド後の熱収縮率、つまり寸法精度の許容差の観点から選択され、高い耐熱性と高い寸法精度が要求される場合にはPPS(ポリフェニレンサルファイド)等が用いられる。また、耐熱性だけが要求される場合には、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、ナイロン等が用いられる。また、被覆部4の樹脂の厚さは、半田付けのし易さの観点からできるだけ薄くすることが好ましく、例えば、1.1mm程度に形成される。
【0034】
本発明の電子部品実装用基板に電子部品5を実装する場合には、図5に示すように、被覆部4の第1の開口部8の位置に電子部品5を搭載し、電子部品5のリード部5aを第1の開口部8及び回路パターン部1のスルーホール1aに挿入し、第2の開口部9側から回路パターン部1に半田付けする。半田付けは、例えばロボットハンドの先端に半田ごてを取り付け、自動制御により行われる。その際、第2の開口部9が、外部に向かって幅広になるテーパ状に形成されているので、半田ごての先端部を回路パターン部1の裏側のランド1bに容易に接触させることができる。また、第2の開口部9の側壁により、半田10が不要に流れてしまうことを防止でき、フィレットの形状も良好になる。
【0035】
本発明の電子部品実装用基板によれば、被覆部4が回路パターン部1の全体と第1及び第2の雄型端子部2,3の基端部分とを一体に被覆しているので、雄型端子部2,3の固定、雄型端子部2,3間のアライメント補正、雄型端子部2,3の補強が従来よりも良好になる。
【0036】
また、雄型端子部2,3の曲げ部分を被覆部4で被覆することにより、水分等の付着によるリークの発生を防止することができる。その結果、信頼性の高い電子部品実装用基板を提供することができる。
【0037】
さらに、雄型端子部2,3の曲げ部分を被覆部4で被覆することにより、回路パターン部1の全面を電子部品5の実装エリアに使用することができ、多くの電子部品5を実装できるとともに、基板の小型化を図ることができ、電子部品実装用基板の低コスト化にもつながる。
【0038】
次に、本発明の電子部品実装用基板の製造方法について、図6乃至図8を参照して説明する。
【0039】
まず、図6に示すように、黄銅板をプレス機で所望の回路パターン部1となるようにプレス金型で打ち抜き、同時に、各種電子部品実装用のスルーホール1aと第1及び第2の雄型端子部2,3も打ち抜く。さらに、第1及び第2の雄型端子部2,3を90度に曲げ加工を行い、全体として断面略コ字状の中間品を形成する。
【0040】
打ち抜き及び曲げ加工においては順送金型を用いる。その際、受け金型の上に黄銅板を置き、プレス金型で順にプレスして回路パターン部1を打ち抜き、さらに、同じプレス金型を用いて曲げ加工を行う。従って、専用の曲げ金型が不要となる。
【0041】
なお、回路パターン部1はばらばらにならないように、ブリッジ部分18によって全ての回路が繋がれている。また、回路パターン部1には、順送金型に対する位置決めのために用いられる突出部11が形成される。さらに、複数の第1及び第2の雄型端子部2,3の先端には、長手方向に整列させるための支持部12が形成される。
【0042】
次いで、図6の中間品を図7に示すインサートモールド金型13にセットして、金型13のキャビティに絶縁性の樹脂14を注入して、被覆部4を形成する。
【0043】
次いで、必要に応じて回路パターン部1の回路同士を繋げていたブリッジ部分18を切断する。図8(A)に示すように、ブリッジカットする部分の表側及び裏側の被覆部4にはそれぞれ開口部15が形成されている。そして、図8(B)に示すように、裏側の開口部15に受け部材16をセットして、表側の開口部15を介して断面が丸形状又は方形状のパンチ刃17をブリッジ部分18に押圧することにより、図8(C)に示すように、ブリッジ部分18を切断する。受け部材16は、ブリッジ部分18を切断した際の回路パターン部1の変形を防止するためにも用いられる。なお、ブリッジカット用の開口部15は、第1の開口部8及び第2の開口部9とともに、前述したモールド成形により予め被覆部4に形成されている。
【0044】
また、必要に応じて突出部11及び支持部12も分断金型により切断する。
【0045】
以上の工程により、本発明の電子部品実装用基板が完成する。
【0046】
本発明の電子部品実装用基板の製造方法によれば、回路パターン部1の打ち抜きと雄型端子部2,3の曲げ加工とを同じ工程で行うため、雄型端子部2,3を曲げるための専用の曲げ金型が不要となり、さらに、雄型端子部2,3の曲げ工程を特別に設ける必要がなくなる。その結果、電子部品実装用基板を低コストで製造することが可能となる。
【0047】
図9は、本発明の他の実施の形態を説明するための正面図である。図9に示すように、この実施の形態20では、雄型端子部2が電子部品実装用基板の一辺にのみ有しており、全体として略L字状に形成されている。
【0048】
図10は、本発明のさらに他の実施の形態を説明するための平面図である。図10に示すように、この実施の形態では、電子部品5から発生した熱を放熱するための放熱用フィン30が雄型端子部2,3とは別の辺の側部に取り付けられている。放熱用フィン30は回路パターン部1の一番外側のパターンを伸ばして放熱フィンとして形成される。放熱フィン30には、外部の放熱板や冷却装置等に取り付けるためのネジ孔30aが形成されている。なお、前述した突出部11を切断しないで、放熱フィン30として用いてもよい。
【0049】
放熱用フィン30は、1辺の側部のみに設けられてもよく(図10(A)参照)、両辺の側部に設けられてもよい(図10(B)参照)。また、1辺の側部に複数の放熱フィン30を設けてもよい。
【0050】
なお、この放熱フィン30を備えた回路パターン部1の部分は、グランドであることが望ましいが、グランド以外の大電流の流れる回路パターン部1でもよい。また、放熱フィン30は、樹脂でモールドしてもよく、樹脂でモールドしていなくてもよい。
【0051】
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。従って、回路パターン部1、第1及び第2の雄型端子部2,3、被覆部4、開口部8,9,15、放熱フィン30の寸法、形状、構造、材質等は例示であり、適宜変更することが可能である。
【0052】
例えば、回路パターン部1や第1及び第2の雄型端子部2,3を作る導電板は、負荷電流値による発熱量の観点から選択され、例えば黄銅以外に純銅を使用してもよい。また、メッキについても、スズメッキの他に、例えば銀メッキ、半田メッキ等を用いてもよく、これらは、半田付け性と半田付けの信頼性の観点から選択される。
【0053】
また、回路パターン部1の厚さは、0.8mmとしているが、負荷電流値によっては、0.64mm、0.32mm等とすることも可能であり、使用する用途によって適宜変更される。
【0054】
【発明の効果】
本発明の電子部品実装用基板によれば、被覆部が回路パターン部の全体と接続用端子部の基端部分とを一体に被覆しているので、接続用端子部の固定、接続用端子部間のアライメント補正、接続用端子部の補強が従来よりも良好になる。
【0055】
また、接続用端子部の曲げ部分を被覆部で被覆することにより、水分等の付着によるリークの発生を防止することができる。その結果、信頼性の高い電子部品実装用基板を提供することができる。
【0056】
さらに、接続用端子部の曲げ部分を被覆部で被覆することにより、回路パターン部の全面を電子部品の実装エリアに使用することができ、多くの電子部品を実装できるとともに、基板の小型化を図ることができ、電子部品実装用基板の低コスト化にもつながる。
【0057】
本発明の電子部品実装用基板の製造方法によれば、回路パターン部の打ち抜きと接続用端子部の曲げ加工とを同じ工程で行うため、接続用端子部を曲げるための専用の曲げ金型が不要となり、さらに、接続用端子部の曲げ工程を特別に設ける必要がなくなる。その結果、電子部品実装用基板を低コストで製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品を実装した状態の本発明の電子部品実装用基板を示す斜視図である。
【図2】電子部品を実装していない状態の本発明の電子部品実装用基板を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【図3】(A)乃至(D)は雄型端子部を説明するための説明図である。
【図4】被覆部に形成された開口部を説明するための断面図である。
【図5】本発明の電子部品実装用基板に電子部品を実装した状態を示す断面図である。
【図6】導電板を打ち抜いて形成された回路パターン部の一部を折り曲げて雄型端子部を形成した状態を示す斜視図である。
【図7】被覆部を形成するために用いられる金型を示す断面図である。
【図8】(A)乃び(C)はブリッジカット工程を説明するための説明図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を説明するための正面図である。
【図10】(A)乃び(B)は本発明のさらに他の実施の形態を説明するための平面図である。
【図11】電子部品を実装した状態の従来の電子部品実装用基板を示す斜視図である。
【図12】電子部品を実装していない状態の従来の電子部品実装用基板を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【符号の説明】
1:回路パターン部
2:第1の雄型端子部
3:第2の雄型端子部
4:被覆部
5:電子部品
1a:スルーホール
1b:ランド
8:第1の開口部
9:第2の開口部
10:半田
11:突出部
12:支持部
13:インサートモールド金型
14:絶縁性の樹脂
18:ブリッジ部分
30:放熱用フィン

Claims (3)

  1. 順送金型上に置かれた導電板をプレスで打ち抜いて、回路パターン部及び接続用端子部を形成するとともに、前記同じ順送金型によって、順送りされた前記導電板の接続用端子部を折り曲げる工程と、
    前記回路パターン部の全体と接続用端子部の基端部分とに、絶縁性の樹脂でモールド成形し、電子部品と前記回路パターン部を実装する箇所には接続するための開口部を備えた被覆部を一体に形成する工程と、
    を有することを特徴とする電子部品実装用基板の製造方法。
  2. 前記回路パターン部の回路同士を繋ぐブリッジ部分を切断する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装用基板の製造方法。
  3. 前記接続用端子部を所望の厚さになるように潰し加工を行う工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装用基板の製造方法。
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