JP3901245B2 - エア式ヘムガイド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋服の裾などのように布を2つ折りにして縫い合わせるのに使用されるヘム縫いミシンに使用され、布を2つ折りにしてガイドするエア式ヘムガイド装置に係り、特に、布のガイドを安定的に行なうための構成の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前述したヘム縫いミシンにおいては、布を2つ折りにして縫い合わせるに際し、布の折り幅を均一にすることが要求されるため、従来からエア式ヘムガイド装置を用いて布の折り幅を一定に制御するようにしていた。
【0003】
このエア式ヘムガイド装置の一例としては、米国特許明細書第5373797号に記載のものが知られている。このものについて説明すると、このエア式ヘムガイド装置は、布の表面をガイドする凹形ガイド面を有する固定ガイドと、前記凹形ガイド面に対向し布を前記凹形ガイド面に押圧する押圧面を備えたガイド片を本体の布送り方向下流側端部に備え前記固定ガイドに対し流体圧シリンダにより接離しうる移動ガイドと、前記固定ガイドの凹形ガイド面に開口し前記移動ガイドに向けて空気流を噴射するエアノズルと、前記移動ガイドの前記本体に配設され前記エアノズルから噴射された空気流を排気する排気口が開口し布の先端をガイドする先端ガイド面を備えた排気部材とを有して構成されている。
【0004】
そして、このような構成によれば、流体圧シリンダへの流体圧の供給を行って固定ガイドに対し移動ガイドを離間させておき、移動ガイドの凸形ガイド面に沿うように布を配設し、ついで、固定ガイドに対し移動ガイドを近接させて移動ガイドのガイド片により固定ガイドの凹形ガイド面に布を彎曲状に沿わせ、保持されている布に対しエアノズルから空気流を供給して布を安定的に延在せしめつつ布を2つ折りに縫い合わせるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したエア式ヘムガイド装置においては、襟のように湾曲している箇所をヘム縫いするためには布の案内が十分でなく良好な品質のヘム縫いを行なうことができなかった。
【0006】
また、布の種類によっては、先端がカールしやすいものがあるが、このような先端がカールしやすい布を前述したエアノズルからの空気流のみによっては安定的に保持することができず、このことによっても良好な品質のヘム縫いを行なうことができなかった。
【0007】
本発明は、このような従来のものにおける問題点を克服し、良好な品質のヘム縫いを行なうことのできるエア式ヘムガイド装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため請求項1に記載の本発明のエア式ヘムガイド装置の特徴は、布の表面をガイドする凹形ガイド面を備え取付部材に固定されている固定ガイドと、前記凹形ガイド面に対向し布を前記凹形ガイド面に押圧する押圧面を設けたガイド片を備え前記固定ガイドに対し接離しうる水平部を設けた本体を備えた移動ガイドと、前記固定ガイドの凹形ガイド面に開口し前記移動ガイドに向けて空気流を噴射するエアノズルと、前記エアノズルから噴射された空気流を排気する排気口が開口し布の先端をガイドする先端ガイド面を備えた排気部材とを有するエア式ヘムガイド装置において、前記移動ガイドの前記水平部の先端部は、前記固定ガイドの前記凹形ガイド面の方向に延在し、前記水平部の先端部の布送り方向下流側端部には、前記ガイド片が固定され、このガイド片の前記押圧面は、布送り方向において下流側ほど前記固定ガイドに近接するように布送り方向に対し傾斜し、かつ表裏逆に前記本体に装着されうるようになっており、前記排気部材は、布送り方向において下流側ほど前記固定ガイドに近接するように布送り方向に対し傾斜し、かつ表裏逆に前記取付部材に装着されうるようになっており、前記移動ガイドの前記ガイド片と前記排気部材は、ガイド片の押圧面の傾斜方向と排気部材の前記先端ガイド面の傾斜方向をそれぞれ布の湾曲形状に合わせるように表裏を選択して装着できる点にある。そして、このような構成を採用したことにより、湾曲している布であっても排気部材の先端ガイド面により安定的に案内して良好にヘム縫いを行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本実施の形態のエア式ヘムガイド装置の全体を示すものであり、このエア式ヘムガイド装置1(以下単にヘムガイド装置1と略称する)は、図示しないヘム縫いミシンの針落ち近傍となる基部の上部に装着されている。
【0016】
前記ヘムガイド装置1は、ミシンの基部の上面に沿う水平部2Aと、この水平部2Aに連接されミシンの基部の側面に沿う鉛直部2Bとにより構成された板状の取付部材2を有している。この取付部材2の水平部2A上には、固定ガイド3が固定されており、この固定ガイド3には、鉛直方向において凹形をなす凹形ガイド面4が形成されている。前記固定ガイド3は、図3ないし図5に示す鉛直方向の固定ねじ5を中心として凹形ガイド面4の向きを所定の向きに規制しうるように回動調節可能に前記取付部材2に固定されている。前記凹形ガイド面4は、水平方向に延在しており、この凹形ガイド面4の水平方向の延長上の側方には、前記針落ちが形成されている。前記固定ガイド3上には、縫製される布の直前の部位を前記基部との間に保持する板ばね6の一端部が固定されている。
【0017】
前記固定ガイド3には、図5に示すように、この固定ガイド3の背部から前記凹形ガイド面4まで貫通する水平方向に延在するエアノズル挿通用の2本の通路7,7が形成されており、各通路7は、その長手方向に直交する方向の縦断面において横方向に拡開する偏平形状に形成されている。
【0018】
一方、前記固定ガイド3の背部には、前記各通路7に対向する2個のコネクタ8,8が配設されており、各コネクタ8には、対応する前記通路7内に遊挿されており剛性を有するエアノズル9が接続されている。各エアノズル9の先端は、前記凹形ガイド面4の近傍に位置しており、各エアノズル9は、前述したように横方向に拡開した前記通路7内に遊挿されているので、前記固定ガイド3を回動調節してもその向きに変化が生じないようになっている。
【0019】
図1および図2に戻って、前記各コネクタ8には、各エアノズル9に空気流を供給する供給路10が接続されており、各供給路10は、図示しない圧縮機のような供給源と流量制御弁11および分配器12を介して接続されている。この流量制御弁11は、布の厚さや種類に応じて空気流の流量を制御するためのものである。
【0020】
前記取付部材2の水平部2Aの下方には、布送り方向に直交する水平方向に延在する流体圧シリンダ13が配設されており、この流体圧シリンダ13の軸方向の両端部には、図示しない膝スイッチの操作により供給路14A、14Bを介して流体圧ポンプから選択的に流体圧が供給されるようになっている。前記流体圧シリンダ13内には、流体圧の供給により往復動されるピストン(図示せず)が配設されており、このピストンと接続されているピストンロッド15が、前記固定ガイド3から遠方の前記流体圧シリンダ13の一端部から外部に突出している。
【0021】
前記流体圧シリンダ13の外部に露出しているピストンロッド15には、L字状をなす板状の本体17からなる移動ガイド16が配設されており、この移動ガイド16の本体17の水平部17Aの先端部は、前記固定ガイド3の凹形ガイド面4の方向に延在している。この本体17の水平部17Aの先端部の布送り方向下流側端部には、前記固定ガイド3の前記凹形ガイド面4に対向し、布をこの凹形ガイド面4に押圧する押圧面19を備えたガイド片18がねじ20により固定されている。
【0022】
前記本体17への前記ガイド片18の固定状態が図6に詳示されている。すなわち、前記本体17の水平部17Aの先端部の布送り方向下流側端部には、前記ガイド片18が嵌合しうる切欠き部17Bが形成されており、前記ガイド片18は、この切欠き部17Bに嵌合しうる平板状のガイド部18Aと、前記水平部17Aに接合し、この水平部17Aに固定される平板状の基部18Bとがベルクランク形状をなすように一体形成されている。前記ガイド部18Aの肉厚は前記水平部17Aの肉厚と同一に形成されており、基部18Bをねじ20により水平部17Aに固定すると、ガイド部18Aは、前記切欠き部17B内に保持されることになる。
【0023】
前記ガイド片18の前記押圧面19は、図7に詳示するように、矢印で示す布の送り方向において、下流側ほど固定ガイド3に近接するように布送り方向に対し傾斜して布送り方向に対し異なる方向に延在している。これは、布の湾曲している部位を安定的に案内してヘム縫いを安定的に行なわせるためである。ところで、前記ガイド片18は、前記ねじ20により表裏逆に前記本体17に装着されうるようになっている。これは、アウトカーブ、インカーブという湾曲の方向を異にする2種の湾曲形状に対応して布を安定的に案内するためである。
【0024】
前記取付部材2と移動ガイド16との間には、ヘム縫いされる布の先端を案内する先端ガイド面22を備えた排気部材としての排気板21が介装されており、この排気板21の前記先端ガイド面22は、図8に詳示するように、矢印で示す布の送り方向において、下流側ほど固定ガイド3に近接するように布送り方向に対し傾斜して布送り方向に対し異なる方向に延在している。これは、前述したガイド片18の押圧面19と同様、布の湾曲している部位を安定的に案内してヘム縫いを安定的に行なわせるためである。
【0025】
また、前記排気板21の下部の一側には、前記各エアノズル9からの空気流を排気するための水平方向の2本の排気路23a,23aがそれぞれ各エアノズル9からの空気流を受容しうるように前記先端ガイド面22に一端を開口するように形成されている。
【0026】
前記移動ガイド16の本体17の水平部17Aには、前記布送り方向に対し直交する方向に延在する長溝24が形成されており、また、前記排気板21には、前記長溝24の直下に位置し長溝24と同方向に延在する長溝25が形成されている。そして、本体17の長溝24を介して2本のねじ26,26を排気板21の長溝25に装着し、排気板21を前記取付部材2の水平部2Aに固定すれば、この排気板21は、前記固定ガイド3との距離を調節可能に取付部材2に固定することができる。また、前記排気板21は、前記ねじ26により表裏逆に前記取付部材2に装着されうるようになっている。これは、前記ガイド片18と同様、アウトカーブ、インカーブという湾曲の方向を異にする2種の湾曲形状に対応して布を安定的に案内するためである。このため、前記排気板21には、前記2本の排気路23a,23aのほか、排気板21を表裏逆に配置したときに前記各エアノズル9に対向するような2本の他の排気路23b,23bが、前記排気路23a,23aに対し排気板21の表裏と側部をそれぞれ逆にした位置に形成されている。さらに、前記両ねじ26は、前記流体圧シリンダ13の駆動による移動ガイド16の移動の際のガイドピンとなる。
【0027】
なお、布の湾曲に対応するため、ガイド片18の押圧面19と排気板21の先端ガイド面22をそれぞれ湾曲形状に形成してもよい。
【0028】
前記移動ガイド16の本体17の水平部17Aの先端縁27は、図7に矢印で示す布送り方向下流側ほど前記固定ガイド3に近接するように布送り方向に対し傾斜配置されており、裾や袖のように筒状とされている箇所のヘム縫いを行なう際、縫製の最終段階において縫いはじめの部位が移動ガイド16に沿うように進入してきてもこの部位の布を逃がすことができ、この結果、針の切損を防止することができる。
【0029】
なお、前記移動ガイド16の本体17の水平部17Aの先端部は、前記取付部材鉛直部2Bの直上の一部を被覆するような形状に形成されている。
【0030】
図1および図2に戻って、前記取付部材2の鉛直部2Bには、先端がカールしやすい布のカールを防止するための他のエアノズル28が前記排気板21の端部に向かって斜め上方に空気流を噴射するように保持されている。このエアノズル28には空気流を供給する供給路29が接続されており、この供給路29は、図示しない圧縮機のような供給源と流量制御弁30を介して接続されている。この流量制御弁30は、前記流量制御弁11と同様、布の厚さや種類に応じて空気流の流量を制御するためのものである。なお、前記エアノズル28からの空気流は、固定ガイド3と移動ガイド16との間に挟持されている布の先端のカールを除去するように流通した後、一部は前記排気板21の各排気路23a,23bを介して抜け、他部は移動ガイド16の本体17の水平部17Aの下面に衝突するので、空気流がミシンの上方に吹き上げることがない。
【0031】
前記各エアノズル9,9,28に対する空気流の供給は、前記固定ガイド3に対する移動ガイド16の開閉動作と関連して行なわれるようになっている。
【0032】
つぎに、前述した構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0033】
本実施の形態のエア式ヘムガイド装置を用いたヘム縫いミシンにおいては、まず、縫製者が縫製を行なう布のヘム縫いを行なう部位の形状を確認し、移動ガイド16のガイド片18の押圧面19の傾斜方向と排気板21の先端ガイド面22の傾斜方向を布の湾曲形状に合わせるように表裏を選択して装着し、必要に応じて固定ガイド3の凹形ガイド面4の向きも布の湾曲形状に合わせるように規制する。
【0034】
このようにしておき、縫製者が膝で膝スイッチ(図示せず)を押動して、膝スイッチからミシンの制御手段に制御信号を出力する。すると、この制御手段が流体圧シリンダ13の流体圧ポンプ(図示せず)を駆動し、流体圧シリンダ13の一方の供給路14Bから流体圧シリンダ13内へ空気を導入し、同時に他方の供給路14Aから流体圧シリンダ13内の空気を排出する。これにより流体圧シリンダ13のピストンロッド15は、図1および図2において左方向に移動し、移動ガイド16は固定ガイド3から大きく離間する。そこで、移動ガイド16のガイド片18の押圧面19に沿うように布を配設する。このとき、布の先端を排気板21の先端ガイド面22に当接させる。
【0035】
つぎに、縫製者が膝で膝スイッチを再度押動して、膝スイッチからミシンの制御手段に制御信号を出力する。すると、この制御手段が流体圧シリンダ13の流体圧ポンプを駆動し、流体圧シリンダ13の一方の供給路14Aから流体圧シリンダ13内へ空気を導入し、同時に他方の供給路14Bから流体圧シリンダ13内の空気を排出する。これにより流体圧シリンダ13のピストンロッド15は、図1および図2において右方向に移動し、移動ガイド16は固定ガイド3に近接し、移動ガイド16のガイド片18の押圧面19が布を固定ガイド3の凹形ガイド面4に押圧するようにして布を彎曲状に保持する。この状態において、エア式ヘムガイド装置1から針落側の外部に延出している部位の布の折り返し側を、折り幅を一定となるように折り返したうえで、板ばね6の下方に位置せしめる。
【0036】
前述したように移動ガイド16を固定ガイド3に近接させると、この動作に連動して各エアノズル9からあらかじめ各流量制御弁11,30を間接的に制御して布の種類や厚さに適合するように設定した流量の空気流が布に向けて噴射され、布を安定的に2つ折り状態に保持する。
【0037】
そこで、このような状態においてこのヘム縫いミシンを駆動して布を2つ折りにして縫い合わせれば、折り幅が一定となるように布を縫い合わせることができる。
【0038】
ところで、布を筒状にヘム縫いする場合には、縫製の最終段階においてすでにヘム縫いを終えた部位の布が移動ガイド16の本体17の水平部17Aの先端縁27に近接することになるが、この先端縁27は傾斜配置されているので、すでに縫い合わせた部位が移動ガイドに引っかかる事態は防止されることになり、布の走行が拘束されることがなく、針の折損事故を防止することができる。
【0039】
前述したように本実施の形態によれば、移動ガイド16のガイド片18の押圧面19の傾斜方向と排気板21の先端ガイド面22の傾斜方向を布の湾曲形状に合わせるように表裏を選択して装着し、必要に応じて固定ガイド3の凹形ガイド面4の向きも布の湾曲形状に合わせるように規制しているので、布の湾曲形状に沿うように布を案内して、布のヘム縫いを安定的に行なうことができる。また、布の湾曲の向きにより前記ガイド片18および排気板21を裏向きに装着すれば、布のアウトカーブ、インカーブのいずれにもに沿うように安定的に案内することができる。このとき、固定ガイド3の凹形ガイド面4の向きをかえても、各エアノズル9は横方向に拡開した固定ガイド3内の各通路7内に遊挿されているので、各エアノズル9の先端はつねに排気路23a,23bに対向する向きをとるようになっている。なお、布の形状によっては、布送り方向に合致した向きの押圧面19からなるガイド片18と、同じく布送り方向に合致した向きの先端ガイド面22からなる排気板21を装着することも可能である。
【0040】
また、2つのエアノズル9のほかに他のエアノズル28を設けて布の先端のカールを防止するようにしているので、この構成によっても布の案内を安定的に行なうことができる。しかも、各エアノズル9,28への空気流の流量を流量制御弁11,30により制御できるので、布の種類や厚さに応じた流量の空気流を供給することができる。
【0041】
さらに、移動ガイド16の本体17の水平部17Aの先端縁27を布送り方向に対し、布送り方向上流側ほど固定ガイド3から離間するように傾斜させたので、筒状の布の縫製の際にも布の案内に支障をきたすことがない。
【0042】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、湾曲している布であっても排気部材の先端ガイド面により安定的に案内して良好にヘム縫いを行なうことができる。すなわち、移動ガイドのガイド片の押圧面の傾斜方向と排気部材の先端ガイド面の傾斜方向を布の湾曲形状に合わせるように表裏を選択して装着しているので、布の湾曲形状に沿うように布を案内して、布のヘム縫いを安定的に行なうことができる。また、布の湾曲の向きにより前記ガイド片および排気部材を裏向きに装着すれば、布のアウトカーブ、インカーブのいずれにもに沿うように安定的に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエア式ヘムガイド装置の実施の形態を示す平面図
【図2】 図1の正面図
【図3】 図1および図2の実施の形態における固定ガイド近傍の平面図
【図4】 図3の正面図
【図5】 図3の左側面図
【図6】 図1および図2の実施の形態における移動ガイドへのガイド片の固定状態を示す斜視図
【図7】 図1および図2の実施の形態における移動ガイドの要部の平面図
【図8】 図1および図2の実施の形態における排気板の平面図
【符号の説明】
1 エア式ヘムガイド装置
2 取付部材
3 固定ガイド
4 凹形ガイド面
6 板ばね
7 固定ガイド3の通路
9,28 エアノズル
11,30 流量制御弁
13 流体圧シリンダ
15 ピストンロッド
16 移動ガイド
17 移動ガイド16の本体
17A 本体17の水平部
18 ガイド片
19 押圧面
21 排気板
22 先端ガイド面
23a,23b 排気路
27 水平部17Aの先端縁

Claims (1)

  1. 布の表面をガイドする凹形ガイド面を備え取付部材に固定されている固定ガイドと、前記凹形ガイド面に対向し布を前記凹形ガイド面に押圧する押圧面を設けたガイド片を備え前記固定ガイドに対し接離しうる水平部を設けた本体を備えた移動ガイドと、前記固定ガイドの凹形ガイド面に開口し前記移動ガイドに向けて空気流を噴射するエアノズルと、前記エアノズルから噴射された空気流を排気する排気口が開口し布の先端をガイドする先端ガイド面を備えた排気部材とを有するエア式ヘムガイド装置において、
    前記移動ガイドの前記水平部の先端部は、前記固定ガイドの前記凹形ガイド面の方向に延在し、前記水平部の先端部の布送り方向下流側端部には、前記ガイド片が固定され、このガイド片の前記押圧面は、布送り方向において下流側ほど前記固定ガイドに近接するように布送り方向に対し傾斜し、かつ表裏逆に前記本体に装着されうるようになっており、
    前記排気部材は、布送り方向において下流側ほど前記固定ガイドに近接するように布送り方向に対し傾斜し、かつ表裏逆に前記取付部材に装着されうるようになっており、
    前記移動ガイドの前記ガイド片と前記排気部材は、ガイド片の押圧面の傾斜方向と排気部材の前記先端ガイド面の傾斜方向をそれぞれ布の湾曲形状に合わせるように表裏を選択して装着できることを特徴とするエア式ヘムガイド装置。
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