JP3900362B2 - 押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置 - Google Patents

押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置 Download PDF

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Description

本発明は、押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置に関し、特に、差動ネジとロックボルトの軸芯を交差させることにより、ロックアップ及び運転時、ネジに曲げモーメントを生じさせることがなく、ネジのカジリ事故を少なくするための新規な改良に関する。
一般に、樹脂フィルム及びシートの製造は、樹脂材料が押出成形機により溶融され、先端に設けられたフィルム成形ダイリップから幅広の薄いフィルム状に連続的に押出されることにより行われている。このようにして製造される樹脂フィルムの重要な製品品質として厚みの均一性がある。問題となるのは樹脂フィルムの幅方向における均一性である。すなわち、フィルム成形ダイの幅方向におけるスリット隙間が、押出される樹脂フィルムの幅方向の厚みを均一にするように調整・維持される必要がある。このような目的のために、フィルム成形ダイにおいて、当初はヒータの加熱による部材の熱膨張を利用したダイリップのスリット隙間調整装置が実用化され、現在においても利用されている。しかし、温度変化に敏感な樹脂材料のフィルムを成形する場合には隙間調整が困難であり、このような樹脂材料に対して機械的に調整する装置が開発されている。フィルム成形ダイは1台で種々の樹脂材料に適用可能であることが求められ、現在、熱膨張式と機械式との両機能を具備したものが使用されている。
熱膨張式と機械式との両機能を備えた代表的な事例(例えば、特許文献1参照)として、図15に示すものがある。図15において、符号20で示すものはフィルム成形のTダイであり、Tダイ20はダイ上部21およびダイ下部22が上下に密着して構成され、両部材の密着面に、図示しない押出成形機から押出された溶融樹脂材料を導く流路23および流路23から先端に開口するスリット24が形成されている。なお、ダイ上部21の先端部がフレキシブルリップ21aをダイ下部22の先端部が固定リップ22aをそれぞれ構成し、紙面に鉛直な方向がTダイ20の幅方向である。このようなTダイにおいて、以下に示す構成のダイリップ調整装置が、Tダイのリップ方向すなわち紙面に鉛直な方向のリップ全幅において、図示していないが所定間隔で多数組が平行して配置されている。
前記ダイ上部21は、先端から所定距離後方に離れた位置に突出部21bが形成され、先端手前には溝部21eが形成されて先端部の前記フレキシブルリップ21aを調整可動可能に構成している。突出部21bと溝部21eの先端側壁面との間には、厚板状のストッパ部材25および棒状の加熱冷却ブロック26が突出部21bとストッパ部材25との間に設けて配置されている。
前記加熱冷却ブロック26の穴ぐり26fには圧力伝達ディスク29が挿入され、貫通孔26gの横穴26hには、メネジを軸直角方向に貫通して形成した丸棒状のネジ棒30が回転可能に挿入されている。前記上部ボルト穴21cには、外側から調整ボルト27が挿入され、前記ストッパ部材25のネジ孔25aに螺合し、先端が前記加熱冷却ブロック26の穴ぐり26f内に突出し、圧力伝達ディスク29の後端面に当接可能に構成されている。なお、螺合する調整ボルト27のオネジおよびストッパ部材25のネジ孔25aは、正確な微調整が可能なように、精密加工が施されている。下部ボルト穴21dには、外側からロックボルト28が挿入され、ストッパ部材25のボルト穴25bを貫通して加熱冷却ブロック26の貫通孔26g内に突出し、ネジ棒30のネジ孔に螺合している。また、加熱冷却ブロック26の貫通孔26c内にはカートリッジヒータ33が挿入されており、後端の端子33aを介して外部から引込まれた電力供給線34に連結されている。
以上のように構成されたTダイ20において、ダイリップのスリット隙間調整が以下のように行われている。機械的に調整する場合において、スリット24を所定隙間狭くするには、まず、ロックボルト28を反時計方向へ回し、後退させて緩める。次に、調整ボルト27を時計方向へ必要角度ほど回す。調整ボルト27とストッパ25とが螺合していることにより、ストッパ部材25の後退が突出部21bにより阻止されて調整ボルト27が前進し、圧力伝達ディスク29を介して加熱冷却ブロック26を先端方向へ押出し、フレキシブルリップ21aを前方へ変形させ、スリット24を所定隙間に狭くする。次に、ロックボルト28を時計方向へ回す。ネジ棒30を介して加熱冷却ブロック26を後方へ引付け、ネジ部のバックラッシュなどによる加熱冷却ブロック26の前後方向移動を締付け固定する。
スリット24を所定隙間広くするには、まず、調整ボルト27を反時計方向へ回し、後退させて緩める。次に、ロックボルト28を時計方向へ必要角度ほど回す。ネジ棒30とロックボルト28とが螺合していることにより、ロックボルト28の頭部が突出部21bの外面に前進を阻止されて回転し、ネジ棒30を介して加熱冷却ブロック26を後方へ引戻し、フレキシブルリップ21aを後方へ変形させ、スリット24を所定隙間に広くする。次に、調整ボルト27を時計方向へ回す。圧力伝達ディスク29を介して加熱冷却ブロック26を先端方向へ押付け、ネジ部のバックラッシュなどによる加熱冷却ブロック26の前後方向移動をなくすようにするため締付け固定する。
熱膨張を利用して調整する場合は、まず、調整ボルト27およびロックボルト28を時計方向へ回し、予め、スリット24を所定の隙間に調整するとともに、加熱冷却ブロック26の前後方向移動を締付け固定する。その後、調整が必要になった場合、スリット24を所定隙間狭くするには、電力供給線34から端子33aを介してカートリッジヒータ33に必要量通電する。この通電によるカートリッジヒータ33の昇温により、加熱冷却ブロック26は加熱されて熱膨張し、フレキシブルリップ21aを前方へ押付けて変形させ、スリット24を所定隙間に狭くする。スリット24を所定隙間広くするには、電力供給線34からの通電を切りあるいは通電量を減少し、横穴26eから冷却空気を吹込む。カートリッジヒータ33の昇温が停止し、冷却空気が螺旋溝26dの全長にわたって流動することにより、加熱冷却ブロック26は冷却されて収縮し、フレキシブルリップ21aを後方へ引戻して変形させ、スリット24を所定隙間に広くする。なお、必要に応じて機械式調整との組合せが行われている。
米国特許第4753587号明細書
従来の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、リップを引く場合の力ベクトルを図10に示す。
ボルト28で丸型の細長いネジ棒30を引くとF28として作用し、フレキシブルリップ21aを斜めにF21として引き、ネジ棒30からボルト27先端部の方向に分力F10が発生し、この力はボルト28または27のネジ部で負担し、長い使用期間ではネジ部損傷、脆弱などが発生する。
また、最近では調整ボルト27に差動ネジを使い精密に位置調整を行う例が多く、調整時の横荷重はネジのカジリなどのトラブル原因になっている。
又リップ押し引き時にネジの曲げ力が発生するので装置の剛性が弱くなっていた。
また、差動ネジを使用した場合その調整やメンテナンスのためナットを調整する場合ヒータ線が邪魔になり、操作が難しかった。
また、装置形状も小型コンパクト化が望まれる。
また、ヒート式ダイリップ調整装置は個々のヒート熱がフレキシブルリップ21aに伝達し、溶融樹脂の流動性が変化し、リップスキマの調整と熱の変化が複雑に関係し、厚さ調整を困難にする場合が多く、また、熱に敏感な樹脂には適用が難しかった。
この問題を解決するためにヒータをTダイから離し、熱影響を無くするため長いロッドをフレキシブルリップとヒータ間に配置する例があった。
この長いロッドはリップ押し引きの剛性を弱めるため短いほうが望ましく、実際に採用するには工夫が必要であった。
本発明による押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置は、Tダイの溶融樹脂がフィルム及びシート形状に押出されるリップスキマの少なくとも一方のフレキシブルリップを押し引きして前記リップスキマを調整するようにしたダイリップ調整装置において、前記Tダイに設けられた長手のフレームと前記フレキシブルリップを押し引きする部材は、一方を前記フレキシブルリップに固定し、他方を前記Tダイに固定した前記フレームから差動ネジで押し引きして前記リップスキマを調整するように構成され、前記差動ネジのバックラッシュをロックアップするロックボルトを前記フレームの上端のナット受け側に設け、前記差動ネジとロックボルトの各軸芯は同一平面上で角度θで交差させて配置した構成であり、また、前記部材は、ヒータを設け、熱伸縮する加熱ブロックを有する構成であり、また、前記部材は、ヒータを設けた加熱ブロックと断熱ロッドとからなり、前記断熱ロッドの上部と前記フレームとの間には支持ガイドが設けられ、前記ロックボルトの軸芯は前記支持ガイドの軸芯に一致している構成であり、また、前記ロックボルトは、前記差動ネジの両側に2本、又は、前記差動ネジの片側に1本設けられている構成であり、また、前記フレームの上部には、前記差動ネジの固定側のナットが前記フレームとナット受で挟持され、前記ナット受には前記ロックボルトのフレーム側ボルト受け面が位置する構成であり、また、前記ナット受けには、前記ヒータを挿入するためのスリットが設けられ、前記ヒータを前記部材から抜くことなく前記ナット受を前記フレームから着脱自在とした構成であり、また、前記加熱ブロックと断熱ロッドは互いに溶接部で結合されている構成である。
本発明による押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
(1) 差動ネジ5とロックボルトの軸芯を交差させているのでロックアップ及び運転時、ネジに曲げモーメントが生じないのでネジのカジリ事故が少なくなる。
(2) ダイリップ調整装置のリップ押し引き、ロックアップの手動調整が1方向面から操作できる。
(3) ロックボルトを2本使用した場合、押し引きの軸芯が一致した剛性の高い装置が得られる。又、ロックボルトを1本使用した場合でも、ネジに曲げモーメントが生じないので曲げに伴う変形が無く、剛性の高い装置が得られる。
(4) リップを押し引きする部材100のほぼ中央部(断熱ロッド2)をガイドしているので押し時、部材が座屈するのを防止できる。
(5) リップ押し引き用差動ネジのナットのメンテナンス時にナット受12はヒータ線を配線したまま横方向に取り外し可能で、メンテナンス作業またナット調整作業が容易である。
本発明は、差動ネジとロックボルトの軸芯を交差させることにより、ロックアップ及び運転時、ネジに曲げモーメントを生じさせることがなく、ネジのカジリ事故を少なくし、装置の剛性を強化することを目的とする。
以下、図面と共に、本発明による押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
(実施例1)
図1において、符号1で示されるものはダイリップ調整装置、このダイリップ調整装置1のTダイ20はダイ上部21およびダイ下部22が上下に密着し、両部材の密着面に、図示しない押出成形機から押出された溶融樹脂材料を導く流路23、この流路23から先端に開口するスリット24が形成されている。なお、ダイリップ上部21の先端部がフレキシブルリップ21aを、ダイ下部22の先端部が固定リップ22aをそれぞれ構成し、紙面に鉛直な方向がTダイ20の幅方向である。このようなTダイ20において、以下に示す構成のダイリップ調整装置1が、図3に示すように、Tダイのリップ幅方向すなわち図1の紙面に鉛直な方向のリップ全幅において、所定間隔で多数組が平行して配置し装着されている。図1はフィルムを水平に流す水平Tダイでは90度傾けた状態で図示しているが実際は垂直状に位置し、各リップ21a、22aの何れかをこのダイリップ調整装置1で押し引きするように構成できるものである。
前記ダイリップ調整装置1は断熱ロッド2、加熱ブロック3、フレーム4Aをなす先端フレーム4、中間フレーム5及び後端フレーム6、差動ネジ7、ナット8、ナット受9、差動ネジ7のバックラッシュをロックアップするための2本のロックボルト10及びヒータ11を主要部材として構成されている。なお、断熱ロッド2と加熱ブロック3とにより部材100を構成している。また、ナット8がフレーム4Aとナット受9で挾持されている。
前記先端フレーム4は後端にフランジ部で形成された略板状部材である。そのロッド貫通孔4aには前記断熱ロッド2が隙間を設けて挿入されている。また、先端フランジ4の先端部が、前記ダイ上部本体21のフレキシブルリップ21aから所定間隔離れた位置において、軸芯がフレキシブルリップ21a付近のH点を狙うように、ダイ上部21の表面にボルトにより締付け固定されている。通常は、後述する前記中間フレーム5の複数個、例えば4個が連結固定可能なように、Tダイ20のリップ幅方向に幅広に構成されている。
前記中間フレーム5は、鉛直に立上がるU字形の部材であり、低辺部には先端フレーム4の貫通孔4aに連続する貫通孔5aが形成され、その外面が前記先端フレーム4のフランジ部4bに連結ボルト4cにより連結固定されている。この貫通孔5aは先端フレーム4の貫通孔4aとともに断熱ロッド2に対して余裕を持った内径に形成されているが、断熱ロッド2及び加熱ブロック3を連結して長尺となる部材100の撓みを防止するために(部材100が撓むとスリットであるリップスキマ24の精密な微調整ができなくなる)、挿入される断熱ロッド2の軸直角方向の動きを最小限に制限して案内支持するための図2に示す複数の突起部15aからなる支持ガイド15が周方向に形成されている。尚、この支持ガイド15近傍の先端フレーム4の端面にはスキマ4Hが形成されている。
前記後端フレーム6は厚板の矩形板状部材であり、前記中間フレーム5の両先端部を連結可能に配置されている。その中央には前記差動ネジ7を回転可能に挿入可能な差動ネジ貫通孔6a、差動ネジ貫通孔6aの両側対称の位置に前記ロックボルト10を回転可能に挿入可能なロックボルト貫通孔6b、前記ヒータ11に挿入可能なヒータ貫通孔3c、及びロックボルト貫通孔6bの外側に締付けボルト60を回転可能に挿入可能な締付けボルト貫通孔6dが形成されている。
前記後端フレーム6の上部には前記ナット受9が重ねて配置されている。このナット受9には、前記差動ネジ7を回転可能に挿入可能な差動ネジ貫通孔9a、差動ネジ貫通孔9aの両側対称の位置に前記ロックボルト10を回転可能に挿入可能なロックボルト貫通孔9b、前記ヒータ11を設けるスリット9c、及びロックボルト貫通孔9bの外側に締付けボルト60を回転可能に挿入可能な締付けボルト貫通孔6dが形成されている。差動ネジ貫通孔9aの後端フレーム6側端部には、前記ナット8を回転不可に挿入可能なナット穴9dが形成されている。尚、このナット受9にはロックボルト10のフレーム側ボルト受面10aが位置している。
前記後端フレーム6及び前記ナット受9は、ナット穴9dに前記ナット8を挿入してナット8が軸芯方向へ移動不可の状態に重ね合わせ、締付けボルト60により中間フレーム5の先端部に締付け固定されている。この後端フレーム6の差動ネジ貫通孔6a及びナット受9の差動ネジ貫通孔9aは、その軸芯が、後端フレーム6及びナット受9を中間フレーム5の先端部に連結固定した状態で、中間フレーム5の案内支持貫通孔5aと同一軸芯となるように形成されている。また、後端フレーム6のロックボルト貫通孔6b及びナット受9のロックボルト貫通孔9bは、その軸芯が、中間フレーム5の低辺部の案内支持貫通孔5aで案内支持される前記断熱ロッド2の支持点Eに向かうように形成されている。
図1の実施例では、簡便のため、支持点Eと大差ない後述する前記断熱ロッド2と前記加熱ブロック3との連結点Gに向かうように、すなわち、差動ネジ7の軸芯に角度θで傾き、連結点Gで交差するように形成されている。従って、前記差動ネジ7と各ロックボルト10の各軸芯の先端線は同一位置に一致し、各軸芯は同一平面上で角度θで交差させて配置されている。
前記断熱ロッド2は棒状部材、通常丸棒状であり、前記先端フレーム4のロッド貫通孔4a及び前記中間フレーム5の案内支持貫通孔5aに往復動可能に、また、貫通孔5aの突起部15aに支持されて挿入され、先端部には溝2aが形成され、先端面がダイ上部21のフレキシブルリップ21a近傍の壁面に密着し、フレキシブルリップ21a近傍の溝21fと溝2aとの間に設けられた止具31及び締付けネジ32により、フレキシブルリップ21aと密着状態に連結されている。後端部にはネジが形成され、前記中間フレーム5内に配置された前記加熱ブロック3の先端部へ、後述するように、ネジ結合により連結されている。
前記加熱ブロック3は、前記中間フレーム5の内部空間に収納可能な大きさの、熱膨張係数の大きい厚板状部材である。前端部には端面からロッド用メネジが形成され、後端部には端面から前記差動ネジ7の第2オネジに螺合する調整用メネジ3a及び2本の前記ロックボルト10にそれぞれ螺合するロック用メネジ3bが形成されている。ロッド用メネジと調整用メネジ3aとは同一軸芯上に形成され、ロック用メネジ3bは前記後端フレーム6のロックボルト貫通孔6b及び前記ナット受9のロックボルト貫通孔9bの軸芯と一致させて前記断熱ロッド2と加熱ブロック3との連結点G、すなわちロッド用メネジの中間点に向かうように形成されている。後端面には、また、前記棒状ヒータ11を挿入可能なヒータ用穴3cが略全長となる深さに形成されている。
前記差動ネジ7は僅かにピッチの異なる第1オネジ7aを少なくとも中間部に、第2オネジ7bを先端部に形成している。差動ネジ7は前記ナット受9の差動ネジ貫通孔9a及び前記後端フレーム6の差動ネジ貫通孔6aに回転可能に挿入されると共に、第1オネジ7aがナット受9のナット穴9d内に回転不可状態で保持された前記ナット8に、第2オネジ7bが前記加熱ブロック3の調整用メネジ3aに、それぞれ螺合している。2本の前記ロックボルト10はそれぞれナット受9のロックボルト貫通孔9b及び後端フレーム6のロックボルト貫通孔6bを貫通して回転可能に挿入され、先端のオネジ部が加熱ブロック3のロッド用メネジ3bに螺合している。
前記ダイリップ調整装置1は、機械式及び熱膨張式の両機能を備えた構造に構成されているが、加熱ブロック3を省いて断熱ロッド2の後端部に差動ネジ7及びロックボルト10を連結し、機械式の調整機能のみを具備する構成とすることも可能である。
以上のように構成されたTダイ20において、ダイリップのスリット隙間調整が以下のように行われる。尚、以下の説明においてネジは全て右ネジとする。機械的に調整する場合において、リップスキマ24を所定隙間狭くするには、まず、2本のロックボルト10を反時計方向へ回し、後退させて緩める。次に、差動ネジ7を時計方向へ必要角度回す(第1オネジ7aのピッチが第2オネジ7bのピッチより大きい場合である。逆の場合は以下の記述において反対方向へ回す。)。差動ネジ7は、第1オネジ7aとナット8とが螺合し、ナット8の後退がナット受9により阻止されていることにより前進し、第2オネジ7bと加熱ブロック3の調整用メネジ3aとが螺合していることにより、加熱ブロック3を後方へ引戻す。第1オネジ7aと第2オネジ7bとのピッチ差により、加熱ブロック3はピッチ差による距離前方へ押出され、断熱ロッド2を介してフレキシブルリップ21aを前方へ変形させ、リップスキマ24を所定隙間に狭くする。次に、2本のロックボルト10を時計方向へ回す。ロックボルト10はナット受9に支持されて加熱ブロック3を後方へ引付け、ネジ部のバックラッシュなどによる遊びを無くして締付け固定する。
リップスキマ24を所定隙間広くするには、まず、2本のロックボルト10を反時計方向へ回し、後退させて緩める。次に、差動ネジ7を反時計方向へ必要角度回す。所定隙間を狭くする場合と同様の要領で、第1オネジ7aにより差動ネジ7が後退し、第2オネジ7bにより加熱ブロック3が前方へ押出される。ピッチ差により加熱ブロック3はピッチ差による距離後方へ引戻され、断熱ロッド2を介してフレキシブルリップ21aを後方へ変形させ、スリット24を所定隙間に広くする。次に、2本のロックボルト10を時計方向へ回す。ロックボルト10はナット受9に支持されて加熱ブロック3を後方へ引付け、ネジ部のバックラッシュなどによる遊びを無くして締付け固定する。
2本のロックボルト10の締付けにおいて、図11に示すように、それぞれのロックボルト10の締付力F10は断熱ロッド2と加熱ブロック3との連結点Gから各ロックボルト10の軸芯方向へF2’として作用し、その合力に対する反力F2が連結点Gから断熱ロッド2の軸芯上すなわち差動ネジ7の軸芯上を断熱ロッド2の先端方向へ作用する。従って、差動ネジ7の第1オネジ7a及び第2オネジ7bの螺合部に軸芯方向以外の余分な負荷を掛けることはない。
本来、ロックボルト10の締付力の作用点はロッド12の中間部における支持点Eに作用することが望ましいが、本実施例の場合、差動ネジ7の対称の位置に設けられた2本のロックボルト10に発生する締付力が差動ネジ7に作用してバランスしていることにより、ロッド12を構成する断熱ロッド2と加熱ブロック3とが一体化された連結点Gを作用点としても何等問題はない。また、スリット24の隙間調整に際し、ロッド12が軸芯方向へ移動するとロックボルト10の軸芯が平行移動するが、調整によるロッド12の軸芯方向移動量は1mm以下の距離であり、ロックボルト10の軸芯の平行移動量は更に数分の一の距離であり、ロックボルト10用の各貫通孔がロックボルト10の外径に対して少し大き目に余裕のある内径に形成されていることにもより、支障なく締付けが行われる。
次に、熱膨張を利用して調整する場合は、まず、差動ネジ7及び2本のロックボルト10を操作し、予め、リップスキマ24を所定の隙間に調整するとともに、ネジ部のバックラッシュなどによる遊びを無くして加熱ブロック3を締付け固定する。その後、調整が必要になった場合、スリット24を所定間隔狭くするには、ヒータ11に必要量荷電する。通電によるヒータ11の昇温により、加熱ブロック3は加熱されて熱膨張し、断熱ロッド2を介してフレキシブルリップ21aを前方へ押付けて変形させ、スリット24を所定隙間に狭くする。スリット24を所定間隔広くするには、棒状ヒータ11の荷電を切りあるいは通電量を減少する。このヒータ11の昇温が停止し、加熱ブロック3は冷却されて収縮し、フレキシブルリップ21aを後方へ引戻して変形させ、リップスキマ24を所定隙間に広くする。
断熱ロッド2には熱伝導率の小さい材料が使用されているが、熱膨張式調整を行う場合は、加熱ブロック3から断熱ロッド2を経てフレキシブルリップ21aへの熱影響をさらに効果的に阻止するために、先端フレーム4において、ロッド貫通孔4a内に冷却空気を供給し、断熱ロッド2の温度変化及び熱伝導を極力阻止する。
前記差動ネジ7あるいはナット8の保全点検を行うためにスリット隙間調整装置1後端部の部材を分解する場合は、まず、ロックボルト10を分解撤去し、ナット受9及び後端フレーム6を中間フレーム5へ締付け固定している締付けボルトを分解撤去する。これにより、ナット受9が撤去できる。このナット受9のスリット9c(図8に示す)により、ナット受9は、ヒータ11を組付け状態のままにして、容易に分解撤去できる。また、ナット受9の分解によりナット8が露出し、自由に保全点検可能となる。さらに、差動ネジ7を反時計方向へ回転することにより、第2オネジ7bを加熱ブロック3の調整用メネジ3aから分解することができる。保全点検が終了した後は、分解と逆の手順で組立を行う。尚、図4は、図1のA−A断面を示している。
(実施例2)
次に、図5、図6に示す本発明によるダイリップ調整装置1の第2実施例において、本実施例では、第1実施例において差動ネジ7の両側に設けられている2本のロックボルト10が、一方の側のみの1本で構成され、そのロックボルト10の軸芯は、断熱ロッド2の支持点Eすなわち支持ガイド15に向かうように構成されている。上記以外は全て第1実施例と同様に構成され、操作される。このように構成されたダイリップ調整装置1は、図12において、ロックボルト10の締付力F10が断熱ロッド2の支持点Eからロックボルト10の軸芯方向へ作用し、その反力F2が支持点Eから断熱ロッド2の軸芯上すなわち差動ネジ7の軸芯上を断熱ロッド2の先端方向へ作用する。このロックボルト10の軸芯と断熱ロッド2の軸芯とが支持点Eで折れ曲がっていることにより、支持点Eに締付力F10と反力F2との合力F15aが断熱ロッド2の軸芯と略直角方向へ作用するが、中間フレーム5の支持ガイド15に支持される。従って、差動ネジ7の第1オネジ7aおよび第2オネジ7bの螺合部に軸芯方向以外の余分な負荷を掛けることはない。また、ロックボルト10の軸芯は、支持点Eに向かうことが理想であるが、略一致でよい。又、本実施例ではロックボルトが1本であるため、引き力が図5の右側に集中する。このためU字型の中間フレーム5の右側を太くしてフレーム変形を防止している。尚、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略している。
尚、図5、図6において、支持ガイド15、すなわち支持点Eは断熱ロッド2をガイドしていたが、支持部は加熱ブロック3を支持するように15’、E’にしても良い。
又支持ガイド15に作用するF15aの摩擦力を少なくしてリップ押し引き力を精密に行う為に、支持ガイド15に低摩擦のスライドブッシュを取付けても良い。
(実施例3)
次に、図7から図9は、本発明の第3実施例を示しており、ヒータ11を図9のようにβの角度で設け、スリット9cがナット受け9の側部に位置し、ヒータ配線が設けられている場合でも、ナット受9の着脱が容易である。尚、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略している。
(実施例4)
次に、図13に示す本発明によるスリット隙間調整装置1の第4実施例において、本実施例では、第2実施例における断熱ロッド2に複数の径の異なる穴26が形成されることにより、断熱性能が強化され、加熱ブロック3との連結部が溶接部101により強固に連結して一体化されている。また、1本のロックボルト10の軸芯が断熱ロッド2の軸芯先端の接触点Hと交差するように構成されている。上記以外は全て第2実施例と同様に構成され、操作される。このように構成されたスリット隙間調整装置1は、図14において、ロックボルト10の締付力F10は断熱ロッド2の先端H点へ止具31を介して直接フレキシブルリップ21a方向へF21として作用する。従って、接触点Hにはその他の反力等の発生はなく、差動ネジ7の第1オネジ7aおよび第2オネジ7bの螺合部に軸芯方向以外の余分な負荷を掛けることはない。尚、断熱ロッド2の支持点Eは押し時の座屈防止のガイドであり、リップ引き時のガイドとしては作用しない。さらに前記実施例1〜3と同様に各ネジに曲げモーメントが生じていないので、曲げに伴う変形が無く押し引きの剛性が高い装置が得られる。なお、以上の第4実施例は、第1実施例と同様に、2本のロックボルト10により構成されてもよい。
又加熱ブロック3と断熱ロッド2は一体として同材料で製作しても良い。
本発明は、ダイリップのみではなく、他の装置の隙間調整用ロッド構造に適用可である。
本発明によるダイリップ調整装置の第1実施例の縦断面図である。 図1の要部の断面図である。 図1の矢印B−B図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 図5の右側面図である。 本発明の第3実施例を示す断面図である。 図7の右側面図である。 図7のC−C断面図である。 図15のリップ引張り時のベクトル図である。 図1のリップ引張り時のベクトル図である。 本発明の第2、第3実施例のリップ引張り時のベクトル図である。 本発明の第4実施例を示す断面図である。 図13のリップ引張り時のベクトル図である。 従来のダイリップ調整装置を示す断面図である。
符号の説明
1 ダイリップ調整装置
2 断熱ロッド(部材)
3 加熱ブロック(部材)
4A フレーム(4、5、6)
4 先端フレーム
5 中間フレーム
6 後端フレーム
7 差動ネジ
8 ナット
9 ナット受
9c スリット
10 ロックボルト
11 ヒータ
15 支持ガイド
15a 突起部
20 Tダイ
21 ダイ上部
21a フレキシブルリップ
22 ダイ下部
23 流路
24 リップスキマ
100 部材(2、3)
101 溶接部

Claims (7)

  1. Tダイ(20)の溶融樹脂がフィルム及びシート形状に押出されるリップスキマ(24)の少なくとも一方のフレキシブルリップ(21a)を押し引きして前記リップスキマ(24)を調整するようにした押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置において、前記Tダイ(20)に設けられた長手のフレーム(4A)と前記フレキシブルリップ(21a)を押し引きする部材(100)は、一方を前記フレキシブルリップ(21a)に固定し、他方を前記Tダイ(20)に固定した前記フレーム(4A)から差動ネジ(7)で押し引きして前記リップスキマ(24)を調整するように構成され、前記差動ネジ(7)のバックラッシュをロックアップするロックボルト(10)を前記フレーム(4A)の上端のナット受け(9)側に設け、前記差動ネジ(7)とロックボルト(10)の各軸芯は同一平面上で角度θで交差させて配置したことを特徴とする押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
  2. 前記部材(100)は、ヒータ(11)を設け、熱伸縮する加熱ブロック(3)を有することを特徴とする請求項1記載の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
  3. 前記部材(100)は、ヒータ(11)を設けた加熱ブロック(3)と断熱ロッド(2)とからなり、前記断熱ロッド(2)の上部と前記フレーム(4A)との間には支持ガイド(15)が設けられ、前記ロックボルト(10)の軸芯は前記支持ガイド(15)の軸芯に一致していることを特徴とする請求項1記載の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
  4. 前記ロックボルト(10)は、前記差動ネジ(7)の両側に2本、又は、前記差動ネジ(7)の片側に1本設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
  5. 前記フレーム(4A)の上部には、前記差動ネジ(7)の固定側のナット(8)が前記フレーム(4A)とナット受(9)で挟持され、前記ナット受(9)には前記ロックボルト(10)のフレーム側ボルト受け面(10a)が位置することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
  6. 前記ナット受(9)には、前記ヒータ(11)を挿入するためのスリット(9c)が設けられ、前記ヒータ(11)を前記部材(100)から抜くことなく前記ナット受(9)を前記フレーム(4A)から着脱自在としたことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
  7. 前記加熱ブロック(3)と断熱ロッド(2)は互いに溶接部(101)で結合されていることを特徴とする請求項1又は2記載の押出しフィルム成形用ダイリップ調整装置。
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