JP3898524B2 - トナー帯電機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ及びファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置のトナー帯電機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、プリンタ及びファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置においては、静電潜像を担持搬送する感光体(潜像担持体)に対し、現像剤であるトナーを現像ローラの回転により担持搬送して、感光体の表面上の静電潜像を現像(可視化)するようになっている。
【0003】
1成分系の非磁性からなるトナーを用いた現像装置の場合、トナーは供給ローラにより、現像ローラ表面に周方向から順次供給され、その現像ローラの回転により担持搬送される。現像ローラ上のトナーは、現像ローラの回転方向において供給ローラよりも上流側に設けられた層厚規制ブレードによって、層厚が規制されると同時に、層厚規制ブレードとの摩擦により電荷を帯びる(摩擦帯電)。
【0004】
そして、現像ローラ上の帯電トナーは、現像ローラの回転に伴って、層厚規制ブレードに対して回転方向の下流側に位置する感光体との対向部まで担持搬送され、その感光体の表面上の静電潜像に対して静電的に供給され、トナー像として現像(可視化)される。
【0005】
なお、電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置には、トナーに磁性粉を含有した磁性1成分トナーからなる現像剤を用いた現像装置や、トナーにキャリアを混ぜた2成分系の現像剤を用いた現像装置もある。
【0006】
また、他の現像装置として、トナーにフォトクロミック化合物を含有させ、現像槽内でトナーに光を照射することによってトナーの帯電量を制御する構造のものが知られている(例えば特開平7−281473号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように1成分系の現像剤を用いた従来の現像装置の帯電機構では、トナーを層厚規制ブレードなどの帯電手段との摩擦により帯電させるような構造となっており、トナーは帯電手段に対し大きな速度差を持った状態で接触して機械的な摺擦を受ける。すなわち、帯電の際の摩擦は、トナーと帯電手段が接触して大きな速度差が発生したときに起こるものであり、その摩擦が生じる際に、トナーと帯電手段との速度差に比例して、機械的または熱的負荷がトナーや帯電手段に加わることになる。
【0008】
従って、前記した従来の構成では、トナーが帯電手段との機械的な摺擦により受ける機械的または熱的負荷が大きいため、トナーが破壊劣化したり、摺擦熱により軟化したトナーが帯電手段や現像ローラに融着してトナーの帯電特性が劣化する。
【0009】
また、2成分系の現像剤を用いた従来の現像装置においては、キャリアを帯電手段とし、トナーをキャリアと攪拌させて摩擦帯電させている。帯電のメカニズムは、1成分系の帯電のメカニズムと同じく、攪拌のときにトナーとキャリアの接触面において大きな速度差が発生するようになっており、機械的または熱的負荷がトナーやキャリアに加わることになる。従って、2成分系の現像剤を用いた場合でも、トナーとキャリアが破壊したり、摺擦熱により軟化したトナーがキャリアに融着してトナーの帯電特性が劣化する。
【0010】
このように、トナーと帯電手段が大きな速度差を持った状態で接触して、機械的な摺擦によりトナーの帯電量を制御しようとする摩擦帯電方式のトナー帯電機構では、トナーや帯電手段に対して、機械的または熱的負荷が大きいという問題がある。
【0011】
本発明はそのような問題点を解消するためになされたもので、トナーに対する機械的または熱的負荷によるトナーの劣化及び帯電手段へのトナーの融着を防止することができ、しかも、常に安定したトナー帯電を行うことが可能なトナー帯電機構の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のトナー帯電機構は、潜像担持体にトナーを現像ローラにて搬送することにより、その潜像担持体上の静電潜像を可視化する現像装置に用いられるトナー帯電機構であって、現像ローラに対向して配置された透明素管と、この透明素管と現像ローラとの間に配置され、光の照射を受けることによってラジカル化してトナーを帯電させる帯電物質を有する帯電部材と、透明素管内に配置され、帯電部材の帯電物質に光を照射する光源と、帯電部材を現像ローラに対して移動させるための移動手段を備えていることによって特徴づけられる。
【0013】
本発明のトナー帯電機構によれば、帯電部材への光照射により帯電物質をラジカル活性状態にし、その帯電物質にトナーに接触させ、トナーから電子を奪うことによってトナーを帯電させるので、トナーを層厚規制ブレードとの摩擦によって帯電させる必要がなく、摩擦によりトナーに印加されるストレスを抑制することができる。これにより、ストレスによるトナーの劣化を防止することができるとともに、摩擦熱による帯電部材へのトナーの融着を防止することができる。
【0014】
ここで、本発明に用いる帯電方式つまり帯電部材に光を照射することによってトナーの帯電を誘起する方式の場合、帯電部材の同じ部分を何度も帯電に使用すると、帯電物質のラジカル活性状態が時間とともに減衰して行くので、トナーに与える帯電量が減少して行き、ある時点からトナーを所定の帯電量に帯電させることができなくなる。このような点を考慮して、本発明では、帯電部材を現像ローラに対して移動可能な構造とすることで、帯電部材の新しい部分(帯電物質)にてトナーの帯電を行い、常に安定したトナー帯電が得られるようにしている。
【0015】
本発明のトナー帯電機構において、光源からの光照射で誘起されるトナーの帯電量が所定量以下となったときに帯電部材を移動させるようにすればよい。この場合、トナーの帯電量を現像ローラ上に配置したセンサにて検知し、その検知帯電量が所定量以下となったときに帯電部材を移動させるという構成を採用してもよい。
【0016】
本発明のトナー帯電機構において、トナーと帯電部材が接触する部分は、最もラジカル活性状態の減衰状態が激しい。また、光が照射された部分もラジカルが活性化されるため、徐々に減衰していく。これらのことを考慮すると、帯電部材の1回の移動の最小距離を、現像ローラと帯電部材とが接触する部分の幅とし、1回の移動の最大距離を、光源が帯電部材に光を照射する範囲とすることが好ましい。
【0017】
本発明のトナー帯電機構において、帯電部材の帯電使用前の部分を現像装置の外部に配置し、帯電使用後の部分を現像装置内部に配置するように構成してもよい。このような構成を採用すれば、現像装置内部に浮遊するトナーによる帯電部材の汚染を避けることができる。
【0018】
本発明のトナー帯電機構において、帯電部材を、光照射によりトナーの帯電を誘起する帯電物質とこれを移動するための基材で構成し、それらのうち、基材を光源側に配置し、帯電物質を現像ローラ側に配置するという構成を採ることが好ましい。この場合、帯電部材の背後(基材側)から照射する光を、帯電物質までなるべく多く到達させてトナー帯電を効率良く行うことができるようにするために、基材の材料を、帯電物質をラジカル化させる光の透過率が高い材料とすることが好ましい。
【0019】
本発明のトナー帯電機構において、トナー帯電中に帯電部材の移動を同時に行うと、トナーが飛散するおそれがある場合、帯電部材の移動工程は、現像装置が非印字時で停止中に実施する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は本発明の実施形態の構成を模式的に示す断面図である。
【0022】
現像装置Xは、画像形成装置(図示せず)の内部に設けられている。現像装置Xは、1成分系の非磁性からなるトナーTを帯電させ、その帯電させたトナーTを感光体ドラム(潜像担持体)Dに供給することにより、感光体ドラムD表面の静電潜像に付着させ静電潜像を現像するためのものである。
【0023】
現像装置Xは、トナーTを収容する容器状の現像槽1、現像ローラ2、供給ローラ3、トナー帯電機構4及び帯電量検知センサ5を備えている。
【0024】
現像ローラ2は、現像槽1内のトナーTを感光体ドラムDに担持搬送するためのものであり、感光体ドラムDと対向する位置に回転可能に配置されている。現像ローラ2は、円筒状の導電性ゴム弾性材料で構成されており、50〜150mm/secで駆動回転している。
【0025】
供給ローラ3は、現像槽1内のトナーTを現像ローラ2の外周面に供給するためのものであり、現像ローラ2を挟んで感光体ドラムDと対向する位置に配置されている。供給ローラ3は、円筒状の発泡性ゴム弾性材料で構成されており、現像ローラ2と等速度で駆動回転している。
【0026】
トナー帯電機構4は、トナー帯電部材41と、繰出・巻取装置42と、透明素管43と、紫外線発生器(光源)44によって構成されている。
【0027】
トナー帯電部材41は、図2に示すように、紫外線透過性を有する巻取式の薄いフィルム41a上に、導電性ITO(図示せず)及びフォトクロミック層(帯電物質)41cを成膜したもので、光照射を受けるとラジカル活性状態になり、接触したトナーTから電子を奪いトナーTをプラスに帯電させる。
【0028】
トナー帯電部材41は、支持基材であるフィルム41aが透明素管43側に位置し、フォトクロミック層41cが現像ローラ2側に位置するように、現像ローラ2と透明素管43との間に配置される。なお、フィルム41aの材料には、フォトクロミック層41cをラジカル化(光誘起)させる光(紫外線)の透過率が高い材料、例えば透明アクリル樹脂が用いられている。
【0029】
繰出・巻取装置42は、帯電使用前のトナー帯電部材41が巻かれた繰出ロール42aと、帯電使用後のトナー帯電部材41を巻き取る巻取ロール42bを備え、その巻取ロール42bを駆動源(図示せず)にて回転させることにより、トナー帯電部材41を図中矢印の方向(現像ローラ2のカウンタ方向)に移動させることができる。
【0030】
透明素管43は、紫外線透過性を有する透明アクリル樹脂からなる円筒状のローラであり、現像ローラ2に対向した状態で固定配置されている。
【0031】
紫外線発光器44は透明素管43の内部に設けられており、トナー帯電部材41に対し紫外線を照射してトナーTの帯電を誘起する。
【0032】
なお、図1に示す画像形成装置は、レーザビームスキャナユニット(図示せず)から発せられたレーザビームLによって感光体ドラムDの外周面上に静電潜像を結像する方式の装置で、感光体ドラムDを帯電させて感光体ドラムDの外周面上に静電潜像を形成する帯電ローラEと、感光体ドラムDの外周面上に現像されたトナー像を用紙Pに転写する転写用放電ローラFと、転写形成されたトナー像を用紙Pに定着させる上下一対の定着ローラGを備えている。
【0033】
次に、本実施形態における現像過程を説明する。
【0034】
まず、供給ローラ3にてトナーTを現像ローラ2の表面に周方向から順次供給して現像ローラ2の表面上にトナーTを保持し、この等速度回転運動している現像ローラ2とトナー帯電部材41(透明素管43)との間にトナーTを搬送することにより、現像ローラ2上のトナーTの層厚を規制する。これと同時に、トナー帯電機構4において紫外線発光器44からの光をトナー帯電部材41に照射することにより、トナー帯電部材41からラジカル反応が誘起されてトナーTが所望の電子量に帯電する。
【0035】
この状態でトナーTが、現像ローラ2の回転方向下流側に位置する感光体ドラムDとの対向部にまで送られ、感光体ドラムDの表面上の静電潜像に対して静電的に供給されることにより、静電潜像がトナー像として現像(可視化)される。
【0036】
そして、感光体ドラムDに付着したトナーTを転写用放電ローラFにて用紙Pに転写し、次いで、転写形成されたトナー像を用紙Pに定着ローラGにて定着させることにより印刷が終了する。
【0037】
以下、本発明の実施形態(トナー帯電機構)を更に詳しく説明する。
【0038】
まず、図2に示すように、トナー帯電部材41は、紫外線発光器44からの光(紫外線)が照射されると、フォトクロミック層41cがラジカル活性状態になり、接触したトナーTから電子を奪いトナーTをプラスに帯電させる。しかしながら、トナー帯電部材41の同じ部分を帯電に使用し続けると、次第に所定の帯電量が得られなくなる(図4参照)。
【0039】
そこで、本実施形態では、現像ローラ2上に帯電量検知センサ5を配置し、そのセンサ出力つまり検知帯電量が所定量以下になったときに、繰出・巻取装置42を駆動して、トナー帯電部材41を巻き取り、帯電に使用する帯電部を移動させることにより、現像ローラ2と透明素管43との間に常に新しいフォトクロミック層41c(帯電物質)が配置されるようにする。このような繰出・巻取装置42の駆動制御は、例えば現像装置Xのコントローラ(図示せず)にて行う。
【0040】
なお、繰出・巻取装置42を駆動してトナー帯電部材41を移動させるタイミングの判定基準となる所定の帯電量(帯電量検知センサ5の出力と比較する閾値)は、例えば、正常な現像状態を得ることのできる帯電量の下限値に基づいて決定すればよい。
【0041】
また、本実施形態では、現像装置X内で飛散・浮遊するトナーTによるトナー帯電部材41への汚染を避けるために、トナー帯電部材41の帯電使用前の新しい部分(繰出ロール42a側)を現像装置X外部に設置し、帯電使用後の部分(巻取ロール42bへの巻取部)を現像装置X内部に配置している。従って、トナー帯電部材41の移動方向は、現像ローラ2とカウンタ方向になる。そのため、印字中にトナー帯電部材41の巻き取りを行うと、トナーTが飛散するので、トナー帯電部材41の巻取工程(移動工程)は、現像装置Xが非印字時の停止中に実施するようにする。
【0042】
さらに、本実施形態において、トナーTとトナー帯電部材41が接触する部分は、最もラジカル活性状態の減衰状態が激しい。また、光が照射された部分もラジカルが活性化されるため、徐々に減衰していく。これらのことを考慮すると、トナー帯電部材41の1回の移動の最小距離は、現像ローラ2とトナー帯電部材41とが接触する部分の幅とし、1回の移動の最大距離は、紫外線発光器44からの光がトナー帯電部材41に照射される範囲とすることが好ましい。
【0043】
次に、トナー帯電機構に用いる接触帯電方法の一例を具体的に示す。
【0044】
紫外線の照射によりトナー帯電部材41からトナーTの帯電が誘起される接触帯電実験の一例を図3に基づいて説明する。
【0045】
まず、トナー帯電部材41の基材であるフィルム41aの代わりに擬似的に平板を作製した。
【0046】
この平板は、厚さk1(=1〜5mm)の透明アクリル板6Aの表面に、厚さk2(=数10nm)のITO6Bと、厚さk3(=数10μm)のフォトクロミック材料6C(=B−CIM)を順次塗布し、この平板の上に、トナーTの代わりに擬似的に厚さk4(=10〜100μm)のポリエステル樹脂PESを載置した。
【0047】
そして、以上の構成の平板(サンプル)に対し、裏側(図3では、下側)から波長λ(=350nm)の紫外線を紫外線発光器44によって照射した。このときの照射エネルギは0.1〜10mW/cm2とした。また、1回の照射時間は30秒として、10回の紫外線照射を行った。
【0048】
その結果を図4に示す。図4のグラフにおいて、実線及びプロットした点は同じサンプルを用いて表面電荷密度を測定した結果を示しており、点線はサンプルを測定ごとに交換した結果を示している。
【0049】
この図4のグラフから明らかなように、PES表面の電荷密度は10-9〜10-11(C/cm2)になり、トナーを帯電させられることがわかる。また、トナー帯電部材を繰り返し用いることによって、表面電荷密度が減少し、安定した帯電が得られなくなるが、トナー帯電部材を交換することにより一定の帯電量(表面電荷量)が得られることがわかる。このことは、トナー帯電部材41を巻取式にし、新しいトナー帯電部材41を使用して帯電を行う方式のトナー帯電機構4を用いることが、常に安定したトナー帯電を行う上で、有効な手段であることを示している。さらに、PES表面を10-9〜10-11(C/cm2)の電荷密度に帯電させることができたことは、トナーTをトナー帯電部材41に速度差がない状態で帯電できることを示している。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のトナー帯電機構によれば、帯電部材への光照射により帯電物質をラジカル活性状態にし、その帯電物質にトナーに接触させ、トナーから電子を奪うことによってトナーを帯電させるので、トナーを層厚規制ブレードなどの帯電手段との摩擦によって帯電させる必要がなく、摩擦によりトナーに印加されるストレスを抑制することができる。これにより、ストレスによるトナーの劣化を防止することができるとともに、摩擦熱による帯電部材へのトナーの融着を防止することができる結果、現像装置の信頼性が向上する。しかも、帯電部材を現像ローラに対して移動可能な構造としているので、新しい帯電物質でトナーの帯電を行うことができ、常に安定したトナー帯電を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を模式的に示す図である。
【図2】トナー帯電のメカニズムを模式的に示す図である。
【図3】トナー帯電機構に用いる接触帯電方法の一例を模式的に示す図である。
【図4】トナー帯電部材への紫外線照射の回数と表面帯電量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
X 現像装置
1 現像槽
2 現像ローラ
3 供給ローラ
4 トナー帯電機構
41 トナー帯電部材
41a フィルム(基材)
41c フォトクロミック層(帯電物質)
42 繰出・巻取装置(移動手段)
42a 繰出ロール
42b 巻取ロール
43 透明素管
44 紫外線発光器(光源)
5 帯電量検知センサ
D 感光体ドラム(潜像担持体)
E 帯電ローラ
F 転写用放電ローラ
G 定着ローラ
P 用紙
Claims (8)
- 潜像担持体にトナーを現像ローラにて搬送することにより、その潜像担持体上の静電潜像を可視化する現像装置に用いられるトナー帯電機構であって、前記現像ローラに対向して配置された透明素管と、この透明素管と現像ローラとの間に配置され、光の照射を受けることによってラジカル化してトナーを帯電させる帯電物質を有する帯電部材と、前記透明素管内に配置され、前記帯電部材の帯電物質に光を照射する光源と、前記帯電部材を前記現像ローラに対して移動させるための移動手段を備えていることを特徴とするトナー帯電機構。
- 前記光源からの光照射で誘起されるトナーの帯電量が所定量以下となったときに前記帯電部材を移動させることを特徴とする請求項1記載のトナー帯電機構。
- 前記トナーの帯電量を前記現像ローラ上に配置したセンサにて検知し、その検知帯電量が所定量以下となったときに前記帯電部材を移動させることを特徴とする請求項2記載のトナー帯電機構。
- 前記帯電部材の1回の移動の最小距離が、前記現像ローラと帯電部材とが接触する部分の幅であり、1回の移動の最大距離が、前記光源が帯電部材に光を照射する範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトナー帯電機構。
- 前記移動手段は、前記帯電部材の帯電使用前の部分を前記現像装置の外部に配置し、帯電使用後の部分を現像装置の内部に配置するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトナー帯電機構。
- 前記帯電部材は、前記帯電物質とこれを移動するための基材で構成されており、それらのうち、基材が前記光源側に配置され、帯電物質が前記現像ローラ側に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトナー帯電機構。
- 前記基材は、前記帯電物質をラジカル化させる光の透過率が高い材料で構成されていることを特徴とする請求項6記載のトナー帯電機構。
- 前記帯電部材の移動工程を、前記現像装置が非印字時で停止中に実施するように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のトナー帯電機構。
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