JP3897797B2 - 半導体装置の評価方法及び評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の評価方法及び評価装置に関し、特に、2層以上の絶縁膜を積層することによって得られた積層絶縁膜をゲート絶縁膜、容量絶縁膜又は層間絶縁膜等として使用する半導体素子において、絶縁膜の膜厚及び絶縁破壊寿命を評価する方法及びそのための評価装置に関するものである。
近年、半導体集積回路装置の高集積化、高機能化及び高速化に伴ってゲート絶縁膜の薄膜化が進展し、従来、使用されてきたシリコン酸化膜(SiO2 膜)ではリーク電流量規格等のスペックを満足できなくなってきている。そのために、新たな高誘電率の材料、例えばハフニウム系材料(HfOX 、HfSiOX 、HfAlOX 、HfOX y 等)を用いたゲート絶縁膜が提案されている。
また、これらの高誘電率材料は、ゲート絶縁膜としてだけではなく、メモリ素子における容量絶縁膜、例えばフラッシュメモリにおけるコントロールゲート電極とフローティングゲート電極との間の層間絶縁膜、又はトンネル絶縁膜などにも使用されることが期待されている。
これらの用途に使用される絶縁膜においては、一般に、高誘電率膜とシリコン酸化膜(SiO2 膜)又はシリコン窒化膜(Si3 4 膜)等との2層又はそれ以上の積層構造が採用されている。
そのため、積層構造を有する絶縁膜における各層の物理的な膜厚(物理膜厚)を正確に評価する方法が必要になってきている。さらには、このような積層構造を有するゲート絶縁膜における信頼性つまり絶縁破壊寿命を正確に推定する方法も求められている。
従来、積層構造を有する絶縁膜における各層の物理膜厚を評価する方法として、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)を用いて絶縁膜の断面形状及びその膜厚を評価する断面TEM観察が主として用いられてきた。また、絶縁破壊寿命を正確に推定するためには寿命のストレス電圧依存性を正しく評価することが不可欠であるが、従来は、種々のストレス電圧を試料に印加することによって実際にゲート絶縁膜が絶縁破壊するまでの時間、つまり寿命の測定を多数実施し、それらの測定結果を統計的に処理することによって絶縁破壊寿命の評価を行なってきた(例えば非特許文献1参照)。
M. Koyama et al.、International Electron Devices Meeting (IEDM)、2004年、p.931-934
しかしながら、断面TEM観察法においては、TEM観察が破壊試験であること、及びTEM観察用試料の作製に時間やコストがかかること等の短所がある。
さらに、絶縁破壊寿命を正確に推定しようとすると、測定に膨大な時間が必要となるという問題が生じる。
前記に鑑み、本発明は、2層以上の絶縁膜を積層することによって得られた積層絶縁膜をゲート絶縁膜又は容量絶縁膜等として使用する半導体素子を対象として、断面TEM観察等の物理的な手法を用いることなく、ゲート絶縁膜等の膜厚及び絶縁破壊寿命を簡便且つ正確に評価する方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る第1の半導体装置の評価方法は、積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価方法であって、前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧をピーク電圧として測定する第1の工程と、前記第1の工程で測定されたピーク電圧、及び、予め算出された前記ピーク電圧と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求める第2の工程とを備えている。
また、本発明に係る第2の半導体装置の評価方法は、積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価方法であって、前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量の絶対値が極大値となるときの当該電流量をピーク電流量として測定する第1の工程と、前記第1の工程で測定されたピーク電流量、及び、予め算出された前記ピーク電流量と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求める第2の工程とを備えている。
また、本発明に係る第3の半導体装置の評価方法は、積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の所定のストレス電圧下での絶縁破壊寿命を求める半導体装置の評価方法であって、前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に参照ストレス電圧の印加を行なうことによって前記絶縁膜の絶縁破壊が発生するまでの時間を参照絶縁破壊寿命として測定する第1の工程と、前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧であるピーク電圧における、前記参照ストレス電圧の印加に起因する変化を測定する第2の工程と、前記第2の工程で測定された前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第1の飽和時間を求める第3の工程と、前記ピーク電圧における前記所定のストレス電圧の印加に起因する変化を測定する第4の工程と、前記第4の工程で測定された前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第2の飽和時間を求める第5の工程と、前記第1の工程で測定された前記参照絶縁破壊寿命と、前記第3の工程で求められた前記第1の飽和時間と、前記第5の工程で求められた前記第2の飽和時間とに基づいて、前記所定のストレス電圧下での前記絶縁破壊寿命を求める第6の工程とを備えている。
また、本発明に係る第1の半導体装置の評価装置は、積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価装置であって、前記半導体素子を保持するウェハステージと、前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に所定の電圧を印加するためのプローブと、前記絶縁膜を流れる電流量を測定する電流計とを備え、前記プローブを用いて前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量を前記電流計を用いて測定し、測定された前記電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧をピーク電圧として求め、求められたピーク電圧、及び、予め算出された前記ピーク電圧と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求める。
また、本発明に係る第2の半導体装置の評価装置は、積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価装置であって、前記半導体素子を保持するウェハステージと、前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に所定の電圧を印加するためのプローブと、前記絶縁膜を流れる電流量を測定する電流計とを備え、前記プローブを用いて前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量を前記電流計を用いて測定し、測定された前記電流量の絶対値が極大値となるときの当該電流量をピーク電流量として求め、求められたピーク電流量、及び、予め算出された前記ピーク電流量と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求める。
また、本発明に係る第3の半導体装置の評価装置は、積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の所定のストレス電圧下での絶縁破壊寿命を求める半導体装置の評価装置であって、前記半導体素子を保持するウェハステージと、前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に所定の電圧を印加するためのプローブと、前記絶縁膜を流れる電流量を測定する電流計とを備え、前記プローブを用いて前記一対の電極間に参照ストレス電圧の印加を行なうことによって前記絶縁膜の絶縁破壊が発生するまでの時間を参照絶縁破壊寿命として測定し、前記プローブを用いて前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量を前記電流計を用いて測定し、測定された前記電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧であるピーク電圧における、前記参照ストレス電圧の印加に起因する変化を求め、前記参照ストレス電圧の印加に起因する前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第1の飽和時間を求め、前記ピーク電圧における前記所定のストレス電圧の印加に起因する変化を求め、前記所定のストレス電圧の印加に起因する前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第2の飽和時間を求め、前記参照絶縁破壊寿命と前記第1の飽和時間と前記第2の飽和時間とに基づいて、前記所定のストレス電圧下での前記絶縁破壊寿命を求める。
本発明に係る半導体装置の評価方法及び評価装置によると、断面TEM観察等の物理的な手法を用いることなく、ゲート絶縁膜や容量絶縁膜等の膜厚及び絶縁破壊寿命を評価することができる。また、寿命の測定を多数実施し、それらの測定結果を統計的に処理することなく、絶縁破壊寿命を正確に推定することができる。従って、絶縁膜の膜厚及び絶縁破壊寿命を簡便且つ正確に評価することができる。
本発明の各実施形態においては、簡単のため、絶縁膜を挟む一対の電極のうちの一方をゲート電極、他方を基板(電極)として、ゲート電極構造を想定した場合について説明する。しかし、本発明は、ゲート電極構造に限定されるものではなく、例えばメモリ素子における下部電極と上部電極とによって挟まれた容量絶縁膜構造、フラッシュメモリにおけるコントロールゲート電極とフローティングゲート電極とによって挟まれた層間絶縁膜、又はトンネル絶縁膜等を想定した場合にも同様に成立するものである。
以上のように、用途によっては、絶縁膜を挟む一対の電極のそれぞれがゲート電極及び基板(電極)とは呼ばれない場合もあるが、本願においては、そのような場合も含めて、絶縁膜を挟む一対の電極のうちの一方をゲート電極、他方を基板(電極)と称する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の評価方法について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、以下に説明するデータの測定に用いた試料の断面形状を簡単に示している。図1(a)に示すように、シリコン基板1上には、下層のSiO2 膜2A及び上層のHfAlOx 膜2Bからなるゲート絶縁膜2が形成されている。また、ゲート絶縁膜2上には、ポリシリコンよりなるゲート電極3が形成されている。ゲート電極3には不純物としてのリンが注入されている。ここで、HfAlOx 膜2Bは高誘電率膜(high-k膜)であり、SiO2 膜2Aは層間膜(Interlayer(IL)膜)又は下部絶縁膜と呼ばれる。
図1(b)は、シリコン基板1としてP型基板を用いた、図1(a)に示すMOS(metal oxide semiconductor )構造を有するキャパシタにおける電流−電圧特性を示している。尚、当該電流−電圧特性は、100μm四方のサイズを持つキャパシタにおいてゲート電極3に負バイアスを印加することによって得られたものである。
図1(b)に示すように、ゲート電圧が約−0.5Vのときに、ピーク形状を有する電流が流れている。その後、ゲート電圧(絶対値)を増大させるに従ってゲート電流(絶対値)も増大しているが、ゲート電圧が約−6Vのときにゲート絶縁膜2が絶縁破壊している。
本実施形態では、前述のピーク形状を有する電流(以下、低電圧ピーク電流(Low Voltage Peak Current:LVPC)と称する)に着目する。図2は、図1(b)に示す低電圧ピーク電流及びその近傍の電流−電圧特性を拡大した図である。図2に示すように、低電圧ピーク電流が流れるときのピーク電流量Ip 及びそれと対応する電圧(ピーク電圧)Vp を、ゲート電流量(絶対値)が極大値となるときの当該ゲート電流量及びゲート電圧と定義する。
図3は、図1(a)に示すMOS構造を有するキャパシタにおいてHfAlOx 膜2Bの膜厚を変化させた場合における電流−電圧特性の変化を示している。また、図4は、図1(a)に示すMOS構造を有するキャパシタにおいてSiO2 膜2Aの膜厚を変化させた場合における電流−電圧特性の変化を示している。尚、図3に示す結果は、100μm四方のサイズを持つキャパシタにおいてSiO2 膜2Aの膜厚を1.3nmに固定し、HfAlOx 膜2Bの膜厚を3.0nm、5.7nm、8.6nmとそれぞれ変化させることによって得られたものである。また、図4に示す結果は、100μm四方のサイズを持つキャパシタにおいてHfAlOx 膜2Bの膜厚を3.0nmに固定し、SiO2 膜2Aの膜厚を1.3nm、1.6nm、2.6nmとそれぞれ変化させることによって得られたものである。
図3及び図4に示すように、ピーク電圧及びピーク電流量はHfAlOx 膜の膜厚にはほとんど依存せず、SiO2 膜の膜厚に大きく依存している。このような依存性は、ピーク電流が、基板側から、HfAlOx 膜とSiO2 膜との界面近傍へと電荷(電子又はホール)がSiO2 膜をトンネルして移動することにより生じる電流であることを示している。すなわち、図3及び図4に示す結果は、低電圧ピーク電流を用いて、HfAlOx 膜とは独立にSiO2 膜の膜厚を推定することが可能であることを示している。
図5(a)は、図4に示す結果から得られた、SiO2 膜の膜厚とピーク電圧との相関関係を示している。また、図5(b)は、図4に示す結果から得られた、ピーク電流量とピーク電圧との相関関係を示している。図5(a)に示すように、SiO2 膜の膜厚とピーク電圧とは一対一の関係にあるため、ピーク電圧値を用いてSiO2 膜の膜厚を推定することが可能である。尚、図5(b)において、THfAlOxは、SiO2 膜とHfAlOx 膜とからなる積層絶縁膜におけるHfAlOx 膜の膜厚を示している。
図6は、第1の実施形態に係る半導体装置の評価方法の流れを示している。
まず、ステップS11において、下部絶縁膜であるSiO2 膜の膜厚を求めたいゲート絶縁膜を有するMOS型キャパシタに対してゲート電圧掃引を実施する。続いて、ステップS12において、ステップS11で得られた電流−電圧特性から低電圧ピーク電流モードを見出し、当該モードにおけるピーク電圧及びピーク電流量を求める。
次に、ステップS13において、ステップS12で求められたピーク電圧、及び、予め求めておいたピーク電圧とSiO2 膜の膜厚との相関関係に基づいて、ゲート絶縁膜の下部絶縁膜であるSiO2 膜の膜厚を推定する。
以上に説明したように、本実施形態によると、断面TEM観察等の物理的な手法を用いることなく、下部絶縁膜(本実施形態ではSiO2 膜)の膜厚をより簡便に且つ正確に推定することが可能となる。
尚、本実施形態において、図5(b)に示したようにピーク電流量とピーク電圧との間にも相関関係があるので、ステップS13において、ピーク電圧の測定値に代えてピーク電流量の測定値を用いると共にピーク電圧とSiO2 膜の膜厚との相関関係に代えてピーク電流量とSiO2 膜の膜厚との相関関係を用いることによって、SiO2 膜の膜厚を推定することも可能である。
また、本実施形態において、ピーク電流量及びピーク電圧のそれぞれの測定値に基づいて推定SiO2 膜厚を求め、両方の推定膜厚を比較することにより、具体的には両方の推定膜厚の差が例えば10%以内である場合には推定膜厚が有効であると判断する等の方法により、より精密な膜厚推定を行なうことも可能である。
また、本実施形態において、SiO2 膜2A及びHfAlOx 膜2Bの2層構造を持つゲート絶縁膜2における下部絶縁膜であるSiO2 膜の膜厚推定を行なった。しかし、これに代えて、3層以上の多層構造を持つゲート絶縁膜における最下層絶縁膜の膜厚推定を行なってもよい。また、膜厚推定の対象となる絶縁膜の種類は特に限定されない。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の評価方法について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態に係る半導体装置の評価方法は、ゲート絶縁膜の絶縁破壊寿命を推定するための方法である。
図7は、膜厚1.3nmの下層のSiO2 膜と膜厚5.7nmの上層のHfAlOx 膜とが積層されてなるゲート絶縁膜を有するMOSキャパシタに対して、−5.5Vの定電圧ストレス印加を繰り返し行なったときの電流−電圧特性(特に低電圧ピーク電流)の変化挙動を示している。図7において、C1〜C5は各時点での電流−電圧特性を示し、矢印は、ストレス印加時間の増大に伴う電流−電圧特性のピーク位置(低電圧ピーク電流が生じる位置)の移動を示している。
図7に示すように、ストレス印加時間が増大するに従って、ピーク電圧(絶対値)は当初大きく増大するものの、やがて変化しなくなる。一方、ピーク電流量(絶対値)の変化は初期においては小さいが、その後、ピーク電流量は大きく増大している。
図8は、前述のMOSキャパシタに対して定電圧ストレス印加を繰り返し行なったときのピーク電圧及びピーク電流量のそれぞれの変化をストレス時間(ストレス印加時間)に対してプロットしたものである。尚、図8において、白丸はピーク電流量を示し、黒丸はピーク電圧を示す。図8に示すように、ピーク電圧及びピーク電流量について、図7で説明したのと同様の傾向が見られる。具体的には、破線で示したストレス時間程度でピーク電圧の変動量が飽和している。
図9は、ストレス電圧の変化に対する絶縁破壊寿命の変化、及びストレス電圧の変化に対する前述のピーク電圧変動が飽和するまでの時間(ピーク電圧がほぼ一定値になるまでの時間:ピーク電圧変動飽和時間)の変化をそれぞれプロットしたものである。尚、図9に示す結果は、0.01mm2 のサイズを持つキャパシタに対して定電圧ストレス(CVS)印加(試験)を行なうことによって得られたものである。図9に示すように、絶縁破壊寿命及びピーク電圧変動飽和時間のそれぞれの傾きはほぼ一致しており、各ストレス電圧に対してピーク電圧変動飽和時間は絶縁破壊寿命の約20分の1の大きさになっている。
以上の結果より、ピーク電圧変動飽和時間を評価することによって絶縁破壊寿命を推定することが可能であることが分かる。すなわち、絶縁破壊寿命までの測定を行なうことなく、ピーク電圧変動飽和時間までの測定を行なうことによって絶縁破壊寿命の推定を行なうことができるので、寿命推定のための計測に要する時間を大幅に短縮することが可能となる(例えば、前述の試料(MOSキャパシタ)の場合には、計測に要する時間を約20分の1に短縮可能)。
図10は、前述の知見に基づく、第2の実施形態に係る半導体装置の評価方法の流れ、具体的には、ゲート絶縁膜の絶縁破壊寿命を推定するための方法の流れを示している。
まず、ステップS21において、ゲート絶縁膜を挟むゲート電極と基板との間に、予め決められたストレス電圧(参照ストレス電圧)V0 の印加を行なうことによってゲート絶縁膜の絶縁破壊が発生するまでの時間を絶縁破壊寿命(参照絶縁破壊寿命)TBD0 として測定する。ここで、ストレス印加方法としては、定電圧ストレス又は定電流ストレス等の任意の方法を用いることができる。
次に、ステップS22において、前記ストレス電圧V0 をゲート絶縁膜に繰り返し印加することによって、低電圧ピーク電流が流れるときのピーク電圧のストレス印加時間に対する変動を測定する。このとき、例えば一定時間のストレス印加と電流−電圧特性の測定とを繰り返し実施することによって、ピーク電圧変動を求めてもよい。続いて、測定されたピーク電圧変動から、ピーク電圧の変化量が飽和するまでのストレス印加時間(ピーク電圧がほぼ一定になるまでのストレス印加時間、又はストレス印加時間に対するピーク電圧変動がほぼ無視できるレベルになるまでのストレス印加時間)を第1の飽和時間TP0として求める。
次に、ステップS23において、実使用時のゲート絶縁膜の絶縁破壊寿命を推定するためのストレス電圧V1 をゲート絶縁膜に繰り返し印加することによって、低電圧ピーク電流が流れるときのピーク電圧のストレス印加時間に対する変動を測定する。このとき、例えば一定時間のストレス印加と電流−電圧特性の測定とを繰り返し実施することによって、ピーク電圧変動を求めてもよい。続いて、測定されたピーク電圧変動から、ピーク電圧の変化量が飽和するまでのストレス印加時間(ピーク電圧がほぼ一定になるまでのストレス印加時間、又はストレス印加時間に対するピーク電圧変動がほぼ無視できるレベルになるまでのストレス印加時間)を第2の飽和時間TP1として求める。
最後に、ステップS24において、ステップS21で測定された参照絶縁破壊寿命TBD0 と、ステップS22で求められた第1の飽和時間TP0と、ステップS23で求められた第2の飽和時間TP1とに基づいて、ストレス電圧V1 が印加された状態における絶縁破壊寿命TBD1 を計算により求める。ここで、例えば、図9に示したように絶縁破壊寿命とピーク電圧変動飽和時間との比がストレス電圧に関係なくほぼ一定であるという知見に基づいて、下記(式1)
BD1 =TBD0 ×TP1/TP0 ・・・ (式1)
を用いてもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、ピーク電圧変動飽和時間を評価することによって絶縁破壊寿命を推定することが可能である。このため、絶縁破壊寿命までの測定をすることなく、言い換えると、寿命の測定を多数実施し、それらの測定結果を統計的に処理することなく、ピーク電圧変動飽和時間までの測定をするだけで、絶縁破壊寿命を正確に推定することができる。従って、計測に要する時間を大幅に短縮することが可能となり、絶縁破壊寿命を簡便且つ正確に評価することができる。
尚、本実施形態において、ピーク電圧変動飽和時間の測定に要する時間を短縮するためには、ストレス電圧(参照ストレス電圧)V0 として、実際にゲート絶縁膜の絶縁破壊寿命を推定したいストレス電圧V1 よりも高い電圧(絶対値)を使用することが好ましい。
また、本実施形態において、参照絶縁破壊寿命TBD0 、第1の飽和時間TP0及び第2の飽和時間TP1を用いて絶縁破壊寿命TBD1 を求める方法を説明した。しかし、これに代えて、参照絶縁破壊寿命TBD0 までの総電荷注入量QBD0 、第1の飽和時間TP0及び第2の飽和時間TP1を用いて、絶縁破壊寿命TBD1 までの総電荷注入量QBD1 を下記(式2)
BD1 =QBD0 ×TP1/TP0 ・・・ (式2)
に従って算出してもよい。
或いは、参照絶縁破壊寿命TBD0 までの総電荷注入量QBD0 、第1の飽和時間TP0までの総電荷注入量QP0、及び第2の飽和時間TP1までの総電荷注入量QP1を用いて、絶縁破壊寿命TBD1 までの総電荷注入量QBD1 を下記(式3)
BD1 =QBD0 ×QP1/QP0 ・・・ (式3)
に従って算出してもよい。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の評価装置、具体的には、本発明の第1及び第2の実施形態に係る半導体装置の評価方法を実施するために用いる評価装置について図面を参照しながら説明する。
図11は、第3の実施形態に係る半導体装置の評価装置(絶縁膜評価装置)の概略構成の一例を模式的に示すブロック図である。
図11に示すように、本実施形態の絶縁膜評価装置は、試料(評価対象となる絶縁膜を有する半導体素子)10を保持するサンプルホルダ(ウェハステージ)15と、サンプルホルダ15上に置かれた試料10に電気的に接触するプローブ(探針)11と、プローブ11を介して試料10に対する電気的ストレスの印加と電流及び電圧の測定とを実行するための測定部19と、測定部19により得られたデータを解析するための解析部20とを備えている。
試料10は、シリコン基板14と、シリコン基板14上に形成され且つ積層構造を有する絶縁膜13と、絶縁膜13上に形成されたゲート電極12とから構成されている。試料10を保持するホルダ15は、ストレス印加工程中に試料10を加熱又は冷却することができるように温度調節機構を備えている。また、ホルダ15は、試料10のシリコン基板14に電気的に接触すると共に接地されている。従って、プローブ11を試料10のゲート電極12に電気的に接触させることによって、ゲート電極12とシリコン基板14との間に所定の電圧を印加することができる。
測定部19は、電圧印加部16と電流測定部(電流計)17と記録部18とを備えている。電圧印加部16は、ストレス印加工程では試料10に評価用電圧(ストレス電圧:例えば−6V)を印加し、電流量を測定する工程では試料10に種々の電圧(例えば−4V)を印加する。電流測定部17は、電流量を測定する工程において、試料10に種々の電圧が印加されたときに絶縁膜13を流れる電流量を測定する。測定された電流量は測定時刻(ストレス印加時間t)又は印加電圧に関連づけられて記録部18に記録される。
本実施形態の評価装置を用いて、第1の実施形態に係る半導体装置の評価方法を実施する場合における本実施形態の評価装置の動作は次の通りである。すなわち、プローブ11及び電圧印加部16によって試料10に対してゲート電圧掃引を実施することにより絶縁膜13に流れる電流量を電流測定部17を用いて測定し、測定された電流量をゲート電圧と関連づけて記録部18に記録する。このように記録されたデータを解析部20によって解析し、低電圧ピーク電流モードの判定並びに当該モードにおけるピーク電流量及びピーク電圧の抽出を行なう。さらに、得られたピーク電流量又はピーク電圧、及び、予め求めておいたピーク電流量又はピーク電圧と絶縁膜13の最下層絶縁膜の膜厚(例えばSiO2 膜厚)との相関関係に基づいて当該最下層絶縁膜の膜厚を解析部20により推定する。
また、本実施形態の評価装置を用いて、第2の実施形態に係る半導体装置の評価方法を実施する場合における本実施形態の評価装置の動作は次の通りである。すなわち、プローブ11及び電圧印加部16によって試料10に対してストレス電圧V0 及びV1 の印加並びに電流−電圧特性取得のためのゲート電圧の印加を実施することにより絶縁膜13に流れる電流量を電流測定部17を用いて測定し、測定された電流量をストレス電圧、ストレス印加時間又はゲート電圧と関連づけて記録部18に記録する。このように記録されたデータを解析部20によって解析し、ストレス電圧(参照ストレス電圧)V0 が印加された状態における絶縁破壊寿命(参照絶縁破壊寿命)TBD0 の判定、ストレス電圧V0 及びV1 のそれぞれと対応する低電圧ピーク電流モードの判定、並びに当該各モードにおけるピーク電流量及びピーク電圧の抽出を行なう。さらに、得られたピーク電流量又はピーク電圧のストレス印加時間に対する変動から、ストレス電圧V0 及びV1 のそれぞれと対応する第1の飽和時間TP0及び第2の飽和時間TP1を解析部20により抽出すると共に、参照絶縁破壊寿命TBD0 と第1の飽和時間TP0と第2の飽和時間TP1とに基づいて、ストレス電圧V1 が印加された状態における絶縁破壊寿命TBD1 を解析部20により求める。
以上に説明したように、本発明は、半導体装置の評価方法及び評価装置に関し、2層以上の絶縁膜を積層することによって得られた積層絶縁膜をゲート絶縁膜等として使用する半導体素子に適用した場合、ゲート絶縁膜等の膜厚及び絶縁破壊寿命をより簡便且つ正確に求めることができ、非常に有用である。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の評価方法に用いた試料の断面形状を示す図であり、図1(b)は、図1(a)に示したMOS構造を有するキャパシタにおける電流−電圧特性を示す図である。 図1(b)に示す低電圧ピーク電流が流れるときのピーク電圧(Vp )及びピーク電流量(Ip )のそれぞれの定義を示す図である。 図1(a)に示すMOS構造を有するキャパシタにおいてゲート絶縁膜を構成するHfAlOx 膜の膜厚を変化させた場合(下部絶縁膜であるSiO2 膜の膜厚は一定)における電流−電圧特性の変化を示す図である。 図1(a)に示すMOS構造を有するキャパシタにおいてゲート絶縁膜を構成するSiO2 膜の膜厚を変化させた場合(上部絶縁膜であるHfAlOx 膜の膜厚は一定)における電流−電圧特性の変化を示す図である。 図5(a)は、図4に示す結果から得られた、下部絶縁膜であるSiO2 膜の膜厚と低電圧ピーク電流モードのピーク電圧(Vp )との相関関係を示す図であり、図5(b)は、図4に示す結果から得られた、低電圧ピーク電流モードのピーク電流量(Ip )とピーク電圧(Vp )との相関関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の評価方法のフローチャートである。 積層構造を持つゲート絶縁膜を有するMOSキャパシタに対して定電圧ストレス印加を繰り返し行なったときの電流−電圧特性(特に低電圧ピーク電流)の変化挙動を示す図である。 積層構造を持つゲート絶縁膜を有するMOSキャパシタに対して定電圧ストレス印加を繰り返し行なったときの低電圧ピーク電流モードのピーク電圧(Vp )及びピーク電流量(Ip )のそれぞれの変化を示す図である。 絶縁破壊寿命及びピーク電圧変動飽和時間のストレス電圧依存性を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の評価方法(ゲート絶縁膜の絶縁破壊寿命の推定方法)のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の評価装置(絶縁膜評価装置)の概略構成の一例を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 ゲート絶縁膜
2A SiO2
2B HfAlOx
3 ゲート電極
10 試料
11 プローブ
12 ゲート電極
13 絶縁膜
14 シリコン基板
15 ホルダ
16 電圧印加部
17 電流測定部(電流計)
18 記録部
19 測定部
20 解析部

Claims (6)

  1. 積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価方法であって、
    前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧をピーク電圧として測定する第1の工程と、
    前記第1の工程で測定されたピーク電圧、及び、予め算出された前記ピーク電圧と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求める第2の工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の評価方法。
  2. 積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価方法であって、
    前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量の絶対値が極大値となるときの当該電流量をピーク電流量として測定する第1の工程と、
    前記第1の工程で測定されたピーク電流量、及び、予め算出された前記ピーク電流量と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求める第2の工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の評価方法。
  3. 積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の所定のストレス電圧下での絶縁破壊寿命を求める半導体装置の評価方法であって、
    前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に参照ストレス電圧の印加を行なうことによって前記絶縁膜の絶縁破壊が発生するまでの時間を参照絶縁破壊寿命として測定する第1の工程と、
    前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧であるピーク電圧における、前記参照ストレス電圧の印加に起因する変化を測定する第2の工程と、
    前記第2の工程で測定された前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第1の飽和時間を求める第3の工程と、
    前記ピーク電圧における前記所定のストレス電圧の印加に起因する変化を測定する第4の工程と、
    前記第4の工程で測定された前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第2の飽和時間を求める第5の工程と、
    前記第1の工程で測定された前記参照絶縁破壊寿命と、前記第3の工程で求められた前記第1の飽和時間と、前記第5の工程で求められた前記第2の飽和時間とに基づいて、前記所定のストレス電圧下での前記絶縁破壊寿命を求める第6の工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の評価方法。
  4. 積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価装置であって、
    前記半導体素子を保持するウェハステージと、
    前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に所定の電圧を印加するためのプローブと、
    前記絶縁膜を流れる電流量を測定する電流計とを備え、
    前記プローブを用いて前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量を前記電流計を用いて測定し、測定された前記電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧をピーク電圧として求め、
    求められたピーク電圧、及び、予め算出された前記ピーク電圧と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求めることを特徴とする半導体装置の評価装置。
  5. 積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の最下層絶縁膜の膜厚を求める半導体装置の評価装置であって、
    前記半導体素子を保持するウェハステージと、
    前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に所定の電圧を印加するためのプローブと、
    前記絶縁膜を流れる電流量を測定する電流計とを備え、
    前記プローブを用いて前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量を前記電流計を用いて測定し、測定された前記電流量の絶対値が極大値となるときの当該電流量をピーク電流量として求め、
    求められたピーク電流量、及び、予め算出された前記ピーク電流量と前記最下層絶縁膜の膜厚との関係に基づいて、前記最下層絶縁膜の膜厚を求めることを特徴とする半導体装置の評価装置。
  6. 積層構造を有する絶縁膜を用いた半導体素子における前記絶縁膜の所定のストレス電圧下での絶縁破壊寿命を求める半導体装置の評価装置であって、
    前記半導体素子を保持するウェハステージと、
    前記絶縁膜を挟むように形成された一対の電極間に所定の電圧を印加するためのプローブと、
    前記絶縁膜を流れる電流量を測定する電流計とを備え、
    前記プローブを用いて前記一対の電極間に参照ストレス電圧の印加を行なうことによって前記絶縁膜の絶縁破壊が発生するまでの時間を参照絶縁破壊寿命として測定し、
    前記プローブを用いて前記一対の電極間に電圧印加を行なうことにより前記絶縁膜に流れる電流量を前記電流計を用いて測定し、測定された前記電流量の絶対値が極大値となるときに前記一対の電極間に印加されている電圧であるピーク電圧における、前記参照ストレス電圧の印加に起因する変化を求め、
    前記参照ストレス電圧の印加に起因する前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第1の飽和時間を求め、
    前記ピーク電圧における前記所定のストレス電圧の印加に起因する変化を求め、
    前記所定のストレス電圧の印加に起因する前記ピーク電圧の変化量が飽和するまでの第2の飽和時間を求め、
    前記参照絶縁破壊寿命と前記第1の飽和時間と前記第2の飽和時間とに基づいて、前記所定のストレス電圧下での前記絶縁破壊寿命を求めることを特徴とする半導体装置の評価装置。
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