JP3896880B2 - 光ディスク再生装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに記録されたデータの再生を行う光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)やCD−R(Compact Disc−Recordable)といった光ディスクに記録されたデータを再生する装置(以下、光ディスク再生装置という)が各種提供されている。
【0003】
従来の光ディスク再生装置90の大略構成を図4に示す。
ユーザがデータの再生を行うべく、光ディスク再生装置90に光ディスク91を挿入すると、光ディスク再生装置90は、スピンドルモータ92を駆動し、光ディスク91を所定速度で回転させるとともに、光ディスク91に対して光ピックアップ93からレーザ光を照射する。この際に光ディスク91から反射される信号が再生処理回路94に出力され、再生処理回路94は、供給された反射光信号に対して所定の信号処理を行い、再生データを生成する。この再生データは一時的にバッファ95に格納された後、外部装置であるパソコン等に出力される。
【0004】
ここで、従来の光ディスク再生装置90においては、まずスピンドルモータ92を高速回転させ、データの再生処理を高速で行い、順次バッファ95に再生データを格納する。そして、バッファ95内にデータが一定以上格納されると、スピンドルモータ92の回転を止め、あるいは低速回転に切り替え、データの再生に係る信号処理を中断する状態(スタンバイ状態)に遷移していた。
その後、バッファ95からパソコン等にデータが出力され続け、バッファ95内のデータ残量が少なくなると、光ディスク再生装置90は、再度、スピンドルモータ92を高速回転させてデータの再生処理を行う状態に遷移する、というような制御が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の方法においては、たえずスピンドルモータ92を高速回転させてデータの再生処理を行う必要はない利点はあるものの以下に示す問題があった。
すなわち、従来の方法では、バッファ95内のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積量が一定以上になったらスピンドルモータ92の回転速度を下げ(または停止させ)、データ蓄積量が一定以下になったらスピンドルモータ92の回転速度を上げるといった単純な制御をしていたため、たとえばスピンドルモータ92の回転速度を急に上げた結果、スピンドルモータ92から騒音が発生したり、スピンドルモータ92の発熱量が多くなるといった問題があった。また、スピンドルモータ92の回転速度を上げる期間(いわゆるスピンアップの期間)は、光ディスクからデータを読み出すことができないため、データの読出処理の効率が落ちることもあった。
さらに、従来の方法は、単にバッファ95内のデータ蓄積量が一定以上あるか否かを判別して、スピンドルモータ92の回転制御を行うものに過ぎず、たとえば、外部装置(パソコン等)から要求されるデータの転送速度が時間とともに変化するような場合には敏速に対応することはできなかった。この結果、外部装置(パソコン等)に再生データを出力できなくなる事態になる場合もあった。
【0006】
本発明は、以上のことを考慮して行われたものであり、光ディスク再生装置におけるスピンドルモータの回転速度を急に上げたり、停止したりすることにより発生する諸問題(スピンドルモータの騒音等)を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る光ディスク再生装置は、回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置であって、供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理部と、前記再生処理部により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶部と、前記記憶部に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給する制御部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置であって、供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理部と、前記再生処理部により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶部と、前記記憶部に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、前記残量の変化量の変化(以下、変化率という)が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給する制御部とを有することを特徴とする光ディスク再生装置を提供する。
【0008】
かかる光ディスク再生装置の構成によれば、供給される制御信号に応じた回転速度で光ディスクが回転駆動されるとともに、光ディスクの回転速度に応じた速度で、光ディスクの再生処理が行われることになる。そして、生成された再生データは、外部に出力するまでの間、記憶部に一時的に格納される。また、記憶部に格納される再生データの残量(蓄積量)の変化量が検出され、かかる検出結果に応じた回転速度で光ディスクが回転駆動されるような制御信号が生成されることになる。
このように、記憶部に格納される再生データの残量(蓄積量)の単位時間あたりの変化量に応じて、光ディスクの回転速度が緻密に制御されるから、従来のように、光ディスクの回転速度が急に変化することによる諸問題(騒音や発熱量など)は生じるおそれが少ない。
【0009】
ここで前記制御部は、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が予め決められる閾値より大きい場合に、前記光ディスクの回転速度を所定量下げるための前記制御信号を前記回転駆動部に供給するものであることを特徴としてもよい。
【0010】
より具体的には、前記制御部は、前記変化量が負であり、かつ、前記残量が予め決められる閾値以下の場合に、前記光ディスクの回転速度を所定量上げるための前記制御信号を前記回転駆動部に供給することを特徴としてもよい。
【0011】
また、本発明に係るプログラムは、回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置を制御するためのプログラムであって、コンピュータを、供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動手段と、前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理手段と、前記再生処理手段により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給する制御手段として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
また、本発明は、回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置を制御するためのプログラムであって、コンピュータを、供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動手段と、前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理手段と、前記再生処理手段により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、前記残量の変化量の変化(以下、変化率という)が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給する制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。
【0012】
かかるプログラムを用いて光ディスク再生装置を制御すると、光ディスク再生装置においては、供給される制御信号に応じた回転速度で光ディスクが回転駆動されるとともに、光ディスクの回転速度に応じた速度で、光ディスクの再生処理が行われることになる。そして、生成された再生データは、外部に出力するまでの間、記憶部に一時的に格納される。また、記憶部に格納される再生データの残量(蓄積量)の変化量が検出され、かかる検出結果に応じた回転速度で光ディスクが回転駆動されるような制御信号が生成されることになる。
このように、記憶部に格納される再生データの残量(蓄積量)の単位時間あたりの変化量に応じて、光ディスクの回転速度が緻密に制御されるから、従来のように、光ディスクの回転速度が急に変化することによる諸問題(騒音や発熱量など)は生じるおそれが少ない。
【0013】
なお、上述したプログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておけば、取引等における便宜を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
A.構成
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置100の主要部のブロック図である。図1に示すように、光ディスク再生装置100は、光ピックアップ10、スピンドルモータ11、再生処理回路12、サーボ回路13、バッファメモリ15、制御部16を有している。
光ディスク再生装置100には、ホストPC(Personal Computer)200が接続されており、光ディスク再生装置100は、ホストPC200からの要求に応じて、再生データをホストPC200に出力する。
【0016】
スピンドルモータ11は、光ディスクDを回転駆動するためのモータである。
光ピックアップ10は、レーザダイオード、レンズやミラー等の光学系、および戻り光の受光素子を一体として有するユニットである。
光ディスクDに記録されたデータの再生を行う際、光ピックアップ10は、レーザ光を光ディスクDに対して照射し、光ディスクDからの戻り光を受光する。そして、受光信号であるEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調されたRF信号を再生処理回路12に出力する。
また、光ピックアップ10は、モニタダイオードを有しており、光ディスクDの戻り光によってモニタダイオードに電流が流れると、この電流量に対応する信号をサーボ回路13に供給する。
【0017】
再生処理回路12は、光ピックアップ10から供給されるEFM変調されたRF信号に対して増幅処理を行いサーボ回路13に出力する。また、再生処理回路12は、RF信号をEFM復調処理することにより再生データを生成し、この再生データをバッファメモリ15に出力する。
ここで再生処理回路12は、光ピックアップ10から供給されるEFM変調されたRF信号に基づいて信号処理を行うから、再生処理回路12において生成される再生データの単位時間当たりの量は、スピンドルモータ11の回転速度に比例する。このため、再生処理回路12からバッファメモリ15に供給される再生データの単位時間あたりの量も、スピンドルモータ11の回転速度に比例する。
【0018】
サーボ回路13は、光ピックアップ10におけるフォーカス制御、トラッキング制御、レーザ光の出力レベル制御などを行う。たとえば、光ピックアップ10のモニタダイオードに流れた電流量を示す信号に基づいて、光ピックアップ10から一定パワーのレーザ光が出力されるよう、光ピックアップ10の制御を行う。
また、サーボ回路13は、制御部16から供給される所定の制御信号に基づき、光ディスクDを所定の速度で回転させるための駆動信号をスピンドルモータ11に供給する。
【0019】
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から構成されるメモリ30を有している。制御部16は、メモリ30に予め格納される所定の制御プログラムに従い、光ディスク再生装置100の各部を制御し、フォーカスサーボ機構やトラッキングサーボ機構の制御、記録パワー値の制御、スピンドルモータ11の駆動制御等を行う。
【0020】
バッファメモリ15は、制御部16の制御下、再生処理回路12から供給された再生データを一時的に格納する。図2は、バッファメモリ15の内容を模式的に示した図である。図2に示すように、バッファメモリ15には、アドレス毎に、所定の単位再生データを格納するためのデータ領域が設けられている。ここで、単位再生データとは、たとえば1フレームデータ、10フレームデータというように、予め決められた所定の再生データ群をいう。
本実施形態においては、制御部16の制御下、再生処理回路12からバッファメモリ15に対し、単位再生データごとに再生データが出力され、単位データごとにバッファメモリ15に格納(書き込み)される。また、単位再生データごとにバッファメモリ15からデータが出力(読み出し)され、バッファメモリ15からホストPC200に出力される。
【0021】
また、図2(a)に模式的に示すように、再生処理回路12から供給される単位再生データは、バッファメモリ15のアドレスの順に格納される。図2(a)は、アドレスA001の記録領域に単位再生データDT001、アドレスA002の記録領域に単位再生データDT002、……、がそれぞれ格納された場合を示している。
一方、ホストPC200からの再生データ要求に応じ、制御部16の制御下、バッファメモリ15から再生単位データが順次読み出され、ホストPC200に出力される。図2(b)に模式的に示すように、バッファメモリ15のアドレス順に沿って単位再生データが順次読み出されることになる。単位再生データが読み出された後は、当該アドレスのデータ領域は空状態となり、その後単位再生データが格納されるのを待機する状態となる。
【0022】
また、バッファメモリ15は、制御部16によって制御されるポインタ機能を備えている。図2(c)に示すように、バッファメモリ15は、次に単位再生データを格納すべき記録領域のアドレスを示す書き込みポインタP1、および、次に単位再生データの読み出しをすべき記録領域のアドレスを示す読み出しポインタP2を有している。
ここで、読み出しポインタP2の位置と、書き込みポインタP2の位置するアドレスの差分値が、現在バッファメモリ15に蓄積されるデータ量を表している。すなわち、再生処理回路12によって生成された単位再生データであって、まだ、ホストPC200に出力されていない単位再生データの量を表している。
【0023】
なお、バッファメモリ15はリングバッファであり、最終アドレスのデータ領域まで単位データの書き込み(あるいは読み出し)が行われた後は、開始アドレスのデータ領域が書き込み(あるいは読み出し)の対象となる。
【0024】
B.動作
はじめに、光ディスク再生装置100における動作概要を説明する。
ユーザが、光ディスク再生装置100に光ディスクDをセットし、ホストPC200を操作してデータの再生開始を指示すると、制御部16は、装置100の各部を制御し、従来の光ディスク再生装置と同様にして、光ディスクDに対する再生処理を実行する。
具体的には、制御部16は、スピンドルモータ11を駆動し、光ディスクDを所定の初期速度(V0)で回転させる。そして、光ディスクDに対して光ピックアップ10から所定のレーザ光を照射させる。
【0025】
すると、光ディスクDにレーザ光を照射したときの反射光が光ピックアップ10によって検出され、再生処理回路12に出力される。再生処理回路12は、光ピックアップ10から供給されるEFM変調されたRF信号に対し、EFM復調処理等の信号処理を行い、単位再生データを生成する。ここで、再生処理回路12は、光ピックアップ10からRF信号が供給されるタイミングで順次単位再生データを生成し、バッファメモリ15に出力する。すなわち、再生処理回路12によって生成される単位時間当たりの再生データ量は、光ディスクDの再生速度、言い換えると、スピンドルモータ11の回転速度に比例する。
【0026】
このため、スピンドルモータ11の回転速度に比例した速度で、再生処理回路12からバッファメモリ15に単位再生データが順次供給される。制御部16は、バッファメモリ15の書き込みポインタP1に基づき、バッファメモリ15に単位再生データを順次格納(書き込み)していく。一方で、制御部16は、バッファメモリ15の読み出しポインタP2に基づき、バッファメモリ15から単位再生データを読み出すとともに、ホストPC200に出力する。ここで、バッファメモリ15から単位再生データを読み出す間隔は、ホストPC200から要求されるデータ転送速度に従ったものとなる。
以上が、光ディスク再生装置100における動作概要である。次に、本発明を特徴付ける、制御部16のスピンドルモータ11の回転制御に係る制御内容について詳細に説明する。
【0027】
制御部16は、スピンドルモータ11の回転駆動等を行い、データの再生を開始した後、所定時間(例えば100msec)ごとに、図3にフローを示す制御を実行する。以下、図3を用いて説明する。
制御部16は、はじめにバッファメモリ15のデータ蓄積量Aを検出する(ステップSa2)。データ蓄積量Aの検出は任意に行うことができるが、たとえばバッファメモリ15の読み出しポインタP2と書き込みポインタP1の位置の差分値を算出して、データ蓄積量Aに対応する値を検出することができる。
【0028】
そして、制御部16は、検出したデータ蓄積量Aについて2つの判別を行う。
1つ目の判別として、制御部16は、今回検出したデータ蓄積量Aと前回検出したデータ蓄積量Bとの大小関係を判別する(ステップSa3)。前回検出したデータ蓄積量Bの値とは、前回図3に示すフローを実行した際に検出したデータ蓄積量をいい、この情報はメモリ30の所定領域に格納されている。
2つ目の判断として、制御部16は、今回検出したデータ蓄積量Aが、予め決められる閾量Zよりも大きいか否かの判別を行う(ステップSa5、ステップSa8)。ここで、閾量Zは、データ蓄積量自体に余裕があると認められる値として予め決められる。より具体的には、何らかの原因により光ディスク再生装置100に係る再生処理が一時的に中断した場合でも、ホストPC200に対するデータ出力を問題なく行うことができる値をいう。本実施形態に係る閾量Zは、バッファメモリ15における記録可能領域のうち、50%データが蓄積された量に応じた値としている。
【0029】
このような2つの判別結果に基づいて、制御部16は、スピンドルモータ11の回転制御を行うが、以下、場合分けをして具体的な制御内容を説明する。
【0030】
(1)検出したデータ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも多い場合であって(ステップSa4:YES)、データ蓄積量Aが閾量Zよりも多い場合(ステップSa5:YES)、制御部16は、スピンドルモータ11の回転速度を下げる制御を行う(ステップSa6)。
すなわち、データ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも多い場合、バッファメモリ15に格納されるデータ量が増加傾向にあることを意味する。さらに、データ蓄積量Aが閾量Zよりも多い場合は、データ蓄積量Aが一定以上(バッファメモリ15の記録容量の50%以上)あり、データ蓄積量自体に余裕があることを意味している。
以上のことから、制御部16は、現在のデータの再生処理速度は速すぎる旨を判断し、スピンドルモータ11の回転速度を所定量小さくし、データの再生処理速度を小さくするよう制御する。ここで、回転速度を小さくする所定量(変化量)は、予め決められる一定量であり、回転速度を変化させたとしても、それに伴ってスピンドルモータ11から騒音が発生する等の問題が生じない範囲の量をいう。
【0031】
(2)検出したデータ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも多い場合であっても(ステップSa4:YES)、データ蓄積量Aが閾量Zよりも少ない場合(ステップSa5:NO)、制御部16は、スピンドルモータ11の回転速度はそのまま維持する制御を行う(ステップSa7)。
上述したようにデータ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも多い場合は、バッファメモリ15に格納されるデータ量が増加傾向にあることを意味する。しかしながら、データ蓄積量Aが閾量Zよりも少ない場合は、データ蓄積量Aが一定以下(バッファメモリ15の容量の50%以下)あり、データ蓄積量自体に余裕がないことを意味する。
以上のことから、制御部16は、このままバッファメモリ15の蓄積量を増加させてデータ蓄積量自体に余裕を持たせるべく、現在のデータの再生処理速度を維持する旨を判断する。すなわち、制御部16は、スピンドルモータ11の回転速度をそのまま現状維持させて、データの再生処理速度を維持するよう制御する。
【0032】
(3)検出したデータ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも少ない場合であって(ステップSa4:NO)、データ蓄積量Aが閾量Zよりも少ない場合(ステップSa8:NO)、スピンドルモータ11の回転速度を上げる制御を行う(ステップSa10)。
すなわち、データ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも少ない場合は、バッファメモリ15に格納されるデータ量が減少傾向にあることを意味する。そして、データ蓄積量Aが閾量Zよりも少ない場合は、データ蓄積量Aが一定以下(本実施形態においてはバッファメモリ15の50%以下)あり、データ蓄積量自体に余裕がないことを意味している。
以上のことから、制御部16は、現在のデータの再生処理速度では十分でない旨を判断し、スピンドルモータ11の回転速度を上げ、データの再生処理速度を上げるように制御する。ここで、回転速度を大きくする所定量(変化量)は、予め決められる一定量であり、回転速度を変化させたとしても、それに伴ってスピンドルモータ11から騒音が発生する等の問題が生じない範囲の量をいう。
【0033】
(4)検出したデータ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも少ない場合であっても(ステップSa4:NO)、データ蓄積量Aが閾量Zよりも多い場合(ステップSa8:YES)、制御部16は、スピンドルモータ11の回転速度はそのまま維持する制御を行う(ステップSa9)。
上述したようにデータ蓄積量Aが前回のデータ蓄積量Bよりも少ない場合は、バッファメモリ15に格納されるデータ量が減少傾向にあることを意味する。しかし、データ蓄積量Aが閾量Zよりも多い場合は、データ蓄積量Aが一定以上(本実施形態においてはバッファメモリ15の50%以上)あり、データ蓄積量自体に余裕があることを意味する。
以上のことから、制御部16は、現在のデータの再生処理速度を敢えて上げる必要はない旨を判断し、スピンドルモータ11の回転速度をそのまま現状維持するように制御する。
【0034】
以上が、制御部16によって行われる、スピンドルモータ11に係る制御内容である。その後、制御部16は、今回検出したデータ蓄積量Aを、メモリ30の所定領域に「前回検出したデータ蓄積量B」として上書き(格納)し(図3:ステップSa11)、本フローを終了する(ステップSa12)。
【0035】
このように、本発明に係る光ディスク再生装置100によれば、制御部16は、データの再生を行う際に、所定時間ごとにバッファメモリ15のデータ蓄積量Aを検出し、検出したデータ蓄積量Aの値に基づいて、データの再生速度の制御を行うべく、スピンドルモータ11の回転制御を行う。
ここで、制御部16は、従来の光ディスク再生装置のように、単にバッファメモリ15のデータ蓄積量に応じたスピンドルモータ11の回転制御を行うのではなく、バッファメモリ15のデータ蓄積量、および、データ蓄積量の単位時間あたりの変化具合をも考慮して、スピンドルモータ11の回転制御を緻密に行っている。
このように、本発明に係る光ディスク再生装置100は、従来の装置のように、データ蓄積量が多くなったらスピンドルモータ11の回転速度を急に下げ(または停止させ)、データ蓄積量が少なくなったらスピンドルモータ11の回転速度を急に上げるといった極端な制御を行うことにならないので、スピンドルモータ11の回転速度を急に上げることにより騒音が発生したり、スピンドルモータ11の発熱量が多くなるといった問題は生じない。
また、本発明に係る光ディスク再生装置100は、データ蓄積量の変化量に基づいたスピンドルモータ11の回転制御を行うため、たとえば、ホストPC200から要求されるデータの転送速度が変化するといった状況においても、敏速に対応することができ、常に、バッファメモリ15内に閾量Z以上のデータが蓄積させるよう、緻密な制御をすることができる。
【0036】
また、これまでの実施形態の説明では、光ディスクDに記録されたデータを順番に再生し、再生データを一時的にバッファメモリ15に格納した後、ホストPC200に出力することを想定した。しかしながら、現実には、ユーザの指示によって、要求されるデータ内容が突然変わることもあり得る話である。たとえば、光ディスクDの最内周位置からデータの再生処理を行っている途中で、光ディスクの最外周に記録されたデータの要求をホストPC200からあったような場合である。このような場合、それまでバッファメモリ15に蓄積されていたデータは、ホストPC200に出力するデータとして使用できず、事実上、バッファメモリ15内のデータ蓄積量がなくなる状況となる。
【0037】
かかる場合、従来の制御方法においては、バッファメモリ15に蓄積されるデータ量が所定量以上になるまで、スピンドルモータ11の回転速度を上げ続ける制御を行い、その後、スピンドルモータ11の回転速度を停止する(もしくは下げる)ような極端な制御が行われていた。このため、スピンドルモータ11から騒音が発生する問題等が生じることとなっていた。
【0038】
一方、本実施形態に係る制御方法によれば(上掲図3参照)、バッファメモリ15に蓄積されるデータ量が増加していれば(図3のステップSa4:YES)、たとえデータ蓄積量が所定量Z以下であったとしても(ステップSa5:NO)、スピンドルモータ11の回転速度を上げるような極端な制御は行われない(ステップSa7)。すなわち、バッファメモリ15に蓄積されるデータ量が増加傾向にあれば、現在はたとえデータ蓄積量が所定量Z以下であったとしても、この後バッファメモリ15のデータ蓄積量が所定量Z以上になると予測できるので、制御部16は、スピンドルモータ11の回転速度を現状維持するのである。
このため、本実施形態に係る制御方法によれば、スピンドルモータ11の回転速度を上げ続けるといった極端な制御は行われず、従来において問題となっていたスピンドルモータ11における騒音や発熱量など諸問題は発生しない。
【0039】
C.変形例
上述実施形態はあくまでも本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の趣旨の範囲内で任意に変形を加えることができる。以下にそのいくつかを示す。
【0040】
(変形例1)
スピンドルモータ11の回転制御は任意に変形できる。
上述した実施形態においては、上掲図3に示したフローに従い、スピンドルモータ11の回転速度制御を行ったが、さらに判断基準を細分化して、スピンドルモータ11の回転速度制御を緻密に行うこととしてもよい。
たとえば、今回検出したデータ蓄積量Aと前回検出したデータ蓄積量Bとの差分値が所定量以上になる場合とそうでない場合とにおいて、スピンドルモータ11の回転速度の変化量を変えるよう制御を行ってよい。
【0041】
また、バッファメモリ15の記憶容量に対して70%のデータが蓄積された場合に対応する蓄積量Z1、50%のデータが蓄積された場合に対応する蓄積量Z2、30%のデータが蓄積された場合に対応する蓄積量Z3を予め求めておき、検出したデータ蓄積量Aと蓄積量Z1、Z2、Z3とをそれぞれ比較した結果により、スピンドルモータ11の回転制御をさらに緻密に行うようにしてもよい。そして、検出したデータ蓄積量Aが蓄積量Z1以下(30%以上)の場合と、Z1以上Z2以下(30%〜50%)の場合とで、スピンドルモータ11の回転速度の変化量を変えるよう制御を行ってよい。
【0042】
(変形例2)
上述実施形態に係る光ディスク再生装置100において、制御部16は、バッファメモリ15におけるデータ蓄積量Aを検出するとともに、前回に検出したデータ蓄積量Bとの大小関係の判断を行い、スピンドルモータ11の回転制御を行った。この判断内容も任意に変形することができ、たとえば、前回検出したデータ蓄積量Bだけでなく、その前に検出したデータ蓄積量C、さらにその前に検出したデータ蓄積量D、……、との関係まで考慮して、スピンドルモータ11の回転制御を行うようにしてもよい。
このような制御を行うことにより、データ蓄積量の変化量の変化、すなわちデータ蓄積量の変化率を算出することができる。この変化率を使ってスピンドルモータ11の回転制御を行うようにしてもよい。たとえば、「データ蓄積量が一定の割合で減少している場合(変化率がゼロである場合)」と、「データ蓄積量が加速度的に減少している場合(変化率がゼロでない場合)」とを区別し、各々の場合に基づいて、スピンドルモータ11に対する制御内容を異なるようにすることもできる。ここで、「データ蓄積量が加速度的に減少している場合」であって、かつ「データ蓄積量が閾量Zよりも少ない場合」は、スピンドルモータ11の回転速度を上げるように制御し、「データ蓄積量が加速度的に増加している場合」であって、かつ「データ蓄積量が閾量Zよりも多い場合」は、スピンドルモータ11の回転速度を下げるように制御するといった方法を採用することとしてもよい。あるいは、データ蓄積量の変化率の大きさに応じて、スピンドルモータ11の回転速度の変化量を異なるように制御することとしてもよい。
【0043】
(変形例3)
あるいは、所定時間あたりのデータ蓄積量の平均値(たとえば前回までの10サンプル分の平均値)と、今回検出したデータ蓄積量Aとを比較することにより、スピンドルモータ11の回転制御を行うようにしてもよい。このような制御を行うことにより、何らかの事情でデータ蓄積量に突発的な変化があった場合に、かかる事情を無視した制御を行うことができる。
【0044】
(変形例4)
本発明に係るプログラムを記録する記録媒体は任意である。CD−ROM(Compact Disc- Read Only Memory)やCD−R(Compact Disc-Recordable)等の光ディスクでもよいのは当然であるが、それ以外の記録媒体である。MO(Magneto Optical Disk)、MD(Mini Disc)等の光磁気ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク等の磁気ディスク等であってもよい。
また、かかるプログラムのインストール方法も任意であり、上述した記録媒体を使って光ディスク再生装置100のインストールすることとしてもよく、本発明に係るプログラムをネットワーク上のサーバに格納しておき、ネットワークを介して光ディスク再生装置100にインストールする、いわゆるネット配信を用いる方法を採ってもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光ディスク再生装置におけるスピンドルモータの回転速度を急に上げたり、停止したりすることにより発生する諸問題(スピンドルモータの騒音等)を解決するすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置100の構成ブロック図である。
【図2】 同光ディスク再生装置100のデータバッファ15の内容を説明するための模式図である。
【図3】 同光ディスク再生装置100の制御部16の制御内容を示すフローチャートである。
【図4】 従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
100……光ディスク再生装置、
10……光ピックアップ、11……スピンドルモータ、12……再生処理回路、
13……サーボ回路、15……バッファメモリ、16……制御部、
30……メモリ、31……CPU(Central Processing Unit)、
200……ホストPC、D……光ディスク、
90……光ディスク再生装置、91……光ディスク、
92……スピンドルモータ、93……光ピックアップ、94……再生処理回路、
95……バッファ。
Claims (9)
- 回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置であって、
供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、
前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理部と、
前記再生処理部により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶部と、
前記記憶部に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給する制御部と
を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 請求項1に記載の光ディスク再生装置において、
前記制御部は、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が予め決められる閾値より大きい場合に、前記光ディスクの回転速度を所定量下げるための前記制御信号を前記回転駆動部に供給するものであることを特徴とする光ディスク再生装置。 - 請求項1に記載の光ディスク再生装置において、
前記制御部は、前記変化量が負であり、かつ、前記残量が予め決められる閾値以下の場合に、前記光ディスクの回転速度を所定量上げるための前記制御信号を前記回転駆動部に供給するものであることを特徴とする光ディスク再生装置。 - 回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置であって、
供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、
前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理部と、
前記再生処理部により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶部と、
前記記憶部に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、前記残量の変化量の変化(以下、変化率という)が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動部に前記制御信号を供給する制御部と
を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 請求項4に記載の光ディスク再生装置において、
前記制御部は、前記変化量が正、前記変化率が正、かつ、前記残量が予め決められる閾値より大きい場合に、前記光ディスクの回転速度を所定量下げるための前記制御信号を前記回転駆動部に供給するものであることを特徴とする光ディスク再生装置。 - 請求項4に記載の光ディスク再生装置において、
前記制御部は、前記変化量が負、前記変化率が負、かつ、前記残量が予め決められる閾値以下の場合に、前記光ディスクの回転速度を所定量上げるための前記制御信号を前記回転駆動部に供給するものであることを特徴とする光ディスク再生装置。 - 回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置を制御するためのプログラムであって、
コンピュータを、
供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動手段と、
前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理手段と、
前記再生処理手段により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給する制御手段
として機能させるためのプログラム。 - 回転駆動させた光ディスクにレーザ光を照射することにより前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを外部に出力する光ディスク再生装置を制御するためのプログラムであって、
コンピュータを、
供給される制御信号に応じた回転速度で前記光ディスクを回転駆動させる回転駆動手段と、
前記光ディスクの回転速度に応じた速度で、前記光ディスクの再生処理を行い、再生データを順次生成する再生処理手段と、
前記再生処理手段により生成された再生データを外部に出力するまでの間、一時的に格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納される前記再生データの残量の単位時間あたりの変化量を検出し、前記変化量が正か否かの判断、前記残量の変化量の変化(以下、変化率という)が正か否かの判断、および前記残量が予め決められる閾値より大きいか否かの判断を行い、各々の判断結果に基づいて前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正であり、かつ、前記残量が前記閾値以下の場合には、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給し、前記変化量が正ではなく、かつ、前記残量が前記閾値より大きい場合にも、回転速度を維持するように前記回転駆動手段に前記制御信号を供給する制御手段
として機能させるためのプログラム。 - 請求項7または請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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