JP3896418B2 - スタンニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、豚の屠殺処理過程において、電気ショックを加えることで、豚を連続的に気絶させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
豚を屠殺する処理工程の中に、電気ショックを与えて豚を気絶させる工程がある。豚に電気ショックを与えて気絶させる作業は、逃げ回る豚を押さえ込むことで為し得ることであり、人手と労力の要る作業である。また、人間が感電する恐れもある危険な作業であることから、豚をある程度静止させなければならず、これにより、豚を囲いの中に追い込んで処理するが、豚が暴れたり、逃げ出したり、座り込んだりするために大量に処理できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような観点から、本発明は、豚が暴れたり、逃げ出したり、座り込んだりすることがないように、豚に電気ショックを与える作業が効率良く連続的に行える装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した問題に鑑み、本発明のスタンニング装置は、豚を一列で通路内に追い込み、その通路端の処理空間で、電気ショックにより、豚を連続的に気絶させるように構成した装置において、前記処理空間で、豚の動きを前方から止めるストッパーと、豚の一側方に設けられた固定挟持板と、駆動機構によって駆動されて、豚を前記固定挟持板と共に挟持するように、豚の他側方に配設される可動挟持板と、前記処理空間からの豚の後退を阻止するように、通路との間に開閉可能に設けられた後退阻止板と、豚に電気ショックを与えるスタンガンと、略L字形状の押し出し棒を有する押し出し機と、を備え、前記駆動機構の逆駆動で、前記可動挟持板が後退した際に、前記押し出し棒を回動させて、その一端を前記処理空間内に突き出させ、前記処理空間の開放側に向けて気絶した豚を押し出すことを特徴とする。
【0005】
前記駆動機構は、前記固定挟持板の背後に立設した支柱に設けられ、また、前記支柱に、スタンガンが吊り下げ可能に設けられていること、及び、前記固定挟持板及び前記可動挟持板は、豚がその下方を狭められた状態で挟持するように構成されていること、さらに、前記ストッパーは、豚のサイズに応じて前後方向に移動可能に形成されていることを特徴とする。
【0006】
このことにより、本発明のスタンニング装置は、可動挟持板が開くと共に、処理空間の開放側に気絶した豚の側部を押すように押し出し機が設けられていることから処理効率が良いものとすることができる。スタンガンは、豚の頭部のほぼ真上に吊り下げられるように構成されており、豚の頭部にスタンガンを当て易いものである。また、下方が内側に傾斜して配設される固定挟持板及び可動挟持板は、豚の足が狭められるように豚を挟持できることから、豚が座り込んだりすることがないものとなり、豚に電気ショックを加えて気絶させ易くすることができる。さらに、ストッパーで処理空間の前後を、豚のサイズに応じて移動させて、豚の動きが止められることから、安全で処理作業の効率が良いものとすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明のスタンニング装置を操作者側から見た正面図である。本発明のスタンニング装置は、豚が一頭だけ処理できるような処理空間を構成するスタンニングボックス1を備えている。このスタンニングボックス1には、豚の頭部が位置する前方に前支柱10a、及び、豚の尻部が位置する後方に後支柱10が立設して設けられている。また、後支柱10には、アーム11を前方に向けて直角に取付け、スタンニングボックス1の前方の上方で、スタンガン6が吊り下げられるように構成されている。このスタンガン6は、スタンニングボックス1内の豚に電気ショックを加えて気絶させるものであり、スタンガン6が豚の頭部のほぼ真上に吊り下げられることにより、豚にスタンガン6が当て易くなる。
【0008】
図2はスタンニング装置の左側面図である。図1及び図2に示すように、豚が入るスタンニングボックス1の入り口の前には、支柱15が立設して設けられおり、シリンダー9aで駆動される後退阻止板5が軸24で開閉自在に取り付けられている。この後退阻止板5は、通路内に一列に並んでいる豚を一頭だけ分断するものであり、さらに、後方の豚が前方の処理される豚を見て暴れないようにブラインドとしての機能も備えている。
スタンニングボックス1内に入った豚は、前方に設けられたストッパー2によって前進を阻止される。このストッパー2はストッパーベース22に取り付けられており、豚の大きさに対応して豚の前後方向に移動できるように、シリンダー9bに取り付けられて構成されている。ストッパーベース22の下部には、先が見通せるように開口部22a(図3参照)が設けられており、処理される豚に余分なストレスを感じさせないように配慮されている。
【0009】
固定挟持板3は、前支柱10及び後支柱10aに支持されて固定されている。この固定挟持板3は、下方に開口部8を有し、山折り及び谷折りにより、下方が狭まるように折り曲げられて取り付けられている。また、固定挟持板3の外側には、操作盤12及び押し出し機7とが取り付けられている。この押し出し機7は、スタンニングボックス1のほぼ中央に取り付けられており、豚の側部を押すように構成された押し出し棒7aと、押し出し棒7aを固定挟持板3の側面でその下方に設けられた開口部8から突き出すように回動させる回動軸7bとを備えている。
【0010】
図3は右側面図を示したものである。この図に示すように、スタンニングボックス1は、豚の一側方に設けられた固定挟持板3と、豚の他側方に配設される可動挟持板4とで、豚を挟持するように構成されている。このように、可動挟持板4は、山折り及び谷折りにより、下方が狭まるように折り曲げられ、下方が内側に傾斜して配設されている。これにより、固定挟持板3及び可動挟持板4は、豚の足が狭められるように豚を挟持できることから、豚が座り込んだりすることがないものとなり、豚に電気ショックを加えて気絶させ易いものとなっている。
また、可動挟持板4は、逆さL字形状の保持アーム4aの一辺に固着されている。この保持アーム4aは、可動挟持板4を前後2箇所で固着するように2本設けられており、2本の保持アーム4aを連結するように、連結アーム4bがその他辺上で固着されている。後方の保持アーム4aにおいて、その他辺の端部は、支柱10に軸21で回動可能に軸支され、また、逆さL字形状の角部は支柱10に取り付けられたシリンダー9に結合されている。
【0011】
図4はスタンニング装置の作動を示したものである。可動挟持板4は駆動機構シリンダー9で駆動されて開閉自在であり、スタンニングボックス1の操作者側に設けられた押し出し機7は、可動挟持板4と連動して作動するように構成されている。即ち、本発明のスタンニング装置は、駆動機構で駆動されて処理空間を閉じ、駆動機構の逆駆動で可動挟持板4が後退した際に、処理空間の開放側に向けて気絶した豚を押し出すものである。これにより、スタンガン6の電気ショックで豚を気絶させた後に、操作者はボタン操作で可動挟持板4を開放すると共に、気絶した豚を押し出し棒7aで、スタンニングボックス1の外に押し出すことができる。図中A及びBは、駆動機構の逆駆動で可動挟持板が後退する方向及び押し出し棒7aの回動方向を示す。また、その作動状態は一点鎖線で示した。
【0012】
【発明の効果】
本発明のスタンニング装置は、可動挟持板が開くと共に、処理空間の開放側に気絶した豚の側部を押すように押し出し機が設けられていることから処理効率が良い。スタンガンは、豚の頭部のほぼ真上に吊り下げられるように構成されており、豚の頭部にスタンガンを当て易いものである。また、下方が内側に傾斜して配設される固定挟持板及び可動挟持板は、豚の足が狭められるように豚を挟持できることから、豚が暴れたり、逃げ出したり、座り込んだりすることがなく、豚に電気ショックを加えて気絶させ易くすることができる。さらに、ストッパーで処理空間の前後を、豚のサイズに応じて移動させて、豚の動きが止められることから、安全で処理作業の効率が良いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンニング装置の正面図である。
【図2】スタンニング装置の左側面図である。
【図3】スタンニング装置の右側面図である。
【図4】スタンニング装置の作動を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 スタンニングボックス
2 ストッパー
2a ストッパーベース
2b ストッパー移動管
3 固定挟持板
4 可動挟持板
4a 保持アーム
5 後退阻止板
6 スタンガン
7 押し出し機
7a 押し出し棒
7b 回動軸
8、22a 開口部
9、9a、9b シリンダー
10 後支柱
10a 前支柱
11 アーム
12 操作盤
15 支柱
21、24 軸
22 ストッパーベース
Claims (4)
- 豚を一列で通路内に追い込み、その通路端の処理空間で、電気ショックにより、豚を連続的に気絶させるように構成した装置において、前記処理空間で、豚の動きを前方から止めるストッパーと、豚の一側方に設けられた固定挟持板と、駆動機構によって駆動されて、豚を前記固定挟持板と共に挟持するように、豚の他側方に配設される可動挟持板と、前記処理空間からの豚の後退を阻止するように、通路との間に開閉可能に設けられた後退阻止板と、豚に電気ショックを与えるスタンガンと、略L字形状の押し出し棒を有する押し出し機と、を備え、前記駆動機構の逆駆動で、前記可動挟持板が後退した際に、前記押し出し棒を回動させて、その一端を前記処理空間内に突き出させ、前記処理空間の開放側に向けて気絶した豚を押し出すことを特徴とするスタンニング装置。
- 前記駆動機構は、前記固定挟持板の背後に立設した支柱に設けられ、また、前記支柱には、スタンガンが吊り下げ可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスタンニング装置。
- 前記固定挟持板及び前記可動挟持板は、豚がその下方を狭められた状態で挟持するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスタンニング装置。
- 前記ストッパーは、豚のサイズに応じて前後方向に移動可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のスタンニング装置。
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