JP3895480B2 - 光波長合分波器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光波長多重通信に用いられる光波長合分波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、波長多重伝送システムにおいて、波長多重の多重度を増やし、光伝送量を増大させようとする試みがなされている。その実現には、波長間隔が1nm以下の複数の信号光を光合分波できる光波長合分波器が必要であり、例えば、1.55μm帯の波長多重通信においては、約0.8nmの波長間隔(周波数にして100GHz間隔)の複数の光信号を合波あるいは分波できる光波長合分波器が求められている。
【0003】
ところで、光波長合分波器の一例として回折格子がある。従来の回折格子を用いた光合分波器では、利用できる回折次数に制限があり、十分な分散が得られないことから、波長間隔を1nm以下にすることができなかったが、特願平1−65588号に、回折格子としてアレイ型導波路回折格子を用いることによって、波長分解能を向上させ、前記波長間隔を狭くする光波長合分波器が提案された。
【0004】
この提案の光波長合分波器は、図6の(a)に示すように、基板1上に、同図に示す導波路パターンを形成した導波路チップを有するものである。前記導波路パターンは、1本以上の並設された光入力導波路2の出射側に、第1のスラブ導波路としての入力側スラブ導波路3が接続され、入力側スラブ導波路3の出射側には、複数の並設されたアレイ導波路4が接続され、複数のアレイ導波路4の出射側には第2のスラブ導波路としての出力側スラブ導波路5が接続され、出力側スラブ導波路5の出射側には複数の並設された光出力導波路6が接続されてが形成されている。
【0005】
前記アレイ導波路4は、入力側スラブ導波路3から導出された光を伝播するものであり、互いに異なる長さに形成されている。なお、光入力導波路2や光出力導波路6は、例えば光波長合分波器によって分波される互いに異なる波長の信号光の数に対応させて設けられるものであり、アレイ導波路4は、通常、例えば100本といったように多数設けられるが、同図においては、図の簡略化のために、これらの各導波路2,4,6の本数を簡略的に示してある。
【0006】
光入力導波路2には、送信側の光ファイバが接続されて、波長多重光が導入されるようになっており、光入力導波路2を通って入力側スラブ導波路3に導入された光は、その回折効果によって広がって複数の各アレイ導波路4に入射し、各アレイ導波路4を伝播する。この各アレイ導波路4を伝播した光は、出力側スラブ導波路5に達し、さらに、光出力導波路6に集光されて出力されるが、各アレイ導波路4の長さが互いに異なることから、各アレイ型導波路4を伝播した後に個々の光の位相にずれが生じ、このずれ量に応じて集束光の波面が傾き、この傾き角度により集光する位置が決まるため、その位置に光出力導波路6を形成することによって、波長の異なった光を各波長ごとに異なる光出力導波路6から出力できる。
【0007】
例えば、図6の(b)に示すように、出力側スラブ導波路5を通って集光される波長λの信号(信号光)1は、#1に示す出力側導波路6の入射端7に集光され、出力側スラブ導波路5を通って集光される波長(λ+Δλ)の信号2は、#2に示す出力側導波路6の入射端7に集光され、出力側スラブ導波路5を通って集光される波長(λ+2Δλ)の信号3は、#3に示す出力側導波路6の入射端7に集光され、それぞれの入射端7から光出力導波路6に入射し、それぞれの光出力導波路6を通って、光出力導波路6の出射端8から出力される。
【0008】
そこで、図7に示すように、各光出力導波路6の出射端8に光出力用の光ファイバ10を接続することにより、この光ファイバを介して、前記各波長の光を取り出すことができる。なお、上記光波長合分波器においては、通常、光出力導波路6の出射端8に光ファイバ10を接続しやすいように、光出力導波路6の出射端8の配列ピッチφは、光ファイバ10の径φと等しい約250μmに形成されており、光出力導波路6の出射端8の配列ピッチは、光出力導波路6の入射端7の配列ピッチよりも大きく形成されている。
【0009】
このアレイ型導波路回折格子の光波長合分波器においては、回折格子14の波長分解能が回折格子を構成する各アレイ導波路4の長さの差(ΔL)に比例するために、ΔLを大きく設計することにより、従来の回折格子では実現できなかった波長間隔の狭い波長多重光の光合分波が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなアレイ導波路回折格子の光波長合分波器においては、作製された導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などのばらつきによって、光波長合分波器の波長特性にずれが生じると、出力側スラブ導波路5を通って集光される各波長の信号光が、例えば#1、#2、#3に示した光出力導波路6の入射端7に集光せずに、図6の(b)の9に示す位置に集光してしまうといったように、波長に換算して最大±0.5nm程度になるほど、光出力導波路6の入射端7から外れた位置に各波長の光が集光してしまうために、各波長の光を光出力導波路6に入射させることができなかった。
【0011】
なお、このような光波長合分波器により分波される波長ずれの問題を軽減する手段として、導波路チップに温度制御装置を組み合わせ、光導波路を形成する材質の屈折率の温度依存性を利用して、光出力導波路6の入射端7に集光される波長をシフトさせる方法が提案されているが、この方法を用いた場合は、±0.05nmといった極めて狭い範囲でしか通過波長を制御できないため、分波される波長がこの範囲を越えてずれてしまっている光波長合分波器は不良品となってしまう。したがって、このような方法を用いたとしても、上記のようなアレイ導波路回折格子を用いた光波長合分波器は、その製造歩留まりが低く、このことが、アレイ導波路回折格子を用いた光波長合分波器のコストアップを招き、実用化を妨げる要因となっていた。
【0012】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、製造ばらつきなどに起因する波長特性のずれが生じても不良品となることが少なく、製造歩留まりの向上を図ることができる光波長合分波器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本第1の発明は、1本以上の並設された光入力導波路の出射側に第1のスラブ導波路が接続され、該第1のスラブ導波路の出射側には該第1のスラブ導波路から導出された光を伝播する互いに異なる長さの複数の並設されたアレイ導波路が接続され、該複数のアレイ導波路の出射側には第2のスラブ導波路が接続され、該第2のスラブ導波路の出射側には複数の並設された光出力導波路が接続されて成る導波路パターンを有し、前記光入力導波路から入力された互いに異なる波長の複数の光信号を、前記アレイ導波路によって各波長ごとに位相差をつけて伝播させて各波長ごとに異なる光出力導波路に入射させ、互いに異なる波長の光を異なる光出力導波路から出力する光波長合分波器であって、前記複数の光出力導波路の各入射端は前記第2のスラブ導波路を通って集光すると予測される前記各波長の光の集光予測位置と、該集光予測位置に対して集光位置を隣りの波長の集光予測位置となる方向にずらした集光予測補正位置とに設けられて、前記複数の集光予測位置は等ピッチ間隔で配置され、また、集光予測補正位置も同じ等ピッチ間隔で配置されていて、集光予測位置と集光予測補正位置とは交互に配列配置されており、前記複数の光出力導波路は各集光予測位置と各集光予測補正位置から等間隔に引き出されている直線導波路の部位を介した後に間隔を広げて出射端に導出されており、前記光入力導波路から導入された波長多重光の各波長光は前記集光予測位置と集光予測補正位置とのうちの実際に集光される一方側のみの光出力導波路の出射端に接続された光ファイバを通して取り出されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0014】
また、本第2の発明は、上記本第1の発明の構成に加え、前記光出力導波路の出射端の配列ピッチを該光出力導波路の出射端側に接続される光ファイバの径に対して複数分の1の大きさとし、入射端を集光予測位置とした光出力導波路の出射端の配列ピッチと入射端を集光予測補正位置とした光出力導波路の出射端の配列ピッチとは等しい構成をもって課題を解決する手段としている。
【0015】
さらに、本第3の発明は、上記本第1または第2の発明の構成に加え、前記集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、これらの第1と第2の光出力導波路の入射端が等ピッチで交互に設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0016】
さらに、本第4の発明は、上記本第1または第2の発明の構成に加え、前記集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、これらの第1と第2の光出力導波路は交互に設けられて前記第1の光出力導波路同士は入射端が互いに等ピッチで配列し、かつ、前記第2の光出力導波路同士も入射端が互いに等ピッチで配列し、さらに、第1の光出力導波路の入射端と該第1の光出力導波路に隣り合う一方側の第2の光出力導波路の入射端との間隔は、該第1の光出力導波路に隣り合う他方側の第2の光出力導波路の入射端との間隔と異なる間隔と成している構成をもって課題を解決する手段としている。
【0017】
さらに、本第5の発明は、上記本第1または第2の発明の構成に加え、前記集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、前記第1の光出力導波路同士は入射端が互いに等ピッチで配列し、該第1の光出力導波路のピッチ間に複数の第2の光出力導波路が配列しており、各第1の光出力導波路に対して同じ配列順番目同士の第2の光出力導波路の入射端も第1の光出力導波路の入射端の配列ピッチと等しいピッチ間隔で配列されており、光入力導波路から導入された波長多重光の各波長光は前記第1の光出力導波路と該第1の光出力導波路に対して同じ配列順番目同士の第2の光出力導波路とのうちの実際に集光される一方側のみの光出力導波路の出射端に接続された光ファイバを通して取り出されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0018】
上記構成の本発明において、複数の光出力導波路の各入射端は、光がアレイ導波路によって各波長ごとに位相差がつけられて伝播した後に第2のスラブ導波路を通って集光すると予測される各波長の光の集光予測位置と、この集光予測位置に対して集光位置をずらした集光予測補正位置とに設けられている。
【0019】
そして、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製された場合には、第2のスラブ導波路を通って集光される各波長の光は、前記集光予測位置に集光し、この位置に入射端を形成した光出力導波路を通って出力され、一方、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されずに、光波長合分波器の波長特性にずれが生じたときに、そのずれ量によっては、前記各波長の光は、前記集光予測補正位置に集光し、この位置に入射端を形成した光出力導波路を通って出力される。
【0020】
そのため、例えば、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されて、光が集光予測位置に入射端を形成した光出力導波路を通って出力されるときには、この光出力導波路の出射端に光ファイバ等を接続して、この光出力導波路から出力される光を取り出し、一方、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されずに、光波長合分波器の波長特性にずれが生じ、集光予測補正位置に入射端を形成した光出力導波路を通って出力されるときには、この光出力導波路の出射端に光ファイバ等を接続して、この光出力導波路から出力される光を取り出すことにより、前記の如くアレイ導波路によって各波長ごとに位相差がつけられて伝播し、第2のスラブ導波路を通って集光する各波長の光を、光出力導波路を介して取り出せる確率が高くなり、製造ばらつきなどに起因する波長特性のずれが生じても不良品となることが少なく、製造歩留まりの向上が図られ、上記課題が解決される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図1の(a)には、本発明に係る光波長合分波器の第1実施形態例が示されており、同図の(b)には、同図の(a)の破線枠A内の一部が拡大して示されている。本実施形態例は図6に示した従来例の光波長合分波器とほぼ同様に構成されており、本実施形態例が従来例と異なる特徴的なことは、光出力導波路の入力端7を、出力側スラブ導波路5を通って集光すると予測される各波長の光の集光予測位置と、集光予測位置に対して集光位置をずらした集光予測補正位置とに設けたことである。
【0022】
なお、同図においては、7aが集光予測位置に形成された入力端を示し、7bが集光予測補正位置に形成された入力端を示しており、入力端7aを有する光出力導波路6は、従来例の光波長合分波器に形成された光出力導波路6と同様であり、本実施形態例は、従来例の光出力導波路6と同様に形成された、入力端7aを有する第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の間に間隔を介し、入力端7bを有する第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)を設けて構成されている。
【0023】
図2に示すように、本実施形態例において、各光出力導波路6の幅Wは、6.5μmであり、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の入射端7aと第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)の入射端7bは、交互に等ピッチで配列しており、この配列ピッチδxは、15μmである。また、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の入射端7aと第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3・・・)の入射端7bの間隔sは8.5μmである。なお、第1の光出力導波路6同士の入射端7aの配列ピッチΔxは、30μmである。
【0024】
第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3)の入射端7aにはそれぞれ、波長λの信号1、波長(λ+Δλ)の信号2、波長(λ+2Δλ)の信号3が入射し、さらに、第1の光出力導波路6(#An)の入射端7aには、波長[λ+(n−1)Δλ]の信号光が順に入射するように設計され、第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3)の入射端7bには、それぞれ、波長(λ+0.5λ)の信号光、波長(λ+1.5Δλ)の信号光、波長(λ+2.5Δλ)の信号光が入射し、さらに、第2の光出力導波路6(#Bn)の入射端7bには、波長[λ+{(n−1)+0.5}Δλ] の信号光が順に入射するように設計されている(nは整数)。また、波長1.55μm帯の波長多重通信における光波長合分波器への要求性能に対応させて、Δλは、0.8nmに設計されている。
【0025】
各光出力導波路6の隣り合う光出力導波路6との間隔は、入力端7(7a,7b)から曲がり角部13までの部位においては等しく形成されており、光出力導波路6の曲がり角部13から出射端8にかけて、隣り合う光出力導波路6との間隔が徐々に広くなるように形成されている。そして、図3に示すように、光出力導波路6の出射端8の配列ピッチは、出射端8に接続される光ファイバ10の径φの2分の1の値、すなわち、約125μmと成しており、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、#A4、・・・)同士の出射端8のピッチは約250μm、第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、#B4、・・・)同士の出射端8のピッチも約250μmと成している。
【0026】
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例でも従来例と同様に、光入力導波路2には、送信側の光ファイバが接続されて、波長多重光が導入されるようになっており、光入力導波路2を通って入力側スラブ導波路3に導入された光は、その回折効果によって広がって複数の各アレイ導波路4に入射し、各アレイ導波路4を伝播し、個々の光の位相にずれが生じ、出力側スラブ導波路5を通って集光する。
【0027】
そして、本実施形態例でも、例えば、図1の(b)に示すように、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されていれば、出力側スラブ導波路5を通って集光される波長λの信号1は、#A1に示す出力側導波路6の入射端7に集光され、波長(λ+Δλ)の信号2は、#A2に示す出力側導波路6の入射端7に集光され、波長(λ+2Δλ)の信号3は、#A3に示す出力側導波路6の入射端7aに集光されるといったように、各波長の光が第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の入射端7aに集光し、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)を通って出力される。
【0028】
また、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されずに、光波長合分波器の波長特性にずれが生じたときには、出力側スラブ導波路5を通って集光される各波長(λ、λ+Δλ、λ+2Δλ)の信号1,2,3は、光出力導波路6の入力端7aからずれた集光位置に集光し、前記波長特性のずれが、Δλ(=0.8nm)の半分程度である±約0.4nmのときには、各信号1,2,3は、それぞれ、第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)の入射端7bに集光されるといったように、各波長の光が第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)の入射端7bに集光し、第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)を通って出力される。
【0029】
そして、図3の(a)に示すように、光が第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)を通って出力されるときには、光ファイバ10を第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、#A4・・・)の出射端8に接続し、光が第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、#B4、・・・)を通って出力されるときには、同図の(b)に示すように、光ファイバ10を第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、#B4、・・・)の出射端8に接続することにより、光ファイバを介して各波長の光を取り出す。
【0030】
本実施形態例によれば、光出力導波路の入力端7を、出力側スラブ導波路5を通って集光すると予測される各波長の光の集光予測位置(7a)と、集光予測位置に対して集光位置をずらした集光予測補正位置(7b)とに設けることにより、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されたときはもちろんのこと、導波路パターンの膜などが設計どおりに作製されずに、光波長合分波器の波長特性にずれが生じたときにも、そのずれが、波長にして±0.4nm程度のときには、各波長の光を光波長合分波器から取り出すことができるために、各波長の光を、光出力導波路を介して取り出せる確率が高くなり、製造ばらつきなどに起因する波長特性のずれが生じても不良品となることを少なくし、製造歩留まりを向上させることができる。
【0031】
なお、前記の如く、導波路チップに温度制御装置を組み合わせ、光導波路を形成する材質の屈折率の温度依存性を利用して、光出力導波路6の入射端7に集光される波長をシフトさせる方法を用いることにより、波長のずれを±0.05nmの範囲内で補正することができるため、この方法を本実施形態例に適用することにより、波長のずれが±0.05nm以内のときには信号光を第1の光出力導波路6の入射端7aに入射させることができ、波長のずれが±(0.4±0.05)nmの範囲にあれば、第2の光出力導波路6の入射端7bに入射させることができる。
【0032】
そのため、光波長合分波器の製造ばらつきによる波長ずれ量の確率分布を標準偏差σ=0.2nmの正規分布とすると、出力側スラブ導波路5を通って集光される信号光が第1と第2の光出力導波路6のいずれかの入射端7a,7bに入射する確率(本実施形態例の光波長合分波器が製品として合格する確率)は25.3%となり、従来の光波長合分波器のように、波長のずれが±0.05nm以内のときにのみ製品として合格する確率の19.7%と比較すると、製造歩留まりを5.6%向上させることができる。
【0033】
また、本実施形態例によれば、光出力導波路6の出射端8の配列ピッチを、出射端8に接続される光ファイバ10の径φの2分の1の値とすることにより、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、#A4、・・・)同士の出射端8のピッチは約250μm、第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、#B4、・・・)同士の出射端8のピッチも約250μmと成しており、第1の光出力導波路6同士の出射端8のピッチと、第1の光出力導波路6同士の出射端8のピッチは、いずれも、光出力導波路6の出射端8に接続される光ファイバ10の径と同じ値であるために、図3に示したようにして、光出力導波路6の出射端8に光ファイバ10を接続する作業も非常に簡便に行うことができる。
【0034】
すなわち、光波長合分波器に接続する光ファイバ10を備えた光ファイバアレイの接続位置を、場合に応じて、光出力導波路6の出射端8の配列方向に適当量ずらして、光ファイバ10の先端側(接続端面側)を約125μmずらすだけで、光が第1の光出力導波路6から出力されるときでも第2の光出力導波路6から出力されるときでも、非常に簡便に光波長合分波器と光ファイバ10とを接続することができる。
【0035】
次に、本発明に係る光波長合分波器の第2実施形態例について説明する。本第2実施形態例は、上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、本第2実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、図4に示すように、第1の光出力導波路6(例えば#A2)の入射端7aと、この第1の光出力導波路6(例えば#A2)に隣り合う一方側の第2の光出力導波路6(例えば#B1)の入射端7bとの間隔を、この第1の光出力導波路6(例えば#A2)に隣り合う他方側の第2の光出力導波路6(例えば#B2)の入射端7bとの間隔と異なる間隔としたことである。
【0036】
なお、本第2実施形態例でも、上記第1実施形態例と同様に、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)と第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、#B4、・・・)は交互に設けられており、第1の光出力導波路6同士は入射端7aが互いに等ピッチで配列し、かつ、第2の光出力導波路6同士の入射端7bも互いに等ピッチで配列し、これらの配列ピッチΔxは共に40μmである。
【0037】
そして、第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)は、対応する第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)に対して、図の左側に、配列ピッチδx=15μmで形成されており、したがって、例えば第1の光出力導波路6(例えば#A2)の左側には、この第1の光出力導波路6(#A2)に対応する第2の光出力導波路6(#B2)が15μmのピッチで配列され、第1の光出力導波路6(#A2)の右側には、第2の光出力導波路6(#B1)が25μmのピッチで配列されている。また、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の入射端7aと対応する第2の光出力導波路6(#B1、#B2、#B3、・・・)の入射端7bとの間隔sは、8.5μmである。
【0038】
第1の光出力導波路6の出射端8と第2の光出力導波路6の出射端8との配列ピッチは、例えば第1の光出力導波路6(#A1)の出射端8と、この第1の光出力導波路6(#A1)に対応する第2の光出力導波路6(#B1)の出射端8との配列ピッチが100μmであるといったように、第1の光出力導波路6の出射端8と、対応する第2の光出力導波路6の出射端8とのピッチが100μmと成している。なお、上記第1実施形態例と同様に、第1の光出力導波路6の出射端8同士の配列ピッチは250μm、第2の光出力導波路6の出射端8同士の配列ピッチは250μmと成している。
【0039】
本第2実施形態例は以上のように構成されており、本第2実施形態例も上記第1実施形態例とほぼ同様に動作し、同様の効果を奏することができる。
【0040】
なお、本第2実施形態例では、上記のように、第1の光出力導波路6の入射端7aと、この第1の光出力導波路6に隣り合う一方側の第2の光出力導波路6の入射端7bとのピッチを15μm、この第1の光出力導波路6に隣り合う他方側の第2の光出力導波路6の入射端7bとのピッチを25μmと成しているために、前記波長ずれが、+0.3±0.05nmと、−0.5±0.05nmの範囲にあっても製品が合格となるため、標準偏差σ=0.2nmの正規分布では、製品が合格する確率は27.2%となり、従来例に比べて7.5%の製造歩留まり向上を図ることができる。
【0041】
次に、本発明に係る光波長合分波器の第3実施形態例について説明する。本第3実施形態例は、上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、本第3実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、図5に示すように、入射端7aが互いに等ピッチ(Δx=45μm)で配列している第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)同士のピッチ間に、複数の第2の光出力導波路6(#B1、#B2、・・・、#C3、#C4、・・・)が配列していることである。
【0042】
なお、本実施形態例では、第2の光出力導波路6は、#Bで示す光出力導波路6と#Cで示す光出力導波路6とが交互に配列しており、#Bで示す光出力導波路6の入射端7b同士は互いに等ピッチ(Δx=45μm)で配列し、#Cで示す光出力導波路6の入射端7c同士も互いに等ピッチ(Δx=45μm)で配列している。そして、#A、#B、#Cで示す光出力導波路6の入射端7a,7b,7cの隣り合う光出力導波路6の入射端7a,7b,7cとの配列ピッチδxは、15μmと成している。また、、#A、#B、#Cで示す光出力導波路6の入射端7a,7b,7cの隣り合う光出力導波路6の入射端7a,7b,7cとの間隔sは、8.5μmと成している。
【0043】
また、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の出射端8同士の配列ピッチは250μmと成しており、#Bで示す第2の光出力導波路6の出射端8同士の配列ピッチは250μm、#Cで示す第2の光出力導波路6の出射端8同士の配列ピッチも250μmと成しており、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の出射端8と第2の光出力導波路(#B1、#B2、#B3、・・・)の出射端8とのピッチは、約80μm、第1の光出力導波路6(#A1、#A2、#A3、・・・)の出射端8と第2の光出力導波路(#C1、#C2、#C3、・・・)の出射端8とのピッチは、約160μmと成している。
【0044】
言い換えれば、#A、#B、#Cで示す光出力導波路6の出射端8の隣り合う光出力導波路6の出射端8との配列ピッチは、約80μmと成しており、光出力導波路6の出射端8側に接続される光ファイバ10の径の3分の1と成している。
【0045】
本第3実施形態例は以上のように構成されており、本第3実施形態例も上記第1、第2実施形態例とほぼ同様に動作し、同様の効果を奏することができる。
【0046】
なお、本第3実施形態例では、上記のように、第1の光出力導波路6の入射端7aの配列ピッチ間に、複数の第2の光出力導波路6(#B1、#B2、・・・、#C3、#C4、・・・)が配列して、#A、#B、#Cで示す光出力導波路6の入射端7a,7b,7cの隣り合う光出力導波路6の入射端7a,7b,7cとの配列ピッチδxは、15μmと成しているために、前記波長ずれが、+0.27±0.05nmと、−0.53±0.05nmの範囲にあれば、出力側スラブ導波路5を通った光が#Bで示す第2の光出力導波路6に入射し、前記波長ずれが、−0.27±0.05nmと、+0.53±0.05nmの範囲にあれば、出力側スラブ導波路5を通った光が#Cで示す第2の光出力導波路6に入射する。
【0047】
したがって、標準偏差σ=0.2nmの正規分布では、製品が合格する確率は37.5%となり、従来例に比べて17.8%の製造歩留まり向上を図ることができる。
【0048】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、第1の光出力導波路6と第2の光出力導波路6の配列形態や配列間隔は必ずしも上記各実施形態例のようにするとは限らず、本発明は、複数の第1の光出力導波路6の各入射端7aが、出力側スラブ導波路5を通って集光すると予測される各波長の光の集光予測位置に形成され、第2の光出力導波路6の各入射端7(例えば7bや7c)が、集光予測位置に対して集光位置をずらした集光予測補正位置にとに設けられていればよい。
【0049】
また、光出力導波路6の出射端8の配列ピッチも、上記各実施形態例に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0050】
ただし、上記各実施形態例のように、第1の光出力導波路6の出射端8配列ピッチを、出射端8側に接続される光ファイバ10の径とほぼ同じ値とし、上記第1、第2実施形態例のように、#B群の第2の光出力導波路6の出射端8同士の配列ピッチを、前記光ファイバ20の径とほぼ同じ値とし、上記第3実施形態例のように、#B群、#C群の光出力導波路6のそれぞれの出射端8同士の配列ピッチを、前記光ファイバ20の径とほぼ同じ値とすれば、出力される光の経路(すなわち、どの光出力導波路6から出力するか)に対応させて、光ファイバ10を光波長合分波器に接続するときに、例えば図3に示したように、光ファイバ10を並設した光ファイバアレイをまとめてずらすことにより、非常に容易に接続することができる。
【0051】
さらに、上記各実施形態例では、光出力導波路6の幅をいずれも6.5μmとしたが、光出力導波路6の幅など、光波長合分波器の大きさは特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0052】
さらに、上記各実施形態例は、光ファイバ10を接続する前の状態の光部品としたが、本発明の光波長合分波器は、上記各実施形態例に示したような導波路チップに光ファイバ10を接続した状態の光部品としてもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されたときには、第2のスラブ導波路を通って集光される各波長の光を、集光予測位置に入射端を形成した光出力導波路に入射させ、一方、導波路パターンの膜厚、導波路幅、屈折率などがほぼ設計どおりに作製されずに、光波長合分波器の波長特性にずれが生じたときには、そのずれ量によっては、前記各波長の光を、集光予測補正位置に入射端を形成した光出力導波路に入射させることができるために、これらのいずれかの光出力導波路の出射端に光ファイバ等を接続して、この光出力導波路から出力される光を取り出すことにより、第2のスラブ導波路を通って集光する各波長の光を、光出力導波路を介して取り出せる確率を向上させることができる。
【0054】
したがって、本発明によれば、製造ばらつきなどに起因する波長特性のずれが生じても不良品となることが少なく、製造歩留まりの向上を図ることができる。
【0055】
また、光出力導波路の出射端の配列ピッチを該光出力導波路の出射端側に接続される光ファイバの径に対して複数分の1の大きさとした構成のものにあっては、光出力導波路の出射端側に光ファイバを接続するときに、光ファイバを光ファイバアレイとしてまとめて光出力導波路と位置合わせし、例えばこれらの光ファイバアレイをまとめてスライド移動させることにより、光ファイバを複数の光出力導波路の内1本おきの光出力導波路または複数本おきの光出力導波路に接続できるために、光出力導波路への光ファイバ接続を非常に行ないやすくすることができ、非常に容易に光波長合分波器を形成することができる。
【0056】
さらに、集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、これらの第1と第2の光出力導波路の入射端が等ピッチで交互に設けられている構成のものにあっては、光出力導波路の配列形態をこのようにすることで、非常に容易に、上記のような優れた効果を奏する光波長合分波器を形成することができる。
【0057】
さらに、前記第1と第2の光出力導波路は交互に設けられて前記第1の光出力導波路同士は入射端が互いに等ピッチで配列し、かつ、前記第2の光出力導波路同士も入射端が互いに等ピッチで配列し、さらに、第1の光出力導波路の入射端と該第1の光出力導波路に隣り合う一方側の第2の光出力導波路の入射端との間隔は、該第1の光出力導波路に隣り合う他方側の第2の光出力導波路の入射端との間隔と異なる間隔と成している構成のものにあっては、第2のスラブ導波路を通って集光する光が第1の光出力導波路からずれた場合に、第1の光出力導波路に隣り合う一方側の第2の光出力導波路の入射端側にずれた場合と、この第1の光出力導波路に隣り合う他方側の光出力導波路の入射端側にずれた場合との両方の場合に、光波長合分波器を合格品とすることができるために、製造ばらつきなどに起因する波長特性のずれが生じても不良品となることをより一層少なくすることができ、製造歩留まりの向上を図ることができる。
【0058】
さらに、前記第1の光出力導波路同士は入射端が互いに等ピッチで配列し、該第1の光出力導波路のピッチ間に複数の第2の光出力導波路が配列している構成のものにあっては、第2のスラブ導波路を通って集光する光が、第1の光出力導波路のピッチ間に複数の第2の光出力導波路のいずれかにずれた場合には、光波長合分波器を合格品とすることができるために、製造ばらつきなどに起因する波長特性のずれが生じても不良品となることをより一層少なくすることができ、製造歩留まりの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光波長合分波器の実施形態例を示す要部構成図(a)と、この光波長合分波器の動作を(a)の破線枠A内の一部拡大図により示す説明図(b)である。
【図2】本発明に係る光波長合分波器の第1実施形態例における光出力導波路6の配列状態を示す説明図である。
【図3】上記第1実施形態例の光波長合分波器に光出力用の光ファイバを接続する時の接続方法を示す説明図である。
【図4】本発明に係る光波長合分波器の第2実施形態例における光出力導波路6の配列状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る光波長合分波器の第3実施形態例における光出力導波路6の配列状態を示す説明図である。
【図6】従来のアレイ導波路回折格子の光波長合分波器を示す説明図(a)と、その動作を(a)の破線枠A内の拡大図により示す説明図(b)である。
【図7】図6に示した従来の光波長合分波器に光出力用の光ファイバを接続する方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基板
2 光入力導波路
3 入力側スラブ導波路
4 アレイ導波路
5 出力側スラブ導波路
6 光出力導波路
7,7a,7b,7c 入射端
8 出射端

Claims (5)

  1. 1本以上の並設された光入力導波路の出射側に第1のスラブ導波路が接続され、該第1のスラブ導波路の出射側には該第1のスラブ導波路から導出された光を伝播する互いに異なる長さの複数の並設されたアレイ導波路が接続され、該複数のアレイ導波路の出射側には第2のスラブ導波路が接続され、該第2のスラブ導波路の出射側には複数の並設された光出力導波路が接続されて成る導波路パターンを有し、前記光入力導波路から入力された互いに異なる波長の複数の光信号を、前記アレイ導波路によって各波長ごとに位相差をつけて伝播させて各波長ごとに異なる光出力導波路に入射させ、互いに異なる波長の光を異なる光出力導波路から出力する光波長合分波器であって、前記複数の光出力導波路の各入射端は前記第2のスラブ導波路を通って集光すると予測される前記各波長の光の集光予測位置と、該集光予測位置に対して集光位置を隣りの波長の集光予測位置となる方向にずらした集光予測補正位置とに設けられて、前記複数の集光予測位置は等ピッチ間隔で配置され、また、集光予測補正位置も同じ等ピッチ間隔で配置されていて、集光予測位置と集光予測補正位置とは交互に配列配置されており、前記複数の光出力導波路は各集光予測位置と各集光予測補正位置から等間隔に引き出されている直線導波路の部位を介した後に間隔を広げて出射端に導出されており、前記光入力導波路から導入された波長多重光の各波長光は前記集光予測位置と集光予測補正位置とのうちの実際に集光される一方側のみの光出力導波路の出射端に接続された光ファイバを通して取り出されていることを特徴とする光波長合分波器。
  2. 光出力導波路の出射端の配列ピッチを該光出力導波路の出射端側に接続される光ファイバの径に対して複数分の1の大きさとし、入射端を集光予測位置とした光出力導波路の出射端の配列ピッチと入射端を集光予測補正位置とした光出力導波路の出射端の配列ピッチとは等しいことを特徴とする請求項1記載の光波長合分波器。
  3. 集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、これらの第1と第2の光出力導波路の入射端が等ピッチで交互に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光波長合分波器。
  4. 集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、これらの第1と第2の光出力導波路は交互に設けられて前記第1の光出力導波路同士は入射端が互いに等ピッチで配列し、かつ、前記第2の光出力導波路同士も入射端が互いに等ピッチで配列し、さらに、第1の光出力導波路の入射端と該第1の光出力導波路に隣り合う一方側の第2の光出力導波路の入射端との間隔は、該第1の光出力導波路に隣り合う他方側の第2の光出力導波路の入射端との間隔と異なる間隔と成していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光波長合分波器。
  5. 集光予測位置に設けられている光出力導波路を第1の光出力導波路とし、集光予測補正位置に設けられている光出力導波路を第2の光出力導波路としたとき、前記第1の光出力導波路同士は入射端が互いに等ピッチで配列し、該第1の光出力導波路のピッチ間に複数の第2の光出力導波路が配列しており、各第1の光出力導波路に対して同じ配列順番目同士の第2の光出力導波路の入射端も第1の光出力導波路の入射端の配列ピッチと等しいピッチ間隔で配列されており、光入力導波路から導入された波長多重光の各波長光は前記第1の光出力導波路と該第1の光出力導波路に対して同じ配列順番目同士の第2の光出力導波路とのうちの実際に集光される一方側のみの光出力導波路の出射端に接続された光ファイバを通して取り出されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光波長合分波器。
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