JP3895380B2 - 洗浄調合剤及び洗浄調合剤を含有する製品 - Google Patents
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Description
本発明は、特に、ベビーワイプローションとして用いるために適したローション、及びこのようなローションを含有するベビーワイプに関連する。しかしながら、本発明は、これよりもより幅広い適用を有し、液体の形で、例えば、ガラス、プラスチック又はその他の材料の容器で、容器から直接にもしくは洗浄部材、例えば綿毛を含む又は綿毛からなる部材の使用によって皮膚へ塗布するため、使用者に提供されることを意図するローションを包含することは理解されるべきである。本発明はまた、ベビーワイプ以外の洗浄製品、例えば旅行時に、レストランで、家庭の場で及び他の場合に通常用いられるワイプを包含する。しかしながら、単純化のため、以下の記述は本発明の適用としてベビーワイプの分野に重点を置くであろう。
従来、ベビーワイプは水性洗浄調合剤で含浸された繊維材料の小さなシートからなる。このようなワイプは、例えば赤ん坊のおしめの交換中に赤ん坊の皮膚から尿及び排便を洗浄する手段として非常に受け入れやすいことが分かっている。しかしながら、洗浄目的のためには効果的であるが、このようなワイプは、通常、それ自体、後に残る湿気又は汚れの結果に対する皮膚のためのいかなる保護も備えておらず、それゆえベビーワイプの使用後に油を基とする材料を、例えばクリームの形で適用するのが一般的習慣である。
EP-A-328355及びEP-A-0613675は水中油滴形エマルジョン、なかんずくベビーワイプに用いるためのものを開示している。しかしながら、該エマルジョン中の油粒子のサイズ、または重要な意味のあることとして以下に検討される事項のいずれについても言及していないことが注目される。しかしながら、EP-A-328355の場合において、重合体の乳化が使用されることが特別に述べられている。
本発明の目的は、特に、ベビーワイプ、及びそのベビーワイプに使用するための液体調合剤であって、該ベビーワイプ及び液体調合剤は効果的な洗浄作用を有し、かつ皮膚に対する保護を与える油を含有するものを提供することである。該液体調合剤は安定であるので、そのまま貯蔵すること、より重要には、劣化することなしに長期に亘る期間、液体調合剤で含浸されたベビーワイプの貯蔵が可能である。該液体調合剤はまた、油の存在にもかかわらず、ある種の材料が赤ん坊自身の皮膚よりもむしろ赤ん坊を取扱う人間の皮膚に結局避けられずに残ることを心に留めて、皮膚に受入れ難いべたつく感じを起こさせないようにするべきである。
上述したEP-A-328355及びEP-A-0613675に開示された製造物の場合におけるように、本発明において採用した手段方法は水中油滴エマルジョンを用いることであり、その方法において高い比率の水が洗浄作用を与え、かつ油の液体粒子が所望の皮膚保護を提供することである。しかしながら、この手段方法の使用において遭遇する大きな問題の一つは十分に安定なエマルジョンを製造することの問題である。
このようなエマルジョンを用いるいくつかの公知の化粧品及び洗面用化粧品は、水性相に高い粘度を与える材料の添加によって該エマルジョンの安定性を達成する。しかしながら、そのようなやり方は、水性相の増大した粘度が洗浄作用を弱め、かつ繊維シートに該液体を塗布することを困難にするので、ベビーワイプに関しては望ましくないことである。EP-A-328355に開示された重合体の乳化はまた、該重合体が粘度を増加させるという理由で、不都合である。
本発明によると、連続的水相及び非連続的油相を有するエマルジョン形態の洗浄調合剤であって、該調合剤は少なくとも該水相中に存在する防腐剤系を包含し、該油相は容積で1μmより大きくない中間粒子径を有する粒子からなる該洗浄調合剤が提供される。該中間粒子サイズは好ましくは0.5μmより大きくなく、より好ましくは0.3μmより大きくなく、もっとも好ましくは0.2μmより大きくない。該粒子の容積の少なくとも約98%が好ましくは、2μmより大きくなく、より好ましくは1μmより大きくなく、もっとも好ましくは0.5より大きくない径を有する粒子の形態にある。該調合剤は好ましくは、150mPa.s未満、より好ましくは50mPa.s、及びもっとも好ましくは5mPa.s未満の粘度を有する。該防腐剤系は、該調合剤の全重量に基づいて好ましくは1重量%未満、より好ましくは0.8%重量未満に等しい量で、好ましくはフェノキシエタノールを含有する。該防腐剤系の別の好ましいは、フェノキシエタノールとともに用いることができるパラベン化合物である。
本発明はさらに、上記に説明した洗浄調合剤又はそのための濃縮物を製造するための方法であって、連続的水相及び非連続的油相を有する粗大エマルジョンを形成する工程、及び少なくとも一回該エマルジョン全体をホモジナイザーを通して少なくとも本質的に通過させることによって、均質化されたエマルジョン中の油相が所望の中間粒子径を有する粒子からなるようにする工程を包含する方法を提供する。
粗大エマルジョンをホモジナイザーに通す工程は、複数回行なうことができ、かつ好ましくは高い圧力のホモジナイザーを用いて行われる。この圧力は好ましくは100バールを越え、より好ましくは少なくとも175バールである。
好ましい実施態様において、該方法はさらに、均質化されたエマルジョンを水性稀釈液で稀釈する工程を包含し、該稀釈液は好ましくは防腐剤系の少なくとも一部を含有する。該稀釈液は該防腐剤系の初めの部分を含有することができ、かつ該防腐剤系の残りの部分は稀釈後に添加され、この場合、該防腐剤系の残りの部分は好ましくは油溶解度の最大の比率を有する成分又はそれらの混合成分を包含する。本発明の方法の一つの実施態様において、該防腐剤系の該初めの部分がフェノキシエタノールを含有し、かつ該防腐剤系の該残りの部分が少なくとも一種のパラベン化合物を含有する。
本発明はまた、本発明による洗浄調合剤又は本発明の方法により製造された洗浄調合剤を有する支持体を包含する洗浄製品を提供する。該支持体は好ましくは柔軟性であり、かつ好ましくは不織布である
本明細書においては、種々の化学物質は、産業において普通に用いられる命名法を使用して引用され、そして、米国、ワシントン州、D.C.20036-4702、スウイート300、N.W.、第17通り、1110の化粧品、洗面用化粧品及び芳香協会により刊行された国際化粧品構成成分辞典(第5版、1993年)に表示されるであろう。
添付図面において:
図1は本発明による方法の一つの好ましい実施態様を実施することを含む工程を図解的に示す。
図2〜6は種々のエマルジョンに対する粒子サイズ分布を示すグラフであり;
図7及び8はそれぞれ粗大エマルジョン及び均質化されたエマルジョン粒子の顕微鏡写真であり;
第9図は、比較にために、数種のエマルジョンの粒子サイズ分布を示すグラフであり;及び
図10は、図4に関連するものと同じエマルジョンについてであるが、異なる装置を使用して測定されたグラフである。
図1を参照して、本発明による方法の一つの形態を実施することを含む工程がここにより詳細に記述されるであろう。
組成物が部で示される場合、これらは重量部である。
工程は以下の通りである。
工程1:調合
油相及び水相は別々に製造される。この例においては以下のものからなる。
油相
水相
精製水(12部)
油相において、ジカプリリル エーテル及びカプリル酸/カプリン酸トリグリセライドは油であり、そして使用者に適切な感じを与えるために鉱油が含まれる。Ceteareth-12及びCeteareth-20は界面活性剤であり、下記工程3で油及び水相が混合される時エマルジョンが形成されるようにし、かつ洗浄剤として作用するようにするためには両者が供給される。本明細書に記述された全ての成分と同様に、代替品が使用され得るということは認識されよう。例えばイオン性界面活性剤が、非イオン性であるCeteareth-12及びCeteareth-20の代わりに使用され得る。
以下に述べられることから明らかであるように、6部の油相は最終生成物において全組成物の6%に相当する。その使用量は好ましくは1〜10%であるが、この使用量より多くとも少なくとも使用することができる。この段階での油及び水相の使用量の合計はこの例においては18部であることが分かる。該油相の使用量が変えられる場合、また水相の使用量も変えられるべきである。好ましくは、油相の重量に対する水相の重量の比は少なくとも0.5:1であり、より好ましくは少なくとも1:1である。
工程2:相の加熱
水相及び油相はそれぞれ別々に約50℃の温度に加熱される。この温度は、油相の全ての成分が溶解されるであろうことが安全であると考えられ得る時の本質的に最小の値であるように選択される。Ceteareth-12及びCeteareth-20はそれぞれ34−37℃及び39−42℃の凝固点範囲を有し、3種の油は25℃において全て液体である。油相の成分の全てがここに示された温度よりも高い温度を有するならば、該相を50℃以上に加熱することが必要であるかも知れず、また反対に、油相の成分のどれもが上述したこれらのいずれのものと同じくらい高い融点を有さないならば、該相を50℃と同じくらい高い温度に加熱することが必要でないかも知れないということは理解されよう。実際、一度混合された油相及び水相(下記工程3参照)が十分に高い温度であって、エマルジョンをなお形成することができるくらい油相の温度が十分に高い限り、水相は上記雰囲気温度に加熱される必要は全くない。
加熱中、低強度攪拌が、例えばプロペラ又は別の形式の翼混合器を用いて実施される。これは、加熱が十分に均一であり、かつ油相の場合、種々の成分を共にブレンドすることを助けるということを両相に対して保証するものである。
工程3:乳化
油相及び水相は互いに混合される一方、同時に攪拌が施される。これは該混合物の温度を50℃に維持しながら実施される。普通は、油相が水相に添加されるであろうが、逆にするよりもむしろ、これが水中油滴エマルジョンを形成するための標準的実施である。該攪拌は翼型ミキサーにより実施され得、一方の相の他方の相への添加が行われる間、混合は通常比較的に激しいことが必要とされ得る。この混合はまたタンク内回転翼/固定子ホモジナイザーにより実施され得るが、このような激しい混合は通常必要とされないであろう。該油相の添加比率は混合の強さに合わせて調整することが必要であろう。油相があまりに早く添加される場合には、混合処理中の混合物の温度が全ての成分の融点以上であっても、外見上固体の油相材料が混合を行う容器中に形成され得るということが分かっている。この現象は、しかしながら、一時的であり、高強度攪拌が続けられる場合、さらに油を添加しなくとも、該固体の材料は見られなくなる。
全ての油相が添加されると、攪拌は続けられるが、より低い強度で行われ、該混合物の温度は雰囲気温度、すなわち25℃に達するまで降下することが許される。
工程3の生成物は粗大エマルジョンであり、その中の水相は連続相であり、かつ油相は液滴の形態、すなわちそれは非連続相である。(これらは本明細書では液滴及び粒子のようにいろいろに引用されるが、異なる用語に使用によって意味が付けられるように限定をつける意図はない。)。該油の液滴は径においてサブミクロンメートルのものから100ミクロンメートルぐらいのもの、あるいはそれ以上の大きさのものまでサイズにおいて非常に多様である。
このような一つの粗大エマルジョンの容積粒子サイズ分布は、日本国、京都市、南区、吉祥院、宮ノ東の堀場株式会社から入手可能な堀場LA-500粒子サイズ分析器を用いて測定され、その結果は図2に示され、下記表1に表示される。
容積中間粒子サイズは3.90μmであった。径において5.0μm未満の粒子の形における粒子容積の百分率は54.8%であった。粒子サイズの標準偏差は20.36μmであった。最大四分位数値は22.80μmであり、四分位数範囲は21.07μmを示した。本明細書で用いられる用語“容積中間粒子サイズ”は、粒子の全容積の50%が特定値よりも大きな有効径を有する粒子からなり、かつ50%が特定値よりも小さい有効径を有する粒子からなることを意味する。該粒子の有効径は、粒子が実際に有する容積を持ち、好ましくは球形であった場合に粒子が持つであろう径である。
実際の粒子サイズはLA-500により測定されたサイズよりも十分に小さいものであると信じられること、あるいはLA-500が非常に小さい粒子サイズを現実に測定することができないという事実の結果としてのこの点について述べられるべきである。絶対粒子サイズが関心を持たれる限り、我々の均質化エマルジョンにおいて我々が関心を持つ非常に小さな粒子サイズについて、少なくとも、より正確な結果は同じ会社から入手可能な別の粒子サイズ分析器、LA-910から得られると信じられる。LA-910から得られたある結果は本明細書において後ほど報告される。しかしながら、LA-500から得られた結果は、それが種々の環境下に存在する粒子サイズの比較を示すものであり、それを本明細書で表1〜5に表示されることを目的とするためである限りにおいて少なくとも有効であると信じられる。
図7は粗大エマルジョンの顕微鏡写真であり、そこには40μmほどの大きさの大きな粒子が見られる。
この粗大エマルジョンの安定性は比較的に低い。そのまま放置しておくと短期間でクリーム化が急速に起りはじめる。すなわち、水の密度よりも小さい密度を有する該油の液滴は混合物中で上方に移動する傾向を示し、互いに凝集しはじめるであろう。その安定性は、例えば、翼混合器よりもより小さな粒子を発生するであろう、タンク内回転翼−固定子ホモジナイザーの使用により改善することができる。しかしながら、粗大エマルジョンの比較的低い安定性はここに記述した方法の目的からして影響力が小さくなるように、粗大エマルジョンは貯蔵されず、処理での次ぎの工程に素早く移され、処理中、以下に述べるように、非常に高い安定性が達成されるので、これは必要ではない。
工程3で製造されたエマルジョンは、油相6部に対し水相12部、すなわち2:1の比を含むということは注目されるであろう。以下の本質的な検討で説明されるように、その他の比を用いることができるが、2:1の比が特に好ましいということが分かっている。
この方法の終りにおいて最終的に得られるローションは、全量を100部とするために、さらに82部の水又は水溶性物質を含有する。かくして、工程3の終りで粗大エマルジョン中の該油が12部の水だけで稀釈されるのに対して、最終生成物において、該油は94部の水によりいわゆる稀釈される。これを別の方面に持っていくために、、最終生成物に比べて、94/12=7.83(約8)の率で粗大エマルジョンは濃縮されるものとしてみなされ得る。これは8倍濃縮として以下に引用される。種々の濃度の使用が以下に検討される。
工程4:均質化
該粗大エマルジョンは、ホモジナイザーを経由して第1タンク(これはその中で粗大エマルジョンが形成された一つであってもよく、また別のものであってもよい。)から第2タンクへ通過させることにより微細エマルジョンに変換される。この工程が実施される間、第1タンク中の該粗大エマルジョンはクリーミングを防止するために攪拌し続けられる。攪拌はまた第2タンクにも適用される。ホモジナイザーを経由するエマルジョンの通過は、一般的にその温度を典型的には約10℃ほど上昇させるので、第2タンクでの攪拌の適用は任意であるが、攪拌は均質に冷却することを確実にする利点を有する。
工程4で用いられたホモジナイザーは好ましくは高圧ホモジナイザーである。効果的に作動するとみられる高圧ホモジナイザーの一種は、ドイツ国、リュウベックD-23519のAPV Gaulin社から入手可能である(Gaulinホモジナイザー)。Gaulinホモジナイザーにおいて、均質にされるための液体は、剪断作用及びキャビテーション/バブルを引き起こす、1バール未満の圧力降下が起こる、狭い隙間を通過する、ピストンポンプ装置によって発生された高圧下に押し込められる。隙間の下流側では液体がぶつかる表面の代表的速度は300m/sであり、そのためバブルの衝突及び破裂により粒子の粉砕が引起こされる。
上記ホモジナイザーはこの方法では350バール〜700バールの圧力で用いられる。このより高い圧力でなされた均質化は、より低い圧力でなされた均質化よりもめだつほど良好ではないので、それゆえ、適切な均質化は350バール以下の圧力でなされ得るということを推測することは意味があることである。
本発明において効果的に使用される高圧ホモジナイザーの別の種類は、米国、マサチュセッツ州02164-9101、ニュートン、オシッペ街30のMicrofluidics International Corporationから入手可能である。これは175バール、350バール及び700バールの圧力で効果的に使用されるが、これよりも高い又は低い圧力が用いられ得るということを信じる理由がある。このホモジナイザーは相互作用室を使用し、そこでは2つの高圧流が微小流路中を高速度で相互に作用する。剪断、衝突及びキャビテーションの力が粒子サイズの減少を達成するために該液体に作用する。
これらのホモジナイザーの運転の上述の記述はわれわれの知識及び信念のベストをつくしてなされたものであるが、それらの詳細が正しいということを保証できないということは理解されるべきである。しかしながら、上記に提示した種類のホモジナイザーは本発明の方法に効果的に用いることができるということにとどめておこう。
工程4で製造された均質化生成物中の輸送の液滴のサイズは、粗大エマルジョン中の液滴のサイズに比べて大きく減少されている。典型的には、該中間粒子サイズは1μm未満である。さらには、その粒子サイズの広がりは粗大エマルジョン中の粒子よりもより多く狭く、たとえあっても、数μmよりも大きなサイズを有する粒子は非常に小さいパーセントを占める。図8は均質化されたエマルジョン粒子の顕微鏡写真であり、もはや大きな粒子は目に見えない。このエマルジョンは、350バール、雰囲気温度(25℃)でGaulinホモジナイザーを一度経由して粗大エマルジョンを通過させることにより製造された。
350バールの圧力下、Gaulin Lab 40ホモジナイザーを使用して製造された、このような一つの均質化されたエマルジョンの容積による粒子サイズ分布は、上記に提示されたLA-500分析器により測定され、その結果が図3に示され、かつ下記表2に表示された。
中間粒子サイズは0.58μmであった。5.0μm未満の径の粒子の形態における粒子容積の百分率は100%であり、事実3μmより大きな粒子はほとんど観察されなかった。粒子サイズの標準偏差は0.39μmであった。最大四分位数値は0.88μmであり、最小四分位数値は0.405μmであり、四分位数範囲は0.475μmを示した。
既に述べたように、絶対粒子サイズはLA-500分析器で得られた測定値によってより正確に示され、かつ下記表6は、表3、これはLA-910で得られたものであるが、に対応する結果を示すということが確信される。この対応するグラフは図10として示される。表6から、中間粒子サイズは0.164μm、粒子サイズの標準偏差は0.087μmであるとして決定され得る。1.151μmより大きな粒子サイズは発見されない。
中間粒子サイズ及び標準偏差は、均質化されたエマルジョンをホモジナイザーへ二回以上の通過を施すことによりさらに減少させることができる。図3及び表2に引用された上記記載のエマルジョンを同一条件下で同じホモジナイザーを用いて第2の通過を施した結果を図4及び表3に示す。
この均質化されたエマルジョンの中間粒子サイズは0.39μmであり、これはホモジナイザーへの一回の通過後の同じ実施態様に対する0.58μmの値に比べて30%以上減少したことになる。1μmより大きな粒子サイズは発見されなかった。粒子サイズの標準偏差は0.13μmであった。最大四分位数値は0.51μmであり、最小四分位数値は0.30μmであり、四分位数範囲は0.19μmを示した。
均質化処理への温度のなし得る効果は、その他の条件は変化させないで、50℃の温度下で、図3(表2)及び図4(表3)で示された方法を繰り返すことにより研究された。第1通過のものに対しては図5及び表4に、及び第2通過のものに対しては図6及び表5にその結果を示す。
第1回通過後の中間粒子サイズは0.51μmであり、25℃で得られた0.58μmの値に比べてわずかに減少した。しかしながら、50℃での第2の通過は中間粒子サイズをさらに減少させる上で目に見えるような効果を有さず、また0.51μmの値を示した。さらに、25℃における場合とは違って、第2の通過は最大粒子サイズの減少において測り得る効果は見られなかった。したがって、ただ1回の通過を用いる均質化を施すことが望まれた場合、より高い温度の使用は有利ではあるが、さらに良い結果はより低い温度での複数回通過を用いることにより達成され得るということが明らかである。
1回通過後の粒子サイズの標準偏差が0.295μmであったということは記録として注目に値する。最大四分位数値は0.67μmであり、最小四分位数値は0.34μmであり、四分位数範囲は0.33μmを示した。2回通過後では粒子サイズの標準偏差は0.29μmであった。最大四分位数値は0.67μmであり、最小四分位数値は0.34μmであり、四分位数範囲は0.33μmを示した。
ホモジナイザーの入口に接続されるタンクへホモジナイザーの出口を連続的に再循環することにより工程4を操作することがまた可能である。しかしながら、これは粗大エマルジョンのいくらかの部分が複数回ホモジナイザーを通過するかもしれない一方、その残りの部分がタンク中に残り、決してホモジナイザーを通過しないかもしれないという不利益を有する。したがって、このモードの操作は、少なくともいくらか大きな粒子が残り、より小さな粒子へ破壊されないという可能性を避けるという観点からは望ましくない。
工程5:稀釈
水性稀釈剤が、例えば次ぎの組成により製造される:
精製水(80.1部)
フェノキシエタノール(0.9部)
安息香酸ナトリウム(0.4部)
EDTA四ナトリウム(0.1部)
フェノキシエタノールは水溶性の液体であり(少なくともこの濃度において)、このリストに示された最後の2種は水溶性の固体である。水性溶液を形成するために3種のすべてが精製水中で攪拌される。これらはバクテリア及びその他の望ましくない微生物の成長を阻止するために生成物に組込まれる防腐剤系の部分を形成する。防腐剤系の残りの成分は下記工程6に組込まれるが、その理由は該工程に関連して説明される。
工程4で製造された均質化されたエマルジョンは室温で同時に攪拌しながら上述された稀釈剤に添加される。該攪拌は液滴のどんなクラスターも破壊され、かつ稀釈剤のいたるところに分散されることを確実にする効果を有する。これを生じさせるためには比較的小さなエネルギーが要求され、したがって攪拌は激しくされる必要はないということが分かっている。翼型攪拌機がこの目的のために適していることが分かっているが、別の型、例えばタンクの内容物が通過される静電混合器がその代わりに用いられかもしれない。
稀釈剤にエマルジョンを添加することよりもむしろ、エマルジョンに稀釈剤を添加することができ、そして、少なくとも理論において、製造される生成物の性質の観点からみてこうすることが好ましいと考えられるかもしれない。この方法において、エマルジョンの最初の滴が稀釈剤に入る場合どっと稀釈されるよりもむしろ、エマルジョンが徐々に稀釈される理由はこれである。突然の稀釈は界面活性剤の油滴を極端に減らすという危険が少なくとも理論において存在する。しかしながら、事実、稀釈はあまり長い期間実施されないのであれば、この問題は実際に重要でないことが分かっている。どのような場合にしろ、濃縮されたエマルジョンは用途のために、濃縮された粗大エマルジョンの容積よりもむしろかなり大きい容積を持つ容器中に保持されることが要求されるので、エマルジョンに稀釈剤を添加することは製造の観点から見て不利益である。
工程6:調合完結
次ぎの配合剤が攪拌を伴って工程5で製造された組成物に添加される。
メチルパラベン(0.2部)
プロピルパラベン(0.1部)
フラグランス(0.1部)
メチル及びプロピルパラベンは防腐剤系の残りの成分を形成する。両者は油に非常に良く溶け、かつ水中で比較的に低い溶解性を有するので、工程5よりもむしろ、工程6でこれらを添加する理由は、これら2つの成分が油よりもむしろ水中に可能な限り多く溶解することを確実にする試みの立場からである。工程6で添加する理論的背景は、この工程の開始時には工程5の開始時に存在する水の5倍を越えるほど多くの水が存在するからであり、メチル及びプロピルパラベンが水及び油の間に分離される限り、これらがより大容量の水の存在があるこの方法のこの時点で添加される場合、水に溶解する比率がより大きくなるからである。工程5で添加され、また油中にある量で溶けるフェノキシエタノールは、その水溶解性がパラベンの場合におけるよりも非常に大きいという理由で、工程5で添加され得るということが付け加えられるべきである。
防腐剤が油相よりもむしろ水相中に可能な限り早く溶解することを確実にすることに努める理由は、防腐剤が阻止しようとする微生物の成長が水相にのみ存在することができ、油相はもともと殺菌性であるということからである。
別の防腐剤系は上述したものの一つに用いることができ、かつ上述した系はそれが含有する成分の量に関して変更することができるということは認識されるべきである。実行可能であると信じられるこのような一つの変更はフェノキシエタノールの使用量を0.9%から0.7%に減少することである。この減少をもってしても、防腐剤系の効果は満足に現れる。しかしながら、フェノキシエタノールをさらに0.5%に減少することは適切でなく、フェノキシエタノールのこの量を用いる系は殺菌作用の好ましいレベルを有さないことが見出だされた。
結局、工程6の一部として、クエン酸がpHを調節するために添加される。全配合量を100部にすることから、添加されるクエン酸の量は0.1部とされることになる。しかしながら、いかなる特殊な状況において添加されてもその量はpHを5.5にするために要求される量である。したがって、クエン酸の添加前の組成物のpH(これは常に5.5よりも大きい)を決定し、及び次いで所望のpHを達成するために要求されるクエン酸の量を正しく添加することがなされるべきことである。
かくして製造されたローションは次いで、必要ならばローションが雰囲気温度に達することが認められた後、得柔軟性のある繊維支持体への塗布のため直ちに使えるように貯蔵され得る。通常ではローションが製造される短期間、すなわち2、3時間内に行われる塗布を期待するかも知れないが、ローションは要求されるべきさらにより長い期間貯蔵するために充分に安定である
典型的には、用いられた支持体材料は不織布、例えばビスコースとポリエチレンテレフタレート又はポリプロピレンとの50:50ブレンドからできている。これは任意の従来の方法、例えば支持体がチューブを横切って通過する一方、支持体と接触している該チューブ中に開口を通して強制される方法により塗布され得る。典型的には、塗布は、製造しようとされるベビーワイプの支持体数に等しい幅を有するロールから巻き戻された支持体上に施され、次いでローションがそこに塗布された該支持体が個々のワイプを製造するために切断されよう。しかしながら、上記記述は説明のためだけに与えられるものであり、種々の従来の方法がベビーワイプ製造のための技術に利用可能であるということが理解されるべきである。
該ローションの粘度は非常に低く(典型的には5mPa.s未満)、すなわちその粘度はこの立場から本質的に水のように挙動する。それゆえ、より多くのビスコース材料のための場合ではないが、支持体材料への塗布が非常に容易である。さらには、その低粘度はその洗浄能力を増強すると信じられる。
上記記述は、濃縮された粗大エマルジョンが製造され、該粗大エマルジョンが均質化され、次いで該均質化され製造物が最終生成物を与えるように稀釈される方法に焦点を合わせた。しかしながら、最初の粗大エマルジョンがより多くの量の水を充分含有するならば、さらなる水は均質化後添加する必要はないということは理解されるべきである。この方法において得られた最終生成物は濃縮された粗大エマルジョンを均質化し、次いで該均質化材料を稀釈するにより得られたものと本質的に区別することができない。しかしながら、稀釈された材料を均質化することは、濃縮に比べて、要求されたエネルギー、特に加熱のためのエネルギーの量を大いに増大させるので、それゆえ好ましくない。
図面の9図は、いくつかの異なる方法により得られた生成物のために、堀場LA-910粒子サイズ分布分析器により測定されたものとして、典型的粒子分布をプロットされたグラフである。線3は、濃縮された粗大エマルジョンが均質化され次いで稀釈される場合、及び既に均質化された粗大エマルジョンが均質化される場合の両者についてGaulinホモジナイザーを用いて得られた典型的分布を表示するグラフである。単一線が両者を示す。線1は、稀釈された粗大エマルジョンのタンク内均質化を施した結果を示し、かつ線2は、濃縮された粗大エマルジョンについて同じ方法を実施したけっかを示す。線1及び2の両方に対する中間粒子サイズ、及びそれらの粒子サイズ分布は線3の場合よりも非常に大きいということが分かるであろう。線1及び2は、ホモジナイザーが均質化されるべきエマルジョンを含有するタンク内に配置され、かつ該ホモジナイザーがそこを通ってタンクから液体を引抜く入口及び該ホモジナイザーがそこを通ってタンク中に液体を排出する出口を有するようにされた場合の方法の結果を示す。このような場合において、液体のある部分は決してホモジナイザーを通過しないのに対して、他の部分は一度以上通過することができるということが可能であることが理解されるであろう。これに対して、直列形式に用いられるGaulinのようなホモジナイザーでは、全ての液体が、一回の通過であるか一回を越える通過であるかに依存して一度又は二度以上ホモジナイザーを通過する。
本発明による方法を実施するための特定の例を以下に示す。
例
(a)濃縮液バッチの製造
以下は濃縮液バッチの製造の記述である。濃縮液バッチサイズは10kgであった。材料の下記量が使用された:
油相
1110g 鉱油
555g ジカプリルエーテル
555g カプリル酸/カプリン酸トリグリセライド
555g セテアレス(Ceteareth)-12
555g セテアレス(Ceteareth)-20
水相
6670g 精製水
該油相が均一な加熱を確保するために翼攪拌装置で静かに攪拌しながら50℃に攪拌された。該水相が均一な加熱を確保するために翼攪拌装置で静かに攪拌しながら50℃に攪拌された。該油相が翼型攪拌装置を用いて急速に攪拌しながら該水相に添加された。次いで全油相が添加された後、該混合物はそれが25℃に達するまで静かに攪拌された。乳化された濃縮液は、第1バルブに315バール、及び第2バルブに35バール、合計の有効圧力350バールを設定してGaulin Lab 40を通して処理された。次いで該濃縮液は同じ設定でGaulinを2回通過された。
(b)濃縮液バッチの稀釈
以下の記述は最終ローションの配合を製造するための該濃縮液の稀釈に関する。製造されるための最終ローションバッチはサイズで2000gであった。この工程において、稀釈水相は以下のようにして製造された:
稀釈水相
10.0g フェノキシエタノール
8.0g ソルビン酸カリウム
2.8g ベンズアルコニウムクロライド(BKC)(50%溶液)
2.0g 四ナトリウムEDTA
1.2g クエン酸
1614.0g 精製水
稀釈水相の成分は一緒に添加され、全ての成分が溶解するまで翼型混合器で攪拌された。攪拌速度は以下に早く成分が溶解するかで決定する。
次ぎの工程において、上記(a)で述べたごとく製造された濃縮液360gが翼型混合器で攪拌を続けながら該稀釈水相中に添加された。該濃縮液が添加された後、組成物を完成するため香料0.1gが添加された。全ての成分が添加された後、該ローションは、濃縮物の均一な稀釈及びローション中の香料の均一な混合を確実にするため約10分間攪拌された。
この例がこの明細書において先に記述したものと異なる防腐剤系を使用できるということは注目されるべきである。
最後に、本発明により製造されたエマルジョンの安定性に関するいくつかのデータを下記の表に示す。該安定性は下記の格付け表によって評価され、そこでは該エマルジョンの外観は7段階のうちの一つに割当てられた。1〜4のいずれかに格付けられたエマルジョンは完全に満足できるとみなされ、6又は7の格付けは満足できず、及び5の格付けは過渡的であるとみなされる。
下記の点が上記安定性データ表に関して注意されるべきである:
1.安定性データ表(2)において、“生成物の説明”に対する記入は下記の意味を有する:
(a)“2倍稀釈”−油及び乳化剤の量は二等分される。すなわち鉱油1.0%、ジカプリリルエーテル0.5%、カプリル酸/カプリン酸トリグリセライド0.5%、セテアレス(Ceteareth)-12 0.5%、セテアレス(Ceteareth)-20 0.5%
(b)“基剤配合の油相75%”−油及び乳化剤の量が75%に減少された。
(c)“鉱油のみ”−ジカプリリルエーテル及びカプリル酸/カプリン酸トリグリセライドが除かれ、鉱油4%が使用された。
(d)“鉱油のみ、2倍稀釈”−鉱油2%が存在し、ジカプリリルエーテル及びカプリル酸/カプリン酸トリグリセライドはなく、及びセテアレス(Ceteareth)-12及びセテアレス(Ceteareth)-20はそれぞれ0.5%。
(e)“全乳化剤1%”−セテアレス(Ceteareth)-12及びセテアレス(Ceteareth)-20の量がそれぞれ0.5%に減少、すなわち合計で1%。
(f)“全乳化剤0.5%”−セテアレス(Ceteareth)-12及びセテアレス(Ceteareth)-20の量がそれぞれ0.25%に減少、すなわち合計で0.5%。
(a)〜(f)における比較の標準はいずれの場合も上記工程1〜6を参照して引用された組成物である。
2.安定性データ表(4)において、“生成物の説明”に対する記入は下記の意味を有する:
(a)“25℃(50℃)でパス”−25℃(50℃)で均質化。
(b)“1パス”、“2パス”−ホモジナイザーを1回(2回)通過。
3.例1、5、7〜13及び16〜19において、防腐剤系は下記のものから構成された。
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
安息香酸ナトリウム 0.4%
四ナトリウムEDTA 0.1%
フェノキシエタノール 0.9%
例2及び14において、フェノキシエタノールの量を0.7%とした以外、同一の系が使用された。
例3、4、6及び15において、防腐剤系は下記のものから構成された。
フェノキシエタノール 0.5%
ソルビン酸カリウム 0.4%
四ナトリウムEDTA 0.1%
塩化ベンズアルコニウム 0.07%
4.記載“方法”に対する用語“濃縮”は、エマルジョンが図1に示された方法により製造され、均質化され(工程4)、次いで稀釈された(工程5)、均質化された濃縮液を有することを意味する。用語“全ローション”はエマルジョンが最終生成物において要求された水性相の全てを工程4において既に存在して形成されたことを意味する。
5.中間粒子サイズは堀場LA-500を使用して測定されたもので、ここではその他の測定を出すためにLA-910は使用されなかった。したがって、これらの測定の絶対値に特別の信頼は置かれない。重要なことは貯蔵段階後に測定された粒子サイズと製造後に測定された粒子サイズとの間の比較である。この表に示されるように、一方の測定と他方の測定との間に実質的に変化はない。
該表から見ることができるように、例1〜6、9、13〜15、17及び19は安定性の観点から見てすべて満足であった。その他の例の比較例としての不合格は2つの結論を導く。
1.乳化剤の適切な量は存在しなければならない(例7、8、10、11、12参照)。
2.より大きな粒子サイズは結局より大きな不安定性となる(例16及び18参照)。
しかしながら、例えば比較的短い安定期間が受け入れられた場合、もしくは高い温度での安定な貯蔵が要求されなかった場合には、比較例の不合格として述べられた例でさえ、いくらかの実用性を持っているということができることは注目されることである。
本発明の方法の総合的な成功と比較すると、均質化工程なしに安定なエマルジョンを製造しようとする本発明者による試み、及びそこから得られる小さな粒子サイズはほとんど一様に失敗であった。
Claims (5)
- 連続的水相及び非連続的油相を有する粗大エマルジョンを形成する工程、
該粗大エマルジョン全体を少なくとも一回ホモジナイザーに通して少なくとも本質的に通過させることによって、均質化されたエマルジョン中の油相が1ミクロンより大きくない容積中間粒子サイズを有する粒子からなるようにする工程、
フェノキシエタノールを含有する水性希釈液体で該ホモジナイズされたエマルジョンを希釈する工程、
希釈後に少なくとも1種のパラベン化合物を添加する工程
を包含する連続的水相及び非連続的油相を有するエマルジョンの形態の洗浄調合剤を製造する方法。 - 粗大エマルジョンをホモジナイザーに通す工程が複数回行われる請求項1に記載の方法。
- 均質化が高い圧力のホモジナイザーを用いて行われる請求項1又は2に記載の方法。
- 該圧力が100バールを超える請求項3に記載の方法。
- 該圧力が少なくとも175バールである請求項4に記載の方法。
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